※この作品はR-18です。

ランス皆中伝(アーカイブ)   作:夜叉五郎

30 / 38
9月22日 リーザス城
 ランス、日光と再び契約の儀式を行う。
 ランス、日光の真の主となる。

9月23日 リーザス城
 ランス、日光のお披露目を行う。

9月24日 リーザス城
 リーザス帝国軍、ヘルマン帝国領ウラジオストクを占領。

9月25日 リーザス城
 リーザス城にて女子士官学校の建設が始まる。

9月26日 リーザス城
 ランス、リーザス城内にて珍獣「ぴんくのウシ」を発見し、ペットとする。

9月27日 リーザス城
 ランス、リーザス宮廷の謁見の間にて、五十六から懐妊の報告を受ける。

9月28日 リーザス城
 日光、真実を知る。美樹、ランスの御子を妊娠。 

9月29日 リーザス城
 ランス、ラ・サイゼルの生け捕りに成功する。
 ラ・ハウゼル、魔人メディウサを倒し、ケイブリスを退ける。

9月30日 リーザス城
 ホーネット軍、ケイブリス軍を撃退。


LP3年9月4週 ウラジオストク攻略

<LP3年9月22日>

 

 志津香とマリアとランの三人をまとめてノックアウトしてしまったランス。

 三人を犯しまくったおかげで、躰の中でとぐろを巻いていた、とにかく女を抱きたいという凶暴な衝動はようやく収まっていた。

 だが、スッキリ爽快になったことで逆に元気溌剌になってしまう。

 しかし、当の志津香たちはもう限界の様子であった。

 

 志津香の部屋のベッドは他の妾妃たちの部屋と同様、ランスが夜這いをするときのために一応は広く作られてはいた。

 だが、三人も放恣な姿態で横たわってしまうとさすがに一杯である。

 これ以上、他の妾妃を志津香の部屋に呼び込むことは出来ず、仕方なくランスは気絶してしまった三人をそのままに自室に戻ることを選択した。

 

 その後も、移動中に遭遇した数人を衝動的に餌食にして昇天させ、ランスは上機嫌で自室に戻ることになる。

 だが、パワーが漲っておりまだまだ絶好調であった。

 すでに時計は午前零時を回ってはいたが、ランスは妾妃たちに召集の号令をかけるためにメイドを呼ぼうとする。

 しかし、そのとき部屋に光が溢れたかと思うと、人間形態に変化した日光がランスの眼前に現れた。

 日光は自分を一日中部屋に放り出したままにしたランスに対して、小言を言うつもりだったのである。

 

 

 

 久しぶりに人の姿で目の前に現れた日光の美麗な容姿に、ランスは感嘆の声を漏らす。

 だが、鋭く自分を見つめる日光の表情に気づき、これは怒られると感じた。

 考えてみれば、丸一日日光をベッドにほっぽり出していたことになる。

 ランスは日光が何で怒っているのかに気づき、ガハハと戯れながらも日光に謝る。

 

 しかし、当の日光はふと困惑の表情を浮かべたかと思うと、慌ててランスの傍に近づいてくる。

 そして、日光は驚いた表情で、自分とランスの間に結ばれた主従の契約が無効になってしまっていることをランスに告げた。

 この時点で、大事な美樹がランスに犯されていることなど、日光は露にも気がついていなかった。

 

 このような契約が途中で無効になる事態は長い日光の聖刀人生でも初めてであった。

 通常ならば、日光が他の誰かと契約を結んでDNAを取り込むまで、日光と契約者の結んだ契約は終了しない。

 日光がリーザスに来てからランス以外の男とは接触が一切無かったので、全く起こりえない事態だった。

 実際のところランスのパーソナルデータは潜在的に激変していたことが原因であった。

 そのため日光の身体はランスを自分の持ち手として認識できなくなっていたのである。

 

 

 

 日光が普通の状態ならば、魔人を倒すための存在である聖刀としてランスに魔王の力を感じることができたはずだった。

 しかし、日光は人間だったころのランスのDNAを胎内に取り込み、己の主としての登録をしていた。

 ランスは魔王の力と成長レベル無限界仕様DNAを両存させている。

 取り込み済みのDNA情報に惑わされて、日光は目の前のランスを魔王として認識することができなくなっていたのである。

 

 ランスが自分の主でなくなってしまったことは、大きな問題である。

 今のリーザスには魔人と戦える人材がランスの他はサテラとメガラスしかいない。

 この状況を日光もよく理解していた。

 

 実際に日光はランスを自分の持ち手として前の主である健太郎以上に認めていた。

 相次ぐ魔人達との戦いで、ランスの桁外れの才能と技術を聖刀としての己の躰で味わっていたのである。

 健太郎が目覚める気配が全くない以上、一刻も早くランスが自分を持てる状態に戻さなければならなかった。

 

 だが、契約が勝手に解除されてしまい、ランスが自分を持ち手でなくなった原因は不明なままである。

 このような事態に陥ったのは生まれて初めてだったために、どう対処すればよいか判断がつかず、日光はしばし迷ってしまう。

 昨晩、サテラとベッドで戯れていたランスは、確かに自分を持つことができていたはずである。

 しかし、その後ふらりと部屋を出て何処かで一晩を過ごして戻ってきた今のランスは、自分を持つことができなくなっていた。

 

 

 

 この一昼夜の間に何か不可思議なことがあったかどうかを真剣な表情でランスに尋ねる日光。

 その問いに、ギクリと狼狽するランス。

 つい今しがたまで、惚れ薬で自分にメロメロになった美樹を散々に犯して、処女を失ったばかりの美樹に中出ししまくっていたのである。

 美樹と健太郎の保護者である日光にその事実がバレては非常にまずいと、ランスは今更ながらに気がついた。

 事態を取り繕おうとするランス。

 

 あたふたと何をしていたかを口にしないランスの様子に、日光は深読みしてしまう。

 シィルの行方不明は皆が想像するよりも多大なショックをランスに与えていたことを、日光はよく理解していた。

 シィルを探して城内を流離っていたことを、素直に言うことが出来ないランスの性格も日光は熟知している。

 そのためランスはこうやって狼狽しているのだと、自然に考えてしまい誤った深読みをしてしまうのであった。

 

 さらに何が原因なのか答えを探そうと、ランスをよりいっそう問い詰める日光。

 そんな日光の様子に焦ったランスは、苦し紛れに主張する。

 「重要なのは、俺様が日光さんを持てないことであって、その原因じゃないだろう。」

 「だったら、もう一回契約すればいいだけのことじゃないのか?」

 

 

 

 ランスは自分で口にしたことながら、これは格別にいいアイデアであることに気づく。

 なにしろ理由は定かではないがもう一度日光とHが出来るのである。

 これは大チャンスであった。

 

 というのも、ランスは契約時に味わった極上の絹のような日光の肌と、その綺麗な乳房を忘れられなかったのである。

 ことあるごとに夜の相手を務めるように日光へアプローチしていた。

 日光の魅惑的な躰をもう一度味わいたくて、人間形態になって伽することを何度も日光に命じるランス。

 しかし、日光は決して応じようとせず、結局4ヶ月前の契約時以来、一度もランスは日光とHする機会がなかった。

 

 美樹を抱いてからというもの、ランスは尽きることなく身体の根源から漲れてくるパワーを持て余していた。

 とにかく女を抱きたくてたまらなかったランスは、ここぞとばかりに日光に再契約を要求する。

 はちきれんばかりに溜まった欲望を吐き出す相手が、頗る付きの美女である日光であるならば、ランスにとっても望むところである。

 今度は一度といわず何度でも相手をしてもらおうと、鼻息を荒くランスは日光に再契約を強請った。

 

 

 

 再契約しようというランスの好色な要求を受け入れるかべきか、しばし躊躇する日光。

 契約が解除されてしまった理由がわからないため、また同じことが繰り返される恐れがある。

 それが、もし戦闘中などの致命的なタイミングに発生してしまう可能性も無きにしも非ずである。

 そのため日光はその不安要素を取り除いておきたかった。

 

 しかし今この時に魔人が攻め寄せて来ないとも限らないということも、日光もよく理解はしていた。

 そのため結局はとにかく再契約を試してみるしかない、というランスの言葉に日光も納得させられてしまう。

 

 「わかりました。今一度、契約を行いましょう。」

 一つため息を吐き、ランスの言う通りに決断を下した日光。

 迷いを捨てた真剣な瞳でランスを見つめ、再び契約を結ぶことを了承したのであった。

 

 

 

 同じ人物と二度続けて契約を行うことなど、日光の長い人生の中でも初めてであった。

 そのため契約を重ねる場合の己の聖刀としての機能の作用を、日光自身も把握していなかった。

 そして再契約を行ったときの処理に、ある問題が内在していることに気がついていなかったのである。

 

 いつもの契約の手順通りにランスが服を脱ぐのを手伝い、その後に自分から着物をシュルリと脱ぎ捨てる日光。

 日光の見事な裸身が再びランスの目に晒されることになる。

 日光はそのまま自分の躰に見惚れるランスをベッドに誘い、そっと身を寄せてぴたりと肌を合わせた。

 

 日光はランスの逞しい身体に残った女性の残り香を嗅ぎ取る。

 つい先ほどまで、ランスは他の妾妃たちとセックスしていたのであろう。

 女好きが過ぎるというランスの性癖に対し、その綺麗な眉を少し顰め、僅かに呆れた表情を見せる日光。

 

 日光は毎晩ベッドの脇でランスが他の女性と交合する様を散々見せ付けられていた。

 剣士として、精気を野放図に放出するランスに対して言いたいことがたくさんあった。

 しかし、ただの佩刀である日光には、主人の性癖について咎める言葉は持ち合わせていなかった。

 日光は大人の女性の態度で素知らぬ風にランスに接しようとする。

 ただ、他で妾妃を愛でておきながらもすぐに自分を求めるその飽くなき性欲に、ランスらしさを感じてその頬を緩ませた。

 

 

 

 このとき日光が先ほどまでのランスの相手が美樹だったことを気づいたならば、世界は違う方向に進んでいただろう。

 すぐ後に自分を襲うことになる気持ちよすぎる悲劇を回避することも可能であったはずである。

 しかし、美樹を抱いた後、志津香、マリア、エレノアと立て続けに抱きまくっていたために残り香は複雑に絡み合っていた。

 また、ランスが魔王である美樹に手を出すことは、日光のまっとうな思考の範囲のなかにはまったくなかったのである。

 

 肌を合わせた日光が一瞬怪訝な顔をしたことに、目ざとく気づいたランスは内心冷や汗ものであった。

 これ以上、日光に詮索されてはマズイことになる。

 ランスは日光の思考を散らすために、そのたわわに実った見事な乳房への愛撫を強めるのであった。

 

 ランスが夢中になって自分の乳房を揉みしだく姿に幾分呆れながらも、ランスの愛撫を受け入れていく。

 ランスの飽くなき性欲に苦笑しつつ、日光は呪文を唱えてランスの躰を指先で撫で摩り始める。

 

 

 

 日光はランスに乳房を弄ばれる感覚に眉を顰めながらも、儀式の手順を努めて冷静に進めていく。

 しかし、魔王の力を受け継いだとはいえ、ランスがランスであることに変わりは無かった。

 契約相手の分析処理の大部分が、DNA登録済みということで省略されてしまう。

 

 あっという間にランスの躰に施す術は終了してしまう。

 そして日光の秘所はとろとろに蕩けそうなほどになる。

 ランスを受け入れる準備が整い、後はランスの中出しを受ければよいだけの状態にまでなってしまった。

 

 日光はランスの躰に施す術の段取りがスキップしてしまったことと、自分の躰の濡れ方がいつもよりも凄いことを不審に思う。

 しかし、何分日光が再契約の手続きを行うのはこれが初めてである。

 そのため日光自身も、"こういうものなのでしょう"と納得してしまっていた。

 

 

 

 久しぶりに見た日光の素晴らしい乳とすべらかな白い肌に大興奮するランス。

 美樹を散々鳴かせたとき以上に、ハイパー兵器をギンギンにさせてしまう。

 美樹から魔王の力を略奪したランスは、結果として膨大なスタミナを得てしまったため、ほぼ無限の回復力になっていた。

 

 美少女である美樹の青い性の果実とは随分趣きの異なる、成熟した白桃のような美しい日光の肢体。

 ランスを誘う最高のご馳走であった。

 ランスは美樹の時はその可憐な躰を慮って随分と力をセーブしていた。

 だが、日光のその美麗な肢体は、美樹よりも十分に成熟している。

 そのため今のランスの猛烈な性欲を十分に受け止めることができそうであった。

 

 ランスは完全にそのリミッターを外して、日光に対して性欲を発散してしまう。

 日光の秘所も、日光自身の意識とは関係なく、儀式の法術により今のランスのハイパー兵器にとって最適な状態になっていた。

 ランスが魔王と化してから、その荒ぶる性欲を遺憾なく発揮する初めての機会がここに整ったのである。

 

 

 

 日光はこれまで数人の契約者たちと儀式を経験している。

 しかし、どんな場合でも日光が主導権を握っていたため、日光の唯一つ知る正常位でしか行われていなかった。

 日光が同じ相手と交合するのはこれが最初の経験であった。

 

 日光との契約がどういうものなのか、ランスは身をもって経験している。

 そのため余裕を持って「前回は正常位だったから、今度は後背位だ。」と主張することができたランス。

 このランスの横暴により、日光はこの時初めて後ろから突き込まれるセックスを経験することになった。

 

 一気に貫かれて躰を仰け反らせる日光。

 日光は凛とした容貌を快感に歪ませて可憐に喘ぎつつ、扇情的に乳を揺らしてしまう。

 以前味わったときとは、ランスのハイパー兵器の威力が明らかに違っていた。

 日光は予想していた以上の大きな快楽に身をすくませてしまう。

 

 前回のときとは根本的に異質な、ランスの躰から溢れ出ている圧倒的な精気と、ハイパー兵器の拡張振りをその身で感じる日光。

 何かが違うとやっと気がついた日光であったが、すでにその身体の最も奥まで突き込まれて征服されてしまっており、最早遅すぎた。

 

 次々と繰り出される、ランスのハイパー兵器の暴力的なまでの挿入による快感は、日光の思考を細切れにしてしまう。

 初めて経験する後ろからの突き込みに、日光は、かつて無いほどの快楽を感じてしまいながら、ランスの愛撫に応えてしまっていた。

 日光の白い背中やうなじは、ランスのキスマークでサクラの花が散ったかのようになる。

 

 

 

 日光の秘所は、纏わりつくようにランスのハイパー兵器を優しく包み込み、締め付け具合も最上の状態であった。

 以前の契約時に挿入したときは、少し狭くてすぐに出そうになってしまうほどであったが、今のランスのハイパー兵器は充実度が違っていた。

 ランスは、前回のあっという間に終わってしまった儀式を反省しており、今回はとことん日光を味わいつくそうと企んでいた。

 

 何度も何度も軽くイかされてしまい、その都度その美麗な身体をはしたなく震わせることになる日光。

 日光は、なかなか中出ししてくれないランスに対して、肩越しに責めるような目付きで、中出しするように諭した。

 その様が妖艶すぎて、よりランスの攻めを激しいものにしてしまう。

 

 これまで、自分の求めになかなか応じなかった日光を苛めるように、後背位が弱点であった日光をランスはよがらせまくった。

 日光は、最後にははしたない鳴き声を上げて、叱咤するようにランスに中出しを懇願する。

 ランスは、その快感で桜色に染まった躰を眺めながら、そのほっそりとした柳腰を捕まえる。

 そして、豊かに実った魅惑的な日光の尻を自分の腰に叩きつけるかのように、ラストスパートに入るのであった。

 

 

 

 待ちに待ったランスの中出しが差し迫った瞬間、日光は突き上げられる快感に震えつつも、突如、得体の知れない悪寒を感じる。

 髪を振り乱しながら、躰を仰け反らせ、今まさにイこうとするランスを止めようとして、背後に顔を向ける日光。

 しかし、ランスは、その日光の動きを、抱きしめられて中出しして欲しいものと勘違いする。

 快感と恐怖を瞳に宿らせている日光を、背後から抱きしめ、その一番奥の子宮口にハイパー兵器を擦り付けるランス。

 その瞬間、ランスを止めようとした日光の言葉は、特大の絶頂によって掻き消えてしまう。

 

 その日光の絶頂に触発されるかのように、ランスは今まで堪えてきた精子を直接日光の子宮内に思う存分吐き出した。

 絶頂に震えていた日光の胎内に、もの凄い勢いで飛び散ったランスの精液がじんわりと染み渡っていく。

 一瞬日光の胎内に静寂が走った。

 次の瞬間、まるで燃える様な、破滅的な快楽が日光の身体を駆け巡り、日光は意味不明の叫び声を辺り憚らず響かせてしまう。

 

 その綺麗な躰をピンと仰け反らせ、意識することもなく散々によがり鳴いて、ハイパー兵器をキュンキュンと何度も締め付ける日光。

 その日光の躰の動きは、ランスの射精をより強く胎内で浴びるためのものだった。

 ランスは日光に導かれるまま、その胎内に存分にその子種を噴出させることになる。

 

 ランスがその白い精を最後まで出し切ったとき、日光は全身を弛緩させてしまうことになる。

 快楽の余り、普段の冷静な整った顔からは想像も出来ない、快楽に呆けたままの顔を曝してしまっていた。

 トロンとした瞳で涎を垂らしてしまっている日光のその姿は、非常にエロティックだった。

 

 

 

 前回と違い、いっこうに刀に姿を変えず、呆けたままの日光。

 普段の日光からは想像もできないほどの、予想外のそのイっき振りである。

 たいへん満足しつつも、快楽にふやけてしまった日光の変わりようを心配するランス。

 だが、やがて、その日光の膣内の余りの具合のよさに陶然として、ハイパー兵器をビクつかせてしまう。

 

 以前、日光としたときは、中出しとともに気を失ったランスであったが、今回はまだまだ満足していなかった。

 依然として、日光の胎内に収まっているランスのハイパー兵器は、ギンギンのフルスロットル状態であった。

 

 そのハイパー兵器の慄きを感じ取った日光の躰は、自然と反応してしまう。

 イったばかりのその膣で絶妙に締め付けを行い、無意識のうちにさらなるランスの射精を導き出そうとしていた。

 ランスは、日光が嫌がらないことをいいことに、律動を再開する。

 

 

 

 快感に揺り動かされて、慎ましい喘ぎ声を上げながら日光は再起動する。

 尻をくねらせ、潤んだ瞳を向けて、ランスにもっと射精するように訴える日光。

 明らかに普段の日光とは違っていた。

 

 ランスに媚びるように、その美麗な身体を擦り付け、甘えるように微笑む日光。

 普段の凛とした清々しい雰囲気の日光とはかけ離れた、そのおねだり好きのお姉さんのような振る舞いにランスは夢中になる。

 ランスは、その甘い媚びた日光のおねだりに奮い立ち、腰を振るいまくるのであった。

 

 日光の秘所は、ランスのハイパー兵器に吸い付いて、決して離れようとはしなかった。

 ランスが体位を変えるために、合体を解こうとしてもと、日光は優しくランスを嗜めるのである。

 ランスの動きに合わせて、その優美な肢体を巧みに動かし、吸い付くように合体したまま、ランスの期待に答える日光。

 

 ぷるぷると震える白い乳房が扇情的である。

 日光はもう恥ずかしがらなかった。

 ランスの欲情を煽るかのように、腰の動きに合わせて二房の美乳をバインバインと跳ねさせる。

 ランスがたまらずその乳房を捕らえて揉みしだくと、日光は随喜の涙を流してより一層の嬌声を上げた。

 

 

 

 ランスが、絶妙に締め付けてくる日光の秘所に中出しするたびに、日光はさらなる絶頂の高みへ押し上げられることになる。

 歓喜の啼き声をあげ、随喜の涙を流してランスを求め続ける日光のその妖艶な様は、ランスを非常に喜ばせた。

 日光の身体は、本人の意思そのままに、ランスが気持ちよく中出しできるように、ハイパー兵器を絶妙な具合で刺激していた。

 

 ランスがその腰の動きを止めると、日光は恨みがましい瞳を向けて、ランスのことを責める。

 その日光の悲しみに濡れた瞳に見つめられると、ランスは日光への愛情を爆発させてしまう。

 結果として日光が求めるままにランスは、際限なく日光の美麗な肢体に溺れていく。

 

