リア、ランスを心配して、軍を発しようとするも将軍達に止められる。
メルフェイス、部下のブライトを振る。
11月2日 シャングリラ
ホーネット、シャリエラを巻き込んでしまう。
11月3日 シャングリラ
ホーネット、ランスと共に日光の乳を吸う。
11月4日 シャングリラ
ホーネット、シャリエラと日光からランスを悦ばす方法を学ぶ。
11月5日 シャングリラ
カミーラとラ・サイゼルとサテラ、競い合ってシャングリラに向かう。
11月6日 シャングリラ
ホーネット、サテラたちの突然の登場により、膣痙攣を起こしてしまう。
11月7日 シャングリラ
リア、ランスが帰ってこないことにキレる。
11月8日 シャングリラ
マリス、リーザスに帰還。調査結果をまとめ、ある決意を固める。
11月9日 シャングリラ
ホーネット、大地の力の目覚めを感じ、聖女モンスター・ハウセスナースを尋ねる。
ホーネット、眠っているランスに別れのキスを送り、魔王城に帰還。
11月10日 シャングリラ
ランス、ホーネットの手紙を読んでハウセスナースを尋ねる。
ランス、部下達にリーザスへの帰還を通達。
<LP3年11月1日>
ランスがまだ帰ってこないことで、リアの我慢も限界に達しようとしていた。
マリスもいないので余計に腹立たしい。
リアは軍を発してシャングリラを攻めるように命令してしまう。
もちろん目的はランス奪還であった。
しかし、シャングリラ攻めの難しさを知っているバレスは懸命にリアを押し止めた。
今シャングリラを攻めても徒労に終わってしまうのは確実であった。
それよりも破天荒なランスの行動力に期待して黙って待っていた方が良い。
マリスだけでなく将軍たちまでも自分に逆らう。
一人ぼっちになってしまったリアは部屋に引きこもって泣いてしまう。
<LP3年11月1日>
メルフェイスは自分の躰を労わりつつ、ランスがシャングリラから帰還するのを待っていた。
ランスは自分のお腹の中の子供の父親なのである。
メルフェイスの心はとにかくランスに逢いたくて千々に乱れていた。
メルフェイスの率いていた紫の軍には待機命令が出ていた。
その上でメルフェイスの部下たちには、アスカ率いる部隊への転属命令が順次発行されることになる。
皇帝の子を身篭っている女性が戦場に立つことなど許されるはずもないため、これは当然の措置である。
しかし突然の配置転換の理由については、真実の一旦が伏せられる形となる。
メルフェイスの妊娠はその相手である皇帝ランスもまだ知るところではない。
強力な情報統制が行われ、必要最小限の人員にしか公開されなかった。
そのためメルフェイスの部下たちには、メルフェイスの魔力低下による部隊の解散という理由が提示されるのみであった。
このとき隊長が不在となったメルフェイスの部隊内にある噂が流れる。
メルフェイスがリヴから解放された結果、魔力が失われてしまい、そのため部隊が解散となったという噂である。
紫の軍の構成員は全て魔法使いであり、中にはリヴに関しての知識を持っている者もいた。
リヴという魔法薬の副作用で、メルフェイスが強い男に抱かれないと生きていけない躰になっていたことも広まってしまう。
敬愛するメルフェイスがあんな皇帝に仕えているのも一重にそのためだったのかと、皆が納得する。
噂が真実ならば、メルフェイスはリヴという薬の効果から解放され、皇帝ランスに抱かれる理由も無くなったことになる。
ブライトという若手将校は、その噂を元にある決意を固めた。
ブライトには、メルフェイスとはフィーリングも合い、良好な関係を築けているという自負があった。
そのため今ならばメルフェイスが自分を思いを受け入れてくれるかもしれないと考えたのである。
引継ぎのために久しぶりに皆の前に姿を現したメルフェイスに対して、軍の執務室にて自分の思いを告げるブライト。
突然のことに、彼の思いに全く気づいていなかったメルフェイスはびっくりしてしまう。
ブライトは自分が一番信頼していた部下だった。
メルフェイスは美人であり、性格も慎ましい。
メルフェイスの部下の若手将校たちはほとんどが彼女に好意を寄せていた。
メルフェイスはそんな部下たちと良好な関係を築いて、部隊を運営していた。
そんな若手将校の中には、好意以上の思いをメルフェイスに対して抱く者たちもいた。
だが相手は皇帝陛下の寵愛を受けている美女である。
そのような者たちはメルフェイスに告白することも出来ず、自分の思いを隠して悶々と日々を過ごすことになる。
ブライトもそんな大勢の中の一人であった。
メルフェイスはランスに対して感謝の念を抱いているだけでなく、ほとんど恋していると言っていいほど愛しさを感じ始めていた。
自分の躰にコンプレックスを抱き、ランスが強い人間なので抱かれているというジレンマに苦しみつつも、ランスに向かう心は止められなかった。
リヴから解放された後も、今度はお腹の中のランスの御子のことで、メルフェイスはいっぱいいっぱいだったのである。
そのため隊内に自分を熱烈に見つめている者がいても、メルフェイスがその思いに気づくことはなかった。
ブライトの思いに答えることができないことを真摯に謝るメルフェイス。
メルフェイスがランスに抱かれるのはリヴのためだけではないことに、ブライトはそのときようやく気づく。
そのためブライトは告白したことを激しく後悔することになる。
やがて情報が公開され、ブライトは真実を知るところとなる。
メルフェイスが妊娠してしまっていたことに、ブライトは打ちのめされる。
そして軍部に除隊願いを提出することになるのであった。
ブライトの告白を断ったことは、メルフェイスにとって大きな転機となる。
メルフェイスは自分の心と向き合い、自分がランスのことをどう思っているかを明確に知覚してしまった。
それ故、不安も大きくなる。
メルフェイスは無意識に己の腹部を撫で摩るのであった。
<LP3年11月2日>
ランスとホーネットの甘い蜜月は双方に多大な幸福感を与えることになるが、一方で悲しむ者達も当然の如く存在した。
リーザス城で荒れ狂うランスの正妻であるリアは別として、ランスと共にシャングリラに滞在していたシャリエラと日光の両名である。
ランスがホーネットとレベル上げに励む間、シャリエラと日光は二人の世話をすることになる。
ただしランスが二人の相手をするのはホーネットが気絶している間のみであった。
ホーネットに耽溺するランスの真剣さを察し、慎ましく控え続ける日光。
大人しく引き下がってはいたが内心忸怩たる思いを抱いていた。
ランスと深い信頼関係を築いている日光であればこそ堪えることが出来たが、確実に不機嫌になっていた。
シャリエラの方はもっと深刻である。
ホーネットがあまりに美しすぎるので、かつて姉たちに対して抱いていた劣等感に近い感情をシャリエラは再び抱くようになる。
ホーネットに夢中なるランスの姿を見せ付けられるのは、シャリエラには辛すぎた。
日光がそれとなくフォローしていたが、シャリエラは日に日に表情を曇らせていったのである。
いつものようにランスの滞在する部屋を訪れ、食事の準備が出来たことを告げようとするシャリエラ。
ベッドにシーツに包まったホーネットの美麗な容姿を確認したシャリエラは、表情を堅くする。
シャリエラは用件だけ告げ、二人の前から逃げるように退出しようとする。
ランスはそんなシャリエラの悲しげな様子にようやく気づいた。
