※この作品はR-18です。

闇を従えし魔王   作:ヴィヴィオ

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やばい、レレイが居たのコダ村でした。別の村だと勘違い。どうにかこじつけた。


第42話

 

 さて、車に乗って無線機に連絡を入れたので、次に進む。今度は助手席に座って窓から顔を出しながら、次に進む地図を見る。

 

「ねぇねぇ、このルートだよね?」

「そうだぞ。なんだ、運転でもしたいのか?」

「それも面白そうだよね」

「やめてくれ。皆の準備はいいか?」

『問題ありません』

 

 出発できるようなので、窓から頭を出して挨拶しよう。すると、石が飛んできて、避ける。そしたら、倉田に命中した。

 

「くそっ、どんどん投げろ!アリエッタを虐めた仕返しだ!」

「そうだ!」

 

 どんどん投げて来る。ボクはそれを全て弾く。伊丹は頭をやれやれって感じで掻いてる。手の指を銃の形にして、魔力を集める。

 

「何をしているのっ!」

「や、やめなさいっ!」

「すいませんっ、すいませんっ!」

 

 両親の人達が慌てて割り込んで来て、謝るけれどボクは引き金を引く。

 

「おい待て」

 

 伊丹がボクの手を上から握って降ろす。お蔭で照準がずれた。どちらにしろ、皆、死ぬだろうけど。

 

「させない」

 

 杖を持った青みがかった銀髪の可愛い女の子が飛び出してきて、杖を盾にしながら障壁を張ってボクの攻撃を空に誘導した。空で爆発して雲が消し飛んだ。

 

「なんとかセーフか」

「無茶するね。指、無くなってたよ?」

 

 伊丹の指は深く傷ついて、取れかかってる。ボクは闇を使って修復してあげる。

 

「助かる。でも、さっきのは駄目だぞ」

「攻撃されたから、正当防衛だよ」

「いや、過剰防衛だろ。消し飛ばす気満々じゃねえか」

「うん。でも、まあ、今回は助かったかも。面白いのが釣れた」

「あ~お前は……」

「これ以上、手を出さないでね。これはボクが買った喧嘩だから」

「ちっ、わかったよ。全員、何が有っても待機だ」

 

 伊丹が無線機で他の隊にも連絡を入れる。これで問題ない。ボクは外に出る。女の子を見ると、弾いた衝撃で後ろに倒れていたのか、そのままの状態で三角帽子のおじいさんに怒られている。

 

「馬鹿もんが! 死ぬ所だったぞ!」

「問題無い。私の全魔力で防げる計算だった。それよりも……」

「そうじゃな」

 

 ふらふらになりながらも立ち上がってこちらを見て来る。ボクはニッコリと笑って、闇を圧縮した球体を複数作り出す。

 

「レレイよ、わしゃ、夢でも見とるんかのう?」

「違う。これが現実」

「いや、ありえんじゃろ!なんちゅう魔力量じゃ! アレ一個でワシ等100人分くらいあるぞ!」

「……やっぱり、先程感じた膨大な魔力は間違いじゃなかった」

「わしは止めたというのに……勝手に飛び出しおって……こりゃ、死んだぞ」

 

 さて、どうしようか。殺すのは簡単だけど……この女の子、ショートカットだけど大きくて綺麗な碧の瞳。身長も低くて身体つきもボクの好みだ。じっくりと観察していると、声が割って入って来た。

 

「どうかお許しください! 子供達がしでかした事ですので、何卒、何卒!」

 

 村長さんが土下座して謝ってくる。両親もだ。子供達は無理矢理頭を下げさせられている。

 

「売られた喧嘩は数億倍にして返すものだよ。だから、この村ごと消してあげようかな」

「それだけは、それだけは勘弁してください! 私等はどうなってもいいので、関係の無い者達だけはどうか!」

「どうするんじゃ?」

「……大丈夫。まだ殺されていないという事は、条件次第では助けて貰える。相手は亜神か神様クラス。私達なんて片手間で殺せる。違う?」

「うん、そうだね。賢い子は好きだよ?じゃあ、ボクが何を求めるか、わかる?」

「……私?」

「根拠は?」

「それ以外に視線がいってない」

「正解。じゃあ、君がボクの牲奴隷になるなら助けてあげる」

「それは嫌。妻か愛人がいい」

「レレイっ!?」

 

