今回は本番は無しです。これから頑張らせていただきます!
追記、途中主人公の名前を間違えていました。修正しておきます。
ちなみにこの小説は他作品の作者に許可をとって多少参考にさせていただいております。
──────────ここは、一体…………?
俺は目を覚ますと謎の空間にいた。
「目を覚ましましたか、榊雄二さん」
俺は、声のした方を向くと…そこには天使、いや!女神がいた!
「私の名はエリス。女神エリスです。そして、ここは死後の世界です。」
………?女神?死後の世界?何を言って………。
その瞬間、記憶がフラッシュバックを起こした。
…………あぁ、そうか。俺は大きな事故が発生して危険な状況だった女を救おうとして命を落としたのか。
「……あの女性は無事ですかね?」
「あなたが庇った女性は命に別状はありません。ご安心ください」
そうか…………ならいいか。
「改めて自己紹介を、私はエリス。魂を導く女神です」
「……はい、よろしくお願いします」
女神様に深々と頭を下げる。
「貴方にはこれから三つの選択肢があります。一つ、全てを忘れて生まれ変わること」
それは嫌だ。
「二つ、天国へ行くこと。ですが天国とは永遠に何も無い世界、出来ることと言ったら天国行きを選択した魂と話すことしかありません」
それはもっと嫌だな。
何もなくただ生きているだけなんて、死んでいる事と変わりないだろう。…………いや、もう死んでるんだが。
「三つ、あなた方の世界で言うゲームのような世界に記憶や姿をそのままに転移すること。ですが魔物や魔王の存在する世界です。今までにその選択をした方々も寿命を全う出来た人はほとんどいません」
「詳しくお願いします」
エリス様によると本来エリス様の担当する世界は魔王という存在に脅かされているそうだ。
魔王軍に殺されてしまった人達がその世界に転生するのを嫌がってしまった為に人口が激減しているとのこと。
そこで若くして死んだ日本人を移民として送っているとのこと。
「いいんですか、本当に危険な世界なんですよ?」
「構いません。すぐに死ぬかも知れなくてもまたこの人生を生きられる、それだけで十分です」
そう応答するとエリス様は優しく微笑んで一冊の冊子を渡してきた。
「分かりました、では異世界へ持っていける特典を選んで下さい」
「特典?」
「はい。あちらの世界に送る際には生存率の低さなどを考慮して、強力な武器または特殊な能力が一つ送られます」
ふむ、親切なシステムだな。
「女神を特典にしちゃった人もいますけどね……」
と、苦笑いのエリス様。何だそれは?何でもアクアという女神を特典に選んだ男がいたとか。
「コホン。ですが、あなたは死亡する前に行った善行を評価されて特別に武器と能力を一つずつ選ぶことが出来ます。中々に珍しいんですよ?」
へぇ………良い事はしておくもの、といったところか。困っている奴を放っておくのもあまり好きではなかったわけだが。
早速冊子のページを捲る。
どれもこれも強力なのばかりだ。
…………というか、この女神様は知らないのか?俺が別の世界から地球に転生した転生者であることを。
…………まぁいいか。さて、どれにするか………これかな。
「決まりましたか?えっと……宝杖ミストルティン、それと魔力超高補正────でよろしいでしょうか?」
「構いません、よろしくお願いします」
と、俺は頭を下げる。
そして、何処からか現れた杖をエリス様に渡される。
「ではあちらの世界に送ります。あなたの人生に幸あらんことを」
「はい、いろいろとありがとうございました」
エリス様に頭を下げたのと同時に身体が浮遊感に包まれる。
そして天井の光へと吸い込まれていった。
気がつくとレンガの家が建ち並ぶ中世ヨーロッパを彷彿とさせる景色が目に入ってきた。
「…………到着か」
確かこういった時はまずギルドと言うところで冒険者登録をするのが基本だったな。
そこで少し歩いて偶然近くを通りかかったエリス様と似た髪の色をしたスレンダーな少女に声をかける。
「すみません。冒険者になりにこの街に来たんですけど、ギルドの場所を知ってますか?」
「君、冒険者になりに来たの? いいよ。案内してあげる」
「どうもありがとう。あ、俺は榊雄二だ」
「サカキユウジ君だね?……結構カッコいいね。タイプかも。私はクリス。見ての通り盗賊だよ」
クリスに案内されながらこの街を見渡す。にしてもクリスってエリス様にどことなく似ているな。…………力を抑えた本人か?
