ランス、魔人への対策を検討。
ランス、日光にDNAを注ぎ込む。
5月9日 リーザス城
ランス、聖刀使い(第五代目)となる。
5月10日 リーザス城
サルベナオット、リーザスとの友好を確認。
5月11日 ラジール
ランス、ラジール都市長アムロと会談。
秘書レィリィの身柄と引き換えに1ヶ月の猶予を与える。
5月12日 レッド
ランス、ハイパービルを制覇。
5月13日 ロックアース
ランス、DXの会のグラックと会談してロックアースを併合。
5月14日 リーザス城
ランス、ホーネット派と同盟。サテラとメガラス、リーザスに駐留。
<LP3年5月8日>
次々とリーザス領の主都市に襲い掛かって来る魔人たち。
対策を練るためにリーザス城にて御前会議が開催される。
ランス以外には王妃リアとマリス、そして各軍の主将の階級を持つ者たちだけが集められた。
ほとんどの出席者が来水美樹を追い出すことを望んでいた。
大将軍職にある歴戦の将バレスは大陸制覇のためにも来水美樹の追放を主張する。
聡明なはずのマリスでさえもその意見に賛成であった。
先の魔王ガイが露骨に人間界に干渉するのを止めてから、約1000年の月日が経っている。
すでに魔王ジルが君臨していたころの悲惨な人類の有様は、歴史に記されているのみで、どんなに酷かったかを知る者はいない。
この時代に生きる人々が、魔王という存在を軽視してしまう傾向にあるのは、ある意味仕方の無いことであった。
しかし、それらの意見を無視し、ランスは独断で美樹を保護することを決めてしまう。
頼ってきた美女を見捨てないのが、ランスのポリシーである。
だが、それはただのランス一流の格好付けでしかない。
このときのランスは諸将たちが考えるよりもより深いところまで事態を洞察していたと言える。
美樹が魔人たちに捕まった場合に発生するリスクは、ランスにしてみれば大きすぎた。
最悪、人類は魔王を相手に絶望的な戦いを挑まなければならなくなる。
何が何でも美樹は手元に置いておかなければならない。
それはランスの中ではすでに確定事項である。
ランスが悩んでいたのは、単純に襲い来る魔人たちへの対応策についてであった。
ランスはリーザス王としての決断を下し、諸将の意見を封殺してしまう。
一喝して諸将を黙らせたランス。
魔人撃退についての具体的な意見が誰からも無かったため、不機嫌になったランスはさっさと自室に下がってしまう。
ランスが会議の場から退出してしまったため、自然と会議は閉会せざるを得なかった。
残された者達は皆一様に不安な面持ちになる。
だが王妃のリアが率先してランスを信じる旨を表明したため、皆がランスの命に従うことになる。
リアは立派にランスの妻としての勤めを果たしたのであった。
リアの成長振りにマリスも感慨が一入であった。
他者の追随を許さない強引さがランスの王としての特徴である。
この件に関してはその強引さが良い方向に発揮されたと言える。
これほどの重大事について強いリーダシップを発揮するランスを王に向かい入れた王妃リアの聡明さは計り知れない。
混迷する世界を導くにはランスくらいの強引さが丁度良かったのである。
美樹を保護し続けることを決めたのはいいが、問題となるのは敵対する魔人たちの倒し方であった。
対策会議を抜け出したランスは人払いをして自室に籠もり、そのことばかり考えていた。
無敵の魔人たちを倒すには魔人たちの纏う無敵結界を切り裂く特殊な武器が必要である。
つまりやはり魔剣カオスが必要なのである。
しかしレッドの街の神官セルはランスの説得に応じず、魔剣カオスを封印したままにしていた。
強引に奪い取るのが民を率いる王としての正しい姿ではあるが、その方法ではセルを傷つけることになる。
セルも大事な自分の女であり、それだけは避けたかった。
ランスに出来ることと言えば、足しげくレッドの街に通いつめて体罰を交えてセルを説得し続けるしかない。
だがセルの頑固さを考えると、いくら時間がかかるかわかったものではなかった。
