お待たせしました。どうぞお楽しみくださいませ。
ウィズと一晩中セックスしてから今現在、昼間の冒険者ギルドにて。
「知ってるか?魔王軍の幹部の一人が、この街からちょっと登った丘にある、古い城を乗っ取ったらしいぜ」
離れた席でカズマが昼間から酒を飲んで駄弁っている、相席している男から情報収集をしている。
ちなみに俺は────。
「ユウジ~♡ん~、ちゅっ♡」
「ユウジ♡んっ……ちゅっ♡」
両隣からアクア、めぐみんにプルン、としている柔らかい唇で頬にキスされながらテーブルの真ん中に置いた、コップにさした野菜スティックを食べている。一応説明すると────。
アクア 俺 めぐみん
テーブル
カズマ(不在) ダクネス
の順で座っている。いや、にしてもこの野菜スティックはアレだな…………。
と、情報収集を終えたカズマが戻って来た。そして、野菜スティックに手を伸ばす。
クイッ。
野菜スティックがカズマの伸ばした手から逃れるように、ひょいと身をかわした。
…………ハハハ。
「何やってんのよカズマ」
と、アクアがテーブルをバンと叩くと、野菜スティックがビクリと跳ねる。一瞬動かなくなった野菜スティックを、アクアが一本摘まんで口に運ぶ。
…………そうだ。
「アクア」
「んぅ?」
野菜スティックを咥えたアクアがこちらが向くとその野菜スティックを反対からかじる。意図を察したのか、目を閉じてぽりぽりとゆっくりかじり続ける。ポッキーゲームならぬ野菜スティックゲームってね。そして少ししてチュッ、とアクアの瑞々しい唇が俺の唇に当たる。
「むぅ…………ユウジ」
何やら不満げなめぐみんが、拳を握ってテーブルをドンと叩き、怯ませた野菜スティックをつまみ、口に運ぶ。と、俺の方を向いて目を閉じる。
「んっ…………」
なるほど、自分もしたいと。俺は要求に応えてめぐみんの咥えている野菜スティックの反対からかじっていく。
「んむ……んむ………んっ……ちゅっ、んっ………」
お互いにかじっていって、めぐみんの唇が当たる。と、俺はそのままめぐみんの口内に舌を入れる。
「んぅっ!?んっ、むぅ………んぅっ………ちゅっ」
一瞬驚いた様子のめぐみんだったけれど、直ぐに舌を絡めてくる。舌を絡ませ合い、歯茎の裏や喉の奥へと縦横無尽に動き周り、互いの口内を味わっていく。
「ちゅっ、じゅうっ、ぺろっ、んちゅっ、んぅっ♡ユウ、ジ…………♡んっ、んぅんっ…………」
濃厚な舌の絡め合いを続ける俺とめぐみん。と、ひとまず舌を吸って終わらせよう。俺はめぐみんの舌をとらえて、激しく吸い上げた。
「んぅ~~~~っ!!!」
めぐみんの身体がビクッ、と震える。これはイったかな?
「んっ…………ふぅっ、ユウジが急に吸うからちょっとイってしまいましたよ、まったく…………♡」
唇を離し、かかった銀色の橋を拭かないまま色っぽい表情でそう言うめぐみん。
「……………………だああああらっしゃああああああああ!」
あ、カズマが野菜スティックを摘まめなくてキレた。いやホント、活き作りで逃げる野菜スティックって…………。その後、アクア、めぐみん、ダクネスのスキル取得方針なんかを訊いてみる。結論、中々個性的。良し悪しはともかく。
それから後日、先日のキャベツ狩りでの報酬が支払われた。
「ユウジ、カズマ、見てくれ。報酬が良かったから、修理を頼んでいた鎧を少し強化してみた。……どう思う?」
「なんか、成金趣味の貴族のボンボンが着けてる鎧みたい」
「……カズマはどんな時でも容赦ないな。私だって素直に褒めて貰いたい時もあるのだが」
「まあまあ…………俺は良いと思うよ?まあ、ダクネスならよほどおかしなモノでなければ何でも似合うよ、何ら間違いなく美人なんだし」
俺がそう言ってあげると頬を朱に染めて照れ臭そうにしているダクネス。普通に可愛いな。
「そ、そうか。ユウジにそう言われるのは…………どことなく照れ臭いながらも嬉しいな」
…………ふむ。
「そうだね。そういうのを屈服させて奉仕させるのもまた良いモノだし。ああ、ドMにはむしろご褒美かな?」
俺がそう言いながら冷たい視線を向けるとビクンッ、と身体を震わせ────。
「んくうっ………!ああ、イイ………ユウジのどうしようもない牝を見るような冷たい目…………!」
興奮しているダクネスを見ていると、プルプルとした柔らかい物体に口元を包み込まれて、ヌルっとした細長いモノ────ダクネスの舌が俺の唇をなぞる様に動いた。
…………おもむろに顔を近づけてきたダクネスにキスされてるわけですね、はい。
「むぅっ?」
「んっ…………」
くぐもった声を喉から出して、少々抵抗を試みてみるもダクネスはうっとりと目を閉じ、両手は俺の頭を押さえているので逃げられない。別に逃げようとも思わないけど。
口内へ侵入した舌が艶めかしく歯茎をなぞり、生温くも甘さを感じる液体が流れ込んでくるのを無意識に嚥下し、代わりに驚きで溢れる唾をコクコクと味わうように飲み干されていくのを感じた。
──ふむ…………これ、食べられてる?
