※この作品はR-18です。

熱い夜を君と   作:半ライス大盛り

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うそやろ、なんで評価バーに色がついとるんじゃあ……(困惑)
 

………あ゛り゛か゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛っ!! 
 



W

 

 

天災。

この世界で頻発している各種自然災害の総称。

暴風や雪害、豪雨、洪水のみならず隕石の落下までも含む。天災の発生率は非常に高く、規則性を捉えるのも難しい。

 

それ故に多くの文明が全都市から民衆を移動させることで天災を避けている。

 

その天災の被害を受けて以前の賑やかな姿は見る影もなくなった集落の跡地。屋根や壁は吹き飛び瓦礫の山とかしてしまった住宅、そんな嫌な光景が視界を埋め尽くす。

 

そして、そんな痛ましい姿となった集落に爆発音が轟くと疾走する二つの影が飛び出して来た。

 

一人は黒髪に赤い角が特長的なサルカズ人ベリアル、もう一人は銀髪に赤い角という特徴を持つベリアルと同じサルカズ人の女性だった。

 

「背中を向けて逃げ出すなんて、貴方らしくないじゃないっ! ねえ、ベリアル!」

 

「悪いが今はそういう気分じゃなくてね。遊びたいのなら独りで遊んでくれ」

 

「つれ、ないじゃないっ」

 

サルカズ人の女性は懐から取り出し手榴弾をベリアルに向かって投擲した。

 

ベリアルは振り返りながら地面を滑るようにして足を止めると、”体外へと放出”させたアーツで形成した幻影の剣を連続で発射して手榴弾を貫き爆発させた。

 

砂塵が舞い上がり、閃光と爆発音が轟く。

 

 

──なぜこんな状況になっているのか、それは珍しくベリアルの元へと仕事を依頼する手紙が届いたのだ。ある郵便物を『外』の小さな村に届けて欲しいという依頼だった。

 

配達ならトランスポーターにやらせればいいだろ、とベリアルは内心思ったが封筒に入っていた前金が良かった為、生活費の為にその依頼を引き受けた。

 

そして長い間使われておらず埃を被っていたキャンピングカーをガレージから引っ張り出すと三日程車を走らせ続けてこの目的地である集落に到着した。

 

しかし到着した頃には人の気配はなく集落はこの有様だった。依頼の報告をする為に一度龍門に戻ろうとしたタイミングでサルカズ人の女性と出会して今の状況に至る。

 

 

「やっぱりとんだインチキね、それ。ユニットもなしに、ただのアーツ操作でそこまで戦えるんだから。アンタ一回解剖されてみたらどう?」

 

「嫌だね。というかいつまで続ける気だ? いい加減飽きて来たんだが、しつこい女性は嫌われるって知らないのか」

 

「あら、ひたすらに一途な女性も悪くないと思うけど」

 

ベリアルはサルカズ人の女性の言葉に「それも悪くない」と返しながらナイフを抜いて斬り掛かってきたサルカズ人の女性の一撃を抜刀した刀で受け止める。

 

突き、薙ぎ払い、格闘術、繰り出された攻撃を全ていなして隙を晒したサルカズ人の女性を押し出すように蹴り飛ばす。

 

蹴り飛ばされて地面を転がった女性はすぐさま起き上がると構えていたナイフをベリアルに向けて投げ放った。

 

ベリアルは刀を振りナイフを叩き落とすように弾いたがすぐにそれを後悔した。

 

投擲されたナイフには小さな粘着爆弾が取り付けられていた。それを視界に捉えたベリアルは回避は間に合わないと判断するとアーツで形成した幻影剣を盾のように整列して身構える。

 

「……ぐっ!」

 

数秒遅れて轟く爆発音。盾での防御が間に合った為、怪我はないが爆発の威力で吹き飛ばされて地面を転がったベリアルはすぐに起き上がろうとするが目の前に榴弾砲の銃口を突き付けられて動きが止まった。

 

今回は(・・・)私の勝ちみたいね」

 

「……本当にそう思うか? 周りをよく見てみろ」

 

「……っ!」

 

「お前が引金を引くよりも、俺の攻撃の方が速い」

 

ベリアルの言葉に従い、周辺を確認するとアーツで形成された剣がサルカズ人の女性を四方から囲んでいた。ベリアルを押さえ込むように上に跨っていたサルカズ人の女性は溜息を吐き榴弾砲をゆっくりと下ろした。

 

「それじゃあ『勝者の特権』と洒落込もうか。お前もそっちのほうがいいんだろう?」

 

「っ……あら、何の事かしら?」

 

ベリアルそう告げるとニタァと笑みを貼り付けてサルカズ人の女性、W(ダブリュー)に唇にキスを落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、サルカズの傭兵『W』と傭兵ベリアルの出会いはとてもじゃないがロマンチックと呼べるような素敵なものではなかった。

 

彼、ベリアルとの邂逅は突然だ。

 

その日はいつものように傭兵として戦場に赴き、まるで並べられたドミノのように群がる敵を愛用の源石爆弾で吹き飛ばしていった。生臭い血の匂いに、鼻に付くような硝煙と焼け焦げた骸の香り。

 

夜の闇に包まれた森林。

血と泥が混じり合った地面を蹴って私は敵部隊から逃げていた。

 

簡単な仕事だと油断した、気を抜いてヘマをした。通信は繋がらず、仲間とも分断されてしまった。受けた依頼はサルカズの傭兵部隊をよく思わない者たちの罠だったのだ。

 

