艦隊これくしょんのR-18な短編作品詰め合わせ 作:dn88k
海風が不安そうな表情で執務室のドアを見た。提督が仮眠を取るために部屋を出て行ったまま戻ってこないのである。その直前までは会議だったし、その前に至るまでも働き詰めだったから、疲れてしまうのは当たり前だ。ましてや、ここの提督は他の鎮守府とは異なり、年少とも言える年頃であり、外見だけならば海風ともほぼ変わらない幼い容姿だった。従って、大人レベルの体力があるはずなど当然なかった。
ただ、流石に時間がかかり過ぎではないか、とも海風は思う。熟睡しているのならばともかく、彼に何かあったのではないかと考えてしまうのは海風という艦娘の悪い癖なのかもしれない。
そんな訳で、海風は仮眠室へと移動した。小さな部屋の片隅にベッドが置いてある。提督はそこで寝転がり、薄手の毛布を体に巻き付けてうずくまっていた。
やはり熟睡しているのだろうか。音を立てないように近づき、ゆっくりとその顔を覗き込んだ。途端、提督の表情に違和感を覚える。
顔が妙に赤く、呼吸も安定していないような気がする。体調に異常でもあったのでは、と不安になった海風は提督に問いかける。
「あの……提督……?」
提督は無言のままだ。何度か呼びかけるが、反応する様子は見せない。声だけでは駄目なのだろうか、ますます不安になった海風は提督の肩を揺さぶる。
「提督……起きてますか……?」
心配そうな海風の声がやっと届いたのか、
「うん、起きてる……」
とだけ、提督は答えた。海風は少しだけほっとしたが、
「お体、大丈夫ですか? なんだか様子、変ですけど……」
と聞いた。
「何でもないから。でも、もうちょっと休ませて……」
提督はかなり真面目なタイプだ。普通ならば起きたら直ぐに仕事に復帰してくる。ところが、今はそうなっていないという彼の現状に海風は不安を募らせた。
「顔、赤いですよ? 熱でもあるんじゃ……」
彼女はベッドの上に身を乗り出したが、提督は、
「いや、大丈夫だから、ホントに……!」
と言葉で相手を制止させようとする。が、提督の体調を案じる海風は強引に彼の体を上向かせて自分の額を相手のそれに重ね合わせた。この時、自らの体勢が提督に半ば覆い被さって密着するかのような状態になっている事を、果たして彼女は分かっていたのだろうか。
呼吸を忘れたかのような提督。海風は彼の体温に異常がないか確かめていた。
(ちょっとだけ高いかな? でも、これなら普通の範囲かも……)
そんな時だ。
「んっ……!」
提督が小さく呻いた。驚いた海風が顔を離して彼の表情を見ると、何やら苦しそうだ。同時に、自分の太ももから腰にかけての辺りに何やら硬いものが当たっていて、それが脈動を起こしていたことに気付く。
視線をそこへと向けると、提督の股間の部分が盛り上がっていた。そこはまだヒクヒクとうごめいている。
(え、これって……えええっ!?)
海風だって男子の生理について全くの無知では無いつもりだ。顔を戻すと、顔色を真っ赤にして今にも泣き出しそうな表情の提督が、
「ごめん、とにかく、離れて……」
と、掠れるような声で言った。流石に海風も静かにベッドから降りる。そんな彼女の顔も真っ赤だった。
実に気まずい。お互いに目を合わせることも出来ない。
「……ごめん」
提督は俯いたまま言う。海風はどう言葉をかけていいのか分からない。ただ、何故かこの場から立ち去ることだけはしてはいけない気がした。
提督の気分は暗いままだ。彼女にどう接したら良いのか、考えようにもあまりにも恥ずかしくて上手く頭が回ってくれない。
(この子は悪くないのに……)
海風はあくまで彼自身の事を心配してここに来てくれているのだ。なのに、自分の体が生理的に暴走してしまい、恥を晒す羽目になってしまった。
股間のベタつきがそんな心理に拍車をかけた。意図せずに放たれた精液が下着を汚しつつある。
「あの、海風。出てって、くれる?」
「……え?」
「出ちゃったの、拭きたいから……」
「あ……」
一瞬迷いを見せた海風は、体を出口へと向けようとした。その時だ。
「あと、さっきの事は、絶対に誰かに言わないで……」
そんな提督の声は震えている。海風の知る提督は、とにかく仲間思いで、元気で頑張り屋な男の子だ。そんな彼が今は消え行ってしまいそうな程に弱々しい。
「大丈夫です、言いません」
