孕ませ!ぬけだせ!?二次元ハーレムアイランド! 作:チャリ丸
と言っても、ただハーレムでセックスするだけじゃないと思います。
どのように生活しつつ、どのように変わり、成長していくのか。
作者も楽しみです(見切り発車)
ちなみにですが、別に黒幕とかバッドエンドとか一切ないです。
そんな深い文作者には書けねぇっす。
「ん……。んっ? あっつっ! なんだこれ!?」
ある朝、いつものように目覚めた俺を待っていたのは、照りつける猛暑だった。
「な、何……? どこだ、ここ……!? っていうか服は、家は!?」
なぜか俺の格好は全裸。
そして、寝ていたはずの家がなく、青い海と白い砂浜、振り返れば鬱蒼と生い茂るジャングルがそこにはあった。
「……夢、か。いや夢じゃねぇな。マジで暑いし、なんなら痛みも、呼吸もしてるのが分かる。分かる、よな……?」
突然の事でテンパリ過ぎてよく分からないが、分かることだけを把握していく。
俺の名前、
年齢、20歳。
職業、大学生。
よし、覚えてる。分かる。……けど。
「マジでなんなんだこれ……」
目が覚めたらいきなり全裸で砂浜に放り出されているなんて状況、簡単に飲み込めるはずがない。
「んー……。とりあえず、何か探してみるか」
まず一つ言えるのが、これは夢ではない。
流行りのVRなんてものは持ってないし、目や耳に何かある感覚もない。
立ってみた所足元にある砂浜の感覚だって現実そのものだ。
「……何かって、何探せばいいんだよ……」
サッ、サッと砂を踏みしめる音と波が押し寄せる音、そして風で木々がざわめく音。
それだけしか音がなく、思わず独りごちてしまう。
「……ん? あれ、看板か……?」
海岸線に沿って歩いていると、ひとつの小さな木製の看板が目に入った。
ここの情報が分かるかもしれない。
そう思い、その看板の元へと駆けていく。
「えっと……。『この島には不定期に美少女達が流れ着いてきます。彼女たちと協力し、この島を盛り上げていってください。あなた達には現状、この島からもこの世界からも抜け出す方法はありません。なお、一日に一度この島にいる男性がセックスをしなかった場合、この島にいる男性は死滅します。男性が女性の膣内に射精したことでセックスをしたとみなします。男性が死滅した時点で、生き残っている女性たちも一日に一人ずつ死んでいきます。頑張ってください』 ……いや、何これ」
そこに書かれていたのは、とんでもない内容だった。
美少女達が不定期に流れてくる。なるほど分からん。
一日一回セックスをしなければ死ぬ。なるほど分からん。
俺が死ぬと女性たちも日に一人死ぬ。全くもって意味が分からん。
「まず美少女なんて流れ着いてくんのか? ってかこの島無人島かよ。……ん? なんだこれ」
あまりにも現実では考えられないその看板の内容に、思わず呆れるしか無かった。
呆れると共に顔を下に向かせると、そこには3枚のとある紙と1本のペンが置いてあった。
「えっと、『この紙はあなたにしか見えません。流れ着いてくる美少女達は、全て二次元の作品内に出てくる登場人物達です。彼女たちは妊娠をすれば2週間で出産を終える特殊な体質となって流れ着いてきます』 ……マジで言ってんのか?」
まだ現実味を帯びていない。
何せ、まだ自分以外の声も姿も確認できていないのだ。
しかも、流れ着いてくるのが二次元の美少女達だと言うのだ。
何か変なイタズラに巻き込まれているのだと……信じたい。
「っと、もう1枚。 『この紙に欲しいものを記入し、ポストに投函してください。受領されればポストが赤く点灯します。この紙はポストの上にも置かれていますし、自動で補充されるのでご安心ください。なお受領された場合、この島内での男女のセックスが行われ、膣内射精を確認できた段階で紙に記入されたものをこの島のどこかに配置します』 ……え、嘘だろ……?」