武器である消耗品の爆薬も底をついたと言ってもいい状態。

残ってたのは心許ない僅かな爆弾とナイフ一本、周囲には使えそうなものは無い、最悪な状況だった。

 

「くそっ!」

 

相手も馬鹿じゃない。

こちらが罠を仕掛けても稼げる時間はほんの数秒程度、逃げる時間の足しにもならない。

 

そして私はもう一つの敵部隊に挟み込まれ、抵抗虚しく捕まった。戦場での、女兵士で捕虜の末路はだいたい決まっている、返事のない屍と化すか、汚れた男たちの慰み者にされるかだ。

 

私は後者だった。

 

下劣な視線を浴びせられた、男たちは衣服や装備に手をかけて乱暴に脱がしていった。拘束されている所為で抵抗する事もできず、暴れようものなら殴りつけられた。

 

口の中に嫌な鉄の味が広がった。

 

男たちが下半身を丸出しにして最後の一線を越えようとした時、私を押し倒していた男の首がいきなり音もなく地面に転がったのだ。

 

「──え」

 

男たちは慌てて武器を構えようとするが次々と血を吹き出して倒れていった。状況を理解できず困惑すると私の前にまるでサンクタ人のような大きな三対六枚の鋭利な結晶の翼(・・・・)を背負った赤い角のサルカズ人の男が現れた。

 

男はジッと私の顔と手に持っていたリスト表のような紙を見比べた後「こいつは違うか」そう呟いて刀に付着した血を払い背を向け歩き出した。

 

敵意はないようだった、だから私は賭けに出ることにした。

この場から離れていこうとする男に声を掛けた。

 

何かあった時の為にと決めていた部隊との合流場所。

報酬は払う、そこに辿り着くまで自分に手を貸して欲しいと我ながら図々しいお願いをした。

 

男は驚いたような表情を浮かべた後、通信機で何処かに連絡を取った。

そしてしばらく通信相手と話込んで面倒くさそうな顔をしながらその願いを受け入れてくれた。

 

正直に言って受け入れて貰えるとは思わなかった。

武器もなくなりどうしようもない状況、ダメ元でのお願いだった。

 

引き裂かれた一部の衣服は使い物にならず、男から無言で渡されたロングコートで体を隠して歩き出した。

 

男を警戒しながらも軽く自己紹介を交わして、その時に男の名がベリアルだと知った。

 

ベリアルは強かった、私を追って来た傭兵部隊と遭遇すると私を物陰に隠して飛び出すと瞬く間に斬り伏せた。

崩れ落ちて動かなくなった傭兵部隊から使えそうな物資を漁り出し、何事もなかったかのように戻ってくるのだ。

 

私の部隊の人間にも刀を扱う優れた実力者はいるがそれ以上だと感じた。

 

廃墟を歩き、合流場所が近くなってきた時だ。

 

前を歩いていたベリアルがいきなり苦しそうな声をあげながら胸を押さえて蹲った、驚いて駆け寄ると明らかに様子が可笑しかった。

 

今にも吐き出しそうな程顔色は悪く、目の焦点が定まらず、苦しそうに息を荒くして、大量の汗を流していた。

 

最初は毒薬でも喰らったのかと思ったが、ベリアルがここまでの戦闘で一度も攻撃を受けた様子は見られなかった。困惑する私にベリアルは「自分の事は放っておいて先に進め」と言った。

 

だがそれは無理な話だ。

ほんの少しの良心からこの男を此処に置いては行けないとも思ったが、それ以上に武器を無くした今の私にはこの男を抜きにして敵をやり過ごす術は持ってはいなかった。

故に武器となるベリアルをみすみす置いていく訳にはいかない。

 

倒れそうなベリアルに肩を貸して歩き出した。ベリアルは「置いていけ」と怒鳴るように言っていたがそれを無視してベリアルを半ば引き摺るように歩いた。

 

そして突然、私はベリアルに押し倒された。

 

硬い地面に身体を打った私は文句を言ってやろうと口を開いたが、その途中で動きが止まった。

ベリアルの獲物を見つめるような鋭い眼光、色気を感じさせるような笑み、ガラリと雰囲気の変わった彼の姿に魅入られたように体が固まった。

 

ゆっくり唇を重ねられた瞬間、正気に戻り目の前の男を殴り飛ばそうとしたが拳が届く寸前で受け止められた。

振り解こうにも完全に膂力負けしてそのまま押さえ込まれてしまった。

 

ジタバタと暴れてもピクリとも動かず、蹴りを入れようとするも逆に押さえられてしまった。今思えばベリアルはまるで発情した獣のような様子だった、素直に従っておけばよかったと後悔しても遅い。

 

啄むようなキスから、舌を入れてくる深いキスに変えてきた。歯を喰い縛り、口内に舌が侵入してこようとするのを必死に防いだ。

 

ベリアルは私の抵抗に面白そうに目を細めると一度唇を離した。歯を喰い縛ったまま敵意を剥き出しにして目の前の男を睨みつけていると、何を思ったのかベリアルは徐に顔を近づけてくると私の耳を舌を這わして来た。

 

ぞわりと全身の生毛が逆立った。

 

耳垂を甘噛みして、縁や溝に沿うように舌を這わして来た後、長い舌が耳の中に入り込んで来た。

にゅぷっ、と舌で耳を舐められる感触。ぴちゃぴちゃと耳の形を確かめるようにを舐め回し、ぢゅるぢゅると送り込んできた唾液を吸い出すような水音に感覚が支配される。

 