海風がそう答えると、提督のこんなセリフが彼女を追いかけてきた。
「うん、本当に、お願い……絶対に」
あくまで提督は念押ししただけなのだろう。だが、もしかして言いふらすつもりでいるのではないか、そんな風に思われているかも知れない可能性に気付いた海風は却って動けなくなった。
「……? どうかしたの?」
提督が暗い目を上げた。
「自分の体がエッチな反応しちゃっても、気にするのは良くないと思います。……海風もエッチな反応って結構しますから」
海風自身が自らの発言に驚いた。今、自分は何を言った。
「……えっ!?」
少しばかりの沈黙の後、再び提督の目を捉えた海風の視線。何故かそこには力強さが秘められているようにも思えた。
「多分、提督はエッチな気分になって辛かったんですよね? 悪いのは、辛い時に触っちゃった海風ですよね?」
「う、海風が悪いなんてことは……」
先程とは異なる雰囲気を放ち始めた海風に提督は戸惑う。
「エッチな気分には、なっていたんですよね?」
「う、うん……」
「海風もそういう気分になったりするんです。そういう時、すごくドキドキしたりしてるんです」
自分だって同じなんだと、提督だけが負い目を感じる必要は無いんだと、そう分かって欲しくて彼女は必死だった。
「あ、そ、そうなんだ……」
「ですから、そんなに落ち込んだりしないで欲しいです」
そう言ってから海風は一息ついて、
「それと、男の子が自分で触るのもよくあるって聞いた事がありますし、一人の時に、もっと触って出してあげたら、ああいう事も少なくなるんじゃないでしょうか?」
と、彼女なりに提案をしてみる。その途端、提督は視線を下げてしまった。
「……? どうかしましたか?」
「えっと僕、そういうのはしないようにしてて……」
提督の発言が想定外だった海風は意外そうな面持ちである。
「え。な、何でですか?」
「した後で後悔がすごくて……。それが嫌で、我慢するようにしてる……」
オナニーを覚えたての男の子は事後に罪悪感を覚える事があるが、提督は特にその傾向が強いのタイプなのかも知れない。だから込み上げ続ける性欲にもひたすら耐え続けてきたということなのだろうか。
「でも、それで、その、膨らんじゃったりしたら……」
「うん……だからさっき、起きたら大きくなってて……。小さくならないからどうしようって……でも、しちゃうと後ですごく嫌な気分になるし……」
提督は完全に顔を伏せる。もはやギリギリかもしれない状態で困り果てていたところ、彼の体調を心配していた海風が意図せず触れてしまい、トドメを刺してしまったという事だったようだ。
自身の体が接触しただけで射精してしまうほど我慢するのはそれこそ苦痛なのではないか、そんなふうに思った海風は無言だったが、そのうち彼女の中にある考えが浮かんだ。
「……海風のそういう所、見てみますか……?」
再び提督は海風の顔を見た。ただし、訳が分からないと言いたげな表情で、言葉も発する事は出来ずにいる。無理もない話だ。部下でもある女の子が、自主的に性的な有様を自分に見せようとしているのだ。
「さっき提督が出しちゃった時に、『言わないで』って言いましたよね? それって、おあいこにすれば良いって事ですよね? 海風のエッチなところを提督が見たら、海風は誰にも提督の事言えませんよね?」
自分でも冷静では無いことくらい自覚出来ていたが、今の海風はとにかく提督に立ち直って欲しいという気持ちで一杯だった。提督の返答も待たず、スカートに両手を入れて、緊張した面持ちで海風は自らのショーツを脱ぎ下ろしていく。すっかり脱ぎ払った後、提督と正対する形でベッドに座った。
しばらく視線を落として悩んでいるようだったが、やがて彼女は意を決したかのように股をゆっくりと広げていき、自身の股間を晒していく。
(コレが、女の子の……!)
提督は思わず生唾を飲み込む。海風の女性器だ。白く綺麗な肌に控えめなピンク色の割れ目が縦に走っている。どういう訳か、その割れ目は既にうっすらと透明な粘液が滲んでいた。
「提督も下、脱いだ方がいいと思います。このままだともっと汚れちゃいますよ?」
言われた提督もようやく思い出したようだ。恥ずかしそうにしながらもズボンと下着を脱ぐ。一度射精したはずの彼のペニスはなおも硬く、それにまとわりつく精液は、粘液というよりはもはやゼリーのようであった。
(男の子のって、こんなになるんだ……!)
