シア編ですよー。
因みに主人公は出ません。なので魔物の出番になります。
タグを更新しますので、見ておいてください。
シア・ハウリアは追い詰められていた。
いや、自分だけではない。兎人族のハウリアそのものが追い詰められていた。
兎人は心優しい種族だ。争うを好まず、仲間同士の家族愛は深い。戦いとなればひたすらに逃げ続けることが多いせいか、危機感知に優れている。
植物であろうと命を奪うことに躊躇いを覚えるその性質は、優しいには優しいが、むしろ優しすぎるというのが欠点だった。
それに加えて容姿も優れていることから、兎人族は人間に───正確には帝国に狙われやすい。人間に拐われれば奴隷となり、一生なぶられるだろう。
兎人は弱い種族だ。それは亜人の中ならば誰もが知っている事実だ。
だが、その家族愛は本物だ。大切なものを、家族を守るためならば命を投げ出してしまうくらいには。
シア・ハウリアは異端の存在だ。亜人ならば本来持つはずのない魔力を保有し、そしてその魔力を使って未来を予知できる。
そして、そんな異端な存在だからこそ、ハウリアは亜人の集落を追われた。
ハウリアに家族を見捨てるという選択肢はなく、今までシアは他の亜人からは隠されて生きてきた。
だが、あるとき他の亜人にシアの存在を知られ、安全だった集落を出ることになってしまった。そこからは、危険な旅の始まりだった。
シアは自分の予知の力を使い、数々の難所を家族と共に乗り越えてきた。
もっとも、その予知も制御できているわけではない。魔力に関して素人も良いところであるシアには、せいぜい突然予知できた、という感じなのだ。
やれたとしても、連続ではできず間をあける必要があるのだ。
そんな予知には、当然ながら良い未来だけでなく悪い未来も見える。
具体的には、家族が死ぬだとか自分が死ぬだとか、そして死ぬだけでなく人間に陵辱されるだとか、そういうものもあった。
もちろんシアはそんな未来を回避するため日夜行動している。
すべての悪い未来を回避できたわけではないが、最悪は防ぐことができている。
誰かの悪意から逃げ延びることはできている。
そう、
シア・ハウリアは知らなかったのだ。自分達を苦しめるものに、悪意を持たないモノがいることを。
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ライセン大峡谷。
多数の魔物と魔法の使えない土地であることから、来てしまえば生還は難しいとされる場所。そこにシア・ハウリアはいた。
ハウリアには見られない髪色である青みがかった白髪に、兎人族特有の民族衣装とでも言うべき露出度の高い服と、その服の下から主張している大きな胸に一度見れば一生忘れることはないだろう少女の顔。
誰もが羨むであろうスタイルとルックスを兼ね備えた美少女が、一人で峡谷を歩いていた。
……そう、シア・ハウリア
それはなぜなのか────その答えはすぐさま出てきた。
「ア……ァア……」
兎人族の主張である頭から生えた大きな兎耳。
その穴から細く、小さい虫が出てきた。
『ギュギィィ』
その虫───否、魔物に名前はない。新たに誕生したはがりであるからというのもあるが、何より誰もこの魔物のことを知らないからだ。
その魔物────仮にパラサイトと名付けるそれは、戦闘能力自体は皆無だ。
遭遇すればどのような生物であれ、大きさで勝っているのなら踏み潰すことが可能だ。
だが、パラサイトには名前の通り生物に寄生する能力を保有していた。
一度侵入してしまえば最後、宿主は永遠にパラサイトの思いのままとなる。
そして、パラサイトの持つ能力はこれだけではない。
パラサイトは一度外から
「……」
ピタリと動きを止めたシアは、無表情になったまま何もせずに立ち止まっている。
そうして暫くすると、シアの近くに魔物が寄ってくる。狼の魔物の群れだ。
立ち止まっているのだから魔物が寄ってくるのは普通のことに思えるが、この魔物たちを呼び寄せたのはパラサイトだ。
パラサイトには────正確には王によって誕生した魔物には、これまでの魔物にはない性質を持つようになった。
その内のひとつが神代魔法と呼ばれる魔法が扱えること。
パラサイトはそのうちの一つである魂魄魔法を保有し、本能的に使いこなしていた。
「ア……」