にゅるるっ、と入って来ちゃいけないような場所に入り込んで来るザラザラとした舌の感触。

まるでくちゅくちゅと頭の中を、脳を弄られているかのような体験した事のない不思議な快楽に体がガクガクと震えて腰が勝手に持ち上がった。

 

無駄だと分かっていながらもぞもぞと踠いて、逃げ場を探すように押さえつけられた体を動かした、そして私は言葉にならない声をあげながら呆気なく絶頂した。

 

唾液塗れになった片耳がドロドロに溶かされた金属を流し込まれたかのように熱かった、ニヤニヤと笑みを浮かべて見下ろしてくるベリアルの顔が殺したい程憎たらしい。

零れそうになった唾を飲み込み、乱れる呼吸を整えながら必死に彼を睨みつけるとベリアルは思い出したかのように「じゃあ、次はこっちの耳だな」と言った。

 

その言葉を理解するのに数秒掛かった。

そしてその言葉を理解した瞬間に私は嫌がる子供のように被りを振ってしまう。

けどそれは何の意味も持たない抵抗だった。顔を押さえられ、もう片方の耳も舐め尽くされた、その強烈な刺激に身を捩らせて、また絶頂させられた。

 

ベリアルは強烈な快楽によって放心状態で動けなくなった私を抱きかかえると姿を隠せられそうな廃墟の中に入って行き、そこで私をぐちゃぐちゃに犯し尽くした。

どれくらいの時間、彼に犯されていたのかわからない。途中から私もぼやけた意識で快楽を貪るように腰を振っていた。

 

 

──気がつけば私は自分の所属する傭兵部隊の仲間に背負われていた。

 

私が目を覚ました事に気がついた仲間は「起きたのなら自分で歩け」と言って私を地面に下ろした。

 

泥や汗、体液で汚れたはずの体がなぜか綺麗になっており、衣服も整っていた。思わずさっきまでの出来事は夢だったのかと思ったが、彼から受け取ったロングコートと妙に疲労を感じる熱くなった体が夢ではないことを証明していた。

 

仲間から話を聞くとベリアルが意識を失っていた私を抱えて撤退作業中の部隊の元に現れたらしい。彼は私を部隊に引き渡すと私に「悪かったと伝えておいてくれ」と言ってそのままどこかに姿を消したという。

 

……ムカついた。

苛立ちを覚えた。ベリアルという男に、そしていいように弄ばれた自分自身に。それから彼との情事を思い出すと熱を持ちゾクゾクと疼き出す自分の体にも。

 

そんな筈はないと、もし次に会う事があればその首をカッ切ってやろうと思った。

 

その男との再会は意外と早かった、戦場でまた顔を合わしたのだ。呑気に「久しぶりだな」と片手を上げて挨拶をしてくるベリアルに問答無用で火力増し増しの源石爆弾を投げつけた。

 

奴を殺す気で勝負を仕掛けた。

だがベリアルはあの時のように面倒くさそうな顔で攻撃を防ぐと一瞬で私を無力化した。

 

呼吸を乱して地面に倒れ込む私を見下ろしながら「悪い、やりすぎた」と心配そうに謝ってくる姿に腹が立った。

 

それから私はベリアルと顔を合わせるたびに殺しに掛かった。

だがどれだけ強力な武器を使おうと、どんな策を張り巡らせようとベリアルには敵わなかった。

 

毎度適当にあしらうように相手をされて「大丈夫か?」とこちらを心配してくるのだ、正直に言って自分のプライドがへし折られそうだった。

 

 

そしてまた顔を合わした。

だがその日はいつもとなんだが様子が違った。

ベリアルは冷たい視線で「飽きた、もう終わりにしよう。やめないのなら俺にも考えがある」といきなりそんなことを言った。

 

だから私は中指を立てて返事を返した。

 

「あら、アンタみたいな甘ちゃんのサルカズに何が出来るっていうのよ」

 

毎度、私に命を狙われても無力化するだけで五体満足で返すような甘い男に何が出来るのか。

口だけの脅しだろうと思いながら私は見下すような笑みを浮かべた。それを見た倒れ込むベリアルは「そうかい」とだけ呟くと動けない私を抱えてどこかに向かい出した。

 

辿り着いた先は荒野にある森林地帯の地下に隠されたベリアルの隠れ家だった。私を抱えたまま中に入ると向かった先はベットのある寝室だった。それを見た瞬間、嫌な予感が脳裏をよぎった。

 

まさかと思い、声を震わせながら問いかけると彼は良い笑顔で「勝者の特権だ。これからお前が泣いて謝るまで犯す」とだけ言った。慌てて逃げ出そうとするもすぐさま押さえつけられて両腕を頭の上まで上げた状態でベットの上に拘束された。

 

それからは地獄のような時間が続いた。

犯されながらベリアルが持つ特殊な能力の説明を聞かされた。その能力を使われて発情した私を屈服させるように、プライドをへし折るように極限まで焦らすような酷いプレイもされた。

 

全身を隈無く犯し尽くされた。

 

口も耳も、手も足も、あそこだけではなく、その……お尻のほうも。地下空間故に外でどれだけの時間が経過しているのかはわからなかったが二日間はずっと繋がったままだったと思う。

 

