インフィニット・ストラトスのR18短編 作:御神酒の宴
「更識さんのIS開発に猶予期間をお願いします。えぇ。彼女ならば、必ず造り上げると信じてます。学生が組み上げたISというのもそれなり話題になるでしょう? はい。はい。では宜しくお願いします」
男が電話を終えてスマホをテーブルに置くと、自分に跪づいている少女の頭を撫でる。
少し跳ねた水色の髪を弄りながら報告をする。
「IS委員会は妹さんのコア回収は先伸ばしにしてくれるそうです。あぁ、咥えるのを止めていいですよ」
男の肉棒を咥えていた少女は、口を離して上目遣いに礼を言う。
「ありがとう、ございます……」
「いえいえ。それにしても健気ですね。妹さんの夢を叶える為とはいえ、僕に接触して更識さんのIS開発延長の為に、こんなことまでしてくれるなんて。IS学園生徒会長の更識楯無さん」
男の質問に答えずに楯無は肉棒への奉仕を再開する。
肉棒の竿にその柔らかな頬を当てて舌を滑らせ、亀頭をその長く整えられた指で弄る。
IS学園の生徒会長であり、ロシアの国家代表。そして日本の対暗部の当主の肩書きもある十代の少女。
その才媛たる彼女が誠心誠意奉仕をしてくれる姿だけで三十路前の男も興奮を隠せずにいた。
「しかし、私が先生にいくら進言してもその場しのぎの時間稼ぎにしかならないのは理解しているのでしょう?」
「えぇ。でも春日井さんのおかげで簪ちゃんのISコアが取り上げられずに済んでいることは、感謝してます」
楯無の妹で日本の代表候補生である更識簪。
彼女は突如見つかった世界初の男性操縦者である織斑一夏の専用機開発の煽りを受けて自分に開発される筈だった機体を後回しにされてしまった。
人員は限られており、より話題性があり、貴重なデータを取れる方を日本のIS委員会も開発所の倉持技研も決定した。
それに不満を持った簪がISコアを引き取り、自ら組み立てる事を宣言。
開発元の倉持も男性操縦者の専用機に集中したかったこともあり、許可はしたが、数ヵ月経過した現在でも報告できる成果を上げていない。
織斑一夏の方も一段落したことで簪のコアを倉持技研に戻す話が持ち上がっていた。
数少ないコアをこれ以上学生に遊ばせておく余裕はないと。
それだけならば本職が組み上げてくれることで喜ばしい事なのだが、今年のIS学園では大きな事件が起きた。
その際に簪は他の同学年の代表候補生と違い、なに1つ成果を挙げていない。
彼女の能力を疑問視する声も出ている。
このまま何の成果も出せなければ、代表候補生の地位も危うい程に。
だから楯無は目の前の男に接触した。
春日井良司。
彼の上司は日本のIS委員会役員であり、彼はその秘書だった。
「本当は、冗談のつもりだったんですよ?」
「あら。そうなんですか? んっ!?」
胸を揉まれながら乳首を舐められると楯無の口から声が出る。
「えぇ。こんな要求をすれば、貴女が退いてくれるだろうと。まさか、処女のままなのに了承するとは思いませんでしたが。余程、妹さんの事が大切なんですね」
「大事な、自慢の妹です……あんっ!?」
笑みを張り付かせて膣内に指を入れられ、肉壁を擦って刺激してくる。
経験の差か、夏休みに入って何度か肌を重ねているが未だに主導権を取れない。
「そろそろ、良さそうですね。うつ伏せになってお尻をあげてください。とその前に」
挿入する準備が整ったのを察してうつ伏せになった楯無の手首を布で縛る。
「こういう、体が不自由なのもたまには良いでしょう?」
この場で反対する立場に楯無はなく受け入れるだけだった。
楯無の腰を掴んで春日井が勃起した肉棒を楯無の膣内に挿入した。
「んん、あっ!?」
枕を噛んでいた楯無はゆっくりと奥へと侵入してくる肉棒に顎に力が入らなくなって声を出す。
膣内の感触や楯無の反応を見て春日井は懐かしそうに目を細めた。
「初めての頃は痛みに堪えて涙を流していましたよね。膣内もきつくて奥まで進むのが大変でした。今は、私が突くたびに声を出して、ぺニスに絡み付いて精子を搾り取ろうとしてきますね」
「だってぇ……! あなたに、こんな身体にされて……んあっ!?」
「可愛いですよ、更識さん」
覆い被され、回された手が楯無の胸を揉みくだしてくる。
「顔、こっちに向けてください。キスをしましょう」
「ふぁい……」
首を回して伸ばされた舌を受け入れる。
相手が楯無の膣内と口内の両方を味わう。
(ねぇ、簪ちゃん)
揉まれている胸の乳首を爪で掻いてくる。
(お姉ちゃん、簪ちゃんの夢を応援してる。その為にこんなこと全然平気だよ)
子宮まで到達してこれまでゆっくり動いていた肉棒が急に激しく付き始めた。
(あなたが夢を叶えてくれたら、お姉ちゃん嬉しい。それまでお姉ちゃんも頑張る)