提督の隆起を目の当たりにして海風も生唾を飲み込んだ。それと連動するように、自分の腹の奥がキュンと疼く。
静かでありながら熱く震える呼吸と共に、両手を股間に伸ばし、片方で陰唇をこね、もう片方の指でクリトリスを撫で始める。
そんな海風の痴態から提督は目が離せない。フウフウと荒い呼吸を繰り返しつつ、股間のいきり立った肉棒はピクリピクリと小さく跳ね上がりながら、先端から透明な粘液を滴らせ続けていた。
(提督、苦しそう……)
ペニスに触れたい欲求に耐えているのだろう。だが、耐え続けた結果が先ほどの暴発だ。どうせなら、ここで吐き出してしまっても良いはずだ。
「提督も、触っていいと思います……。海風のせいでいいですから。そうすれば、嫌な気持ちにならないで済むと思いますし……」
海風がそういうと、提督はおずおずと自らの剛直を握り締め、その手を前後へと動かし始める。
(提督がオチンチン、こすってる。海風のこと見ながら……)
相手が自分の姿を見る事で興奮し、自慰に浸っている。きっかけを作った海風もまた興奮を抑えられなかった。股間を弄る強度も増していき、快感の上昇と共に割れ目からこぼれる愛液の量も増えていく。
「ごめん、海風! 僕、もう出る!」
あまりに刺激が強すぎたのか、すぐに限界が訪れたようだ。
「大丈夫ですっ! 出してっ! 出してくださいっ!」
はっきりしなくなりそうな意識の中、海風もそう叫んだ。次の瞬間、提督の先端から、ビュルビュルと、白濁液が飛び出し始める。
勃起の先端から濃厚な精液を噴出しながら、その快感に震えつつ耐える提督。その姿から海風は目を逸らすことが出来ず、内心で、
(エッチだあ……)
と、呟きつつ、感動にも似た高ぶりを覚えていた。同時に、自身の腰回りが気だるさに包まれつつも、その腹部の奥深くまで甘ったるくひくついている事も実感していた。
「嫌な気分、ですか?」
海風は心配そうに提督の顔を覗き込んだ。彼はゆっくりと首を横に振る。
「……そういうのはそんなに無いかな」
「なら、良かったです」
海風は安堵しつつそう言って微笑んだ。
その後、二人は汚れたシーツ類を片付ける。元々汚れていた提督の下着やズボンは海風が急いで替えを用意してくれた。
洗濯室に衣類やシーツ類を持ち込み、洗濯機に入れる。そしてスイッチを押して洗濯が開始された音を聞いて、やっと落ち着いたようだ。
「え、と。なんか、その、ありがとう……」
と、提督は目を合わせずに照れくさそうに言った。
「いえ、元はと言えば海風のせいですし、どうにかしなきゃって思って……」
海風も顔は赤い。ようやく冷静になった今、他に何か良い方法は無かったかなどと考える。
「海風は悪くないって。おかげで結構気が楽になったし」
提督がそう言ってくれたおかげで自身の中にあった罪悪感が薄れていく。そのせいか、海風はこんな質問をする。
「ああいうのって、自然に大きくなっちゃうんですよね?」
「そうだね。後は……」
一瞬提督の言葉が止まった。彼は思い出すように視線を下げている。
「……?」
「今日の会議、ドキドキするような人、多かったから。それもあると思う」
そういえばと思い、海風は会議に出席していた艦娘の顔ぶれを頭の中に思い浮かべた。提督の発言ももっともで、男の劣情を煽りかねないような、魅惑的な美貌とスタイルの持ち主ばかりだった。
それから彼女は少しばかり俯き、無言でいたが、すぐに提督に顔を向けて、
「だったら、続けた方がいいですね」
と言う。
「えっ……?」
提督は唖然としたように海風を見た。
「我慢した方がよっぽど辛いと思います。私で良ければ、お相手しますし」
自身の胸に手を置く海風の表情にはなぜか真剣さがあった。一方で提督は視線を泳がせてしまう。彼の本音からすれば、魅力的な提案ではあった。だが、果たしてこんな事を続けさせていいのだろうか。
「いいの?」
と聞くと、
「はい」
と即答される。原因は不明なものの、その時の海風からは何やら得体の知れない圧のようなものを感じたこともあって、提督は彼女の提案を受け入れることにしたのだった。
それ以来この二人は、頃合いを見計らってお互いにオナニーを見せ合うようになった。行為としては変わっているが、それに対する抵抗感は回数を重ねる毎に薄れていった。オナニーそのものに対して嫌悪感を抱いていた提督は尚更だったろう。最中の興奮も一人きりの時とは比較にならなかった。何せ、リアルなオカズが目の前に存在しているのだ。しかも、自分のせいで相手が興奮しているらしい事が何となく伝わってきて、それがますます興奮を呼んだ。