その間に魔人たちの襲撃を無防備に受け続けることになるわけで、ランスも憂鬱になる。
頭を悩ませていたランスは、魔剣カオス以外に魔人を傷つける武具があることをふと思い出す。
言い伝えでは、魔剣カオスに対を成す日光という聖刀がこの世に存在するはずであった。
日光という存在を思い出したランスは思考の隅にひっかかるものを感じた。
つい最近、日光という名をどこかで耳にした記憶があったからである。
そんな折、誰かがランスの部屋を訪れ、その扉を叩いてしまう。
何かを思いつきそうなところで邪魔されてしまったランスは、人払いの命令を守らない訪問者に対して、反射的に怒鳴ってしまった。
しかし柔らかく謝罪し、気分を尋ねてくる日光の優しい声を聞き、態度を瞬時に豹変させる。
日光さんなら問題ないとあっさりと入室を許可するランスであった。
ランスの部屋を警備しているのは、職務に忠実な親衛隊である。
しかし、人払いの命令にも関わらず、簡単に日光をランスの部屋に通してしまっていた。
あまりに日光の容姿が美しすぎたために、今夜の夜伽の相手であると勘違いしてしまったのである。
逆にこの美女との逢瀬を邪魔されたくないがために、人払いの命令が出されたのだと考えてしまった。
日光は相手のその勘違いを利用して、あえて否定せずに堂々とした態度でランスの部屋を訪れることに成功していた。
入室した日光はまず夜分に部屋を訪れたことに対して、ランスへ謝罪の言葉を発する。
ランスは"美女の頼みは断れない"とその謝罪を受け入れ、機嫌よく日光の訪問の理由を尋ねた。
日光は下手な小細工は省き、大上段から単刀直入に美樹をリーザス城で保護し続けるようランスに願い出た。
予想はついていたが、本当に単刀直入で尚且つ一番やっかいなお願いを突きつけられてしまったランス。
ランスの顔からさっと笑みが消える。
それでも日光はまっすぐな瞳でランスを見つめ続けた。
その願いを叶えることがどんなに大変なのかを重々承知した上での日光のお願いであった。
日光ほどの美女の頼みであり、ランスも叶えてやりたいのは山々であった。
しかしランスには魔人を退ける力がない。
魔人を倒す術が無い以上、美樹を守り続けることは、かなりの被害を覚悟しなければいけないということである。
躊躇するランスに対して日光は己の正体を告げることになる。
日光は自分の真実の姿が聖刀と呼ばれる刀であることをランスに伝えた。
魔剣カオスと対を成す伝説の聖刀日光こそが自分の本体であると明かしたのである。
日光の存在を知っていたランスもこれには驚いてしまう。
それというのも、ランスの知る限り魔剣カオスには人間形態になる能力はなかったからである。
日光が何故人間の姿をしているのか疑問に思うランス。
だがその答えは日光の説明によってすぐに氷解することになる。
日光はランスに自分を扱う資格があることを明言し、自分を使って美樹を守るようにお願いする。
そしておもむろに纏っていた衣服を脱ぎ始めた。
予想外の展開に驚くランス。
そんなランスに対して、日光は聖刀を使う上での契約の儀式についての説明を行っていく。
日光は所有者と一体化することによって初めてそ所有者を自分の主と認め、聖刀の姿で仕えることが出来るようになる。
日光が"持ち手と一体化する"には、持ち手のDNAを己の体に登録しなければならない。
つまりランスが日光を使うためには、己の熱い精を日光の胎内に注ぎ込まなければならないのである。
だがその日光の説明はランスにとってまさに馬耳東風であった。
JAPAN風の着物を脱いで露になった日光の眩しい肌が、ランスの欲望を滾らせてしまっていた。
何はともあれ、日光とHする必要があるという事実だけでランスには十分過ぎた。
あまりにも好色なランスの態度に、ただのまぐわいではないことを釘刺す日光。
準備万端になったランスに押し倒されそうになる瞬間にも、美樹と健太郎を守るという約束について念を押そうとする。