 神の力により、人とは異なる聖刀という存在となった日光。

 魔王の力をついで、ほぼ無限とも思えるスタミナを手にしたランス。

 二人の果てはまだまだ先であった。

 

 朝までとことん日光と合体しまくろうと心に決めたランスは、日光の求めるままにその美麗な乳房を弄り、突き上げまくった。

 最早日光はランスの中出しを求めて喘ぎつつ、幸せそうによがり鳴くのみであった。

 ランスは様々な体位で日光を犯しまくった。

 

 

 

 二人のドロドロのセックスは、ランスのスーパーDNAが、日光の聖刀としての機能を犯し尽くすまで、ずっと続くことになる。

 何度もランスの中出しを受けた日光は、心と体の隅の隅まで、ランスのDNAに侵食されて生まれ変わろうとしていた。

 

 ランスの突き上げるような射精によって、日光の中の最後の情報が書き換わる。

 そのとき、日光は特大の絶頂に美乳を激しく震わせ、声も無く崩れ落ちてしまう。

 そして、ようやく日光の躰は光に包まれた。

 

 ランスが気ついたとき、騎乗位で交わっていたはずの日光の身体は光の中に消えていた。

 光が収まったとき、一振りの刀に姿を変えた日光が、ランスの眼前に浮かんでいたのである。

 

 その刀は、今までの聖刀日光とは大きく異なった形状であった。

 物干し竿のような、驚くべき長大さの刀なのである。

 その長さはちょうど、柄を含めて、人間形態の日光と同じくらい(173cm)であった。

 

 

 

 その透き通った刃は、透き通った清冽さだけでなく、見る者を慄然とさせる、凄絶な色気を放つ。

 刀としての美しさと鋭さと力強さは、神の域にまで達しているかのようであった。

 剣士ならば、誰もが手にしてみたいと考える、見事なまでに美しい一振なのである。

 当然、ランスも、その見事さに心を奪われてしまう。

 

 起き上がったランスは、生まれ変わった聖刀日光を試しに振るってみようと、ワクワクしながら、眼前の日光に触れようとする。

 しかし、そこに、日光のしっとりとした言葉が響いた。

 「お待ちください。ランス殿。まだ契約が終わってはおりませぬ。」

 

 三度柔らかな光が室内に溢れ、ランスの眼前に浮かんでいた聖刀は、人の形を持つ日光へと変化する。

 そして、日光は、そのままフワリとランスの厚い胸板にしなだれかかった。

 一糸纏わぬ姿で、ランスの腕の中に収まった日光のその瞳には、ランスに対する深い慕情が溢れていた。

 

 つと顎に当てられた、その日光の長い指先に操られるまま、日光と顔を向き合わせるランス。

 日光は、呆然とするランスに優しくキスをした。

 

 

 

 

 

 緩やかで、それでいて情熱的な日光主導のキスが続く。

 ランスと舌先で優しく戯れる日光。

 

 そのディープキスは、互いが満足するまで続いた。

 我に帰った日光が、自分が如何にはしたないことをしているかに気づき、やっとその唇をランスから離す。

 互いの唇をつなぐ銀色の唾液の糸をそのままに、日光はランスの視線を浴びて、上気した頬で恥じらう。

 その姿は、確かに日光であったが、どこか以前とは雰囲気が異なっていた。

 

 以前の凛と張り詰めた清冽な緊張感は影を潜めていた。

 しっとりとした女性としての柔らかい色気が前面に押し出されており、それがとても自然なのである。

 また、その艶やかな肌も、以前にも増して、しっとりと極上の感触を保って光り輝いていた。

 そして何よりも違っていたのは、ランスに向けるその潤んだ瞳であった。

 ランスとのセックスを激しく求めていたときに、日光の瞳の奥に灯ったランスへの強烈な思慕の炎が、いまだ轟々と燃え盛っていたのである。

 

 胸板に押し付けられた日光の魅惑的な乳房のやわらかさ。

 自分を見上げる日光の潤んだ瞳。

 さきほどまで味わっていたその日光の艶かしい桜色の唇。

 不覚にもドギマギしてしまったランスは、さっきまでさんざん儀式をしたじゃないかと、日光に尋ねる。

 

 日光は、頬を染めつつ、自分でも理解の及ばない事態が自分の中で起こってしまったことを、真剣な態度でランスに告げた。

 自分の知りうる唯一の事実は、先ほどの儀式によって己の全てが生まれ変わったことだけである。

 そのことを優しくむずがる子供をあやす様にランスに説明する日光であった。

 

 

 

 先ほどの儀式で、日光は、契約を結ぶ手続きを経て、ランスと交わってしまった。

 日光の身体は、DNAを取り込もうとしてランスの射精を待ち構え、完全にオープンな状態となっていたのである。

 そこに、ビックバン級のランスのダイナマイトDNAが大量に注ぎ込まれてしまった。

 

 日光は、ランスのハイパーDNAをその身に取り込んでしまった。

 魔王の力と、異界の血と、ランスの固有の成長レベル無限界特性・無限展開特性。

 それらのエッセンスがミックスされ、惚れ薬の効果によって見事に調和してなりたっているDNAである。

 

 ランスのそのスペシャルDNAは、ランスの情報を取り込もうとしていた日光の聖刀としての機能をレイプするように侵食する。

 日光が、三超神の一人プランナーから授かった聖刀変化能力は、ランスのDNAによって征服されていく。

 ある意味、この時点で、ランスのDNAはプランナーの力さえも凌駕していたのである。

 

 DNAレベルでランスに征服される、凄まじいまでの快楽に打ちのめされた日光。

 遺伝子レベルで完全にランスに対してノーガードになってしまった。

 胎内で荒れ狂うランスのDNAに導かれて、さらなる中出しを誘発させるべく、日光はランスを誘惑し続けることになったのである。

 

 

 

 日光と交わることにより、日光の全てを知覚していくランス。

 日光に中出しする都度、ランスが無意識下で日光へ対して持ってしまった願望が、どんどん日光へ注がれてしまう。

 日光の1000年前にプランナーに与えられた聖刀としての機能は、完全にランスのDNAに侵食されてしまった。

 その結果、日光の精神と肉体は、ランスの思うが侭に作り変えられてしまう。

 日光は、ランスが日光に望んだ通りの形で、文字通り生まれ変わることになったのであった。

 

 ただし、日光の性格については、ランスが望むとおりに、以前の性格と記憶がベースとなっている。

 そのため、以前の日光となんら変化はなかった。

 だが、ランスのDNAに骨の髄まで浸されたおかげで、ランスに対する思慕の情と絶対の忠誠が、その美しい黒髪の先端にまで満ち溢れていた。

 

 日光は、とても自然にランスに対して心がときめいてしまうようになる。

 自分でも奇妙にも思うが、そんな人並みな恋愛感情を抱くことができる今の自分に嬉しささえも感じてしまっていた。

 要するに、生まれ変わった日光は、ランスに対しての忠誠心と思慕の情を抱いているだけで、日光の性格自体が激変したわけではないのである。

 

 日光は、ランスに従属する存在として、ランスの傍に常に侍ることになる。

 ランスにとってみれば、専属奴隷メイドを一人抱えるようなものであった。

 日光の凛とした清冽さと、その決して矛盾することのない女らしい柔らかな物腰に、やがてリーザスの女官の誰もが憧れることになる。

 

 

 

 日光は、ランスの左耳にそっとその美貌を寄せ、ささやく様に告げる。

 「今の私は、ランス殿のためだけに存在しております。」

 

 先ほどの長時間に渡る情熱的な儀式で、日光は自分のDNAを何度も受け取った。

 そのために、日光の中の何かが根本的に変わってしまったことは、今の日光の様子を見れば、ランスにもなんとなく理解できた。

 だが、その理由については、ランスにも、見当もつかなかった。

 ランスは己の身体とDNAが、今どういう状況にあるのか、理解していなかったのである。

 

 「よくわからんが、日光さんは俺様専用の刀になったわけだ。」

 しかし、物事の本質を掴むことが上手いランスは、日光の躰に起こった変化の原因よりも、その結果に注目する。

 今の日光の状態について納得したランスは、ひどくご満悦になった。

 

 日光もまた、ランスのその言葉に対して頷き、幸せそうに認めた。

 「もう、私を扱えるのは、ランス殿だけになってしまいました。」

 自分の独占欲を満たしてくれる、その日光の言葉を聞いたランスは、無性に嬉しくなってしまう。

 

 

 

 だが、そこでランスは、ふと一つの疑問を持った。

 「日光さんは俺様のためだけの刀になったのに、なんで、いまさら契約が必要なんだ?」

 

 その疑問も当然のことと、日光は、ランスに対して、現状の自分の状態について詳細に説明する。

 確かに、今の自分はランスのためだけに存在する刀であり、ランスはすでに自分を扱うことができる。

 日光は、ランスが聖刀としての自分と改めて契約する必要が無いことを認める。

 

 だが、日光は、思い詰めた真剣な眼差しでランスを見つめ、自分の思いを伝えた。

 若干の躊躇を経て、神妙な面持ちで、それでも自分を抱いてほしい、と切々と訴えたのである。

 「確かに、今の私とランス殿が交わる必要はございません。されど・・・私は人としてランス殿と契りを結びたいのです。」

 

 それは、ある意味、日光にとって、この世に生を受けて初めて行った、愛の告白であったと言える。

 その言葉に込められた日光の強い意思を受けて、ランスは日光の望むところを理解する。

 ランスは満面の笑みで日光に尋ねる。

 「つまりは、日光さんは、聖刀としての契約の儀式ではなく、一人の女として、俺様とセックスしたいわけだな?」

 日光は、その余計な装飾のない直球勝負のランスの言葉を受けて、頬を火照らせつつも、殊勝な態度で頷いたのであった。

 

 

 

 日光と、またセックスすることに、ランスも異存はなかった。

 しかし、ランスのハイパー兵器は半立ち状態であった。

 

 ランスは、すでに、この一昼夜で、散々セックスしている。

 日光に対しても、この一晩で、普段の自分からは考えもできないほど、ハイパー兵器を暴発させていた。

 何故か体力的には全く平気であったが、精神的には満足していた。

 そのため、日光の魅惑的な躰が傍に侍っていても、なかなか勃起しない状況にあった。

 

 この時点で、ランスは、日光が無理にでもセックスをお願いしてくる理由について深くは考えていなかった。

 日光が処女を取り戻しているとは、露と気づいていないランスであった。

 もし、その事実に気づいていたならば、ランスのハイパー兵器は、すぐにギンギンの状態に回復していたことであろう。

 ランスは、自分の無尽蔵の体力に関して、不思議に感じてはいたが、深くは考えていなかった。

 

 

 

 大人しいハイパー兵器の様子を見て取った日光は、ランスを労わりつつも、はにかみながらランスにおねだりする。

 「お疲れでしょうが、なにとぞお情けをくださいませ。」

 

 その日光の自分を思いやる態度を見て取ったランスは、いいことを思いつく。

 考えてみれば、日光とはセックスしかしていない。

 日光の愛撫を受けたのは、契約時に儀式の一環として、身体を撫で摩られたぐらいである。

 これを機会に、日光に、ハイパー兵器への奉仕をしてもらおうと思いついたのである。

 

 ランスの恩着せがましい、そのヘイパー兵器への奉仕の要請を受けた日光は、それが当然のことであると受け取った。

 反対に、疲れているのに、尚も、自分の相手をしようとしてくれるランスに対して、深く感謝する。

 

 日光の愛撫を受けるために、ランスはベッドの上に大の字に寝転んだ。

 日光は、一糸纏わぬその姿のまま、ランスの腰の辺りにその美麗な躰を侍らせ、ランスのハイパー兵器に奉仕を開始する。

 ゆっくりと、自分の愛液とランスの精液に塗れたランスのハイパー兵器にその手を這わせる日光。

 その奉仕の姿勢は慎ましく、しっとりとした女性の色香と、真摯なランスへの愛情が溢れていた。

 

 ランスが気持ちよくなることだけを考えて奉仕する、その日光の優しさに溢れた表情を見て、これは夢じゃないのかとランスは訝しがる。

 このあまりにも極楽な状況は、さしものランスも信じられないほどであった。

 だが、ハイパー兵器への愛撫を行っていた当の日光は、実は内心かなり困惑していた。

 日光自身も触れるまで失念していたが、儀式の手順以外で殿方の男根に触れるのは、これが生まれて初めての体験であったのである。

 

 

 

 聖刀日光と契約するためには、日光にDNAを注ぎ込む必要がある。

 日光が相手と性交するのは、あくまでDNAを取り込むためである。

 日光のとってみれば、それは決してセックスではなく、儀式の一部という認識であった。

 

 つまり、相手の男根が勃起し、自分と結合が可能であれば、儀式に何も支障は生じない。

 そして、日光が己の裸体を晒して儀式のために肌を合わせるだけで、相手のほとんどは勝手に男根を屹立させてくれる。

 それだけ日光の身体は、男の欲望を誘う見事な女体美の極地に達していた。

 

 だが、そのあまりに美しすぎる日光の容姿が災いし、相手が童貞の青年の場合、萎縮して勃起できないことも多かった。

 その場合でも、契約の手順を通りに挿入の直前に、相手の男根の先端に対してDNAを受け入れるための術を施せば問題なかった。

 ただそれだけで、どんな童貞であっても、その男根を雄雄しくそそり立たせてしまうことになる。

 

 この行為は、聖刀として、相手のDNA登録時に行う儀式の手順の一環であった。

 相手の男根の施される術には、より円滑に儀式を行うために、男性の性欲を刺激する補助的な影響力が与えられていたのである。

 

 

 

 これまで日光が数度体験した聖刀として契約行為。

 その中で、日光が結合する前に互いを愛撫し合う必要性を感じたことは、ただの一度もなかった。

 日光自身が相手の男根に愛撫を施さなければならなくなるような状況も、今まで一度も経験したことが無い。

 

 ただし、交わっている最中の愛撫については、相手の射精を早めるためにも必要な行為であると日光は認識していた。

 初めてランスと契約したときに、日光がランスにキスを求めたのも、持ち手と心を合わせるという意味合いも強かった。

 キスをすれば男は奮い立つという経験則に基づいての行為であった。

 

 しかし、ランス仕様に特化された今の日光は、その契約機能自体を失っており、当然、相手の男根に術を施すこともできなくなっていた。

 日光は、自力でランスのハイパー兵器を大きくしなければならないのである。

 ハイパー兵器をそっと撫で擦るが、なかなか思うように大きくなってくれない。

 日光は、ランスの反応を見つつ、おそらくこうすると気持ちいいのであろうと、自分なりに工夫しながら、愛撫を続けるほかなかった。

 

 

 

 日光の微妙なぎこちなさを敏感に感じ取ったランスは、日光が男根を握る経験が意外と少ないのではないか、と推測する。

 真剣に悩む日光から、手コキの経験がないことを聞き出したランスは、ご満悦になる。

 聖刀日光の初めての手コキは、自分に捧げられたのである。

 

 ランスは、日光を追い詰めようと考え、わざと意識的にハイパー兵器を勃起させないようにする。

 日光は、なんとかランスに気持ちよくなってもらおうと、必死に指を這わせるしかなかった。

 なかなか大きくなってくれないハイパー兵器。

 男を奮い立たせる術を身につけていない日光は、困った顔をしてしまう。

 

 頃合を見て、日光への指導を始めるランス。

 日光は、しっかりとハイパー兵器を握るようにさせられてしまう。

 日光は、ハイパー兵器の熱さをその手のひらでしっかりと感じることになる。

 ハイパー兵器を撫で摩ったせいで、日光自身の愛液とランスの精液が、日光の綺麗な細い指にベットリと付着してしまう。

 

 その日光の細い指の拙い動きを、じっくりと堪能していたランスは、手コキが初めてであるという日光の発言から想像を広げていく。

 『ということは、日光さんはフェラチオの経験が無いんじゃないか?』

 自分の考えが正しいかどうかを確かめるために、頬を染めながら必死に手コキに従事する日光に対して、質問を投げかけるランス。

 こうして、日光は、ランスへの手コキの奉仕の動きを緩めることなく、口唇愛撫の経験がないことをランスに告白することになってしまった。

 

 日光は、主従のけじめとして、一度契約を結んだ相手とは、再びセックスすることはなかった。

 日光にとってみれば、キスを含めて、契約者と性的な行為に耽ることは、いっさいご法度だったのである。

 当然、聖刀である日光の口を犯すことなど、誰にもできなかった。

 

 

 

 『日光さんは、フェラチオしたことがない!』

 この事実は、非常にランスを嬉しくさせる。

 

 不意にランスは、邪な考えに支配されてしまう。

 精液を啜ったことのない日光に、是非とも自分の精液を与えたくなるランス。

 日光の手のひらにベットリと付着した二人の愛の汁を、自分の目の前で舐めるように日光に命じる。

 

 予想外のランスの意地悪で陵辱的な命令に、日光は酷く困惑する。

 そのような卑猥で変態的な行為を強要されるなど、一人の女性として日光には耐えられなかった。

 日光は、柳眉を逆立たせ、ランスを責める様な目つきで、その命令を断ろうとする。

 「ランス殿、そのような・・・。」

 

 しかし、ランスは断固として許さなかった。

 なんとしても、日光が初めて精液を啜るシーンを見たかったのである。

 

 内心、泣きそうになりながらも、意を決して己の指先を口元に運ぶ日光。

 日光は、このような卑猥な行為を、主の前に晒す恥ずかしさで顔を真っ赤にしていた。

 日光は、ギュっと目を瞑り、恐る恐る指先に舌を這わせようとする。

 このときの日光の表情は、ランスをゾクゾクさせる。

 

 

 

 己の指先に付着した二人の愛液から放たれるムッとする臭気を感じて、日光はその綺麗な眉を顰める。

 そして日光は、ネットリと絡みつくような生臭さのランスの精液を味わった。

 

 最初に舌先に感じたのは苦さであった。

 しかし、その苦みは日光の性感を直撃する。

 ランスのDNAの情報に浸されている日光にしてみれば、その苦さは一番自分に適合する味わいなのであった。

 

 一舐めで、日光は自分の世界に入ってしまい、ほうとため息をついてしまう。

 顰められた眉は、いつのまにか緩められ、自然とうっとりとした表情を見せてしまう日光。

 全身にビリビリと響き渡るランスの精液の味わいは、今の日光にとって天上の福音であった。

 己の指先にゆっくりと舌を這わせ、ランスの精液の残滓を味わい、陶然とする。

 

 ランスの好色な視線に晒されていることに気づく日光。

 しかし、日光は、己の指をしゃぶる卑猥で浅ましい行為を止めることができなかった。

 己の痴態を恥じる日光は、許しを請うようにランスへ無言で秋波を送った。

 

 あの生真面目な日光が、自分の精液を舐めるという行為にはまってしまうとは、ランスにも予想外であった。

 嬉しい誤算に、ランスは大興奮する。

 この状況で日光にフェラチオをさせたら、どんな表情を見せてくれるかワクワクしてしまうランス。

 ランスは、嬉々として、自分のものになった日光に対して、口でハイパー兵器に奉仕するように要求する。

 

 

 

 ランスは、日光の眼前にハイパー兵器を突きつける。

 ランスの精液の味わいにボウっとしていた日光は、ランスのその要求にハッとする。

 日光も、フェラチオという性技についての知識は持っていた。

 しかし、己がそのような卑猥な行為をするはめになるとは考えていなかった。

 

 フェラチオという行為に若干の嫌悪感を抱いていた日光。

 ランスの要求に対して、僅かに躊躇を見せる。

 だが、結局は、大人しくフェラチオすることを受け入れてしまっていた。

 ランスのハイパー兵器に付着した精液の残滓が、日光の瞳を捕らえて離さなかったためであった。

 

 魅入られたかのように恐る恐るランスのハイパー兵器にその唇を近づけてしまう日光。

 ランスに命じられるまま、日光はランスに躰を密着させながら、口唇愛撫の体勢を取る。

 強烈な自分を誘うランスの男性のフェロモンに、日光はクラクラしてしまう。

 ハイパー兵器を目の前にして、日光のコクリと唾液を飲み込む音が卑猥に響いた。

 

 覚悟を決めた日光は、自分の愛液とランスの精液に塗れたハイパー兵器に、その美しい唇を押し付けた。

 日光は、このとき、初めてのフェラチオをランスへ捧げたのであった。

 

 

 