自分の迂闊さを呪い、ランスは慌ててシャリエラを呼び止めようとするが、傍らにホーネットがいることもあって躊躇してしまう。
何故かホーネットに対して後ろめたい気分になってしまい、他の女に手を出すようなことはできなかったのである。
そんなランスの感情の綾をホーネットは鋭敏に感じ取る。
瞬時に決断を下したホーネットはランスに代わってシャリエラを呼び止めたのであった。
こちらに来てくださいと、ホーネットはシャリエラをベッドに誘った。
躊躇するシャリエラに対して、安心させるように優しく微笑むホーネット。
ホーネットは自分の言動に驚きを見せていたランスと視線を交わし、己の意思を伝えた。
そして悩むランスに対して少しだけ笑みを見せ、自分は全て納得していることを示した。
相思相愛の関係であった魔王である父と人間である母の間に生まれたホーネットは、人間並みの貞操感を持っていた。
確かに一対一の夫婦の関係が理想であったが、ランスはリーザス皇帝であり、すでに妻を持つ身である。
言うなればホーネットはランスと不倫しているわけで、すでに通常の貞操観念は崩壊していた。
ランスに対して浮気は許しませんとは口が裂けても言える立場ではなく、それはホーネットもよく認識していたのである。
そして自分は魔人であり、魔人とは忠実なる下僕として魔王の意思を絶対とする存在である。
だが、それらの建前とは別に。すでにホーネットの心の中にはどんなことがあっても絶対にランスを慕い続ける覚悟が備わってしまっていた。
ランスが他にどんな女性と関係を持っても、決して自分との関係は崩れることはない。
そんな奇妙なまでの自信がしっかりとホーネットには根付いていたのであった。
その優美な肢体をシーツで包んだホーネットは、シャリエラに自分の場所を譲った。
そしてホーネットはランスに対して少し微笑み、退出しようとする。
せつなさを押し隠し、気丈なまでに無表情を突き通すホーネット。
その場にはランスとシャリエラだけが取り残されそうになる。
しかしランスはホーネットの退出を決して許さなかった。
部屋から出ようとするホーネットの腕を掴み、有無を言わせずベッドの上に連れ戻す。
そしてシャリエラもろともホーネットを抱き寄せて押し倒し、両方同時に愛することを選択してしまったのである。
ホーネットと均等にランスに愛されることによって、シャリエラはランスの自分に対する愛情を確信し、安らぎを得ることになる。
一方ホーネットは、他の女性と一緒に愛される行為にひどく刺激を受けてしまう。
これまでとは違って不安げな表情を見せてしまうホーネットの様子は、ランスのさらなる欲情を誘った。
愛されるのが自分一人だけのときは意思の強さを発揮し、無表情なまでに真剣にランスとの行為に没頭するホーネット。
しかし、同性の第三者が側にいるとき、ホーネットの様子は激変する。
耐えようも無い羞恥心が襲いかかるらしく、それまでの意思の強さは儚く消え、表情を歪めて乱れに乱れてしまうのである。
端的なのはその喘ぎ声であった。
一人でランスに愛されるときは噛み締めるように快感を味わい、慎ましいため息しか漏らさない。
他の女性と供にランスに愛されるときは、堪えきれず甘い啼き声を嫋嫋と閨房に響かせてしまうのである。
「収束」と「解放」。
ホーネットの基本的な気質の属性は「収束」である。
その意思の強さもあって、滅多なことでは「解放」の方向には針が振れない。
しかし、ひとたび「解放」にその針が振れてしまった場合、その振れ幅がとても極端になってしまう性質を持っていたのである。
後々ホーネットと共にランスに抱かれる機会を持った魔人シルキィは、ホーネットの変わり様に目を丸くしてしまうことになる。
収束され耐え忍ぶ快感と、解放され発散させられる快感。
ホーネットの隠された性癖が明らかになり、よりいっそうランスはホーネットに執着してしまうのであった。
シャリエラと一緒に抱かれることにより、ホーネットの精神的な耐久力は劇的に低下してしまった。
これまでとは異なり、ホーネットはランスの動きに翻弄され続け、散々に絶頂に追い立てられ続けることになる。
シャリエラ共々、小一時間程度でベッドの上でヒクヒクと躰を震わせながら、倒れ伏すことになる。
<LP3年11月3日>
お目当てのホーネットがあっけなくダウンしてしまい、当然、物足りなくなってしまったランス。
普通の人間であるシャリエラもまた限界を越えてしまっていた。
当然の如く、ランスは、相方の美女・日光を呼び出すことになる。
随分と放っておかれてしまい、不機嫌さ全開で鋭い視線を浴びせてくる日光に対して、口八丁手八丁で対応するランス。
アラジンを倒したときのエネルギーの補給がまだであることを盾に、強引に日光を抱き寄せるランス。
後はなし崩しであった。
セックスしつつも冷戦状態を続けるランスと日光。
しかしランスが日光に中出しを続けたことにより、あっけなく日光の敗北となる。
がっちりと腰を掴まれ中出しされてしまった日光は、その両乳にミルクを溜め込んでしまい、挙句の果てにイキながら噴乳してしまう。
飛び散ったミルクはホーネットの美顔を叩き、彼女を目覚めさせる。
ランスと結合しながら乳を漏らしてしまった日光の淫靡な姿を見せ付けられ、その黄金の瞳を震わせるホーネット。
呆然として声も出なかった。
そのホーネットの様子に気がついたランスは、面白いことを思いつき、ホーネットに対して手を伸ばした。
ランスからの強制力に導かれるまま、ミルクが溢れてしまっている日光の乳房に、その可憐な唇を近づけていくホーネット。
ランスもまた、結合したままの状態で体制を変え、反対の乳首を甘く噛んだ。
ランスに逆らえるはずもなく無心に日光の乳を飲むホーネット。
ホーネットは日光の乳を飲んだ最初の女性となったのである。
日光はランスとホーネットの二人に同時に乳首を吸われ、感じまくってしまった。
<LP3年11月4日>
ホーネットとシャリエラと日光は三人同時にランスに愛されるようになっていた。
友好的な関係を築き、まるで仲の良い三姉妹のようにランスとの日々を過ごすことになる。
外見25歳の日光は三人の中で一番実年齢も年配ということもあり、しっかりしていて世慣れしている長女。
外見20歳のホーネットはお嬢様育ちということもあって、真面目で思慮深いけれど世慣れしていない次女。
外見17歳のシャリエラは人形として生み出されたために、不器用だけれど勤勉で素直な性格の三女。
三人はそれぞれの特徴でもってランスを悦ばした。
その特徴とは、日光の「乳」であり、ホーネットの「美」であり、シャリエラの「技」であった。
最年少ではあるが、三人の中で男を喜ばす方法を一番良く知っていたのはシャリエラだったのである。
シャリエラはデスココが理想の女性を求めてこの世に生み出した人形の一人である。
そのため床での技術も最高級の娼婦にタメを張っていた。
ランスの動きに特化した形ではあったが、腰の使い方に関してはホーネットもプロ並に習熟してしまっている。
しかしそれ以外の性技に関しては赤子同然であった。
そのことを自覚させられたホーネットは、ランスに命じられて男を悦ばす方法をシャリエラに学ぶことになる。
シャリエラがホーネットに教え込んだ愛撫は、滅私奉公の人形たちが至高の存在であるデスココを喜ばすために編み出されたものである。
普通の女性ならば絶対に躊躇してしまう過激さであった。