ランスはその日光の問いに対してほいほいと考えも無しに快諾した。
そして服を脱ぐのももどかしげに日光を抱きかかえて、ベッドに飛び込んでいく。
日光の美麗な躰を堪能するランス。
一目見たときから狙っていた美女である。
その躰の素晴らしさに陶然となる。
特に横になっても型崩れしないその乳房の大きさと、その美しい肌の色は特筆モノであった。
ランスから乳への愛撫を受けつつも、日光は儀式を進めていく。
呪文を唱えながら、両手の人差し指でランスの躰を撫でさすっていく。
ランスを聖刀の主とすべく、その躰を隅々まで分析するための大事な手順である。
しかしその日光の指の動きはランスにとって心地よい愛撫でしかなかった。
乳だけでなく秘所にも手を伸ばすランスであったが、まだ日光の準備は整っていなかった。
もう少し弄る必要があるのかと、さらに日光のすべらかな乳を集中的に愛撫しようとするランス。
薄い綺麗な色をした乳首にランスが吸い付いたところで、日光の様子が変化する。
日光の乳は、豊麗なだけでなく感度も抜群であり、日光の一番の性感帯だったのである。
明らかに儀式の呪文ではない喜悦のうめき声が漏れ、ランスの愛撫に合わせて躰を跳ねてしまうことになる。
汗でしっとりと肌をぬめらせる日光。
その綺麗な肌は、快楽で桜色に染まり始める。
しかし、この日光の躰の変化はランスの愛撫の巧みさだけが原因ではなかった。
日光の執り行っていた儀式が次の段階に進んだのである。
呪術での分析が終了し、ランスが聖刀の使い手に相応しいことが明らかになる。
そして、ランスの精を受け入れるために日光の躰の準備が始まったのである。
ランスは気付いていなかったが、この時点で先ほどまでカラカラであった日光の秘所は大いに濡れてしまっていた。
そのことに気付かずに、ただ日光の見事な乳房の味わいに溺れてしまっていたランス。
ランスは日光の綺麗な乳に見とれ、のんきにその大きさと色の素晴らしさを褒め称える。
日光は頬を緩め、自分の乳を評価するランスの称賛の声にありがとうございますと礼を述べた。
ランスの躰に呪紋を施す儀式を終了するために、ランスの腰のあたりを撫で摩る日光。
このとき日光はランスの躰から感じていた懐かしい匂いが何だったのかに気付く。
呪文による分析処理は、ランスがかつて魔剣カオスを操っていたことも、明らかにしてしまっていた。
日光自身は分析結果の詳細は把握することはできないが、なんとなくその雰囲気は伝わってきていたのである。
ランスがカオスを操ることが出来るのであれば、聖刀である自分の力を引き出すことも絶対に大丈夫である。
安心して笑みを浮かべる日光に、ランスは高笑いしながら女の子を扱わせたら自分は世界一であると豪語する。
日光は改めて真摯な面持ちでランスに対してよろしくお願いしますと礼をした。
まるで嫁入りの挨拶のようであった。
儀式の最終段階に突入するための前準備に取り掛かる日光。
ランスのハイパー兵器を手に取り、その亀頭に人差し指を添える。
日光の唱える呪文に合わせ、日光の人差し指からハイパー兵器の先端に不思議な力が流れ込む。
これでDNAを取り込むための準備は全て整った。
日光はたおやかにランスの首に手を回し、ランスを自分の中に誘う。
ランスはその日光の求めに応じ、日光の秘所にハイパー兵器を宛がい、挿入していく。
蕩けそうなほど熱く、ぬるぬるで極上な状態の日光の中にハイパー兵器を埋没していくランス。
日光は挿入時の快楽に喘ぎつつも、私の中にすべてを下さいませと、ランスの情欲に火を灯す言葉を紡いだ。
ランスは当初の目的を忘れ、きっちり気持ちよくさせてやると意気込んで日光に挑みかかっていった。
日光の足を掴み、激しく撃ち込める態勢に持っていくランス。
日光の中の極上な感触を楽しみつつ、日光もいっぱい感じられるように絶妙な動きで大いに腰を荒ぶらせる。
ランスの動きに合わせて、ランスが達するのを助けるために躰を揺らす日光。
ランスが撃ち込み日光が躰を揺らす度に、横になっても張りを失わない日光の乳房は扇情的にふるふると揺れる。