 舌先にビリビリと感じるランスの精液の味とハイパー兵器の獰猛さは、日光の理性を侵食していく。

 日光は懸命にハイパー兵器を舐め、付着したランスの精液を夢中で啜ってしまう。

 それはとても愛撫とは言えない部類の拙い動きであった。

 

 だが、日光が懸命にハイパー兵器を舐めているシチュエーションは、ランスを非常に興奮させる。

 徐々にその力強さを取り戻していくハイパー兵器。

 

 日光はハイパー兵器を嘗め尽くし、隅々まで自分の唾液でコーティングしてしまった。

 本能に命じられるまま、ランスの射精を導き出そうとハイパー兵器の先端にしゃぶりつく。

 快楽に霞んだ瞳でうっとりと奉仕を続ける日光の媚態に、ランスも刺激を受け、喜びのうめき声を上げる。

 

 ランスの精液を搾り出すように行われる日光のバキュームフェラ。

 ランスも日光の頭を撫で摩り、自分が気持ちいい状態になるように日光をコントロールする。

 日光も無意識のうちにハイパー兵器の慄きを感じ取っていた。

 ランスが気持ちよく射精できるように、ランスが一番感じてくれる動きを繰り返した。

 

 

 

 日光のブレーキが壊れたかのような暴走フェラに、ランスはハイパー兵器を暴発させそうになる。

 日光の暖かい咥内から、慌ててハイパー兵器を抜こうとするランスであったが、日光は吸い付いて離れなかった。

 蕩けた表情を浮かべ、先端を嘗め回していた日光に対して、日光の待ち望む射精をしてしまうランス。

 

 ランスの射精を唇と舌先で感じ取った日光は、その瞬間ピクンと躰を震わせ、歓喜の声を上げて軽く自分もイってしまう。

 日光が舌先でランスの射精を受け止めてしまったため、その噴出の凄まじさにより、日光の秀麗な顔全体にランスの精液が飛び散ってしまう。

 日光は顔面に滴るランスの精液の感触に浸りながらも、射精を続けるランスのハイパー兵器にむしゃぶりついた。

 

 この世で一番大切なものを受け取るかのように、ランスの精液を余すことなく吸収しようとする日光。

 ストローのようにハイパー兵器を吸い、一滴でも多くの精液を搾り出そうと努力したのである。

 

 

 

 ハイパー兵器に付着したランスの精液を嘗め尽くした日光は、徐々にその快楽に霞んだ瞳に理性の光を取り戻していく。

 自分がランスのハイパー兵器に貪るようにはしたなく吸い付いてしまったことに気づき、恥ずかしさで死にそうになる。

 

 そして、盛大に射精してしまったため、せっかく大きくなったランスのハイパー兵器も少しその力を失いつつあった。

 日光は慌てて自分本位にハイパー兵器を暴発させてしまったことをランスに詫びる。

 主人にいらぬ手間をかけさせることになったことを日光は深く後悔する。

 日光はどうしても今すぐランスと交わりたかった。

 子種を滴らせたまま、沈痛な面持ちで、ランスに再度お情けを乞う日光。

 

 その日光の殊勝な態度は、日光に顔射する気持ちよさに惚けていたランスにとって、だいぶ的外れなものであった。

 自分の子種を滴らせた日光の美貌を見せ付けられた所為で、ランスの持つ無尽蔵な性欲のスイッチがオンになってしまったのである。

 

 今度は『フェラチオ初心者の日光さんにちゃんとテクニックを仕込んで、自分好みの女になってもらおう』と目論むランス。

 尊大な態度で日光にハイパー兵器への愛撫を許可し、恩を売った。

 ランスは日光にフェラチオのテクニックを教授すると伝え、日光の性欲が暴走するのを抑えたのであった。

 

 

 

 幾分冷静さを取り戻した日光の口唇愛撫は、さすがに初めてのため、ぎこちなかった。

 日光は、先ほどの失態もあり、ランスの反応を読み取りながら、ランスに言われるがままに必死にフェラチオを学習していく。

 日光は、ランスが感じるように舌の動きを繊細にコントロールし、そのフェラチオのテクニックを急速に伸ばしていくのであった。

 そのランスの指導を受け入れる日光の謙虚な態度と、その学習能力の高さには、ランスも快楽に呻くほかなかった。

 

 日光の喜んで奉仕を行うしっとりとした従順な態度に、ランスは痺れてしまう。

 まるで日光が自分専用の最高級の娼婦になったかのようで、ランスはしっかり興奮してしまう。

 日光に奉仕される気持ちよさにランスは成すがままになる。

 日光の唇は、確実にランスを昂ぶらせていき、ハイパー兵器を勃起させていく。

 

 自分の愛撫によって力を取り戻し、ギンギンになってくれたハイパー兵器。

 潤んだ瞳でハイパー兵器を見つめた日光は、やさしく手を添えて先端や裏筋に自分の愛情を示すかのように何度も軽くキスをした。

 

 

 

 

 このとき、急激に日光の身体に変化が巻き起こりつつあったのだが、事の重大さに日光は気づいていなかった。

 その兆候は、ランスにフェラテクを学んでいたときから若干現れていた。

 だが、日光はランスの淫らなレッスンに集中していたため、気づくことができなかった。

 先ほどから、日光は、自分の身体が、幾分火照ってしまっていたことに気づいていた。

 しかし、それは自分が初めてのフェラに興奮しているためであると、日光は自分を納得させていたのである。

 

 ランスのハイパー兵器を自分の手で復活させ、卑猥な達成感に浸っていた日光は、交合するために姿勢を変えようとする。

 その拍子に、己の美麗な乳房を揺らした日光は、強い違和感を抱く。

 日光は、己の乳房が急速に張り詰め、何かがパンパンに詰まった状態になってしまっていることに気づいたのであった。

 

 日光は、胸を両の手のひらで押さえつつも、胸の拡張感に追い詰められて、身体を仰け反らせる。

 そして、そのロケットオッパイを突き出すような、とても卑猥な体勢を取ることになってしまった日光。

 日光は、さらにトクントクンと胸に何かが溜まっていく膨張感に身体を振るわせ、瞳を潤ませてしまう。

 非常に狼狽してしまった日光は、胸を突き出した恥ずかしい格好で、ランスに助けを求めてしまうのであった。

 「ランス殿! 身体が・・、胸が、変なのです!!」

 

 

 

 ランスも日光の美麗な乳房は大好きであったため、日光の訴えに目の色を変える。

 もともと日光はスタイルがとてもよく、大きく乳房が膨らんでおり、十分に豊乳にして美乳であった。

 日光の胸を突き出す仕草もあり、余計にロケットオッパイが強調され、ランスを興奮させてしまう。

 

 確かに目の前で揺れる豊かな双房が心持ち大きくなっているように感じる。

 不安げな表情を浮かべる日光に導かれるまま、ランスはその手を日光のその美しい乳白色の乳房に這わせる。

 

 日光が胸を強調する姿勢を取っているために大きく感じるだけかとも考え、その双乳を慎重に愛撫するランス。

 だがランスは触れてみて、日光の乳房がいつもの大きさじゃないことを実感する。

 明らかにランスの目の前に突き出されたその日光の双乳は、普段よりも大幅にその立体感と質量を増していた。

 その乳房の膨張の仕方は、セックスの最中に性的快感で若干乳房が膨らんでしまうのとは明らかに趣きが異なっていた。

 

 日光はランスの愛撫によって胸の先が張り詰めていく感覚が増加していくことに戸惑い、その身を震わせる。

 今までランスに乳房を愛撫されたときに感じていた気持ちよさとは、若干異なったムズ痒さであった。

 しかし、日光の都合に関係なく容赦なく乳首に愛撫を加えつつ、そのエロティックな乳房を揉みしだいていくランス。

 やがてその日光の色素の薄い乳首の先端から、乳白色の液体が溢れてきてしまった。

 

 ランスだけでなく日光も自分の躰の変化に驚く。

 溢れた液体を舐めとってみるランス。

 確かにそれは『日光さんのミルク』であった。

 

 

 

 日光が狼狽するのも当然であった。

 ここ1000年ほど聖刀と化していた日光は、当然のことながら今まで一度も妊娠を経験していない。

 そのため乳房が膨張し、母乳が溜まって張ってしまうという感覚は非常に奇異なものであり、未経験の状況に陥っていた。

 

 この日光の乳房に現れた変化は、ランスのスーパーDNAを日光がフェラで吸収したことが原因で発生していた。

 ランスの精液は日光の身体にとって最高の相性であり、いくらでも求めてしまう高エネルギー物質であった。

 実は生まれ変わった日光は、ランスから与えられるエナジーを糧としてその威力をブーストさせる性質を持っていたのである。

 つまりランスが日光を愛する回数が多いほど、聖刀としての日光はその威力を増していくのである。

 

 日光はランスと散々セックスしてその精液を胎内に吸収しまくった。

 そのスーパーDNAに骨の髄まで侵され、臨界点に達して生まれ変わった。

 そして生まれ変わったばかりの今の日光は、そのキャパシティの限界までランスのエナジーを溜め込んだ状態である。

 つまりランスのスーパーDNAの飽和状態にあった。

 

 

 

 飽和状態でも、本能の赴くままランスの精液を吸収してしまった日光。

 だがランスの精液を吸収したとしても、そのエナジーを貯蓄するキャパシティは、すでに使い果たされている。

 しかし、こんなときのために、日光の躰には聖刀としての隠し機能が用意されていたのだ。

 女である日光は外部増設タンクを二つ保持していたのである。

 

 何故、生まれ変わった日光にこのような機能が付加されていたのであろうか。

 生まれ変わる瞬間に、日光の無意識下でランスのエナジーを受けて威力を増すという仕組みが形成されてしまっていた。

 そのため、その付随機能として乳タンクの能力が用意されてしまった。

 自分の赤ちゃんへ母乳を与えてみたいという、人としての女の幸せを求める密かな思いが日光の中にも隠れていたのである。

 

 ランスは無意識に日光に人としてあることを求めた。

 そのため日光自身も、聖刀としての自分に宿された機能について全く無知な状態で生まれ変わってしまったのであった。

 自動的に溢れたエナジーを増設タンクに貯めてしまう日光。

 ランスの精液に宿るパワーは凄まじいものがある。

 日光がランスの射精をたったの一回口で受けてしまっただけで、その外部タンクはパンパンに膨れ上がってしまったのである。

 

 

 

 そうか、乳が溜まって大きくなったのか、とランスは一人納得する。

 ランスの全然深刻そうじゃないその態度に、納得しないでください!と、日光も柳眉を逆立てて怒る。

 日光はいかに自分の身体に違和感があるかランスに訴えた。

 確かに日光の乳房は一回り以上膨らんでしまっていたのである。

 

 子供も産んでいないのに、乳が出るのは明らかに変でしょう、と少し怒った口調でランスに訴える日光。

 ランスは、無責任にも、とりあえず日光の不安は置いておくことにしてしまう。

 乳が詰まって張り詰めてしまった日光の乳房に対して、存分に戯れまくることを迷うことなく選択した。

 ランスは、母乳が出るようになってしまった日光の乳に、異様に興奮してしまっていたのである。

 ランスにとってみても、セックスの相手が母乳を出してしまうという状況は、初めてであったのである。

 

 日光の乳房を執拗に愛撫するランス。

 ランスは、日光の膨らんだ双乳に手を当てて、日光の慌てて止めに入るのも聞かず、ギューと搾ってしまう。

 パンパンに溜まってしまっていた日光の母乳は、その衝撃で盛大に噴出してしまう。

 搾乳されることが当然初めてであった日光は、あまりの痛みに絶叫を上げ、悶絶してしまう。

 

 それは、日光の1500年の人生において、初めての噴乳であった。

 日光が墳乳してしまったその卑猥な光景に、ランスは感動する。

 

 

 

 悶絶から回復し、ジンジンと痛む乳房を押さえて、涙目でランスを責める日光。

 そして、ランスが目をキラキラさせて、自分の乳房に手を伸ばそうとするのに気づく。

 恐怖に駆られた日光は、最大の弱点となってしまった乳房を慌てて両腕で隠し、ランスに背を向ける。

 

 だが、ランスは、その日光の美麗な背に覆いかぶさっていく。

 胸元に手を突っ込み、日光が必死に隠そうとするが敏感すぎて隠しきれていないその乳房を撫でさすった。

 乱暴に扱ってしまったことを耳元で詫びるランス。

 日光は顔を背け、ランスを許そうとしなかったが、首筋や耳元を優しく舐められてキスされ、ピクンと躰を震わせてしまう。

 ランスの愛撫が絶妙すぎて、日光は快楽に負けてしまう。

 

 いつの間にか、ランスの腕の中に納まり、その膨張した乳房をランスに優しく揉みしだかれてしまっている日光。

 ランスの軽い一揉みごとに、その可憐な両の乳首から、ミルクが漏れてきてしまう。

 先ほどの搾乳の痛みがまだわずかに残っていたが、その痛みの残滓のためか、軽い搾乳による痛痒感はかき消されてしまっていた。

 滾々と溢れてくる母乳に、日光は不安げな表情を見せる。

 

 

 

 日光は、ランスのされるがままになっていた。

 さすがにランスに文句を言おうとするが、ランスは気持ちよければいいじゃないかと愛撫を続けてしまう。

 ミルクでヌルヌルになった乳首を摘まみ、シコシコと刺激されてしまう。

 日光は、あまりの気持ちよさにランスの腕の中でその身を仰け反らせた。

 

 日光の乳首の感度が上がってることに気づいたランスは、その体勢を変えた。

 日光をベッドの上に投げ出し、覆いかぶさる。

 

 乳房に顔を寄せてきたランスの体勢に、慌てる日光であったが、ランスに上手くあしらわれる。

 その両腕を掴まれて万歳する姿勢になってしまい、必然的に、その日光の美麗な乳房はランスの眼前に突き出されてしまう。

 ランスが何をしようとしているかに気づいた日光は、その身を揺らしてランスの唇から逃げようとする。

 しかし、その膨らんだ乳房をランスの眼前で卑猥に揺らすことしかできない。

 

 甘いミルクに濡れた日光の乳房にむしゃぶりつくランス。

 おやめください!とランスを詰る日光であったが、その瞬間、敏感な乳首をランスに含まれ、チューと吸い上げてしまう。

 初めて乳を吸われ、快感と痛痒感に苛まれ、日光は悶絶する。

 

 

 

 ひとしきり日光のミルクを味わったランスは、その甘さに感動する。

 日光の身体はランスのスーパーDNAに宿った純粋なエナジーを抽出変換し、ミルクとしてその見事な乳房に溜めてしまったのである。

 ミルクという形態をとってはいるが、普通の女性の母乳とは明らかに異なる液体である。

 余計な味は一切含まれておらず、加味されているのは日光の乳房の甘いフェロモンのみであった。

 

 うまいぞこれ!と、ランスは病みつきになって続けて日光の乳を吸いまくる。

 日光は、ピクンピクンとランスに吸われるたびにその身を震わせ、せつなく眉を顰めてしまっていた。

 段々と、搾乳される快楽を覚えてしまう日光。

 ランスは吸ってるうちに日光が感じる新たなポイントと最適な絞り方、淫らな吸い方を理解し始めてしまったのである。

 

 ちゅうちゅうと幸せそうに自分の乳房に吸い付くランス。

 その初めて乳を吸われる感触と、ランスの甘えぶりは、日光になんとも幸せな感動を与えてしまっていた。

 日光はランスに乳房を吸われると、嬉しさに躰を震わせてしまうようになってしまう。

 

 日光の初授乳の相手は、彼女の永遠の主となったランスであった。

 

 

 

 ひとしきり乳房に溜まったミルクをランスに吸い尽くされてしまう日光。

 次第に胸の痛痒感が収まってきた。

 日光は優しい表情で、そろそろ本題の契りを行いませんか、とランスに問いかける。

 ランスは日光の母乳を吸収したことにより、日光に吐き出してしまった精力を、ある意味循環させつつ、増幅させて取り戻していた。

 いつでも準備OKであった。

 やはり、正常位でお願いいたします、と頬を染めて自分の願いをランスに伝える日光。

 

 恥らいつつ、日光は優雅な仕草でベッドの上で体勢を整え、その長い脚を割り開いて、その秘所をランスに向けて晒した。

 日光の躰は、ランスに散々愛撫された上に何度も中出しされ、女としての性能をその高い潜在能力の限界まで高められた状態で生まれ変わった。

 花が満開に咲いたかのようであり、美しい芸術品といっても過言ではなかった。

 

 日光に覆いかぶさり、その秘所の濡れ具合を確かめるランス。

 日光は乳を吸われるという行為に、性欲というよりも母性本能を刺激されてしまっていたため、その秘所は随分と落ち着きを取り戻していた。

 とはいえ、日光の秘所はじっとりと艶めいていたのは確かである。

 

 このときランスは日光の秘所の様子に、若干の違和感を抱いた。

 これまでの日光とのセックスでは、愛撫しなくとも日光の秘所は自分を受け入れるのに最高の状態になっていた。

 だが、今の日光の状態は、ランスが思っていたほどには濡れていなかったのである。

 

 

 

 不審に思いつつ、ランスは日光の秘所に絶妙のテクニックで指を這わせ続ける。

 ランスの指の動きに、過敏に反応する日光。

 いつもと違う日光の秘所の感触と、その濡れ具合をよく確認するため、その愛撫の手を緩めることなく、体勢を変えようとするランス。

 指だけでなく、目や唇や舌で、日光の秘所をよく調べようとしたのである。

 

 ランスの愛撫に酔っていた日光は、簡単にその下半身にランスの顔を近づけてしまうことになる。

 その長い脚を持ち上げられてから、ランスの動きに気づくことになり、慌てて逃れようと身もだえする日光。

 

 だが、自分の唯一の主であるランスの命令は絶対である。

 ランスにその綺麗な両足をもっと広げるように命じられてしまった日光は逆らえない。

 一番大事な場所を、ランスの眼前に曝け出して突き出す格好を取ってしまう。

 

 日光は、勤めて冷静に振舞おうとする。

 だが、その激しい羞恥の感情を隠せるはずもなく、結局はその上気した美貌を背けた。

 しかし、秘所をランスに晒すという行為は、無意識に日光を発情させることになる。

 顔を背けつつ、日光は悩ましい吐息を漏らしてしまっていた。

 

 

 

 日光は、ランスの愛撫を受けつつ、ランスに謝罪した。

 今の日光は、聖刀としての持ち手を受け入れる儀式の術が使えないため、ランスに手間をかけさせることになる。

 そして、さらに、自分が男性に愛撫された経験が無いことを真面目に説明することになる。

 

 儀式において、日光の秘所が、相手の愛撫によって濡れるという機会は、決して起こり得なかった。

 相手の男根に術を施すことを契機として、日光の秘所は自動的に濡れてしまう。

 相手の男根に合わせて、最適な状態に変化してしまうのである。

 

 日光の秘所は、千差万別に変化し、相手がDNAを注ぎ込みやすい万全の状態が、あっという間に用意されてしまうことになる。

 これは、聖刀としての日光が、契約の対象者を早くイカせて、契約の儀式を迅速に運ぶための補助機能であった。

 そのため、日光が相手の愛撫を受けるという事はまったく無かったのである。

 

 ランスのDNAを吸収して生まれ変わってしまった日光には、その秘所を対象者に適応させる機能を失っていた。

 今の日光と気持ちよく結合するためには、それ相応の愛撫の手間が必要なのである。

 

 

 

 ランスは日光の説明に納得する。

 初回の契約時に、自分がいくら愛撫しても日光の秘所が濡れなかったことを思い出した。

 『確かに、日光さんの秘所がトロトロになったのは、日光さんが俺様のハイパー兵器に術を施した後だった・・・。』

 

 それならば、きっちりと感じて貰わなければならない。

 出し惜しみすることなく、女を悦ばすテクニックを駆使するランスであった。

 

 こうして、日光は、相手の殿方の愛撫により自分が濡れるという状況を、初めて経験することになる。

 日光はランスの愛撫を受け止め続け、与えられた快感に躰をくねらせ、その秘所をしとどに濡らしていく。

 男に愛撫される状況は、このときが始めてとなる日光は、簡単に追い詰められてしまい、ランスの問いに答えるのもままならなくなってしまう。

 日光は、自分の主人であるランスが、如何に巧みで、女の扱い方が上手いかを、このとき、その躰でたっぷりと知ることになる。

 