しかし魔王に従う魔人という存在は、デスココに従う人形とある意味では同じである。
ホーネットに躊躇はなかった。
勉強熱心で才能豊かなホーネットはこの分野でもメキメキと上達していく。
シャリエラ直伝のシャングリラ流秘儀を会得したホーネット。
ランスの数多の女たちの間でも、最もテクニシャンな一人として頭角を現していくことになる。
<LP3年11月5日>
リーザス城に残っていたサテラは、ランスの帰りが遅いことに苛々感を募らせていた。
同時期にランスがホーネットと非常に良好な関係を構築中であったことから、何気に不吉な予感をビシバシ感じてしまっていた。
それでもサテラは健気にランスの帰りを待って、ガーディアン作りに没頭していた。
一方、同じ魔人であるサイゼルの方は、ただリーザス城に留まっていることに完全に飽き始めていた。
仏頂面のサテラに対してランスがどこに行ったかを質問するサイゼル。
首尾よくランスの滞在地を聞き出したサイゼルは、一つ羽根を羽ばたかせると、窓から一気に飛び立とうとする。
何食わぬ顔でシャングリラに行こうとするサイゼル。
危ういところで気づいたサテラは、慌ててシーザーに命令し、サイゼルの前を塞いだ。
どこに行くつもりなんだ、とサイゼルを部屋に引き釣り戻す。
サテラはサイゼルを止めた。
本当はサテラもランスの下に今すぐ駆けつけたかったが、サテラは律儀にもランスの命令を守ろうとする。
あの魔王ならなんだかんだ言って許してくれるわよ、というサイゼルの実に的を射た言葉があった。
かなり迷ってしまうサテラであったが、初志貫徹しようとする。
散々にサイゼルとケンカをするサテラ。
段々互いの誹謗中傷に話の内容が偏り、怒り心頭になったサイゼルは頑固なサテラを放っておくことを決めた。
もともと同格の魔人であるため、サイゼルがサテラの命令に従う言われはないのである。
サテラはサテラで私は私とばかりに、サイゼルは勝手にやらせてもらうことにする。
自由奔放にランスに会いに行こうとするサイゼルを、サテラは許さなかった。
サイゼルを監視するのもサテラの大事な役目だ!と、サイゼルの前に立ち塞がった。
要は自分がこんなに辛い思いをしているのに、サイゼルだけがいい目を見るのは気に食わなかったのである。
むきになってサテラはサイゼルを妨害しようとする。
風雲急を告げるリーザス城上空。
隔絶した戦闘力を誇る二人の魔人たちの、ランスの寵愛を巡る仁義無き戦いのゴングが高らかに響こうとしていた。
夜のしじまを引き裂いて、膨大な闘気が今まさにぶつかり合おうとしていたが、その直前に両者の前に意外な訪問者が現れた。
それは魔人カミーラであった。
躰の疼きに耐え切れなくなったカミーラが、他人の目を避けてランスのところに忍んできたのである。
突如現れた魔人領の実力者、魔人四天王の一柱であるカミーラを前にして、サテラとサイゼルはその矛先をカミーラへ向けなおした。
戦争開始直後から敵対関係にあったサテラにとってみれば、カミーラは侮れない相手なのである。
サイゼルにしても裏切った負い目もあり、戦力的にも厳しいため今は会いたくない相手であった。
当然二人はカミーラのランスへの思慕の情を知らない。
対カミーラ戦に体勢をシフトするサテラ。
サイゼルは漁夫の利を狙うために、両者との距離を置く。
こうしてカミーラとサテラとサイゼルの三人は、瞬時に三竦みの状態となった。
冷然とした目で、サテラとサイゼルを見つめるカミーラ。
もとよりカミーラには二人は眼中には入っていなかった。
魔王はどこにいる?と静かな迫力を見せつけて、二人にプレッシャーをかける。
サテラとカミーラの押し問答の末に本格的な戦闘に突入しそうになる。
しかし、サイゼルが迂闊にもシャングリラの名を口に出してしまい、話は随分と妙な方向に進んで行くことになった。
シャングリラという地名を聞いたカミーラは、少し考えてからその場所を思い出す。
そしてシャングリラにいる魔王ランスのことを思い浮かべ、彼に愛されキスを交わす自分の姿を連想してしまう。
頬を薄っすらと染め、陶然とした表情を浮かべてしまうカミーラ。
そのカミーラの変わり様に唖然となるサテラとサイゼル。
最早いてもたってもいられなくなってしまったカミーラ。
機敏な動作でサテラとサイゼルの二人に背を向け、西に向かって物凄い勢いで飛び立ってしまう。
サイゼルは、女の直感でカミーラがランスを追い求めてシャングリラに向かったことに気づいた。
悪態をつきつつ、サイゼルもまた翼をはためかせて急いでカミーラの後を追う。
話の展開についていけなかったサテラ。
だがカミーラとサイゼルがシャングリラに向かってしまったことは、彼女に大義名分を与えることになる。
幾分躊躇はしつつも、カミーラとサイゼルを追わなければならないと自分の願望を正当化することに成功した。
サテラもまたシャングリラを目指して、リーザス城を飛び去ることになる。
こうしてカミーラとサイゼルとサテラの三名の美しい女性の魔人たちは、競い合うようにしてシャングリラを目指すことになる。
シャングリラではいまだホーネットがランスの膨大な性欲を受け止め続ける日々を送っていた。
ホーネットが三名の魔人と対立するシーンは、後ほんの僅のところまで差し迫っていたのである。
<LP3年11月6日>
愛しても愛しても愛し足りず、ホーネットの珠のような柔肌を味わうことに執着してしまうランス。
いずれはリーザスに戻らなければならないことを認識していながらも、ランスはホーネットとの愛欲の日々を捨て切れなかった。
魔人ホーネットの存在がランスの心を捕らえて離さなかったのである。
ランスとホーネットのセックスも当然以前にも増して激しいものになっていた。
騎乗位でランスに貫かれていたホーネットは、何度も絶頂に押し上げられる。
ランスの噴出を胎内に浴びて崩れ落ち、ランスの肩に顔を埋めることになる。
互いを求め合うように、そのまま抱きしめ合ったランスとホーネットは、汗ばむ肌を重ねて如何に感じまくったかを無言で伝え合った。
そのままぼんやりとまどろみ、情事の後の幸せな雰囲気に浸る二人。
ランスは無意識のうちにホーネットの肌に指を滑らせ、喘ぐホーネットの甘い唇を己の唇で塞いだ。
ホーネットもまた、霞んだ思考のままでランスの舌先に丹念に応じてしまう。
この一月でホーネットはすっかりキス上手になっていた。
二人は蕩けるようなキスに興じ続ける。
ひとしきりキスを終えて息を整えるホーネット。
キスの最中に理性を取り戻していたホーネットは、ランスも自分もこのままではいけないと強く認識していた。
何度も愛し合ううちに、ホーネットの思惑どおりにランスは自分と同等以上の力を持つに至っていた。
最早ホーネットがランスに抱かれる合理的な理由は、何も存在しないはずであった。
だがホーネットもまた、このままいつまでもランスと肌を合わせ続けたいという気持ちに陥っていたのである。
ホーネットのすべらかな肌と可憐な唇を心行くまで堪能するランス。
彼女の胎に埋め込まれたままであったランスのハイパー兵器が、次第にその剛直さを取り戻していく。
そのハイパー兵器の戦きを己の膣で感じたホーネットは、甘いため息をついてしまう。
再開したランスの自分を求める動きを、ホーネットは拒絶することなどできなかった。
今度は後背位で交わるランスとホーネット。
すでに互いに互いが最高に感じあえるように無意識のうちに腰を合わせてしまっている。