ランスは日光の乳も一緒に愛してあげるために、さらに体位を変えた。
日光の足を抱えて空いた手で乳房を掴み、日光が感じてしまう乳首を集中的に愛撫していく。
結果として腰を撃ち付けられるタイミングだけでなく、乳首を弄られる度に日光は眉を顰めて快楽に呻くこととなる。
ランスは完全に儀式を忘れ、日光と性の快楽を分け合うことに没頭してしまっていた。
当然、日光が感じるように持てるかぎりのテクニックを駆使していく。
日光は自分をいっぱい感じさせるために頑張るランスの優しさと、そのテクニックの凄さに溺れかけていた。
次第に日光も儀式としてではなく、純粋なまぐわいとしてランスとのセックスに興じ始める。
日光はカオスと同様にエターナル・ヒーローズの一人であった。
JAPANのサムライの娘であり、魔人に故郷を滅ぼされ、魔王を倒す力を求めて旅に出る。
その旅の果てで三超神の一柱プランナーと邂逅することになった日光は、願いを叶えるというプランナーの誘いに乗ってしまう。
最初の目的どおり、魔人や魔王を倒す力をプランナーに求めた日光。
だがプランナーはその願いをわざと曲解し、日光の躰を魔人の結界を切り裂く聖刀へと変化させてしまう。
そのときから日光は、自分を扱うことのできる持ち手を捜し、大陸を彷徨い続けることになる。
カオスと違って人間形態にもなれる日光であったが、その時間は少なく、長くても1ヶ月程度である。
人間の姿でさすらい、力が尽きたら聖刀の姿に戻り、長い時間の眠りについて力を蓄える。
その繰り返しである。
しかし、日光の力を完璧に引き出すことが出来る剣士はなかなか現れず、100年に1人見つかれば良い方であった。
そして魔剣カオスによって魔王ジルを封じたガイが魔王となったことが、日光に多大な影響を与えてしまった。
人と魔人の干渉を断つ政策に出たガイが、人間側が魔人を倒す野望を持たぬよう日光を探し出して魔王城に封印してしまったのである。
日光はリーザス城の地下でジルを封印していた魔剣カオスと同様に、魔王城の地下で1000年もの間、眠りについていたことになる。
その間、魔剣カオスと聖刀日光の存在は、かすかな噂が残る程度まで人間界では忘れ去れることになった。
美樹を助けるために魔王城の地下で見つけた聖刀日光の主となり、健太郎はガイを倒した。
つまり前の持ち手の健太郎は、日光にとって1000年振りに現れた待望の相手だったのである。
1500年前に聖刀と化した日光。
そして最近の1000年間は眠りについていた。
実質的に聖刀として活躍した期間は500年。
その間に日光が出会えた自分の持ち手に相応しい人物はたったの3名。
健太郎は四代目の聖刀使いだったのである。
聖刀になる以前の日光は修行に明け暮れたせいか、男と付き合ったことがない。
そして聖刀になって以降に躰をあわせた人数は、健太郎を入れてもたったの4名である。
それも躰を合わせるのは出会った最初の儀式のときだけである。
実際のところ、日光の男性経験は余り豊富ではなかった。
そして日光の秘所は儀式の呪文によって男性が射精するのに最適な状態となってしまっている。
これまで日光が主としてきた男たちは、剣一筋に生きてきた人間ばかりであり、ランスのように女慣れしていなかった。
当然のことながら、それほど耐えることもできずに吐精してしまうのである。
少しばかり持ちこたえたとしても、余りの気持ちよさに耐えることに必死で、日光を悦ばすことにまでは手が回らなかった。
ランスのように日光の極上の中を余裕を持って楽しみつつ積極的に愛撫を行ってくる男は、日光にはかなり新鮮であった。
1000年振りに儀式を行った相手が童貞の健太郎であったことも、少しだけ日光に影響を与えている。
童貞の悲しさで健太郎が交わってすぐに射精してしまっていたため、日光の躰は性的な面での満足感を全く得ていなかったのである。
徐々に日光も儀式ということを忘れて、ランスとの本格的なセックスにのめり込んでいくことになる。