 追い詰められた果てで、初めて潮を吹いてしまう日光。

 ランスのピンポイントでの一舐めで、日光は、のたうつ様にその身を仰け反らせ、ギブアップの啼き声を高々と閨房に響かせてしまった。

 

 

 

 ランスは、日光のその乙女のような反応と、趣き深いイキっぷりに至極満足する。

 そのイッたばかりの日光の秘所を、愛でるようにクチクチと弄っていたランスは、驚くべき事実に気づく。

 日光の秘所に処女膜を確認したランスは、自分の目を疑うことになる。

 

 ランスは仰天し、日光に対して、彼女が処女に戻ってしまった理由を問い詰めようとする。

 しかし、日光は日光で、ランスの愛撫によって激しくイカされてしまっており、息も絶え絶えで、それどころではなかった。

 だが、ランスの驚いた声を聞いた日光は、その明晰な思考能力を快楽の靄で霞ませつつも、やはりという感じでその事実を受け止めたのである。

 

 ランスのニューDNAを取り込み、生まれ変わってしまったときに、自分の身体が再構成されてしまったことを日光自身は漠然と把握していた。

 自分の身体の大部分が、1000年前の聖刀と化した以前の状態に戻ってしまっていると、日光は感じていたのである。

 そして、日光にはある予感があった。

 それは、自分の女性としての器官が、処女性を取り戻しているという予感であった。

 

 絶頂の余韻に浸りつつ、幸せそうな笑みを浮かべる日光。

 ランスに己の秘所をジックリと見られていることに恥じらいながらも、陶然とした表情を浮かべて、日光はランスの問いに答えた。

 「おそらく、聖刀となる前の身体に戻ってしまったためでしょう。」

 

 日光のイッたばかりの秘所をねちっこく愛撫しながらも、「日光さん、どういうことだ?」と聞きかえすランス。

 ランスの与える刺激に時折嬌声を漏らしてしまう日光。

 そのたどたどしい説明により、日光が本当の意味での処女喪失を体験していなかった旨が徐々に明らかにされていく。

 確かに、日光は処女を失ったことがなかったのである。

 

 

 

 人間であったころ、その美貌に言い寄る男たちも数多く存在したが、日光は、古き良きJAPAN女性として操は守り通していた。

 当時、不世出の剣士であった日光は、自分よりも弱い男にその身を任せる気はなかったのである。

 現代においてさえも、剣技において、日光に打ち勝つことが出来る人材は、ランスただ一人である。

 (限界才能レベルでは日光に匹敵する人物は、リックやバジバハル流の剣豪ロレックスが上げられるが、経験は日光の方が上である。)

 

 また、彼女の兄もまた、日光を越えるほどの剣士であった。

 その立派な兄の傍で育った日光は、若干のブラコンの気があったとも言える。

 

 故郷を魔人に襲われ、家族と慕っていた兄を失った日光は、ただただ修行に励むようになる。

 よりいっそうストイックになり、日光は男を寄せ付けなくなっていた。

 やがて、創造神に会うための冒険に赴いた日光は、プランナーの力によって、処女のまま聖刀と化してしまったのである。

 

 

 

 このとき、日光は、プランナーの遊び心で、聖刀として主のDNAを登録する機能を持つことになる。

 (魔剣カオスは、持ち手の想念を吸収して動作する。)

 この機能を持ってしまった性質上、日光は自動的に処女ではなくなってしまった。

 

 聖刀と化した日光は、肉体的な処女膜は勿論のこと、精神的な処女さえも失うことになる。

 聖刀の遣い手となる者のDNAを取り込むためには、当然セックスをしなければならない。

 そのために、自動的に秘所が最適な状態で濡れてしまう機能を与えられてしまう。

 同時に最低限のセックスの知識(男性の身体や性欲に関する知識)も得てしまう。

 

 つまり、日光の処女は、誰にも奪われることなく、消えて無くなってしまったのであった。

 そのため、処女を取り戻した日光が、その処女を大切なランスに捧げたい思いを抱くのは当然であった。

 聖刀の契約ではなく、一人の女としてランスに抱かれることを望んだのである。

 日光が実は処女であったことは、ランスを大いに燃え立たせた。

 

 

 

 ランスのハイパー兵器はすでに臨戦態勢にあり、日光の秘所も、ランスの絶妙な愛撫によって、濡れ濡れの状態にあった。

 全ての準備が整い、『これから日光さんの処女を奪うことができる』という事実にランスは興奮した。

 そんなランスの興奮振りを微笑ましく感じ、幸せそうに見つめる日光。

 日光は、とても晴れがましい思いだった。

 

 自分が処女を捧げることで、ランスがこんなにも喜んでくれる。

 ランスに処女を与えることは、日光にとっても望外の喜びであった。

 だが、それ以上に、ランスが喜んでくれたことの方が、日光には嬉しかったのである。

 

 恥ずかしくもあるが、とても幸せな感情に浸り、その美麗な表情を崩してしまう日光。

 頬を染めながら、どうか私の処女をお奪いくださいと、脚を広げてランスを迎えようとする。

 日光は、これから自分の処女が失われるというのに、ひどくリラックスしていた。

 

 これまでに歴代の所有者との儀式での契りにより、ある程度の経験を日光は積んでいる。

 そして、何よりも、つい先ほど生まれ変わるまで、ランスと散々交合を繰り返していたのである。

 そのため、甘えるような仕草や、挑発するような表情、その美麗な脚の絶妙な開き方など、完璧であった。

 男の欲情を誘う器量は、なかなか堂に入ったものであった。

 この日光の余裕のある態度は、処女らしくない態度と言える。

 突然処女に戻ってしまった日光に、処女らしく振舞えというのも無理な話である。

 

 しかし、ランスも強者である。

 これまで何人もの美少女や美女の処女膜を、その剛直なハイパー兵器で貫いてきた男である。

 ありきたりな処女の反応には、ある意味慣れきっていた。

 処女なのに、絶妙な色香を放って自分を誘う、日光のそのアンバランスな媚態は、ランスにとっても真に新鮮であった。

 日光に誘われるままに、ランスは、嬉々として、その日光の美麗な両脚の間に身体を入り込ませていく。

 ギンギンのハイパー兵器を極上のターゲットに向けることになる。

 

 

 

 こんなにも、女性の方が積極的に処女喪失を求めるシーンも珍しい。

 どんなに積極的であったとしても、処女を失うときに生じる痛みを想像して、女性の方が幾分躊躇するのが普通である。

 だが、日光にはその僅かの躊躇もなかった。

 

 処女喪失は痛いものである、ということは、日光も知識としてはよく知っていた。

 だが、日光は一人の女武者として、自分は一流の剣士であるという自負を持っていた。

 そして、自分は、痛みに対して十二分に耐性がある、と認識していたのである。

 

 まだ、日光は、自分の身体がいかに変化してしまったかをよく理解していなかったといえる。

 そのため、自分の処女喪失シーンも、先ほどまでのランスとの性交をベースにしてイメージしていたのである。

 さらに、ランスとは数え切れないほど性交している。

 処女喪失時に若干痛みがあってもすぐ慣れるだろうという読みを、日光が抱いていたことも確かである。

 

 痛みに対する恐怖よりも、処女を失うという行為に対しての、沸き立つような好奇心の方が勝っていた。

 だが、日光のその余裕も、あっという間に崩れることになる。

 滅茶苦茶に痛かったのである。

 

 

 

 ランスは、日光へハイパー兵器をじっくりと挿入し、日光の処女喪失の瞬間を、時間をかけて味わおうとしていた。

 先ほどまでの余裕のある日光の雰囲気に惑わされていたランスは、処女とはいえ、楽に挿入できるものと考えていた。

 しかし、その考えは、ハイパー兵器の先端を日光の秘所に宛がい、亀頭を少し挿入した時点で、あっけなく覆されてしまう。

 メリメリと日光の秘所に割り行っていくランスのハイパ-兵器。

 日光もランスも、その感覚に戸惑う。

 

 ランスが感じたのは、日光の膣内の予想外な狭さである。

 日光の秘所は、よく濡れてはいるのだが、とにかく狭かった。

 173cmと長身で、スラリとした素晴らしいプロポーションとスタイルを誇る日光。

 だが、その美麗な長い手足に比べて、その秘所はこじんまりと引き締まって作られており、想像を裏切るような狭さであったのである。

 それは、これまで散々ランスが経験してきた包み込むように愛撫してくる日光の秘所とは、根本的に趣きが異なる処女の生硬さであった。

 

 ランスは、日光のその狭い性器に、強引にハイパー兵器を差し込んでいき、徐々に拡張していくしかなかった。

 ランスにとっては、強烈に締め付けられることになり、気持ちよくもあってやりがいのある作業であった。

 だが、やられる日光は堪ったものではなかった。

 

 

 

 日光が最初に感じたのは、裂けるような痛みである。

 愛撫により十分に濡れているとはいえ、処女であり、まったく開発されてなかった日光の秘所には、ランスのハイパー兵器は大きすぎた。

 そして、日光の性器は人よりも少し狭めな作りだったので、余計に大きく感じることになる。

 

 裂けてしまうのではないかと思えるほど、その秘所の拡張感に苛まれる日光。

 日光は、気丈にランスのハイパー兵器の進入に堪えようとする。

 だが、あまりの痛みに悶絶して躰を仰け反らせ、涙を滲ませてしまう。

 

 より奥にねじり込まれていくハイパー兵器。

 その痛みに怯える日光は、顔面を蒼白にして、ランスにすがりつく。

 処女を失うということは、こんなにも痛みが伴うものなのですね、と辛い表情を浮かべて、気丈にランスに微笑む日光。

 

 敏感に粘膜を感じるランスのハイパー兵器。

 それは日光の処女膜であった。

 ランスは、懸命に痛みを堪える日光に呼びかける。

 日光はついに、処女を与える瞬間が訪れたのだと知る。

 

 見つめあう二人。

 日光は、瞳を閉じてコクリと頷いた。

 

 

 

 抵抗する日光の膣の圧力に負けず、より奥にハイパー兵器を進めるランス。

 ブツリという感触があり、ランスが日光の処女を奪ったことが、二人に伝わった。

 このとき、ランスは新品の日光の膜を破り、自分だけの日光を手に入れたのであった。

 

 その瞬間、覚悟を決めたはずの日光は、痛みのあまり、ランスの腕の中で暴れてしまう。

 

 背を仰け反らせ、首を激しく振って髪を乱し、全身で冷や汗を流して、ランスの背に爪を立ててしまう日光。

 稽古で打たれる痛みとは、全然種類の異なるその痛みは、日光には耐えられるものではなかった。

 そうでなくとも、聖刀と化してから1000年の間、自分の躰に傷を負うという状況がなかった。

 そのため、傷の痛みに対する日光の耐性は、彼女自身が考えている以上に低下していたのである。

 

 だが、ランスは、日光につけられた背の爪痕の痛みに堪えながら、日光の細腰を掴んで、容赦なく腰を進めてしまう。

 ランスは日光がこんなに痛がるとは思っていなかったため、早めに終わらそうと強引に挿入を進めたのである。

 ついに、ランスのハイパー兵器は、日光の子宮口を叩くところまで進められた。

 意識しなくとも、ギチギチと締め付けてしまう日光。

 

 破瓜の血が多めに出てしまい、結合部を赤く染めてしまう。

 がっちりと繋がったままの体勢で、そのまましばらく息を整える二人。

 日光は、もう少し優しくできなかったのかと、ランスを恨みがましい目で見つめる。

 悪りぃ、と日光に謝るランスは、キスをして日光の痛みを紛らわせた。

 

 

 

 なかなか、痛みが引かず、落ち着かない日光。

 しばらくの間、処女喪失の達成感と、しっかりと抱きしめ合った一体感を味わう二人であった。

 

 しばらくして、ランスは、ハイパー兵器で処女の日光の秘所をじっと味わっているうちに、落ち着かなくなってくる。

 いつものようにガシガシと犯したくなるランス。

 日光もそのランスの心の機微を敏感に感じ取る。

 

 日光は、痛みを堪えながらも、ランスの性欲の衝動を慮る。

 日光は、引きつった笑顔で、ゆっくりとお願いします、とランスに動く許可を出してしまう。

 

 ランスは、日光が痛がらないように細心の注意を払って、腰を前後させようとする。

 日光は痛みを堪えながら、そのランスの動きを受け止めようとするのだが、動くたびに悶絶してしまい、大変であった。

 ランスは、自分のハイパー兵器の形を、生まれ変わった日光の秘所に、丹念に覚え込ませていく作業に没頭した。

 ランスと日光の酷く疲れるセックスは、しばらく続くことになる。

 ランスが日光のきつい締め付けに我慢できずに、日光の最も深い部分で射精してしまうまで、日光は痛みに耐え続けた。

 

 

 

 それでも、ランスが日光の中で射精してしまったことにより、状況は一変してしまう。

 

 ランスの熱いエキスを身体の最奥で浴びた日光は、例の如く強大なエネルギーを注がれた状態になってしまう。

 簡単にオーバーフローしてしまい、躰がカッと燃えるように活性化してしまう。

 処女喪失の痛みを忘れる日光。

 

 日光は、ランスのエナジーを吸収してしまった影響で、破瓜の傷も治癒してしまう。

 そして、ランスのハイパー兵器に拡張される感覚のみを味わうことになる。

 

 日光は、火照った躰で、処女喪失とランスの中出しを浴びた余韻を味わっていた。

 その瞳から喜悦の涙が零れる。

 だが、それもつかの間、その美麗な乳房に、急速な変化が現れてしまい、日光は焦った表情を浮かべてしまう。

 ランスの精を経膣にて吸収してしまったことにより、フェラで吸収したとき以上にその乳房を膨らませることになってしまったのである。

 

 

 

 さきほど以上の勢いでパンパンに張ってしまう日光の綺麗な乳房。

 そのあまりの勢いは、日光に、無意識に両手でシーツを握り締め、身体を仰け反らせさせてしまうほどであった。

 燃えるように熱く感じる乳房の状態に、日光は混乱して我を忘れてしまっていた。

 日光は、ランスにハイパー兵器を打ち込まれた状態のまま、身体を仰け反らせて、両乳を天に突き出すという卑猥なポーズを取ることになる。

 

 ランスの注入した強烈なエナジーにより、日光の美乳に一気に溜まってしまったミルクは、その行き場を無くしてしまっていた。

 日光の乳房は、一切の外圧無しに、突き出した乳首からミルクを盛大に噴出してしまう。

 

 ミルクが止まらなくて混乱してしまった日光は、その鋭利な美貌を歪ませて身もだえする。

 次から次に日光の乳房にミルクは溜まり、その補充速度も加速していく。

 最早、日光の唇から漏れるのは、切羽詰った喘ぎ声だけであった。

 

 加速する乳圧に、日光をどんどん追い詰められていく。

 その勢いが頂点に達した瞬間、日光は、身体を限界まで仰け反らせる。

 そして、噴乳の止まらない乳を震わせ、そのミルクを盛大に撒き散らした果てに、気絶してしまう。

 

 

 

 日光が身を仰け反らせ噴乳してしまう卑猥な光景は、ランスを欲情させていた。

 それでなくとも活性化してしまった日光の膣は、きつくランスのハイパー兵器を包んでいたのである。

 ミルクを噴出していた日光は、無意識のうちにその膣圧を高め、ランスのハイパー兵器をキュンキュンと締め付けていた。

 

 一際盛大に日光が噴出した瞬間に、ランスのハイパー兵器は日光に物凄い力で締め付けられてしまう。

 危うくイキそうになってしまったランスは、このまま中出ししたらなんかやばそうだと直感的に考える。

 あわてて日光の硬直した両脚を無理やり振りほどき、合体を解除した。

 

 噴乳の衝撃に震える日光に向けて、その濃い精を盛大に放つランス。

 日光は、ランスのこってりとした熱い精の飛沫を全身に浴びてしまったことにも気づかず、気絶してクタリとベッドに崩れ落ちてしまう。

 

 もし、ここでランスが日光の膣内に中出ししていたら、日光を際限のない噴乳地獄に叩き落とす一撃になっていたであろう。

 日光の生まれ変わったばかりの体は、まだ、セックスにも噴乳に慣れていなかったため、かなりきつい体験になってしまったと思われる。

 そのため、ランスのこの外出しの判断は、後々のことを考えると絶妙の選択であった。

 

 

 

 日光を散々犯しまくったランスは、この日光への射精によって、今日のところは満足してしまった。

 魔王化によるランスの初期の性欲の暴走は、ようやく収まりを見せることになった。

 聖刀たる日光の献身的な犠牲により、食い止められたといっても過言ではない。

 

 日光がいなかったならば、暴走した性欲に従い、閨房の妾妃全てを犯し尽くし、壊してしまっていたと思われる。

 聖刀たる日光の聖なる属性が、そのランスの暴走を幾分和らげていたと思われる。

 鎮め切れなかった性欲は、日光自身が受け止めることによって、他への犠牲は発生しなかった。

 その代償として、ランスの精を受け止め続けた聖刀日光が、その性質を変えてしまうことになる。

 聖刀は、魔王を傷つける武器ではなくなってしまい、大魔王ランスの最強の武器となってしまったのである。

 

 こうして、ランスと日光の二人の儀式はやっと終わりを告げた。

 この日、ランスは、日光を抱き寄せ、日光の噴出した甘いミルクの香りに包まれながら、眠りにつくことになる。

 

 

 

 心地よい秋晴れの朝の光の中、ランスは目覚める。

 すぐ傍で、夕べ散々に愛し合った日光が、ランスの寝起きの顔を微笑ましげに見つめていた。

 

 日光はその美麗な裸体をシーツで包み、ランスの横に侍っていた。

 大人の女性の余裕に満ちた態度で、ランスに朝のキスをする日光。

 柄にもなく照れてしまったランスのかわいい表情をクスリと笑うのであった。

 

 ふと、ランスは、以前とは違い、日光が一向に聖刀へと姿を変えないことに対して疑問を持ち、その問いを日光にぶつけた。

 そのランスの問いに、表情を改める日光。

 凛とした真剣な顔で、普段はこの姿のままランス殿に仕えることになりますと、ランスに告げる。

 そして、日光は、己の体に起こった変化について、理解していること及び推測できることを、ランスに語って聞かせるのであった。

 

 ランスのDNAを吸収してしまったことにより、日光の聖刀としてのあり方自体が変わってしまった。

 元々は、聖刀としての姿がベースであり、人間形態になるには一定のエネルギーが必要であった。

 しかし、今の日光は、人としての姿がベースであり、聖刀形態になる方にエネルギーを必要とする。

 

 これは、一見すると、聖刀日光を扱い難くなったように思えるし、ある意味その通りではあった。

 聖刀でいる間に、エネルギーを消費することになり、聖刀として主と供に戦う時間が限られてしまうことになる。

 だが、日光自身の消費するエネルギーが大きければ大きいほど、聖刀としての威力も比例して増加していく。

 ランスが力の全て解放しても、日光はその力を全て受け止めることが可能であった。

 

 持ち手の意識に日光の意識が同調し、エネルギーの消費率が変動する。

 ちなみに、最低限のエネルギー消費率であったら、3日間は聖刀の姿を維持できる。

 普通に取り扱う分にはこれで十分であり、この場合でも、以前よりも格段に威力が増しているのである。

 聖刀として十分にパワーアップしたと言えるだろう。

 

 そして、日光が消費するエネルギーの元となるのは、日光の唯一の持ち手となったランス自身の精である。

 日光は、持ち手であるランスの精を絞り取り、粘膜にて純粋なエネルギーだけをろ過して吸収し、その体自体に蓄えることになる。

 人型でランスの傍に侍っている理由は、昔は聖刀でいる方が楽であったが、今は人の姿の方が楽なため、ということになる。

 

 

 

 日光の説明は、ランスにとっても都合のいいものであった。

 ただでさえ強いランスが、聖刀日光を必要とするのは、魔人と戦う場合だけである。

 四六時中、魔人と戦っているわけでもないし、本当に日光の力が必要になるのは、戦闘時のわずかな時間だけであった。

 

 それよりも、いつでも美麗な日光を抱くことが出来るようになったことは、望外の僥倖であった。

 人の身でいる時間が多くなる日光が、害を受ける機会が増えるかもしれない。

 だが、日光自身が凄腕の剣士であり、傍には自分が常にいる。

 何も問題はなかった。

 