「あっ! 出ちゃうっ!」
自らの竿を扱きながら、提督が絞り出すような声で言う。
「はい、出して下さいっ! ビュッてして下さいっ!」
海風も蜜裂をこね回しつつ、切なそうにそう答えた。彼女の股ぐらは愛液まみれである。
「…………っ!」
とうとう提督の先端から白濁粘液が飛び出す。肉竿は力強く脈打っていて、彼自身の腰も前後にひくついている。放たれた精液は相変わらず濃い代物で、パタパタと音を立てて床へと降り注いだ。
そんな提督を蕩然と眺めていた海風だが、彼女の幼い割れ目も呼吸をするかのように開閉を繰り返し、愛液を吐き出し続けていた。
終わったら当然掃除をしなければならない。もちろん二人きりでだ。
掃除の最中、提督が自分の方に視線を向けていないのを確かめてから、海風は床にまかれた提督の精液をそっと人差し指で掬い取った。親指と人差し指とで擦り合わせてから広げると、その白い粘液が糸を引く。
(提督ってこれを出すのが気持ちいいんだ……ううん、こすってるのも気持ち良さそうだったな……)
海風がぼんやりとそんなことを思いつつ指先を眺めていたが、そんな姿を提督に見られてもまずいだろう。すぐに彼女は床を雑巾で拭き取る作業を再開する。
(不思議な匂い……ドキドキする……)
毎回の事ではあるのだが、精液の匂いに触れ続けなければならない海風はいまいち落ち着く事が出来なかった。
その日は執務も終えていたから、掃除さえ終えれば後は寮に戻るだけだ。
「それでは、また明日。必要なら、言って下さいね?」
そう言って海風は部屋を出ていく。
「うん、ありがとう」
提督は手を振りながら彼女を見送って一人きりになってから、
「どうしよう……」
と呟いた。自分の欲求不満に付き合ってくれているのは素直にありがたい。だが、こんな事をこのまま続けても良いのだろうか。海風は良かれと思ってあそこまでしてくれているのだろうが、そこが提督にしてみればかえって気まずくも思えてしまうのであった。実のところ秘書艦への任命にしたって、ただ機械的に海風を起用しているわけでは無いからなおさらだ。何となく、一緒にいたい。そんな下心的なものも存在していた。だからこそ悩んでしまう。
「ほんと、どうしよう……」
相手の善意に甘え過ぎなのではないか。実は海風にとってああいった行為が負担だったとしたら、とも考える。ただ、仮にそうだとすると、提督の見る限り海風本人がとても前向きなのがよく分からない。自慰行為を見せるだけでなく、「一人の時でも、海風のこと考えながらしちゃっていいですからね?」と、照れたような笑顔で言ってくるのだ。
(まさか、ね……)
提督の心が甘酸っぱいもので満たされ始める。同時に、股間がピクリと反応した。
「とりあえず、もう一回海風で抜こ……」
提督はそう呟いて、自身もプライベートな空間である彼の自室に向かってフラフラと歩き出した。
一方、自分自身の自室に戻った海風は閉めたドアに背中を預けていた。その表情は泣き出しそうにも見える。
「駄目、なのかな……」
と呟きながら、彼女は床に座り込んだ。
「気づいて、もらえませんか……?」
先程の相互オナニーがもたらす快感は相変わらず素晴らしかった。提督が射精に至ってくれた事もやはり嬉しい。だが海風にとって、問題はそこではなかった。
(……見るだけですか? それ以上はいけませんか?)
海風は提督のオカズとなるべく自身のオナニーを直接相手に晒していた。その時の提督の真剣な眼差しは彼女を興奮させ、自分に対して精液を放つ様はもうたまらず、彼女も絶頂に至っていた。
勢いよく吐き出される白濁液。射精の快感に喘ぐ提督。彼女はそんな提督の姿が可愛らしく思えてしまい仕方がないが、別な想念も抱いた。
(あれがここの中に入ってきたら……)
片手で下腹部をさすりながらそう考えると、その奥が疼いた。
慌ただしくショーツを脱ぎ捨てる。そして、体育座りの状態で再び股間を捏ね始めた。再び刺激を受けた割れ目はまたも粘液を排出し始め、クチ、クチ、という音が鳴る。
「海風、来てもらっても良かったんですよ? 奥、出してもらっても良かったんですよ!?」
股間を弄りながら海風は一人、ここには居ない提督に語りかける。
(お口も使ってください! 海風、頑張りますから!)