パラサイトは宿主と近くにいる魔物の思念に干渉し、準備をはじめた。
まずは宿主であるシアの近くに魔物を寄らせ、性交をするように命令する。
なぜそのようなことをするのかといえば、シアの胎内にはパラサイトが産み付けた卵があり、それを孵らせるのに生物の精子が必要なのだ。
群れの中でも一際大きい魔物が、シアに近付く。
「フシューッ、フシューッ」
パラサイトの魂魄魔法が作用しているのか、とても興奮しているようで目も血走り、その股間の肉棒はビクビクと大きく脈打ち膨張している。
狼のは待ちきれないとばかりに勢いよくシアを押し倒し、まずはベロベロと舌でマーキングを施した。
その間もシアは無表情でされるがまま、抵抗する様子はない。
狼は大きく膨張している肉棒をシアのお腹に擦り、どこかにある穴に入れようとするが、なかなかその穴を見つけることができずに怒りが募っていた。
パラサイトはシアの体を動かし、スムーズに肉棒が入るように棒を手に取らせ、シアのまんこへと導く。
「グルルゥ!」
ようやく入れる穴を見つけたといわんばかりに勢いよく巨大な肉棒を膣内に挿入し、一気に子宮の奥を叩きつけた。
狼の肉棒で埋め尽くされた膣内から、少量の血が流れる。
本来ならばいずれ添い遂げる相手に捧げるはずだった処女は、種族すら違う魔物に奪われた。そして、それを悲しむことはシアにはできない。
なぜならパラサイトによって脳を支配されているシアは、目の前で起こっていることを認識できないから。
動きを止めていた狼の肉棒が抽挿を開始した。
ジュボジュボとシアから流れる血を潤滑油に膣内を擦り上げる肉棒は、膨張と収縮を繰り返してシアの胎内を攻め立てる。
「……っぁ」
シアの足は空に投げ出され、上から下へと肉棒をプレスされてるため、まったく逃げられない状況の中、シアの口から小さな艷声を漏れる。
それに気を良くしたわけではないだろうが、狼はさらに動きを早めて雌の中に精子をばらまこうとする。
ジュボジュボとシアのまんこから血だけでなく、性的に感じている証拠である愛液を地面に垂れ流し声を漏らす。
そして、狼が子宮の奥まで肉棒を突き刺して抽挿を止め、ブルブルと体を震わせると────
ビュクビュクビュッビュッ
シアの子宮に大量の精子を射精した。
ドクンドクンと肉棒は脈打ち、受精させてやると言わんばかりに精子を内で暴れさせる。
そうして射精が続くこと、約一分。ようやく狼は肉棒を抜き去り、シアから体を退けた。
シアのまんこからは収まりきらなかった魔物のドロドロとした精子がドクドクと溢れ出る。
そして肝心のシアは、無表情ながらも顔を上気させ、目もトロリと蕩けきっている。
────だが、まだ終わっていない。
まだまだ狼の魔物も残っているし、こんなものでは卵を孵らせるには足りない。
汗と精子でドロドロになっているシアに、また一匹の狼が覆い被さる。
────まだまだ、終わるには時間がかかるようだった。
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突如現れた【異界の王】は、この世界のルールを塗り替えた。
魔物はより強大となり、弱者はより弱い立場となり。
絶対者たる神は堕とされ、本来訪れるはずだった未来は途絶した。
そして、より状況を変化させたのは七体の魔物たちだった。
魂魄魔法を使い、意思あるものを全てを支配下に置く蟲の王。
変成魔法によってありとあらゆるモノに適応し、全てを喰らい尽くす
再生魔法で時を操り、全ての生と死を意のままとする
昇華魔法であらゆる事象を昇華させ、全てを知る龍の王。
生成魔法によって未知の物質を創造し、全ての既知物質を破壊する
空間魔法を使い、全ての境界を侵犯し破壊する狼の王。
重力魔法によって星のエネルギーを操り、全てを無に還す鳥の王。
この七体の魔物は世界中の人々に認識され、後に【七王】と呼ばれ畏怖されることになる。
そして、遠くない未来。とある国で神エヒトによる召喚が行われる。
呼び出されるのは、異世界の少年少女たち。
達成すべき目的は─────【七王】の討伐。
世界は、大きな変化を迎えようとしていた。
今回は寄生・獣姦でした。
因みに最後のやつはフラグみたいなものなのでいずれ出ます。
あ、何かシチュエーション等ご要望あれば活動報告にコメントください。参考にします