 少し考えて、ランスは大いに納得する。

 いつでも聖刀に変身できるように、なるべく多くHしてくれ、ということだなと、ガハハと上機嫌に笑うランス。

 そのおおざっぱなランスの状況把握に、日光は顔を赤らめて怒るが、ランスは笑って取り合わない。

 確かに、間違っているわけではないので、それ以上、日光も強くランスに窘めることもできなかった。

 

 

 

 じゃあ、そういうことだから寝起きの一発をしよう、と真面目な顔をしている日光を押し倒そうとするランス。

 魔王である彼は、一眠りのうちにその精力を全回復してしまっていたのであった。

 日光はランスの豹変振りに慌てて、その魅惑的な乳房を押さえて、今は交わる必要はありませぬと、ランスの手を逃れようとする。

 先ほどの説明と矛盾するぞと、ランスは日光にHを強請る。

 そして、日光は、極力避けて通りたかった乳のことをランスに説明しなければならなかった。

 

 昨晩のように乳が溢れてしまったのは、吸収したエネルギーが溢れてしまったために起こったのかもしれませんと、日光は頬を染めて説明する。

 「ですから、今はまだ、その・・・、乳房も張っているので、補充の必要ないのです」

 日光は、自分の乳房の状況を赤裸々にランスに伝えなければならなかった。

 

 乳を庇う日光の色っぽい仕草に興味を抱いたランスは、昨晩、日光がいっぱいミルクをお漏らししてしまったことを思い出す。

 日光のたわわな乳房をつんつんと指で押して、邪な笑みを浮かべるランス。

 ランスは、「じゃあその乳を全部吸ったら、セックスしていいんだな」と、わきわきと卑猥に指を動かし、日光に迫った。

 

 その迫力に押され、危うく頷きそうになる日光であったが、すぐに矛盾に気づいく。

 「吸わなければいいだけではありませぬか!」と迫り来るランスを止め様とする。

 まだ搾乳される感覚に慣れていないため、敏感な乳房を弄繰り回されるのは勘弁して欲しかった。

 だが、強引に押し倒され、乳首を舐められ、その美乳を吸い立てられてしまった日光は、惚れた弱みからかランスに抵抗できなくなってしまう。

 すっかりと乳を飲み干され、本番に突入してしまう日光であった。

 

 

 

 ちなみに、処女を失ったばかりの日光は、まだセックスに慣れていなかった。

 そのため、ランスは日光を一から開発していかなければならなかった。

 人よりもセックスに慣れるのに時間がかかった日光は、その分、ランスにたっぷりと愛されることになる。

 

 何故、日光とランスの契約が勝手に解除されてしまったのかは、依然として不明である。

 また、どうして、日光がランスとの再契約によって突如生まれ変わってしまったのかも、その理由は杳として不明である。

 

 だが、そのような謎は、心地よい朝日の中で甘く睦み合うランスと日光にとって、最早どうでもいいことであった。

 唯一重要なことは、日光が、ランスだけの刀となってしまい、他の誰にも仕えることができなくなったということである。

 ランスがいなくなってしまったならば、日光自身もこの世から消滅することになる。

 

 ランスに対面座位で貫かれながら、これから一生ランス殿に仕えることをお許しくださいと、頬を染めてランスの耳元で囁く日光。

 ランスは、ガハハと笑いながら、日光をきつく抱きしめ、熱いキスで日光と供に歩んでいくことを誓った。

 その誓いは永遠に守られることになる。

 

 

 

 ランスに中出しされ、日光はまた盛大に噴乳してしまう。

 ちょうど、ランスを起こすために、メイドのすずめが閨房のドアを叩く音が聞こえてきた。

 

 ランスは、クタリとしてしまった日光を連れ立って、大浴場に赴くことになる。

 日光の手伝いを受けて、朝風呂で汗を流した。

 そして、ランスは、剣士として自分の刀は自分で綺麗にしなければならない、と遠慮する日光に無理強いをする。

 今までの刀の状態の日光を手入れするのとは違って、今朝は、人の姿の日光の躰を、そのHな手つきで丹念に洗い上げることになる。

 

 大浴場で、戯れるランスと日光の姿は、多くのメイドたちに目撃される。

 日光という女性がいたことを知る者は限られている。

 そのため、また一人ランスの元に美しいJAPAN出身の妾妃が加わったとして、リーザスの宮廷では話題になった。

 

 閣議に日光を連れて現れるランス。

 ランスは日光を聖刀として紹介し、自らが聖刀を握る聖なる皇帝であることを知らしめた。

 ガンジーはドボドボと涙を流し、心の中でさすが救世主と喝采を送ったのだが、それはどうでもいい話であった。

 ランスは、日光のお披露目を盛大に行うことを決定し、その準備に関して矢継ぎ早に指示を出していく。

 日光のお披露目は、ランスの格を上げるための格好のプロパカンダとなるはずであった。

 

 

 

 ランスは、聖刀として数々の累代の所有者と身体を重ねてきた日光の数々の"初めて"を奪取した。

 これで、『日光さんの全てはずっと自分のモノだ』と非常に満足することになるランス。

 日光も、自分の全てはランスに捧げられた、という幸せな自信を持ち、ランスが自分の唯一の持ち手であることを深く認識する。

 

 ランスのハイパー兵器によって日光の処女が喪失したことは、二人の関係に良好な影響を与えることになる。

 二人の絆は固く結ばれ、主従の愛に満ち溢れた信頼関係が構築されたのであった。

 数多の強敵たちが、二人の力によって打ち倒されていくのである。

 

 

 

 

 

<LP3年9月23日>

 

 ランスは、日光のお披露目を行う式典をリーザス城で行い、その式典の一部始終を政見放送として大陸全土に流した。

 報道されたこの式典により、日光の存在は世界に向けて大々的にアピールされる。

 

 世の人々は皆、人としての姿の日光の美しさに驚嘆することになる。

 その式典において、日光はランスに永遠の忠誠を誓った。

 人々は、聖刀を従える覇王ランスに対して、絶対的な畏怖の感情を抱くことになる。

 

 

 

 正妻であるリアは怒るが、聖刀であるという権限で、日光はランスと同じ部屋で暮らすことを宮廷に認めさせた。

 主であるランスの傍に侍ることは、聖刀として当然の義務だったからである。

 魔人が襲ってきたときに、ランスと離れ離れで戦えないなんてことは、あってはならないからである。

 

 ランスの部屋は、皇帝の部屋だけあって、寝室以外に無数に部屋がある。

 ランスにとって不要な部屋である書斎が潰され、日光用の部屋が用意された。

 (同時にランスのペットであるピンクのうし用の部屋も用意される。)

 

 ランスの傍に常に控えることになった日光は、メイド兼秘書的な仕事も受け持つことになる。

 ランスの担当メイドであった加藤すずめは、ランスとの接点が減ることになり密かに寂しがるが、その点は日光もちゃんとフォローしていた。

 

 日光の人柄の良さは、誰にでも受け入れられ、すぐにすずめとも仲良くなり、日頃の作業も上手くシェアすることになる。

 同時期に、ランス付きのメイドの業務に、ピンクのうしの世話も追加されたため、仕事量的にはちょうど良いバランスであった。

 

 ただし、ベッドメイキングだけは、すずめ一人に割り当てられた仕事である。

 同様に、部屋の掃除については、ウェンディに一任されていた。

 日光の普段の凛とした態度と、そのスラリとした容姿に対して、メイドたちの間でファンが急増する。

 すずめやウェンディはメイド仲間から羨ましがられることになる。

 

 お風呂については、基本的に、ランスと同時刻に大浴場に向かうことになる。

 ランスが、皇帝専用タオルの泡姫たちを七名揃えるまでの間、日光がその役目を勤めることも多かった。

 日光の豊満で艶々の二房の美乳が、ランスにとっては極上のスポンジになるからである。

 泡姫たちが揃ってからは、大浴場でゆっくりと一人で寛ぐ時間を得ることになり、逆にその方が嬉しかったりもする日光であった。

 ただし、泡姫たちのいない戦場や出征先では、もちろん日光がその役目を勤めることになる。

 

 

 

 人の姿で過ごすことになった日光は、当然の如く食事を必要とする。

 好物はやはり和食であり、獣肉は極力避ける。

 ランスと供に食事を取ることになる。

 

 酒は結構いける口だが、酔ってもほんのりと頬を染める程度で、前後不覚になることはなかった。

 ただし日本酒しか口にしない。

 

 日光は、食事の他に、聖刀化するための活力を絶えず補給しなければならない。

 ちゃんと食事を採って、一日ゆっくり休めば、ある程度の活力は回復する。

 ただし、それでは、聖刀としては、最低限の威力しか発揮できないのである。

 

 日光にとって最も大切で重要な仕事は、常に自分を最高の威力が出せる状態に整えておくことであると言っても過言ではない。

 そのため、閨房で毎夜繰り広げられる性の宴に、日光も参加することが多かった。

 

 ランスの方から、宴の最中に日光を呼び寄せることも多かった。

 その場合、日光は、頬を染めて、ハラリと着物を脱ぎ捨て、ベッドの上に参上することになる。

 主であるランスの意に沿い、ランスの最強の武器として、ベッドの上でも的確にランスの手助けをする日光。

 潔癖な日光にとって、複数の女性と供にランスを愛撫する状況は、あまり好ましいものではなかった。

 だが、なんだかんだといっても結局は流されてしまっていた。

 

 年若の妾妃たちの間で人気の高い日光は、閨房でも慕われることになる。

 日光の甘い乳を味わった妾妃も結構な数に上ってしまう。

 聖刀だけあって、魔人の娘たちを責めるときの日光は、その愛撫の手に容赦はなかった。

 特にラ・サイゼルは、目の仇のように執拗に攻め立てられることになる。

 

 日光はその場の雰囲気を察するのが上手い。

 ランスの相手が純情な娘であったときなどは、日光の方から、「存分にお楽しみください」とランスに微笑むのである。

 そして、未練を一切見せることなく自室に引き下がる。

 日光は、引き際を心得ている良き女子であった。

 そういう場合は、妾妃が引き上げてから、日光はランスに呼ばれて、ランスの相手をすることになる。

 

 戦場や出征先では、常にランスの傍に侍り、夜の勤めも欠かさない日光。

 ランスが戦闘で日光を使用した場合は、かならずその夜、日光はランスに抱かれることになる。

 ランスの女である女性の将軍が同じ陣中にいた場合、その女性といっしょにランスの相手を勤めることになる。

 

 

 

 以前の日光は、鞘を衣服に替える機能を保持していた。

 しかし、生まれ変わった日光は、その機能を失ってしまう。

 聖刀と化した日光には、鞘自体が存在しないのである。

 衣服を纏ったままランスの腕に抱かれて、聖刀化する日光。

 その衣服は、聖刀日光を包んだ状態となり、その場にスルリと落ちてしまうのである。

 

 聖刀の状態から人の姿に戻るときは、当然の如くその裸体を晒すことになってしまう。

 潔癖な日光にとって、すごく恥ずかしいことになってしまうが、こればかりはどうしようもなかった。

 その場合、ランスが急いでそのマントで日光の体を包むことになる。

 

 今まで纏ってきた着物は、鞘に戻らず残っていたので、そのまま着ることも可能であった。

 しかし、四六時中、聖刀であった昔とは違い、人の姿でリーザス城で過ごすことがほとんどになる。

 日光も、妙齢の女性であり、人目を一際引いてしまう美貌である。

 当然、着るものにも気を使わなければならなくなる。

 

 日光は、当たり前ではあるが、JAPANの着物を好んで纏うことになる。

 それらの日光の纏う着物は、質のよいモノがリーザス帝国から支給されることになる。

 だが、美麗な日光がせっかく傍に侍ってくれているというのに、いつも同じ姿では目の保養の効果も薄い。

 やがて、いつも同系の白い着物しか纏おうとしない日光に対して、ランスは、少しは違う服も着ろと、注文を付けることになる。

 

 公の場に出るときは、聖刀としてのイメージカラーである白を纏うのはしょうがないとランスも考えた。

 しかし、普段はもっと冒険してみるべきだ、と多くの妾妃を巻き込んで、日光にお洒落の重要性をアピールした。

 日光も頑として譲らなかったが、結局はランスの意見に折れることになる。

 次第に現代風のお洒落のセンスを身に付けていく日光。

 JAPAN以外の衣服を身に纏う機会も増えていった。

 

 シャングリラでの月の宴では、唯一日光がランスに付き従うことになる。

 このとき、ランスの命令で、シャングリラの娘たちと同じような、ベリーダンサーの衣装を身に纏うことになる日光。

 羞恥で頬を染める日光の美貌と、ベリーダンサーの衣装によって強調された白い柔肌は、ルチェを呆然とさせてランスを勝ち誇らせた。

 

 人の姿がデフォルトになってしまった今の日光は、その麗しい黒髪を丹念にケアする必要があった。

 日光には、そのストレートのロングの髪型がよく似合っていた。

 だが、ランスの指示により、ポニーテールやツインテールにさせられてしまうこともあった。

 その姿は、いつもとは違う雰囲気となり、ランスを喜ばせることになる。

 浴場で、髪を結い上げた日光の姿は、ランスを非常に興奮させたのであった。

 

 

 

 

 

<LP3年9月24日>

 

 リーザス帝国軍はヘルマン東部域の完全制圧作戦の一環として、最果ての街・ウラジオストックを攻略する。

 

 本作戦ではハウレーン嬢率いる白の軍が先陣を担当し、レリューコフ将軍のブラックナイツが第二陣を担当とした。

 メルフェイス嬢率いる紫の軍は第三陣に構え、効果的な遠距離攻撃で敵兵の戦闘威力を削っていくことになる。

 

 ウラジオストックの守備隊は少数であり、増援も無いまま奮闘虚しくあっという間に占領されることになる。

 

 

 

 

 

<LP3年9月25日>

 

 天才病院に続いて、リーザス皇帝ランスが建設を指示したのは、女子士官学校であった。

 これには、青の副将キンケードが斬首されたことが大きく関係する。

 ランスは、失った高級士官の補充を考えていたのである。

 

 士官学校自体はすでに存在していたが、そこから女生徒だけを切り離して、学ばせようとした。

 皇帝ランスのスケベな考えから走り出した企画であったが、存外に閣僚や軍部の評判はよかった。

 

 年頃の娘が汗臭い男たちの中で学ぶ現在の環境は、女性たちに不評であったし、何よりも入学者が少なかったのである。

 学校側も、女性のための施設や規則を増やすことに難渋していたので、渡りに船であった。

 男女共学の場合、どうしても恋愛沙汰が発生してしまうことになる。

 健全な兵士の育成に差しさわりがあるというのが、頭の固いお偉方の意見だったのである。

 (男子生徒にとってみれば、この決定はたまったものではなかったが。)

 

 

 自由都市国家群を制圧し、国土は二倍以上に膨れ上がった。

 軍隊の増設と高級士官の育成が、国としての急務であった。

 マリスも女子士官学校の意義を認め、ゼニコン部隊が投入される。

 

 すでにマリスの頭の中には、女子士官学校の校長に適任と思われる人材がいた。

 そのため、一連の作業は速やかに進められることになった。

 

 

 

 

 

<LP3年9月26日>

 

 この時期、リーザス城内のあちらこちらでピンクのうしが目撃される。

 ランス自身も幾度か目撃することになる。

 謁見の間で、御用商人を呼びつけようとしたときや、部下を呼び出したときに、迷い込んできたのである。

 

 その都度、ピンクのうしは追い払われることになる。

 だが、ランスも捕まえてどうこうしようというほど、注意を払っていなかった。

 広大な庭園や敷地を持つリーザス城である。

 放し飼いされているペットも多く、一匹のピンクのうしが隠れるスペースはいくらでもあった。

 

 大人しく、愛らしいピンクのうしの存在は、すぐにメイドたちの間で話題となった。

 物好きなメイドたちの中の数人がその世話をすることになる。

 ピンクのうしは、メイドたちに保護されつつ、昼間は、ランスを求めて城内を彷徨っていた。

 

 

 

 ランスは、閨房にて妾妃を呼び出そうとしたときに、ピンクのうしがいつの間にか部屋の中にいた。

 すぐに追い出そうとするランス。

 だが、瞳をウルウルとしたピンクのうしを見ていると、無くしてしまった己の半身である愛奴の姿を思い出してしまう。

 バツの悪い表情を浮かべたランスは、妾妃を呼ぶのを取りやめ、ピンクのうしと戯れて過ごす時間を選んだ。

 

 次の日の朝、ランスはメイドの加藤すずめに、ピンクのうしの世話をするように命じた。

 ランスは、このピンクのうしを個人的なペットとして飼うことを決めたのである。

 こうしてピンクのうしは、リーザス皇帝ランスのペットとなった。

 ハーレム内では、リーザス皇妃リアのペットである「はるまき」と同様の待遇を与えられることになる。

 

 戦後しばらくが経ち、皇妃リアの皇太子満一歳の誕生日を記念して、リーザス城にて盛大なる宴が開かれることになる。

 このとき、ピンクのうしを側に置いたランスの前に、御用商人のコパンドンが伺候することになる。

 ピンクのうしを見たコパンドンが豆知識を披露し、それを契機として全ての謎が解けることになるのであった。

 

 

 

 

 

<LP3年9月27日>

 

 JAPAN山本家の当主であり、ランスの愛妾である山本五十六が、謁見の間のランスに急ぎ面会を求める。

 五十六は、天才病院にて検査を受け、自分の胎内に新たな命が生まれたことを確認していた。

 歓喜雀躍した五十六は、まず真っ先に夫であるランスへ報告するべく、急ぎ宮殿を訪れたのであった。

 

 ちょうどランスが五十六を呼び出そうとしていたときに、彼女が勢い込んで謁見の間に現れる。

 ランスの子供を身ごもった事実は、五十六を興奮させていた。

 このときの五十六は、ランスに妊娠の事実を伝えたかったあまり、皇妃リアがすぐ側にいることも眼中になかった。

 

 その美しい顔を紅潮させ、ランスに妊娠を報告する五十六。

 ランスは一瞬何のことか理解できなかった。

 今まで散々数多の美女に容赦なく中出ししていたランスであったが、人間の女性を妊娠させたことは一度もないのである。

 

 フェリスの場合、女悪魔であり、様々な要因が重なっての結果であった。

 フセイ中のHだったこともあって、あくまで偶発的な受胎と捉え、ランスとしては自分のせいではないという認識だった。

 事実、王としての責務として、即位後マリスに避妊魔法を禁止されているにも関わらず、中出した数多の妾妃は一人として妊娠していない。

 そのため、今更、あなたのおかげで妊娠しましたと言われても、ランスが信じられなかったのも道理であった。

 

 世界の統一に邁進する男にしては情けないことではあったが、まず第一に脳裏に思い浮かんだことは、五十六の不義であった。

 ランスは、五十六が何者かと姦通し、子供を成したと思ったのである。

 それだけランスは、自分の子供を作る能力に見切りをつけていたと言える。

 

 あらぬ疑いをかけられることになる五十六。

 自分を疑うランスの言葉の意味を知ると、烈火のごとく怒り、ランスに対して身の潔白を訴えた。

 五十六の潔癖で一途な性格を思い出したランスは、呆然とする。

 ランスは、動揺しながらも、自分が五十六を妊娠させた事実を受け入れることになる。

 

 ランスが自分の子供であると認めてくれたこと、そして妊娠した自分の身体を不器用にも気遣ってくれたことは、五十六をとても幸せにする。

 出来れば山本家の跡取りとして、男子を産みたかった。

 だが、ランスの照れくさそうで困ったような顔を見ると、それもあまり大きな問題とは感じられなくなる。

 五十六は丈夫な子供を産むことをランスに誓って微笑んだ。

 

 

 

 傍らに控えていた侍女マリスは、ランスに妊娠を報告する五十六の緊張した面持ちを微笑ましく観察していた。

 マリス自身は、五十六妊娠の事実を天才病院の院長アーヤから報告を受け知っていたのだが、ランスへ伝えるのを控えていたのである。

 やはり、こういうことは本人の口から伝えるべきである、と考えていたのである。

 マリスも、五十六が如何に必死にランスの子を欲していたかを知っていたので、心の底から祝福していた。

 

 リーザス帝国のJAPAN統治は、順調には進んでいなかった。

 現地の執政官から泣き言のような報告書が日々上がってくることが、最近のマリスの悩みの種であった。

 文化がだいぶ異なることにより、効果的な政策を打てておらず、徐々に現地住民の不満の色が濃くなっていたのである。

 佐渡を本拠地とした抵抗勢力も、依然として臣従を拒否しており、いつ南下の動きを見せるか分からない。

 大阪や長崎でも、JAPAN元来の大名たちの統治を望む者たちが独自に秘密結社を設立し、リーザスの勢力の追い出しを図り暗躍していた。

 

