女の子が「抱いて」とお願いしてきたとき。
それは人生で最も覚悟を決め、勇気を振り絞っている瞬間であることを、悠人は知っている。
小説を通して、園子がこれまで秘めてきた恋情を知ったいま、彼女の決意を蔑ろにして拒むという選択肢は、とうに彼の中にはなかった。
だが、やはり尋ねなければならない。
「園ちゃんは、本当にそれでいいのか?」
数人の少女と関係を持っている自分は、園子だけを特別な存在にすることはできない。
たとえ肉体で結ばれても、この先、彼女の思いが報われるとは限らない。
「カラダだけの関係で終わるかもしれないんだぞ。それでもか?」
「いいよ」
園子は迷うことなく、言い切った。
「仲間はずれにされるほうが、イヤだもん。ユッティが望むなら、ひなタンたちと同じようにしてほしい」
彼女の決意は揺るがない。
目がそう語っていた。
だがそんな瞳の中に、ささやかな不安の翳りが宿る。
「それとも……やっぱり不気味でイヤかな? 私のカラダを抱くなんて……」
「……なんだよ、ソレ?」
不気味。
なぜ、いまそんな場違いな言葉が出てくるのか、悠人にはわからなかった。
「わっしーから聞いてるんでしょ? 私のカラダ、ほとんど《供物》として神樹様に捧げたこと」
「……」
聞いている。
肉体の機能、記憶、あらゆるものを代償として強大なチカラを得るという『満開』システム。
なんて残酷なシステムだろうか。
友奈たちの肉体の障害が敵によるものではなく、まさか神樹によるものだと知ったとき、悠人は生まれて初めて信仰の対象に激しい怒りを覚えた。
だが失われた供物は無事に少女たちのもとに戻ってきた。
こうして園子と出会えたのも、そのおかげだ。
だが、園子の表情は暗い。
「確かにいまは、こうして元通りになったけど……ときどき考えちゃうんだよ。
……
いつも夢見るように輝いている園子の瞳に、闇が漂う。
「カラダのほとんどを神様に渡して、神様に元通りにされた……。
私のカラダはもう、神樹様で形作られてるようなものなんだよ。……それって、本当に人って言えるのかな? そう考えるとね、ときどき凄く怖くなるの。私、本当に皆と一緒にいていいのかなって……」
「よせよ。そんな言い方」
「あっ」
園子を抱きしめる。
互いの存在を感じられるように、力強く。
園子の温もりが、抱擁を通して伝わってくる。
生きている人間の体温だ。
「ほら、ちゃんと温かい……園ちゃんは、人間だよ」
「ユッ、ティ……」
目を逸らすことなく、赤面する園子と見つめ合う。
なんて、美しい少女だろう。
そして、なんて儚げな少女だろう。
こんな少女を前にして、どうして不気味だと思えようか。
「不気味なんかじゃない。園ちゃんは綺麗だ」
「え、えぇ!? あ、あうぅ……」
白い肌を首元まで桃色に染めて恥じらう園子。
異性相手に、それも意中の相手に包み隠すことのない賛美を告げられて、年頃の少女らしい初心な反応を見せる。
とても可愛らしい。
庇護欲を煽るこんな反応を見せられて、黙っていられる男はいない。
否応なく、園子への愛おしさが込み上がってくる。
世界のために、たった一人で頑張った女の子。
二年の間、大好きな友を想って、不自由なカラダで、寂しく泣いていた女の子。
そんな彼女を癒やしてあげたい。愛してあげたい。
不安なんて感じる隙など与えないほどに、燃えるような情愛で包み込んであげたい。
自分にそれができるのなら、男として、これほど誇らしいことはない。
いま悠人は、心の底から園子を抱きたいと思った。
「園ちゃん」
そっと彼女の両頬を優しく包み込む。
瞳には、もう相手のことしか見えていない。
世界が二人だけのものになる。
「ユッティ……んっ」
気づけば、自然と唇を重ねていた。
「んっ、ちゅ……」
小刻みに身を震わせながらも、園子は決して拒まなかった。
熱が灯った柔らかい唇。
愛おしい気持ちと、至福が心を満たしていく。
「ちゅ……ぱぁ、んぅ……」
唇を離して、再び見つめ合う。
園子の瞳が、いまにも蕩けてしまいそうなほどに熱く濡れ光っていた。
「ユッティ……」
途方も無い切なさを込めて、園子は愛おしい少年を呼ぶ。
「ユッティ……好き。大好き。自分でも怖くなるくらい、大好き」
「俺も好きだよ」