周囲を確認すると、立てられていた看板と3枚の紙とペンから少し離れたところに、これまた木製のポストがあるのが見えた。
ポストまで行くと、確かにポストの上には同じ紙が束になって積まれていた。
「……まずは、島の散策か」
無人島と書かれていたが、本当に無人島なのか。
島に何かあるのか。
そして、本当にこの世界から抜け出せないのか。
「てか二次元の美少女って、本気で言ってんのか?」
とりあえず3枚の紙とペンを持ち、再び海岸線に沿って歩き始める。
看板の言うことは未だ一つとして信じられないが、女性たちが流れ着いてくるというのであれば、海岸線にいる確率が高いだろう。
そう考えての行動だった。
「つーか、もしそれで生活能力皆無の奴とか、ロリとか出てきたらどうすんだよ。早くも詰みだろ。……ってかもしババアが出てきたらどうすりゃいいんだ……? いや、看板曰く美少女だから、ババアはねぇか」
信じられないが、今のところの頼りはあの看板だけ。
島内に入っていけばもう少し何かがあるのかも知れないが、今は海岸を探す。
「誰かいないかなーっと。……って、冷静に考えてセックスしないと死ぬってなんなんだろな。俺が死ぬんじゃなくて男性が死滅って辺り殺意高すぎるけど」
サクサクと砂浜を踏みしめながら歩くこと数分。
俺の鼓膜に、甲高い叫び声が届いた。
「きゃぁぁあーーっ! な、何これ……っ!? み、みんな! どこにいるの!?」
「っ!? ま、マジで来てんじゃねぇか……。とりあえず行ってみるか……って、このままはまずいよな」
視界には入っていない、かつかなりの大声で叫んでいるのだろうが、距離が遠いために俺に聞こえるまでは相当小さくなった声。
彼女が眠った時には身近に友人たちがいたのだろうか。焦った様子で叫んでいるようだ。
全裸のまま女性の前に行くのも憚られるため、小走りで近くに立っている木の元へと行き、葉を毟る。
「……マジで無人島生活って感じがしてきたな」
恐らく俺と同じく全裸でこの島に送られてきたであろう女性の分の葉ももぎ取る。
こうなればとことん、この島の設定に付き合うしかないのだろう。
となれば、送られてきた女性とのファーストコンタクト。これが大事である。
「誰か、誰かいないの!?」
「っ! いる、いるぞ! まだ俺一人だが、一応いる!」
パニックになりかけているのだろう。
叫び出したその少女に、遠くからではあるが声をかける。
「服は着ているかっ!? 俺がこの島で目を覚ました時は、何も身につけていなかったが!」
「えっ……! き、着ていない、です……」
「なら、近くの木になっている葉を毟って、最低限の場所を隠してくれないか!? 葉を取るのが無理そうなら、俺が念のために取っておいたものがあるが!」
「………………。か、隠しました!」
全裸の自分の元に男が来るが、この訳の分からない状況を打破してくれるかもしれないという沈黙。
自分で葉を毟るという選択肢を与えられたため、木へと移動し、俺と同じく葉を毟って局部を隠す準備。
そして、そんな状況ではあるが現れた人間の元へと姿を表そうとする葛藤と覚悟。
それらが混じった長い沈黙の後、彼女は声を上げた。
「そっちに行っても大丈夫かい!?」
「は、はい!」
駆け足で彼女の声がした方へと向かう。
人の姿を早く確認したいというのもあるが、もし看板に書かれていることが本当なら、俺は彼女とセックスをしなければならないのだ。
「っ、マジでいるじゃねぇか……」
砂浜を駆けると見えてくる人影。
遠目に見える肌色はやはり多く、砂浜に葉っぱの下着と美しい金色の長髪が目を引く。
