※この作品はR-18です。

ランス皆中伝(アーカイブ)   作:夜叉五郎

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9月14日 リーザス城
 リーザス帝国軍、ヘルマン帝国領ログAを占領。

9月15日 リーザス城
 ランス、魔法研究所より秘密裏にほれ薬を入手。

9月16日 リーザス城
 シィル、行方不明となる。

9月17日 リーザス城
 シィルのために、大規模な探索が行われる。

9月18日 リーザス城
 シィルは発見されず。

9月19日 リーザス城
 リーザス城にて天才病院完成。初代院長に天才看護婦アーヤ・藤ノ宮が任命される。

9月20日 リーザス城
 サテラ、ランスに対して魔王となるように再度要請する。
 日光、ランスのいなくなった部屋でサテラと対峙。
 ランス、五十六の部屋を訪れる。

9月21日 リーザス城
 五十六、念願叶ってランスの種で懐妊。
 ランス、健太郎を天才病院に移すことを決める。
 ランス、ほれ薬の力で、美樹から魔王の力を奪う。
 ランス、魔王の従者を作り出す能力を得る。
 ランス、志津香を夜這う。マリアとエレノア、続けて餌食に。


LP3年9月3週 ログA攻略 & 魔王継承

<LP3年9月14日>

 

 ヘルマン北東部域制圧作戦は予定通り順調に実行される。

 

 この作戦は皇帝ランスの承認を受けたものである。

 出征後の行動は将軍たちにある程度の裁量が任されている。

 彼女らの報告をリーザス城で受け取るだけとなるランス。

 自らが前線に赴くことはなかった。

 

 ハウレーンやメルフェイスは軍歴の先達であるレリューコフの助言を素直に受け入れた。

 その上でしっかりと己の役割を果てしていく。

 

 バラオ山脈のもう一つの出口であるログAが遠征軍の最初の攻略目標であった。

 ログAは、守備隊の奮闘も虚しく、あっという間に占領されることになる。

 

 

 

 

 

<LP3年9月15日>

 

 魔法研究所からの訪問依頼を受けたランスは一人で魔法研究所に乗り込んだ。

 極秘裏に開発を命令していた「ほれ薬」が完成したのである。

 

 カーチスはこの誰も完成させたことのない、男ならば誰もが望む薬の作成に没頭した。

 純粋な研究意欲に突き動かされていたため、自分がこの薬を使用するなんてことは全く考えていなかった。

 

 ランスはカーチスに対して「ほれ薬」を作成したことを秘密にさせていた。

 噂が広まってしまえば使いづらくなるのは当然である。

 そのためランスが禁断のほれ薬を保持していること知る者はいなかったのである。

 

 天才であるカーチスの手をもってしても、「ほれ薬」はたった一錠しか完成することができなかった。

 この薬は本当に偶然に偶然が重なって生成された産物であった。

 もう一度作れと言われてもカーチスにも無理な代物であった。

 

 

 

 薬は一錠しか完成していない。

 そのため普通なら絶対に行うはずの臨床試験は無しである。

 効果のほどは実際に使用してみるまでわからない。

 

 その薬に恐るべき効果があるとも知らず、ランスは喜び勇んで誰に使うか頭を悩ませることになる。

 このとき、ランスの頭の中に浮かんだ候補はマリスか志津香であったことをここに記載しておく。

 

 この薬の完成が人類の未来を変えることになる。

 

 

 

 

 

<LP3年9月16日>

 

 リーザス皇帝ランスの只一人の奴隷であるシィルがその行方を眩ます。

 ランスが朝起きたらシィルはすでにいなくなっていた。

 

 シィルの姿がどこにも見えないという知らせを受けることになるランス。

 当初はその知らせを全く信じなかった。

 やがて本当にシィルがいなくなったことに気づくことになる。

 

 ランスは血眼になってシィルを探し始める。

 また部下に命じて徹底的な捜索を行わせる。

 

 

 

 ランスが王位に着く前から、ランスに甲斐甲斐しく仕えていたシィル。

 その人柄から皆から愛されていた。

 彼女の失踪が伝えられるとリーザスの宮廷はネコが灰をかぶった如く大騒ぎとなる。

 ランスの他の愛妾たちもシィルを心配してその行方を探すことになる。

 

 せっかくヘルマンからシィルを取り戻すことに成功した矢先の事件であった。

 古くからランスと付き合いのある者たちはこれからどうなるか心配であった。

 ランスが如何にシィルを大事に思っているかをこれまでの冒険で十分に知っていたためであった。

 

 

 

 

 

<LP3年9月17日>

 

 リーザス帝国の行く末が皇帝ランスの双肩にかかっている。

 マリスはそのことをよく理解していた。

 事態を重要視したマリスは自らシィルの捜索を指揮することになる。

 

 シィルの行き先が分からず、いらつき、怒りっぽくなるランス。

 女性と肌を合わせることにより不安を紛らわせるしかなかった。

 ランスは一人では眠れず、女を抱きまくろうとする。

 女に溺れて何もかも忘れないと眠れないと考えたのである。

 

 何人もの愛妾たちが閨房に呼ばれ、乱暴にイカされまくることになる。

 閨房に呼ばれた愛妾たちはランスを慰めるために、一生懸命奉仕した。

 しかし悲しいことに精神的に不安定なランスは、なかなかイクことができなかった。

 

 

 

 いくら女を抱いてもスッキリしないランスは、ついに禁断の最終兵器ミリを閨房に呼んでしまう。

 ミリは苦しんでいるランスを救うためにそのテクニックを全開にする。

 

 ランスはミリにイカされまくることでやっと眠れそうだった。

 ミリはランスの求めに応じて情事の後もランスのベッドに留まり続けた。

 ミリが男と朝まで同じベッドで過ごすことなど、全く見られない光景である。

 ミリなりにランスの辛さを思いやっての行為であった。

 

 ミリの腕の中で眠りにつくランス。

 後にランスはこのときのミリの優しさに報いるために、国一つ滅ぼしてしまうことになる。

 

 

 

 

 

<LP3年9月18日>

 

 シィルの失踪から3日経ったが杳として行方は知れなかった。

 夜の閨房を訪れたマリスは、幾分沈んだトーンで淡々と探索失敗の報告を上げていく。

 ランスは自分がシィルを失ったという事実を無理やり受け入れなければならなかった。

 

 その報告を聞くランスの表情に感情の色はない。

 ランスという男は、本当に怒りが頂点に達するといつもは心の一番奥底に隠れている素の冷徹な部分を隠せなくなる一面を持つ。

 淡々と報告内容を確認していくが、逆にそれがランスの受けてしまったショックの大きさを表していた。

 

 リーザス王となった後、ランスが本気でシリアスになったのはこのときが初めてである。

 マリスでさえもこんな厳しいランスの表情はこれまで見たことは無かった。

 そのため、報告直後に躰を求められても素直に従い、ランスを慰めるために全力を尽くすことになる。

 

 

 

 ランスはマリスを抱きながら、シィルを狙う勢力について自分なりに考察を進めていく。

 一番可能性のあるのが現在交戦中のヘルマン帝国である。

 しかし、何度も調査した結果その可能性はかなり低いことが明らかになっていた。

 もしヘルマンがシィルを拉致したのならば、すでにリーザスとの交渉に乗り出しているはずである。

 

 この日の昼、いらつきを隠せないランスの元に以前から部下に命じて調べさせていた創造神ルドラサウムについての資料が提出されていた。

 マリスを突き上げつつその資料の内容を思い返し、中出しで射精すると共にランスは一つの結論に行き着く。

 シィルはルドラサウムの手のものに拉致されたのだと、ランスは思い込んだのであった。

 

 顧みてみると思い当たる節も多かった。

 ルドラサウムは戦争を欲している。

 そして、ルドラサウムは戦争を巻き起こす自分の存在を興味深く観察しているのである。

 

 もともとランスがリーザス王となって戦争を進めたのも、全てはシィルを取り戻すためである。

 世界を征服することはそのオマケでしかなかった。

 そしてシィルを取り戻すことに成功したランスは、その目的の大部分を達成してしまっていた。

 皇帝としての役目を放り投げて、シィルとともに再び旅に出て冒険者家業に戻ろうかとも考えていたのであった。

 その矢先に今回の事件が起こったのである。

 

 ランスはルドラサウムがシィルを拉致したものと確信してしまった。

 ルドラサウムは自分に今まで以上に激しく戦争を巻き起こさせようとしている。

 ランスはその考えに行き着き、ルドラサウムを敵視するに至る。

 

 ルドラサウムを自分の前に引きずり出すには戦争の無い世界を作り上げるしかない。

 そのためには、口惜しいがルドラサウムの思惑に通りに派手に戦争を仕掛けまくるしか方法はなかった。

 ランスは煩悶しつつも徐々に前を見据えつつあった。

 

 

 

 伽の相手を務めていたマリスは、中出しされると同時に雰囲気の変わってしまったランスの様子を敏感に察し、少し心配となる。

 いつもならばすぐに仕事に戻るところを、ランスの求めに応じてしばらくベッドに留まることを選択するマリス。

 注意深くランスを観察するためであった。

 

 ランスからは強烈な男らしさが感じられるようになり、可愛いなどと表現するのも憚られる様な雰囲気になっていた。

 マリスはこれまでの年下を相手するかのようなスタンスを改め、対等以上の相手を操縦する心構えに切り替えてしまう。

 その予測どおり、ランスは大人なセックスをマリスにしかけ、何度もマリスを絶頂に追いやっていった。

 

 シィルを失ったことにより、ランスにとっての一つの時代が終わった。

 抱いているランスも抱かれているマリスも、その事実を強く感じてしまっていた。

 ランスは本当の意味での成人式をマリスの白い躰と快楽に包まれながらを挙げたのである。

 

 マリスとの充実したセックスを通して、ランスは次のステージへと踏み出す気力を徐々に心の内に溜めていく。

 ランスが自分の腕の中でどんどんいい男へと成長していくのを実感し、不覚にもマリスはランスとのセックスに溺れそうになる。

 共に果てたときに思わず互いに見つめ合い、我知らずに深い口付けを交わしてしまったほどであった。

 

 

 

 こうしてランスは世界統一の道を歩み始めていくことになる。

 ランスは失った半身を埋めるべく、あがき続けた。

 

 シィルを失ったことにより、時折沈うつな表情を見せるようになるランス。

 今までに無い男の色気を発するようになったランスは、数多の女たちを魅了することになる。

 妾妃たちも改めてランスに惚れ直すほどであった。

 

 心のタガが外れたのか、世界統一のために非情な作戦も躊躇無く実施するようになったランス。

 今まであった僅かながらの甘さが払拭され、皇帝として一皮剥けた感を皆に与えるようになる。

 ただそれに反比例して、今までも酷かった女狂いの性癖が異常なほど激しいものになる。

 毎晩、複数の寵姫に自分の相手をさせ、一人で眠りにつくことはなくなったのであった。

 

 

 

 真犯人である皇妃リアは一人ほくそえんだ。

 

 

 

 

 

<LP3年9月19日>

 

 リーザス城の外郭施設として、天才病院が完成する。

 大陸全土で随一の医療技術を誇る医療機関として、その名を轟かすことになる。

 初代院長に任命されたのは、若干20歳の天才看護婦、アーヤ・藤ノ宮であった。

 そのスローペースな性格に一抹の不安があったが、何よりも美人だったためにランスに異存は無かった。

 

 マリスの友人であったこともあり、その腕前と人柄は保障されている。

 しかし、この決定には、リーザス帝国内の権威ある医者たちが猛反発することになる。

 だが、伝説のカリスマ医師「ドクターD」が一喝し、彼らを黙らせた。

 

 天才病院の発足により、さまざまな恩恵がリーザス帝国にもたらされることになる。

 アーヤの天才的な医療技能に助けられて一命を取り留める者たちも多かった。

 民間の病院で手に負えない手術や病気は、多額の費用がかかるが、天才病院に回されることになる。

 (患者が美人の女性や子供の場合、皇帝がその費用を負担することも多かった。)

 

 

 

 ランスのハーレムに住居を持つ妾妃たちは、天才病院にて定期的な身体検査と妊娠検査を受けることを義務付けられた。

 この妊娠検査の結果は100%の確率での的中を誇ることになる。

 

 天才病院発足当時は、リーザス帝国に属する武官・文官と同様に、妾妃たちも、天才病院での身体検査を年に一度のペースで行う予定だった。

 しかし、後にミリ・ヨークスが、ゲンフルエンザという奇病に侵されてしまったことにより、皇帝たるランスの考えは変わった。

 後宮に属する妾妃たちは、一月に一度、必ず天才病院で身体検査を受けらされることになる。

 忙しさを理由に嫌がる妾妃たちも多かったが(マリアや志津香など)、ランスがミリのことを引き合いに出すと、皆が了承することになる。

 ランスが自分の女たちのことをどんなに真剣に思っているかが、この決定によって一目瞭然であった。

 

 最新の機材とアーヤの技量もあり、身体検査は半日程度で済む。

 また女性が一番気にする、自分のスタイルや美容についても、併せてチェックされることになる。

 それだけでなく、一月単位で、美容のための日々の食事のメニューの変更が指定される。

 また、理想的なスタイルに近づくためのエクササイズのスケジュール等も提示されるのである。

 そのため、妾妃たちの評判もすこぶるよかった。

 

 発足当時は、妾妃たちの妊娠の検査については、希望者のみが行っていた。

 しかし、制度変更に伴って、一月ごとの身体検査時に、妊娠検査も同時に行われることになる。

 そのため、ほとんどの妾妃は、自分でランスの子供を妊娠したことを意識する前に、検査によって妊娠の事実が明らかにされることが多かった。

 