股間をいじる傍ら、もう一方の手の指を提督のそれに見立てて悩ましそうな声を上げながらしゃぶる。
「んっ、んっ、んっ……」
口に片手の指を出し入れしつつ、もう片方の手で淫門をいじり回す。しばらくすると、快感の強度が急激に上がり始めた。
「んっ、んっ、んっ、んっ、んう……ん、んうぅ〜〜〜〜っ!!」
海風は背をのけ反らせた。オーガズムを覚えたのだろう。太ももは相変わらず閉じられていたが、その付け根にある淫裂はヒクヒクとうごめき、快感のあまり白い濁りを含んだ愛液を垂れ流していた。
「はぁっ……はぁっ……」
快感が引いていく。呼吸も落ち着いてくるものの、自慰によって一度は高ぶった海風の心は一気に沈み込んでしまった。
「うう、どうしよう……」
海風はドアを背にうずくまった。
「あのう……」
今日の執務を終えた後、海風が声をかけてきた。以前ならばともかく、今となっては彼女が提督のそばを離れるということはまずない。
「今日も、その……」
はっきり言うのだけは慣れないのか、モジモジとしているが、要するに自分を見て抜くか、という問いかけだ。
「うん……」
顔を赤くした提督の返事を聞いて、海風はそっと机の上に座り、スカートに手を入れてゆっくりとショーツを下ろしていく。それを脱ぎ去った後は、ゆるゆると両足を広げて股間を見せつけた。そこが早くも熱を持ち始めている事は海風自身も自覚していた。
そんな幼い割れ目を見て今の提督が我慢できるはずもない。焦るように下半身の衣類を脱ぎ捨てると、ビン、と提督のペニスが勢いよく跳ね上がった。
一方、海風は提督を眺めつつ、上半身の服をもはだけさせていった。更にはブラのホックを外せば乳房があらわになる。それは同年代の子と比べても明らかに大きめで、実に刺激的だ。
机に腰掛けたまま、バストと陰部を提督に見せつける海風。その気分はといえば、暗かった。
結果論だが、提督の視線を自分が独り占めするために諸々を利用したという事にはなる。好意を伝えた訳じゃないし、自分をどう思っているのかも知らない。視覚で無理やり結びつけているだけだ。
そういう意味では、仮眠室での一件は海風にとって実に都合の良いアクシデントだった。性欲のはけ口になるという名目を作る事が出来て、提督と最も距離が近い艦娘という立場を得る事が出来た。だが、それ以上にはなれそうもない。
ただの艦娘ではなく、一人の女の子としてもっと提督に近づきたい。その為にはまず気持ちを伝えるしかないが、しかしそれを避け続けてきたせいで今の海風がいる。
(もう、いいよね……)
身体の繋がりだけでもいいと思った。これまで散々はしたない姿を晒しているのだ。今更体裁を整えたからといって、自分の気持ちを誤魔化し、提督を騙し続けている事に変わりはない。
(挿れてください……海風、奥、欲しいんです)
そう言おうとした、その時だ。
「ね、ねえ……」
と、そんな声が聞こえた。視線を向けると、自身の剛直を掴んだままの提督が実に切なそうな表情を浮かべている。
「は、はい……」
と海風は応じた。一体どうしたのだろうか、まさか自分とこんな行為をするのを止めたいと言うのではないだろうか。そんな不安が一瞬頭の中をよぎったが、提督の口から出てきたのは、
「あ、あのさ……海風の中、入れるって、ダメだよね……?」
というセリフである。
「…………!」
当然の事ながら、海風とセックスしたいという意味だ。
自分から言おうとしていたのに、相手から言われてしまうとは。だが、嫌なわけがない。身体も期待してしまったのかますます火照り、蜜裂からはより多くの愛液がトロリと零れ落ちた。
先に言われたせいか、若干混乱してしまって返答へのタイムラグがあった。だが、今や海風にとって回答自体は一つしかない。
「ダメじゃない、です……。海風の中に、提督のオチンチン、挿れて、ください……」
海風は柔らかい笑顔を浮かべながら、その陰唇を両手で広げた。
提督は一瞬意外そうな表情を浮かべたが、すぐにそんな表情を収め、海風に近づく。
そして、真剣な表情で彼女の顔を覗き込みながら、
「い、良いんだよな?」
と、確かめた。
「はい、海風も、したい、です……」
流石に恥ずかしかったのだろう。最後の方は提督から目を逸らし、語尾は消え入るような音量だった。ただ、陰唇は相変わらず両手で広げたままだ。愛液も相変わらず滴り続けている。
提督はそんな海風の割れ目を凝視して、ふうふうと、荒い呼吸を繰り返している。
(僕、海風に……!)