 性奴隷は嫌らしい。まあ、そうだよね。でも、立場が分かっているようで、要望を告げてきた。

 

「なんで?」

「性奴隷だと自由が無い。本が読めない。好きな事を調べられない」

「じゃあ、色々と教えてあげるし、ある程度自由にしてもいいよ」

「……それなら、別になんでもいい」

「じゃあ、服を脱いで裸になってよ」

「ここで?」

「ここで」

「……わかった」

「レレイ、何を考えとるんじゃ!」

「村の人には世話になった。その恩は返す」

 

 裸になった彼女の姿は綺麗だった。ボクは近付出で、彼女の身体を撫でる。すると、ビクッと震えるが、微かに顔を赤らめているだけだった。

 

「男性経験は?」

「ない」

「そう。じゃあ、口を開けて」

「ん。んんっ!? じゅるっ、ちゅっ!?」

 

 口付けをして、舌を絡める。直ぐに口内に舌を入れて、口の中を舐めていく。息継ぎの為に口を離すと、唾液の橋が出来た。

 

「はぁ、はぁ……」

「どう?」

「変な感じ……」

「これから、キスする時は舌を絡め合うからね」

「わかった」

「じゃあ、次は下だね。足を広げて、腰を落として股を開いて。それから、自分でマンコを開くんだ」

「? っ⁉ わ、わかった」

 

 直ぐに言った通りの恰好になったが、マンコが分からなかったようなので、触れて教えてあげる。そのまま中を覗き込むと、処女膜が有った。

 

「よし、いいよ。それで、どれがいい」

「選んでいいのなら、妻がいい」

「じゃあ、それで。服はもう着てもいいよ」

「よかった」

 

 着替えている間に、改めて残りの人を見る。

 

「じゃあ、今回の事は許してあげるけど次からは気を付けるんだよ。それとレレイでよかったけ?」

「ん。私はレレイ・ラ・レレーナ」

「そっか。じゃあ、レレイ。ボクはアスト。苗字が万里谷、よろしくね」

「わかった。アスト、よろしく。それで、一旦戻っていい? 荷物の準備がある」

「駄目。帰り、どうせ寄るからその時にね」

「わかった。師匠、用意しておいて」

「本当にいいのかの?」

「それしか手段がない。これは一番穏便な方法。それに私にとってもありがたい」

「なんじゃと?」

「色々と好奇心が満たせる。さっきの魔法とか、キスされた時に流れ込んできた大量の魔力とか。調べたい事がいっぱいある。玩具になるぐらいで深淵の知識が手に入るなら、安い物」

「お主は……」

「変な事、言った?」

「いや、魔導師としては正しいのじゃがな……まあ、わかったわい」

「それじゃあ、着替えとか……やっぱりいい。自分で用意する」

「ほいほい。餞別だけ用意しておいてやるわい」

「ありがとう」

「すまんな」

「気にしないで」

 

 お爺ちゃんの次に村人達が色々と話してくる。終わったのを見計らて、ボクはレレイを助手席に乗せる。

 

「倉田さん、代わって代わって」

「いや、運転する気ですか」

「大丈夫だから」

「えっと、隊長?」

「ああ、構わん。好きにさせろ。俺は疲れた。このままちょっと仮眠を取る」

「了解」

 

 運転席に座ったボクは皆に出発の合図を出す。

 

「目的地はどこ?」

「エルフが見たい!」

「じゃあ、右。案内する」

 

 レレイの案内に従って、進んでいく。アクセル全開! 直ぐに時速100キロまでになる。後ろからも慌ててついてくる。

 

