※この作品はR-18です。

花騎士に欲望をぶつけたい単話集   作:ドンケルハイト

92 / 174
▲ペポ、色情霊に犯される

「あぁぅ・・・うぅぅぐぅ・・・」

 誰に気付かれることもなく、一体の霊が嘆きの声を漏らしていた

 強い未練から消えることも成仏もできず、しかし誰も未練は晴らせない

 いつからこうしていただろうか

 長い年月の末同じ想いの霊が集まり、固まり、ひとつの存在として変質していた

「あの・・・大丈夫ですか?何があったか聞いてもいいですか?」

 ついに自分に向けられた声

 その主は緑髪の美少女

 心配そうな顔で覗き込んでいる

 成就の時は来たれり

 ゆっくり腕を伸ばすと、少女は躊躇なく両手で包み込んだ

 それをきっかけに、霊は少女に襲いかかった

「きゃっ!?んぶっ!?」

 膜のように覆いかぶさり、少女の体を吟味する

 そしてそのまま取り憑いた

「えっ!?えぇっ!?」

 少女は驚くが、無理に抵抗しようともしない

 霊がニヤリと笑った・・・ような気がした

 

 

「うーん、なんなんでしょうこの幽霊さん」

 なんか連れてきてしまったが、ペポは対処のしようもなく困っていた

 こうなったら未練の元を探すしかないかなと考えていた

「ひゃあ!?」

 突然尻を撫でられる感触

 物理的なものではない

「あっ、あのっ、どうしたんですか!?」

 どうしたもこうしたもない

 こいつは数々の童貞の魂のレギオンなのだから

 理性をなくした悪霊はあーうー呻きながらペポの体をまさぐるだけである

 街中でも関係なく脚を撫で、二の腕を揉み、うなじの匂いを嗅ぐ

「なんかずっとえっちなことばかりされてるような気が・・・」

 気のせいではない

 歪んだ色欲の吹き溜まりなのだから

 ペポの着替えや入浴に鼻息(もう呼吸してはいないが)を荒らげ、もぞもぞした後に何かを勢いよく噴き出した

 その行為は日増しにエスカレートしていく

 人目の少ない場所なら脇や股間に顔?をつっこんで思いきり吸ったり、突起した部分を擦り付けて身震いするような行動をとるようになった

 ペポが困惑して恥じらうほどに突起は増え、噴き出す何かをペポに向けて発射する

 触る場所も、乳首やクリトリスが加わった

「あ、あのっ!そろそろペポだって怒りますよ!?」

 そう言って抵抗しても、美少女の罵倒はご褒美ですと言わんばかりに体にまとわりつくのである

 物理体を持たないため抵抗も衣服も何も意味をなさず、柔肌がいいように弄ばれる

 毎日毎日繰り返し愛撫と噴射を受け続けるペポ

 しかし一般人には見えもしないため協力してもらうことすら難しい

 そう、たとえ昼日中の大通りで膣をかき回されても

 うずくまるペポを心配して声をかけてくれる人も居たが、ただ大丈夫と言うほかなかった

 耐えるペポの姿に興奮したのか、霊が両の乳首を吸いあげる

 声を抑えようとするペポだが、絶頂で呻きが溢れる

 何が起きているかわからないからこそ心配した群衆が注目の視線を向ける

 羞恥に顔を染めるペポの中に今までより太い感覚が侵入していく

「ひっ、や・・・おち、ん、だめ・・・」

 霊のペニスらしき箇所が自分を蹂躙しようとしている

 それがわかったところでペポにはもはや為すすべがない

 霊は霊でもう辛抱たまらんといった様子で、恥じらい身悶えるほどピストンが加速する

 ペポの脳裏に火花が弾け、腕は脱力し嬌声が出るのを抑えられない

 群衆が呼んできた騎士団長が現場に到着したその時、ペポは声を上げて絶頂した

 多少は霊感のある騎士団長には、ペポが霊に中出しされてイった瞬間がはっきり見えた

 見えてしまった

 ひとしきり欲望の塊を吐き出すと、勝手なもので霊はさっさと成仏していった

 団長は素早くペポを回収して去ったものの、しばらくペポに避けられる生活になるのだった

 

 ちなみに童貞霊はあの世で「霊感美少女最高!死んでよかった!」と言っていたのがバレて、お盆で帰ってきたところをアエオニウムにお仕置き浄化されたらしい

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。