※この作品はR-18です。

この素晴らしい世界でモテモテに!   作:グルジオ

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お待たせいたしました。原作主人公をそのままにオリ主を出す作品は中々難しいですね。我ながら出来に不安は有りますがどうぞご覧くださいません。それと申し訳有りませんが今回はバトルパートで性的描写はございません。ご了承くださいませ。


決戦!VSベルディア part one

デュラハンは大剣を構えて駆け出した。デュラハンとの戦闘に備えて、宝杖ミストルティンを構え、迫り来るデュラハンを見据える。

 

デュラハンが僕らのもとに着くより早く、集まっていた冒険者達が各々武器を構えて、デュラハンを遠巻きに取り囲んでいく。

 

 

 

 「……ほーう?俺の一番の狙いはそこにいる連中なのだが……。……クク、万が一にもこの俺を討ち取ることが出来れば、さぞかし大層な報酬が貰えるだろうな。………さあ、一攫千金を夢見る駆け出し冒険者達よ。まとめてかかってくるが良い!」

 

 

 

余裕の現れなのか、デュラハンは大剣を肩に担いで、頭を持っている左手で辺りを取り囲んでいる冒険者達を見回す。

 

 

 

 「おい、どんなに強くても後ろに目は付いちゃいねえ!囲んで同時に襲いかかるぞ!」

 

 

 

戦士風の冒険者が回りの冒険者に向かって叫んだ。

 

 

 

 「おい、相手は魔王軍の幹部だぞ、そんな単純な手で倒せる訳ねーだろ!」

 

 

 

カズマが戦士風の冒険者や今にも襲い掛からんとする冒険者達を制止しようとする。

 

 

 

 「時間稼ぎが出来れば十分だ!緊急の放送を聞いて、すぐにこの街の切り札がやって来るさ!あいつが来れば、魔王軍の幹部だろうがてめえは終いだ!おいお前ら、一度にかかれば死角ができる!四方向からやっちまえ!」

 

 

 

戦士風の冒険者は戦斧を構えてデュラハンに襲いかかる。他の冒険者達もそれに続く。デュラハンは自分の頭を空に放り投げ、両手で大剣の柄を握る。────あれはまずい。本能が、今のデュラハンの行動に警鐘を鳴らす。

 

 

 「止めろ!行くな……」

 

 

 「全員避けろ!!」

 

 

 

カズマの声と俺の声が同時に上がる。デュラハンは襲ってきた冒険者達の攻撃を全て避け、一刀のもとに斬り捨てた。

 

 

 

 「えっ?」

 

 

 

それは、誰の声だろうか。斬り捨てられた冒険者達の誰かか、それとも、彼らが斬り捨てられたのを見ていた他の冒険者か。

 

 

 

 「次は誰だ?」

 

 

空から落ちてきた頭を受け止め、大剣を地面に突き刺したデュラハンが言った。デュラハンの頭が離れている特性を生かしたわけか。頭を上に投げて、鳥瞰的に地上を見て、攻撃を全て避けて反撃したということだ。と、ここで一人の女の子が叫びを上げる。

 

 

 

 「あ、あんたなんか………!あんたなんか、今にミツルギさんが来たら一撃で斬られちゃうんだから!」

 

 

 

……………ん?ミツルギって、魔剣をカズマに奪われた挙げ句、売られてしまった御剣響夜?

 

 

 

 「おう、少しだけ持ち堪えるぞ!あの魔剣使いの兄ちゃんが来れば、きっと魔王の幹部だって……!」

 

 

 

 「ベルディアとか言ったな?いるんだぜ、この街にも!高レベルで、凄腕の冒険者がよ!」

 

 

 

……ごめんなさい。たぶん彼は売られた魔剣を捜しにこの街を留守にしてるかも知れません。御剣が街を出ていった理由を間接的に作ったのは俺だし、責任は取ろう。

 

 

 

 「……ほう?次はお前が俺の相手をするのか?」

 

 

 

 「ああ。呪いをかけられたお礼参りも兼ねて、俺が相手をさせてもらうよ」

 

 

 「私もやるぞ、ユウジ」

 

 

俺とダクネスはカズマとめぐみんを庇う形でベルディアの前に立ち塞がる。因みにアクアは斬られた冒険者達の死体の傍へと近寄って、何やらしている様子だ。……蘇生でも出来るのだろうか?女神だしね。……と、カズマはダクネスに何か言おうとしているが躊躇している。それを察したダクネスが自信有り気に言い放つ。

 

 