二人の間ではそれがごく当たり前の行為になってしまっていた。
ランスはホーネットの最も感じる部分を的確に捉えて、ハイパー兵器の律動を繰り返す。
ホーネットはランスの動きに対して完璧なタイミングで腰を合わせ、ランスの快楽を倍増させる。
木霊のように反響し合って増幅する快感。
堪えきれずに、ホーネットは全身を戦慄かせつつ、はしたない啼き声を上げてしまう。
ランスもまた目も眩むような悦楽にうめき声を上げてしまう。
ランスは背後からホーネットのうなじを舐め、乳房を揉みしだいて乳首を優しく弄繰り回す。
ホーネットはランスの耳を楽しませるかのように、喘ぎ、戦き、よがり啼いた。
そこにはリーザスの皇帝と魔王の令嬢の姿は無く、ただ相手の躰を貪り合って快楽に打ち震える一対の男と女の姿があった。
完璧なシンクロの中で溶け合い、交じり合うランスとホーネット。
互いに相手が心身共に満たされていることを感じつつ、さらなる悦びの最高点に向かって突き進んでいく二人。
あと一突きで至福の瞬間が訪れるはずであった。
ランスはより大きく腰を振り、ホーネットの一番感じる子宮口の辺りを突くために勢い良く突き上げようとしていた。
ホーネットは全てのセンサーを解放し、最高に敏感になった状態でランスの一撃を待ち受けていた。
その瞬間、筆舌に尽くしがたい悲劇がホーネットの身に降りかかることになる。
ホーネットを幸福の絶頂から叩き落とし、地獄の底まで引き釣り込んだのは、親友のサテラを始めとする女性の魔人の面々であった。
ドーン!という衝撃音と共に、何者かが壁を突き破って飛び込んできたのである。
カミーラとサイゼルとサテラの三名の魔人と、サテラのガーディアンであるシーザーたちであった。
ライバルをランスの許に行かせまいと互いに妨害を繰り返して、争うようにシャングリラを目指してきた魔人達。
抜きつ抜かれつのデッドヒートの末に、ゴール間近でサイゼルがシーザーに乗っていたサテラと絡んでしまう。
この痛恨のクラッシュによってサイゼルとサテラとシーザーが絡み合い、先行して着陸態勢に入っていたカミーラに追突する。
そしてこの惨劇が巻き起こってしまったのである。
絶頂へ至る最後の一瞬の手前にあったランスとホーネットは、とっさのことに何も反応できなかった。
ランスはホーネットの柳腰を掴んで、ハイパー兵器をホーネットの一番奥まで埋め込んだままであった。
その状態で煙が収まった後の宮殿内の惨状に唖然とすることになる。
ホーネットもまたうつ伏せで腰を高く上げた弓なりの格好で、後からランスに一番奥まで突きこまれたままであった。
その状態でその身を強張らせて、驚愕の表情を見せることになる。
交わったままの二人の前に、信じられない光景があった。
シーザーを下敷きにして、サテラとサイゼルが目を廻した状態で絡み合っており、その上に煤けたカミーラが無表情に座っていたのである。
その体勢のまま、無言でランスと交わったままのホーネットを睨みつけるカミーラ。
退きなさいよー!、と三人の中で一番下になってしまっていたサイゼルが暴れるが、カミーラは動じなかった。
カミーラは憎しみを込め、氷のように冷たい視線でホーネットを突き刺した。
サンドイッチ状態で目を廻していたサテラは、暴れるサイゼルのお蔭で気を取り戻した。
サテラはその体制のまま、ランスに後から突き込まれてしまっているホーネットの姿に気づく。
なんでホーネットがここにいるんだ?と混乱するサテラ。
だがホーネットがランスとセックスしているという事態に気づくと、頭が真っ白になる。
続いてやってきたのは、ランスに対する怒りとホーネットに対しての嫉妬の感情であった。
顔を真っ赤に染めたサテラは、邪魔なカミーラに対して、カミーラさっさと退け!と怒る。
サテラの窮状を察し、一番下にいたシーザーが突如起き上がった。
そのためカミーラは無様につんのめってしまいそうになるが、微塵も動揺を見せずに床に降り立った。
二人の重さから解放され、やっと周囲の状況を観察することが出来るようになるサイゼル。
サイゼルもホーネットの姿とその予想外の痴態に気づいて、唖然としてしまう。
ランスと交わっている姿を恥ずかしげも無く晒しているホーネットに対して、ふん!と鼻を鳴らすサイゼル。
サイゼルはホーネットに対して軽蔑した表情を浮かべ、嘲弄するかのように笑みを浮かべた。
ホーネットはその三人の刺すような視線に我に返る。
ランスとつながったままの姿を晒してしまっていることに気づいたホーネットは、顔を真っ赤に染めて、その身を隠そうとする。
身を捩ってランスとの結合を解こうとするホーネットだったが、何故か上手く抜けないため、かなり焦ることになる。
ランスはまだ呆然としていたために、ホーネットだけが己の躰に降りかかった災いに気づいたのであった。
いつまでも裸体を晒し、後背位で交わった状態のままで抱きしめ合っているランスとホーネットに対して、サテラは烈火の如く怒った。
サイゼルもまたサテラと口を合わせて、ホーネットの姑息さを攻め立てた。
カミーラは超然と憤怒の視線をホーネットに浴びせ続ける。
ランスもまたサテラの泣きそうな顔と、サイゼルのけたたましさと、カミーラの刺す様な視線に圧倒されてしまう。
しかし、もっと巨大なプレッシャーが見えないところでランスを襲っていた。
ホーネットの甘美な膣圧が、ランスのハイパー兵器に怒涛の如く襲い掛かっていたのである。
いつまでも続くホーネットの名器の強烈な膣圧に圧倒されて、無意識のうちにホーネットとの結合を解こうとして腰を引くランス。
しかし予想外に強烈なホーネット側の抵抗に合い、そのままの体制で固まってしまうことを余儀なくされる。
困惑してホーネットに対して少し緩めるように言うランス。
そして自分の下で必死に躰をモゾモゾと動かすホーネットの不自然さにやっと気づいた。
振り返ったホーネットの羞恥に赤く染まった表情を見たランスは、今自分達に襲い掛かっている恐るべき事態にやっと気づいた。
イク直前であったために、ランスのハイパー兵器はギンギンの状態のままであった。
そのランスの自慢のハイパー兵器が、素晴らしい締め付けを見せるホーネットの名器に十重二十重に締め付けられていた。
そして一寸も抜けなくなってしまっていたのである。
ランスがホーネットの最も奥に突き込んだその瞬間に、カミーラたちが飛び込んできた。
イク寸前で予想外の衝撃が与えられてしまったホーネットは、一時的にショック状態に陥っていた。
そして反射的にその秘所をMAXまで硬直させてしまったのであった。
すでに何度も交わっていたこともあり、ホーネットの秘所は中出しと愛液により、ドロドロであった。
ランスのハイパー兵器もギンギンである。
その状態でランスとホーネットはピッタリと一分の隙も無い状態で結合してしまっていた。
焦るランスとホーネット。
万力のような締め付けは根元の部分に集中しており、先端は少しだけ窮屈な感覚のままであった。
頑張ればすぐに抜けそうな気がする。
しかし、少しでも抜こうとすると、吸い付くような感覚に襲い掛かられて引き釣り戻されてしまうのである。
ランスもこんな経験は初めてであった。
ランスとホーネットは、四苦八苦しながら何とか結合を解こうとする。
その姿は傍から見るとかなり間抜けであった。
ランスが三人の魔人の目を気にせずに、いろいろと体制を変えてチャレンジしようとする。
そのためホーネットは、かなり恥ずかしい格好を取らされるはめになる。