ランスの動きに合わせて甘いよがり声を高く上げて、ランスの名を連呼してしまう日光。
その日光の感じる姿を目で楽しみ、綺麗だぞと言葉で愛撫するランス。
セックスの最中にも女性を褒める言葉を忘れないランスの細やかさは、日光にもかなり効果的であった。
ランスの言葉を喜んで受け止め、優しく微笑む日光。
日光は瞼を閉じ、その紅い唇を少しだけ開いてランスの首に手を回す。
このとき日光は、生まれて初めて自分から男に対してキスをオネダリしたのである。
日光の求めに応じて顔を寄せるランス。
キスする瞬間、ランスは日光をより強く抱きしめて、腰を突き動かす。
そして甘い鳴声を漏らす日光の唇を己の唇で塞いでいった。
ランスは健太郎も味わったことの無い日光の甘い唇を堪能することになる。
互いに昂め合うようにキスは次第に激しくなっていった。
二人の口腔の中で激しく舌が絡み合い、唾液が交換されていく。
ランスと日光は互いの交じり合った唾液をそれぞれ夢中で嚥下して、さらにキスを重ねた。
その間ランスの腰の動きは止まることなく、日光は甘い吐息とあえぎ声を漏らし続けていた。
一頻りキスを楽しんだ後、二人はどちらからともなく唇を離してしまう。
ランスと日光の唇の間に銀色の糸が垂れる。
自然と腰の動きに意識を集中し始める二人。
互いに絶頂が近いことを感じ取ってしまっていた。
日光はランスの突き上げに甘い喘ぎ声を上げながらも、飛びそうになる意識を繋ぎとめ、ランスに呼びかける。
交わした約束を忘れないでと濡れた瞳でランスを見つめる日光。
快楽を堪えつつ日光の呼びかけに応えたランスは、その日光の真摯な眼差しを見つめ返し、しっかりと頷いて答えた。
二人の心が完璧に通じ合った瞬間であった。
美樹がどうとか健太郎がどうとかは完全に関係なくなる。
ランスは日光のために日光と交わした約束を守ることを誓った。
次の瞬間に襲ってきた日光の締め付けに、うめき声を上げるランス。
日光は自分の思いに答えてくれたランスへ湧き上がった愛しさを堪えきれず、無意識に躰を反応してしまったのである。
日光のその締め付けに触発される形でランスが腰を大きく動かし、決定的な一撃を日光の一番奥に加えてしまう。
一番奥まで突き込まれて絶頂に追いやられ、躰を大きく震わせて喘ぎ声を上げて悶える日光。
ランスもまた同じようにぶるりと躰を振るわせる。
ランスは日光の一番奥に突き込んだまま、果てるだけ果てた。
この中出しによって、日光の躰の中にランスのDNAが浸透していく。
当然のことながら以前に宿っていた健太郎の情報は破棄されてしまい、きれいさっぱり日光の中からは消えてしまうことになる。
この瞬間、ランスは第五代目にして最後の聖刀使いとなったのである。
ランスは全てが吸い取られてしまう心地よい感覚の中で、意識を手放してしまった。
<LP3年5月9日>
昨晩の日光との激しいセックスで最後にランスが行った射精は、ランスにしてみても近年まれに見る快心の出しっぷりであった。
意識を失うほどの気持ちよい中出しはそうそうない。
ランスが一回の射精で満足して気を失うなんてことは、通常ではまずありえないことである。
聖刀にDNAを注ぎ込む儀式のためのまぐわいであったため、ランスのハイパー兵器には特殊な呪文がかけられていた。
それを引いたとしても、ランスにとって日光とのセックスは充実したものであったことは確かである。
そのまま眠りに付き、翌朝気持ちよく目を覚ますランス。
傍らに日光がいないことを残念がるランスであったが、日光の綺麗な躰の代わりに一振りの刀を見つける。
ランスはその刀を手に取り、日の光に当ててみる。
刀は日光の乳のように素晴らしい色をしていた。
思わずほお擦りしてしまうランスであったが、日光の制止の声に慌てることになる。
カオスも喋っていたこともあり、すんなりとこの状況を受け入れるランス。
日光はランスに対して昨晩交わした約束を念押しする。
