「んっ……ふぐっ……ああぁっ……!」
シャンデリアの薄暗い灯りと甘く濃密な匂いが漂う部屋のキングサイズのベッドの上で、立香は仰向けで身動きがとれないまま、官能に喘いだ。
「おねえちゃん、おねえちゃんっ……」
「ああ、お姉さま、素敵……」
自分に絡みついて、その乳房や秘所に指や手を這わせていた少女たちがうっとりと、立香を呼ぶ。
体は言うことを聞かず、全身に倦怠感とも浮遊感ともつかない奇妙な感覚に包まれ、腹の下のところから、とろとろとした情欲がとめどなく溢れている。
「エリセっ……有砂ちゃんっ……!」
抵抗の響きを滲ませて、嬲る二人の名前を呼ぶ。
「ふふっ、エリセ。立香お姉さまが呼んでいるわよ」
その言葉に、エリセは手を止めて、蕩けた顔を立香に寄せた。
その目に正気はなく、情欲と興奮と期待に満ちた光が灯っていた。
「んっ……!?」
唇が重なる。
そのまま、それの間から、舌がそのまま入り込んできた。
(だめっ……!)
流されまいと己に喝を入れようとするが、欲情した身体はすんなりとそれを受け入てしまう。
舌と舌がエリセの唾液の味と共に絡み蠢いく。
立香の思考とは裏腹に、自ら舌を絡めあい、エリセの唾液を啜る。
エリセは驚いたように目を見開くが、直ぐにその目に悦びを浮かべ、唇が離れる。
立香の窄まった唇を分け入って、エリセの舌が引き抜かれる際にちゅぽん、と潤った音がして、唇と唇の間に透明な橋を作った。
「ああ……おねえちゃん、だいすき……!」
そのまま、立香の首に腕を回して、抱きしめて、唇だけのキスをする。
少女特有の柔らかなその感触の心地よさに、立香は震えた。
まずい、と心の醒めた部分が言う。
胸の中で、どうしようもなく欲情が疼いていた。
目の前にいる二人を貪りたいという欲望が首をもたげる。
その唇を味わい、その肌に舌を這わせ、その乳房に指を埋め、その秘所に自分のそれを重ねて交わりたい。
抱きしめて言葉をささやき、全身で少女たちを感じて、自分という存在を刻みつけたい。
そんな想像をして、立香は自分の茂みから蜜がとろりと流れるのを自覚した。
それを見たのか、あは、と
「お姉さま、とても気持ちよさそう」
「ふふっ、藤丸さんも楽しんでいるようで、なによりですわ」
息を荒くしたまま、興奮を滲ませた声に目を向けると、
「わたくしもそちらに混ざろうかしら」
その淫蕩な笑いに、咎めるような視線を向けて、何かを言おうとした瞬間、乳首に電流が走って、遮られる。
「お母さま、駄目。今夜は私達がお姉さまを気持ちよくするの」
「あらあら。ごめんなさいね、有砂。藤丸さんがとても可愛らしくて、ついお邪魔してしまったわ」
それだけならば仲の良い母子の他愛もない光景なのに、女達が裸でまぐわい合うこの場では、どこまでも歪つに映った。
と、その時だ。
「おねえちゃん、おねえちゃん……!」
膝立ちで身体を起こしたエリセが淫蕩に染まった女の声で、秘所を立香の口元に押し付た。
「んぷっ……」
鼻まで塞がれたわけではないので、息はできるが、かわりにエリセの花びらからうっすらと湧いた泉の匂いが立香の理性を翻弄する。
そのままエリセは、猫が人の足に身体を寄せて匂い付けするように、その花びらを立香の口に擦りつけ始めた。
「あはっ、エリセも夢中になっちゃって。可愛い」
愉しそうな
直後、乳首を指で玩ばれていた感触が唇の窄まりに咥えられたものに代わった。
その瞬間、
「ひぐっ……!」
音を立てて吸い付かれ、おもわず息が止まる。
慣れれば痺れる程度だった指の愛撫が強烈な性感に取って代わり、ぞくぞくと駆け上った。
そのまま、立香の叢の浅い所をなぞる様に軽く弄っていた
同時に別のくぐもった水の音がする。
立香のそれを責めるのと一緒に自分のそれも慰めているらしい。
膣の中を行ったり来たり、何かを探るように、時折内側から押したり擦るように動かし、立香はその感覚に上がりかけた声を飲み込んだ。
(やばっ……この
ある一点に触れられた瞬間、立香はびくん、と体を震わせた。
「うふふっ、みーつけたっ」
その声に満ちた、少女の無邪気さと女の嗜虐心に満ちた響きの、なんと甘やかなことか。
次の瞬間に来るであろう快楽の予感に、立香の身体は無意識のうちに悦びに震え、そして。
女を知り尽くした指が、立香の弱い所を徹底的に蹂躙する。エリセに押し付けられた秘所がぶるぶると震え、
「あー! あー! ああぁーー!」
三人の口から同時に今宵一番大きな嬌声があがる。
エリセの秘所が口から離れ、ぬらりとしたものが顔にかかる。
全身に津波のような官能が広がり、ガクガクと震え、目の裏でぱちぱちと光が激しく瞬き、大きく背を反らして、立香は絶頂した。
涙ににじむ視界の中で、エリセと
朦朧とその光景を他人事のように遠く眺めつつ、圧倒的な快楽に呑み込まれ、立香の意識はそのまま弾けた。
ーーそもそもなぜこのようなことになったのか。
話は三日前に遡る。
黒猫館側がサーヴァントのルビに振られているのは、立香視点で見えている姿の為。
冴子さんのガワを黒いマリーにするべきか迷ったけど、あまりにもハマり役過ぎるので、泣く泣く紫式部に代役を投げました。
すまん、黒いマリー。
なお、ややこしいので「名前がサーヴァント、ルビは中身」のルールはここだけになります。
書いた分はここまでで終了。
本編はこれから書きます。