艦隊これくしょんのR-18な短編作品詰め合わせ 作:dn88k
「エロい長良なんて長良じゃねえ!」という方はブラウザバック推奨です。
屋台で購入したイカ焼きをかじる。
長良は提督達と共に鎮守府の近くで開催されたお祭りに来ていた。まだ太陽は沈んでおらず、周囲は明るい。艦娘達もはしゃいでいる者ばかりであった。
そんな中、普段なら活発な印象のある長良だけが今日はやけに大人しかった。他の艦娘との会話も最低限で、どこか落ち着きがない。ところが、それに気付く者はいなかった。賑やかな雰囲気に飲まれて浮かれている者がほとんどだったからだろう。
長良はイカ焼きを食べ切ると、その串を近くのゴミ箱に捨てる。振り返れば賑わいを楽しむ提督の姿が視界に入る。
(やっぱり、無理……!)
長良はコッソリと提督の近くから離脱し、屋台を見廻りつつ歩いた。どちらかと言えば「花より団子」を言葉の通りに行くタイプの彼女。屋台の料理を楽しみそうなものだが、彼女の目的は既にそれらでは無かった。何でもない風を装いつつ、静かに祭りの会場を離れて行く。そして、彼女は海岸沿いの斜面に通された舗装路を歩き、だいぶ離れた場所で立ち止まった。そこには舗装路を背にして斜面との隙間を利用する形で建てられた簡素な造りの小屋があった。その小屋と周辺の地面だけは小屋に合わせたような簡単なコンクリート舗装がされている。倉庫目的で誰かが建てたのだろうが、今ではほとんど使用されていないらしく、建物全体が朽ちかけていた。周りは雑木林で覆われているから、少し踏み込めば道からは誰からも見られる事はない。
長良は周囲に誰もいない事を確かめて、その雑木林に入って行き、小屋の裏側に回り込む。そこは海を眺める事が出来る場所で、長良は改めて後ろを振り返り、誰かがいない事もう一度確かめ、ポスンと座り込んだ。
「ふぅ……ふぅ……」
何故か息の荒くなった長良は浴衣に手を入れて、その内側のショーツを脱ぎ始める。
「こんなの、いけないのに……」
苦しげに呟いた長良は、片足からショーツを脱ぎ去った状態で、露わになったその股間を両手でいじり回し始めた。
「ダメ、ダメなのにい……」
そんな呟きとは裏腹に、疼いて脈打つ肉壺をようやく捏ねくる事ができ、心のどこかで安堵している長良がいた。
(いい方法ないかなあ? これ以外でムラムラを抑える方法……)
長良は苦しげに雌肉の内側を引っ掻き回す。既に出入りする指へと絡まった粘性の液体によるらしき湿った音が鳴り始めていた。
彼女がこんなアブノーマルな自慰行為に目覚めたのはつい最近の事だ。そもそも、自慰行為そのものに縁がない、極めて健全な女の子だったのである。
その日、長良は鎮守府内に設置された運動場でいつものように走り込みをしていた。一通りのメニューをこなし、ペットボトルの蓋を開けて水分を摂っていると、
「長良」
と声をかけられる。
別に後ろめたい事をしている訳でもないのにドキンと心臓が跳ねる。声の方を向くと案の定提督だ。
「はい、なんでしょうか?」
「書類の運び出しって手伝ってもらえるか? 廃棄しなきゃいけない書類の分量が多くてな。これから車両をこっちに回して回収してくれるって言うから」
「あ、はい、行きます!」
出入り口まで回るのも面倒だと思った彼女は、運動場を囲むように設置された人の腰ほどの高さの低い柵を、そのまま一跨ぎに飛び越えようとした。その際、筋肉の疲労のせいなのか、跳躍する高さが足りず、コリッという感覚と共に股間が柵の上部の縁と擦れた。
「!!」
そして、一瞬ながら股間を甘い痺れが走ったのである。
(……今の何?)
股間に片手を添えながら、不思議そうに柵の方を振り返る。
「そんなに急がなくてもいいぞ?」
提督は笑いながらそう言い、まだ車が着くまでは時間があるからと続けた。
「お前もさっきの運動で疲れてるだろうしな。他の連中にも声をかけてるから、そんなに頑張るようなもんでもないよ」
おそらく提督自身はたまたまここを通りがかり、長良の手が空いていそうだったから声をかけたに過ぎないのだろう。長良は何故か気恥ずかしい思いと共に提督についていき、他の艦娘達と共に予め段ボールに詰められていた廃棄書類を運び出したのであった。
問題はその後である。
その日、柵を乗り越えた際に甘い痺れを覚えてから、長良の股間部にはまとわりつくような不思議な感覚が宿り続けたのである。なんだかおかしい、そう思いつつも作業も終わり、寮に戻った彼女は気になって仕方がなかった股間部を撫で回した。これが彼女にとっての初めての自慰行為だった。そういう行為があるという事自体は知っていたし、心身に対して有効に作用する場合もあるとは聞いていたが、その手の欲求をほとんど覚えたことが無いという事もあって、経験がなかったのだ。しばらく撫で回しているうちに、股間にあった違和感は消えてくれたが、いやらしい事をしてしまったという後悔が残った。
それからは度々股間部の違和感、そして燎原の火のように全身に広がっていく、火照るような感覚に長良は悩まされるようになった。後ろめたさがあるが、股間を弄らないと火照りは消えてくれない。行為は次第に過激化し、割れ目へ指を挿入するだけでなく、乳房さえも揉みしだくようになり、その過程でオーガズムに至ることをも彼女の肉体は覚えてしまった。
このままではいけないと思い、発散するために今まで以上にトレーニングに熱を入れたが、それでもトレーニングだけで股間の火照りが完全に消え去るという事はなかった。今日のように耐えきれず、今や外で一人遊びを始めてしまう事さえある始末だ。
彼女が今いる場所も、ムラつきを解消する為にランニングをしていたにも関わらず、おさまってくれずに困り果てていた所、たまたま通りかかったそこが周囲からは自分の姿を隠せる場所だった事に気付いたから勝手に使うようになってしまったのである。とにかく、その時の彼女は自慰行為が避けられないと悟り、鎮守府内にある寮に飛び込むしかないと考えていたところ、より手っ取り早く済ませられる場所があった事に安堵し、そこに隠れてブルマとショーツを半脱ぎにして、思い切り肉壺をほじり返した。そしてその場で立ったまま絶頂に達した長良は、イケナイ事をしてしまったという後悔はあったものの、挙動不審なまま鎮守府へと向かわずに済んだというホッとした気持ちでランニングを再開したのである。
不本意ではあるが、この小屋近辺が屋外で発情してしまった時の長良の緊急避難先になった。
(気持ちいい……気持ちいいよお……)
浴衣の上半身もはだけさせて乳房を露出させ、下半身は大股開き。そんな股間は海の方向を向いていた。
夕暮れ時。周囲に誰もいない中、そんな姿で自慰行為にふける。開放的なそのシチュエーションは彼女を実に興奮させた。片手で決して小さくはない乳房を強く揉みしだき、乳首をも摘む。それは胸部に宿った火照りを強制的に搾り取るかのような乱暴さであった。そして股間部には既に三本目の指が追加され、ズボズボと音を立てながら激しく出入りしていた。自分の膣の弱い所を、手の角度や指の曲げ方を変えてどんどん刺激していく。そんなハードなオナニーだからだろうか、その蜜裂から湧き出す多量の愛液は白く濁り、彼女がいかに興奮しているかを物語っていた。そして長良は気付く。
(誰か来た……!)