ランスも十分に承知していた。
こうしてランスは魔人を斬ることのできる伝説の武具の聖刀日光を手に入れることに成功した。
魔人が襲い掛かってくる情勢下において、一つとはいえ魔人に対抗できる武器を手に入れたことは大きかった。
ランスが聖刀日光の持ち手となったことにより、ランスの旗下の緑の軍は対魔人用の専用部隊となる。
日光の美麗な躰と満ち足りたセックスを忘れられず、ランスはことあるごとに夜の相手を務めるように日光へアプローチする。
しかし、日光はケジメと称して決して応じようとせず、ランスを悔しがらせることになる。
日光が再びランスと躰を合わせるのは、かなり後の事になる。
日光を帯刀して玉座に向かう途中、ランスは日光を探していた美樹に出会った。
自分の本当の姿については美樹に語らないよう、ランスにお願いする日光。
日光は美樹には自分が刀であることを打ち明けていなかった。
自分が聖刀であることを美樹に知らせれば、自ずと日光が健太郎と躰を重ねたことも知られることになるであろう。
美樹と健太郎が如何に惹かれあっているかを知っていた日光は、二人の関係が壊れることを望んでいなかった。
日光はあくまで健太郎と美樹の保護者として二人を支え続けようとしていたのである。
美樹には日光に用事を頼んだために、当分リーザス城に戻ってこないと説明するランス。
美樹はその言葉を信じ、日光の伝言に従って大人しくリーザス城に留まることを約束する。
素直ないい娘であった。
美樹にばらさないと日光と約束してしまった手前、ランスは大々的に聖刀日光を手に入れたことを発表できなくなる。
そのためランスが伝説の聖刀使いとなったことを、リーザスの国民が知るのは随分と先のことになる。
<LP3年5月10日>
法王代理の地位にあるサルベナオットがリーザス城を訪れた。
訪問の理由は宗教とは切っても切れない「お金」であった。
AL教団の運営は大陸全土の国家・信者から寄付金を巻き上げることにより行われている。
リーザス王国もその例外ではない。
サルベナオットはリーザス王国からAL教団に送られる寄付金について、以前と同額で維持することをランスに対して要求した。
現状、週に650万Gもの寄付金がリーザスの国庫からAL教団に送られていた。
つまりは年に総額3億G以上を寄付していることになる。
これはリーザス王国の国家予算(ランス即位前)の実に3割近くに達する。
まさに法外であった。
AL教団の勢力はリーザスの軍部や政府内にも広く浸透している。
ヘルマン・ゼスも同様であり、自由都市国家群も含めて膨大な信徒がいる。
各国はその巨大な影響力を恐れ、AL教団に言われるがままに寄付金を支出しているのが現状である。(ただしJAPANは例外)
サルベナオットの要求を断った場合、宗教暴動が発生してしまう可能性も高かった。
マリスの助言を受け入れ、ランスは不愉快ながらも特使サルベナオットの申し入れを受諾した。
しかし、AL教団の殲滅・無力化をしっかりとその視野に入れることになる。
この時、ランスはAL教団本部川中島への訪問をサルベナオットに約した。
<LP3年5月11日>
自由都市国家群中部域制圧作戦に基づき、リーザス軍は都市国家ラジールに降伏勧告を突きつけた。
ランスとの会談時に、ラジールの都市長のアムロは、妙齢の秘書レィリィを引き連れて現れる。
アムロの傍らに侍るレィリィの美しい姿に、ついついランスの悪い癖が出てしまう。
降伏は覚悟していたアムロであったが、せめて引き継ぎの期間として一月の猶予をランスに求めた。
ランスは条件つきながらその申し入れを受諾した。
すなわち自分のお眼鏡に適ったレィリィのハーレム入りである。
アムロはその条件に困惑するが、当のレィリィは瞬時に覚悟を決めた。
こうしてランスはラジールがリーザスに降る一月後を涎を垂らして待つことになる。
この会談により、リーザスの自由都市国家群中部域占領作戦はしばらく中断を余儀なくされる。