逆にホーネットの秘所の締め付け加減が、さらに増していくことになるのだが、ランスはそのパラドックスに気づかなかった。
ホーネットの締め付ける力は、ハイパー兵器の根元の部分に集中していた。
締め付けられ、ランスのハイパー兵器が萎える気配は、一向にない。
根元に反して、竿から先端部分にかけて極楽のような気持ちよさが絶えず襲い掛かるため、逆にランスはハイパー兵器をより膨らませてしまうことになる。
萎えることも出来ずイクことも出来ず、ランスはかなりのフラストレーションを溜め込むことにはなる。
散々に試して結局は手詰まりに陥るランスとホーネット。
背面騎乗位の格好で一息つくことになるのだが、ホーネットは羞恥のあまり顔を伏せてしまう。
ホーネットは激しい羞恥心に襲われ、カミーラやサテラたちの顔をまともに見ることが出来なくなってしまっていた。
最初のうちは、カミーラは冷たい視線でホーネットの痴態を嘲笑っていた。
しかし、一向にランスから離れようとしないホーネットの態度に、次第に怒り心頭になってくる。
ランスへの思慕の情と性的な欲求に攻め立てられていたカミーラは、痺れを切らして、実力行使に打って出る。
サテラはイライラとしながら、ホーネットとランスの絡み合う姿を見ていた。
サテラにはセックスの最中に抜けなくなるという事象が発生したなどとは想像することも出来なかった。
いつまで交合しているのかと顔を真っ赤にして怒り、ついには我を忘れて自分の手で二人を離そうとする。
ホーネットの情けない姿にあきれ返り、嘲笑うような視線を向けつつ、サイゼルは上機嫌になっていた。
心理的に優位に立ったことにより、ホーネットへの反発は収まり、逆にホーネットが陥っている窮地がどんなものなのかに興味が沸いていた。
完璧なホーネットがここまで弱った姿を晒しているのは初めてであったために、ここぞとばかりに追い討ちをかけようとする。
三人は一斉にランスの元に殺到し、ホーネットを引き剥がそうとしたのであった。
カミーラはホーネットをランスと引き離そうと近づいたはずなのだが、ランスの強制力を感じるとうっとりと頬を染めてしまう。
気に食わないホーネットを無視し、欲望の赴くまま横たわるランスの上半身に己の躰を擦り付けて、熱いキスをし始めてしまう。
サテラは親友であるホーネットに憎しみの目を向けて、遮二無二ホーネットをランスから引き離そうとする。
親友に肌を晒す恥ずかしさにホーネットは身をすくめることになるが、サテラの必死さを感じてせつない思いを抱く。
サテラを悲しませないようにサテラの動きに合わせて、ランスから離れようと努力するホーネット。
だが、なかなか上手くいかなかった。
サイゼルはランスのハイパー兵器をずっぽりと飲み込んでいるホーネットの秘所に注目する。
ホーネットを辱めるために、至近まで顔を近づけて説明を始めるサイゼル。
そしてランスの躰だけでなく、ホーネットの感じる個所にも容赦なく愛撫を行い始めた。
特にホーネットへの愛撫には容赦がなく、ホーネットはいつも注意していたサイゼルに散々に逆襲されてしまう。
カミーラの熱烈なキス攻勢に、しばらく圧倒させれ続けるランス。
しかし、やがてホーネットの秘所に埋め込まれたハイパー兵器の先端の感触が、微妙に違ってきていることに気がつく。
ホーネットが緊張の中にも、興奮してしまっていたためか、愛液が増加し、微妙にハイパー兵器の出し入れが可能になっていたのである。
これはチャンスと見たランスは、カミーラとベトベトのキスをしながらも躰を起こし、再びホーネットを後背位の体制にもっていく。
その動きに巻き込まれたサテラは、ホーネットに押さえ込まれるような形となり、至近でホーネットと顔を合わせることになってしまう。
カミーラを右手にサイゼルを左手に抱きかかえながら腰を顫動させ、ホーネットに対して小刻みに刺激を与えていくランス。
カミーラにキスをして、サイゼルの胸を弄び、ホーネットを後背位で犯すランス。
その細かい腰の動きは、ホーネットの一番感じる部分にダイレクトに刺激を与え、段々とホーネットの性感も昂ぶっていくことになる。
軽くイク度に、ランスのハイパー兵器を強烈に締めつけてしまうホーネット。
ホーネットが何度も絶頂に至る都度、段々とその締め付けと弛緩の落差が激しくなっていった。
やがてはランスも普通に腰を使うことが可能になっていく。
サテラはホーネットと胸と胸を付け合せる格好になっていた。
サテラの小ぶりな乳房は、ホーネットの美乳と捏ね繰り回されるはめになる。
それだけでもサテラにとってみれば激しい刺激であった。
そして親友であるホーネットの扇情的な喘ぎ声を聞きながら、何度もイってしまっていた。
ホーネットが激しい絶頂に達しても、ランスは容赦なく腰を抽挿し続ける。
幾度もホーネットを昇天させた頃には、ランスは普通にホーネットの中に挿入できるようになっていた。
ようやくホーネットの一番奥にハイパー兵器を押し付けて、胴震いをしながら中出することに成功するランス。
その黄金の瞳を蕩けさせながら、ランスに勢い良く注ぎ込まれる感覚を例えようも無い愉悦とともに味わうホーネット。
この幸福感に比べれば、魔人たちに痴態を見られてしまったことなど些細なことのように思えてしまっていた。
ホーネットの躰の下では、すでに胸を擦り付けられまくったために、イキ疲れて息も絶え絶えの朦朧状態のサテラがいた。
ホーネットはサテラを抱きしめながら、ゆっくりとその意識を手放してしまった。
ようやくホーネットの秘所からハイパー兵器を抜くことに成功するランス。
抜く瞬間、ワインのコルクを開けるような音がしたのはご愛嬌であった。
ハイパー兵器という長大な蓋を外されたホーネットの秘所からは、ランスが散々に注ぎ込んだ精液が扇情的にこぼれ落ちていく。
サテラとその身を絡ませて意識を失ってしまったホーネットの晒す、その卑猥な光景は異様にランスを興奮させる。
すぐさまハイパー兵器を回復させるランスであったが、むしゃぶりついてきたのはカミーラであった。
ホーネットのせいで散々お預けを喰らわされていたカミーラは、情熱的にランスを求めていく。
ランスはカミーラの求めに応じるまま挑みかかっていた。
今度はカミーラとサイゼルのペアが、ランスの性欲を受け止めることになるのであった。
こうしてランスとホーネットを始めとするカミーラ・サテラ・サイゼルの四名の魔人との絡み合いは、まだまだ続くことになる。
しばらくの間、日光とシャリエラも交えて、ランスがその無尽蔵の体力で6人の美女たちを愛しまくることになるのであった。
<LP3年11月7日>
リーザス城に諸将が集められ、ランスが帰還しないことに対しての緊急対策会議を開かれた。
待てども待てども帰ってこない夫ランスに、リアは完全にキレてしまっていた。
"ダーリンのことなんてもう知らない!"と、やけ食いに走り、チョコパフェを要求した。
リアの憤激を諸将は宥めようとするのだが全く効果がなく、逆に煽る形となってしまう。
政府内ではある憶測が流れるようになっていた。
シャングリラに呼び出されたランスが、シャングリラ王ルチェ・デスココ387世に謀殺されたのではないか、というものである。
ランスが推し進める膨張政策を食い止めるために、シャングリラが罠を仕組んだとの観測である。
またヘルマン帝国と干戈を交えている最中ということもあり、シャングリラの背後にヘルマン帝国の姿を想像する者も多かった。