彼女は念の為音を立てないように移動し、小屋の裏でより見つかりづらくなるよう身を縮める。片方の手で口を押さえ、もう片方の手は相変わらず淫裂に指を出入りさせていた。
複数名がグループを作って道を歩いているようだ。話し声も聞こえる。出来る限り呼吸音と股間を弄る指の動きも抑えて、耳を澄ませた。その声は何やら聞き覚えがある気がする。
「皆さん楽しそうで良かったですね」
「そうだな。気分転換出来てるみたいで何よりだ」
「……っ!!」
最初の声は同僚の艦娘、それに応じているのは提督だ。何故か彼女の膣が一気に締まり、消えつつあったムラつきが再び膨らみ始めた。
「そういや長良が見当たらなかったけど、アイツ途中まで居たよな?」
「屋台のお料理食べてるのは見ましたけど……もしかしたら別のお店で遊んだりしてるのかも知れませんね」
「そうかもな。普通にアクティブだし、長良って」
提督達は通り過ぎて行った。残された長良は口から手を離し、フウフウと荒い呼吸を再開する。
長良の劣情は再点火していた。身体が疼いてたまらない。
(もうダメッ!! 早く、イかなきゃっ!!)
皆が道路を通過して行った後、露出した乳首を震える手で交互につねり、手によるピストン運動もまた激しくなっていく。
「ふぅー、ふぅー……」
声が出るのをこらえながら、
(イって、早くイってよ……!)
と心の中で頼み込むように自らの肉体に語りかける。ドロドロと溢れ出て地面にたれる愛液が内股をも汚すが、構っている余裕はない。
(あ、来る、来る……!)
じわりと這い寄る絶頂を長良の神経が捉えた。ラストスパートと言わんばかりにその膣内をかきむしる。そしてそれは程なくしての事であった。
「ーーーーっ!!」
オーガズムが長良を襲ったのである。その落ち着くまでの時間は彼女のオナニーによるものの中では長い方であった。
「気持ちよかったあ……」
長良は全身から力が抜けてしまった状態のまま、そう呟く。だが、彼女の気分は暗い。またも自慰行為に至ってしまった事に対する後悔であった。
原因と呼べるものは彼女にも何となく推測がついていた。提督がそばにいた時、あるいは提督の姿を目にしただけでさえ、股間部に疼きを覚えるのだ。
(あの人がムラムラのスイッチ……?)
長良はそう考えざるを得なかった。提督を身近に感じたり、目撃したりした場合はランニングや走り込みでは解消しきれない程の劣情を覚え、どこまでトレーニングしても下腹部の火照りは決して消えてはくれないのだ。逆に、艦娘としての本分である海上での作戦活動を展開する時はほとんどその手の感覚に襲われた事はない。提督と顔を合わせる事がまずないから、というのも一因だろう。彼が直接指揮を取る場合であってもそれは後方からである。仮に彼が前線まで出ようとしても、それは鎮守府のコントロール役が狙撃されるという最悪の事態に直結するので、周囲が止める。これ自体は彼の着任当初は何度かあった事で、その後は流石に自重しているが、鎮守府のメンバーを気にかける姿勢自体は今も変わっていない。ただ、今の長良にしてみれば、それもまた自分をときめかせるエッセンスであった。
(何で? あの人は私と普通に接してるだけじゃない)
そうは思いこもうとしても、身体が疼くのは変わらない。だから彼女は自慰行為にふける。事後に後味の悪さを覚えるのはその実、心の中で提督を密かに汚してしまったという事と、彼が常に自分のそばにいる訳では無いという寂寥感が大きかった。
(走り込みしなきゃ……)
今日も長良は気怠げに運動場に向かう。元々好きでやっていた事ではあったが、最近はどこか鬱屈した気分を晴らすために行っている側面がある事は否定出来ない。
が、その運動場では既にジャージ姿の提督が準備運動をしていたのだから長良は唖然とした。
「おう」
と、提督は軽く挨拶をしてくる。彼だってトレーニングを欠かす事はない。ただ、時間が合わないのか、長良と共に行うという事自体はさほどあった訳では無かったし、彼女が自慰行為に取り憑かれてからは初めてだった。
まずい事になったと長良は思った。自分の劣情を喚起する相手と同じ場所、同じ時間を過ごす事になってしまったのである。しかし、ここで引き上げれば不審がられるに決まっている。彼女は事前に決めていた内容でトレーニングを始めざるを得なかった。
集中しようと思っても、どうしても提督の存在を意識してしまう。だからなのか、その取り組み方はいつもの長良らしくないガムシャラなものになった。
一通りのメニューをこなした時には提督も終えていたようだ。
「お疲れ様です、司令官!」
トレーニング後のストレッチを行う提督に声をかける。そんな長良は呼吸が微妙に整わないが、果たしてそれは単に運動のせいだろうか。
「お疲れ。今日は負荷上げてたのか?」
提督は長良のトレーニングの様子を見ていたらしい。この場に二人しかいないのだから当然ではあるのかもしれない。
「あ……は、はい」
長良の心情を知る術などあるはずもない提督にすれば、彼女が真面目にトレーニングに励んでいるようにしか見えなかったろう。
「そっか。じゃ、俺は着替えて戻るな?」
と言いながら更衣室へと歩き始めた。
「あ、私も」
長良がその後を追う。一見大人しくしている彼女の、
(うう、かき回したい……!! オマンコほじくり返したいよお……!!)
