男子校クラス転移ハーレム 俺以外のクラスメートが女体化してんだが⁉ 作:マガガマオウ
前略地球の両親様
俺は今、異世界に来ています。
何でもこの世界は現在消滅の危機にあるそうです、と言うのもそもそもこの世界は二人の男女の神によって創造された世界らしく、この二人の夫婦神の間には様々な容姿や個性を持つ神々が誕生したそうです。
そして、二人は自分たちの子供である神々に一律の愛と試練を与えそれを乗り越える為の知恵を教え兄弟で助け合う事の尊さと優位性を学ばせ、皆を差別する事無く大切に育たてと言い伝えられています。
その為かは分かりませんがこの世界において、種族間での差別は存在せず皆が夫婦である創造の二柱神の子神の子孫でありすべての種族が兄弟と云う共通認識があるそうで、この世界に国と言う枠組みは無く二柱神の子神の誰を崇拝している宗派の里又は街であるかで分けられており、子神の誰を崇拝していても究極的は二柱神が信仰の対象となっているそうです。
では何故俺達が異世界に召喚されたかと言うとですが……何事にも例外と言われるものは存在しているもので、二柱神の産んだ子の中にもそう言う類の神が居たそうです。
その神は自分こそか二柱神から世界のすべてを引き継ぐに相応しいと豪語し、他の兄弟神特に異形の特徴を持つ神を迫害していたらしいのです。
そんな彼に迫る実力を持つ別の兄弟神が迫害を受けていな兄弟神と共に迫害を受けた兄弟神を守り、かの神と激しく争い結果かの神を世界から追放して世に平和をもたらしました、とここで話が終われば良かったのですがそう簡単には行きません。
争いに負け世界を追われた神はいつかはこの世界を己が物にしようと争いより数百年の後に自らの尖兵たる眷属を送り込みました、当然この世界の住民も黙って侵攻を許す程惚けてはいませんから応戦はしたそうです。
だが攻めてくる彼らも同じ親神から生まれた神の眷属だと嘘偽りなく伝えれていた彼らには、命を奪えず追い返す事でしか対処が出来なかったそうです。
ですが向こうは殺してでも奪い取るというスタンスで攻めてくる訳ですからね、一方的に押されてしまう事態になりそこでこの世界の住人達は自分たちの神に祈りを捧げ、神々は異界より自分たちとは縁もゆかりもない第三者を召喚したというのが事の顛末であり今に続く話となっているそうです。
そこだけ聞くと自分たちの身内とは本気で戦えないから第三者を代わりに戦わせよとしている風に見えますが、実際今の所はかの神の眷属と向き合い方は召喚者に一任するのが通例となっているそうで、戦うか戦わないか判断はもちろん倒すか生かすかも含め俺達で決めていいそうです。
さてここ迄でこの世界で知りえた情報を書き連ねてきました、お二人に送る宛もない意味の無い現実逃避を続けるのも苦しくなってきました。
……あぁ、分かってるんだよ……これが今自分の身に起きてる事に対しての逃げでしかない事ぐらい分かってるんだ……でもさ、いいじゃんちょっとぐらい……だって冷静になって考えてみてくれ、今の俺て女体化して見た目美少女成ってるとは言え元男を一発やってくれと言われてるんだぜ?
向こうからしても男に掘られるってのは忌避感が凄まじい訳で……そりゃ、孤立するよな普通?