いや、目を引くと言ってもそれ以外に見ようとするものもないんだが。
「大丈夫か!?」
「は、はい。あの、あなたは……?」
「俺は高間勇。君と同じく、だと思うけど、目覚めたらこの島にいたって訳だ。君は?」
「シャルロット・デュノアです。あの、これはどういうことなんですか!?」
近づくにつれてより明確になる、彼女の輪郭。
一般的に会話を交わす距離まで近づき、現状の照らし合わせを行っていく。
彼女の名前はシャルロット・デュノアというそうだ。
「……マジでキャラかよ……」
「あ、あの。何かあったんですか?」
「あぁいや、こっちの問題だ。気にしないでくれ」
シャルロット・デュノア。
数々のオタクたちに悲鳴を上げさせていたことは何となく覚えている、ライトノベルのインフィニット・ストラトスに登場するキャラの一人だ。
ここまで来ると流石に、看板と紙のことを信じざるを得なくなってくる。
「この島のことについて、君が知っていることはないか?」
「何も……。あの、あなたも何も知らないんですか?」
「あぁ。さっきも言ったが俺も君と同じく、目が覚めたら砂浜に寝てたんだ」
目の前の少女、シャルロットと話を進めていく。
どうやら先ほどの悲鳴は俺の時と同じく起きた時に出たものらしい。
つまりまだ、彼女はこの島について何も知らないということになる。
「ちょっと来てもらっていいか? 俺が目覚めて少し歩いたところに、この島について書かれている看板があったんだ」
「看板?」
「あぁ。ただ、その……。君には少しキツい内容になるかも知れないが」
俺のその言葉に首を傾げるシャルロット。
くりくりとした大きなアメジストの瞳で上目遣いをしながらのそれは、知識にある通り凄まじくあざとかった。
彼女も俺も当てがないので、とりあえず看板のある方へと案内しながら自己紹介をしていく。
「えっと、デュノアさん、でいいか?」
「シャルでいいよ、勇。勇は僕のところに来るまでこの島の散策はしたの?」
「海岸線沿いを軽くだけ、ね。シャルに看板を見せてから、今後のことを話していこうと思う」
あんなこと、俺の口から出しても意味が分からないだけになるだろう。
まあ、今現在のこの状況も意味が分からないが。
「うん、そうしよっか。僕も正直言って、何が起きてるのか全く分かってないし」
「俺もだよ」
「ところで勇、その手に持ってる紙は何?」
「えっ? あ、あー……。これも、その看板と一緒に説明するよ」
ううむ、やりづらい。
それでいて、視線のやり場にも困るのだ。
ぶっちゃけ俺たちが今身につけている葉っぱの下着など、あまり意味があるものではない。
葉の隙間からお互い肌は見えているし、何ならシャルの豊満な胸のせいもあって、下乳に関しては一切隠れていない。
「そ、そんなに見ないでよ……。僕も、隠せてないことは自覚してるんだから……」
「わ、悪いっ!」
「……でも、気になって見ちゃうのは僕も分かるけど……」
そんな爆弾をいきなり投下したシャルの視線は、俺の股間へと向いていた。
シャルが隠し切れていないということは、すなわち俺も完璧に隠せていないということ。
これからどういうことをしなければならないかを知っていて、かつ目の前に現れた美少女に反応してしまったのか。
微妙に主張した愚息が、簡易的な下着を押し上げていた。
「……」
お互いに気まずくなり、沈黙。
それでも歩みは止めずに数分。ついに看板の元へと辿り着いた。
「何、これ……」
「そうなると思ったから、敢えて言えなかったんだ。これが、追加の紙だ」
看板に書かれている内容を読んだシャルの反応は、文字通り絶句。
島からは出られない、俺とセックスをしなければ死ぬ。別の女性が流れ着く時もある。