という心の叫びが提督には聞こえるはずもなかった。
そして男性向けの更衣室に入ろうとする提督に対し、長良が声をかける。
「司令官、着てたもの、長良が洗っておきます」
「うん? 別に俺のとこで洗うからいいぜ?」
彼は意外そうな表情を浮かべる。
「私のと一緒に洗えば手間省けますし」
「お前男物と一緒とかいやじゃねえの?」
「別に嫌とか気にしたりとかしてませんってば!」
そう笑顔を浮かべて長良は言う。そうか、なら頼むわと言って、結局着替え終わった提督は戻っていった。残されたのは長良一人だ。彼女は更衣室の隣にある洗濯機置き場で、提督の衣類が入ったカゴを持ったまま見つめていた。
ドクンドクンと心臓の鼓動が早まる。目を開いてそれを凝視していた。焦るかのように提督の汗が染み込んだシャツを長良は手に取った。
クン、と鼻をきかせれば、そこから感じ取ることが出来るのは明らかに提督の汗の匂いである。腹の奥底がキュンと疼く。
「ん……」
愛おしそうにシャツを顔に寄せ、クンクンと嗅ぐ。しばらく嗅いでいると意識がクラリとし始め、体内が熱を帯びていく。
「もう、これ……!」
無理だと思い、小声でそう叫んだ長良はブルマとショーツを焦ったそうにしながらも脱ぎ去る。自分の汗が染み込んだそれらを洗濯する必要があったとも言えるのかもしれないが、彼女の目的は全く異なっていた。大体、単に洗濯をするなら更衣室でまず着替えをするだろう。シャワー室もあるからそこを利用してからでも良い。
布切れを剥がされて空気に晒された彼女の股間は濡れるどころか、既にトロリと粘液を滴らせていた。荒い息で焦るような彼女は、片手に提督のシャツを持ったまま、もう片方の手を自らの股間に手を伸ばして、粘液まみれの割れ目へ一気に指をのめり込ませた。
「くううっ……!」
シャツの匂いを嗅ぎながら、自らの淫裂をほじくり返す長良。あまりに快感が強いのか、直立した姿勢のままでいる事が困難になったようで、彼女は壁に背を預けて辛うじて体重を支える。
「ふぅー……! ふぅー……!」
長良は自らの女芯内部を引っ掻き回す事に夢中になっていた。グチュグチュグチュと割れ目からは指の出入りに応じて音が鳴り、その指が彼女の膣壁をこそげるように刺激して回る。興奮と快感に浸った女性器は嬉しげに涎をこぼし、その涎はトロトロとその淫らな入り口から垂れ流しになる。鼻腔を通じて脳へと到達している提督のシャツの匂いは、長良が覚えている快感をより増幅させた。
(ううー……すっごく、気持ちいいよお……)
気が遠くなる程の快楽が長良に押し寄せてくる。今回の一人遊びは今までと比べても尚更強烈であった。何せ、長良の想い人である提督の匂いに酔いしれながらするのだから、想像の中で完結するものとは段違いだ。
だからこそ、彼女は冷静さを微塵も残せなかったのかもしれない。
どれ程間が悪かったのだろうか、提督が戻ってきてしまったのである。
(え、司令官……?)
「いや、ポケットの中に忘れ物があった気がしてな。大した物じゃなかったんだが……」
唖然としたような提督とは対照的に、長良の反応は鈍かった。クチクチと、彼女はその蜜を排泄し続ける、淫らな割れ目への刺激を止める事が出来なかったのだ。不味いところを見られた、という意識がかすかに脳髄のどこかで走っただけである。あまつさえ、
「悪りい、邪魔した」
と言って慌ててその場から退出しようとした提督に対し、
「待って、下さい……お願いだから、そのまま……!!」
と、声をかける。
(一体こいつは何を考えてるんだ?)
提督がそう思うのも当然だろう。自慰行為を目撃されたら、それを恥ずかしいと思うのが普通だ。だから彼はすぐにその場を立ち去ろうとした。
ところが、長良は提督を呼び止め、相変わらず指をその割れ目に挿入してピストン運動を繰り返していた。心なしか、先ほどよりもその速度が上がっているように思える。この時の長良に羞恥の念などあったのだろうか。
割れ目に挿入された指が相変わらずグチュグチュ、と音を立てる。その動きによって愛液がかき出されるように彼女の内股を汚し、太ももを伝い、その一部はニーソックスの上端まで達していて、体に留まりきれない残りの液体は床へと糸を引きながら滴り落ち続けている。
「んあっ、気持ちいい……気持ちいい……気持ちいいのお……!」
シャツの匂いを嗅ぎながら、息を乱し、体を震わせて呟く彼女は、情欲に彩られた目だけを提督に向けていた。それは何かを期待しているかのようにも見える。
正常さからは程遠いものの、まるで自分を凝視するような目つきの長良から、提督は視線を外すことが出来ないでいたが、やがて彼女は、
「……ああっ!!」
と短く叫び、その全身を跳ね上げた。指が突っ込まれた蜜裂からはプシッと液体が噴出し、それが彼女のいる床にばら撒かれる。
ビクビクと痙攣を続けていた長良は少しばかりののち、身体が落ち着いたのか、背を支えている壁にそうようにズルズルと座り込んだ。
「はー……、はー……ごめんなさい、司令官。いやらしいところを……」
やっと冷静さが戻ったらしい長良は提督にそう言う。
「ん、まあ、そういった気分の時に抑えるのが大変だったりってのもあると思うが……」
そう言って提督は黙り込んだ。少なくない女の子がいる環境だ。その一部が自慰行為を行なっている事自体は別段おかしくはないが、彼にとって不可解なのは長良が異性に目撃されたのにも関わらず行為を止めなかった事と、彼が配慮したつもりでその場を離れようとしたのに長良が呼び止めて、絶頂に至るまでを見せつけるようにそれを継続した事である。
長良は俯いて黙り込んでいたが、やがてこんな事を言った。
「……司令官のシャツですごく興奮してたんです。それで司令官が戻ってきたから、見ながらしてたらもっと興奮しちゃって……」
長良は提督のシャツを両手で抱きしめる。
「今までの一人エッチで一番興奮しちゃいました。ごめんなさい……」
そう言う長良は震え始める。ようやく自分が何をしたのか分かってきたらしい。その声は弱々しかった。
(てか、コイツのオカズって俺だよな?)