その間、リーザス軍の矛先は自由都市国家群西部域(ロックアース・アイス・ジフテリア)に向けられることになる。
これはAL教団を意識した動きであった。
<LP3年5月12日>
ランスはレッドの街を訪れてセルの教会を尋ねた。
例え聖刀日光を手に入れたとしても、魔人の相手をできるのはランスただ一人である。
襲い来る複数の魔人たちに対抗するためにも、一人でも多くの対抗手段を持った人間が必要であった。
しかし、犯され処女を奪われたというのに一向にセルは魔剣カオスを渡そうとしなかった。
ランスが教会を訪れるたびに、セルが毎日精魂込めて掃除を行う清廉な空気に満ちた厳かな教会の聖堂で淫らな懲罰は行われる。
ランスはその体罰を自分一人で行い、他人の手を借りることは決してなかった。
セルはこれを神の試練と受け止めて、従順にランスの体罰を受け入れた。
ランスは清らかな神官であるセルに性の快楽を強引に教え込むことをその罪に対する罰とする。
そのためセルに対して行われた体罰はとても優しく甘いものだった。
何も感じようとしないセルであったが、次第にその見事な肉体はランスによって教え込まれる性の喜びを貪欲に学習してしまう。
神聖な教会の聖堂に淫らな粘液の音が響き渡り、セルとランスの激しい息遣いが淫らに聖厳な空気をかき乱していった。
セルの極上の躰を思う存分味わえるという夢のような状況に、ランスは足しげくレッドの街の教会に通うことになる。
何度も甘い体罰を甘んじて受け入れるセル。
ランスは調教に入るとカオスのことを忘れて己の快楽に走ってしまう。
いつの間にやらセルを自分好みの躰に開発することが目的になってしまうことが多々あった。
ランスが聖刀日光の正当なる所有者であることを明らかにしても、セルは聞き入れなかった。
日光が人の姿を現してもセルは聞き入れず、かえってもうカオスは必要ないと喜ぶ始末であった。
日光が人の姿になっている手前、セルを犯すことも出来ず、ランスのフラストレーションは溜まる一方であった。
何ら得るものが無いまま、リーザスに帰らなければいけなくなり、ランスの機嫌は最悪である。
むしゃくしゃする気持ちを何とかするために、ランスはレッドの街の近郊にあるハイパービルを探索することにした。
千名の緑の軍の騎士を引き連れて、ハイパービルに挑んでいくランス。
最上階である201階まで上り詰めたころには、大分怒りも収まっていた。
ランスはハイパービルの最上階にて一つの指輪を手に入れる。
知恵の指輪と呼ばれる魔法の指輪であった。
後にこの指輪はリーザス軍の総参謀の証とされ、ランスの手によってクリームという女性の指に嵌められることになる。
<LP3年5月13日>
ランスは自ら軍を率いて自由都市ロックアースに押し寄せ、降伏勧告を行った。
その突然の勧告に対して、ロックアースを実質的に牛耳っているDX会の会長グラック・アルカポネが応対する。
ロックアースの郊外にて、リーザス王ランスとロックアース代表グラックの会談が行われることになる。
この会談は、ロックアース都市長が事態の急変に驚き、対応に苦慮しているときにグラックが現れ、都市長側から頼み込んで実現した。
都市長はなんとかロックアースの自治権を守りたいと考え、グラックに対応を頼み込んでいた。
しかしグラック側はロックアースの自治権など全く眼中になかった。
都市長側は見事に騙されていたのである。
グラック側はDXの会の活動の黙認を条件に戦争資金の拠出とロックアースの自治権放棄を申し入れた。
DXの会はランスの後ろ盾を得ることで勢力の拡充を進めることを目論んでいた。
自由都市国家群だけでなく、さらには大陸全土に商売の手を広げるチャンスだった。
マリスからDXの会の悪を聞いたランスは迷うが、戦力と時間の消費を惜しんだ。
グラックの申し入れを受諾するランス。
グラックの言うとおり、政府が表立って動けない仕事のために、DXの会を残しておくことは有益であると判断したのである。
(後にランスはこの決断を大いに後悔することになる。)