彼女に追撃をする形になるが、持っていた紙のうち2枚を渡す。
「俺とシャルが、その……セックスをすれば、欲しいものが一つ手に入るかも知れないらしい。ポストっていうのは、あそこにある」
俺が指差した先にあるポストに無言で歩いていくシャル。
紙の束とポストを確認したシャルは、意を決したように俺の方を向いた。
「ま、まずはっ! この島を散策しようよ! 何か脱出できる手立てがあるかも知れないでしょ!」
「そうだが……。ジャングルにどんな動物がいるとか、一切確認できてないぞ?」
「っ! た、確かにそうだけど……」
やはり、嫌なのだろう。そして、信じられないのだろう。
二次元の美少女が流れてくるというもう一つの有力な情報を確信した俺は、現状を受け入れ始めているが、作中とはいえ一人の人間として生きてきたはずのシャルにはまだ確信的なものが少ないのだ。
その中で、俺とセックスをしなければ死ぬと言われても、はいそうですかとなるはずがない。
「でも、流石に雨風を凌げる場所を確保しないと話にならないな。動こうか」
「……うん」
看板と紙に書かれていたことのせいで、俺に対する警戒が相当に強まってしまっている。
だが、まだ焦る時間じゃない。
何としてでも彼女を説得し、今日中にセックスをする。
そうしなければ、俺も彼女も元の世界に戻れるか分からないまま、死を迎えるのだ。
「っ、靴もない状態でジャングルを歩くのは、ちょっと危ないな……」
今の今までそういった事に気が向かなかったが、このジャングルに動物はいるのだろうか。
もし毒を持った蛇などがいたらと思うとゾッとするが、ここは俺が先頭をいくしかない。
「一応俺が前に行くけど、足元は十分気をつけてくれ」
俺のその言葉に、はっきりとした言葉では返事をしないものの、頷くことで意思を示すシャルロット。
看板が設置されていた場所から歩く事、約一分。
意外なほどに近くに切り立った崖があり、その崖の下、つまりは俺たちの目の前にはちょうどいい大きさの洞窟があった。
「誰かいますかー? って、誰もいるはずない、か」
当然の如く、俺の声に反応するものはない。
コウモリや他の野生動物といった類のものの姿もなく、奥へと進んでいくとやや開けたスペースがあった。
「ここは……」
「まず初めはこの洞窟から生活しろ、とでも言わんばかりの空間だね」
「っ、その、シャル……?」
「うん? ……別に、勇が変な責任感を負わなくてもいいよ。僕も流石にこの状況はおかしいと思うし、まだこれからどうするかを決めないといけないって思うから」
先ほどまでよりかは俺に対する警戒を緩めてくれたシャル。
その表情は、何かを決心したようなものだった。
ゴツゴツとした硬い地面に腰を下ろすという判断にもならず、俺とシャルは立ったまま対面していた。
「それ、で。勇はどうすればいいと思ってるの?」
「……正直なところ、やっぱり俺とシャルでセックスをして、少しでも物資を集めないといけないんじゃないかって」
「……そう、だよね」
その点に関しては、シャルも同意見らしい。
一日というのが具体的にどの区切りか分かっていないが、しなければ俺は死に、シャルも死ぬ。
探索をしようにも島の広さが分からないし、次にどんなタイミングで女性が来るかも分からない。
つまりは、次に変化があるまではシャルとセックスをしながら生活を安定させるしかないのだ。
「勇は、どうなの? その、僕と……セッ、セックスをっ……するっていうのは」
「お、俺としては正直なところ、嬉しいさ。シャルみたいな子とそういったことができるのは。こんな状況で呑気に何を言ってるんだって思われるかも知れないけど」
どうやらシャルも、同意見どころか考えていることはほぼ同じらしい。