実際のところ、提督はこうなるシーンを何度も妄想していた。海風と相互オナニーをするようになってからはそのイメージが明確になり、頻度も上がって、それをオカズに一人で致す回数も増えていた。ただ、彼は海風の本当の気持ちを知らない。だからなのか、彼は身動きが取れなくなってしまった。挿入したい、という欲望と、本当にいいのか、という思考との板挟みになっているのかもしれない。そんな提督の様子を見て、海風は、
「大丈夫ですよ? 提督にしてもらうの、ずっと想像してたんです」
それを聞いて提督は唾をごくりと飲み込んだ。そして、ペニスの先端をゆっくりと海風の入り口に近づけていく。
提督の先端と海風の粘膜が接触したのはそれからすぐだ。しかし、お互いに初めて。スムーズにとはいかない。
「え、と。ここ?」
「あ、違います。もうちょっと、上……」
「ん、ここ、でいい……?」
「そう、です、ね……」
海風の入り口を提督の先端が探り当てたようだ。そこで力を入れるものの、彼の剛直はその先に進まない。
「え、ちょっと……は、入ら、ない……」
「ぁぁ……角度が……もう少し、その……」
足を広げたままの海風がそう言いながら、腰の垂直方向の向きを少しばかり変える。提督も肉棒を握りしめ、入り口に照準を合わせたままに角度を調整した。
「えっ、えっ……と……これ、くらい……?」
「そう、です。そのまま、前に……」
先端だけがあてがわれていたものが、ようやくゆっくりと、海風自身の内部へと侵入し始めてくれた。明らかに自分とは異なる熱い物体が肉壁をかき分けながらそろりそろりと潜り込んでくる。
提督はその間、実に不安そうな表情だった。それを消し去りたいのか、海風は微笑みながら、
「大丈夫、そのままです」
と、提督をリードする。
とうとう提督の亀頭が海風の子宮口に達した。お互いに望んでやまなかった二人の密着の瞬間だった。
(入ってきたあ……)
海風はそう思ったが、それも束の間だった。入ってきた物が大きくひくついたと思ったら、下腹部の奥に何か熱いものが染み渡っていくのを感じたのだ。
「えっ……?」
不思議そうに見上げると、そこには、
「……っ! ……あっ!」
と、甘い声を漏らしながら必死に何かをこらえたような表情の提督がいた。
「んっ……! くぅっ……!」
腰を中心に身体をひくつかせる提督。強く閉じられたまぶたにはわずかながら涙が浮かんでいた。
自身の腹の中の感触と、提督の様子から海風は今何が起こったのかを悟った。
「出たん、ですか……?」
「ご、ごめん……海風が、気持ち良すぎて……」
提督は実に恥ずかしそうな表情を浮かべている。挿入直後に射精してしまったのが原因だろう。だが、海風にしてみれば、自分の膣の刺激で射精してくれたという事でもあるので、むしろ嬉しかった。
「でも、気持ちよかったのならよかったです。謝らなくてもいいですよ?」
提督は不思議そうな表情をした。
「ずっと、海風のここで、出して欲しかったんです……見せ合いながらって、すごく寂しくて……」
海風は嬉しそうに言う。
「……え?」
提督は意味が分からないようだ。海風の一連の行動は単なる自分への善意に基づいているいう意識がいまだに抜けないらしい。
「はっきり言えたら、良かったんですけど……でも今、すごく嬉しいんです……」
海風もが自分とのセックスを望んでいた事が提督にも分かったようだ。彼は海風の目を見つめ続けるだけだ。ただ、そのペニスは射精前の硬度を完全に取り戻していた。
「あの、さ。もう一度、出しても、いい……?」
「はい、海風は、大丈夫ですから」
途端、提督はぎこちないながらも腰を前後に振り始めた。ヌコヌコ、という感触と共に海風の内部が擦られる。
「あ、あぁ……」
自身の生殖器官を掘削される事に快感を覚えつつ、行為に懸命になっている提督を見て愛らしく感じる。提督と結合しているというのを実感するのは海風にとって実に充実感をも覚えさせるものであった。
「はあ……はあ……」
快感に耐えつつ、懸命に腰を振る提督。海風の中は実に気持ち良く、膣内に並ぶ肉ひだの刺激は彼の想像を超えていた。挿入してすぐに射精してしまったが、二度目も長くは持たないだろう。