本当にベリアルは私が泣いて謝るまで続けた、喉が潰れるのではないかと思うほど私は嬌声を上げ続けた。

そして疲労から一日じゅう泥のように眠った後、私は解放された。

 

けれど私はベリアルに襲いかかるのをやめなかった。

彼を前にするとどうしても“疼き”が抑えられなかった。そしてそれ以来、彼に敗北するたびにぐちゃぐちゃに犯された。もう彼を殺す為に襲いかかっているのか、彼に抱いてもらう為に襲いかかっているのか私自身わからなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──戦闘を終えたベリアルはまるで荷物を運ぶように脇にWを抱えて自分のキャンピングカーに連れてきた。車両内に入るとしっかりと施錠して奥に設置されている小さなベットに腰を下ろした。

 

ジロッ、と車両の床にちょこんと座らせたWに視線を向ける。

 

「どうして私は床に座らされてるのかしら? 出来ればそっちのベットの方がいいのだけれど……」

 

「……悪いが、そいつは少し我慢してくれ。それに俺はこれでもお前の扱いには慣れてるつもりだ、お前との付き合いは長いからな」

 

見下すような笑みを貼り付けたベリアルは腕を伸ばすとWの口の中に指を突っ込んだ。Wはベリアルの行動に驚きながらも拒絶するような反応はなく、なすがままにされている。

 

「こうされるほうが好きだろ?」

 

ベリアルの指がぐちゃぐちゃと口内を掻き混ぜる。

奥歯や歯茎を指先で擽るように触れた後、舌を指で挟むように摘み擦り上げた。

舌から指を離すとWが嘔吐しないように加減しながらに少しづつ指を喉の奥へと沈めて行く。

 

「んぐぇ、うぶっ……んんっ!」

 

息苦しさとその快楽の狭間でビクンッビクンッとWが体を震わせる。

しばらく口内を指で弄ばれ酸欠で視界が霞んできた頃、ベリアルはようやく口内から指を引き抜いた。

 

指を抜かれた瞬間、Wは水面に顔を出したかのように深く息を吸って空気を取り込んだ。Wは呼吸を整えながら俯いていた顔を上げてベリアルの方へと視線を向ける。

 

ベリアルは唾液が滴る指をぬちゃぬちゃと擦り合わせて遊んだ後、見せつけるように口に含んで舐めとった。それだけでWの下腹部がギュンと疼いた。

 

「じゃあ次は咥えてもらおうか。脱がしてくれ……手は使うなよ」

 

「……ハッ、悪趣味ね。噛みちぎってやろうかしら」

 

Wは悪態をつき蔑むような態度を取るが素直に彼の指示に従い、女豹のように擦り寄るとベットの縁に腰を下ろすベリアルの股座に顔を埋めた。

 

手を使わないという条件に苦戦しながらも歯と口を上手く利用しながらズボンのボタンを外した、ジッパーの金具に噛み付くと首を動かしてゆっくりと下ろしていった。

 

「………っ」

 

下着越しに伝わるムワリとした雄臭い匂いが鼻腔に入り込む。テントのように大きく張り詰めた姿を視界に捉えると息を呑んだ。

最後の砦とも言えるような下着に齧り付き、勢い良くずり下ろす。

 

「…………ぅぁ♡」

 

拘束から解放され飛び出してきた怒張に頬を叩かれた。血管を浮き上がらせ、へその辺りまで反り返り自分の顔に影を落とす太く長い逸物を見上げてWはショーツを濡らしてしまう。

 

女を強制的に発情させてしまう雄臭い逸物。鼻を鳴らして汗の混じった強烈な匂いを吸い込み腰がガクガクと震えた。

 

ショーツを更に濡らし、色を濃く変色させたタイツから滴ってきたいやらしい蜜で卑猥な水たまりが出来ていく。

 

「くさ♡ アンタ、もしかしてシャワー浴びてないの?」

 

「当然だろ。この荒野で貴重な物資を無駄使いできるかよ」

 

こんな荒野のど真ん中じゃ物資の補給なんて当然出来ない、いくら大量の水を持っていようとそう簡単に貴重な水を贅沢に使えるような状況じゃない。

 

「ありえない、こんな……雄臭いモノを、女性に咥えさせようだなんて……最っ低ね♡」

 

Wは淫猥な笑みを浮かべ、言葉とは裏腹に嬉しそうに逸物へと舌を這わし始めた。股間に顔を埋めると逸物の根元を啄み、棒アイスを舐めるように先端の方へと舌を這わせ舐め上げていく。

 

雁首を舌で濡らし、膨張した亀頭に2、3度とキスをする。

そしてWは口を大きく開いてゆっくりと逸物を咥え込んでいった。太く長い逸物に嘔吐くそうになるのを堪えながらどんどん深く飲み込んでいく。

 

「うぶっ、むぶぅ……んんっっ♡」

 

少し苦しそうに鼻で息をするW。

ベリアルが彼女の髪に指を通して頭を撫でるとWは嬉しそうに目を細めながら逸物を深く咥え込んでいく。

時間をかけて逸物を根元まで飲み込んだWは休むように数秒動きを止めた後、ゆっくり顔を引いて飲み込んだ逸物を戻していく。

 

「ぷあっ!……はぁ…はぁ…ゔむっ!…んじゅるっっ♡」

 

荒い呼吸を整えた後、もう一度逸物を咥え込むと先程よりも激しく首を動かした。口元から溢れた唾液がポタポタと床に垂れていく。

 