自分のシャツの匂いを嗅ぎながら、自分を凝視しつつ、粘液まみれの股間をかき回し続けていたのである。他に対象がいるとすればそれこそ倒錯している。
「ちょっと聞くぞ?」
長良はピクリと反応する。
「さっきのオナニーって、俺の事考えながらしてたって事でいいか?」
「はい、そうです……」
「で、だ。お前が最近俺と距離置きたがったり、調子悪そうだった理由って……」
やはり提督も薄々ながら感づいていたようだ。自分の事もちゃんと見てくれている事が分かって嬉しいが、複雑でもあった。
「は、はい……司令官を見るだけで、その、ムラムラ、しちゃうんです……」
それだけ強い劣情を抱いていた事を白状する長良。
「気がついたら司令官の事ずっと見てたりしてて、ドキドキしてたんですけど、私の事好きになったりなんてしてくれないよねって思って……」
シャツを掴んでいる手のうちの片方を外して、その手でそっと粘液で汚れた股間を隠す。
「キュンってした事があったんです。気がついたらアソコがウズウズするようになって、それでさっきみたいに……」
提督に対する想いを半ば諦め、気持ちに蓋をしていながらも、それでも湧き上がり続けるそれが止まらずに溢れ出し、自慰行為という一見風変わりな形で表出したようだ。
「ごめんなさい……」
長良はなおうずくまりつつも提督に謝る。
「いや、謝る必要ないだろ。悪い気しなかったし」
長良はまたピクリと反応した。
「つーか、長良のオナニーくっそ可愛かったぞ? しかも俺がオカズとか結構嬉しいかもな」
長良は顔を上げた。赤面しつつも戸惑ったような表情をしている。
「嫌じゃ、なかったんですか?」
「全然? あれだけ夢中でオナってくれるとか結構ステータスじゃね? 長良みたいな可愛い女の子がだよ?」
「〜〜〜〜っ!!」
長良の顔からは湯気が立ち上りそうである。提督が先程の行為について前向きな受け止め方をしてくれた上、直球で「可愛い」とまで言われてしまったのだ。
(ど、どうしよう……)
長良は提督のシャツに顔をうずめた。同時に、股間が再び熱を持ち始め、それに耐えるかのように彼女は太ももをモジモジと擦り合わせ始める。
(うう、またしたくなっちゃった……でも……)
チラリと提督の方を見た。彼は困ったような表情であったが、やがて、
「ま、とりあえず自分の分だけ洗濯したらどうだ?」
と言う。長良は意外そうな表情をした。
「え、このシャツは?」
「良ければ貸す。ここで洗濯してもいいけど」
どうやらオカズに使っていいという事らしい。そんな提督の事を長良がよくよく見ると、彼の股間が膨らんでいた。
(もしかして、私で興奮しちゃったの!?)
「えっとあの、司令官の、おっきくなってますけど……」
「ん、まあどうにかなるだろ」
苦笑いする提督。
「原因って私、ですか?」
「まあ、そうだけど……」
自分の痴態が相手を興奮させた。そんな事実に後押しされた長良は勇気を振り絞って言う。
「私のせいでそうなってるんですから、私が責任を取らないとダメだと思います」
「ん?」
長良は立ち上がる。ただし、先程の快感の余韻が抜けていないのか、その足取りはフラフラとしたものだった。
洗濯機に彼女は両手をついて尻を突き出した。その股間はもはや前戯など不要なほどにとろけてしまっている。
「長良のここで、気持ち良くなってくれませんか?」
流石に提督は理解が追いつかない。
「ええ、と。いきなり、どうした?」
彼は明らかに戸惑っていた。
「私、司令官としたいんです……いつも想像の中でしてて……」
振り返りながら長良は言う。
「司令官……指じゃなくて、本物、下さい……。長良の事、突いて……」
提督にだって当然性欲はある。むしろ、面倒を見ている子のオナニーを延々と見せつけられ、余裕がなくなりつつあって苦痛さえ覚え始めていた。
それでもまだ、しばらくの間逡巡していたが、長良が切なそうに自分を見つめつつ震えている姿を見て、彼女の心情を察した提督は決心せざるを得なかった。
提督は長良の後ろにまわり、自分のペニスを取り出して彼女の割れ目に一気に突き込んだのである。
「ああぁーーーーっ!」
生まれて初めて男根に挿入される感覚のせいで目をつむり、うつむく長良からは声が漏れる。どうやら長良は初体験で痛みを覚えるタイプではなかったようだ。むしろ、指では到底味わえない心地良い密着感と圧迫感、そして下腹部の奥まで占拠し、腹を突き破るのではないかという程の力強い熱感は、長良の意識を速やかにオスを貪るメスのそれへと書き換えていく。
(司令官って、すごいっ! 私、お腹一杯に気持ちよくて、キュンキュンしすぎてえ!)