迷うことなく、言い切った。
「俺、いま園ちゃんのことがすごく愛おしいって思う。不純だけれど、本気で園ちゃんが好きになってる。園ちゃんのこと、抱きたい」
「嬉しい」
うっとりと園子は悠人の胸の中に飛び込み、厚く男らしい胸板に頬ずりをする。
一途とは言いがたい告白にも、園子は艶顔を浮かべて喜びに震えた。
「……抱いて。私を、ユッティのモノにして」
上目遣いで、園子は求める。
熱愛のままに、欲望のままに。
女の悦びを、その手で教え込んで欲しいと。
「ユッティのしたいこと、全部して……」
* * *
校庭ではいまなお学生たちが青春の汗を流し、音楽室では吹奏楽部が本番に向けて楽器を奏でている。
その傍らで、静まりかえった部室で、淫らな情事に耽ることへの背徳感が、ふたりの男女を燃え上がらせる。
静まりかえった廊下から、人がやってくる気配もない。
ふたりだけの世界を壊すものは、どこにも存在しなかった。
テーブルの上に園子を押し倒す。
園子の眩い金髪が、孔雀が羽を開くように広がる。
綺麗だ。
本当に、園子は綺麗だ。
幻想的なまでに美しい少女。
学園中の男たちの心を、その可憐な美貌で射止めた絶世の美少女を、自分の好きにできる。
これほどの幸福があろうか。
「ユッティ……いいよ、きて?」
両腕をテーブルに預け、全身のチカラを抜く園子。
無防備に横たわる園子の表情は緊張に彩られていたが、同時に甘い期待の炎が瞳の中に灯りだしていた。
いつも使っている部室で、制服姿の園子がその身を差し出している。
いまだに現実味が湧かない。
白昼夢を見ているようだった。
もちろん、先ほどの抱擁で感じた温もりも、キスの感触も、紛れもなく現実のものだった。
でも、もっと欲しい。
園子の存在を、温もりを、柔らかさを、確かに感じられるほどに深く。
もっと、もっと触れたい。
「園ちゃん」
「うん」
口にしなくとも、こちらの意図は園子に伝わったらしい。
彼女はすでに、身も心も捧げる覚悟でいる。
ならばもう迷うことはない。
ゴクリと唾を飲み込んで、園子の制服に手をかける。
「ん……」
シュルリと胸元のリボンを解き、上着の前を開いていく。
園子の生白い肌が明るみに曝され、少女特有の甘い匂いが鼻孔をくすぐる。
(うわ)
制服を開くと、深い胸の谷間が目前に広がる。
薄紫の生地に白いフリルが施された大人っぽいブラジャー。
それに包まれた膨らみは、想像以上に豊満だった。
(園ちゃん、意外と大きいな……)
制服姿では気づきにくいが、カラダのラインが目立つ私服姿だと、園子の抜群のスタイルはよく映え、豊かな膨らみの持ち主であることがよくわかる。
園子が着痩せするタイプなのは知っていたが、ここまで大きいとは想像していなかったため、悠人は思わず感嘆の溜め息を漏らした。
美森やひなたほどではないにしても、明らかにその二人に次ぐ大きさである。
「えへへ。どうかな? わっしーやひなタンほどじゃないけど、結構自信あるんだよ~」
恥じらいで頬を赤くしながらも、園子の表情はどこか、女としての誇らしさと、恋する少女としての嬉しさが滲み出ていた。
自分の膨らみに興奮の眼差しを向けられて、彼女もまた興奮を煽られているようだった。
「……触って、いいよ?」
膨らみの存在を主張するように、園子は身を揺らす。
生白い乳房が、ブラジャーの中でたゆんと波打つ。
陰茎がズボンの中でそそり立つ。
先端が湿り気を帯びて、竿がドクドクと脈打つ。
「フー、フー……」
息が荒くなる。
これまでは、あまりにも可憐で穢れを知らない園子に、淫らな感情をぶつけることには後ろめたさがあった。
だが、いまはもう違う。
この美しすぎる少女を我が物にしてしまいたい。
愛らしい顔に似合わず、淫らに発育したカラダを、心ゆくまで貪り尽くしたい。
園子はもう、そういう対象だった。
美しい曲線を描く乳房を、ブラジャーごと鷲掴みにする。
「あんっ」
柔らかな乳房に指を押し込むと、園子が甘い声を漏らす。
掌に広がる豊かな感触。
揉めば揉むほど、瑞々しく、張りのある弾力が押し返してくる。
「あっ、んっ……ユ、ユッティ~」
生まれて初めて異性に胸を揉まれて、園子は困惑の中にあった。