 定期健診による妊娠発覚の栄えある第1例が、当時はまだ現役の白の軍の将軍であった、プロヴァンス家令嬢のハウレーンであった。

 検査により皇帝の子を身ごもっていることが明らかにされ、即座にハウレーン将軍妊娠の報はリーザス宮廷に届けられてしまったのである。

 彼女の価値観に沿えば、当然リーザスを離れようとするのであろう。

 だが、すでに妊娠の報は父を含めて周囲の皆に知らされており、手遅れであった。

 (他にも同様の境遇として、魔想志津香が挙げられる。)

 

 

 

 こうして天才病院は、怪我や病気を治すためだけではなく、産婦人科としてもフル活動することになる。

 もともと院長であるアーヤが産婦人科のナースだったため、出産のための設備も最高レベルの機材とスタッフが揃えられていた。

 これは天才病院建設開始当初から、侍女マリスが天才病院がどのような役目を担うことになるか考慮していたためである。

 

 順調に拡張していくランスのハーレムの規模から、妾妃たちの出産のための施設の意味合いが強くなるのは当然であった。

 当のマリスも含めて、ランスの妾妃のほとんどは、この天才病院で出産を経験することになる。

 また、天才病院の院長であるアーヤ・藤の宮も例外ではなく、ランスの子供を自分の仕事場で産むことになる。

 

 

 

 尚、天才病院での最初の出産を行ったのは、JAPANの姫君である山本五十六であった。

 今現在、ランスのハーレムの中で一番真剣に子供が欲しいと思い悩んでいたのは五十六であり、順当な結果と言える。

 この日も、そろそろ排卵日を迎えそうになっていたために、五十六はランスの種を欲して思い悩んでいた。

 

 シィルが失踪し、失意の最中にあるランスに対して、己の都合で種を強請るなど、余りに身勝手過ぎる行為である。

 ランスの悲しみを思えば、不謹慎すぎる考えであり、そんな考えを抱いてしまった自分が、とても卑小な存在に思えてしまう。

 五十六はランスに申し訳なくて、自分を責め、悶々とした時間を送ることになる。

 

 子を授かるだけの関係という最初の建前に沿えば、ランスの感情など一顧だにする必要はないはずである。

 だが、五十六はランスのことを考えて思い悩むようになってしまっていた。

 躰を重ね続けた結果、ランスに対して情が移ってしまったのは明らかであった。

 

 五十六が大人しくランスに呼ばれるのを待ち続けていたのは、ランスに嫌われることを無意識に恐れてしまっていたためである。

 今回は諦めましょうと心に決めた五十六であったが、途端に寂しさが去来し、ポッカリと心に穴が開いてしまったような錯覚に陥る。

 それは種付けの機会を逃さざるを得ない悔しさから来るものではなく、ランスと触れ合う機会が無くなってしまった寂しさが原因であった。

 

 やがて五十六は、ランスへの思いが昂じて、横笛を吹くようになる。

 その笛の音に魅かれたランスが五十六の許を訪ねたことにより、五十六は見事本願を達成することになった。

 五十六は、天才病院の発足とほぼ同時期に、妊娠を果たしたことになる。

 

 

 

 

 

<LP3年9月20日>

 

 食事を終えたランスは甘えてくるリアを振り払って自分の寝室に戻った。

 そして、まだ夜の営みを行うには少し早い時間であったがサテラを閨房に呼んだ。

 

 魔人であるサテラならばルドラサウムについての知識を持っているかもしれない。

 感じやすいサテラを散々イかせるランス。

 ようやくランスが中出ししたときにはサテラはすでに忘我の境地に達していた。

 

 サテラの華奢な躰を抱き寄せ、サテラが帰ってくるのを待つランス。

 やっと正気に戻ったサテラに甘いキスをして彼女が回復するのを待った。

 サテラは激しいセックスの余韻と幸せな感情に浸たることになる。

 

 肌を重ね、広すぎるベッドに寝転がるランスとサテラ。

 ランスはサテラに対して創造神ルドラサウムを知っているか尋ねた。

 

 

 

 如何にサテラが魔人であろうと影に隠された創造神ルドラサウムの存在は知らなかった。

 ランスは矛先を変えて魔王という存在について根掘り葉掘りサテラから聞き出そうとする。

 この世で絶対的な存在である魔王もルドラサウムの玩具の一つでしかなかった。

 

 ランスが魔王について興味を持ったと思い込んだサテラはランスに縋り付き、いつも以上に魔王になることを勧める。

 シィルを失った今ならばランスは自分の思いに答えてくれると思ったのである。

 魔人が人間に抱かれて征服されるなんてことは普通に考えれば魔人としてあるまじきことであった。

 だがサテラはもうランスにメロメロであった。

 サテラはランスを愛していており、ランスが自分の主人となることを心から望んでいたのである。

 

 シィルを無くしたランスはその誘いに心を揺らせてしまう。

 さらに魔王となってほしいと言い募るサテラをおいて、ランスは夜風に当たるためにベッドを抜け出す。

 無性に一人になりたくなったランスは、愛刀である日光さえもベッド脇に置いたままで一人部屋を出ていく。

 残されたサテラは、悲しみの表情を浮かべたまま、しばらくランスの匂いが残ったシーツに包まっていた。

 

 このとき聖刀と化していた日光はいつものようにベッド脇に立て掛けられていた。

 他の愛妾たちが毎晩ランスと激しく交わる光景と同様に、ランスとサテラが愛し合う様をベッドの傍らで否応無く見せつけられていた。

 当然ランスに魔王となることを勧めるサテラの睦言もはっきりと聞き取っていた。

 (余談だが、こんなにも毎晩卑猥な光景を見せ付けられるなんてことは日光の長い聖刀人生でも初めてであり、赤面しっぱなしである。)

 

 

 

 

 

 魔人サテラと共に部屋に残された聖刀日光。

 これはランスが如何にサテラに心を許していたかを示すよい証拠であった。

 聖刀日光を失えば、ランスと言えども魔人に対抗する手段を失うのである。

 ランスの思考にはそんなことはいっさいなかった。

 

 日光はいつもランスと供にいたため、魔人サテラがいかに素直で可愛らしい娘であるかを知っていた。

 話せばわからない相手ではないということも。

 自分がこんな風に魔人と接する機会を得ることは全く予想だにしていなかった。

 

 日光はサテラと一度じっくりと話し合う必要があると感じたのである。

 自分の永遠の敵であるはずの魔人と話し合う気になったのは長い彼女の人生の中でこれが初めてであった。

 日光は人型に変化し、広いベッドの傍らに鎮座した。

 

 

 

 サテラはすっかり日光の存在を失念していた。

 突如現れた日光の姿にサテラは大いに慌ててしまう。

 

 "あなたと話し合うためにこの姿となりました"と言う日光。

 しどろもどろになりながら、取り繕うように"何のようだ"と高慢な態度を取るサテラ。

 激しい口調とは裏腹にサテラは慌ててシーツを手繰りよせ、日光の目からランスに愛されたその可憐な躰を隠そうと躍起になる。

 そんなサテラの愛らしい仕草を見て、日光はその凛とした表情を緩めてクスリと笑った。

 

 日光と向き合ううちに、自分とランスが絡み合う様をこれまでもずっと日光が見ていたという事実に気づくサテラ。

 羞恥で顔を真っ赤にしてしまう。

 まだ他人にセックスを見られて快感を得るほどまでにはサテラは擦れてはいない。

 

 聖刀日光と言えば魔人にとっては目の上のたんこぶのような存在である。

 だがサテラには自分の恥ずかしい姿を見た日光に対して害を加えるという選択肢は思いつかなかった。

 聖刀日光が愛するランスの所有物であったためである。

 すでにサテラは、ランスに嫌われるのは絶対に嫌だという、恋する乙女の精神状態になっていたのである。

 

 

 

 まるで聞き分けのない妹に接するように、まっすぐな瞳で日光はサテラに語りかける。

 なぜランス殿を魔王にしたがるのかと。

 美樹に忠誠を誓っているわけではないのかと。

 そして深々と頭を下げてこれ以上ランス殿を追い詰めるのをやめてほしいとサテラに訴えた。

 ランスが魔王となることは人間社会の破滅に繋がるであろうことは明らかであった。

 

 サテラもまた負けてはいなかった。

 シーツに包まったまま、ランスが魔王となる利点を主張する。

 ホーネット派の窮状を切々と語り、魔王の位を望むケイブリスがどんな野蛮な化け物なのかを日光に向かって訴えた。

 

 自分が忠誠を誓えるのは、リトルプリンセスでもなく、ケイブリスでもなく、ランスのみである。

 ランスが如何に魔王として相応しいか、顔を真っ赤にしながら無理やり理由付けをして、訴えたのである。

 そのサテラの主張は自分が如何にランスを大事に想い愛しているのかということを声高に説明するかのようであった。

 

 しかしランスが魔王となるということは大事な美樹が殺害されるということでもある。

 日光にしてみればそんなことは絶対に許されることではなかった。

 サテラにしてもこのままの状態が続くのは本意ではない。

 親友であるホーネットやシルキィたちが、ケイブリスによって酷い目にあうことは目に見えているのである。

 

 

 

 二人の話し合いは平行線を辿り、当然の如く決裂に至る。

 サテラは絶対にランスを説得して魔王にしてみせると息巻いて服を纏う。

 そして日光に背を向けてフンッと部屋から出て行く。

 

 日光はサテラが出て行った扉を切ない瞳で見つめ、ため息をついた。

 何故ランスがいろいろな人々の心をこんなにも惹きつけてやまないのか、日光には不思議でならなかった。

 聖刀である日光は、その長い人生において数多くの人々との出会いと別れを繰り返してきた。

 しかしランスほど型破りの人間と出会ったのは初めてである。

 

 人類の天敵である魔人にここまで慕われ、なお且つ肉体関係まで構築してしまった人間。

 日光の知る限り、人類の有史以来、そんな人間はランスただ一人であった。

 そしてサテラだけでなく、遥かな昔に人であることを捨てた自分さえもランスに惹かれているのである。

 

 ランスの部屋には一人沈思黙考を続ける日光だけが残された。

 

 

 

 

 

 城のベランダで夜風に当たりながら月を見ていたランス。

 笛の音を聞く。

 初めて聞くその音色にランスは魅せられた。

 ランスは笛の音を辿ってハーレムの一角に誘われていく。

 

 リーザス城は大陸一美しい建造物として名高く、また難攻不落の宮殿と称されていた。

 現在帝国の首都としての機能を得るための大規模な拡張工事が行われている。

 

 建国から500年近くの月日を数えたリーザス。

 大陸の八分の一を抑え、並外れた豊かさを誇ったリーザスの王都だけあって、その規模は十分に広大であった。

 城内には数多の寵姫たちを囲うための後宮としてのスペースが十分に用意されていた。

 長い年月をかけてそれぞれの時代に在位した王たちが無節操に拡張を繰り返していたためである。

 

 ランスがリーザスを継いだ時点でリーザス城の後宮は十分な規模となっていた。

 ただしリアが女王であった頃は当然寵姫は一人もいなかった。

 そのためその広大な後宮は女王リアの数えるほど無駄な私室となっていた。

 しかしランスがリーザス城の主となったことにより、寵姫たちの数も増え続ける。

 後宮はかつての華やかさを取り戻し始めていた。

 

 

 

 主が変われば当然その趣きも変わる。

 リーザス城はかつてない変化を遂げていくことになる。

 

 その中でも一番大きな変化は、リーザスでは珍しいJAPAN風の楼閣が、広大な後宮の敷地の一角に建築されたことである。

 JAPANを制圧し、美しい二人の姫君を後宮に迎え入れることになったランス。

 つい最近になって使用していなかった内館の一つを取り壊し、特別にJAPAN風の佇まいの楼閣に改築したのである。

 

 館内には、JAPAN風の見事な庭園まで用意されていた。

 短期日に建築したとは思えないほど、本格的な出来栄えとなっている。

 (後々、ランスのJAPANびいきは、かなり有名となる。)

 

 どこか物悲しく憂いを含み、郷愁を誘うその笛の音は、完成したばかりで新木の匂いが満ちる楼閣の一室から聞こえてきた。

 ランスがたどり着いた先には、JAPANの姫君がいた。

 ランスが子種を与えることを約束した相手、山本五十六であった。

 

 

 

 仮の自室としていたハーレムの一室から、新築の楼閣に移ってきた五十六。

 JAPANから持ってきた小道具を一通り整理し終わった後、楼閣の檜風呂で疲れをとり、自室に戻ってきていた。

 

 大陸で一番栄えている都リーザスでの日々の生活は、生まれ育ったJAPANでの生活とは全く異なる。

 洋式の住居に慣れず、緊張を強いられていた五十六。

 慣れ親しんだJAPAN風の住居に移ったことにより、だいぶ落ち着いたことを感じていた。

 

 湯あがりに火照った躰を白い浴衣姿で包んだ五十六は、月を眺めながら秋の夜風で涼んでいた。

 このとき、引越しの整理のときに、卓袱台の上に置き忘れていた横笛に気づく。

 昔を懐かしみ、横笛を手に取った五十六は、久しぶりに笛を吹こうかと気まぐれを起こしたのである。

 

 横笛は、遠い昔に母親から手習いした唯一の習い事である。

 幼いときに母を亡くした五十六は、ときおり思い出したように笛を奏でることがあった。

 五十六は、JAPAN風の住居に越してきたこともあって、JAPANでの生活を思い出し、物憂げに横笛を吹く。

 しっとりとした黒髪を結い上げ、浴衣姿で笛を嗜むその姿は、普段の女武者ぶりとは正反対のたおやかな風情を醸し出していた。

 

 

 

 いつしか五十六はランスのことを思いながら笛を吹いてしまっていた。

 ランスを思って切々と笛を吹く五十六。

 そのため思いもよらないランスの訪問に五十六は動転してしまう。

 演奏を止め、慌ててランスを持て成そうとする。

 