片足を上げられて太腿にしがみつかれ、より深く激しくピストンを繰り返された。
(簪ちゃんのISが完成したら、たくさんお祝いしてあげる。だから────)
膣内で肉棒が膨れ、射精の段階に入った。
「更識さん! 射精る! 射精します!!」
「はいっ! 今日は、大丈夫ですから! だから、膣内に、思いっきりっ!?」
ドビュッと白濁液が楯無の子宮まで飛び出してくる。
肉棒は引き抜かれると射精しきれなかった精子が楯無のお腹にかかった。
(簪ちゃんは、自分の夢を頑張って)
上半身を起こし、肉棒に顔を近づけた。
「綺麗にしますね」
笑みを浮かべたまま楯無には春日井の肉棒に舌を伸ばした。
それからも楯無は春日井に身を委ねる。
日本のIS委員会が簪からコアを取り上げる動きを察知すればすぐに春日井に連絡を入れ。
春日井の方も楯無に執着してきたのか突然呼び出し、ホテルに連れこまれる事もあった。
そんな日々を続く中、夏休みは終わりを迎えようとしていた。
「あ……」
学園内で楯無を見つけて簪は視線を逸らしてやり過ごそうとする。
しかし楯無は簪の心情などお構いなしに近づいてきた。
「久しぶりね、簪ちゃん……」
「う、うん……」
視線を合わせずに簪は返事をする。
一体いつから、こんなよそよそしい関係になったのか。
「IS開発の方はどう? 進んでる?」
その話題に簪の肩がわずかに跳ねた。
それを見て、製作状況が良くないことを察する。
「あのね、簪ちゃん。1人で出来ないなら、誰かに協力してもらうのはどうかしら? ほら。本音ちゃんとか、きっと力になってくれると思うし。私からも紹介できる人も居るのよ」
「……私1人で組み立てないと意味がないから」
意固地になって独りでISを組み立てる事に拘る簪。
楯無は姉として苦言する。
「ねぇ聞いて簪ちゃん。私も────」
「お姉ちゃんには関係ないでしょ! 放っておいてよ!」
突然、感情が爆発したように簪が叫ぶ。
学園に入ってから何度もIS委員会からISの製作状況について聞かれた。
せめて誰かの手を借りたらどうかとも。
同じことを姉に言われて鬱陶しさから瞬間的に感情的に叫んでしまう。
対してそれを聞いた楯無は哀しくなると同時に怒りを覚えた。
簪が追い込まれる中で楯無は現状を維持するために各方に手を回してきた。
春日井に抱かれるのだって本当は嫌だった。
でも最愛の妹の為ならと笑って相手の要求に応えた。
それら全ての事を関係ないと一蹴するのか。
もちろん簪は何も知らないからこその言葉だと楯無も理解している。
だが、知らないからしょうがないと言うには楯無にとって支払った代償は大きかった。
こちらがどんなに歩み寄ろうとしても、それを鬱陶し気に払い除ける妹。
それをどうして、いつまでも愛しく想えるのか。
妹の夢を応援して、叶えさせてあげたかった。
そしてその時は昔のように笑い合えるのだと信じていた。
しかし、今はそんな浅はかな期待を抱いていた自分自身が可笑しく、馬鹿馬鹿しくて仕方がなかった。
楯無は持っていた扇子を広げて口元を隠す。
「そうね。私には関係のないことよね」
その時、楯無は妹をどんな視線で見ていたのか。
「ごめんなさい、余計なこと言って。でもIS製作、頑張ってね」
この時に言った言葉は自分でも胡散臭く思えるほど白々しい応援だった。
「更識簪さんのISコア。倉持技研に返還される事が決まりました」
「へぇ、そうなんですか……んんっ!?」
春日井の上に跨がって腰を動かしながら楯無はどうでも良さげに相づちを打つ。
その反応に春日井は意外そうに目を瞬きさせた。
「もう、妹さんの件について手助けしなくて良いと言われて驚きましたが、随分とあっさりしてますね」
「えぇ……どんなにこっちが想ってても、伝わらないことがあるって分かりましたから」
「なら、どうしてまだこうして抱かれてるんです? もう理由はないでしょう?」
「ふふ。だって、せっかく出来た人脈を簡単に切るなんて勿体無いじゃないですか」
高校生らしからぬ妖艶な笑みを浮かべて楯無は腰を振るう。
「それにこれ、ちょっとコツが掴めてきたんですよ? 春日井さんから主導権も取って見たかったですし」
体を倒して胸を押し付けてくる楯無。
楯無は学園で人たらしなどと呼ばれるほどに相手に気を許させる事に長けている。
現に今、学園で師弟関係を結んでいる織斑一夏も彼女の指導に心を開いていた。
その魔性とも言える魅力に春日井は末恐ろしいものを感じながら腰を掴んで膣内を貫いている肉棒で奥へと突く。
「あん!? いきなりっ!」
「こちらも若い娘に簡単には屈しませんよ」
「楽しみですわっ!?」
覚えさせられた肉棒の味に楯無は自分から委ねる。
そして、春日井の唇に自分からディープキスを始めた。