 はっきり言って、いつJAPANがリーザスの手を離れるか、気が気でない状態なのである。

 そして、現状のところ、リーザスはヘルマン帝国との戦争に突入しており、JAPANへ兵を向ける余力はなど無い。

 そのような状況下で、五十六がリーザス皇帝ランスの子供を身ごもった。

 マリスは、山本家をしてJAPANを統治させるという基本方針を固めていた。

 そのため、早期の五十六の妊娠は、喜んで受け入れるべき事項だったのである。

 

 リアよりも先に、五十六が子を成してしまったことは、一見してリーザスにとって都合が悪いように思える。

 だが、五十六の誠実な性格を知っていたマリスは、特に心配してはいなかった。

 五十六の子供がリーザス帝国皇帝の座を狙うといった状況になることは、絶対に無いとマリスは確信していた。

 

 五十六の妊娠発覚以降、ランスの意外な子煩悩ぶりを目の辺りにすることになる。

 ランスが五十六の躰を案じるときの表情は、非常に分かりやすいものであり、先読みして主君の意を汲み取るマリス。

 ランスは全てお見通しのマリスの態度に釈然としないものを感じるが、五十六に対する感情が顔に出てしまう事実に気づいていなかった。

 マリスは、そんなランスを微笑ましく見つめることになる。

 

 ただし、ランスとリアに早急に子を成してもらわなければならないのは、心情的にも政略的に当然のことである。

 何よりも、主であるリアがランスが五十六を先に妊娠させたことに対して非常に強く悲しみ、不平を抱いているのである。

 マリスは、五十六の妊娠以降、事あるごとにランスに対して、リアと子を成すことをきつく進言することになる。

 (ただし、後にランスの魔王化の事実を知ったマリスは、この進言を100%翻すことになる。)

 

 

 

 ランスと供にいた皇妃リアは、その五十六の報告に愕然としていた。

 やっと、最大のライバルであるシィルの排除に成功して一息ついていたリア。

 と思ったら、今度は突然ひょっこりやってきたJAPAN女がランスの寵愛を掻っ攫い、挙句の果てに子まで成してしまったのである。

 リアにとってみれば、まさに青天の霹靂であった。

 

 以前、ランスが五十六に愛妾となることを命じたとき、五十六が人払いをお願いしてランスと二人きりになろうとしたことがあった。

 確かにリアは、このとき漠然と嫌な予感がして、無理やりでもその場に残ろうとわがままを言ったのである。

 その予感がこんなにも早く当たってしまうとは、リア自身も思いもよらなかった。

 

 子を授かり、嬉しそうに微笑む五十六の姿は、リアを非常に悔しがらせる。

 シィルと同様に五十六を闇に葬ってやろうかとも考えたが、その腹にはランスの子供がいる。

 それに確かあの呪いのアイテムは、妊娠中の女性には効果がなかったはずである。

 到底、シィルと同じ境遇に追い込むことはできなかった。

 

 何よりも、五十六を抹殺するよりも、しなければならないことがある。

 リアもまた、ランスの子を欲しいとずっと考えていたのである。

 だが、のらりくらりとランスは中出ししてくれなかった。

 なのにランスは、目の前にいる五十六には子を成さしめたのである。

 リアには到底納得できるはずもなく、無性に悲しくなる。

 

 五十六が召しだされ、ランスがその体調を心配するのを見せ付けられる都度、疎外感を感じることになるリア。

 ランスが日常的に五十六のことを気にかけ、常に五十六を側に置こうとするようになると、よりいっそうリアの焦燥は高まった。

 ランスと五十六の二人の間に流れるなんとも良い雰囲気は、リアにとって耐え難いものであった。

 

 リアは憤慨し、ランスに子作りを強要するようになる。

 閨房にていつになく真面目な表情で、悲しげに擦り寄ってくるリアの姿はさすがにランスをたじろがせた。

 黙ってさえいればリアは間違いなくリーザス一の美女である。

 ランスは覚悟を決めて、リアを慰めるために、不承不承ながら子作りを承認することになる。

 

 すでにランスは魔王の力を継いでしまっており、以前の子供が出来難い体質は改善されてしまっていた。

 そのため、的中率は人並みにまで上がっているはずである。

 事実、これ以降、ランスは幾人もの妾妃を孕ませることになる。

 しかし、肝心のリアとの間にはなかなか子ができなかった。

 "リアに子が出来たら、自由奔放な冒険者生活に戻れなくなる"という漠然とした不安が、ランスの気力を微妙に減退させていた。

 

 さらに、少し後のことになるが、ランスが魔王であると知ったマリスに、ランスはリアへの中出しを止められてしまうことになる。

 ランスは、リアとベッドを供にするたびに、何度もリアをイカせつつ、決して不用意な中出しは行わなかった。

 中出しするとしても、マリスからリアの体調に関する情報を得て、リアの安全日に限って行うようになる。

 当然、避妊魔法を密かに使用していた状態であった。

 

 ランスがリアとの子作りを解禁されるのは、マリスが無事にランスの子を出産するのが確認された後のこととなる。

 だが、それでもリアとの間には、なかなか子ができなかった。

 リアが子を成しづらい体質であったのかもしれないし、根本的に相性が悪かったのかもしれない。

 いずれにせよ、リアがランスとの間に子を授かるのは、リーザス帝国が大陸全土を統一した後のこととなる。

 

 

 

 山本家の家臣たちは、五十六が妊娠した事実を知ると、皆我がことのように喜んだ。

 五十六は、誰の子を身ごもったかは、はっきりとは口にしなかったが、バレバレであった。

 嬉しそうな表情を隠し切れない五十六の幸せそうな様子は、家臣たちの心をほんわかと幸せにする。

 皆が五十六を暖かく見守ることになる。

 

 主君の幸福を喜ぶ気持ちももちろんではあるが、即物的な理由においても、五十六の妊娠は、家臣たちを喜ばされることになる。

 五十六妊娠直後、生まれた子供には、JAPAN一国が与えられるという噂が、まことしやかにリーザス国内に流れたからである。

 家臣は近い将来、自分たちに訪れる幸福を想像し、期待に胸を膨らませることになる。

 

 大陸に渡ってまで五十六に仕えている家臣たちは、まず間違いなく山本家の股肱の臣という分類となる。

 JAPANに戻れば高い地位が約束されるのは当然であった。

 ここまで、山本家を支えてきて本当によかったと、今までの苦難の道のりを思い浮かべ、皆が涙して喜ぶことになる。

 

 ランスの存在は、五十六の家臣たちの中では、もはや神格化されていた。

 彼らにとってランスは異国の帝ではあったが、その剣士としての圧倒的な強さは、武士として崇め奉るのは当然である。

 そして、敬愛する主君である五十六が、その愛を捧げた相手である。

 ランスは、五十六を通して、その徳の篤さを彼らに散々に印象付けていたのである。

 まさにランスは現人神であった。

 

 

 

 JAPANから来た姫君が、ランスの子を妊娠した事実は、この時期まだ公表はされることはなかった。

 だが、妊娠した五十六を取り巻く環境は、大きく変わることになる。

 五十六は例え身重であったとしても、ランスに仕える将であることを一時たりとも忘れてはいないと、通常の軍務に携わろうとする。

 ランスはその五十六の意思を尊重する振りをしつつも、無理をさせないために出撃を命じることを避けとおした。

 

 皇帝ランスの直々の命により、五十六の率いるJAPAN武士団は、よほどの事態に陥らない限り、前線に出ることはなくなる。

 五十六が夜にランスの閨房に呼ばれる機会こそ激減するが、日常的に五十六を連れまわすようになる。

 また、五十六の周囲には、その体調を管理すべく、天才病院から派遣された看護団が常に控えることになる。

 

 当然のことながら、五十六がランスの子の妊娠にしたという噂は、宮廷や軍部内では大いに話題となる。

 皇妃リアの面目は丸潰れであったが、五十六の美しい容姿と真面目で清冽な性格に、さてこそと膝を打つ者も多かった。

 気の早い者たちの間では、五十六をリーザス帝国の皇太子の御母堂と見なす向きもあったという。

 

 宮廷において、帝位継承順位の取り決めに関して、にわかに騒がしくなってきた。

 昔からリーザス宮廷に仕える者たちにとって、大問題であった。

 リーザス王家の血を一滴も継がず、野蛮なJAPANの血が入った皇太子など、冗談ではなかった。

 そのため、リアを妊娠させないランスに対しての風当たりも強くなってしまう。

 ただし当のランスは何処吹く風であった。

 

 

 

 

 

<LP3年9月28日>

 

 日光のお披露目と同日、健太郎の天才病院への移動が行われていた。

 健太郎の移動に伴って、美樹も天才病院へ移ることになる。

 

 お披露目を行ったことにより、聖刀日光がランスに個人的に仕えている事実は、晴れて公のものとなった。

 だが、依然として美樹に対しては、日光がランスから用事を頼まれてリーザス城を離れていることになっていた。

 根が真面目な日光は、美樹に改めてきちんと説明しなければならないと考えた。

 ランスに相談した日光は、この日、ランスに連れられて天才病院を訪れることになる。

 

 ランスは内心びくびくしていた。

 なんといっても、美樹は惚れ薬の効果で、自分にラブラブなのである。

 そして、すでに処女まで頂いてしまっている。

 

 日光が真実を知ったら、怒り出すのは必然である。

 日光に不自然さを感じさせないようにするためには、いったいどうすればよいのか。

 ランスは密かに脳みそフル回転で、この場を切り抜ける方法を必死に思案していた。

 

 

 

 健太郎の病室の隣の部屋に、美樹の部屋が用意されていた。

 皇室向けに用意されている部屋の一室を、美樹のためにわざわざ改装したのである。

 開放的な部屋の中には、テーブルと、大きなベッドが用意されている。

 

 美樹は、ランスの来訪をことのほか喜ぶ。

 頬を染めてはにかむ美樹に対して、ランスは日光が帰ってきたことを告げる。

 日光との再会を喜ぶ美樹。

 

 ひとしきり美樹と会話をする日光。

 日光は、ランスと美樹の間に流れる微妙な雰囲気に怪訝な表情を浮かべる。

 また、久しぶりに見た美樹の顔に些細な違和感を感じてしまっていた。

 

 実は、魔王の力を失った後、止まっていた美樹の躰の成長が再開してしまっていたのである。

 それだけではない。

 美樹は、ランスに魔王の力を吸い取られつつ、反対にランスの体液をこれでもかというほど注ぎ込まれてしまっている。

 かつて魔王であった美樹の躰はランスの体液との親和性が非常に高く、従者化は驚くべきスピードで進行してしまっていた。

 今の美樹はランスの第一の従者と言うべき存在であった。

 

 魔王であったとき、美樹は14歳のまま成長の止まってしまった自分の躰が嫌で嫌で仕方が無かった。

 絶えず大人の躰になりたいと思い続けていたのである。

 そして今も、ランスの好意を得るために、日光のようにグラマーになりたいという強烈な願望を抱いてしまっていた。

 その強い思いが、従者化に伴う肉体強化を強烈に促進する形となる。

 また、己がすでに処女ではないという事実も、美樹に大いに自信を与えていた。

 結果として今の美樹は、失われた3年間を取り戻すかのように、猛烈な勢いで花開いていく途上にあったのである。

 

 

 

 急激に大人びた感のある美樹の振る舞いに、日光の抱く違和感も強くなる。

 戸惑ったような表情を浮かべる日光。

 しかし、日光の様子を伺っていたランスがまず最初に健太郎を見舞おうと言い出したため、深く詮索する機会を失ってしまう。

 

 健太郎を見舞うランスと日光。

 相変わらず、健太郎は眠ったままである。

 健太郎の世話をしつつ、美樹は日光に対して最近の健太郎の状況について語る。

 日光は居た堪れない面持ちで健太郎の顔を見つめた。

 

 美樹とランスに対して、日光はしばらく健太郎と二人にして欲しいと頼む。

 戸惑う美樹を病室の外に連れ出すランス。

 日光はランスの思いやりに感謝する。

 

 

 

 病室の中には、日光と眠ったままの健太郎の二人が残された。

 日光はベッドで眠る健太郎に長い黙礼を行う。

 すでに日光は身も心もランスのものであり、健太郎は主としての資格を失っていた。

 かつての主である健太郎に対して、日光は永久の別れの挨拶を行ったのであった。

 

 日光はしばらく健太郎と二人きりの時間を過ごし、心の整理を終えた。

 そっと立ち上がり、病室を後にする。

 ドアを閉める前に、病室の中の健太郎に対して最後にもう一度深く礼をした。

 

 ランスと美樹が待っているはずの、美樹の部屋に向かう日光。

 しかし、ドアの取っ手に手をかけた日光は、部屋の中の様子に目を見張ってしまう。

 美樹がベッドの上でランスに押し倒されていた。

 二人は熱烈なキスの最中であった。

 

 舌を絡ませあうディープなキス。

 美樹は抵抗もせず、舌をあわせていた。

 思わず見入ってしまっていた日光であったが、慌てて止めに入る。

 ランスが美樹に襲い掛かっていると考えたからである。

 

 しかし、日光に救われたはずの美樹の方が、キスを止められてしまったことに対して不満を露にする。

 処女喪失のあの日からなかなかランスが尋ねて来てくれなかったことを拗ねた美樹が、自らキスを強請っていたのである。

 数日で驚くほど女っぽくなった美樹の色気に目がくらみ、ランスが我慢できなくなってしまったというのが真実であった。

 

 まるで恋敵を見るような視線を向けてくる美樹に、混乱してしまう日光。

 実のところ、スタイルの良い日光に対しての美樹のコンプレックスは、相当なものがあった。

 健太郎が自分に手を出してくれなかったのも日光のせいと逆恨みしていたほどであり、ついつい日光をにらむ目にも力が入ってしまう。

 そして日光は、混乱したまま、ランスに腕を引かれてベッドに引き釣り込まれることになる。

 

 

 

 日光は本気のランスには決して逆らうことができない心と躰になってしまっている。

 美樹もまた、ランスを好きで好きで堪らないので、どんなランスの行為でも許せてしまう。

 その結果、強引に3Pが開始されてしまう。

 すでに美樹がランスと肉体関係を持っており、処女を捧げてしまっていたという事実は、さらなる衝撃を日光に与えてしまう。

 

 裸に剥かれて、ベッドの上で抱き合う形をとらされる日光と美樹。

 上の美樹と下の日光は、ランスのハイパー兵器によって、交互に貫かれることになる。

 美樹は日光のスタイルの良さに羨望の視線を向け、ランスの挿入によって扇情的にゆれる日光の豊満な乳房にその細い指を這わせる。

 ランスのことを好きと連呼しながら歓喜の鳴き声を上げる美樹の細い躰を、日光はランスに言われるままに呆然と支え続けた。

 

 ついこの間処女を失ったばかりの美女と美少女の穴は、きつい締め付けであった。

 かなり粘って、二人に散々随喜の涙を流させていたランスも、ついに限界を迎える。

 どちらに出そうか迷うランス。

 美樹は危険日であることを告げ、自分に中出しするようにランスに求めた。

 ランスの子供が欲しいと思いつめるまで、美樹はランスのことを惚れ抜いていたのである。

 

 その美樹の訴えに愕然とする日光。

 これ以上、美樹に健太郎への裏切りを重ねさせるわけにはいかない。

 日光は、ランスの美樹への中出しを回避すべく、ランスに対して必死に自分に中出しするように求めた。

 

 美樹と日光が揃って中出しを求める図は、ランスをかなり興奮させる。

 より切羽詰って訴える日光の悲壮さが、ランスの悪戯心を刺激する。

 ギリギリまで焦らしながら、日光に優先的に中出ししていくランス。

 

 日光は、ランスの意図を正確に読み取り、ランスが出しそうになる度に、慣れないオネダリをしようとする。

 自分が快楽に溺れてオネダリできなくなったとき。

 それは、美樹が受精してしまう瞬間と同意義であった。

 

 日光にばかり中出しが集中することを、美樹はずるいと責める。

 それでも、日光は退くわけにはいかなかった。

 これは美樹を間に挟んでの、ランスと日光の勝負であった。

 

 

 

 すぐ隣の部屋に健太郎が寝ていることを意識し、日光は余計に感じてしまう。

 もしこの状況で健太郎が目覚めてしまったらと想像してしまい、日光は気が気ではなかった。

 日光は健太郎に聞こえないようにと声を抑えようとする。

 

 しかし、ランスは、容赦なく美樹と日光を攻め立てた。

 日光さんと美樹ちゃんのHな声を聞かせればあいつも目覚めるかもしれないぜと、皮肉気に言い放つ。

 そして、これで目を覚まさないようだったらそれまでだと、冷酷に断定した。

 

 そのランスの言葉に、日光も同意せざるを得ない。

 確かに健太郎は寝ている場合ではなかった。

 これは健太郎にとっても試練であった。

 日光は美樹の無垢な啼き声に誘われるように、自然とあえぎ声のボリュームを上げていってしまう。

 

 結局この勝負は、日光は三回中出しされて、ゲームオーバーを迎えてしまう。

 日光は、快楽に朦朧としながら、自分の躰の上で、美樹がランスに中出しされてしまった瞬間を知覚することになる。

 目の前で美樹が幸せそうに微笑むのを見て、日光の中で張り詰めていた何かがキレてしまう。

 危険日に中出しされてしまった以上、何もかもが取り返しのつかないことを、日光も認めざるをえなかった。

 自暴自棄となり、ランスに導かれるまま、美樹の躰に愛撫を加えていく。

 

 ランスの美樹への種付けを補助する役目を担う日光。

 これまで感じたことのない、背筋がゾクゾクするような背徳的な喜びに突き動かされ、次第に堕落していく。

 日光とランスに前後を挟まれた美樹は、何度もランスの中出しを受けることになる。

 美樹が中出しされる度に、日光は快楽に染まった瞳を震わせ、だらだらと秘所から愛液を漏らしてしまうのであった。

 

 

 

 ランスが満足するまで宴は続く。

 結局、健太郎が目覚めることはなかった。

 健太郎は美樹を守るという誓いを守れなかったのである。

 日光も健太郎の復活を完全に諦めてしまう。

 

 宴が終わり、ランスの左右に侍って横たわる日光と美樹。

 日光は美樹に対して、何故健太郎を裏切り、ランスのことを好きになってしまったのかを問う。

 あまりに健太郎が哀れであった。

 

 美樹は、ランスに対して無性に心がときめいてしまう、嘘偽りの無い自分の気持ちを日光に伝える。

 ランスのことを好きになってよかったと語る美樹。

 ランスに抱かれてから、植物人間状態の健太郎のことや故郷の世界のことを、冷静に受け止めれるようになった。

 自分の中から、不安や悲しみの気持ちが消え、希望だけが心に宿るようになる。

 それに、いつも悩まされていた魔王化への衝動が跡形もなく消え去ってしまったことが、美樹にとって何よりも耐え難い喜びであった。

 

 納得できない日光ではあったが人の心の動きは理屈ではない。

 日光もその不条理さを受け入れるしかなかった。

 このまま目覚める気配がない健太郎を思い続けるよりも、今の美樹の方が断然幸せなのかもしれないと、不謹慎にも思ってしまった。

 

 しかし、何か大事なことを忘れている気がする日光。

 このとき日光は、ランスが魔法研究所で入手した惚れ薬のことをすっかり失念してしまっていた。

 だが、本気で幸せそうな美樹の様子もあって、深く追求することをやめてしまう。

 それよりも、美樹がすっかり魔王の力を失ってしまったという事実の方が、日光にとって衝撃的であったからである。

 

 美樹はすでに魔王ではない。

 それならば魔王の力はいったい何処に行ってしまったのか。

 日光は必死に答えを見つけようとする。

 ランスと自分との間の契約が突然解除されてしまったことが、ヒントであった。

 

 未覚醒の魔王であった美樹は、ランスと肉体関係を持ってしまった。

 躰を合わせたことにより、何らかの形でランスに魔王の力が移ってしまったとすれば全ての辻褄が合う。

 日光が契約していた相手は、人間のランスであって、魔王であるランスではないのである。

 