 ランスは五十六に対してそのまま笛を吹くように命じた。

 ランスは五十六のしどけない浴衣姿に見惚れていたのである。

 

 人に聞かせるなんてことは初めての五十六は、恥ずかしがってその命令に抵抗しようとする。

 だが、ランスの素朴な賞賛の言葉に乗せられて、頬を赤らめながらも笛を吹き続けることになる。

 ランスはその女らしい仕草が可愛い五十六の演奏する姿を存分に満喫した。

 

 

 

 五十六の横笛の演奏が終わったところを見計らって、五十六専属の侍女が床の用意が出来たことを襖越しに伝えてくる。

 侍女が床の用意を終えた旨を報告するのはいつもと同じであったが、用意された床の様子はいつもと違っていた。

 襖の向こうに枕が二つセットされた布団が行灯の頼り無げな炎で淫靡に照らされている。

 皇帝ランスの来訪を受けて侍女が気を利かせたのである。

 

 余談ではあるが、リーザスのハーレムの住人たちにはそれぞれに専属のメイドがつく。

 ちなみにランスの専属のメイドは加藤すずめとウェンディ・クルミラーである。

 妃としての位が高いほど専属メイドの数も多い。

 当然リーザスで一番に専属メイドを抱える妃は、正妻でありリーザスの女王であるリアである。

 

 仕える妃の位が上がるにつれて、専属メイドたちも栄達の道が開けていく。

 如何にランスの寵愛を自分の仕える妃へ向けさせるかが、専属メイドたちの永遠の命題であった。

 妃が一番簡単に皇帝ランスの注意を惹く方法は、当然ながら子供を宿すことである。

 ランスが五十六の自室を訪ねたことは、五十六専属メイドにとってみれば千載一遇の好機であった。

 ランスが五十六と床入りするために万全の用意を整えたのである。

 

 行灯の明かりにほの暗く照らされたその寝室の淫靡な雰囲気に、顔を赤らめてしまう五十六。

 浴衣姿の五十六の可憐な姿に誘われて、当然ランス は今夜はこのまま五十六とセックス しようと考えていた。

 そのため異様に淫靡な雰囲気を醸し出すJAPAN風の寝室にわくわくしてしまう。

 

 五十六も和室にて敷布団の上でHすることはこの晩が初めてであったため、初夜のときと同じくらい緊張してしまった。

 いつもの覚悟を決めて部屋に現れる五十六とは違い、恥ずかしがってオドオドする五十六の態度にランスは興奮を抑えきれない。

 五十六の浴衣の帯をつかみ、帯をまわしながら五十六を畳布団に押し倒し、強引に床入りをしてしまう。

 

 

 

 五十六のしっとりとした肌をじっくりと堪能するランス。

 床の上でのたうつ様に交わるJAPAN式のHは、ランスを非常に熱くさせた。

 先ほどまでサテラとしていたことなどすっかり忘れて夢中になる。

 ランスはハイパー兵器をよりハイパーな状態で維持し続け、五十六と交わり続けた。

 

 いつもよりも性急に自分を求めてくるランス。

 その激しさに五十六は無意識にその脚をランスの腰に絡ませ、布団を掻き毟りつつ快感に悶え続けた。

 自分は妾であるという強固な認識から、いつもどうり自分からランスを求めることはなかった。

 だがランスの動き一つ一つに敏感に反応してしまう。

 

 妾としての立場に縛られた五十六は、決して自分からランスの動きを求めることはしない。

 しかしこの日、五十六の女としての肉体は五十六の意識に逆らい、過剰にランスの男を求めてしまっていた。

 

 その理由の一つ目がランスの変化である。

 シィルを失ったことにより、性の快楽だけでなく安らぎや救いさえも相手に求めてしまうようになっていた。

 自分の快楽だけを追及するのではなく、相手も同じだけの快楽を得るセックスを行う。

 そして互いにその幸せを分かち合おうという姿勢に変化したのである。

 その結果、今まで以上に抱いている相手にのめり込むようになり、相手を喜ばすテクニックを出し惜しみすることもなくなる。

 もちろんランスは無意識に行っていることであったが、この違いは大きかった。

 

 理由の二つ目が五十六の心境の変化である。

 五十六はシィルを失ったランスの心の傷を慮っていた。

 ランスが失意のどん底にいるのにも関わらず、あくまで子種が欲しいと抱かれる利己的な自分に対して、怯む感情を抱いていた。

 そのためこの夜だけは種などどうでもよく、ランスの寂しさを紛らわしてあげたいと考えてランスに抱かれていたのである。

 ランスの快楽のために抱かれるのでもなく、また子種をもらうために抱いてもらうのでもない。

 これはこれまでのスタンスとは微妙に違う抱かれ方であった。

 ランスとのセックスを受け入れる自分の中の意識が、いままでよりも微妙に踏み込んだものとなっていたのである。

 ほんの少しの心境の変化が、ランスの愛撫をより一歩受け入れてしまっていた。

 

 理由の三つ目が環境の変化である。

 いつもとちがった和室でのセックス はランスを非常に萌えさせた。

 五十六も五十六で興奮してしまっていた。

 慣れ親しんだ敷布団の上でランスに組み敷かれることがとても淫らなことに思えて、いつも以上に敏感になってしまう。

 ランスに出会うまで五十六はJAPANから一歩も外に出たことがなかった。

 そのため柔らか過ぎる洋式の寝台はいつも微妙な違和感を与えていたのである。

 五十六は今回初めて自分のホームともいえるJAPAN式の寝室でHすることになる。

 ランスの部屋で愛される場合よりも、幾分の大胆にランスの愛撫を受け止めてしまう五十六であった。

 

 

 

 これまでの性交渉においてギリギリのところで粘っていた五十六の我慢も、この3つの変化により押し切られる。

 一度その線を越えてしまったならば、性の快楽に貪欲な若い女の肉体は後戻りできないのは道理である。

 その結果、今まで感じまいと堪えることで発見を免れていた、自分自身も知らない躰の秘密をランスに晒してしまうことになる。

 

 セックスに対して並外れた経験値を誇るランスは、その五十六の弱点を正確に感じ取る。

 そして、より五十六が性の快楽に震えるようにその腰の動きを進化させてしまった。

 初めて晒してしまった弱点を、五十六は何度もランスに正確に攻め立てられることになってしまう。

 それでも感じまいと頑張る五十六の儚い抵抗は、ランスにとっては征服欲を増進させるスパイスでしかない。

 

 激しいランスのハイパー兵器に翻弄されてしまい、感じるのを耐えようとするもままならない。

 受動的ながらも盛大にイってしまい、快楽に震えてしまう五十六。

 さらにイク瞬間には無意識のうちに扇情的なあえぎ声を放ってしまっていた。

 普段とは異なるそのあまりに扇情的な媚態は、ランスを夢中にさせる。

 

 今夜の五十六はランスにとって実に征服欲をそそる獲物となっていた。

 もっと快楽の叫びを上げさせるために、あの手この手で怒涛の勢いで攻め立てるランス。

 その猛攻の前に五十六は翻弄され続ける。

 

 五十六付きのメイドの思惑通り、ランスは五十六に夢中になってしまっていた。

 二人の夜の営みを告げる五十六の喘ぎ声は、夜遅くまで新築された楼閣に絶え絶えと響くことになる。

 

 

 

 インターバルを挟んで何度も五十六の胎内に中出ししようとするランス。

 一休みする間もランスは五十六への愛撫を決して止めない。

 その五十六の綺麗な肌と柔らかな乳房は、味わう度に欲望が尽きぬことなく溢れてくるのである。

 

 ランスの執拗な愛撫は五十六の快楽の炎をひと時も鎮めさせない。

 限界を超えているにも関わらず、五十六の性感は無情にもさらに煽り立てられいく。

 否応無く五十六はランスのハイパー兵器をそのドロドロの秘所で何度も飲み込むことになる。

 

 強さだけでなく性欲も桁外れなランスは、一晩に常人の数倍の回数のセックスをこなすことが可能である。

 しかし、シィルを失う前まではランスも毎晩ある程度のセックスで満足していた。

 だがシィルを失った今のランスにその果てはなかった。

 

 シィルを失ってからというもの、女を抱くときのランスのブレーキはどこか壊れていた。

 大陸一の冒険者として、ランスのスタミナと回復力は常人のそれを軽く一蹴する。

 ここ最近の閨房でのランスは、犯し疲れて眠りにつくまで全力で走り続けていたのである。

 

 五十六も一流の武人として基礎体力は非常に高いが、ランスのそれには遠く及ばない。

 彼女を保たせているのは、ひとえに彼女の精神力と自分の立場に対しての責任感である。

 いつもはランスの皇帝としての激務を思いやり、二三度のお情けを頂戴するだけで引き下がっていた。

 だが、ここは五十六の自分の寝室である。

 主であるランスがわざわざ寝室を訪ねてきてくれて、さらにいくらでも子種を注いであげようとしているのである。

 五十六はランスの子を孕むことを切望する妾という立場にある。

 ランスが引き上げようとしないかぎり、ランスの求めに応じなければならないのが道理であった。

 

 強すぎる快楽に意識が何度も飛びそうになる五十六であったが、自分からギブアップの声を上げることは決して無かった。

 これまでの五十六の一晩でのセックスの回数は多くて三度である。

 しかしこの晩はその回数を大きく超えることになる。

 

 未知の領域に足を踏み込んでしまった五十六は、それでもランスの子種を受けるために我慢し続けた。

 執拗に五十六と交わり続けるランス。

 結果として五十六はランスによってセックスの快楽の深さを覚え込ませられることになる。

 

 

 

 何度も犯されたためクタクタの五十六。

 朦朧としながらも強すぎる快楽に抗えずにランスの動きに答えてしまう。

 五十六の躰はすでにランスの動きに大分慣らされてしまっている。

 そのためランスの激しい突きこみに対し、子種を注ぎ込みやすいように腰を合わせる動作も習得済みである。

 五十六は無意識にその腰の動きを維持し続けてしまっていた。

 

 自分も腰を振ることにより、五十六が決して望んではならないはずの性の快楽が生まれてしまう。

 だが忘我の状態の五十六は自分で快楽を生み出してしまっていることに気づかない。

 五十六は既に何も考えられなくなってしまっており、虚ろな瞳で熱い吐息を漏らしながらランスの求めに応じ続ける。

 

 絶大な快楽に晒され、身をよじりながら堪えようとして果たせず、敗北の嬌声を上げてしまう五十六。

 だがランスが律動を繰り返す限り、その腰の動きは止まることがなかった。

 五十六の慎ましい性格がその引き締まった腰の動きに現れており、その挙措が自分の想いをランスへ伝えてしまう。

 五十六が無意識に己の躰で表現してしまっていた欲求に答えて、ランスはより激しく五十六を犯すことになる。

 

 

 

 後背位で交わりながら、互いに汗みどろになってラストスパートに入った頃には、すでに五十六は意識を半分に手放していた。

 子宮口付近のスィートスポットに連打を受けた五十六は、イキっぱなしの状態になり喘ぎ声を上げるのもままならなかった。

 ランスはハイパー兵器の先端を最奥まで押し付けた状態で五十六の特大の締め付けを味わい、最後の射精を行う。

 意識の切れ端で自分の胎内に新たに噴出された熱いランスの精液を感じた五十六は、やっと意識を手放そうとする。

 

 しかし、精を噴出しながらもランスは己のハイパー兵器の先端を五十六の子宮口付近に擦り付けていく。

 そのため五十六の意識を強引に引き戻され、さらに限界まで絶頂に押し上げられてしまう。

 五十六は今まで到達点のさらに先にある性の頂点まで至ってしまった。

 意識が完全に飛んでしまった五十六は、そのまま全身の力を弛緩させて寝具の上に崩れ落ちた。

 

 近年まれに見る豪快な自分の出しっぷりに満足したランスは、意識を失った五十六の綺麗な背中を鑑賞した。

 ハイパー兵器を五十六のドロドロになった秘所から引き抜き、弛緩した五十六の身体を抱き寄せるランス。

 その秘所からせっかく注ぎ込んだ精液がこぼれないような体勢にしてあげて、五十六を抱きしめながら眠りについた。

 

 

 

 

 

<LP3年9月21日>

 

 昨晩の激しい交わりによって体力を消耗しつくしていた五十六は、いつもよりもずいぶん遅い時間に目が覚める。

 男と寝室で朝を迎えるのはこれが初めとなる五十六は、いつもとは随分違う目覚めの状況にドギマギしてしまう。

 全裸のまま手足を絡ませ、ランスの腕の中に抱かれていた。

 自分のあられもない姿に気づいた五十六は大いに赤面することになる。

 

 慌ててランスから離れようとする五十六であったが、腰から下に何故か力が入らない。

 昨晩の激しいセックスは、武人として鍛え上げられた五十六の肢体にさえも多大な影響を与えていたのである。

 腰が抜けた状態など初めてであり、五十六は酷く慌ててしまう。

 

 いつもならすでに早朝の射場にて弓矢の鍛錬に勤しんでいるはずの時間である。

 幼いときから早朝の鍛錬を怠ったことのない五十六にとって、朝練はすでに習慣となっていた。

 根が武人である五十六は、抜けてしまっていた腰をどうにかしていつもどおりに鍛錬に行くべきか迷った。

 

 夫を寝室に置き去りにするなど、妾としてあるまじき行為である。

 そう考えた五十六は悩んだ末に結局のところ朝練を諦めることになる。

 

 

 

 五十六はそのままランスの側に寄り添い、ランスが目覚めるのを待とうとする。

 しかし、せめてランスが目覚める前に身だしなみを整えようと考えた。

 昨晩の激しい愛撫の痕跡が、はっきりと残ってしまっている自分の躰の淫らさに気づいてしまったのである。

 頬を赤らめつつ、朝風呂に向かうために浴衣を取る為に五十六はその身をそっと起こそうとする。

 

 だが身を起こした拍子に、昨晩いっぱい注ぎ込まれたランスの子種がその可憐な秘所から流れ落ちそうになる。

 五十六にとっては身を清めることよりも子を成すことの方が超重要である。

 せっかく注ぎ込んでもらった大切なランスの子種である。

 零れ落ちないように慌てて手で押さえ、五十六はその身を横たえて子種が奥に染み渡るように体勢を整えた。

 

 胎内に感じる注ぎ込まれた精液の量の多さは、ランスの五十六に対する想いを完璧に示していた。

 今度こそ子が出来るように祈りながら子宮のあたりを撫でる五十六は、昨晩の激しい子作りを思い出して顔を赤らめた。

 お情けをかけてくれたランスに対して改めて感謝の念を抱き、五十六はランスの寝顔を見つめてしまう。

 

 そのままランスの端正な寝顔を間近で見つめていた五十六。

 不意に胸がドキドキと高鳴り、急激に溢れてくる感情に蓋を出来なくなってしまう。

 いままで感じたことのないその切ない胸の高鳴りに、五十六は動転してしまう。

 だが、混乱する思考に相反して、ランスの寝顔から目が離せなくなっていた。

 よくランスの顔が見えるように体勢を変えた五十六は、頬を真っ赤に染めつつもランスの寝顔をボーッと眺め続けた。

 

 

 

 眠りが浅くなったのかランスが寝返りをうった拍子に、五十六は自分が何をしているか気づく。

 五十六は知らぬまま、そっとその唇に自分の顔を近づけてしまっていたのである。

 激しく自分を律しようとする五十六であったが、もはや溢れてくる恋愛感情は止めようがなかった。

 ランスと向き合うことが急に恥ずかしくなってしまう。

 

 やはり習慣なのだから朝練に行かなければならない!