欲しいものをポストに投函するとはいえ、何がもらえるのか、何がもらえないのか。
島で獲れる食材はどんなものがあるのか、生きていくために必要なものは島のどこかに固まっているのか。
「そ、そう、なんだ……」
「……ちなみに、シャルは……その、どうなんだ?」
「最初に看板を見たときは、どうしてって思ったけど。でも、この島には僕と勇しかいなくて、セックスをしないと勇も僕も死んじゃうんでしょ? だったら、僕は生きたいな」
「シャル……」
話を聞く限り、シャルも一応は看板に書かれていたことを信じてくれるらしい。
二人とも信じずに訳の分からないまま死んでいく、なんていう未来にはならなさそうで安心した。
「で、でもっ! 初めては優しくしてね?」
「も、もちろんだ! っていうか、俺もそういう経験ないし……」
「えっ、あ、そうなんだ。……じゃあまずは、何が欲しいか考える?」
「……そう、だな」
童貞と処女。
互いに性行為の経験はないが、俺にとってシャルはまさしく高嶺の花のような綺麗で可愛らしい女の子だ。
そんな子とセックスをしなければ互いに生きていけないというのだから、不便ではあるが最高の島だ。
「とりあえず、セックスを何度も続けられるようにする精力剤だな」
「えぇっ!? ……ゆ、勇。もしかして勇が何かの黒幕で、女の子といっぱいそういうことしたいからって……」
「ち、違う違うっ! こんなこと言うのもあれだが、普通はそんなに短時間で連発できないんだって! 住むと食べる、この二つは最低限揃えないといけないだろ!?」
「あっ。そ、そうだよね! それなら、いっぱいしないとダメだよね! ……い、いっぱい、しないと……」
俺の提案に、シャルが盛大に自爆する。
まあ、不定期に増えると言われている二次元美少女たちとセックスできるのだから、大量にするに越したことはない。
それに、すればするだけ物資が増えるのだ。生活を安定した、高水準のものにするためにも必須だろう。
「どんなものまでをくれるのか分からない。もし、島の中央に生活必需品全て揃った一軒家、なんて書いて通ってくれるとありがたいんだが……」
「じゃあとりあえず、確認しにいく? ペンはあるし、紙もいっぱいあるんでしょ?」
「あぁ、そうしようか」
セックスはする。
まだそんなムードにはなっていないが、お互いの中でその意識が芽生えてから、お互いに向ける視線が変わった。
性の対象としてシャルから見られている感覚がする。
来た道を戻り、再び看板とポストの元へ。
「確か、受領されればポストが赤くなるんだよね」
「あぁ。さっき言った、一軒家を書いてみた」
島の中央に生活必需品を完備した一軒家、という要望を書いてポストに投函してみる。
が、ポストが赤く光ることはなかった。
「そんなに簡単に生活レベルを上げさせてくれないってことかな。じゃ、じゃあさっき勇が言った……」
「いや。まずはこれを書かなくちゃな」
次の用紙に俺が書いたのは、このポストの下に今後受領される道具や小物が現れるようになる箱が出現、という文。
俺の手元を確認していたシャルは、あざとく小首を傾げていた。
「受領されたものは、看板にはこの島のどこかに配置されるって書かれてたんだ。こうでもしない限り、錠剤かどうかも分からない薬を島の中探し続けるなんて、できないだろ?」
「た、確かに! じゃあ、それで入れてみて……?」
我ながら名案だと思ったが、これが認められなければ俺は自力で射精を調整しながらシャルと何回もセックスをしなければならない。はっきり言うが、それは相当にしんどい。
紙をポストに投函する。
ごくり、と俺たちの唾を飲み込む音を間に置いて、ポストが赤く光った。
「や、やった……! やったよ、勇っ!」
「あぁっ! これで、随分と楽になる! ……じゃ、じゃあシャル」