「ねぇ、君はどこから来たの?」
「ん?」
急にクリスにそう尋ねられて思わず口籠んでしまう。
エリス様でなければ異世界と言ったら変な目で見られてしまうだろうし、日本で通じるかどうか?
「秘密」
「えー何それ」
クリスはブーたれる。
「……クリスさん」
「あはは。タメ語でいいし、呼び捨てで構わないよ」
「ありがとう。じゃあクリス。お前はなんで冒険者になったんだ?」
「うーん、秘密かな?」
「……さっきの仕返しというやつか?」
「そゆこと」
まぁ、彼女にも秘密にしたい事はあるよな?
現に俺も出身地を秘密にしたし。
…………ふむ、『魅了』してみるか。
「クリス」
「ん、何か……な……っ?」
突然頬を赤く染めるクリス。『魅了』にかかったな。
「クリスってどことなく清らかな感じがするな」
「そ、そう、かな……」
目をそらし、朱に染めた頬をかくクリス。
そんなクリスに顔を近づける。
「えっ、ちょ、ちょっと……っ……」
突然のことに狼狽するクリスだが段々と顔を近づけていくと、目を閉じて唇をほんの少し寄せてくる。
「んっ…………」
俺はクリスと唇を重ねる。クリスの唇は瑞々しく柔らかい。
「んっ……ちゅっ……っ……」
クリスはたどたどしくも、ちゅっ、ちゅっ、と唇を続けて重ねてくる。
俺はクリスの口内に舌を伸ばし、クリスの舌を絡めとる。
「~~~~~!?んっ、んうっ……!」
舌を絡めとられてビクッ、と震えるクリス。
「んっ………ちゅっ……ちゅぷっ…………ちゅるるうっ!」
「んっ!ユウ……ジ……っ。んむっ……ちゅっ……」
舌を絡めあい、クリスの舌を吸う。クリスの身体がぴくっ、と震える。
「んっ……ちゅっ……んむぅっ……ぷはっ」
クリスと唇を離すと互いの唇の間で糸がひかれる。
「はぁ……はぁ……」
クリスは惚けた顔で瞳を潤ませ、息をする。
「ユ、ユウジ…………」
『魅了』により俺の虜になっているクリス。熱っぽい目で俺を見つめる。
「……続きはまた今度な。そろそろギルド行こうか」
「……うん……」
指で自分の唇に触れながら小さく頷くクリス。
クリスと街を歩いて行くと、一段と大きな建物に着いた。
「ここが冒険者ギルドだよ」
────────────────────
ここは食事も販売しているようだ。俺は受付に向かう。受付嬢美人だな。
金のウェーブがかかった髪の毛。黄金の蜂蜜のように綺麗だ。顔だちも整っており、柔和な印象を与えるその容貌は美人なお姉さんと言いたくなる。
なにより抜群のスタイル。主に胸。おっぱい、でかい!
その素晴らしい胸を谷間が見える服装をしている。屈んだらぽろりとでもしてしまいそうだ。むしろなんでその服がずり落ちないのか。不思議な力かね?