 埒もない理由をつけて、ランスが目覚める前に五十六は慌ててこの場から逃れようとする。

 しかし、腰がすっかり抜けてしまっていたことを忘れていた五十六は、なかなか立ち上がれずに布団の上でのたうつことになる。

 

 そんな五十六のお間抜けなドタバタでランスは眠りから覚めてしまう。

 ランスが起きたことに気がついた五十六は、慌てたまま抜けた腰を根性で動かして布団の上に正座する。

 カチンコチンとなったまま、"おはようございます"と両手をついて朝の挨拶をする五十六。

 

 そのほほえましい五十六の慌てぶりにランスも面食らう。

 顔を真っ赤に染め、決して視線を合わせようとしない五十六。

 その様子にランスはニヤリと笑みを浮かべた。

 ランスは自分に対する恋愛感情についてはすこぶる敏感なのである。

 

 こっちを見るように言うランスに対して五十六は躊躇する。

 得体の知れない感情に対して逃げている自分を叱咤し、気力を振り絞ってランスと向き合った五十六。

 しかし、ランスと正面から向き合った瞬間何も言えなくなり、顔を真っ赤にしてランスを睨み付けるだけとなってしまう。

 

 そのまま、"今日も綺麗だな"というランスの軽い言葉を正面から受けてしまい、五十六は一気にノックアウトされてしまう。

 その五十六の慌てぶりと長い黒髪を下ろした全裸のその姿に、ランスは昨晩あれだけ抱いたのにまたまた欲情する。

 五十六はキスマークの付きまくりな美しい乳房も子種でドロドロな秘所もそのまま晒してしまっていたのである。

 みるみるとランスの一物はハイパー化していった。

 

 

 

 気恥ずかしくて顔を逸らしていた五十六であったが、ハイパー兵器の状態に目を丸くして驚愕する。

 次いで自分が恥ずかしい格好のままであったことに気づき、慌ててうち捨ててあった浴衣に手を伸ばそうとする。

 だがその手をランスに掴まれ、"その格好はこのまま襲ってくれということだ!"と押し倒されてしまう。

 

 生真面目なJAPAN女性の五十六にとって、朝から愛し合うなど常識に反する行為であった。

 "まだ朝です!!"とランスを必死に押し留めようとする五十六。

 その拒絶の姿勢が、よりいっそうランスの欲情を誘うことには気づいていなかった。

 動転する五十六は混乱したままランスに弄ばれてしまっていた。

 

 思い返してみれば、五十六がベッドの上でランスの求めを拒絶することなど今まで一度もなかった。

 いつもと異なり、抵抗する五十六を犯すシチュエーションにランスは燃えた。

 五十六もまた本気で抵抗出来るはずもなく、なし崩し的に朝からセックスに溺れてしまうことになる。

 

 組し抱かれて、後からハイパー兵器を突き込まれた五十六は、あっという間に昨晩と同じ状況に追い込まれてしまう。

 昨日見つけた五十六の弱点を最初から連続で攻めていくランス。

 五十六はその洗練された動きに堪えきれずに悲鳴を上げてしまう。

 一通りのポイントの確認を終えたランスは、じっくりと本格的な攻めを行い始める。

 五十六は息も絶え絶えになりながら、そのハイパー兵器の動きを受け入れるのであった。

 

 昨日あれだけやっただけあってランスのハイパー兵器は非常に長持ちした。

 その間ずっと五十六は喘ぎ続けることになる。

 

 

 

 侍女のマリスが朝の閣議について打ち合わせを行うためにランスの部屋を訪れる。

 ランスの不在を知ったマリスは、メイドたちからランスの居場所を聞き出す。

 そのまま楼閣に脚を運ぶマリス。

 だが楼閣を訪れたマリスは、五十六付きの侍女から取次ぎできない旨を説明される。

 誰も取り次ぐなという皇帝の命令であった。

 

 怖い目つきで五十六付きの侍女を下がらせようとするマリス。

 しかし侍女も必死であった。

 ハーレムは女の戦場である。

 現時点ではリア皇后と五十六はランスの寵愛を巡って敵対関係にあると目されていた。

 リア皇后の腹心であるマリスに主がランスの子種を得るチャンスを潰されるわけにはいかなかった。

 

 侍女の思い違いを正そうとするマリス。

 しかし、五十六の部屋の方から聞こえてきた女性の激しい啼き声を耳にして、こめかみを押さえることになる。

 

 シィルの失踪がランスに対して尋常ではない影響を与えていることは、躰を交えたことでマリスも大変よく理解していた。

 しかし、一向に政務に復帰してくれないランスに、マリスもほとほと困り果てていたことも事実である。

 どうせならリア様の元に入り浸るようになればよいのにとも考えるが、こればかりはどうにもならないことであった。

 しばらくは好きなようにさせておくしかないのかもしれないと、マリスは思案する。

 

 幸いにして本日の朝の閣議は、皇帝抜きでも問題なく処置できる事項ばかりである。

 また、五十六がランスの子を産むことは、リーザス帝国としては規定事項であった。

 そのため、マリスはランスの出席を諦めて引き下がることになる。

 ただし、午後の閣議には必ず出席するようにという伝言を残すことになる。

 

 ここでマリスが引き下がったために、五十六は晴れてランスの子供を妊娠することになる。

 後に五十六の受胎を知ったリアは、癇癪を起こしてマリスに当り散らしてしまう。

 リアがマリスを責めるのは、ある意味では非常に的を得た行為であった。

 

 

 

 朝の光の中、ランスと五十六は何度も子作り行為を繰り返していた。

 五十六の秘所は、昨夜からランスに子種を何度も注がれていたために、ドロドロの熱々になっていた。

 その最高に具合の良い秘所の最奥に向かって、ランスは回復したばかりの精液を惜しげもなく吐き出していく。

 

 中出しする快感に浸るランス。

 だが、五十六の方は昨夜からの連続子作りに息も絶え絶えである。

 完全に腰が抜けてしまい立てなくなっていた。

 

 ランスは、そのひどく具合の良いグチョグチョの五十六の秘所から、まだ堅いままのハイパー兵器がズルリと引き抜こうとする。

 引き抜くついでにいたずら心を起こしたランスは、イッたばかりの五十六の弱点である子宮口付近を数度軽くハイパー兵器で小突いてしまう。

 うつ伏せの状態で寝具に突っ伏してしまった五十六は、その衝撃で再度軽くイってしまう。

 そして、そのまま意識を失って眠りについてしまった。

 

 ピクピクと無意識に身体を震るわせ、放恣な体勢で気を失ってしまった五十六の痴態は、非常に可憐であった。

 ランスもまたもう一眠りを決め込み、そんな五十六の隣に大の字になる。

 シィルを失ってから久しぶりに感じる淡い幸福感の中で、ランスは気持ちよく二度寝に突入した。

 

 このとき五十六に対して最後に行われた射精が、結果として人の身としてのランスが放った最後の精となる。

 そして、この最後の射精が見事に的中する。

 昨晩から子種を大量に注ぎ込まれ、五十六の胎内はいい具合にほぐれて活性化していた。

 子供の出来にくいはずのランスのDNAを受け入れる最上の環境が、五十六の胎内で整えられていたのである。

 

 無事に受精が果たされ、五十六の子宮の中でに一つの生命が生まれた。

 この新たな命が後のJAPAN国主・山本二十一へと成長していくことになる。

 受胎に気づかず、五十六は快楽に頬を染めたまま眠りに続ける。

 

 

 

 五十六の隣でまったりと睡眠を貪るランス。

 気持ちの良いまどろみの中で、ランスは障子の越しに聞こえてくる五十六付きの侍女の遠慮がちな声に気がつく。

 マリスからの言付けを聞き、そろそろ起きるべきだと判断したランスは、久しぶりに爽快な気分で飛び起きることになる。

 

 散々五十六とやりまくったせいでランスは腹が減っていた。

 侍女から風呂と昼食の用意ができていることを聞くが、まず食事を先に取ることに決める。

 五十六の可憐な寝顔を見て、幸せな気分になったランスは、まだ快楽の残滓に染まったその五十六の頬に上機嫌でキスする。

 可愛い喘ぎ声を上げる五十六の身体に掛け布団を掛け直してやり、居間に移って用意された食事を猛烈な勢いで平らげていった。

 

 食事の後、JAPAN式の檜風呂で汗を落としたランスは、五十六の侍女に着付けを手伝ってもらっていた。

 そのとき、浴衣を身に纏った五十六が、完全に抜けた状態の腰になんとか力を入れて、ヨロヨロと寝室から出てくる。

 慌しい居間の様子に目が覚めた五十六は、愛妾の勤めとして、主人の朝の準備を手伝わなければならないと考えたのである。

 

 寝ていろというランスの言葉を聞かず、五十六は着付けを手伝おうとしてランスに近づく。

 完全に腰が抜けている状態だったため、フラリと倒れそうになる五十六。

 ランスは慌てず、フワリと五十六の身体を抱きとめた。

 

 顔を真っ赤にする五十六に対して、不意打ちのキス(それもかなりディープな奴)をするランス。

 慣らされてしまった五十六は抵抗も出来ずにランスの超絶な舌技を受け入れてしまう。

 そして、次第にトロンとした目つきになっていく。

 

 二人はそのまま、またまた朝の続きに突入しそうになる。

 だが、あまりのラブラブ振りに赤面した侍女が咳払いをして注意を促したため、なんとか踏みとどまることに成功した。

 抱き心地のよいしなやかな五十六の身体を抱きとめたまま、ランスは五十六に今日一日は大人しくするように言いつける。

 五十六は顔を赤らめ頷くしかなかった。

 

 侍女に五十六の世話を任せたランスは、昼の閣議に出席するために五十六の住居である楼閣から出立していく。

 そのランスの後姿を五十六は切なげな表情で見送った。

 

 

 

 

 

 

 五十六の住居から出立したランスは、世界がこんなに明るいことに驚く。

 五十六と一晩中求め合い、愛し合ったことにより、ランスは自分の心の檻を破ったのである。

 

 自分の子供を欲っしている五十六のためにも、決して自分は立ち止まるわけにはいかないことに気づいた。

 シィルがいなくなったことは、今でも確かに自分の半身をもがれたかのように感じる。

 しかし、かならずシィルを探し出して、自分の手元に取り戻す。

 

 その決意を新たに抱いたランスはもう迷わなかった。

 

 久しぶりに見せる覇気のある歩みで閣議に向かうランスであったが、自分が剣を佩いていないことに気づいた。

 愛刀である聖刀日光を、昨夜から自室においてきたままであることに気づいたランスは、いったん自室に戻ろうとする。

 しかし、閣議に遅刻している自分を探すメイド加藤すずめの声を遠くに聞き、あっさりとあきらめた。

 

 遅刻したせいでマリスが怒ってるだろうなとも考えたが、今のランスには些細なことであった。

 すずめに連れられて閣議が行われる会議室へ急ぐランスであった。

 

 

 

 閣議に遅れて登場したランス 。

 シィルを失ってこのかた、ランスは全てにやる気を失っていた。

 そのため今回も参加を取りやめる可能性が十二分に高いと考えていたマリスにとって、ランスの登場は意外であった。

 

 遅刻してきたランスに対して感情を押し殺し、ランスをあまり責めないように気を配りながら、閣議の趣旨を説明するマリス。

 そんなマリスの配慮を軽く受け流し、堂々と自分の席に着くランス。

 その自信の塊のようなランスの精気に気づいたマリスは、しばし言葉を失う。

 

 会議を進めながら、マリスはしばらくその主君の変化を観察していた。

 マリスはランスが自分を取り戻したということをなんとなく感じ取ることになる。

 ランスの落ち込み方の激しさに漠然とした不安を抱いていたマリスは、このランスの変化にホッと息を撫で下ろして頬を緩めた。

 その鉄面皮の下で、ランスを救ってくれたJAPANの姫君に対して感謝の念を抱いたのである。

 