「う、うん。あの、せめて洞窟に戻ってもいいかな?」
「も、もちろん」
無茶かと思えたそれは、無事に受領された。
だが、受領されたということはそのものを出すために俺とシャルがセックスをしなければならないということ。
もう一度洞窟への道を歩いていく。
その道中で、後ろを歩いていたシャルに手を握られた。
「シャル?」
「さっきはね、初めては優しくしてって言ったけど、これから多分、しばらく先までずっと勇との二人暮らしなんだと思う」
「……うん」
正直言ってその通りだろう。
洞窟の入り口まで来た段階で一旦止まり、シャルの言葉を聞く。
「でも、道具や死なないためだけにセックスをするって、僕はちょっと嫌なんだ」
「えっ……」
「あっ、いやっ、今になって勇とするのが嫌ってことじゃなくて、その……できればちゃんとしたセックスをして欲しいかなって。……僕、何言ってるんだろ」
真っ赤な顔で、シャルがそう訴えかけてきたのだ。
彼女の言いたいことはつまり、俺の解釈が都合良すぎるだけかも知れないが、形だけのものではなくて、どうせなら愛のある形でということなのかも知れない。
「もちろん、そんなただ生活のためだけなんかのセックスなんて、俺も嫌だ。するなら、ちゃんとシャルと愛し合いたい」
「うん。こんな状況に、何でか分からないけど一緒になっちゃったんだもん。二人で頑張ろうねっ!」
快適な生活とも言いづらく、またこれからどうやって生きていくかも不透明。
それでも、俺とシャルさえ生きていれば何とかなるかも知れないのだ。
それを、互いに何の感情もなくただ事務的に全てをこなしているのでは心が辛い。
「僕は、勇のこと好きだよ。さっきも危ないからってジャングルの先を進んでくれたし」
「そ、それだけで?」
「うん、それだけで。だって、勇にとっても何があるか分からないジャングルで、僕のために先に進んでくれたんでしょ? それだけで勇がどれだけ優しい人か、僕にはちゃんと分かったから」
シャルが、真正面から俺に抱きついてくる。
お互いにあってないような下着をつけているが、彼女の胸の感触や彼女自身の柔らかさがよく伝わってくる。
「ねぇ、ここまでしてもまだ何もしてくれないの?」
彼女の行動に呆気に取られていると、何度目かの上目遣いで彼女が俺の顔、否。俺の唇をじっと見つめていた。
「んっ……。んちゅ、ちゅぱっ。ちゅう……ちゅる、ちゅぷっ、くちゅ。あむっ、ん、ふぅ……」
俺からという訳でも、シャルからという訳でもない。
気がつけば俺たちはお互いの唇を重ね合わせ、お互いの口の中に舌を入れ合い、時に舌を絡め、互いの熱を高めていた。
シャルの手により俺が着けていた下着は外され、俺の手によりシャルが身につけていた下着は意味をなさなくなった。
「ん、はぁ……。入ろっか、勇」
上気した様子の顔で、シャルが洞窟の奥へと誘う。
これからシャルとの付き合いが、長いか短いかは分からないが続いていくことが確定している中の、初夜。
夜ではないが、今までのこの相手とセックスをするという事実を受け止め続けていたことが、ここに来て爆発した。
「んんっ、ちゅぷっ、くちゅ……じゅぷっ。ねぇ勇。もうすっごく硬くなってるよ?」
洞窟の一番奥のスペース。
先ほど計画を立てた場所まで戻ると、俺たちは再びお互いを抱きしめ合いながら唇を貪った。
ずっと身近にほぼ裸の異性がいたこととあの看板に書かれていたことによる、軽い発情状態。
俺の勃起した肉棒の感触に気づいたシャルが、右手で優しく撫で始めた。
「まだ射精しちゃダメ。ちゃんと、認められる形でセックスしないと」
認められる形でのセックス。すなわち、シャルの膣内での射精。
ここで、良いのかというような再確認を行うことはしない。
