ランス、マリスのヘルマンのスパイに関する報告を受ける。
9月2日 リーザス城
ランス、レリューコフを従わせ、鉄鋼騎士団の設立を大々的に発表。
9月3日 リーザス城
リーザス帝国軍、ヘルマン帝国領ローゼスグラードを占領。
9月4日 リーザス城
パットン軍、ヘルマン帝国領パルナスを攻略。
9月5日 リーザス城
リア、マリスにシィル暗殺を指示するも拒絶され、とある呪いのグッズを通販で購入。
<LP3年9月1日>
リーザス帝国領内にて、ヘルマン帝国のスパイと見られる者が活動している情報が、宮廷に届けられた。
その情報をランスに報告するマリス。
マリスがさかんに注意を喚起するが、ランスは一向にやる気を見せない。
仕方なくマリスは独自に調査の網を広げることになる。
<LP3年9月2日>
ヘルマン帝国の宿将とまで讃えられていたレリューコフ将軍は、虜囚の身となり、リーザス城の地下牢に繋がれていた。
その間に彼の娘であるアミラン嬢は父の命を盾に取られ、ランスのハーレムに輿入れしていた。
ランスは新婚ほやほやで夫を失ってしまったアミランを閨房にて存分に可愛がった。
ヘルマン東部一と讃えられたアミランのその美貌。
さらに屈辱と罪悪感を堪えて自分の愛撫に答えようとするその仕草はランスを夢中にした。
ランスは嫌がるアミランを散々イカせまくる。
そして徹底的に中出しを敢行する。
貞淑な花嫁を奪い取ったランスは非常に満足感を覚えることになる。
アミランを自分の女にしたことで外堀は埋まった。
ランスは当初の予定通りにアミランを盾にしてレリューコフを操る作戦を実行しようとした。
ランスは地下牢にて無聊を過ごすレリューコフを訪ねた。
そしてアミランの衣服を見せてレリューコフに隷属を強いる。
レリューコフは最愛の娘を人質に取られてどうすることもできなかった。
愛する祖国に牙を剥くことになる己の不幸を嘆くがすでに手遅れである。
リーザスにはヘルマン帝国から亡命してきた騎士や兵士たちが多数存在する。
貧しいヘルマンを逃れるため、政争に敗れたため、いろいろな理由で年々流入していたのである。
そんな亡命騎士や貴族たちを部隊化し、レリューコフに指揮を取らせようというのがランスの思惑であった。
レリューコフのリーザスへの帰属が発表され、ヘルマンからの亡命者を中核とした鉄鋼騎士団の設立が決定される。
これらのニュースはリーザス政府によって大々的に報じられ、喧伝された。
レリューコフの亡命の知らせはリーザス国内よりもヘルマンに衝撃を与えることになる。
父親のレリューコフはこうして牢屋から開放された。
一方、娘のアミランはそのままハーレムに留まり続けることになる。
ランスに恨みの感情を持ち続けるも、父の命を救うためにと耐え続けるアミラン。
リーザスのハーレムでの暮らしは寒いアークグラードとは違って絢爛豪華である。
しかし、アミランは一向に心楽しまず、自分の部屋に篭りきることが多かった。
あるとき珍しく部屋の外に出たアミランが自分付きのメイドたちが自分に関して噂話をしている場面に偶然出くわしてしまう。
塞ぎこんでいるアミランをどうにかしないといけないと、メイドたちは皆が意気込んでいる様子であった。
アミランが柱の影にいるとも気づかず、メイドたちの噂話は大いに咲いてしまう。
噂話はアミランの夫の死にまで及んでしまうのであった。
メイドたちの話によると、アミランの夫はアークグラード占領時に略奪の禁を破ったキンケードという将軍に殺されたらしかった。
そのキンケードはその場に駆けつけたランス自身の手によって成敗されたらしい。
信頼していたはずの将軍に裏切られてしまったランスのショックは大きい。
そして、信頼していた部下を己の手で斬首する辛さは筆舌に尽くしがたいものがある。
その辛さに耐えつつ、ランスはキンケードの罪を償うためにあらゆる労を惜しまなかったという。
アミランがハーレムに保護され、市井の者から見れば雲の上の存在とも言える妾妃という高い位を与えられているのもその一環らしい。
普通、人質は逃げ出さないようにもっと酷い扱いを受けるものある。
事実、后妃のリアなどは暇つぶしの玩具としてランスにアミランの身柄を強請ったらしい。
しかし、ランスの格別の温情によってアミランに関しては特別に妾妃待遇が与えられることになったという。
それなのにアミラン様は陛下の格別のご好意を全くご理解されていないと、一部のメイドは憤慨していた。
それもまたアミラン様の心の傷が癒えるのを心優しく待ち続ける陛下の慈愛の現れであると諭すメイドもいた。
全てがアミランにとって初耳であった。
ランスは全くそんな素振も見せず、ただ強引に自分を抱くのみである。
それもまたランスの優しさなのであろうか。
メイドたちによると、ランスがアミランを抱くのはリアに対してアミランが妾妃であることをアピールする意味合いが強いとのことであった。
アミランは混乱してしまい、今までどおりにはランスを恨むことができなくなってしまった。
ランスは心に迷いが生じたアミランの美しい肢体を味わい尽くす。
いつの間にかアミランは躰を合わせることを拒絶できずに受け入れざるをえなくなってしまうのであった。
ランスは調子に乗って犯しまくり、アミランを完璧に自分に従う寵姫に仕立て上げていく。