「ちょっ、速い速い!」

「問題ないよ~なんか、急いだ方がいい気がするし」

「それは勘」

『隊長、速いですって!』

「あ~幸運いくつだっけ?」

「A+ですがなにか~」

「全員に通達。出来る限り急いで向かう。理由は聞くな。ただし、戦闘が起こる可能性がある。全員、そのつもりで」

 

 伊丹が全員に通達を出したので、これで大丈夫。どんどん急ごう。

 

「なあ、レレイだったか」

「何?」

「ここからこの速度だと何時間くらいでつく?」

「普通なら四日以上だけど、この速度なら四時間くらいでつく」

「そうか。それで、間に合いそうか?」

「ん~多分? まあ、いざとなればボクだけが飛んでいけばいいし」

「それもそうか。なら、二時間交代で運転させるか」

「それがいいも」

 

 さて、楽しく進んでいく事、2時間ちょっと。ボクが歌いながら、進んでいくと森が川を曲がった先に見えてきた。交代はそろそろしないといけない。

 

「あの森に集落があ……っ!? 止まって! 炎竜が居る!」

 

 レレイの声が聞こえたのでドリフトして止まる。

 

「伊丹、後は任せるよ~」

「はいはい。行って来い。お土産を期待してるからな」

「任せて。レレイは待っててね。ボクが退治してくるから」

「わかった」

「全隊に告げる。これより一時、待機。陛下の怪獣大決戦を見学するぞ。野営の準備を忘れるなよ」

 

 ボクは降りて、胸のペンダントを握りしめながら走る。直にジャンプする。引きちぎったペンダントが槍へと変化する。そして、ボクの影から巨大なドラゴンが現れる。その頭に飛び乗って槍を炎竜に向ける。

 

「行くよ、あーちゃん! レレイに良い所を見せるんだからね」

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■━━━━!!」

 

 アジ・ダハーカの咆哮は木々を薙ぎ倒して腐敗させ、衝撃波となって炎竜に襲い掛かる。炎竜も流石にこちらに気付いたのか、直ぐ人を咥えながら空に飛びあがってブレスを吐いてくる。

 

「負けるな、あーちゃん!」

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■━━━━!!」

 

 巨大な黒いブレスが吐き出され、炎竜のブレスを押し返して吹き飛ばしていく。

 

「さあ、次は格闘戦だよ!」

「ぐぎゃ?」

「ん?」

 

 吹き飛んだ炎竜は何時まで経っても帰ってこない。というか、トカゲめ、逃げやがった。

 

「軟弱なトカゲめっ! さてはボクのあーちゃんに恐れをなしたな! まだ変身が931個はあるのに!」

「ぐるっ」

「え? もっとある? そうだね。いっぱいだよね!」

 

 こんな話をしながら、下を見ると……森が紫(・)に変色していた。所々では溶けて変なガスまで出ている。まあ、ほとんど燃えているんだけどね。

 

「……おのれ、炎竜!」

「……」

「あ~ちゃん、そんな目で見ないで!いい、全部炎竜のせいだからね!という事で、帰っていいよ」

 

 アジ・ダハーカを戻して、ボクは集落に飛び降りる。集落の人は直に弓を構えながらボクを囲む。生き残りは微かで、ほとんどが怪我人だ。

 

「無事みたいだね」

「君は、黒い竜から降りてきたな」

「イエス、あれはボクが呼び出したものだからね」

「そうか。人の子よ、助かった」

「ちゃんとお礼は貰うからいいよ。それより、速く脱出しようよ。道はボクが作るから」

「助かる。この借りは……」

「だから、後で貰うって」

 

 槍を思いっきり投げて、火やその他もろもろ吹き飛ばして安全な道を作り出す。槍は転移魔術で直にボクの手元に帰ってくる。

 

「私はホドリューだ。娘達を先に避難させてくれ」

「ん~めんどいからもっと単純に力技でする。闇よ、ボクに従え!」

「何!?」

 

 闇の触手で生き残りのエルフ達を全部捕まえて、闇の中に引きずり込んでレレイと伊丹達の所に転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

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