「すみません。冒険者登録をしたいんですけど」
「そうですか、では登録手数料として千エリス頂きますがよろしいでしょうか?」
「はい」
~~少し時を遡る~~
「えっ、冒険者登録にお金がいるのか?」
「あれ、ユウジはお金持ってないの?」
「…………この街に来る前に路銀が底をついてしまって」
クリスはため息をつきながらポケットからお金を出す。
「仕方ないなぁ、これは貸しだからちゃんと返してね?」
「ありがとう、勿論だ」
本当にいい人だ。
なるべく早くに返そう。
「じゃあ私、用事があるから……その……また、ね?」
モジモジしながら上目遣いでこちらを見る。
「ああ────またな、クリス」
最後にもう一度クリスの唇を奪う。
「~~~っ!じゃ、じゃあね!」
クリスは顔を真っ赤にして走り去った。
~~時は戻り現在~~
「確かに千エリス頂きました。では、冒険者の登録をさせていただきますので、少々お待ちください」
彼女───ルナさんは受付の窓口から引っ込み、向こうの扉から出てくる。ルナさんの手には一枚のカードと大事そうにアンティークっぽいものが握られていた。
それを窓口のところにおいてぺこりと頭を下げる。
「これから冒険者登録をしてもらうに従って説明をさせてもらいますね。この小さいカードが冒険者カードです」
何やら筋力やら生命力やらが書かれている。
「冒険者になるにあたって大事なカードです。身分証の代わりもなるもので大切にしてくださいね。もしなくしたら500エリスで再発行となります。モンスターの討伐はここに記載されます。嘘誤魔化しはできません。そしてこの左下の部分がステータス。自分の力が詳しく書かれているところですね。これによって自分のなれる職業が決まります。生命力や筋力に優れているならソードマン、敏捷性に優れているなら盗賊、知力と魔力に優れているならウィザードになれたりしますね」
「職業によって大幅にかわることがあるのですか?」
「まず取れるスキルが違います。冒険者という例外を除けば、その職業によって取れるスキルは限られています。それにステータスの伸びなんかにも関わってきます。あっ、言い忘れてましたが、スキルはモンスターを倒すことでレベルアップすればスキルポイントを得て、自分でカードを操作して取ることができます」
モンスターを倒して強くなるか。
本当にRPGみたいなものだな。
「では。この水晶のところに手をかざしてもらってもいいですか」
「わかりました。これでいいんですか」
アンティークに冒険者カードをセットしながら言うので、俺は言われた通り水晶の部分に手をかざすと、水晶が淡い光を発する。
その光はどんどん下に落ちていき、ビームのように冒険者カードに文字を記載していく。
「はい。ありがとうございます」
すぐにその記載は終わった。
彼女は冒険者カードを両手で取って、カードに書かれたものを見る。
「お名前はサカキユウジ様ですね。……はああああっ!? 何です、この魔力の高さ!? 紅魔族の魔力の平均値をかなり大幅に超えてますよ!? 先日冒険者になったアクアさん以上って、あなた何者なんですか!?」
ルナさんが俺の魔力の高さに驚く。
エリス様に貰った二つの特典の一つ『魔力高補正』により魔力はかなりの高さだ。
「それ以外はどうですか?」
「あ、すみません取り乱しました。にしても凄いですね。幸運も魔力についで高いですし他も一般平均より中々高いですよ。これなら《ウィザード》の上級職である《アークウィザード》が特におすすめです」
「ではそれでお願いします」
「わかりました。では───冒険者ギルドへようこそサカキユウジ様。スタッフ一同今後の活躍を期待しています!」
ルナさんはそう言って、にこやかな笑みを浮かべた。
あと他にも冒険者ギルドでの仲間の募集の仕方や入り方。依頼の受け方や初心者はどういうものを受ければいいかを教えてもらった。
「長々と時間取らせて本当に申し訳ないです」
「いえ。大丈夫ですよ。これが私の仕事ですしね」
「でもこんな丁寧に教えてもらって、受付してもらえたのがルナさんで良かったです」
「お上手ですね。そんなに感謝してもらえるなら、ユウジ様が稼げるようになったらシュワシュワでも奢ってもらおうかしら」
「もちろん。いつか喜んで奢らせてもらいます」
微笑むルナさん。…………ここでやるか。
「俺としては────ルナさんを頂きたいですけどね」
俺の口説きにルナさんは────頬を赤く染めて少し狼狽えていた。
「そ、それは…………その、私も知り合って間もないのにユウジ様に惹かれていますが……宜しいの、ですか?」
おずおずと訊いてくるルナさん。そうだな、確かに知り合って間もないが───。
「俺はルナさんが欲しい。───一目惚れというやつです」
「……男性にそこまで言われたのは初めてです。────私もユウジ様に恋をしてしまったみたいです。私をあなたのモノにしてください」
そうなのか。…………ちなみに、俺には敵意や悪意のない相手なら好意を得やすいフェロモンがある。
まあ、ルナさんは遊び半分ではなく本気で俺の女にするつもりだけど。
俺は周りに見られていないか確認し、ルナさんのぷるん、とした唇にキスをする。
「んっ………ぷはっ、はぁ……ファーストキス、奪われてしまいましたね………」
俺が顔を離すと、ルナさんは艶っぽい息を吐き、自分の唇を指でなぞる。そして─────。
「ユウジ様、場所を教えますので今夜、私の寝室に来ませんか?…………夜の運動がしたいんです♥」
艶のある声で俺の耳もとでそう囁いた。
俺は股間の肉棒を昂らせながら了承した────。
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