レリューコフは中々アミランとの面会を許されず、許されたとしても遠目からとかガラス越しにその姿を見せ付けられるくらいであった。
そうこうするうちに、散々にランスの精を胎内に浴びたアミランは当然ながら妊娠してしまうことになる。
出産間近までそのことを知らされず、いきなり天才病院に呼び出されるレリューコフ。
理解が追いつかないレリューコフはアミランが危険な状態にあることを知らされ、部屋の外でランスと二人待ち続けることになる。
聞こえてきた赤ん坊の泣き声。
訳もなくイライラしていたランスは肩の力を抜き安堵のため息をつく。
レリューコフはアミランが手術でもしているのかと思っていたため、まだ状況を理解できていなかった。
ランスに促され、部屋に入ることになるレリューコフ。
ランスはアミランに無事に出産を終えたらレリューコフに会わせてやることを約束していたのであった。
アミランが生んだのは女の子でリーザス帝国の皇女として大切に育てられることになる。
心優しいアミランはランスの他の妾妃やメイドたちとは友好的な関係を保ち続けた。
アミランは何一つ不自由なくただランス一人に貞淑に仕え続けることになる。
<LP3年9月3日>
アークグラードを占領したリーザス帝国軍はローゼスグラードの攻略を急いだ。
レリューコフの亡命騒ぎにより、ヘルマン第一軍が事実上解体してしまっている。
諜報部隊が探り出してきた情報によると、今がチャンスであった。
ローゼスグラードはヘルマン第一軍の本拠地として整備され、戦略物資も積み込まれている。
ぐずぐずしていると隣のブロックのスードリ10にいるヘルマン第五軍が動き出す可能性があった。
その前に貯蔵していた戦略物資ごとローゼスグラードを奪い取らなければならない。
ローゼスグラードを押さえることにより、ヘルマン第五軍がヘルマン東部域へ進出することを防ぐことができる。
ローゼスグラードはヘルマン中部域と東部域をつなぐ重要拠点である。
ここを押さえることはヘルマン東部域全域を押さえることと同意義であった。
急進したリーザス帝国軍の攻撃にローゼスグラード守備軍は手も足も出せず、あっという間に制圧が完了する。
スードリ10に詰めていたヘルマン第五軍はこのリーザス帝国軍の速攻に全く対処できなかった。
みすみすローゼスグラードを失陥させてしまうことになる。
ここまでヘルマン第五軍の動きが鈍いのには理由があった。
主将ロレックスが毒婦二人の手によって腑抜けになっていたためであった。
正式な命令書がない限り、ヘルマン第五軍は動こうともしなかったのであろう。
ローゼスグラードはヘルマン東部域の窓口としてリーザス帝国軍によって要塞化されていく。
こうしてローゼスグラード~スードリ10間はリーザス帝国とヘルマン帝国の両陣営がにらみ合う最前線となる。
ローゼスグラードにて敵軍を食い止めている間に、リーザス帝国軍はヘルマン東部域の全域を完璧に占領する心算であった。
<LP3年9月4日>
パットン軍はリーザス帝国と手を結ぶことを活動方針の基本路線とする。
東から攻め上がる動きを見せるリーザス帝国軍に呼応して、西から帝都ラング・バウを目指した。
ヘルマン西部域はパットンの幼馴染アリストレスの管轄区である。
幼き日々と決別し、アリストレスと戦うことを決意したパットンはパルナスへの進軍を決めた。
アリストレスは帝都から偽パットン追討の命令を受けていた。
だが、アリストレスは政敵ステッセルの犯罪を探っており、パットンと完全に敵対しようとは考えていなかった。
ステッセルを排除し、シーラとパットンの仲を自分が取り持つことは十分に可能だと考えていた。
シーラに恋していたアリストレスはシーラが皇帝の座にあることに固執していなかったのである。
(シーラが皇帝でいたいというのならば話は別だが。)
パルナスに駐屯していたヘルマン第二軍はアリストレスの命によって損害が発生する前にローレングラードへ撤収した。
パットン軍は労せずしてパルナスの占領に成功し、その勢力を拡大することになる。
<LP3年9月5日>
ランスの唯一の奴隷シィルがランスの手元に戻った。
そのため皇妃リアは日に日に不満を増幅させていた。
ランスはシィルを常に手元に置いていた。
当然リアがランスの夜の相手をする回数も減った。
日々の生活の中で、妻である自分よりもランスはシィルに心を許している。
リアの目にもランスがシィルを取り返すために自分と結婚したことは明らかであった。
マリスに対してシィルの殺害を指示するリア
しかしマリスはその命令に従わなかった。
逆にリアを宥める方に動いてしまう。
マリスはシィルを殺害した場合の影響を自分なりに予測していた。
そして、リアにとってもリーザス帝国にとっても良い結果につながらないと判断したのである。
その判断は間違っていなかった。
マリスは変わったと嘆き、マリスを遠ざけるリア。
これまでマリスが自分の命令に従わなかったことはありえなかった。
リアにとってショックも大きかった。
リアは自分の手で恋敵を抹殺するために動き出した。
ちょうど呪いのグッズの通販本が自室にあったので、それを読み漁るリア。
そして目的に適うアイテムを見つけてしまった。
リアは嬉々としてそのアイテムの注文の手続きを取ってしまう。
そのアイテムとは人間を「ピンクのうし」に変えてしまうという代物であった。