爪先立ちの両足の付け根にある割れ目からは、更なる愛液がドロリとこぼれ出て、ボタリと床にしたたる。長良は提督と結合出来た事に感動していたが、そこまで悠長に構えている余裕は無かったかもしれない。提督が猛然と腰を振り始めたのである。
「あああっ!! あっ!! あっ!!」
事前告知なしの高速ピストン。初めてな長良にとって、それは当然、経験がないタイプのものだったが、味わっている暇もなかったろう。数回の往復ののち、提督のペニスが長良の最奥部に押し付けられ、そこに熱い粘液が叩きつけられ、彼女の腹部の中でジワリと広がっていったからだ。
「え……? えっ……!?」
震えながら目を見開き、何が起こっているのかを把握しようとする長良。早くも提督が決壊し、中出しが行われた事に気がつくまで、さほど時間はかからなかった。
「悪りい、こんな早く出るなんて……」
提督は背後から申し訳なさそうに言う。しかし、長良にとってみれば愛しい相手が自分で絶頂に至ってくれた事自体には喜びを覚えざるを得ない。だから長良は笑顔で振り返りながら言う。
「気にしないで下さい。出してくれて嬉しいんですから。溜まりすぎたりとか、ありませんか?」
「それは、まあ」
「ダメですよ? 男の人ならちゃんと出さないと」
「そうなんだけどな。あと、一つだけ言い訳させてもらっていいか?」
「はい……?」
「お前のココ、締まりが良すぎてな。チンコに悪りいよ……」
提督は覆い被さりつつ、長良の膣そのものに耐えきれなかった事を白状する。
「俺好みの女なのに、可愛いくらいエロくて、マンコ気持ちよくて……」
そう呟く提督の逸物は、まだまだ硬度を維持して長良の蜜壺に奥まで刺さったままであった。そんな逸物を受け入れる為に、相変わらず爪先立ちで尻を高く掲げている長良はもはや心までも溶けてしまいそうだ。
「何回でも出して良いですよ? 長良だって提督がお腹の中に出してくれたせいでもっとキュンキュンしてるんですから。こんなこと言っちゃうの、恥ずかしいですけど……」
実際、今までに感じた事の無かった火照りが長良の生殖器を襲っていた。もう一度出されたらどうなるだろうかと思わずにはいられない。長良の膣肉は既に期待し始めていた。提督の逸物を締め付け、キュウキュウと搾り取るような蠕動をゆっくりと再開していたのである。
(司令官ったら、まだこんなにカチカチ……溜めすぎですよお)
そんなことを考えていると、柔らかい感触が後ろを振り向いたままな長良の唇に触れた。提督の口付けである。
(あ、もっとキュンキュンしちゃう……)
次に、提督は長良の上着をめくり上げ、胸をそっと揉み始める。
「んっ……」
胸部にさえジワリと快感が広がり、ジンジンと火照るかのような感覚が宿る。
(オッパイも気持ちいい……きゃ!)
すぐにブラが巧みに外されたせいで姿を現した、興奮で膨らみ切った長良の両乳首を提督がつまみ、コリコリと刺激し始めていた。
「ちょ、それ……」
「もしかして、痛いか?」
「逆、です。気持ち良すぎて……!」
胸部の感度も普段のオナニーの時よりも引き上げられているような気がする。その理由は分からないが、長良は提督の愛撫に夢中にさせられていた。肉体もそれに呼応するかのような反応を起こしている。淫道によるペニスへの締め付けは依然緩やかながらも、次第に強くなりつつあり、粘液の分泌も止まらない。
洗濯機の上に腕を乗せて蕩然としていると、そんな長良の表情が驚いたようなものに変わり、
「きゃう!」
と声が出る。提督の片手が彼女の胸を離れ、クリトリスに触れ始めたのである。
「司令、官……そこ、ダメ……」
と言いかけた途端、
「ああっ!!」
と長良の背がのけ反った。片方の乳房とクリトリスへのマッサージを行いながら、提督は蜜裂の奥まで埋まっていた剛直の出し入れを、ゆっくりとではあるが再開したのである。敏感な肉壁をこそぎ、その先にある子宮口付近の行き止まりも彼の先端に優しくノックされている。
「はあぁ、ああぁ……」
もはや舌が半ば出かかっただらしのない表情の長良。胸、陰核、膣の三点を同時に攻撃され、それぞれの部位からこれまでにない快感が発生していた。しかも、背中には恋焦がれてやまなかった相手の体温さえも感じ取る事ができ、自慰行為では得られない充実感と安心感さえもが彼女の内面に湧き上がっていた。
(司令官とエッチするの、気持ち良すぎるよお! こんな事されたら、司令官以外で満足出来なくなっちゃう!)
既に長良は提督にすっかり夢中になってしまっていた。そんな彼女の淫裂はますます蜜を分泌し、溢れたそれはボタボタとこぼれ出し、落下して床に出来上がるシミの面積は広がるばかりだ。ペニスを受け止める膣肉がまるでそれを咀嚼するかのようで、締め付ける強さもペースも次第に引き上げられていった。それは長良が覚えている快感の強さと比例しているかのようでもある。
(あっ、私……イっちゃうかもしれない……!)
絶頂が忍び寄っている事に気付いた長良は、朦朧とした意識の中、漠然ながらも提督はどうだろうかと思った。どうせならもう一度自分の身体で射精させ、いきり立った剛直をスッキリさせてあげたいものだ。
「あ、あ、あ、ああー……」
喘ぎ声をあげている長良。と、
「ああっ!? ああああっ!!」
彼女の声のトーンが一気に強くなった。いつの間にか彼女の腰を両手で掴んでいた提督が、本格的に腰を振り始めたのだ。暴れるようなペニスにかき回されているせいで、蜜壺全体が発する快感はそれまでよりも遥かに強くなる。
「いやあああーーっ!! 司、令、官っ!! 強、いいいっ!!」
抗議と呼ぶにはあまりにも甘ったるく蕩けたような長良の声。
「また出そうなんだ。 ……いいよな?」
提督は囁くように長良に言った。それを耳にした途端、彼女の期待感は一気に高まる。
「はいいっ!! 出してえっ!! 長良でえっ!! 出して下さいいいっ!!」
蜜裂の蠕動はますます激しくなり、生殖器官を駆け巡る甘い痺れもますます強くなる。
「な、中でイっちゃう!! 恥ずかしいの、見られちゃう!!」
「お前もイくのか!?」
「はいい!! 見ててえ!! 長良の恥ずかしいところお!!」
そして高まり続ける快楽に耐えきれなくなり、長良の全身は激しく痙攣を始めた。
「はうううううんんっ!!」
これまでに味わった事のない深く強烈なオーガズムである。
「んううっ!! んうううううっ!!」
身体をひくつかせる中、その淫裂の奥深くでは急速に熱い何かが広がっている事に長良は気付いた。提督が再び射精しているのである。
(一緒にだなんて……素敵……)
生殖器がますます火照ってしまい、なかなか興奮がひかない。
ようやく絶頂が収束すると、長良は急速に力が抜けたらしく、がくりと倒れるかのように洗濯機の上へと上半身をうつ伏せにさせた。
「お、おい、大丈夫か!?」
「だ、だいじょう、ぶ、です……」
虚な目でヒュウヒュウと呼吸しながら涎をも垂らしていた長良は、呂律の回らない口調でそう答えた。
着替え直した長良は提督にしなだれかかっていた。
「本当にすいません。いやらしい事たくさんしちゃって……」
「だから気にすんなって。個人的には嬉しかったからさ」
そう言って提督は長良の頭を撫でる。彼女は紅潮して照れたような表情を浮かべるが、満更でもなさそうだ。
「そう言ってくれると、私も嬉しいかも……」
そんな長良を見つめていた提督は、
「いきなりで悪いんだけど、これからも抱いていいか? お前が良ければだが」
と言う。長良はキョトンとしたような表情で提督を見た。
「はい。というか、むしろ歓迎ですけど……いいんですか?」
「ん」
提督がこう言い出した背景には、自分が原因で露出オナニーにふけっていた長良の姿を、他の艦娘に見られたくないという意図もあった。更には彼女に変な噂が立たないようにという狙いもあったのだが、それについてはあえて言わなかった。
長良は提督に抱かれるようになってから、次第に以前のように距離を置くような姿勢を見せなくなっていった。それどころか彼女は振り切れたものがあるのか、提督におねだりをするケースも出てきている。甘えるように自分を求める彼女を見ては悪印象は抱けない。
そんな日々を過ごすうち、提督は長良と共にランニングをする機会があった。ただし以前と異なり、提督がランニングをするつもりな事に気付いた長良が自分もと思ったらしく、それとなく後を追って来たようだ。
「お前って普段のコースは?」
「そうですね、まずこの先の街道を走って、それから海沿いに戻ってくる感じで」
「あー、大体俺と同じか」
スタートはほぼ同じであった。ペースも最初のうちはそう変わりはなかったが、何故か次第に長良のペースが上がっていった。
(大丈夫か、アイツ?)