 「安心しろ、カズマ。私の頑丈さは、誰にも負けない。それに所持しているスキルは武器と鎧にも効果があるんだ。だが、奴も剣が良い物だとしても、金属製の鎧を紙の如く切り伏せることは出来ない。奴も攻撃系のスキルに持ちだ。なら、私の防御スキルと奴の攻撃スキルがどちらが上か勝負してやる!」

 

 

本日は珍しく攻撃的なダクネス、しかし───。

 

 

 「やめとけよ、ダクネス。あいつは攻撃だけじゃなく、回避も凄かっただろう。あれだけの冒険者の攻撃が当てられなかったんだ、不器用なお前に当てられるはずないだろ」

 

 

 

カズマの言葉にピクリとも反応せずに、じっとベルディアと対峙しているダクネス。

 

 

 「……聖騎士として……。……守ることを生業とする者として。どうしても譲れない物がある。やらせて欲しい」

 

 

……ダクネス本人にとっては本当に譲れない物があるのだろう。

 

剣をゆっくりと正眼に構え、ベルディアへと向かってダクネスは斬込みに走った。

 

 

 「ほう!来るのか!首無し騎士として、相手が聖騎士とは是非も無し。よし、やろうかっ!」

 

 

ベルディアがそれを迎え撃つ。

 

しかし……本当に大丈夫なのだろうか?そんな俺の懸念は───。

 

 

 「は?」

 

 

ベルディアが、気の抜けた声を上げることで的中した。

 

 

ダクネスは距離の目測を見誤ったのか、ベルディアの足元数センチほど前の地面に叩きつけたのだ。ダクネスぅ……。

 

 

 「……なんたる期待外れだ」

 

 

ベルディアはつまらない相手と言わんばかりの口調で、ダクネスに袈裟懸けに、無造作にその剣を片手で一閃した。

 

 

 

 「ダクネスぅぅ!」

 

 

 

 「ああっ!?私の新調したばかりの鎧がぁぁぁぁぁっ!」

 

 

 

 「ふぁっ!?」

 

 

 

ベルディアは、本気ではないが普通の冒険者なら殺せるほどの力で剣を振ったとはいえ、鎧のみしか傷ついていないことに、素っ頓狂の声を上げていた。本当に防御だけは凄いんだね、ダクネス……。

 

 

 「な、何だ貴様は……?俺の剣を受けて、何故斬れない……?その鎧が相当な業物なのか?……いや、それにしても……。先ほどのアークプリーストといい、爆裂魔法を放つアークウィザードといい、お前らは……」

 

 

何やらブツブツ言い出したベルディア。

 

 

 「ダクネス!お前ならそいつの攻撃に耐えられる!攻撃は任せとけ、援護してやる!」

 

 

そのカズマの言葉にダクネスは、目をベルディアに向けたまま頷く。

 

 

 「任せた!だが、私にもこいつに一太刀浴びせる機会を作ってくれ。頼む!」

 

 

ダクネスの言葉に了承したカズマ。ベルディアから離れ、近くにいた冒険者に呼び掛けた。

 

 

 「ユウジ、頼む!魔法使いのみなさーん!!」

 

 

カズマの呼び掛けに、自らの仕事を思い出した魔法使い達が次々と魔法の準備を始め、他の冒険者達も自分に出来る事が無いが動き出した。俺もミストルティンを構え、魔法を放つ体制をとる。

 

と、ベルディアが地に剣を突き立て、開いた右手で、魔法を唱え出した魔法使い達を次々と指す。

 

 

 「お前らまとめて、一週間後にィィィ!死にさらせぇぇ!」

 

 

ベルディアが魔法を詠唱していた魔法使い達にまとめて死の宣告の呪いをかけた。自分が死の宣告を受けた事実に、魔法使い達がうろたえ、次々と詠唱を止めてしまう。参戦しようとしていた他の魔法使いは、死の宣告を受けた同業者の姿を見て、顔を引きつらせながら魔法を唱えるのを躊躇する。

 

 

 「───インフェルノ」

 

 

そんな中、俺は唱え、巨大な火炎弾を放ち、ベルディアに直撃させた。

 

 

 「ヌウウウウッ!」

 

 

ふむ、やはり魔王軍幹部だけあるな。ある程度のダメージは与えたらしいが、致命傷とまではいっていない。

 

 

 「貴様、死の宣告を受けたのだぞ!?何故何の躊躇もなく俺に立ち向かう!?」

 

 

動揺しているベルディア。まあ、アクアさえ護れれば呪いは問題ない。というかアクアなら蘇生も出来そうだし。

 

それに何より───。

 

 

 「俺は覚悟を決めている───魔王軍幹部ベルディア、お前を倒す!」

 

 

さあ、まだまだここからだ───!

 

 

 

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