昂ってきたWは逸物をしゃぶりながら自分のスカートの中に手を伸ばすとぬちゃぬちゃと音を鳴らしながらタイツの上から秘部を擦り上げる。

 

それに気がついたベリアルがWの股座に足を差し込んで爪先で押し上げるようにグリグリと刺激を与えた。

 

「ん゛ん゛っっ♡ …んう゛ぁ゛っ♡ ん゛ふ゛っ♡」

 

「おいおい、止まってるぞ」

 

じわじわと与えられる甘い刺激にWは動きが止まり、自分から爪先に秘部を押し付けるように腰を動かしてしまうが、刺激に耐えるように荒い息を吐いてぎこちない動きで口淫を再開する。

 

「じゅるっ、んっ♡……むぶぅ……んん゛っ…♡」

 

しかしベリアルが口淫を邪魔するように押しつけた爪先で不意に与えられた甘い刺激でWは動きが止まってしまい。ビクンッ、ビクンッ、と体を震わして絶頂へと達してしまう。

 

逸物を咥えたまま、へなへなと力が抜けてぐったりとしてしまうW。ベリアルは動けそうにない彼女の様子を見ると逸物を抜いて解放しようとしたが、Wの頭部に存在する自分と同じサルカズの赤い角が目に入ってしまった。

 

「悪い、少し激しくする」

 

「ぇ?…… んふ゛っ!……ふ゛ほ゛っ!、ち゛ゅっ、ぐぢゅ♡ じゅぽっ♡」

 

イラマチオだ。

ベリアルはWの角を掴むと物を扱うかのように動かして強引に口淫を再開させた。Wは剛直を喉の奥まで突き込まれた衝撃に目を見開くが抵抗する様子はなく、寧ろ彼の射精を促すように口を窄め、甘噛みし、舌を踊らせていた。

 

「っ……いいねそれ」

 

「んぅぅぅ、んっ!ちゅぅぅ!ちゅぷるぅぅぅ……んぶっぅぅ!!」

 

Wは息苦しさに瞳を潤ませながらさっさと射精()せと言わんばかりに口淫を激しくしている。ブルリとベリアルの腰が震え、逸物が膨れ上がり射精の瞬間が近づいてるのを理解したWは一層激しく、没頭するように口淫を激しくした。

 

「W、射精すぞっ!」

 

「んぶううううぅぅっ―!?んぐぅぅっ!!んむぅぅぅっ……♡ んじゅ、んぉぇ……っ♡」

 

Wは逸物を突き込まれたまま頭を押さえ込まれ、溺れそうになるほどの大量の精液が放たれる。

焼けるような熱を持った精液が口を満たして喉を通り、ビチャ、ビチャ、と胃袋の中に落ちていくの感じた。Wは精液を零さないように注意しながら喉を鳴らして飲み込んでいき、口内に射精された感触でまた達した。

 

喉から剛直がヌルリと引き抜かれた。

 

「ごく、ごくぅっ、じゅむぅ……んばぁっ。げほっ!けほっ……! 出し過ぎよ、アンタ私のこと溺死させる気?」

 

剛直から解放されたWは咽せながらも呼吸を整えると射精したばかりなのに未だに硬さを保ち、唾と白濁まみれになった逸物へと舌を這わせて、命じられた訳でもないというのに“お掃除”を開始した。

 

ベリアルはそんな彼女の頭を愛おしそうに撫でる。Wはペットのような扱いに若干不足そうな顔をするが擽ったそうにしながら受け入れている。

 

ベリアルは“お掃除”を終えたWの手を引いてベットに上がらせると彼女の体を背後から抱きしめるように自分の股座の上に座らせた。そしてその体勢のまま彼女のスカートの中に片腕を差し込んだ。タイツ越しに秘所を擦る。

 

「ビショビショだな、少し緩みすぎなんじゃないか?」

 

「んっ、ぶっ飛ばすわよっ、アンタ。というか何のつもりよ、これ」

 

「なに、利口なペットにご褒美は必要だろ。次は俺がよくしてあげようと思ってね」

 

そういうとベリアルは変色したタイツを破き穴を開ける。流石に破られると思っていなかったWは文句を言おうとするが膣内に差し込まれた指の感触に罵声は艶やかな声へと変わった。

 

「んぅ、ぁっ、はぁっ………っく、っぁあっ♡」

 

既に濡れそぼった蜜壺を長い指がグチャグチャと淫な水音を空間に響かせながら掻き混ぜる。2本の指先が何かを探すように膣壁を擦り上げる。

 

「ここ、好きだろ?」

 

「はっ、はあぁっ……♡くぅっ、あぁっ、あぁぁっくぅぅっ♡ ひやああぁっ……♡」

 

彼女の弱点を探し当てたベリアルがGスポットと呼ばれる膣壁前方上部をグリグリと擦ると指で叩くように刺激した。更にもう片方に手でお腹の上からトントン、とポルチオを刺激する。

それだけで全身に甘い快楽の衝撃が駆け巡りWは体を仰け反らせる。

その甘い刺激で完全にWのスイッチ(・・・・)が入った。

 

「べ、ベリアルゥっ……」

 

「ん?」

 

「耳も、耳も舐めてっ……お願い、だからぁ」

 

だらしなく開いた口から唾を垂らして、蕩々にふやけた表情で懇願するWの姿にベリアルは思わず笑みが零れた。

銀色の絹糸のような髪に指を通して掻き分けると既に赤く熟した片耳が外気に晒される、Wはゾクゾクッと体をビクつかせ情欲と期待の混じり合った熱い視線を向けた。

 