 シィルを失ってからこのかた久しぶりに会議に参加したランスは、バリバリと仕事を進めていく。

 ランスは小難しい議論も快刀乱麻の勢いでバッサリ切って捨て、思うが侭にリーザスの政治を動かしていく。

 侍女マリスは的確にそのランスの決断をサポートしていった。

 

 ランスの覇気溢れる采配に感化されたのか、侍女マリスの智謀の冴えもますます光った。

 この二人の前にあっては、どんな難しい問題もあっという間に解決されていく。

 

 シィルがいる頃でさえありえなかったほど、皇帝として職務を精力的にこなしていくランス。

 その輝かしい姿は、シィルのために絶対に大陸統一を実現してみせるというランスの強烈な決意から生まれたのであった。

 君主としての理想的な姿が、ランスという人の形を取ってここリーザスに現出したかのようであった。

 

 

 

 主君としてのランスの思いもかけない立派な振る舞いに、普段は褒めるよりも呆れる方が多かったマリスも、自然と上機嫌になる。

 二人の天才が発する才能のハーモニーにより、皇帝の判断を仰がなければならなかった本日の案件が、あっという間に全て処理されてしまった。

 そして、本日最後の案件として、先ほど開院した天才病院からの報告がランスへ伝えられることになる。

 

 天才病院開院に伴い、リーザスの主要な人材たちは人間ドッグ入りさせられ、その健康状態が万全であるか調査を受けたのである。

 調査報告の中でミリ・ヨークスのみが要再検査となっていることが、ランスの注意を引いた。

 入念な検査を行い、結果が分かり次第、報告するように指示を出すランス。

 

 報告の最後は小川健太郎に関するアーヤ・藤ノ宮のレポートであった。

 リーザスに身を寄せる間、一向に目覚めない健太郎。

 天才病院開院によって健太郎の主治医をアーヤ・藤ノ宮に変更が行われ、その健康状態は常に監視されることになっていた。

 

 アーヤのレポートでは、怪我自体については完治しており、いつ目覚めてもおかしくない状態であることが示されている。

 しかし、怪我の個所が頭部であることと、5ヶ月間も昏睡状態にあることから、このまま一生目覚めない可能性が高いと結論付けられていた。

 さらに長期間に渡ってベッドで眠り続けていることにより、主に筋肉に関する身体機能の能力低下について警鐘が鳴らされていた。

 また免疫力の低下も懸念され、アーヤ・藤ノ宮のレポートの結論として健太郎の天才病院入院が推奨されていた。

 

 報告を終え、小川健太郎を天才病院に移すかどうかをランスに問いかけるマリス。

 しばし、美樹と健太郎の関係に思いをはせたランスは、つまらなそうに舌打ちする。

 少しばかり沈うつになってしまったランスの様子を察したマリスは、その理由を思いついて極力感情を押し隠しつつランスの様子を伺った。

 少し考え込んだランスは、結局アーヤのレポートに従って健太郎の天才病院への入院を決定する。

 

 ランスの決断を受け、必要な手続きを行おうとするマリス。

 しかしランスは美樹に対して自分からこのことを伝えると言い放つ。

 それとなく向けられるマリスの視線に心配げな雰囲気を敏感に感じ取ったランスは、心配するなとマリスに告げる。

 そしていつもの如くその魅惑的なお尻をいやらしく撫で上げてキスをし、マリスの柳眉を逆立てさせるのであった。

 

 

 

 午後の予定が空いていることをマリスに確認したランスは、会議室を出て行こうとする。

 マリスは、立ち去ろうとするランスを呼び止め、リアの主催するお茶会に誘おうとする。

 だが、振り向いたランスの表情に拒絶の感情を感じ、かける言葉を失った。

 

 

 

 

 

 会議室から離れたランスは、魔王の部屋に向かうために回廊を一人歩いていた。

 五十六と暖かい一夜を過ごしたことは、ランスに対してかなりプラスの影響を与えていた。

 シィルを失ってからこのかた感じたことのない、気分が晴れた感覚を久しぶりに満喫していた。

 しかし、一向に目覚めない健太郎と待ち続ける美樹の姿を想像すると、ランスの心はどんどん揺らいでいく。

 

 「魔王の部屋」は、便宜的につけられたコードネームであり、文字通りの「部屋」ではない。

 リーザス城内には、国外からの要人用の宿舎としてのフロアが複数用意されている。

 その中で、普段は使用されていない予備のそのまた予備にあたるフロアが、丸ごと美樹と健太郎に宛がわれていた。

 

 魔王という存在は極力秘さなければならない。

 そのため厳重な警備態勢となっており、許可のある者だけしかそのフロアに入れない状態となっている。

 警備する近衛兵たちも、自分たちが警護している美しい少女が魔王であることは全く知らされていない。

 皇帝ランスの大切な客人であるという認識くらいしかなかった。

 

 魔王の部屋はフロア全体に複数の部屋が用意されているため、美樹と健太郎が同じ部屋で暮らしているわけではない。

 魔王の部屋のフロアには健太郎の部屋もちゃんと用意されており、その寝室に昏睡状態の健太郎が安置されていた。

 ただし美樹は昏睡状態の健太郎の世話をするために、その部屋に入り浸っていることがほとんどである。

 

 失ったシィルのことを考えているうちに、ランスはその魔王の部屋に着いてしまう。

 扉の向こうには、今の自分と同じ想いを抱いている少女がいるはずであった。

 (日光を帯同していないことは、まるっきり忘れていたランス。日光がその場にいたら違うストーリーになっていたのは確実である。)

 

 

 

 ランスは空いている扉の隙間から部屋の中を覗く。

 声もなく泣いている美樹の姿を見て、予想通り一気に気分がブルーになってしまう。

 健太郎が意識を失ってから早5ヶ月が経つ。

 その間、美樹は甲斐甲斐しく昏睡状態のままの健太郎を見守り続けていた。

 

 ここまで長い昏睡は、このまま一生植物人間状態のままの可能性が高いことを美樹も薄々感づいていた。

 耐えに耐えて無理やり明るい顔をする美樹であったが、日に日に筋肉が退化していく健太郎の姿に不安が限界まで膨らんでいたのである。

 普段は明るく振舞おうとする美樹も、健太郎と二人きりになったときはその傍で泣き暮らす日々を送っていたのである。

 美樹は悲しみを堪えながらずっと目覚めない恋人を待ち続けるつもりでいた。

 

 大切な人を思い続けて苦しむ美樹の姿を見たランスは、苦い表情を浮かべる。

 まるで、シィルを失った自分の姿が今の美樹の姿に重なっているようで、重苦しい感覚にランスは包まれてしまっていた。

 

 悲しみに暮れる美樹の様子を見ていられなくなったランスは、なんとか美樹を元気付けなければならないという強迫観念に襲われる。

 まるで彼女を救うことが、今の自分を救うことであるかのようにランスには感じ取れたのであった。

 

 だが、美樹を元気付けるためのいい案がなかなか思い浮かばない。

 そのとき突然ランスの脳裏に自分に子種を求める昨夜の五十六の切ない顔が思い浮かんだ。

 シィルを失った自分は五十六に助けられた。

 美樹にとっても自分にとっての五十六のような心の支えになる存在がやはり必要なのである。

 その独善的な考えにランスはたどり着いてしまう。

 

 ふと、ランスは自分の上着のポケットに魔法研究所から入手したほれ薬が入っていることに気づいた。

 この薬を使って、仮初とは言え自分が美樹の新しい恋人になってやればいい。

 そうすれば美樹は救われるはずである。

 

 この時すでにランスは来水美樹が魔王であることも忘れていた。

 自分と同じ宿命を背負ってしまったか弱い少女としか見なしていなかったのである。

 ランスは魔王の部屋付きのメイドを呼び寄せ、紅茶とピンクウニューンとケーキ二つを用意するように命じた。

 

 

 

 ほれ薬の力を借りて美樹を救う完璧な案を思いついたランスは、健太郎の部屋の扉を叩いて美樹に自分が部屋に入ることを知らせた。

 その痛ましい微笑みを正面から見たランスは、傍らに寝たままの健太郎に対してほとんど怒りともいえる感情を抱いてしまっていた。

 

 ランスから健太郎を天才病院に移すことを聞いた美樹は激しく動揺し、抑えていた涙がこぼれてしまう。

 健太郎の身体のためにも天才病院へ移すほうが絶対にいい、とランスに諭されると美樹も反論できなかった。

 健太郎の傍にずっと居たいという思いは自分のわがままである。

 自分のわがままで恋人の健太郎の容態を悪化させるわけにはいかなかった。

 

 泣く泣く健太郎の天才病院移動を受け入れる美樹。

 ランスはそんな美樹を優しく慰め、皇帝の権限で美樹を天才病院の健太郎の部屋で寝泊りできるように取り計らう約束をする。

 そのランスの紳士的な態度に美樹も心をほだされ、弱々しくも微笑みを取り戻すのであった。

 

 美樹はランスに深い感謝の気持ちを抱いていた。

 リーザスに来てからというもの、この世界に放り出されてから初めて安息の日々をランスに与えられたのである。

 健太郎がこのような状態であるのは悲しいことであったが、ランスがいなかったら健太郎はもっと酷いことになっていたであろう。

 美樹はランスに対して好意を抱いていたし、頼りになる皇帝であるとはっきり認識していたのである。

 

 そのため、美樹は気分転換しようというランスのお茶の誘いを喜んで受け入れることになる。

 リーザスに来てからずっと健太郎の傍にいた美樹は、日光がいなくなったこともあって話し相手がいなくて寂しかった。

 ランスぐらいしか自分を受け入れてくれる相手がいなかった美樹は、ランスを信頼していた。

 そのランスがほれ薬という手段を使って、自分の心を虜にしようと画策しているとはまったく気づきもしなかった。

 

 お茶会は美樹の部屋でしようというランスの提案を美樹も受け入れる。

 自分はお茶とお菓子を取ってくるから、美樹は部屋の片付けをするように提案するランス。

 美樹は健太郎にしばらく傍を離れることを謝り、自分の部屋に戻ることになる。

 

 美樹に続いて健太郎の部屋を出ようとしたランスは、ポケットの中のほれ薬を握り締める。

 そして、恋人を失う大事な瞬間でさえも目覚めようとしない健太郎に対して、侮蔑の言葉を吐く。

 それはまるでランス自身に投げかけられた言葉のようであった。

 

 

 

 美樹の部屋でランスと美樹の二人だけの即席のお茶会が開かれることになる。

 ランスは魔王の部屋の入り口でメイドに事前に用意させていたお茶会のセットを受け取る。

 メイドは自分が運びますと申し出たが、ランスは断った。

 そのかわり自分が魔王の部屋から出てくるまで、誰もここを通すなと堅く命じられる。

 皇帝の命令に逆らうわけにもいかず、メイドはただ従うしかなかった。

 

 テーブルの上には、ランス自ら運んできたお茶とケーキのセットが並べられた。

 美樹はわざわざランスが自分でお茶の一式を運んできたことに、恐縮してしまっていた。

 

 ランスの席にはランスお気に入りのピンクウニューンとケーキのセット。

 美樹の席には最高級の紅茶とケーキのセットである。

 当然ながら美樹の紅茶には、部屋までの運ぶまで間にランスが忍ばせたほれ薬が溶け込んでいた。

 

 

 二人だけのお茶会では主に美樹が住んでいた世界の話題が多かった。

 そして、どうしても話題は健太郎のことになる。

 徐々に悲しみの感情が首をもたげてきてしまい、暗くなってしまう美樹。

 

 ランスは美樹を元気づけた。

 きっと健太郎は目覚める、という実は内心とは裏腹のランス言葉を受けて、美樹は自分がしっかりしなくちゃいけないと決意を新たにする。

 ランスが勇気付けてくれたおかげで少し気が楽になった美樹は、ランスに勧められるままにいっきに紅茶を飲み干してしまう。

 

 

 

 ほれ薬の効果はなかなか現れない。

 少し焦ってきたランスは一計を案じ、美樹に自分のことをどう思うか尋ねた。

 美樹は日頃からランスのことを良く思っていたので、好意的な回答を返していく。

 どんなところが自分は凄いのか、細かくランスが尋ねていくうちに、美樹の様子が変わっていった。

 

 ランス様は健太郎君よりもとてもかっこよくて、健太郎君よりもとても凛々しい。

 健太郎君よりもとてもやさしくて、健太郎君といっしょにいるよりも胸がドキドキして・・・。

 頬を染めながら、たどたどしくランスの印象を語り始める美樹。

 紅茶を飲みほしてしまい、ほれ薬が徐々効き始めていた美樹は、目の前のランスに熱烈に恋してしまっていたのである。

 

 必死にランスを肯定し、自分の恋心をカミングアウトしてしまう美樹。

 上手くいったことに内心小躍りしていたランスは、美樹に対して自分の事を健太郎よりも好きかと止めの質問を投げた。

 美樹は全く逡巡することなく、健太郎君よりもランス様の方が好きですと、上目使いにランスへ告白してしまう。

 

 その仕草は彼が失った奴隷を思い出させるものだった。

 外見は違うがその美しい髪の色がシィルと似通っており、このときのランスには美樹にシィルの容貌が重なって見えた。

 

 ランスの中で何かが切れた。

 突如として凶暴になったランスは、席を離れて美樹の傍に近づき、びっくりして固まっている美樹を抱き上げた。

 そのまま部屋のベッドに美樹を連れて行き、その躰をベッドへ投げ出してその上に圧し掛かっていく。

 混乱する美樹への強引なキスもおざなりに、その乱れたスカートに手を差し込んで可憐な下着を引き裂いてしまう。

 