長良に離されていく提督はそう思ったが、あくまで自分のペースを守ったため、最終的に先行する彼女の姿は見えなくなってしまった。
海岸沿いの道に至り、そこを走っていると、何やら歩きながらうろついている長良の姿を見つける。追いついたかと思った提督は徐々にペースを下げ、最終的に歩きつつ長良に声をかける。
「流石にペース早すぎたろ」
それに反応して提督を見る彼女は困惑したような表情だった。
「えっと、その、意識してた訳じゃなくて……」
「うん?」
口に片手を添え、いかにも恥ずかしそうに言う。
「走ってたらアソコが気持ち良くなって、つい……」
走る際の左右の足の動きが陰門や膣に微妙な捻れをもたらし、それが繰り返される事によって股間部から快感が発生してしまったらしい。その快感をより求めたくなったせいで、自然とペースが早くなってしまったようだ。実に敏感な性器の持ち主である。
「今までとか大変じゃなかったのか?」
訝しげに聞く提督に対し、
「それなんですけど……」
と、長良は言ってから、
「一人の時は平気なんですけど、司令官のそばにいる時って本当にキュンキュンしちゃうんです。それで今日も……」
と消え入るような声で提督に耳打ちした。顔を離した長良は赤面しつつ、気まずそうな表情で目を逸らしている。
「本当にいやらしくなっちゃって……」
そう独りごちる長良。提督の存在を感じた途端、精神が肉体を発火させてしまうようだ。肉体そのものが提督の味を覚えてしまった今ならなおさらと言えよう。
「人をムラつかせるようなこと言うなよ、俺にいきなり襲われても知らねえぞ?」
そう提督が言うと、長良は赤みが差した顔色のまま、妙にシリアスな表情で問う。
「司令官にとって、私っていつでもエッチしたくなる女なんですか?」
「そりゃあな」
この返答を聞いて、どこかほっとしたような長良はそっと提督の手を取り、
「それならこっち、来てください」
と腕を引っ張る。いきなり何だと提督は思ったが、長良は彼に背を向けて無言のままだ。行き着いた先は例の小屋である。
「ここ、秘密の場所なんです」
二人で小屋の影に隠れ、長良は言う。
「海が見えるけど」
「はい、でもここって外からは全然見えないんです。だから私ここで……」
「してたのか」
「はい……ムラムラしちゃってどうしようもない時に……」
長良の言いたい事を提督は察した。
「で、今は?」
「ムラムラ、しちゃってます……」
そう言った長良は提督に抱きつき、その顔が接近する。その勢いで提督は小屋の壁に背が押し付けられた。
「ん、ん、んんぅ!」
まるで噛み付くように長良が提督の唇を吸っている。その舌は彼の口腔内にも侵入し、その内部を動き回っていた。提督も舌を動かしてあげると、長良の舌がそれに絡みついてきた。
「っは……キスだけでも凄いよお……」
すっかり発情した表情を浮かべる長良に、
「キスだけか?」
と問う。長良は首を横に振り、
「続き、良いんですよね!?」
焦り気味に言う長良は既に自身のブルマとショーツに手をかけて脱ぎ始めていた。劣情にすっかり負けて余裕が無いのだろう。
提督も下だけを脱ぎ、ニーソックスを除いて下半身裸になった長良の足元に座る。そして、既に愛液でとろけ始めていた彼女の股間にしゃぶりついた。
提督の丁寧なクンニリングスに、立ったままの長良は悶える。
「ああっ!! それ、だめですうっ!」
ピチャピチャ、という音と共に、陰唇からクリトリスから、提督のザラつく舌が這いずり回るのだから痺れるような快感が走る。
だが、その行動は長良の下腹部表面だけでなく、その内部に収められた生殖器官全体さえ火照らせるものでもあった。子宮口付近も疼いて辛くなってくる。飢えて涎を垂らすかのように、膣口から吐き出される愛液の量が増えていく。
提督は口で長良の陰部を刺激するだけではなかった。手を上に伸ばして彼女の腹部、子宮の存在する辺りを軽く押し込んだのである。
「…………うっ!」
ピクリと長良は震えた。挿入されている訳でもないのに奥を突かれている時と似た快感が発生したのだ。もはや彼女の子宮は外から圧迫されるだけで悦びを覚えてしまうようになっているようだ。
(お腹、凄いキュンキュンしてるう!! キュンキュンしすぎてどうにかなっちゃうよお!!)
彼女が覚えている快楽はとても強烈で、腰をくねらせながらも壁に手をついて足をカタカタと震わせながら、どうにか倒れ込まないように耐える。しかしながら、ヒイヒイとかすれた呼吸を繰り返しつつ、提督のクンニと愛撫を受け入れているが、彼女は下半身内部に寂寥感を覚え始めていた。
(私、奥にすごい欲しくなっちゃってるよう!! 司令官とズボズボしたいよう!!)
