※この作品はR-18です。

花騎士に欲望をぶつけたい単話集   作:ドンケルハイト

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▲イルソーニョ・エネルヴィーノ

 花見

 世界花の加護によって年中いつでも桜が咲いているブロッサムヒルにおいては、近所の公園に休日ピクニック程度の行事だ

 でも毎年「やっぱ春がいいよね」と地元民・観光客ともにフェリアの花園に殺到している

 人が集まると、害虫だけでなく人の厄介者も詰めかける

 たとえば、酒盛りの口実が欲しい呑兵衛・・・

 真っ昼間の草原の真ん中、大勢の花見客に囲まれて、べろんべろんに泥酔した花騎士がふしぎなおどりを踊っていた

 ワイン工房ラベリタ・エネルビーノ当代主人カベルネ・ソーヴィニヨンその人である

 工房と商品の宣伝兼出張販売をしに、れっきとした仕事で来ていたはずなのだが、なんか当たり前のように宴席に混ざって一緒に呑みまくって・・・その結果がこの有り様である

「うふふふふふ~♪たのしくなってきましたねぇ~?」

 酒が入ってたいへん上機嫌だ

 もう近場の人に手当たり次第突撃しては絡んでいる

 あとなぜか脱いでいる

 たわわな乳を揺らして暴れて、しかも股間を揉んで回る

 ある男のところで、ついに逆に捕まえられた

 あれよあれよと担ぎ上げられ、物理的にホテルにお持ち帰りされたが、カベルネに抵抗する素振りは無い

 むしろ今にも寝落ちせんばかりに隙だらけだ

 だらしない顔とのギャップが激しいセクシーな下着に包まれた、小さくもグラマラスな体がそこにある

 ならばすることはひとつだけ

 下着ごしの乳に触れる

 弾力を持ちつつも加えた力の通りに変形する

「んぇへへへ、しゅけべぇ・・・」

 起きているやら寝てるやら・・・

 こんな極上の肉体を投げ出して、誘っているようなものだろう

 下着をずらすと、まさしく溢れると形容するにふさわしい様子で、ふたつの水風船が解放される

 顔をうずめれば芳醇でかぐわしい香りが広がる

 蒸れているのはなにも谷間だけではない

 胸を触られて下のほうもムンムンしてきている

「もぉ~、すけべさんなんですから~」

 カベルネは一応起きてはいたらしい

 もっとも、今もって酩酊状態なのでこれを意識がある状態とは言い難いところであるが

 酒くさい口に舌を入れてみると、反射的にしゃぶりついた

 続行に支障はない

 いよいよ面積の心許ないショーツまでも突破され、カベルネの肢体は男の欲から逃れられなくなった

 男も酒が入っていて自制心など溶けて無くなっている

 興奮のままに欲棒を押し当て、狙いも定めずこすりつける

 竿は徐々にカベルネの汁で濡れ、カベルネの淫口は緩む

 やがて、手で支えることもなく、自然に体がひとつとなる

 とろける膣肉の感触に、男は挿入を果たすと同時に自らも果てる

 中に出した制服感から性欲が増進される

 カベルネは抱きついて続きを催促する

 男は理性なき猿と化し、ひたすらにカベルネの体を求める

 乱暴に最奥をノックし、排卵しろと命令する

 今度は狙いをつけて、子宮に密着して、確実に射精する

 体に電流が迸り、強く痙攣して男は目覚めた

 自宅だ

 今まで目の前に居たカベルネはどこへ?

 二日酔いで痛む頭をフル回転させるが、記憶の切れ目が見つからない

 あられもない格好で踊っていたカベルネは実在したのか?

 答えは飲みかけのワインのボトルだけが知っている

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