「…………っ♡」

 

長い銀髪を耳にかけて、息を吹きかけると甘噛みして耳に中に舌を捻じ込んだ。唾液にまみれた長い舌が外耳道に浸入して暴れ回る。

 

「あっ、あ゛あ゛ぁっ♡ これぇっ、好きぃっ♡」

 

ベリアルと邂逅したあの日以来、耳の中を犯されるという未知の体験をしたWはその奇妙な快楽の虜になっていた。どれくらいかというとコレを報酬にベリアルから仕事を頼まれたら頷いてしまいそうになるくらい、この責めがお気に入りになっていた。

 

ベリアルはWのシャツの中にもう片方の腕を忍び込ませると実った果実の上で大きく勃起した蕾を指で弾きこね回すように遊んだ。

 

玉のような汗を浮かばせ、グチュグチュと耳を犯される感覚と卑猥な音に鼓膜を支配され馬鹿になった表情を晒してしまうW。

既に限界だった、耳と胸と膣、三箇所から与えられる甘い刺激に腰がビクついた。

 

「もう、イくぅっ! イっちゃぁぁ……! あ、あ゛あ゛ぁ♡……っ!! ちょ、イッたぁ……もう、イってるから゛っ……! はぁぅ、やめ、もう本当にダメっ、出ちゃうからぁ!」

 

「そのまま出していいぞ」

 

「んあ゛ぁ……お゛、覚えて、おきなさいよっ……んん゛っあ゛あ゛あ゛ぁぁっっ♡………っぁぁ♡」

 

既に絶頂して痙攣するWの膣内で激しく指を暴れさせると悲鳴にも近い嬌声を上げ、耐えきれないといった様子で身をよじりベリアルの腕に抱きついた。

ビクンッ♡ビクンッ♡と腰を激しく震わせると決壊した蜜壺から堰き止めてモノが溢れ出した。

 

ブシャアッと壊れた蛇口から水が噴射されるように勢い良く潮を噴いた、ベットのシーツと車両の床が撒き散らした潮でびしょ濡れに汚れていく。

ベリアルは満足気に息を吐くと膣から指を引き抜き、潮と愛液で汚れた指を放心状態でぐったりとしているWの口元まで持っていくと彼女は絶頂の余韻で意識を朧げにしながらも無言で指を口に含みそれを舐めとった。

 

ベリアルは動けない彼女の衣服を脱がしてうつ伏せに転がすと背面から覆いかぶさり、腰を持ち上げ、尻を突き出させるような体勢にした。

 

パクパクと口を開いて蜜を垂れ流す蜜壺を剛直で狙いすまし、一気に突き込んだ。

何度も犯されて、既にベリアルの逸物の形に書き換えられ、味を仕込まれている膣内はすんなりと剛直を受け入れる。

 

ガツン、とポルチオを剛直で殴られるような強烈な刺激にWは目を見開き意識を覚醒させた。

 

「お゛お゛っ♡……あ、アンタなに、してぇ!? す、少しはっ、休ませなさいよぉっ♡」

 

「無理だね。俺はまだ、満足してないっ」

 

「ん゛ん゛っ♡ (さか)ってるんじ……ゃない、わよっ♡」

 

「それはお前もだろ」

 

ベリアルは腰を激しくグラインドさせながら尻肉に指を喰い込ませるほど握り込むとなにを思ったのかWの尻を突然強く叩いた。

白い肌に赤い手の痕がうっすらと浮かび上がって来る。

 

「ひき゛ぃ! な、なにするのよっ!?」

 

「……やっぱりな、前々から思ってたんだがお前って実はMだろ。それもかなりの、ほら、締め付けが強くなった」

 

「っ!……そ、そんなわけ、ひぎゅ! い、いたいからぁ! やめ、やめなさ、いっては゛ぁっ♡」

 

「そんな顔されながら言われても説得力ないって」

 

W本人は抑えているつもりかもしれないが、頬を上気させ、口元を嬉しそうに歪めて、蕩けた表情でどれだけ否定しようと説得力はなかった。

 

尻肉を叩けば膣が逸物から精を絞るようにうねりにギュウギュウと絡みついてくる、ベリアルは腰を動かし膣の甘い快感を味わいながら赤くなった尻肉を優しく撫でた。

 

「んんっっ♡……ふぅ…♡ ふぅ…♡ ふぅ…♡ 」

 

敏感になったお尻を指先で擽るように撫でられたWは枕に顔を埋めて奥歯を噛み締めて溢れ出そうになる嬌声を必死に堪えていた。

自分がマゾヒズムを擽られて喜ぶだなんてありえないと、自分の中で膨れ上がる感情から眼を逸らして必死に否定するように与えられる快楽を堪えていた。

 

その様子に気がついたベリアルは口角を吊り上げた。

 

膣を逸物で刺激しながらもう一度、痛すぎない程度に加減しながら臀部を叩いた。

Wは体を飛び跳ねさせるも嬌声を押し殺して荒い息を吐いている、しかし彼女の腰部に存在するサルカズ人の特徴的な悪魔のような尻尾は喜びを露わにするかのように激しく動いているのだ。

 