 日光は魔王と魔人を倒すために存在する聖刀である。

 その聖刀たる自分に敵である魔王の精が注がれてしまった。

 自分の聖刀としての機能がおかしくなるのも当然ではないかと日光は考え始める。

 全ての事象を鑑みて、日光はランスが魔王の力を継承してしまったことを確信した。

 

 

 

 尚、このとき美樹の胎内において、美樹の望み通りに新たな命が生まれようとしていた。

 ランスの放った精子が美樹の卵子に出会ったのである。

 つまり美樹は日光に間近で見守られながら受精してしまったのである。

 美樹の受精を止められず、終いには見守ってしまっていた日光も言うなれば同罪である。

 

 隣の部屋には健太郎が昏々と眠り続けていた。

 健太郎は寝ている間に大切なものを次々とランスに奪い取られていったことになる。

 なんとも皮肉な結果であった。

 

 

 

 

 

<LP3年9月29日>

 

 魔人ラ・サイゼルの偽エンジェル部隊がリーザス城を襲撃した。

 

 魔人領で行われているカスケード・バウ会戦も大詰めを迎えている。

 サイゼルも、そろそろ手柄を立てる必要があった。

 サイゼル自身、人間たちの卑怯な戦い方にいい加減頭にきていた。

 一気にリーザスの首都へ攻撃することを思い立ったのである。

 

 この時期、ランスが魔人レイを正々堂々とした決闘にて討ち取ったことは、リーザス帝国内に広く流布されていた。

 皇帝ランスを神格化するのための絶好のプロパカンダの材料となっていた。

 そのため、魔人という絶対の存在に対しての恐怖感は、相対的に減少していた。

 

 確かに魔人が強力な戦闘力を誇っており、そのことは皆が認めていた。

 しかし、リーザス帝国軍は、その魔人たちの攻撃に対して、完璧な防衛体制を整え、毎回のように迎撃に成功するのである。

 リーザス帝国民は、リーザス帝国軍の強さを誇りに思い、如いては、帝国軍の統帥権を握る皇帝ランスを賛美した。

 魔人など何するものぞという驕りが、リーザス帝国民の内に蔓延していたのである。

 リーザス領内の町を襲撃する都度、その雰囲気を敏感に感じ取っていたサイゼルは、その矜持を甚く傷つけられていた。

 

 今日という今日は、絶対にリトルプリンセスをひっとらえてやる、という気概で事に望むサイゼル。

 ジークや、カミーラのおかげで、サテラやメガラスが城から出払ってるのは確認済みであった。

 あの生意気なこの城の主を倒せば、美樹を守る者は誰もいなくなる。

 

 サイゼルは、悪天候の中、上空からリーザス城に襲い掛かった。

 サイゼルには十分な勝算があった。

 本気を出した自分が、たとえ聖刀の保有者だとしても、ただの人間に負けるはずがないと確信していた。

 サイゼルの性格の悪い面が出てしまったと言える。

 

 

 

 ランスと日光は、昼間からエネルギーチャージに余念がない。

 日光の秘所にハイパー兵器を埋め込んだまま、絶頂の余韻に浸っていたランス。

 ラ・サイゼル襲来の報を聞くと、にやりと笑ってベッドから飛び起き、裸のまま居間へ駆け込んでいった。

 居間に控えていたメイドのすずめとウェンディに、着付けを手伝ってもらうランス。

 

 結合を解かれてしまった日光は、その喪失感から、かえってランスのハイパー兵器の存在の大きさを感じることになり、甘いため息をつく。

 そして、部屋を飛び出ていくランスのそのはしゃぎ様を微笑ましく眺めつつ 女性らしい優雅な仕草でベッドからスルリと抜け出した。

 日光は、そのまま寝室に残り、垂れてくるランスの精液の感触に頬を染めつつ、衣装を纏った。

 

 ランスが鎧を纏い終わるころに、寝室から、普段の白い着物姿で現れる日光。

 その日光の立ち姿は、先ほどまでランスに愛されていたせいか全身から匂い立つような色気を放っている。

 しかし、ランスへ向けたその日光の凛とした眼差しは、確信と期待に満ち溢れていた。

 日光は、ランスを見つめ、無言で頷いたのであった。

 

 

 

 この頃のランスは、己の身体に満ちる溢れんばかりのパワーを発散させたくて仕方が無かった。

 何度も気絶するまで愛しまくってリアを喜ばせたり、新参の妾妃たちを味わったりと、ハーレムの女たちを散々に抱きまくっていたのである。

 しかし、それだけでは彼の戦闘本能は治まらない。

 まだ、ランスは、自分の身体の変調に対応しきれていなかった。

 

 ランスは、自分が魔王の力を継承している可能性が高いことを日光から知らされ、大いに戸惑う。

 日光は、美樹から魔王の力が失われてしまったことをランスに説明する。

 確かに自分が魔王になってしまったのかもしれないと、事実を受け入れ始めるランス。

 しかし、ランスは自分は自分であるとして、考えや行動を変える心算は全く無かった。

 

 睦言の中で、ランスは、自分の思いや考えていることを、すべてを日光に打ち明けた。

 ランスは、この世界の秘密、悪意に満ちた存在である創造神ルドラサウムにまつわるエピソードを日光に話す。

 これが、何よりも日光の心を決めさせることになる。

 

 己が倒すべき魔王でさえ、ルドラサウムの単なる玩具だった。

 聖刀に変化した自分の運命さえも、ルドラサウムを楽しませるだけの余興だったのである。

 日光は大いにショックを受ける。

 そして、全ての元凶であるルドラサウムを打倒するために世界の統一に邁進するランスに対して、日光は改めて思いを共にすることを決めた。

 

 日光は、魔王になったランスに対して、魔人たちがどういうアプローチをしてくるかを予想した。

 そして、人類にとってもっとも良い選択肢は何かを模索した。

 ランスに対して、ベッドの上で予め、決して魔王として魔人領に行かないよう言い含める。

 

 人は人に支配されるのは受け入れるが、魔物に支配されるのはけっして受け入れない。

 ランスが魔王として魔人領の軍勢を率いて人類圏を統一しようとした場合、阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられることになる。

 それこそルドラサウムの思う壺である。

 

 魔王であるランスの歯止め役を自認している聖刀の日光にとって、それだけは絶対に避けなければならない事態であった。

 現在、ランスはリーザス帝国の主として順調に人類圏の支配を進めている。

 今更魔人領に赴いて、よって立つ場所を変えたとしても、メリットは少ないどころか、大陸制覇が困難となるのは明らかである。

 

 その日光の主張の内容を、もっともだと受け入れるランス。

 しかし、日光が真摯な瞳で、必死に自分にお願いしてくる様の方がより即物的であった。

 この日光のお願いを聞き入れてくれたら、これまで以上に日光が自分に対して奉公してくれることは明らかであった。

 そして、そのとおりとなる。

 

 ランスが魔王となってしまったことに、正直日光は強い不安を抱いていた。

 だが、まったく変化のないランスの性格を読み取り、安心して身を任せることになる。

 聖刀である日光が傍にいる限り、ランスの中の魔王としての残忍さが目覚める僅かな可能性は、完全に摘み取られてしまっていたのである。

 自分の主であるランスが全然残酷じゃない人間っぽい魔王になってしまった。

 それは、ある意味、日光の魔王という存在に対する復讐にとって最高の結末になったとも言える。

 

 

 

 悪天候の中での、しかも上空からの奇襲だったため、リーザスの見張り隊がラ・サイゼルの襲撃部隊を発見するのが大幅に遅れた。

 リーザス城への上空からの接近に成功したラ・サイゼルの部隊には、リーザス城の城壁内は丸見えであった。

 必然的にリーザス軍は、上空のラ・サイゼルの部隊をリーザス城内に引き釣り込んで討つという戦法となる。

 

 出撃した守備軍は、皇帝直属軍である緑の軍と親衛隊であった。

 現在、他の全ての部隊はヘルマン戦線に配置されている状況であった。

 JAPANの武士団も駐留中ではある。

 だが、主将の五十六が妊娠中のため、絶対出撃するなと皇帝ランスの勅令があり、戦いには参加していなかった。

 緑の軍の中心には皇帝たるランスが轟然と君臨していた。

 その傍らには嫣然と微笑む日光の姿が寄り添っていた。

 

 日光はランスの側に控え、その凛とした美貌を薄く朱色に染めていた。

 ランスの刀に生まれ変わってから初めて敵を撃つ機会を得たことにより、日光も若干興奮していたのである。

 ましてや、襲ってくるラ・サイゼルは健太郎の仇であった。

 

 妙齢の美女である日光が実は聖刀であり、ランスを唯一の主とすることが大々的にお披露目されたばかりである。

 リーザス軍の全ての兵士たちは、皆が日光という存在に興味津々であった。

 緑の軍の兵士たちは皆、ランスの傍らに控える日光の、圧倒的に美しい容姿に見惚れてしまっていた。

 戦に関わる者たちにとって、聖刀たる日光の人としての姿は、戦いを司る美しい女神のようであった。

 そして、その美貌の聖刀を扱うことのできるランスは、一般兵たちにとって、すでに神話の世界の英雄の様な扱いとなっていたのである。

 

 緑の軍の兵士たちに囲まれながらも、戦いが始まってすぐに、日光はランスに抱き寄せられる。

 背後からランスの逞しい腕にしっかりと包まれた日光は、その腕の中で嬉しそうに微笑むと、トランス状態に入っていく。

 あたりに光が溢れ、心地よい開放感に包まれた日光は、聖刀へと姿を変えた。

 ランスの腕の中には、日光の甘い残り香が薫るその着物に包まれた、一振りの長刀が現出していた。

 鞘代わりとなっていた白い着物をシュルリと落とし、聖刀日光を構えるランス。

 

 ランスは、全軍の指揮を取るように親衛隊長のレイラに対して命を発し、一人敵に突っ込んでいく。

 己の身に溢れる絶大なパワーと、格段に強化された聖刀。

 ランスは一介の剣士として、この戦いを楽しみたかったのである。

 

 

 

 自分にピッタリと誂えられた聖刀は抜群の使い心地であり、その切れ味の良さにランスは至極満足する。

 まさに鬼神の如きランスの戦い振りは、戦場の兵士たちの手を止めさせるほどに圧巻であった。

 

 暴れまくる敵の総大将の姿を上空から見つけたラ・サイゼル。

 ランスの戦闘能力の高さを見せ付けられたラ・サイゼルは、唖然してしまい、一瞬どうすべきか迷う。

 ランスは、ラ・サイゼルの意識がこちらに向いたことに気づくと、ニヤリと笑って挑発する。

 その挑発にのってしまったラ・サイゼルは、結果として撤退の機会を逃してしまったのであった。

 

 あいつさえ倒せば、人間共は大人しくなる。

 どうせ接近戦しか出来ない相手だと強気に出る。

 サイゼルは、ランスに向かって、上空の遠距離から氷魔法を連発する。

 ランスは、そのサイゼルの攻撃を無駄のない動きで回避していく。

 

 完璧に二人だけの世界に入ってしまい、戦い続ける二人。

 両陣営は、固唾を呑んで二人の戦いを見つめることになる。

 

 

 

 上空からの遠距離攻撃に徹するサイゼルに、さしものランスも手も足も出ない。

 日光からの助言を受けたランスは、その技を試してみることにする。

 サイゼルの放った魔法攻撃を聖刀日光で受け止め、反らせ、旋回させ、上空のラ・サイゼルに打ち返したのである。

 

 まさかそんな方法で攻撃してくるとは思っていなかったサイゼルは、慌てて回避する。

 外れたその魔法攻撃は、サイゼルの背後にあった見張り塔にぶち当たり、塔の外壁を一部破壊してしまう。

 塔にいた兵士たちは、その衝撃に驚き、ここにいてはトバッチリを食らうと、皆恐れて逃げ出してしまった。

 彼らのこの判断は、非常に正しいものであった。

 ここで逃げ出しておいたために、後々彼らは助かることになる。

 

 まさかの反撃に狼狽えてしまったサイゼルは、動揺を押し隠すようにキレてしまった。

 先ほどよりも威力のある攻撃魔法をランスに向けて発砲しまくるサイゼル。

 

 最初は冷静に対処していたランスであったが、サイゼルに一方的にバカスカと撃たれまくっているうちに、いい加減ブチキレ始めていた。

 こっちが大人しくしているからといって舐めやがって、もう容赦はせんと、力を溜めていくランス。

 絶対に捕まえてヒイヒイ言わせてやるぞと、サイゼルに向かって叫んだランスは、先ほど日光に教えて貰った要領で反撃を試みる。

 サイゼルの放った魔法攻撃に対して真正面から踏み込み、叩き返そうとする。

 ただし、そのランスの踏み込みは、類を見ない神速さと苛烈さであった。

 

 このとき、ランスは、無意識のうちに、己の内に溜め込んでいた力を爆発させてしまった。

 ランスの出力した力は、全て聖刀日光に注ぎ込まれていく。

 その膨大な力を完璧に受け止めた聖刀日光の刀身は、隅々まで白く輝き、眩い光の刃と化す。

 己の主の闘争本能に完全にシンクロした聖刀日光は、下から上に走る刀身の軌道に沿って、その力を解放しようとする。

 

 その威力の桁外れな大きさに寸前で気づいたランス。

 己の100%の力が日光の刀身に乗って放たれていこうとする先には、敵ながらサイゼルの可憐な姿があった。

 ランスは、自分のポリシーに従って、強引に己の太刀筋を途中で捻じ曲げた。

 

 ランスの放った一閃は、サイゼルの魔法攻撃を打ち返すどころか、あっけなく消滅させてしまった。

 そして、そのまま凄まじいまでの巨大な光の刃となってサイゼルに襲い掛かっていく。

 その威力の大きさと放たれた一撃の速度は、サイゼルの理解の範囲を超えていた。

 一刀の軌跡に魔王の膨大な潜在魔力の全てが込められているのである。

 この一閃を防げるものは地上には存在しなかった。

 

 サイゼルは時が止まったかのように、下から掬い上げるように迫り来る巨大な光の刃を見つめることになる。

 サイゼルには、何が起こっているのか理解できなかった。

 呆然と自分の身体が両断されそうになっていくのを見送ることになる。

 

 だが、その光の刃は、サイゼルに襲い掛かる寸前で不自然に捻じ曲がり、サイゼルの脇を抜けていく。

 気がついたら、自分の持っていた銃が手元で切断されていた。

 自分が死に掛けたことに気づくサイゼルは、その時点で思考を停止させる。

 一拍遅れてやってきた凄まじい衝撃波に、サイゼルは成す術も無く弾き飛ばされてしまう。

 

 ランスの放ったその光の放流は、サイゼルの背後にあった見張り塔もあっけなく両断し、天空までも二分してしまったのである。

 厚い雲がその一撃で割れ、太陽の光がまるでカーテンのように地上に降り注いだ。

 

 

 

 ランスの放った一撃の衝撃波に弾き飛ばされたサイゼルは、地面に叩きつけられた。

 悪態をついて立ち上がろうとするサイゼルであったが、つい先ほど自分の目前に迫った死の影を思い出して、背筋を凍らせる。

 記憶のフラッシュバックが起こり、走馬灯のようにあの一瞬を追体験したサイゼルは、その細い腰を抜かしてしまう。

 

 そんなサイゼルの上に、巨大な影が被さる。

 事態の展開に思考が追いついていないサイゼルは、その意味を理解できなかった。

 ランスが放った一閃により、見張りの塔がサイゼルの座り込んでいる方向に倒れていったのである。

 狼狽していたサイゼルは身体が硬直してしまい、石造りの巨塔が視界いっぱいに広がっていくのを、呆然と見上げるだけになってしまった。

 

 ランスは自分の放った一撃の威力の大きさに唖然としてしまう。

 それでも、サイゼルが見張り塔の崩壊に巻き込まれそうなっているのを目ざとく見つけるランス。

 チッと舌打ちをしつつ、ランスは瞬時に計算を行い、聖刀日光での第二撃を放つ。

 今度は加減された一撃であり、サイゼルの頭上に倒れようとしている塔を二分した。

 

 ランスの二撃目を喰らった塔は、サイゼルの座り込んでいる場所を避けて、倒壊する。

 サイゼルは呆然と、頭上で起こった事態を見つめるだけであった。

 顔を捻じ曲げて、今の一撃を放ったランスの方を見るサイゼル。

 その顔には、はっきりと怯えの色が見えた。

 

 聖刀片手に近づいてくるランスの姿に、逃げようとするサイゼルであったが、腰が抜けて動けない。

 ずり下がるように後退するサイゼルに悠然と近づいたランスは、サイゼルがすでに戦う気力を失っていることに気づく。

 好色な視線を向けるランスに怯えたサイゼルは、身体を反転させて、四つんばいで逃げようとする。

 

 その自分に向けられたかわいいお尻に、ランスは当然の如くサイゼルを捕獲しようとする。

 ランスは、後から襲いかかり、サイゼルの細い腰をその逞しい腕で抱き寄せ、サイゼルを抱え上げてしまう。

 

 捕まってしまったサイゼルは、何でこんな奴にと、暴れて逃げようとする。

 羽根がバサバサと顔を叩き、鬱陶しくなったランスは、サイゼルの細い腰を強く抱き寄せ、大人しくしてろと命じた。

 その瞬間サイゼルは、触れていたランスの身体から忘れるはずもない魔王の波動を感じ、恐怖で動けなくなってしまう。

 固まってしまったサイゼルは、ぎこちなく顔を動かし、得意げなランスに顔を向けた。

 サイゼルは混乱してしまうが、魔王の強制力は魔人にとって絶対である。

 こうして、サイゼルはランスの虜囚となる。

 

 

 

 怯えた表情で固まってしまったサイゼルを抱きかかえたランスは、戦闘の後始末をレイラに任せ、意気揚々と後宮に引き上げていった。

 レイラを始めとするリーザス軍の兵士たちは、簡単に魔人を捕獲してしまっている皇帝の姿にあっけにとられる。

 そして、これからあの魔人がどんな目に合わされるかも、なんとなく理解してしまう。

 兵達は皆、我等が皇帝の余りのナンセンス振りに思考が停止してしまうのであった。

 哀れ魔人ラ・サイゼルは、そのままリーザス城の一室に幽閉され、ランスによってお仕置きされる日々を送ることになる。

 

 

 

 リーザスの公式記録では、この戦いが、日光の真の力が発揮された最初の戦いとなる。

 魔人レイを討ったときには、ランスが聖刀を完全には使いこなせていなかったために、日光は人の姿を現さなかったという扱いとなった。

 ランスが、日光を完全に使いこなすことができるようになったために、日光が真の姿を現し、威力も桁外れに増加した、とされたのである。

 ランスの魔王としての凄まじいまでの力が、世間一般では、聖刀日光の絶大なる威力として、語られることになってしまった。

 

 

 

 

 

 カスケード・バウの地で、何度となく激突するホーネットの正規軍とケイブリスの反逆軍団。

 数で圧倒的に勝る反逆軍団が、当然のことながら優勢に立っていた。

 

 今日もまた、シルキィとラ・ハウゼルの二人は、反逆軍団の攻勢を防ぐために必死に奮戦していた。

 だが、最早、カスケード・バウ失陥は避けられない局面に立たされていた。

 ワーグによるホーネット軍の魔物たちの精神への破壊工作が、徐々に効果を表していたのである。

 

 特にハウゼルの部隊の魔物将軍とその配下たちに、精神的変調の兆しが顕著に現れていた。

 1ヶ月にも亘るワーグの夢による洗脳により、すでにハウゼルは自分たちの主ではなく、極上の獲物として認識してしまうようになっていた。

 その綺麗な躰を陵辱する機会を狙って、彼女の側を離れないだけであった。

 もうちょっと精神が壊れれば、ハウゼルに襲い掛かってしまうところまで事態は進行していたのである。

 ケイブリス軍との戦闘についても、ハウゼルを横取りされてたまるかという、全く支離滅裂な状態で遮二無二戦っているような状況であった。

 

 この日の戦闘は熾烈を極めており、魔物たちの精神も限界を越えて擦り切れてしまっていた。

 戦闘後にハウゼルが配下の魔物たちから躰を求められてしまう可能性は、ほぼ100%であった。

 もし、そのような事になったら、優しい性格のハウゼルは断りきれず、甘んじて魔物たちによる陵辱を受け入れてしまっていたであろう。

 しかし、それは、戦闘中にハウゼルの躰に突如発生したアクシデントによって、永久に訪れない未来となってしまった。

 

 

 