さらに言えばだが、実は俺には二人幼馴染が居るんだ、例によって二人とも男だったんだが今回の異世界召喚で美少女化してんだけど、二人ともこの世界に来てから様子がおかしい。
如何可笑しいかと言うと具体的には……そう、最近だと俺が昼飯食ってる時の事なんかがいい例だ。
「探したぞ色男!今日も辛気臭い面しってんな!」
「ここに居たんだね真人!今日は一緒にご飯食べよ!」
そう言ってここ最近の俺の日常風景になりつつある一人の孤独めしの時間を明るい調子で邪魔してくるのは、溌溂系のノリの幼馴染でありこの年まで友人関係の続く二人の親友の内の一人
そして純粋に昼食の同伴を誘いに来たのは、少し大人しめで引っ込み思案だが付き合ってみると案外根は明るい性格をしているもう一人の幼馴染であり親友の
「薫に聖か……お前は変わんねぇな、この状況で付き合いを切らねぇのかよ。」
周りの級友たちが露骨に俺と距離を取っているのに薫ともう一人との距離はこの状況でもあまり変わってない。
「何だよ?俺と真人の中だろ、お前の人となりは理解してるつもりだし付き合い方を変えるつもりはねぇよ。」
「そうだよ、人が嫌がる事は絶対しない、なにより他者に対して優しすぎるぐらい気を使ってくる真人が、僕たち女体化した位で人が変わるとも思えない。」
「薫……聖……お前ら!……ありがとな。」
流石は幼稚園からの幼馴染だけあって俺の人となりは理解してくれている、この世界の住人達も無理強いしてまで襲えと言ってこない分、こうして悠長に事を構えられて訳だがそれでもこの二人以外では余りいい意味でに視線は受けないのだ。
「いいって!いいって!そう言う水臭い乗りはさぁ、実際クラスの奴らも真人に持ってる印象は良く分かってないってのが大多数だし、今まで誰にも声掛けられてないから皆覚悟はしてても音沙汰なしで肩透かし状態だって言ってたぞ。」
「え゛?」
「男子校って事もあるけど、うちのクラスって顔は良い人が多かったけど恋人いない人ばっかりだし来るなら早く来て欲しいっとも言ってたね。」
「なっ!」
あれ?じゃあ、今まで感じてた敵愾心ありありのあの視線は一体?
「真人ってさ、基本受け身だけど人に親切にするときは積極的じゃん。」
「クラスの同級生や学校内に限らず、外でも家でも困ってる人が居たら真っ先に声を掛けに行くし、そういう所以外に見られてたりすし、根暗って言う程内気でもなくてウザがられる程陽気って訳でもなくて付き合い易いからそこまでマイナスイメージもないし、今度から普通に話しかけてみなよ。」
俺の印象ってそこまで悪くは無いのか?って事は、ずっと感じた視線はいつ来るか分からない不安からくるものだったらしいちゅー事はだ……おい!まさか俺が自意識過剰だっただけじゃねえか!
「……あのさ真人、ずっと君を探してたんだある事を伝えたくて。」
今までの恥ずかしい勘違いに顔を覆って悶絶していると、頬を赤く染めた聖が真剣な表情で見つめていた。
「真人が男女関係では常時初心な性格だって事を承知で言うね、今夜君の寝所に行くよ……君に抱いて貰う為に。」
「な!」
意を決して告げられた聖の宣言に、さっきまでの痛い自分の心情など追い流され脳が思考を止めた。
「……あ~ぁ、聖にさき越されたかぁ~。」
「へっ⁉」
思考が止まった状態で更に薫も何やら不穏な事を言い始め、俺は状況を理解できず間抜けな声を出す。
「真人みたいなヘタレはこっちからグイグイ行かないと、ずっと進展無しのままになりそうだったからな……俺も、今夜あたり夜這いでも仕掛けようと考えてたんだ。」
「……。」
薫まで突拍子もない事を言い出しぞ!いや、意味は分かるんだ意味はだけど……今の今までずっと同性でそれも、親友だと思ってた二人に迫られてる状況を混乱せずに受け止められるかと言われれば……誰しもがとは言えずとも大半の人間は戸惑うに決まってる。
「と言う訳だから、真人今夜は覚悟してね。」
「逃げないでくれよ、まっ逃げようとしたって追っかけるけどな!」
「……。」
二人の言葉に圧を視線に熱を混ぜつつその場を動こうとしない二人に挟まれ、恐々としながら昼食を喰らう事で気を紛らわせようとするが緊張で味を感じない……今夜どうしよう。