 ベルトを緩め、ハイパー兵器を外気に晒すランス。

 美樹ははじめて見た男の性器を前にして思考を停止させてしまう。

 そのやわらかい脚を左右に割り裂かれ、自分の秘所にそのハイパー兵器が添えられるのを呆然と眺めているだけであった。

 自分が何をされるか気づいた美樹は、ハッとして身を堅くする。

 だが、ほれ薬の効果のためか、どうしてもランスの身体を押しのけられないでいた。

 

 自分を求めるランスの視線に気づいた美樹は、しばし逡巡するもすぐに覚悟を決める。

 頬を染めてコクンと頷いた美樹。

 その瞬間、美樹はランスのハイパー兵器によって一気にその最奥まで刺し貫かれてしまう。

 健太郎のために大事に取っておいた美樹の処女はランスによって儚く散らされてしまったのである。

 

 

 

 ランスのハイパー兵器が差し込まれ、何かが破られる音を確かに聞く美樹。

 その瞬間、美樹は自分の中の何かが完全に変わってしまったことを感じた。

 

 美樹の処女を破った高揚感と健太郎への優越感からか、強引な独りよがりの律動をするランス。

 美樹はそのランスのハイパー兵器の激しさに慄くが、大好きなランスのすることにはなぜか逆らなかった。

 混乱しつつ、自分の躰には大き過ぎるハイパー兵器に、美樹は躰を強張らせる。

 だが、今自分の処女を一番大好きな人に捧げていることに気づくと、その秘所は愛しい人を迎え入れるために急激に濡れ始めた。

 

 美樹は自分が涙を流していることに気づいた。

 処女を失った痛みによるものなのか、何か大切なものを失った喪失感からなのか、その涙の理由は美樹自身にも分からなかった。

 すぐに愛しいランスに処女を捧げて一つになれたことに対する喜びの感情が、彼女の中に満ち溢れていく。

 美樹のその涙はいつの間にか随喜の涙へと変わってしまったのであった。

 

 美樹は愛しい男と一つになる感覚に戸惑っていた。

 処女を失うことがとても痛いことは知識で理解していた美樹であったが、痛みは余り感じていなかったのである。

 そして、突き込まれる度にに痺れた感じから段々と甘い摩擦の感覚に変化していく。

 美樹はその感覚にさらに戸惑いつつも、徐々に可愛らしい喘ぎ声を上げてしまうようになる。

 

 何もかも惚れ薬が引き出した効果であった。

 だが、美樹は自分がほれ薬を盛られていることに気づくはずも無く、気持ちよすぎる処女喪失の快楽におぼれていく。

 

 

 

 美樹が魔王の力をそのまま保持していたならば、惚れ薬の効果は10分程度で無くなっていたはずであった。

 しかし、美樹がランスに一気に貫かれて処女を奪われた時点で、魔王の力の継承が始まってしまった。

 魔王の力の宿った美樹の破瓜の血を、ランスがハイパー兵器から吸収していく。

 ここに魔王継承の儀式と同じ状況が作り出されてしまったのである。

 ランスが腰を一振りするたびに、その力の継承がどんどん進んでいた。

 

 あっという間に魔王の力を失いつつあった美樹は、惚れ薬に対する抵抗力も失っていく。

 惚れ薬の本来の効果に関しても、その持続時間が加速度的に引き伸ばされていった。

 そして惚れ薬の効果時間だけでなく、その効き目も瞬く間に増していく。

 

 美樹の秘所は、愛しい人の逞しいハイパー兵器を感じてトロトロになり、とても処女とは思えないほど魅惑的な穴と化してしまっていた。

 余りの美樹との合体の気持ちよさに容赦なく突き込んでいくランス。

 美樹は幸せ一杯で頬を染め、最愛の人とつながって生じる快楽に溺れていく。

 

 だんだんと登りつめていく二人がその頂点に達したとき、美樹とランスの意識は真っ白になる。

 自分が余りの快感に叫び声を上げていることにも気がつかず、果てる二人。

 美樹は結合して接した身体の一番奥の部分で、自分の躰に宿る力が一気にランスに吸い取られていく感覚を味わう。

 その魔的な快感を味わってしまった美樹は、最後の瞬間にさらに女としての最高の頂点までイってしまう。

 

 美樹の具合の良さにつられてランスも暴走する。

 暖かい胎内の一番奥に向かって、今朝五十六と散々にセックスしたとは思えないほど大量に射精してしまうランス。

 その瞬間、ランスは放出した精液のかわりに、自分の中に美樹の躰から何かの強力なパワーが流れ込んでくるのを感じていた。

 そのパワーを受け取ったランスは全身の細胞が燃えるような感覚を味わい、さらにその剛直を硬くしてしまうのであった。

 

 

 

 躰に注ぎ込まれてくるパワーに導かれるように、ランスはイッたばかりの美樹の胎内で、さらにハイパーになった己の兵器を暴走させる。

 気絶していた美樹は、ランスのその動きによって発生する快楽によって、現実世界に引き戻されてしまうことになる。

 

 魔王の力をランスに吸い取られつつあった美樹は、薬物に対する抵抗力も急激に低下しつつあった。

 美樹がイって愛液を噴出す度に、美樹の膣の収縮に合わせてドクリドクリと魔王の力がランスの躰に入り込んでいく。

 結果として相対的に惚れ薬の効果がどんどん高まっていき、愛しい人と一つになれた美樹の幸福感も無限に膨らんでいった。

 今の美樹にとっては、ランスを感じることが何よりも大切であった。

 壊れてしまうのではないかとも思えるそのランスの無茶な動きさえも、喜んで受け入れてしまう。

 

 淫らな汗を流し、上気した可憐な表情をした美樹がランスの胸板に手をついてハイパー兵器の動きに腰を合わせていた。

 こんなに中出しされたら妊娠してしまう可能性もあったが、繰り返し絶頂に押し上げ続けられた美樹にはまともな思考能力を失っていた。

 すでにランスの思うままに快楽の声を上げる性奴隷と化していたのである。

 

 その淫蕩な腰つきは、もはや少女のそれではなく、女として匂い立つような色気を放ちつつあった。

 美樹は愛する男のハイパー兵器によって、一突きごとに大人の階段を一歩一歩駆け上っていったのである。

 

 

 

 ランスの暴走は美樹から魔王の力を全て受け取るまで止まらない。

 ランスが復活するたびに引き戻され続ける美樹。

 そのしなやかな躰に無数に刻印されたランスの愛撫の痕を誇らしげに曝しながら、美樹はランスの腰の上で性の快楽におぼれ続ける。

 服を脱ぎ散らかしたままで、二人はその裸身に夕日を浴びながら歓喜の中でつながり続けた。

 

 その引き締まった腰をランスに押さえつけれて、美樹は何度もハイパー兵器を最奥まで差し込まれていく。

 愛しい人の逞しさを胎内の全てで味う美樹。

 その白い躰を仰け反らせ、キスの痕が淫らな双乳を可憐に震わせて天を仰ぐ。

 そして絶頂を知らせる鳴声を誰憚ることなく高らかに放ち続けたのである。

 

 やっとランスの中で力の暴走が収まり、魔王の力が定着したときには、美樹のアソコは凄いことになっていた。

 最終的に魔王の力を全て失った時点で、美樹の躰は普通の人間と変わらなくなっていた。

 惚れ薬の効果も完全に美樹の心に定着してしまい、永遠の効き目をもたらしてしまうことになる。

 

 こうして美樹は大切なすべてをランスに略奪されてしまう。

 しかし、ぐったりとランスの胸板にもたれかかって気絶している美樹は、例えようもないほどの幸福感の中にいた。

 もはやランスから離れるという考えは、彼女の中では全くありえない選択肢となってしまう。

 元の世界に戻ることも、家族と再会することも、もう美樹にはどうでもいいことであった。

 大好きなはずであった健太郎という存在さえも、ただの友人でしかなくなってしまっていた。

 

 

 

 偶然ながらも、ランスは魔王の力と異界の血をその身に宿してしまったことになる。

 ランスの身体には無限のパワーが満ち溢れつつあった。

 しかし、まだ魔王の力は、完全に定着していたわけではない。

 ランスの躰の中で物凄い勢いでとぐろを巻いて暴れまわっていた。

 

 ランスは自分の身体の中で暴れまわる力がいったい何であるかを全く理解していない。

 自分の躰の興奮ぶりを、単純にまだまだ女を犯り足りないからだと認識する。

 とにかく、もっとたくさん女を抱いてスッキリしたかった。

 

 続けて美樹を犯そうとするランス。

 しかし、すでに美樹は体力の限界を遥かに超えており、白目を剥いて気絶してしまっている。

 これ以上セックスを続けた場合、華奢な美樹の躰を壊してしまいそうであった。

 ランスは魔王の部屋を引き上げることを決めた。

 

 

 

 ランスはそのまま美樹を散々二人が愛し合ったベッドに寝かしつける。

 愛らしい美樹の顔を眺めたランスは、健太郎を天才病院送りにしたら、美樹も自分の愛妾の一人にしてしまうことを決めた。

 いくら魔王と言っても、自分に惚れてしまった今となっては、自分の意のままに操ることは可能である。

 

 ふと、惚れ薬の効果が無くなったときに美樹がどうなるかを考えたランスは、怖くなって考えるのを止めた。

 都合の悪いことは、簡単に頭の中から排除することが可能なランスである。

 少なくとも美樹は惚れ薬を盛られたことに気づいてないわけだから、問題ないはずである。

 

 美樹を絶対に自分のハーレムに入れてしまおうと決意するランス。

 十二分に美少女だし、いい女に成長するであろうことは確実である。

 アソコの具合も最適だし、何よりも自分にラブラブなのがいい。

 ほれ薬の効果があるうちにいっぱいHをして、美樹に自分への愛の言葉を何度も言わせようと心に決めたのである。

 ランスは既成事実を作ってしまおうとしたのであった。

 

 美樹が魔王であることを知っている者は非常に少ない。

 魔王は重要な存在だからカモフラージュするとか理由をつければ、マリスも納得するだろう。

 一通りの手順を考えたランスは、快楽の絶頂に昏睡する美樹にキスをして、意気揚々と魔王の部屋から引き上げた。

 

 

 

 待機していた魔王の部屋付きのメイドに、自分が美樹の部屋でひと時を過ごしたことは内密にするように伝えるランス。

 さらに健太郎が一生昏睡状態から回復しないことが判明したと、微妙に捻じ曲げた情報をそれとなくメイドに知らせる。

 そして、健太郎が明日に天才病院へ移送されることを告げたのであった。

 

 そのメイドに対し、ランスは美樹の処遇を告げる。

 しばらくしたら自分のハーレムに住居を移すことになるので、そのまま美樹付きのメイドとなるように命じたのであった。

 

 美樹がいかに健太郎に献身的に尽くしてきたかを知っていたメイドは、健太郎がただの美樹の幼馴染であるというランスの説明に不信を感じる。

 しかし、先ほど聞いた健太郎の検査結果から、勝手に想像力を働かせる。

 健太郎の検査結果に落胆した美樹を慰める手で、皇帝が美樹を抱いたのだと気づくメイド。

 

 そのメイドは美樹が魔王という存在であることを知らされていなかった。

 ランスが大それたことをしたとは気づかず、皇帝もさすがにやるものだとただ素直に感心してしまうだけであった。

 たとえ、美樹が過ちを犯してしまったとしても、それは個人の問題であり、自分には関係ない。

 客人相手のメイドよりも妾妃付きのメイドの方が給与も全然違うので、彼女としても全く依存は無かった。

 

 後に魔王の部屋の警備に当たっていた近衛兵たちは、美樹がランスのハーレムに入ったことを噂で聞いて、皆落胆することになる。

 美樹の可憐な容姿に、皆が密かに淡い恋心を抱いていたのであった。

 

 

 

 美樹のハーレム入りを内密にするようにメイドに伝えたランスは、足早に自室に引き上げていく。

 魔王になりつつあったランスは、無性に女を抱きたくて仕方がなかった。

 

 早く自室に戻って女たちを呼びつけようと足を速めるランス。

 しかし、自室に至る帰りの通路の途中で、女を抱きたいという衝動が膨れ上がり堪えきれなくなる。

 ちょうどそのとき、偶然ながら、立ち止まった場所のすぐ側に、魔想志津香の部屋があった。

 その扉が目に入った瞬間、ランスの瞳がギラリと光った。

 

 

 

 

 

 魔王の力を得たランスであったが、己が魔王であるという事実に関して全くの無自覚であった。

 無限の活力と生命力を得るも、それ以外の基本性能に関しては人間のときのままである。

 魔王としての膨大な魔力も、ただその身に内在するだけであり、また魔人に対しての強制力もかなり限定的なものになってしまっていた。

 

 魔王や魔人たちが持つ無敵結界を張る方法も知らず、通常攻撃も普通に効いてしまう躰のままである。

 普通の武器で殴られたり斬られても痛みは感じる。

 だが、受けるダメージそのものは無視できるほど小さいものになってしまってはいた。

 

 もしランスが誰かに斬られるような事が起こったら、その時点で自分の躰に違和感を感じてしまっていただろう。

 しかし、皇帝として警護される身分にあるランスが、自ら敵と切り結ぶような機会自体がほとんど無かった。

 そうでなくともランスは超一流の剣士である。

 生半可な攻撃は通用しない強さを誇るため、発覚する確率はほぼ0%であったと言ってよいだろう。

 

 ランスは無自覚のまま、己の道を突き進んでいく。

 そして、ランスの魔王としての本領は、まず彼のハーレムにて発揮されていくことになる。

 溢れんばかりの精力を持て余してしまい、ランスはハーレムの女たちにそのはけ口となることを求めた。

 体力と活力が有り余り、近年稀に見る絶好調なランスは、毎晩のように複数の女たちを愛するようになる。

 