随分と正直な尻尾の様子に思わず吹き出しそうになったのを堪えながらWの尻尾を掴み、そのまま齧り付いた。

尻尾をもつ種族は多数いる。その中でも尻尾という部位が刺激に敏感なのか、そうではないかは個人差だ、そしてWは前者だ。というのもベリアルによって敏感な部分として調教されてしまった。

 

「んああぁぁっっっ♡ あ、アンタなにしてっ、尻尾っ……噛むなぁ♡」

 

「これも好きだったろう、それと声抑えるなよ。もっと鳴いてくれ、好きなんだよお前の情けない喘ぎ声」

 

「っ……ふざけ、ん゛んっ! ああ゛っ♡ ……ん、ん゛ん゛む゛ぅぅぅぅ♡」

 

ベリアルは尻尾の先端を口に含みコリコリとした感触を甘噛みしながら楽しみ、尻尾の生えている付け根の部分をWの愛液で濡れた手で掴み陰茎をぬちゃぬちゃと扱きあげるかのように刺激を加えていく。時折、尻肉を叩きつけるのも忘れない。

 

Wはその強烈な快楽に耐えられるはずもなく、何度もイッていた。何度も腰を跳ねさせ、背中を震わせていた。顔を埋めた枕を抱きしめて、そんな筈はないとかぶりを振るも身体は正直だ、尻肉を叩かれるたびに絶頂していた。

 

ベリアルはそんなWにトドメをさす事にした。

雁首で膣壁を捲るようにゴリゴリと削りながらゆっくりと肉棒を引き抜き亀頭が僅かに顔を見せたところで動きを止めた、そして一気に蜜壺の奥まで突き込んだ。

 

もう一度肉棒が抜け切る寸前まで腰を引き、先程と同じように叩き込むように力強く打ちつけた。

 

「お゛お゛っ!! あ゛あ゛っ!!」

 

バン! バン! バン!と尻肉と腰部がぶつかり肉同士が衝突し合う音が車内に響いた。

 

膣内を抉られ、膣壁が削られ、ポルチオを何度も何度も肉棒でゴツゴツと穿つような暴力的なまでの快楽に嬌声を殺しきれず、堪らないといった様子で快楽で蕩けきった顔を上げた。

 

「た゛ め゛ぇっ♡ こりぇ、あだま……い゛い゛! ♡ おがしくなるぅっっ♡ 」

 

ベリアルは何も答えない。

腰の動きを回転させるように変化させながら亀頭をグリグリと子宮に押しつけ、不意を突くように緩急をつけてWを攻め立てた。口を抑ぐ為の枕を奪われたWにはもう嬌声を抑える術はない。

 

ギシギシとベットが悲鳴を上げて車体が激しく揺れた。

 

「ん゛お゛っっ♡ だめっ、これ、だめっ♡ ぎぃ、あ゛あ゛ぁっ♡ …・んぶぅ! んんんんっっ♡」

 

手を引かれ体を仰け反らせた状態で唇を重ねられるとWは自分から舌を絡めて乱れていった。結合部分からは濁った愛液が滝のように流れグチュグチュと泡だった分泌液が溢れ出している。

 

「う゛う゛ぁぁっっ♡ イ゛っく、もうっだめ……っっ♡」

 

「俺もそろそろだ、もう少しだけ我慢しろっ」

 

「わ、わがった……ああ、ぁぁぁっ♡」

 

両手を後ろに引かれ体を反らせた状態で腰を打ち付けられて乳房が激しく揺れた。必死にイキそうになるのを我慢しているWだがそれも長くは持たなかった。

 

「ああ゛♡ も゛う゛む、りぃ! あたし、もうっ」

 

「俺もだ、射精るっ」

 

「いく、イクぅ!……い゛ああぁっ……いっくうううあ゛あ゛あぁあぁぁぁあっっ……♡」

 

加速する腰のぶつかり合う淫音。暴発寸前の逸物を子宮を叩くように押しつけて、勢い良く射精した。

ビュルビュルと音を立てて決壊したように溢れ出てくる精液を子宮に流し込む。

同時に果てた二人、Wは子宮に精液を流し込まれた感触と射精しながらグリグリと子宮を押し潰してくる逸物の快楽で更に深く絶頂していた。

 

ズルリと逸物を引き抜くと淫裂からベリアルが吐き出した精液がゴポッとこぼれだして淫靡な光景を作り出していた。

それを見たベリアルの逸物が元気を取り戻しかけるが完全にダウンしているWの様子を見て諦めた。

 

ま、意識を朦朧とさせているWの口を使って二度目の“お掃除”をさせたがそこは割愛。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……納得がいかないわ」

 

「あん? 何がだ?」

 

シャワーを浴びて、ベリアルが普段着ている予備のドレスシャツを着た彼シャツ状態のWが何やら不満げな様子でキャンピングカーの備え付けれた小さなキッチンを使って簡単な夕食を作っているベリアルの後ろ姿を睨んでいた。

 

「バラバラにされるってわかっていても、何も出来ずに絶望して吹っ飛んでいく奴を指差すして笑う私が……い、いじめられるのが好きだなんて」

 

「お前そんな事してたのか……。なら今度からお前が達した時は指差して笑うことするわ」

 

完全に自分のペースを崩されているWは「そういう事じゃないのよ」とテーブルの上に置かれていた濡れ布巾をクシャクシャに丸めて投げつける、ベリアルは振り返らずに体を傾けて横に回避するとそのまま布巾をキャッチした。

 

 