ふと目を上げると、海風と視線が合う。彼女は慈しむように微笑みながら自分を見つめていた。その途端、自身の奥深くで燻っていた射精感が一気にたかぶってきた。
「ごめん、また、無理……!」
提督は海風の上に上半身を寝そべらせると、再度射精を開始した。先程、海風の内部に吹き込まれた熱のある液体が更に追加で充填されていく。彼の口が海風の耳元の近くにあり、乱れた息が聞こえる。提督が快感を覚え、そんな反応を起こしているという事に想到した彼女は、嬉しさと共に愛おしさを感じて提督を両手で抱きしめた。
「……出ちゃった」
「そう、です、ね……」
抱きしめ合いながらそんな言葉を交わす二人。提督がその余韻に浸っていると、突如として唇に柔らかい感触が走った。海風がキスをしてきているのだ。目を白黒させる提督だが、抱きしめられている以上、振り解くわけにもいかない。
ようやく顔が離れると、そこには微笑んだ海風の顔がある。何やら照れ臭くなった提督が動き出し、その剛直をヌルリと海風から引き抜いた。
「あ……」
海風の淫門は半開きのままだ。こぼれ出る液体は白濁としていて、彼女の愛液に提督の精液も混ざっているのかもしれない。
「な、なんか、ありがと。気持ち良かった……」
提督は目を逸らしながら言った。海風はそんな彼の表情を見てから、視線を下げる。そこにはいまだ硬いままの彼のペニスがあった。
彼女は机から降りて立ち上がり、提督に近づくと抱きしめた。一瞬緊張したような提督は、次の瞬間には海風に力を加えられ、やがて床に仰向けで寝そべった状態にさせられてしまった。
想定外の事態に唖然とする提督が目を上げると、そこには淫らな笑みを浮かべる海風の顔があった。
「すいません、提督の、海風もヌプヌプしたいです」
そう言って彼女は提督にまたがる。
「え、海風……?」
提督が見る海風の表情は今までに彼が見た事の無いものだ。端的に言えば、メスの顔、である。そんな海風は硬度を保ったままの彼の剛直を掴んで、その切先を自らの淫門に当て、そのまま腰を下ろして蜜肉の奥まで飲み込ませてしまった。
「え、ええっ……!?」
提督にしてみればこんな展開は予想しようがない。自分の剛直を熱く包み込む蜜肉の甘い感覚に耐えつつ、彼は海風を見た。
「……繋がるの、すごく素敵でした。でも、まだ終わりたくないんです。ごめんなさい……」
発情しきった表情のまま、海風は腰を動かし始める。まだぎこちない動きではあるが、それでもつい先程初めてを経験したばかりの提督にとっては刺激が強い代物だ。
「う、海風……気持ちいいよお……」
「嬉しい、です……海風も、気持ちよくて……」
二人は初体験ながら、蕩けるような甘い熱を享受し続けた。
海風は真面目な子だ。元々は禁欲的な側面さえもあったのかもしれない。だが、そんな彼女はふとしたきっかけでオナニーを覚え、性感がもたらす快感を知った。更にはそのオカズに提督を設定すると自分が高ぶる事を知り、そんな姿を提督に晒していた時点でそれまでの禁欲さの反動だったのかもしれないが、提督の熱を内部で受け止めるという経験を経た今、彼女の溢れ出る情欲は止まることを知らない。性交がもたらす悦楽を覚えたら止まらなくなるのも自然な事なのかもしれなかった。
提督の肉柱を知った海風の肉洞は、まるで目覚めたかのように、繋がるたびに感度を引き上げていった。それどころか、相手に合うように自らの形状を変化させていっているようだ。
提督だって真面目すぎるほど真面目である。禁欲的、という意味では海風も上回っていた事だろう。オナニーに嫌悪感を示し、ギリギリまで我慢してしまうような子だったのである。そんな制約を破壊してしまったのは事もあろうに海風だった。そばにいてくれればそれでよかった相手が、体を張ってまで彼の欲望を受け止めてくれている。いや、彼の欲望を求めている。今や提督は海風の十分に魅力的でありながらも、これからも発育していくであろう肉体の感触を知ってしまったのである。
だから、頃合いを見計らっては時間も場所も問わず、提督と海風がセックスに至ってしまっても仕方がない。何しろ、お互いに性を覚えたてで、旺盛な欲求に耐えるなど困難な年頃の男の子と女の子なのである。