密かにシャングリラがヘルマン帝国と同盟を結んでしまったのではないか、という噂も流れる。
しかし全ては憶測であり、確かめる術もなかった。
ランスの安否を確認するために、シャングリラへの出兵する起案がバレスを中心としてなされる。
<LP3年11月8日>
JAPANからマリスが帰還する。
シャングリラへの出兵準備が整っていることを知ったマリスは、即座に出兵の取り止めを指示する。
マリスはランスが無事でいることを確信していた。
マリスだけはランスが魔王であることを知っていたからである。
マリスは真相を明かさず、事態の沈静化に勤める。
マリスはランスがシャングリラを陥落させて戻ってくるであろうことを主張し続け、将軍達を説得する。
JAPANから戻ってきたマリスは、妙な迫力があった。
バレスを始めとする将軍達はマリスの迫力に押され、出兵を見合わせることになる。
リアに対しては、"どんなことがあっても夫であるランスを信じるように"と厳しい言葉を述べるマリス。
何時になく厳しいマリスの態度に、リアはマリスを睨み付ける。
しかしマリスはあえてランスの臣下としての態度を崩さず、リアを突き放した。
リアはそんなマリスの態度にショックを受けてしまう。
マリスはリアを愛しいと感じている。
リアに嫌われることは、マリスにとって一番堪える。
物凄く辛く、さすがのマリスも挫けそうになる。
それでもマリスは、リアのためにあえてリアと袂を分かつことを決めたのである。
JAPANにて魔人信長の子を孕んだ者達がどうなったかを調査したマリス。
当時の人間はほとんと生き残っておらず、調査は難航する。
しかし諸事に関して有能なマリスはその困難を打破し、数々の証言を集めることに成功した。
その調査結果は暗澹たるものであった。
実に88名もの姫君たちが信長の子を妊娠していたが、ほぼ全員死亡していた。
その死に方はとても無残なものであった。
腹を食い破られて死ぬ者や、栄養素を残らず吸い取られて衰弱死する者がほとんどである。
そして生まれ出でた子供は人ですらなかった。
マリスはJAPANでの調査を進め、信長が完全な魔人でなかったことを知る。
それでも不安が残った。
魔人ホーネットという成功例はあるにはある。
しかし、リスクが高いことは事実である。
マリスは最愛のリアに危ない橋を渡らせることはしたくなかった。
やはり実際にランスの子供を誰かが産んでみないことには、危険性の有無を確定することはできない。
マリスはその結論に達していた。
既に幾人か女性がランスの子供を孕んでいる。
フェリス、五十六、美樹、メルフェイスの四名である。
しかし彼女らはサンプルとしては適していない。
フェリスはすでに出産まで済ませているが、如何せん悪魔なので参考にはならない。
五十六については、ランスが美樹を抱く以前に受胎していたことが調査によって明らかとなっている。
メルフェイスは、躰がリヴの効果に侵されていたという特殊な状況での受胎のため、サンプルとしては相応しくない。
美樹についてはもともとが魔王であったということで、普通の女性と同列に扱うことは出来なかった。
つまり普通の女性がランスの子供を妊娠した場合の経過を別途観察する必要があった。
だが、その実験を行うには様々な難問が立ちふさがる。
まず第一にランスが当事者である以上、事前に全てを説明する必要がある。
実験の結果が出るまでは、ランスに中出しを控えてもらわなければならないからである。
そうすると、ランスが実験自体を行いたくないと言い出す可能性が極めて高い。
美女好きのランスがセックスする相手は、非常に限られている。
どの女性が選ばれても、その女性が死ぬかもしれないと言われたら、ランスは間違いなく躊躇するであろう。
第二に実験相手の選抜が困難である。
死ぬかもしれないと言われて、実験に付き合う者などいるはずもない。
ランスを死ぬほど愛している女性ならば喜んで躰を差し出すだろうが、ランスが自分の女を危険に晒すはずがなかった。
そしてもし無事に出産が行われてしまった場合のことを考えると、被検体を選ぶことは軽々にはできない。
ランスはリーザス帝国の皇帝であり、後々お家騒動に発展する可能性が高いからである。
第三にリアへの対応が難しい。
リアが実験を許さないのは確実であり、死の可能性があっても、自分でランスの子を妊娠しようとするであろう。
リアには黙って行う形になるが、そうするとリアにしてみれば、また妾妃の一人がランスの子を妊娠した形になってしまう。
相手がどんな女性であっても、リアは納得しないのは当然である。
リアがよりいっそうランスに子供を強請るようになるのは確実であった。
しかし実験の結果が出るまでは、リアの望みは叶わない。
余計にランスの子を孕んだその妾妃を恨むことになるのは、火を見るより明らかであった。
このときすでにマリスはとある決意を抱いていた。
すなわち自分が被検体となる決意である。
自分ならばランスを説得することが可能である。
また仮に子供が無事に生まれたとしても、自分の子供なので皇位継承権を破棄させることが可能である。
リアの恨みを買うことになるが、愛しいリアのためであることを思えば、耐えられるはずであった。
シィルの暗殺を断った時点から、リアとの間に溝が出来てしまっていた。
その溝が少なからずマリスに影響を与えていた。
リアの恨みを一身に受けることにより、リアを独り占めできる。
そんな傍から見ると理解不能な歪んだ愛情が、マリスの中に生まれていたのである。
<LP3年11月9日>
ランスを中心とした激しい性の宴が繰り広げられる最中、ホーネットはかすかな異変に気づく。
聖女モンスターの性質として数年に一度発生する長期の眠りについていたハウセスナースが、ついに目覚めたのである。
大地の力が強くなったことを、鋭敏なホーネットの宝玉のセンサーが強く感じ取っていた。
ホーネットはこれまでに得ていた情報から、この宮殿のどこかに大地の力を持った聖女モンスターが捕らえられていることを推測する。
シャングリラ王が捕らえた聖女モンスターの力を利用して、砂漠に道を作っていた可能性が高いと判断したのである。
ハウセスナースの力を借りれば、ランスは兵を引き連れてリーザス城に帰還することが可能となる。
ランスに愛されながらランスが常にリーザスを気にしていたことを、敏感に感じ取ていたホーネット。
聡明なホーネットは今自分が何をすべきなのかに思いを巡らし、決断を下す。
ホーネットはこのまま自分がランスの側に居続けては余計に混乱を招くだけであると、冷静に判断を下した。
カミーラとサテラとサイゼルの視線の中に、嫉妬の炎を感じ取ったのである。
特に親友であるサテラが自分に向かって思いつめた表情を向けていたことは、ホーネットにとってもとても辛いものであった。
ホーネットは当初の予定通り月の宴の終了と共にランスに別れを告げ、魔人領に戻ることを決断したのである。
聡明なホーネットは、どんなときであれ自分が行わなければならないことは何であるかを良く認識していた。
このままランスの側に留まり続けて、幸せな日々を送る強い誘惑に駆られるホーネット。
それでもホーネットには自分を変えることなどできなかった。
自分が魔人領に戻らなければ、ケイブリスが魔人領全域を支配することになるのは必須である。
そうなれば、魔人領の全ての戦力を率いたケイブリスがランスに反抗するようになる。