ようやく濃厚な口吸いから開放され、ぷはっとお互い酸欠気味の状態から息を大きく吐き出す。
俺たちの口を繋ぐ白い糸がタラリと垂れて、ペロリと唇を舐める彼女の舌の動きに目を奪われてしまう。
「…………ダクネス?いきなりどうした?」
「──────っ!?ゆ、ゆゆユ、ユウジ!あの、これは、だな!その…………!」
ふと、正気に戻ったらしいダクネス。かなり混乱しているようだ。
「ユウジ、これは違うのだ!その、ユウジに冷たくされると、どうにもしたくなってしまって…………!」
「…………罵倒されて興奮してつい、してしまったと?ふむ…………この変態」
「んぅっ…………!いや、違うとは言えないのだが!」
テンパってしどろもどろになるダクネス。うーん、何かダクネスとセックスするのはまだマズイような気がするんだけどね………。
ただ、処女を奪わなければ大丈夫、と俺の基本外れたことのない勘が言っている。
「ダクネス」
「な、何だ…………んむぅっ!?」
名を呼んでからダクネスに『顎クイ』をして、唇を奪う。高い防御力故、多少なりとも硬い身体。でもやはり唇は普通に、というか結構柔らかくてプルンとしているね。
「んむ………!んっ、ちゅっ………んぅっ………ちゅ………んっ………」
少し身を捩っていたダクネス。けれど、次第に身体の力を弛緩させていき、身を委ねてくる。そんなダクネスの口内に舌を割り込ませ、上顎、下顎、左右の頬の内側等に舌を這わせる。
「んぅぅ~~っ!?んむ、ユウジっ、んぅっ!」
驚き、離れようとするダクネスだけど、俺が抱きしめている上に快感で力が上手く入らないのか、全く離れられていない。
「んっ………ユウ……ジ………んぅっ………ちゅっ………」
キスを続けているとダクネスの身体から力が抜けていき、俺を離そうとしていた手は、俺の背を抱く。
「んっ………んっ………ぷはっ♡ユウジ………」
唇を離すと、銀色の糸が引かれるのも気にしていないらしい熱っぽい瞳で俺を見つめるダクネス。
とりあえず、ダクネスには本番無しでエロいことするということで。
………それにしても。
「ハァ……ハァ……。た、たまらない、たまらないです! 魔力溢れるマナタイト製の杖のこの色艶……。ハァ……ハァ……ッ!」
新調した杖を抱きかかえて頬擦りするめぐみんは…………まあ、有りかな?にしても、爆裂魔法の威力が何割か増す、か…………まあ、切り札にはピッタリだ。
他の冒険者達はめぐみんの奇行にドン引きしている。
その後、キャベツではなく安いレタスが多くとれてしまったアクアの報酬が思ったよりも少なくてアクアが文句をいったり、カズマの恥ずかしい話を聞いた。いや、男だから仕方ないと思うけど。俺?個人的に宿代は稼いでいる。
その後、クエストを受けようと思い掲示版を見たけれど、高難易度のクエストしか張られていなかった。
ルナさんに聞いたところによると近くに魔王軍の幹部が住み着いたせいで魔物が隠れてしまったらしい。
ということもあり、それぞれの好きなように過ごすことになった。
アクアはバイト、ダクネスは筋トレ、めぐみんは爆裂魔法の特訓、カズマはその同行。俺は出来そうなクエストを作戦を立てて行ったり等の金策をしている。
暫くしてカズマから聞くと、とある廃城に向けて撃っているとか。というか、その廃城ってまさか………?
『緊急! 緊急! 全冒険者の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まってくださいっっ!』
……………………まさかね?
次回、いよいよ第一の魔王軍幹部が登場!(◯ィズを除く)
ご感想、評価、是非お願いいたします。