肉壺の内側が飢えていた。欲しいって言っちゃおうか、などと思い出したその瞬間、
「あううっ!!」
長良の全身が一瞬だけ激しくひくついた。軽い絶頂に達したようで、今までよりも多めの愛液がとろりと溢れでた。上体を起こす力が抜けつつある彼女は下を向いて深呼吸を繰り返している。
結局、この絶頂が彼女の寂寥感をますます加速させてしまったようだ。
「もういいです! もういいですってばあ!」
提督の頭上から悲痛な声が聞こえ、視線を動かすと長良が今にも泣き出しそうな表情をしていた。
「お腹の奥ジンジンしちゃってるんです……挿れさせて、下さい」
もう欲しくてたまらないのだろう。提督にしたってその先端から我慢汁が滴るほどに剛直がいきりたっていた。彼は頷き、
「ほら、来い」
と長良に言う。
「やったぁ……司令官と子作りごっこ……」
焦るように体を下ろしてくる長良。
「ん? 子作りごっこ?」
確かにこれは本来なら子を作る行為だ。しかし長良に関して言えば避妊の為に対策はしているようだし、「子作りごっこ」と言うのも変わった表現だと思った。長良はじれったそうに提督の肉茎をつかむ。
「ごめんなさあい! 長良って司令官が大好き過ぎて、司令官のこと考えたら子作りまで直結させちゃうダメな子なんですう!!」
そう言いながら、彼女は手につかんだ提督のそれを一気に自身の蜜裂に飲み込ませてしまった。そのせいで提督の身体にも一瞬甘美な痺れが走り、その後を追うように自らの肉棒を熱く包み、締め付ける長良の膣肉の感覚が伝わってくる。
「はああ、ホッとしちゃいました」
照れたような表情で長良は言う。提督の勃起が内部を満たす圧迫感と、下半身全体に染み入るような性感が長良を却って落ち着かせた。
「俺相手にそこまで考えてるなんて思わなかったけどなあ」
そう言う提督に対して長良はエヘヘと笑った後、
「普通は他にも色々考えるんだと思います。でも後先とかどうでも良くなっちゃって『この人欲しい』って思っちゃってて……こんなの司令官が初めてなんです」
と言う。
「ですから、悪いなって思ってて。こんなにエッチな子、変ですよね?」
笑顔を浮かべながらも罪悪感があるのか、少々複雑そうな顔付きの長良である。そんな彼女の上着をめくり、ブラも外してずらし上げ、形の良いバストを揉む。
「あ、オッパイはダメですよお!」
「他ならいいのか?」
「えっと、それは……」
長良は答えに詰まった。今までだったら膣とクリトリス、乳首ぐらいだった性感帯が、提督と体の関係を持つようになって以降、どんどん広がっているのだ。既存の性感帯の感度もますます引き上げられている。
「結局、エロいのって俺の影響だろ? お前だけってんじゃなくてさ」
「もう、司令官ったら人が良すぎですよお」
長良が提督の唇を塞いだ。
小屋の裏での対面座位。ただ繋がったままで互いに動くでもなく、ひたすら相手に口付け、相手の口腔に舌を差し込んで、優しく吸い合う。
「んん、ちゅ、は……」
長良の吐息には色気がある。その最中、提督は彼女の片方の乳房をゆっくりと揉んでいた。その山頂付近はプクリと膨らみ、先端は硬くなっていて、長良の興奮ぶりはそこからも分かる。
長良は乳房に心地良い刺激が加えられている事を認識しつつ、相手の唇を吸い続けた。やめ時が分からなくなりそうな程に甘ったるい気分にさせられる。
(司令官……好き。好きぃ……)
心の中でそう呟き続ける長良。
ちゅるん、という音と共に、ようやく二人の唇が離れた。少しだけ提督の顔を見惚れたように見つめた長良は、ふわりと彼に上体を密着させ、背中に回す腕に力をこめる。
提督もそれに応じて両腕で長良を抱きしめた。お互いに抱きしめ合う事で、剛直がより深く長良の奥へとのめり込む。
「ああ……」
酔いしれたかのような表情で長良が吐息をこぼす。提督の欲望が自身の胎内を埋めて圧迫する感覚は彼女に愉悦をもたらした。
結合を維持したまま動く事なくお互いの感触を確かめ合う。
「司令官」
「ん?」
「好きです……大好きです……」
「俺もだ」
長良は無言になったが、代わりにその膣が喜びを表すかのようにキュッと提督のペニスを締め付けた。
そのうち、彼女は上体を少しだけ離して提督に軽く口付けると、
「動いちゃいますね?」
と言いながらゆっくりと上下運動を始めた。今の長良が見せているのは普段の快活な表情ではなく、成熟した女が見せる妖艶なそれであった。
「相変わらず、お前の膣内は良いな……」
快感のせいか、提督がため息混じりに言う。
「気持ち良くなってくれてるんですか? だったら嬉しいです」
そう言った長良はやや姿勢を変え、クリトリスを提督の恥骨に押し付けて、こすり合わせ始めた。
「んん、んん、んんん……はぁっ、ん!」
よじるような腰の動きと共に、提督の身体を使って肉豆に刺激を与える。その密着感は長良を更なる興奮へといざない、奥深くまで剛直に押し広げられた淫らなクレバスもその動きでねじられ、淡い快感を発する。
「気持ちいいよお……」
相手の肩に手を乗せた長良はほう、とため息をつく。提督はそんな彼女の乳房を今度は片方だけでなく、両方揉みしだき始める。
「あ、司令官……」
蕩けた目で提督を見つめる長良。そんな彼女の表情は提督の劣情をますます喚起させる。彼は長良の乳房への攻勢を強め、特に乳首を重点的に攻め始めた。
「ああ、ん! それダメ! ダメええ!」
いよいよバストまでもがジンジンと強く火照り始めた。既に下半身は限界ギリギリまで熱を蓄積している。緩やかな動きではあるが、それでも長良には十分だったようだ。
「きゃううっ!」
いきなり彼女の背はのけぞり、肉洞が強く締まった。またもオーガズムを迎えたようだ。
「はあ、はあ、うう……」
長良はのぼせた表情で提督を見つめていた。
「どうした?」
「司令官より先にイっちゃったので……」
「別に悪い事じゃないだろ?」
長良が再び提督の背に腕を回し、体を密着させる。
「司令官が出してくれないと、寂しいです……」
長良は身体を上下させ始めた。乳房も提督に押し付ける事で、そこからも刺激を得ているようだ。