決して不快ではなく、むしろカラダから込み上がる快楽の波に、戸惑っているのだった。
思えば、彼女は箱入りのお嬢様である。
色事とは無縁な生活を送ってきたのだ。
そんな深窓の令嬢の豊かな乳房を好きにできることに、途方もない興奮が湧き起こる。
ブラジャーをズリ下げる。
たっぷりとした生白い乳房が、ぷるんと波打ちながら現れる。
「やん……」
裸の乳房を明るみに出されて、園子はますます頬を紅潮させる。
大きいだけでなく、形まで美しい乳房だ。
色素の薄い桃色の乳首も、ツンと愛らしく尖っている。
「あん。恥ずかしいよ~……」
羞恥から園子はイヤイヤと赤くなった顔を振って、身をくねらせる。
そうすると、豊かな乳房がぷるんぷるんと揺れ、余計にヤらしさが際立つ。
口の中に大量の唾液が分泌され、何度も飲み込む。
性欲が昂ぶり、炎のように燃え上がる。
園子を味わいたい。
無垢でありながら、たわわに実ったこのカラダに、女の悦びを教え込みたい。
乳房に顔を近づけた。
艶めかしい曲線に沿うように、舌を這わせる。
「ひゃんっ。あ、ユッティ、それ……あぁんっ」
たっぷりと肉実のつまった下乳を舐め、深い谷間の中に舌を射し込み、乳房の表面をしゃぶっていく。
「んっ、きゃはは、くすぐった~い」
まだ性行為に不慣れな園子は、乳房を舐められることに性感を覚えるよりも、こそばゆさのほうに意識を向けてしまうようだった。
だが舌先が乳首に向かった途端、園子の反応は変わる。
「ん……あん」
「ちろ、ちゅぱ、れろ……」
薄く色づいた桃色の乳首をコリコリと転がすように、舌先で舐め回す。
「あっ、ユ、ユッティ~……ソレ、されると、変な感じだよぉ……」
きめ細かな乳肌を撫でながら、固く勃起した乳首を口に含む。
「あぁんっ」
チュパチュパとヤらしく音を立てながら、乳首を吸引する。
下乳を持ち上げ、瑞々しい乳房をたぷたぷと揺らしながら、交互に乳首をしゃぶっていく。
「あんっ。あっ、あっ、やっ。ユ、ユッティ、おっぱい、そんなに吸っちゃ……あんっ。やんっ。お、おっぱいの先っぽ、変な感じだよ~」
激しく吸っては口を離し、すぐに反対の乳首を咥える。
柔らかな乳房は吸引に合わせて形を変え、口から離すと反動でぷるぷると揺れる。
極上の美巨乳を前に、興奮はますます昂ぶる。
「はぁ、はぁ、ユッティ……あんっ。やんっ。んぅ……」
園子の反応も、徐々に艶が滲み出て、大人の女としての色香が声に含まれ出す。
身のくねらせかたも、恥ずかしさを誤魔化すものではなく、オスを煽る扇情的な動きに変わりつつあった。
純朴な花が、妖しく淫らな色に染まり始めている。
少女から大人の女に移ろっていく瞬間を拝むのは、何度経験してもたまらないものがあった。
こんなにも美しく無垢な少女を淫らに開発できる、オスとしての誇らしさ。
もっと、もっと染め上げたい。
園子を、自分の色で。
乳首を吸いつつ目配せをすると、園子と視線が絡み合う。
もっと激しくしてもいいか?
瞳でそう訴えると、園子はコクンと頷いた。
「……いいよ?」
にこりと微笑みを浮かべて、園子は夢中で乳房を吸う少年の頭を、愛おしそうに抱き寄せる。
なめらかな乳肌の感触が口周りいっぱいに広がり、甘い乳房の匂いで包まれる。
「ユッティの、好きにして? 私のこと……ユッティ好みの、エッチな女の子にして?」
初心で可憐な令嬢は、愛おしい相手の色に染まることを望みながら、太ももを絡めてきた。
なんて、健気な少女だろう。
もっと気持ちよくさせたい。
そして、自分色に染めてしまいたい。
園子への愛おしさと、欲望がさらに燃え上がる。
伝えたい。
どれほど園子が素敵な女の子かということを。
教えたい。
どれほど自分が園子に惹かれ始めているかということを。
「きて、ユッティ……あんっ! んぅ……好き……大好き、ユッティ」
渦巻く感情は愛欲となって、園子のカラダを夢中に求めていった。
【参考程度にお聞きします】エッチなシーンを見たいキャラクターは誰ですか?
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鷲尾須美
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