 女たちはランスの逞しさを再認識し、大いに惚れ直す(畏怖する)ことになる。

 だが、恐るべき事態はその影で深く静かに進行していた。

 ランスは片っ端から自分の女を、魔王の従者へと密かに作り変えてしまっていたのである。

 

 

 

 通常、魔人と契約する者は、忠誠の代価として魔人に血を一滴与えられ、それを受け入れることによって"使徒"となる。

 このとき魔人が与える血に己の力の一部を宿せば、血を与えられた者は"上級使徒"になり、主と共に生きるために永遠の命を得ることになる。

 仮に力の宿った血を与えられなかったとしても、魔人の血は魔人ならぬ身に少なからず影響を与える。

 

 血を与えられた者は"下級使徒"として生まれ変わり、寿命が尽きるまで主に仕える道が用意される。

 魔人が保持する魔王の写身としての力の総量は限られているため、魔人の作り出すことの出来る上級使徒の数は限られている。

 だが、下級使徒に関しては望む限りいくらでも増やすことが可能であった。

 代表的な例として、魔人四天王のケッセルリンクは8人の上級使徒と500人の下級使徒を己の館に飼っている。

 

 普通は、下級使徒を作るにしても、それ相応の儀式は必要である。

 対象者が魔人に忠誠を誓わない限り、下級使徒にはなれなかった。

 上級使徒レベルに比べると微々たるものだが、下級使徒と言えども一般的に見てかなりの生体強化を施されるからである。

 身体能力も拡大されて耐久力も上がり、病気になりにくく毒も効きづらい躰となる。

 活力に満ち溢れる瑞々しい躰となり、老化もかなり抑制されることになる。

 

 だが、ランスはそういう面倒なことは、自分の意向だけでなく相手の都合も含めて、全てすっ飛ばしてしまう能力を得てしまった。

 魔王の力が流れ込んできたことにより、ハイパー兵器の経路は広がり、躰だけでなく魂のコネクターとしての機能が追加されていた。

 さらにランスが容赦なく中出するため、ランスと性交する者は否応無く確実に魔王の体液をその身に吸収することになる。

 

 魔王継承のときと同じように儀式は捻じ曲げられていた。

 中出しするだけで魔人の下級使徒と同等の存在(仮に従者と呼ぶ)としての契約が済まされてしまう形になってしまったのである。

 その結果、ランスは性交した相手を無意識の内に従者化してしまい、その躰だけでなく心まで征服して、徐々に支配していくことになる。

 

 

 

 この日以降、ランスのハーレムに属する者たちは、秘密部屋の住人も含めて、次々と魔王の従者にされていくことになる。

 ただ、正式な手順を踏んでいるわけではないため、ランスが正式な魔王になれなかったように、従者化も中途半端な状態になってしまう

 性交したとしても、その相手が直ぐに正式な魔王の従者となるわけではなかった。

 一回の性交した程度では、能力値の拡大も微々たるものであり、ランスとの躰の相性がアップし、お肌が艶々になるくらいである。

 そのため、対象者自身が自分の躰に起こる変化に気づくことは不可能であった。

 

 ランスの体液を吸収する機会が多くなり、そのスパンが短ければ短いほど、どんどん従者化が進行していくことになる。

 ランスへの依存度が高い女の子の場合は、無意識にすんなりと魔王の従者となる契約を受け入れてしまう傾向が強く、その進行速度も早かった。

 ランスに反発する女の子にも、段階を踏んで少しずつ従者化していくため、最後まで無自覚なまま、結局は確実に従者にされてしまう。

 

 通常、使徒や従者になってしまうと、その契約上主人の意向に逆らえなくなるはずであった。

 例え絶対に拒絶すべき命令が下されたとしても、反発を覚えつつも唯々諾々と従ってしまうことになる。

 その場合でも、実は契約の効力が発揮されているとは露知らず、自発的にランスに従っていると思い込んでしまうのである。

 

 ただし、ランスの性格が性格なだけに、もともとほとんどの人間がランスの意向には逆えなかった。

 世界皇帝の立場にあるランスの権力は絶大であり、社会的な面においてもランスに逆らうことなど決して出来ない状況にあった。

 妾妃たちが魔王の従者になろうとなるまいと、結局は大して変わりはなかったと言える。

 

 

 

 ランスの女たちはみな棒姉妹ということになるのだが、従者化してしまったことにより、その結束は無自覚ながらより強固なものとなる。

 無意識に相手を仲間と感じてしまい、同じ主に仕える集団として、一種の連帯感が生まれてしまったのである。

 ランスが、心の清い女の子を好んでハーレムに収めていたことも、連帯感が順調に育まれていった要因の一つである。

 

 普通ハーレムと言えば、傍目から見る綺麗さとは裏腹の女の権謀術数が渦巻く、ドロドロした異空間になるのが相場である。

 だが、ランスのハーレムは違った。

 皆が互いを尊重し、ただランスを楽しませることに心を尽くす理想郷が出来上がっていく。

 

 ハーレムという外界とは隔絶された空間の中で生活を営むことにより、仲間たちの間での通念がより醸成され拡大されていく。

 献身と奉仕の美徳に溢れたランスへの思慕の情が、集団心理としてより強烈に働いてしまう。

 たとえ自分の番が減ったとしても、ランスが後宮にと望んだ新規の女性を、新しい自分たちの仲間として喜んで迎え入れるのである。

 ランスの妾妃に相応しい女の子がいたら、進んで勧誘するのが当然と言うような風潮になる。

 

 よほど強烈な感情を抱かない限り、めったなことでは喧嘩沙汰は起こらなくなる。

 たとえ妾妃同士が衝突してしまうことがあったとしても、それは互いのことが好きで、止むを得ずの場合が多かった。

 逆に、親密さが深まりすぎて、ランスに呼ばれないときの代償行為+呼ばれたときに備えての修行として、レズ行為に手を染めてしまう者たちも多くなる。

 ランスのために互いに感度や技量を磨き合い、相手の弱点を見出しては開発し、共に閨房に呼ばれたときにランスに報告・披露するのである。

 ランスがこの行為を事のほか悦び、奨励してしまったがために、ハーレム内に殿方を悦ばす技を学ぶレズクラブ(派閥)が乱立する形となってしまった。

 

 無意識下でリンクしてしまっていることにより、仲間の一人がランスに愛されると、何らかの微弱な影響が他の全員に現れるようになる。

 そのため、ランスが閨房にて一人の愛妾を可愛がっているとき、他の愛妾たちにも何らかの影響が生じるようになる。

 愛妾たちの大部分は部屋に引き篭もり、ランスを思って自慰やレズに耽るようになってしまう。

 

 

 

 尚、従者化にともなう特典として、ランスの女たちは様々な恩恵を受けることになる。

 ランスに中出しされた者は、強烈な男性の活力を注がれることにより大いにその女体を刺激されてしまう。

 そして、女としての美しさが強引に引き出されてしまうのである。

 

 つまり、肌は艶やかに潤い、胸は膨らみ、男を誘う強烈なフェロモンを発するようになってしまうのである。

 ランスに抱かれた年若の妾妃たちは女らしさを急激に増し、年配の妾妃たちは若々しさを取り戻してしまう。

 お年頃の妾妃たちは、よりいっそう美しくなり、まるで満開の花のような芳しさを放つようになる。

 

 これは中出し+従者化の相乗効果であった。

 どんな女性であれ、いつまでも美しいままでありたいという願望を胸のうちに抱いているものである。

 その思いが、従者化による肉体強化を美の方面にまで波及させてしまうのである。

 

 つまり、ランスの中出しを受けると、文字通り若さを取り戻し、女性としての最盛期の美しさをいつまでも維持するようになる。

 そのため、ランスの寵愛を受け続けた妾妃たちは、いつまでも綺麗な容姿のままとなる。

 実質的に不老の特性を得てしまったのと同じ意味合いとなってしまうのである。

 

 ランスの寵愛を受けた女性は天女のように綺麗になる、という噂がリーザス国内でまことしやかに流れてしまった。

 "ランスの妾妃たちのあまりの美麗さに、世の女性たちは皆、同じ女として我が身と見比べてため息をつくばかりであった"と、後世に伝えらるほどであった。

 

 

 

 

 

 湯上りの志津香が自室で寛いでいた。

 下着の上に男物のYシャツを羽織っただけの色っぽい姿でベッドに横たわり、読書中の志津香。

 両の伸びやかな素足が艶かしい。

 

 自分の部屋の中ではあるが、ランスの伽を拒む志津香がこのような無防備な姿を晒しているのには理由があった。

 全ての妾妃たちの部屋の扉のマスターキーを持っているランス対策として、扉の側に水晶が置かれていた。

 警告を無視した侵入者に電撃を食らわせる代物であり、前に夜這いを仕掛けたランスは、この罠で見事にスタンさせられてしまっていた。

 

 すでに志津香は、無理矢理レイプされたらリーザス城から出て行くと、ランスに対して通告している。

 だが、今のランスはまさにやりたくてやりたくて理屈が通じない野獣な状態である。

 扉の隙間から見えた、ベッドの上の志津香の生足の白さにランスの辛抱も堪らなくなる。

 電撃なぞ気合でなんとかなる!となぜか楽観的になっていた。

 ランスは猛然と突撃を仕掛け、当然のことながら電撃のトラップが発動することになる。

 

 水晶のトラップを信頼しきっているのか、志津香はランスの悲鳴に見向きもしない。

 だが、次の瞬間、その生足の引き締まった足首をランスにガッシリ握られてパニックに陥ってしまう。

 ランスはぷすんぷすんと煤けた全身から煙を上げつつも、志津香のトラップを強引に突破してしまっていたのである。

 

 普通の人間ならば数秒でスタンするほどの電撃であり、それをランスが力技で突破してきたことは、常識的に考えて信じられなかった。

 ちなみに、不完全な魔王でありその自覚もないランスには、通常攻撃を無効化する無敵結界を作り出すことができない。

 ランスにしてみれば気合の勝利だ!という感であったが、ただ単純にランスが魔王の無限の体力を得てしまっていただけの話である。

 

 志津香はありえない事態に驚愕しながら、のしかかってくるランスに強引に躰を押さえ込まれる。

 Yシャツのボタンが飛び、まろやかな二つの乳房が跳ねる。

 志津香は白いショーツが強引に剥ぎ取られ、あっという間にその両の生足を割り開かれてしまっていた。

 そして、すでにギンギンなハイパー兵器を秘唇に押し当てられると、罵声を放つ暇もなく腰を突き上げられてしまう。

 

 

 

 辛そうな苦悶の声がベッドのギシギシと軋む音に混じって、志津香の部屋に響く。

 まるっきりレイプであり、濡れているわけがなかった。

 そうでなくとも、ランスのハイパー兵器は大きいのである。

 下腹部を襲う鈍い痛みに志津香は顔を顰め、ランスを睨み付ける。

 

 とんでもなく酷いことも平気でやってしまうランスの傍若無人ぶりは、志津香もよくわかっていたはずであった。

 だが、アンチランスを声高に叫びつつも、実のところ志津香はランスのことを普通にしていたらやさしいし、それなりに頼りになる男と認めていた。

 それだけにやはり裏切られた感が強く、自然と涙がこぼれてしまう。

 

 しかし、両の手首はYシャツに絡められた状態で頭の上で押さえられ、さらにその細い腰は片足は抱えこまれてガッチリと固定されてしまっている。

 志津香の躰の自由は完全に奪われており、ランスの成すがままである。

 ランスに散々突き上げられているうちに、最初はカラカラだった志津香の膣も次第に濡れ始めていた。

 

 志津香はランスとしか交わったことがなく、それも無理矢理なSEXしか経験したことがない。

 そのため悔しいけれど、自然とレイプ気味に激しく犯されると濡れてしまう躰にされてしまっていた。

 また、先年イラーピュでランスに犯されてからご無沙汰していたために、久しぶりのSEXに躰が過敏な反応を見せてしまうのを止められなかった。

 奥から溢れきた愛液がハイパー兵器に程よく絡まり、湿った音を響かせ、志津香の頬を赤く染めてしまう。

 

 顔を赤らめ、なんとかランスの束縛から逃れようとしつつ、今度こそ本気で許さない!と、殺意の籠もった呪いの言葉を吐く志津香。

 久しぶりの志津香の膣の感触だけでなく、生意気な志津香のその負け犬の遠吠えもランスには心地よかった。

 腰を突き上げつつ、悔しげな表情を浮かべる志津香をさらに言葉でも屈服させるために、自己の行為の正当性を嬉しげに主張していくランス。

 志津香は伝説の魔道書アプティバとディスクパワーをくれたら100発でも何発でも好きにしてよいとランスに約束してしまっている。

 そのためランスはリーザス及び支配国の全てを使ってそれらの行方を追わせており、数日前にその調査結果が上がってきていたのである。

 

 報告書ではディスクパワーの所持者は志津香本人となっており、もうすでに持っているなら約束を果たしたのと同じだとランスは強く主張する。

 そしてもう一方のアプティバの所持者はラガールという男らしく、リーザスの諜報部に命じて現在その居場所を追跡中であった。

 最早入手したのも同然と鼻息も荒く、これは約束の前払いだ!とランスは腰を振りまくった。

 

 

 

 到底納得できないランスの主張であったが、ランスの口からラガールの名が出た瞬間、志津香の表情が変わる。

 ハイパー兵器の衝き込みに喘ぎ声を漏らしながらも、ラガールの居場所を問い詰めようとする志津香。

 しかし、ランスが志津香の締め付けを味わうことに夢中で話を聞かないため、志津香は犯されならも必死に懇願するはめになる。

 ようやく志津香の泣きそうな顔に気付いたランスは、腰の動きを止めずにラガールに固執する理由を志津香に尋ねた。

 