提督は長良のお尻をつかみ、彼女が降りてくるタイミングに合わせて剛直を突き上げ始める。その度に長良の敏感な奥がノックされ、快感が倍増した。
「やあっ! 下から突かれちゃってるう!」
長良は悶えるように上下運動を続けていた。その割れ目からは先程までの量を上回る愛液が滴っている。自分の動きに提督の動きが合わさり、生殖器の奥に彼の熱塊が今まで以上の強さで捏ねるようにねじ込まれ、体当たりが行われていた。
(司令官、すごお……)
判然としなくなる意識の中、長良の耳に、
「訂正だ。やっぱり長良はいけない娘だ」
と言う提督の声が聞こえた。
「?」
「スケベな身体で俺を誘惑するいけない娘なんだよ。こんな娘はいくらでも抱きたくなっちまう」
切実そうな声で提督は言う。どうやらこの発言は本音らしい。ならば彼にとっての自分は魅惑的な女という事になる。実は、女性としての魅力に乏しいというのが長良の自己評価であった。提督を劣情まみれの視線で見ている自分がいる事を理解していながら何も言い出せず、一人遊びで惨めな思いをしていた彼女だが、彼と体を重ねるようになったせいかそんな価値観にもヒビが入りつつあったのである。そして彼が放った今のセリフでいよいよそんな価値観の崩壊は避けられなくなったようだ。
「いっぱい抱いてください。司令官を誘惑しちゃういけない長良の事、これからもたくさん犯してください」
再び口付けた長良は少し意地悪げな笑みを浮かべ、言う。
「今は長良が司令官の事犯しちゃってますけど……出させちゃいますよ?」
再び長良は身体を上下させ始める。彼女の動きに合わせ、荒い息遣いと共に、こぼれるような甘い声と、液体の粘りつくような音が響く。長良の一方的なものではなく、提督も腰を動かして彼女の蜜壺を刺激し、なおかつ自らも彼女の膣内を愉しんでいた。
(コイツってこんなに可愛かったんだな)
改めて提督はそう思う。別に今までが可愛くなかった訳ではない。以前から見た目も中身も実に可愛らしい女の子だった。だが、今の彼女はひたすらに提督を慕い、性というものにオープンになり、淫らさを彼の前でだけはさらけ出し、一途に彼を求めてくる。艶やかとも言えるそんな雰囲気が加わってますます魅力的に見えたのである。
しかも、性への大らかさがもたらすのだろうか、自分が愉しみたいのはもちろんだろうが、提督という男をとことん悦ばせようとしてくる。現に、彼女の腰の動かし方は彼好みの巧妙なものであった。そしてその絶妙な構造を持った彼女の蜜壺は、剛直に心地良い刺激を送り込んできて気を張らなければすぐに精を吐き出してしまいそうだ。いや、彼女の生殖器そのものが彼の精を積極的に求めているのではないかと錯覚させる。陰嚢に溜まっている精液を解放させ、飲み込もうとしている彼女の名器の前に提督のペニスは屈服寸前であった。
「出して! 出してください!」
長良ももう余裕はないようだ。
「もう私、来ちゃう! 来ちゃうのお!!」
二人の息が合ったようなピストン運動によって、共に限界が近づいていく。
そして、最後にストンと長良の身体が落ちると、彼女の蜜壺奥深くに突き立てられた業物の先端から勢い良く精液が放たれ、それとほぼ同じタイミングで長良も果てた。
「んうううううっ!! ううううっ!!」
提督に上半身を寄りかからせつつ、長良は絶頂の快感に耐える。
(ふああ、奥で一緒に……司令官、愛してますう……)
エクスタシーの中、長良は理性を失わせるほどの相手に出会えた幸せを噛み締めていた。
「流石にあの場所で時間かけすぎるのはまずいな」
「そ、そうですね。エッチは、したいですけど……」
鎮守府へと歩きながら戻る途中、二人はそんな会話を交わしていた。海の見えるような場所で、陽の光を浴びながらの蕩けるようなセックスに浸るというのも開放感が伴って魅力的だが、絶対に見つからないという保証はないし、第一ランニングに二人で出て行ってなかなか帰ってこないというのも怪しまれそうだ。
「ん、まあ時間かけるんなら室内にしておかないとな」
こう言った提督に反応した長良はコソリと聞く。
「それって、今日戻ってからでも良いですか?」
上目遣いの彼女が見せる表情は艶やかだ。
「ガッツリと?」
「はい、ガッツリと!」
長良の表情ははにかむようなそれに変わった。
「それから、さっきみたいにギューってされたままなのもしたいです」
いつの間にか彼女は提督の手を握っていて、鎮守府の入口に近づくまで離そうとしなかった。
その日以降、稀にではあるが例の小屋の裏に隠れてこっそり提督と致す事はまだあるらしいものの、長良が外でアブノーマルな一人遊びにふけるという事は無くなった。
提督に接する際のぎこちなさは消え失せ、本来の快活さをすっかり取り戻していた彼女だが、それでも以前とは一つだけ異なる点がある。
ある日、鎮守府内において長良が提督と並んで歩いていた時の事だ。それまでは雑談をしていたが、ふと彼女以外に聞こえない静かさで、提督がこう聞いた。
「それで今日、いいか?」
途端、長良からは性的な興奮がこぼれ出しているかのような雰囲気が漂い始める。
(長良から言おうと思ってたのに……じっくりとろとろエッチ? それともガツガツエッチ?)
そんな事を思う長良は、
「もう、そんなこと言われたら我慢出来ませんよお」
と、甘えるような声を出した。
「今から誘惑するような反応やめてくれって」
照れたように言う提督を熱い眼差しで見つめながら、長良は言う。
「ふふ、エッチな長良をたくさんいじめて下さいね?」
それとも私がいじめちゃおうかな、などとも考えた。既にその身体は火照り始めていて、そんな身体を彼女は自分の両腕で抱きしめる。
(ああもう今の私、最っ高にメスって感じ……!)
こうなった長良は提督以外をまともに視界に捕らえなくなる。運動が好きで、実に可愛らしく、朗らかな女の子と言える長良。しかし彼女には提督にしか見せない、ある特別な一面がある。それは内面に成熟した淫らさを備え、提督と共に性がもたらす悦楽を心の底から楽しむ、娼婦のごとき貌を持った、一人の妖艶な女性としての姿である。