ロックアースは平和裏にリーザスに併合されることになる。
闇社会のボスであるグラックが取り仕切ったため、併合に何も問題は発生しなかった。
以後、何度かランスとDXの会の間で接触があり、資金やセックス奴隷の供与等が発生することになる。
しかし、それらの情報は全て隠蔽された。
尚、ランスという強力な後ろ盾を新たに得たことにより、DXの会にとってロックアース都市長は利用価値が皆無となった。
速やかにDXの会の手によって破滅させられ、今までDXの会によって肥え太らされていたその資産を全て失うことになる。
<LP3年5月14日>
度重なるケイブリス派の魔人たちの襲撃にランスは辟易していた。
魔人が相手となると、いくら軍備に力を注いでも全くのなしの礫である。
通常戦力では如何ともできない相手であった。
聖刀日光を手に入れたことによって、ランス個人は魔人と戦える力を得た。
しかし敵の魔人は三人である。
そしてまだまだ魔人たちの襲来が増える可能性もあった。
事態はなかなかに予断を許さない状況となっていた。
せめて魔剣カオスがあればなんとかなるはずである。
だが、神官セルがなかなか説得に応じないため、魔剣カオスの入手は阻まれてしまっていた。
そんな折にホーネット派の魔人たちがリーザス城を訪れる。
ガーディアン生成術に長けランスとも個人的に因縁のある魔人サテラと、世界最速の魔人メガラスである。
サテラたちは美樹との面会を求め、美樹に対して魔王としての自覚を持つように訴えた。
リトルプリンセスたる美樹が覚醒を拒んだため、盟主ホーネットの意向に沿って、そのガードにつく事になるサテラとメガラス。
毒をもって毒を制すという言葉どおり、ランスは魔人たち二人の受け入れを決め、滞在するための部屋を用意することになる。
実際には異なるが、実質的にはこの時期にリーザスとホーネット派が手を組んだと後世では認知されることになる。
ランスは魔人サテラから魔人界の現状や魔人たちの特性などの情報を引き出すことに成功する。
サテラを通してケイブリスの危険性とホーネット派の危うい状況を認識することになる。
ランスは世界制覇とシィルの救出を早めることを決意することになる。
リーザス宮廷においては、当然ながら始めのうちは魔人という事実に恐れ慄いて二人を忌避することになる。
しかし、やがて次第に二人の性格が把握されていくにつれ、嫌悪感は消えていった。
鳥と語らうメガラスの穏やかな性格と雰囲気は自然と女官たちの噂話にのぼり、微笑ましく観察されることになる。
サテラの方は当初部屋に篭りがちあったが、ランスと触れ合ううちにその子供っぽい性格が暴露されていき、抵抗感が薄れていく。
最初に打ち解けてしまったのはメイドのウェンディであった。
ウェンディはガーディアン作成のためにいつも汚れてしまうサテラの部屋を、毎日キレイに掃除する。
ウェンディの天然的なほんわかした性格は、サテラが魔人であることも超越してしまったのである。
サテラとメガラスは襲い掛かってくるカミーラたちと戦い、結果としてリーザスの街を守る役目を担うことになる。
リーザスの国民は何故魔人がリーザスに味方するのかと、不審に思うことになる。
自分たちが知らぬ間に大きな戦いの渦に巻き込まれているということを、薄々感じ始める者達も出始めた。
しかし、そんな折に魔人サテラがランスの女であるという噂が流れた。
噂の出所は言わずと知れた筆頭侍女のマリスであった。
国民の動向を監視していたマリスは、国民に違和感を感じさせないように鬼畜王ランスという幻想を巧みに利用したのである。
サテラの姿は幾度も防衛戦で目撃され、その可憐な容姿がパパラッチ等に激写されて、国民の間で広く認知されてしまっていた。
魔人の女の子さえも毒牙にかけ、自分のために働かせてしまうという、リーザス王ランスの破天荒さに誰もが唖然とするしかなかった。
民衆はランスの偉大さを認識するようになり、そのイメージは魔王以上の存在に膨れ上がってしまうことになる。