 ケイブリスの大規模な攻勢を何とか防ぎ続けるハウゼル。

 ハウゼルの率いる部隊の全面には、メディウサの部隊が展開していた。

 メドゥーサは可愛い女の子を滅茶苦茶にするのが趣味の、危ない蛇女である。

 メディウサは、ホーネットを除いて、捕らえた魔人は好きにしていいというケイブリスのお墨付きを貰っていた。

 そのため、このときも予てから狙っていたハウゼルを捕らえるために前線に出張ってきていたのである。

 

 ワーグの活動で、ハウゼルの部下たちの精神はボロボロの状態にあった。

 メディウサの強気の攻勢の前に、徐々に崩れていくハウゼルの部隊。

 魔人は魔人でないと傷つけられない。

 自然とハウゼルはメディウサ本人との対決に臨むことになる。

 

 メディウサの蛇体に囚われたら、さすがのハウゼルも無事ではすまない。

 ハウゼルは徹底して距離を取り、遠距離からの魔法攻撃に終始する作戦に出る。

 メディウサも魔法が使えるが、ハウゼルほどには習熟していいない。

 純粋な魔法の勝負では、ハウゼルに軍配があがる。

 だが、メディウサには並外れた再生能力があり、ハウゼルも全くメディウサに打撃を与えられずにいた。

 

 このまま千日手の状態でサウザンドウォーに突入するかと思われたそのとき、ハウゼルの躰に異変が起こってしまう。

 そのズブリとした衝撃の大きさは、ハウゼルに己の命と尊厳をかけた目の前の戦いさえも忘れさせてしまうほどであった。

 

 

 

 なかなかハウゼルの華奢な躰を捉えられないメディウサは、持ち前のヒステリーを爆発しそうになる。

 だが、突如動きを止めて震え出したハウゼルを見て、不審さを感じて己を取り戻した。

 戦いの最中だというのに全く動きが無いハウゼル。

 それどころか、自分の躰を抱きしめて震えている。

 

 これは罠かと思いきや、まあいいかとばかりに一気に近づいていくメディウサ。

 ハウゼルは、痛みを堪えるために飛ぶ事も忘れていた。

 苦痛に歪む表情のまま、蛇に睨まれた蛙のようにメディウサの巨体の接近を許してしまう。

 メディウサは理由が判らないが反応のないハウゼルの様子に、チャ~ンスとばかりにニヤリと笑った。

 そして、その白く柔らかそうな肢体をその長い尻尾で強烈に殴り飛ばしてしまう。

 

 自分の躰に起こった異変と、躰の中心を串刺しにされるようなその痛みに、ハウゼルは完全に気を取られてしまっていた。

 そのため、ハウゼルは、メディウサが放ったその強烈な一撃を、全く無防備にその躰に受けてしまう。

 跳ね飛ばされ、地面に転がってしまい、身動きが取れなくなってしまうハウゼル。

 メディウサの放った痛恨の一撃と、躰の内部を引き裂くように続く痛みが、ハウゼルの戦闘能力の大部分を削り取ってしまう。

 

 

 

 恍惚の表情を浮かべて近づいてくるメディウサを、混乱した状態でぼんやりと見つめるハウゼル。

 熱い何かが、自分の躰の内部を縦横無尽に暴れまくっている。

 その痛みにより、次第に意識を取り戻していくハウゼル。

 しかし、打撃によるショックと、なおも延々と続く胎内の痛みの感覚が茨のように彼女の動きを縛っていた。

 

 ハウゼルは、傷を負ったいたいけな小鳥のように、傷ついた躰を無防備に曝してしまっていた。

 愉悦の表情を浮かべながら、いたぶる様にハウゼルに攻撃を加えていくメディウサ。

 その攻撃を避けるのもままならず、ハウゼルはメディウサの思うがままに蹂躙されていく。

 そんなハウゼルの哀れな様子に、メディウサはイキそうなほど興奮していた。

 

 メディウサは、ハウゼルが抵抗力を失うまで攻撃を加えた後、自分の城まで連れ帰って散々に犯してやろうと考えていた。

 その卑猥な想像に、メディウサの股間から生えた蛇は、興奮に打ち震えていた。

 メディウサは狩りを楽しむように、決して逃がさぬようにハウゼルの追い立てながら、歓喜の表情でダメージを与えていった。

 

 

 

 メディウサの攻撃を受け続けたハウゼルのその華奢で可憐な躰は、見るも無残にボロボロにな状態になってしまっていた。

 意識を失いかけるハウゼル。

 だが、メディウサの攻撃を受け続ける間に、次第にハウゼルの躰の中で起こっている痛みが言いようのない熱に変わっていく。

 その熱さは、執拗なまでに自分の最奥の入り口に打撃を与えていくようになる。

 やがて、その衝撃は子宮全体を震わせ、その躰の全てに広がっていった。

 

 ハウゼルは自分の身に起こっている不思議な現象と幻のような熱さに気が狂いそうになる。

 少し考えれば、そして、ハウゼルに経験があれば、自分の感じている感覚が男に性器をねじ込まれる感覚とそっくりであると気付いたであろう。

 しかし、実際の躰には何も異変は生じていない。

 さらに、今はあらゆる意味で危険な敵であるメディウサと一対一の決闘をしているシリアスな場面である。

 その現実の認識が、痛みの要因をアヤフヤなものにしていた。

 

 如何せん、ハウゼルはセックスを経験したことのない、正真正銘・完全無欠の処女なのである。

 自分が男根を咥えているとは、ハウゼルが想像できないのも仕方のないことであった。

 つまりハウゼルは、訳のわからぬまま仮想現実で初体験をしてしまっていたのである。

 

 

 

 姉のサイゼルの得た感覚を朧げながらも感じてしまうという事実は、ハウゼルも確かに認識していた。

 しかし、ここまでリアルな感覚の共鳴現象は初めてである。

 今、自分が感じている出来事が、実際に姉サイゼルの身にも起こっている。

 その事実をハウゼルはこの時点では気付くことはできなかった。

 

 このとき、姉のサイゼルは、リーザス城にて躰の一番奥までランスのハイパー兵器に貫かれていた。

 余りの痛さと嫌悪に泣きじゃくるサイゼルの様子に、さすがのランスも気まずさを覚えてしまう。

 その結果「早く気持ちよくなってヌレヌレになれ。」というランスの無意識の願望が、魔人への強制力として発生してしまった。

 徐々に痛みを感じなくなっていくサイゼル。

 そして、そのランスの肌から発生している強制力は、時空を越えてサイゼルと繋がっているハウゼルにまで影響を与えてしまう。

 

 思いっきりメディウサの股間の蛇に引っ叩かれ、地面に叩きつけられたハウゼル。

 倒れ臥しながら、ハウゼルは、自分の躰に起こった変化を、漠然とながら理解し始めていた。

 躰の奥の奥まで貫かれるこの痛みを、ハウゼルの躰は徐々に受け入れ始めていたのである。

 

 ハウゼルは、メディウサによって傷と痣だらけにされてしまっていた。

 少し動くだけで目も眩むような痛みに襲われるような状態であった。

 しかし、ハウゼル自身は気がつかなかったが、確かにその秘所を濡らし始めてしまっていたのである。

 

 そして、彼女の中で起こる現象がスペクタクルな最終段階へと突入していく。

 ハウゼルはその熱さに神経を擦り切られそうになっていた。

 地面に投げ出されていたハウゼルは、その躰をヒクヒクと震えさせてしまう。

 

 

 

 胎内の熱さに震えている間に、ハウゼルは、首に巻きついたメディウサの股間の蛇によって、吊り上げられてしまう。

 朦朧としながらも目の前のメディウサに抵抗しようとするハウゼル。

 だが、自分の胎内で暴走するナニかの激しさに、理由も判らず追い立てられ、躰を突っ張らせるだけであった。

 

 痛みに耐えるだけで抵抗しようとしないハウゼルの様子に、至極満足するメディウサ。

 メディウサは、捕らえた極上の獲物に欲情してキスをしようと迫った。

 その瞬間、ハウゼルは、ナニかが自分の躰の最奥の一番痺れるところにこすりつけられるのを感じ、かすかに悲鳴を上げる。

 朦朧とした意識の中で、唐突に恐ろしい予感が生まれ、ブルリとその傷ついた躰を振るわせる。

 

 その瞬間、ハウゼルの躰の中でナニかが大いに爆ぜた。

 禍々しいネットリとした固形物のような粘液が、ドピュピュと爆発的な勢いで、自分の女性として一番大事なところに大量に注ぎ込まれていく。

 その空恐ろしいまでの感覚に、ハウゼルは悲鳴を上げることも侭ならなかった。

 ハウゼルは、口を全開まで開いて舌を突き出し、カッと目を見開いて躰を思いっきり反らせた。

 

 力が抜けてグッタリとなるハウゼル。

 メディウサは突然のハウゼルの異変にびっくりするが、ハウゼルがすっかり大人しくなってしまったため、欲情を抑えきれなくなる。

 しかし、メディウサは勘違いしていた。

 ハウゼルは気絶していたのではなく、己の胎内に強烈なエネルギーが続々と注がれていく感覚に慄いていたのである。

 

 

 

 自分の中でとぐろを巻く恐るべきパワーの熱さに、ハウゼルは覚醒する。

 ハウゼルは、完全に油断していたメディウサに対して無意識に手に持っていた銃を突きつけていた。

 きょとんとした表情で、いつの間にか己の腹部に突きつけられていたハウゼルの銃を見るメディウサ。

 

 次の瞬間、カッと目を見開いたハウゼルは、目の前のメディウサに対して、ゼロ距離魔法射撃を敢行していた。

 砲身から放たれた魔法エネルギー量は、彼女の通常の出力値を遥かに上回り、その威力は何倍にも増幅されていた。

 至近でその一撃を喰らったメディウサは、身体に無残にも大きな風穴を開けられてしまう。

 

 その一撃を放っている最中に、ハウゼルがさらに力を込め直したために、メディウサの身体はバラバラになって吹き飛ばされてしまった。

 ハウゼルは、己の胎内から湧き出してくる無尽蔵とも思える魔力を使って、そのまま射軸を扇形にずらしての出力を続けていく。

 その射線上に位置していたケイブリス軍の魔物たちは、甚大な被害を受けてしまうことになる。

 

 辺り一帯に存在した魔物たちは、逃げる間もなく全滅してしまう。

 その強烈な一撃を放ち終え、フッフッフッと息を荒く吐き出したハウゼルは、紅潮した顔でぼんやりと周囲を見回した。

 彼女の放った攻撃の絶大な威力は、彼女の躰を狙っていた味方の魔物たちさえも怯えさせた。

 そろそろと近づこうとしていた魔物たちは、ハウゼルにじっと見つめられると、言いようのない恐怖に駆られて一目散逃げ出してしまう。

 そのため、辺りには人影も無く、彼女一人となってしまっていた。

 

 ハッと自我を取り戻したハウゼルは、己の放った攻撃の威力を改めて認識し、呆然としてしまう。

 だが、しばらくして、躰に起こったあの異変が再発し始める。

 どういう理由か、先ほどよりも、その感覚はよりいっそう鋭敏になっていた。

 ハウゼルは愕然としながら己の躰を抱きしめ、活動を停止してしまうことになる。

 

 

 

 逃げた魔物たちからメディウサの敗北を知らされたのか、反乱軍の首魁であるケイブリスの軍勢がその戦場に姿を現す。

 メディウサの無残な姿を見たケイブリスは、てめぇがやったのか、ハウゼル!!と激昂する。

 だが、ハウゼルはそれどころではなかった。

 

 フルフルと躰を振るわせ続けるハウゼル。

 その様子を不審に感じたケイブリスの命令で、恐る恐るハウゼルに近づく魔物たち。

 突如、ハウゼルは身体を仰け反らせたかと思うと、甘い悲鳴を上げた。

 熱くネバっこい何かが、また体の一番奥に注ぎ込まれていく。

 

 熱くなってしまった身体に朦朧としながらも、ハウゼルは目の前に敵であるケイブリスの姿を認めた。

 ハッとしたハウゼルは、慌てて銃を取り直した。

 そして、ケイブリスと向かってくる魔物たちに対して、問答無用で全力攻撃を開始する。

 胎内から溢れて荒れ狂う圧倒的な魔力量が、ハウゼルに勇気を与えた。

 今の自分にならば、魔人最強を謳うケイブリスにさえも、容易く勝てると確信したのである。

 

 消し飛ぶ魔物たち。

 ケイブリスは、ハウゼルのやわな魔法など効くものかと完全に油断していた。

 直撃でその攻撃を受けまくってしまう。

 その激しい光の放流を何条も受けてしまい、ケイブリスの自慢の巨体の各所に穴が穿たれていく。

 ケイブリスは、酷いダメージを受けてボロクズのように弾き飛ばされてしまった。

 

 あと少しで、ケイブリスを討ち取れるところまで、ハウゼルは迫っていた。

 しかし、無我夢中で大威力の攻撃を放っていたため、そのブーストされた巨大な魔力のほとんどを消費してしまっていた。

 汗を滴らせつつ、残った魔力を使って慎重にケイブリスに止めの一撃を放とうとするハウゼル。

 だが、思わぬ邪魔が入ってしまう。

 

 ケイブリス絶対絶命のピンチに駆けつけたのは、ケッセルリンクであった。

 止めの一撃を邪魔されたハウゼルは、已む無くケッセルリンクとの戦いに応じる。

 しかし、すでにハウゼルは消耗しており、ケッセルリンクとの戦いは非常に厳しいものになる。

 だが、ケッセルリンクは、シルキィの軍が接近中との報を受けており、ケイブリスを逃がすことだけに専念していた。

 

 ケイブリスは、屈辱に震えながら、ケッセルリンクが作ってくれたその隙に死に物狂いで撤退することになる。

 ハウゼルと戦い続けていたケッセルリンクは、離脱の機会を冷静に探っていたが、ハウゼルが突如動きを止めてしまったことに困惑する。

 このままハウゼルを倒してしまおうか迷ったケッセルリンクであったが、今のハウゼルは危険だと直感的に判断して撤退していった。

 

 

 

 三度目ともなると、処女のハウゼルも、己の躰に起こっている異変がいったい何なのか気づいてしまう。

 ハウゼルは、サイゼルが誰かとHしていることに気づき、顔を真っ赤にして混乱してしまった。

 だが、こんなにも鋭敏に姉と感覚がシンクロしてしまうなんてことは、今まで経験したことがなかった。

 そのため、ハウゼルの混乱の度合いも深まる。

 意識してしまったために、その感覚にいっそう過敏に反応してしまうことになるハウゼル。

 

 ケイブリスに付き従っていた直属の魔物たちは、破壊神のようなハウゼルの強さに恐れ慄き、我先にと逃げ出していた。

 誰もいなくなってしまった戦場で、ハウゼルはポツンと一人で立ち尽くすことになる。

 その頬はピンクに染まり、息は荒く、股間はびしょ濡れであった。

 銃に寄りかかりながら、ズルズルとそのままずり落ちていくハウゼル。

 

 そして、ハウゼルは、三度目の中出しを胎内に受けてしまうことになる。

 ハウゼルは、完全に飽和状態に陥り、知らぬまに絶頂に至っていた。

 やがて意識を取り戻したハウゼルは、またまた自分の魔力が回復し格段に増幅されてしまったことに気づく。

 

 辺りを見回すと、戦闘はすでに追撃戦に移行していた。

 シルキィの軍が、逃げるケイブリスの軍を後から攻撃し、甚大な被害を与えている最中であった。

 自分を取り戻したハウゼルは、余韻に浸ってしまっていた自分の躰と意識に活を入れ、慌てて追撃戦に加わることになる。

 

 

 

 逃げるケイブリス軍に対して、上空からブーストされた魔法攻撃を物凄い勢いで放ちまくるハウゼル。

 シルキィは、遠い戦場から呆然とそのハウゼルの活躍を見つめることになる。

 

 

 

 

 

<LP3年9月30日>

 

 カスケード・バウを巡る戦いで、ケイブリス率いる反逆軍団は、魔人メディウサを失った。

 さらに、総大将であるケイブリスは、ブーストされたラ・ハウゼルの攻撃によって、瀕死の重傷を負ってしまう。

 ケイブリスは、ケッセルリンクに追ってくるシルキィの軍を防ぐように命じ、己の城に逃げ帰って傷を癒すことになる。

 

 奇跡の大逆転で、ケイブリス軍を撃退することに成功したホーネット軍。

 シルキィの城にいたホーネットは、信じられないといった面持ちで、その知らせを受けた。

 追撃の許可を求めてきたシルキィに対して、ホーネットは熟考の末、深追いを控えさせた。

 ホーネットは、ケイブリスの突如の全軍撤退を信じられず、何かの策略かと考えたのである。

 

 ホーネットは情報を収集し、既にメディウサが死亡しており、ケイブリスもまた瀕死の重傷を負っていることを知る。

 自分が戦闘に参加していれば、ケイブリスを倒すことができたかもでしれない。

 そう考えたホーネットは、自分が前線に出ていなかったことを深く悔いることになる。

 

 すでにケイブリスは、ホーネットたちの手の届かないところまで逃げおうせている。

 そして、カスケード・バウの南に位置するケッセルリンクの城には、自軍の規模に倍する軍勢を率いたケッセルリンクがいる。

 現状のホーネット軍の戦力では、ケイブリスの城まで攻め込み、ケイブリスに止めを刺すことは不可能であった。

 ホーネットらは、千載一遇の絶好のチャンスを逃してしまったのである。

 

 

 

 結局のところホーネットは 勝利の余勢を駆って南部に侵攻するよりも、疲弊した自軍の建て直しを急ぐことを選択する。

 ケイブリス軍の撃退に成功したとは言え、実に6倍以上の数を相手に戦い続けてきたことの影響は大きかった。

 末端の兵士の消耗は激しく、絶対的な総数に関しても、戦闘開始時のときに比べて、大きくその数を減じてしまっていたのである。

 ホーネットにしても、次にカスケード・バウへ攻め寄せられたら、防ぎ止める自信は全くなかった。

 

 カスケード・バウの地は、戦闘域が広いことが特徴である。

 そのため、もともと攻め易く守り難い土地であった。

 大規模な軍同士がぶつかり合うには最適の場所であったが、肝心の兵の数が少なくなってしまった以上、不利な点だらけである。

 ホーネットは、戦力が残っているうちにカスケード・バウを放棄し、シルキィの城まで全軍を退くことを検討し始める。

 

 シルキィの城とカスケード・バウを繋ぐ回廊には、奇襲を敢行するのにもってこいのポイントがいくつかある。

 ホーネットは、カスケード・バウからの撤退を決断し、監視のための部隊を残しつつも、シルキィの城に戦力を集中させていく。

 ケイブリスが兵を退いた今が、安全に軍を退く好機でもあった。

 

 シルキィの城にて、シルキィやハウゼルと再会を果たし、二人の無事を喜ぶホーネット。

 しかし、いつまでも戦勝気分に浸ってる場合ではなかった。

 傷が癒えたとき、ケイブリスが再び攻め寄せてくることは明らかである。

 ホーネットは、それまでになんとしても自軍を立て直さなければならなかった。

 

 ホーネットは、シルキィとハウゼルの二人に迎撃案の作成と軍の再編をそれぞれ頼み、自分は一旦魔王城に戻ることにした。

 肌理(キメ)細やかに軍勢の補充等の後方作業を行うことが、今のホーネット軍にとって急務だった。

 そして、自らがその役目を担うことを決めたのである。

 

 

 

 こうして、ホーネット軍が起死回生の勝利を収めたことにより、ケイブリス側に傾いていた流れは、一時的に止まってしまうことになる。

 この結果、ケイブリス優勢を確信して反逆軍団に加わろうとしてた魔物たちは、二の足を踏むことになった。

 

 ホーネットたちは、ケイブリス派の動静を探りつつ戦力の回復に勤め、リトルプリンセスの覚醒を待ち続けた。

 一方のケイブリスは、矜持を痛く傷つけられて怒り狂うが、己の怪我が癒えるまで決して動こうとはしなかった。

 

 こうして、しばらくの間、両軍が大規模に干戈を交える機会は減ることになる。

 魔人領での戦いは、小休止を挟みつつ、まだまだ続くことになる。

 だが、ホーネットは、ハウゼルが突如パワーアップしてしまった意味をまだ知らなかった。

 新魔王誕生を告げる恐るべき知らせは、人間界に派遣していたはずのメガラスの手によって彼女の許に運ばれてくることになる。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。