 このとき志津香が素直に親の敵の名をランスに教えてしまったのがいけなかった。

 これまでの冒険で親の敵を討つためならば志津香が手段を選ばないことを知っているランスは、志津香の復讐心を利用することを閃いてしまう。

 志津香に対し、ラガールの居場所を知りたければ絶対服従するように要求するランス。

 普段の志津香ならば当然のことながら猛然と反発していたはずである。

 だがハイパー兵器にこびり付いていた美樹の体液が志津香の躰に吸収されつつあり、その効果が次第に現れ始めていた。

 

 惚れ薬を飲んでしまったことにより、美樹の躰は隅々にまで惚れ薬の成分が浸透した状態となる。

 美樹の破瓜の血や愛液も例外ではなく、その美樹と交わったことにより、結果としてランスのハイパー兵器は惚れ薬まみれになっていたのである。

 魔法研究所謹製の惚れ薬は、この世で最強の存在である魔王でさえも一時的にとはいえ屈服させてしまうほどの驚異的な効能を誇る。

 錠剤のときに比べると何千万分の一と微量ではあったが、粘膜接種ということもあって志津香の心の均衡を狂わすには十分な量であった。

 

 志津香自身は否定するが、もともと志津香の心の奥底には、ランスに対しての恋愛感情や信頼・感謝・恩義の念が強く存在していた。

 無意識下に内在していたそのランスへの好意的な感情が、惚れ薬の効果で表層意識が少しだけ突き崩されたことによって表に噴出してしまう。

 その結果無理矢理犯されているのにも関わらず、いつの間にか志津香はランスとのSEXを受け入れてしまっていた。

 そして、ランスのことが好きで好きで堪らなくなり、煩悶しつつも結局はランスの条件提示を承知し、絶対服従を誓ってしまうことになる。

 ただしラガールの居場所を探すだけでなく、復讐を成就させるためのあらゆるサポートを忘れずに要求したところはやはり志津香であった。

 

 契約が成立し、ラガールを探し出して目の前に引っ立ててくることを条件に、志津香は今後ランスに絶対服従となってしまう。

 これでランスに抱かれる理由付けも無事に解決した志津香は、惚れ薬の効果も完璧に回ってしまい、ランスへのらぶらぶさを隠そうとしなくなる。

 絶対服従を誓ったのだから、私だけを見なさい!と頬を赤らめて主張する志津香。

 ランスの熱いキスにも積極的に応じ、ランスの腰の動きに合わせて自らも腰を振ることになる。

 さすがに中出しには少しだけ躊躇するも、押さえ込まれてしまうと素直に観念してその子宮口を開いてしまった。

 

 

 

 急に可愛くなった志津香が愛しくて、本能の赴くままランスの性欲は暴走する。

 躰の中に渦巻いている力の放流に押し出されるかのように、大量に志津香の中に射精してしまうランス。

 まだ魔王の力は完全にはランスの躰には定着しておらず、その吐精には濃密な魔王の気が大量に含まれる形となる。

 

 濃密な魔王の気を直接躰の奥底に注入されて、普通の人間が正常でいられるわけがない。

 志津香は狂ったような歓楽の声を上げ、イキっぱなしでよがりまくるはめになる。

 ランスが精を注ぎきったときには、ランスの腕の中で震える志津香の顔は見事に弛緩してしまっており、いつもの強気なツンツンぶりは見る影もない。

 トロリと快楽に霞んだその瞳からは意思の力がすっかり抜けていた。

 衝撃に耐え切れず、一時的に精神の働きが停止してしまったのである。

 

 制御しきれていなかった分の魔王の精気を志津香の胎内に吐き出したことで、少しだけランスもスッキリする。

 だがまだまだ躰の中で力がとぐろを巻いており、もっと楽になるために無意識のうちに続けて志津香を突き上げ始めるランス。

 ランスに熱い恋心を抱いたままの状態で意思の力を失ってしまった志津香は、文字通り絶対服従の肉人形となりランスの律動を受け入れ続けた。

 

 志津香が自分のテクニックにメロメロになったものと盛大に勘違いしたランスは、嬉々として素直な志津香から屈服を誓う言葉を奪っていく。

 このときのランスとの卑猥な会話を経て、結果として無防備な志津香の精神に快楽と共に強烈な暗示が念入りに刷り込まれていくことになる。

 ランスに命じられるまま、一突きごとに自分がランスの女であることを認め、絶対服従することを誓わされる志津香。

 ラガールを見つけてもらう代わりに生涯ランスに絶対服従という強迫観念が、志津香の意識の奥底にまでギッチリと根を張ってしまった。

 

 

 

 マリアが志津香の部屋を訪ねたとき、ちょうど二発目が志津香に打ち込まれた終わったところであった。

 志津香はベッドにクタリと横たわり、足を開いてランスを受け入れつつ、快楽に頬を染め、トロンとした瞳ではぁはぁと熱い吐息を漏らしている。

 その光景は、志津香の親友であり、ランスに恋しているマリアにとってはあまりにショッキング過ぎた。

 

 この時期、後年リーザス城に建築されることになるマリア研究所はまだ影も形もなく、マリアの頭の中にもその構想は生まれていない状態である。

 そのためマリアは自分の部屋や部下の宿舎を改造して日々基礎研究に励んでいる。

 つまりマリアの部屋はガラクタでいっぱいの状態になってしまっており、最近では隣の志津香の部屋に泊めてもらうことが多くなっていたのである。

 

 このとき運悪くマリアは、自室に入れらない荷物を志津香の部屋に置かせてもらうために、荷物を抱えていた。

 志津香とランスがSEXしていることにびびったマリアは、急いで引き返そうとするも、慌ててしまってその荷物を落としそうになる。

 よろけたマリアは志津香の部屋に足を踏み入れてしまい、未解除のままだった水晶のトラップの発動を招く形となる。

 水晶の警告にも反応出来ず、あっさりと電撃を喰らって意識を手放してしまう。

 

 次に気付いたとき、マリアは蕩けた表情を浮かべている志津香の横で裸に剥かれ、ランスのハイパーを受け入れてしまっていた。

 気絶しているときに念入りに愛撫されたためか、マリアの膣はヌレヌレである。

 隣で志津香が痴態を晒しているためか、ランスの突き上げに対してマリアはいつも以上に感じてしまう。

 必死に声が漏れるのを堪えるマリアであったが、志津香と同様にランスのハイパー兵器に付着していた媚薬成分がその全身に回り始める。

 

 いつの間にか、誰憚ることなくランスのことが好きと叫びながら、マリアは腰を動かし始める。

 これまで自分の心を隠しながらランスに抱かれていたマリアにとって、この開放感に溢れた体験はいつも想像していた以上に甘美なものであった。

 もう引き返せないと深く認識させられたところで、ランスの射精を受けることになる。

 魔王の濃い気に宛てられ、意思の力を奪われてしまったマリアは、ランスの要求するまま愛の言葉を紡ぎ続けた。

 

 

 

 ランが志津香の部屋の前を通ったとき、開いていた扉の隙間から、志津香のもののような嬌声が漏れ聞こえてくる。

 えっ?とその声に気を取られたランは、思わず志津香の部屋の中を覗いてしまう。

 その瞬間、ランスに背面座位で貫かれている志津香と、二人の結合部を熱心に愛撫しているマリアの卑猥な姿が、ランの目に飛び込んできた。

 

 ランがこれまでランスの夜伽の相手を嫌々ながらも勤めてきたのは、ひとえにランスが志津香とマリアに手を出さないという約束の上でのことである。

 その前提が目の前の光景によって完全に突き崩されてしまったことになり、ランの頭の中は瞬時に真っ白になる。

 最近、ランは鬱状態になっており、部屋で一人になると自殺まで考えるようになっていた。

 都市長としての責任感が強く、自分の気持ちの為に、友達を犠牲にする事は出来ないという思いから、ランは大人しくランスに抱かれていた。

 しかし、このままランスと関係を続けると、恋人が出来たときに、抱かれたくなくなってしまうのではないかと、不安に駆られてしまっていたのである。

 

 自分のしてたことが全て無駄だったことを知り、あまりのショックにふらふらと志津香の部屋の中に入っていくラン。

 その目からぽろぽろと涙がこぼれ、ランスを詰る言葉がランの口から紡がれていく。

 扉の横にあった水晶が警告を発していたことも、全く気付くことが出来なかった。

 

 気が付いたとき、ランもまた志津香の部屋のベッドの上に寝かされた状態にあった。

 まだ躰が痺れて動けない。

 目の前にはハイパー兵器を隆々と勃起させたランスの姿がある。

 その両脇には、いつもと大分雰囲気の違う志津香とマリアが寄り添っている。

 魔王の精を注がれ過ぎたため、ランスの操り人形と化してしまった二人の瞳は快楽に爛れ、どこかうっとりとした表情を浮かべていた。

 

 ランスの寵愛を競うかのようにランスの命令に従順に従い、志津香とマリアの二人はランの服を剥いでいく。

 志津香はランの大き目の乳房を撫で回し、マリアはランの秘所に舌を這わせ始める。

 まるで夢の世界の中のような錯覚に陥り、混乱したまますっかり出来上がってしまうラン。

 二人から準備完了の報告を受けたランスは、無防備な体勢で足を割り開いているランに覆いかぶさっていった。

 

 例の如く、媚薬の効果がランの躰にも及び、レイプされている最中のはずなのに、逆にランスに対してドキドキが止まらなくなる。

 思い込みの激しいランは、そのトキメキだけで一人どんどん先走っていき、やはりランス君が運命の人なのかしらとその恋心を深化させつつあった。

 SEXはますます激しくなり、感極まったランは顔を赤らめながら、好きな人とSEXすることがこんなにも気持ちいいものなの!?と、感激の涙を流してしまう。

 その状態でランスの射精を浴びることになり、魔王の濃い気に中てられて意識をはじけさせてしまうラン。

 無防備になってしまったランの精神に、そうだ!俺様が運命の男だ!というランスの言葉が、再び動き出したランスの腰の律動と共に念入りに刷り込まれていった。

 

 

 

 媚薬の効果に犯され、魔王の濃密な気によってランスの操り人形のようになってしまったカスタムの三人娘。

 三人で競い合うかのようにハイパー兵器を舐めさせられたり、お尻を並べてランスを誘るオネダリをさせられたりと、とことんランスに犯されまくる。

 ランスのハイパー兵器にこびり付いていた媚薬は、残らず三人に舐め取られることになり、三人のランスを慕う気持ちはより強化されてしまう。

 また、ランスが魔王の力を定着可能になるまで、ランスの制御できない余分な魔王の気が注ぎこまれ続けた。

 

 三人の努力の甲斐あって、ランスの躰の中で暴れまわっていた魔王の力は無事に収まり、ランスはすっきり気分爽快な状態となる。

 ただし、その頃にはもう三人とも限界を迎えており、狭いベッドの上で、三人ともグタリと白目を剥いて気絶してしまっていた。

 裸のまま、その秘所からランスの注ぎ込んだ精液をダラダラと垂らした状態で、放恣に夢にまどろむその姿は、例えようもなく淫らである。

 

 魔王であるランスの体液を、媚薬による無防備な精神状態で受けてしまったことにより、三人の魔王の従者化は速やかに進行していく。

 元魔王である美樹を除けば、志津香とマリアとランの三人は、他の妾妃たちに比べて格段に強力な従者へと変貌を遂げることになる。

 ランスの魔王継承途中の未分化な精気を浴びたことで、その強烈なエネルギーを受け止めれるだけの器が、彼女たちの中に形成されることとなった。

 その結果、彼女たち三人に関して言えば、使徒と言うよりもどちらかといえば魔人に近しい性質を持つ存在へと強化が施されてしまう。

 

 そのまま志津香たち三人はこんこんと眠り続け、翌朝には魔王の従者へとクラスチェンジが完了する形となる。

 従者化に伴って生体能力が大幅に強化されたことにより、やっと自意識を取り戻すことに成功し、催眠状態から回復して無事に目覚める三人。

 昨晩の痴態を思い出して、三人とも激しく顔を赤らめることとなる。

 志津香は最低!と悪態をつき、マリアは激しく落ち込み、ランはおろおろと狼狽する。

 だが、惚れ薬の効果も抜けて一見元に戻ったかのようであるが、三人の心の奥底には、昨晩のランスとの誓約がしっかりと刷り込まれてしまっていた。

 

 志津香はランスに絶対服従であり、この日以降一応は文句を言いつつも、ちゃんとランスの伽を勤めるようになる。

 マリアはベッドの中だけではあったが、素直にランスに対して好きと言える様になり、変にいじけることもなくなった。

 ランはランスを見るたびにドキドキしながらランスに抱かれた甘美な記憶を思い出し、ポッと顔を赤らめてしまうようになる。

 また、三人同時にランスに抱かれることも次第に抵抗しなくなっていった。

 

 

 

 とにもかくにも、この一夜で、ランスは"俺様の魅力に気がつかない馬鹿達"を、三人まとめて陥落させることに見事成功してしまった。

 これでカスタム組は、年少のミルを除いて全員がランスの夜伽役をきちんと務める形となる。

 もちろんランスは媚薬の効果や魔王継承の副作用など知る由もない。

 あくまで俺様の男としての魅力の勝利であると、どこまでも突き抜けて意気軒昂である。

 

 志津香とマリアとランの三人は、従者化に伴うパワーアップにより、閨房だけでなく戦場でも大いに活躍するようになる。

 彼女たちはランスが覇業を成し遂げていく上で、欠かせない存在へと成長していった。

 また、ランスの血統を後世に伝えるという大事においても、三人は持てる能力の全て発揮し、多くの妾妃から羨まれるほどの功績を挙げていくのであった。

 

 

 

 

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