──いつもそうだった。彼といると調子が狂う、戦場で殺し殺されという命のやり取りをしている自分が彼の隣にいると普通の女の子のように笑っている。

 

──なんだかいつもの私じゃなくて、それが気味が悪くて、気持ち悪くて……それでも気がつけば居心地のいい彼の傍にいる、彼は能力のせいだというが、それは正直どうでもいい。だって“それでもいい”と思ってしまったから、これも悪くないと思ったから。

 

 

頬杖を付きぼんやりとベリアルの後ろ姿を見つめていたWは振り返って近づいてくる彼の姿に意識を戻した。パスタを乗せた二枚の皿がテーブルに並べられる、自分の分もある事に驚きながらなんとか礼を言って受け取った。

 

夕食を食べ進めている時にふと、思い出したようにベリアルが顔を上げて呟いた。

 

「そういえば、あの前金が入った封筒での依頼、あの差出人ってお前だろ」

 

「………へ?」

 

「上手く誤魔化したつまりなのかもしれないが、今思えば筆跡や誤魔化し方の癖が完全にお前のものだったな。あんな回りくどいやり方までして、そんなに俺に会いたかったのか?」

 

ポロッと手に持っていたフォークがこぼれ落ちた。

そしてみるみるうちにWの顔が赤く染まっていく、それを見たベリアルはやっぱりかと納得した。

 

ベリアルの言葉の通り。

二人は偶然顔を合わせたのではなく、全てWが仕組んだ上での事だった。自分の元にベリアルが現れるように計画して、何でも屋をやっている彼へ廃村まで郵便物を届けに来て欲しいという依頼の手紙を届けたのだ。

 

「〜〜っ!!」

 

「いった、いたた、いてぇよ、蹴るなって……というかお前に呼ばれたのなら普通にそっちに行ったぞ俺は……いやだからなんで蹴るの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……あ、そういえばあの龍女もアンタに会いたがってたわよ」

 

「………うっそだろ」

 

 




 
紹介

ベリアルくん(傭兵時代):サルカズ人の男の子。
傭兵時代は完全に『魅了』の能力を抑え切れていないので戦闘用のアーツ能力を使用すると『魅了』の能力に引き摺られジワジワと理性が削れていき自分自身が強制的に発情してしまうというデメリットを抱えていた。

実はサルカズの傭兵部隊と別の傭兵部隊を潰す依頼を受けていたがこの時既に『W』は入れ替わっていたので渡されたリストに載っていない“W”の事は標的ではないと思い込んでいた。

彼自身はサルカズの傭兵の『名を引き継ぐ』という事を知らない(興味がなかった)のでコードネームが同じなだけの別人と勘違いしたまま彼女に手を貸していたが、度重なる戦闘で発情してしまい彼女と無理やりニャホニャホしてしまった。

そのまま疲れ切って眠る彼女を傭兵部隊の元まで送り届けるも、メンバーの顔を確認してこの時に彼女とその仲間が標的の傭兵部隊だったと知った。

内心「ヤッベー、どうしようヤッベー」と動揺していたがまあいいかと見逃した。傭兵部隊からは仲間を救ってくれたいい奴と勘違いされたまま別れた、実際は自分の勘違いで標的を殺し損ねた馬鹿な奴だが。

Wと偶然再会した以降、命を狙われるが何度負けても勝負を仕掛けてくるWをおもしれー女と評価して相手をしていたが流石に飽きてきた時にどうやって彼女を自分から突き放すか悩んだ結果、めちゃくちゃニャホニャホして俺に対するトラウマを植えつけてやろうと思い行動した。

この時は自分の体液の中毒性を知らないので完全に自爆しに行っただけなのだが。

それとどこぞの龍女ちゃんと交友関係があるらしい……いったい何ルラちゃんなんだ。




Wちゃん:サルカズ人の女の子。そして二人で一人の探偵(嘘)
敵の罠に嵌り戦場でピンチに陥り種付けおじさんたちにニャホニャホされそうになっているところをベリアルくんに救われた女の子。その後結局ベリアルくんにニャホニャホされたので意味はないが…。

ベリアルくんと偶然再会した以降、彼を殺そうと勝負を仕掛ける。仕掛けた理由は無理やりニャホニャホしてきた相手に惚れるなんてありえないとベリアルくん殺そうと襲いかかるも惨敗。

トラウマを植えつけようとするベリアルくんからめちゃくちゃ監禁拘束ニャホニャホされたがトラウマを植え付けられるどころかメロメロにされてしまった。

それ以降敗北エッチの虜になってしまい、敗北ニャホニャホされる為に勝負を仕掛けていた。そのせいでMとしての扉を開いてしまった、それと耳を舐められるのが好き、最近はお尻を叩かれるのも悪くないとか思い始めちゃってる。

“相性”は普通だったが度重なる敗北で完全に染め上げられているので正直関係ない、完全にベリアルくん専用の女の子にされてしまった。

ベリアルくんには好意を抱いている。それは始まりこそ能力によるものだったが今は完全に割り切ってるというか開き直っているというか、寧ろ一周回って能力が効いてないような状態。


というか誰だお前(原作のWと見比べながら)
この小説内では結構キャラ崩壊の強い子かもしれない、だが許してくれ。作者の力量不足もそうだが、いずれデレデレに甘えてきたり甘やかしてくるWちゃんを書きたいの。

書きたいの(二度目)




再登場希望キャラ

  • チェン
  • W
  • テキサス
  • エクシア
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