つまり人間全てを率いたランスと魔物全てを率いたケイブリスがぶつかり合うことになる。
それは人間と魔物の関係が修復できないところまで壊れてしまうことを意味していた。
人間と魔物の共存を理想とするホーネットにとって、それだけは絶対に避けなければならなかった。
ホーネットの理想への決意は固かった。
自分の心のままに生きることができない不器用で損な己の性格をホーネットは呪うことになる。
自分を変えられないのであれば、世界を変えるしかない。
ホーネットは、ランスが人類圏を統一するまで、ケイブリス軍を押さえ込んでおくという、茨の道を選んだのである。
そしていつの日か、自分が素直な気持ちのままでランスに接する日々を送れるようになることを、ホーネットは切に願った。
ランスと供に歩み、その目標を実現し、真の世界平和をこの大陸に構築するためにホーネットは覚悟を決めたのである。
月光の中、そっと身支度を始めるホーネット。
ベッドには満足しきって豪快に眠りについていたランスの姿と、その周りで気持ちよさそうに気絶している女性たちの姿があった。
ホーネットは部屋を離れ、シャングリラの宮殿内を探索する。
宝玉の導きに従い、ハウセスナースがいる隠し部屋を見つけ出したホーネットは、その扉を開いて、中に踏み込んでいった。
ハウセスナースとの会談を終えたホーネットは、ランスに対して手紙を書き残す。
側を離れることを詫び、魔人領のことは自分に任せるようにと自分の思いを綴った。
そして手紙の中で、シャングリラの地理的優位さを有効活用すれば、他の人間の国家を短期間に制圧することが可能であると献策した。
大地の力を持ったが聖女モンスターであるハウセスナースが捕らえられている場所を記載し、会って協力を求めることを推したのである。
そっと手紙を枕元に置き、ランスのかわいい寝顔を眺めるホーネット。
ランスとの甘い蜜月の日々にもついに終わりが来たことを、ホーネットは辛いながらもしっかりと受け入れていた。
ランスがホーネットのことを求める寝言を口にしたので、ちょっとビックリしたホーネットであったが、嬉しそうに微笑む。
ランスの側を離れる上で気がかりだったのは、サイゼルとカミーラの両名の存在である。
だが、ランスであれば大丈夫であろうとホーネットは考えた。
サイゼルに関しては、いくらハウゼルが心配していることを告げても逆効果になってしまう。
サイゼルがランスの許に居る限り、ハウゼルとサイゼルの姉妹が相争うことは無く、今はそれだけで満足すべきであった。
カミーラについてはランスがどのように従えたのかは不明であるが、自分が側にいては反発を強めてしまうのは明らかであった。
カミーラの魔人四天王としての力は脅威であったが、今のランスならば完全にその力を上まっているはずである。
ホーネットは万感の思いを込めて、眠っているランスにキスを送った。
ランスから感じる甘い強制力にしばし陶然としながらも、行ってまいりますと微笑み、ランスの側をそっと離れるホーネット。
最後にホーネットは、ランスに寄り添うように気絶しているサテラに対して、ランス様のことを頼みますと声をかけた。
ホーネットはサテラならきっと許してくれると信じることにしたのである。
ランスへの思いを胸に、魔人領へ帰還すべく、一路魔王城に向かって飛び立つホーネット。
密かに目覚めていたカミーラは、去り行くホーネットの後姿を冷徹に眺めるだけで、引きとめようともランスを起そうともしなかった。
そのためランスはホーネットが自分の許からいなくなったことに気づかず、目覚めた後にかなりショックを受けてしまうことになる。
ホーネットが書き残した手紙を読み、ホーネットが魔人領に戻ったことを知ると、ランスはホーネットを追おうとする。
しかし、その動きはカミーラによってガッシリと止められてしまう。
ホーネットを全く認めていないカミーラが、ランスをホーネットの許に行かせることなど有り得なかったと言える。
強制力によってカミーラを引き剥がそうとするランス。
しかし、反対側からサイゼルもランスの動きを止めるために躰を寄せてきたために、あっけなくランスは捕まってしまう。
サイゼルは以前サテラと一緒に抱かれたときに、ランスの強制力の特徴を学んでいたのである。
ランスが明確な強制力を発動できる対象は、肌を合わせ、なお且つランスが意識を向けた相手だけなのである。
そのためカミーラとサイゼルに交互に押さえつけられてしまったランスは、ホーネットを追うことが完全にできなくなってしまう。
結果としてランスは、ホーネットを手放してしまった悔しさをそのままカミーラとサイゼルにぶつけることになる。
ホーネットのことで落ち込んでいたサテラも、目の前でカミーラとサイゼルがランスと絡み合い始めてしまったことに慌ててしまう。
カミーラとサイゼルをランスから引き剥がそうとするが、当然巻き込まれてしまうことになるのであった。
魔王城に帰還した後、ホーネットはケイブリス軍の侵攻に備え、物凄い勢いで仕事に取り掛かることになる。
ホーネットの変わり様にシルキィやハウゼルは驚いてしまう。
これまでのホーネットは美しく気高いが、与えられた重圧のためかどこか暗い雰囲気があった。
帰還した後のホーネットは、しなやかで力強い雰囲気が備わり、活力に溢れていたのである。
そしてその気品にも磨きがかかっていた。
ランスを想って日々を過ごすことになったホーネット。
彼女の一つ一つの仕草に内面の変化の影響が出たのである。
これまでのホーネットはその芸術品のような美しさを賞賛されるだけであった。
しかし、わずか一月ばかり会わないうちに、女のシルキィでさえもゾクリとするような色香を放つようになっていた。
ランスの手によってホーネットの肉体は雌としても完成されたのである。
ホーネットは女として完璧な魅力を放つ存在になっていた。
さらにホーネットは、ランスとたくさんセックスしたお蔭で大幅なレベルアップを果たしている。
最強と謳われるケイブリスでさえも、確実に圧倒できる力を得ていた。
そのホーネットの自信が魔王軍に多大な影響を与え、その戦力を増加させることになる。
こうして魔王城にて真のカリスマとなったホーネットは、数多の魔物たちの忠誠を勝ち取ってケイブリス軍との戦いに臨むことになる。
ランスとの恋がホーネットを大きく成長させた。
ランスとホーネットの二人は、人間界と魔人領の二つに別れて共通の目的のために活動を再開することになる。
しかし圧倒的な戦力差のケイブリス軍に対抗しなければならないため、魔人領のホーネットの方が前途多難であることは明らかであった。
ランスはホーネット軍の戦力の少なさをかなり心配した。
ランスはサテラだけでなくカミーラやサイゼルに対し、魔人領に行ってホーネットを助けるように命じる。
しかし誰もその命令に従おうとはしなかった。
強制力が働くのは接触中だけであり、一端離れてしまったらその命令はあっという間に胡散霧消してしまうのである。
サテラたちの意思を尊重するしかなく、ランスは全く役に立たない魔王としての能力を呪うことになる。
それまでケイブリスという魔人に対して全く興味を持っていなかったランス。
だが、自分の大事な女であるホーネットに危害を加える存在として、ようやく倒すべき敵として明確に認識することになる。
ランスはケイブリスに対して会ったことも無いのに激しい憎悪の感情を抱いた。