耐えきれずに劣情に満ちた瞳で提督が海風を見れば、切なそうな表情をたたえた彼女の熱い目と視線が合う。そうなれば、その後に何が起こるかなど想像するまでもない。
そして、そんな二人の休暇が重なったらどうなるか。デートだってしたりもするが、それだけで済む訳などあるはずもないのだ。
「提督……! 提督……! ……あっ!」
か細く、甘い海風の声が室内に響く。そんな彼女は提督の勃起を割れ目に飲み込みつつ、腰回りを前後に痙攣させている。どうやら絶頂しているらしい。
「あっ……! う……!」
提督も海風にしがみつきながら身体を震わせていた。タイミングを同じくして射精に至ったようだ。
震えが徐々に鎮まり、お互いの体が離れる。二人の荒い息の音が響いた。お互いに全裸だったが、その皮膚のあちこちには汗に加えて、それまでの情交の激しさを示す粘液がまとわりついていた。座り込んだまま、手をシーツの上に置いて自身の上半身を支える提督。そのペニスの先端からわずかに噴き出るのはもはやほぼ透明な粘液のしぶきだけで、白く濁ったものではなかった。既に精子の製造と供給が追いつかなくなっているのだろう。だが、それも当然なのかもしれない。夕食と入浴の後すぐに開始された行為のはずなのに、窓の外は太陽の光で明るくなり始めている。昨晩から今に至るまで、何度達したのか覚えていない。が、肉棒自体は硬いままで、まだまだ収まってくれそうにない。
「……うう」
提督は困ったような表情で自身のペニスを見つめた。散々搾り出しているはずなのに、全く萎える様子を見せない実に硬い肉塊だ。ヒクヒクとした小さな痙攣と共にカウパー汁がその先端から滲み出ていた。体力も使い尽くしてヘトヘトのはずなのにである。
その時間もわずかだった。体を起こした海風がフワリと抱きついてきたのだ。
「提督、どうかしましたか?」
女の子特有の甘い香りが提督の鼻腔をくすぐった。
「ん、ずっとしてるのに、収まらないんだもん……」
そう言いながら海風を困ったように見返す提督の目からは、未だ尽きない欲望がほのかに顔を覗かせていた。
「それって、いけないことなんですか? 海風は全然構わないんですよ?」
二人の唇が重なり、すぐに舌を絡ませ合う動きに変わる。
「んぷ、ちゅ……」
外見の幼さを踏まえればその光景は背徳的とも言えたが、お互いに貪ることを覚えてしまった二人にしてみればどうでも良いことだったろう。
劣情に染まった眼差しの海風は提督の両肩に自分の手を乗せて、引き倒した。
収まらない、と提督は言ったが、それは海風だって同じだ。流石に膣肉を擦られすぎて痛みも走るようになっているはずなのに、そんな肉壺はまだまだ提督の勃起に満たされて欲しくてたまらないらしく、トロトロと入り口から粘液をこぼし続けていた。
ノソノソと海風に覆い被さるような体勢になった提督は、のぼせたような表情と共に、
「……また、入れるね?」
とだけ、言った。
海風もまたぼんやりとしたような表情で、コクリと頷くと、硬いままの提督のペニスが欲しがりなままの彼女の淫道に潜り込んでくる。
「あぁー……」
大好きな男の子が自分自身の胎内に潜り込んで密着してくる感覚は実にたまらない。その心地よさのせいか、膣や子宮、下腹部全体が甘く疼き、蠢いた。
「……提督?」
「……う、ん?」
「……好き、です……」
「……僕、も……」
「……気持ちいいん、です……」
「……僕、もお……!」
提督は海風へのキスを繰り返しつつ、ぎこちないながらもゆっくりと腰を振り始めた。彼の熱に擦られる海風の膣肉は、その神経を経由して最大限に増幅された快感を彼女の脳髄に送り始める。
「ああ……。あー……」
すっかり蕩けてどこに視線を合わせているのか分からなくなっていて、それでいてとても幸せそうな表情の海風は、それでも次の絶頂に向かって提督に抱きつき、彼とリズムを合わせるように緩慢に腰を振り始める。
相手への一杯一杯な好意と、それに追い打ちをかけるような快感が自らに課したブレーキを手放した。そんな二人を止める術などあるはずもなく、彼らはまだまだ持て余す肉体を重ね合わせ続けるのだった。