ケイブリスにホーネットを人質に捕られているような気分であった。
すでにランスにとって、ホーネットはシィルと同様に掛け替えの無い存在となっていたのである。
こうしてホーネットと別れたランスは、ケイブリスの魔の手からホーネットを救うために、人類圏の統一を可能な限り急ぐことになる。
ホーネットとの恋が、ランスの大陸制覇の行程を大きくスピードアップさせたのである。
ランスとホーネットの恋が、大陸の歴史の流れを大きく加速させる契機となる。
二人が出会ったことにより、運命を狂わされた数多くの命に過酷で悲惨な結末を与えられ、その命の火を儚く無残に消してしまうことになる。
それは彼らの敵であるはずの創造神ルドラサウムが望んだ以上のストーリーでもあった。
それでもランスとホーネットの二人は、再び廻りあうために己の往く道を精一杯走り続けるのであった。
<LP3年11月10日>
ホーネットの手紙に従い、巧妙に隠されていた秘密部屋の入り口を探し当てるランス。
秘密部屋の中は真っ暗であり、遥か先に光が見えた。
人の気配を感じたランスはその光に向かって進んでいった。
ランスはそのデスココの秘密部屋で聖女モンスター・ハウセスナースに出会うことになる。
数百年前、後にシャングリラの初代の王と呼ばれることになる男が砂漠でハウセスナースを捕えた。
そして、シャングリラの設立と砂漠の道の管理のためにその力を利用したのである。
以後、封印の鎖に縛られたハウセスナースは、歴代のシャングリラ王に隷属を強いられることになったのである。
新たにシャングリラを統治することになったランスは、当然ながらハウセスナースを所有する権利を得たことになる。
ヘルマンとゼスを効果的に攻めるためには、シャングリラからの攻略経路がどうしても必要であった。
ランスはハウセスナースの力を借りることに躊躇いは見せなかった。
すでにホーネットがハウセスナースを尋ねていた。
ホーネットはハウセスナースに対してランスに協力するように丁寧にお願いしていた。
その甲斐もあってハウセスナースがランスに敵対的な態度は取ることはなかった。
ハウセスナースは短い間の面会であったがホーネットを高く評価していた。
そのためそのホーネットが厚く信頼しているランスという人物に対して、興味を持って接することになる。
ランスはハウセスナースとのやり取りを通して、ホーネットの自分を思いやる気持ちに胸を打たれてしまう。
そのため余計にホーネットへの思いを募らせることになる。
こうしてリーザス帝国は難攻不落のシャングリラを手中に収めまった。
純軍事的にゼス・ヘルマンの両国に対しての圧倒的に有利な立場を確立するところとなる。
ハウセスナースの力に守られたシャングリラをヘルマンとゼスが攻略することは事実上不可能である。
両国は一方的なリーザス帝国軍の攻勢に晒されることになるのである。
やがてランスはハウセスナースを封印の鎖から解き放つことになる。
しかし、それはシャングリラがその地理的優位さを失ってしまった二十数年後のことであった。
バラオ山脈に巨大なトンネルが開通したためである。
それまでの間、ランスはハウセスナースがシャングリラで快適に暮らせるようにあらゆる方策を実行した。
虜囚となっていた部屋の生活環境も大幅に改善される。
地下なのに太陽光を取り入れた斬新で快適な空間がハウセスナースのために作られることになる。
それは、ハウセスナースへのランスの精一杯の心づくしであった。
<LP3年11月10日>
道が開いたことにより、リーザスへ帰還することを部下達に通達するランス。
ホーネットのいなくなったシャングリラに、もはや用はなかった。
ランスの直属の部下である緑の軍の千名の騎士達は、自分の妻と定められた美女との夢のような一月を過ごしていた。
彼らは与えられた美女たちとすっかり信頼関係を築きあげてしまっていた。
ほとんどの騎士達がリーザスに帰還したら大急ぎで結婚の準備をしようと考えていた。
シャングリラからリーザス城に撤退するに当たって、騎士達がやらねばならないことは多かった。
妻をリーザス城に連れ帰る準備をしなければならなかったのである。
出発の準備が整うまで命が下されてから丸一日の猶予が与えられる。
人形であった美女たちは当然のことながら避妊について意識したことがない。
そのため騎士達は咎められることなく中出ししてしまっていた。
まだ発覚してはいなかったが相当の数の美女たちが相手の子を妊娠していた。
ランスの寵愛を受けていたシャリエラもこの時点でランスの子を妊娠してしまっている。
リーザス城帰還後にその事実が発覚することになる。
ランスの子を妊娠したことでシャリエラは世界に必要とされる存在となり、寂しさを感じることはなくなる。
部下に撤収の準備を急がせ、その間ランスはカミーラたちを散々にヨガリ啼かせていた。
種族的な性質から潤んだ瞳でランスを求めてしまうカミーラにとって、当然他の二人は邪魔なだけである。
ランスに愛されるのは常に自分だけでなければならないと、強引にランスに躰を擦り付ける。
ランスが他の女に意識を逸らすと、カミーラはその相手を無情にも妨害し、常にランスの意識を自分に向けさせたのである。
サテラやサイゼルはカミーラの横暴に怒るが、魔人四天王の力は強力であった。
仲良くしろといっても聞かないカミーラの強情振りにランスも手を焼いた。
悪びれもしないカミーラの超然とした態度に、ランスは仕方なくカミーラを中心にセックスを楽しむことになる。
躰を合わせていた時間の割合はカミーラ6:サイゼル3:サテラ1であった。
回復してきた順にしっかりとまた気絶させ、甘美なサイクルをいつまでも続けるランス。
ランスは中出しを繰り返し、自分の経験を上げつつ、三人の魔人をしっかりとパワーアップさせた。
尚サイゼルと繋がっているハウゼルもまた、魔人領の自分の陣地で喘ぎ続けることになる。
ランスに逆鱗に精をかけられてからというもの、カミーラの吸血衝動はランスの精液を啜りたい衝動に変換されてしまっていた。
その衝動に駆られると同時にランスの子を妊娠したい気持ちが、無条件で膨れ上がってしまう。
結果としてランスに恋焦がれてしまうのである。
ランスの精液を下と上の口でたっぷりと吸収することができたカミーラ。
ようやく昂ぶっていたランスへの性欲を鎮火させることができた。
座位でカミーラと交わり、ラストスパートに入ってカミーラを激しくイカせつつ、存分に中出しするランス。
そのままの体勢でしばらくカミーラと抱きしめ合い、絶頂の余韻に浸っていた。
そこに日光が訪れて撤収の準備が整った旨の報告をする。
ランスはカミーラの綺麗な躰に未練を見せつつも、結合を解いて傍らで失神しているサテラとサイゼルを叩き起こそうとする。
するとすっくと立ち上がったカミーラが、羽根を広げて大きく伸びをした。
元の無表情に戻ったカミーラ。
股間から注ぎ込まれたランスの精をダラダラと零しつつ、ゆったりと脱ぎ散らかした服を纏い直す。
そしてランスの顔を感慨深げに眺めた後、照れた風に"また来る"とポツリと言い残して颯爽と飛び立っていた。
ランスは二人の魔人を連れて軍の先頭に立つ。
美女を宛がわれて意気揚々としている緑の軍を統率して、思い出深いものとなったシャングリラの地を後にする。
防衛のために一部の将兵を残すことになるが、それらの将兵には、しっかりとハウセスナースの面倒を見るようにと厳命するところとなる。