彼女がもう、決心してくれているのだから。
「こんなところに、シャルを寝かせたくないし、俺も寝たくないな……」
「うん。……だから、来て?」
ゴツゴツとした洞窟には、もちろん布団やベッドといったものはない。
こんなところで寝転びながらセックスをしても、下手すれば気になりすぎて射精できないかも知れない。
そう思っていると、シャルが後ろを向き、壁に手をついてこちらに尻を突き出した来た。
「もう、ちゃんと濡れてると思うから」
「念のためだ。ちゃんと愛撫はさせてもらう」
「ひゃあっ! あっ、んっ……ふ、あぁっ!」
よく考えれば彼女の出身も聞いていないが、恐らく欧米の方なのだろう。
白い肌が興奮したことで紅潮しているのがよく分かり、それは彼女の綺麗な尻にまで伝わっていた。
その尻の狭間にある、彼女の髪の色と同じ色をした陰毛とそれに覆い隠されている陰裂。
俺とのキスで濡れるほどに興奮してくれるのは嬉しいとは言え、ちゃんと愛して欲しいと言われているのだ。
まあ言われなくとも適当に相手しようなどとは思わないが。
「んはぁっ! そ、そんなにっ、音出さないでよぉ!」
「自然と出てしまうんだ。シャルが言ってた通り、もう準備万端みたいだし」
ぐっちゅぐっちゅと、シャルの陰部と俺の指との間で愛液が混ぜられる音が洞窟内に響く。
夏の猛暑の中を歩いていたということもあり、汗ばんでいた彼女の身体により一層玉のような汗が浮かぶ。
「あんっ! んぁっ、くぅっ……ふぅぅあ……! ゆ、勇……! 僕もう、シたい……!」
「俺も、もう限界だ……。挿入れるぞ、シャル……っ!」
「うんっ! 来てぇっ!」
指がたまたま触れたシャルの陰核もビンビンに勃ち、左手で揉みしだいていた胸の先、ぷっくりとした乳首も陰核と同じように勃っていた。
こんな状況とはいえ俺相手にここまで興奮してくれるのは、本当に男として誇らしいものがある。
俺の右手に溜まるほどに溢れ出ていたシャルの愛液を俺の肉竿にまとわりつかせ、潤滑油にする。
「っ! くぁ……っ! きっ……つい……!」
「あっ……! んっ、ふぅぅぅうう……っ! お、おっぱい揉まれながらいれられるの、きもちよすぎるよぉ……」
処女と童貞同士の初めても交わりとは思えないほどにスムーズにいった初挿入。
シャル自身も鍛えているのだろう。処女は締まりが良いらしいが、それも相まって肉ヒダの粒が陰茎にこれでもかと押しつけられ、彼女の喘ぎに応えるかのようにうねる。
「シャル……っ! 挿入れてすぐで申し訳ないが、我慢してたのがもう限界だ……!」
「うん……っ! 僕も、もう無理……! んっ……はぁんっ! ゆ、勇……! 一緒に、イキたい……!」
だが、スムーズにいったのは挿入まで。
不慣れなピストンに、これでもかと言わんばかりに高まったお互いの身体と準備万端の性欲。
一際大きな彼女の尻肉と俺の下腹部がぶつかり合う音とシャルの喘ぎ声が洞窟内に木霊する。
「シャル……っ!」
「あぁんっ! いいよ、射精してぇっ! 僕の膣内に、思いっきり射精してぇ! ぼ、僕ももう、イクから……!」
少しずつ慣れてきたピストンを、可能な限りシャルを思いながら速めていく。
右手で彼女の腰を掴み、左手では先ほどと同じく彼女の左胸の全体を揉む。
「シャル、射精る……っ!」
「うんっ! んっ、はぁあっ! あぁぁあああっ! イク……ッ! イックぅぅぅあああっ!」
彼女の尻肉にこれでもかと言わんばかりに腰を打ちつけ、彼女の最奥で溜まりに溜まっていた精液を吐き出していく。
それとともにシャルも絶頂を迎えたのか、ぎゅうぎゅうと膣肉が俺の肉棒を愛おしそうに締め上げてくる。
「すっげぇ……。セックスって、こんななのか……」
「はっ、はっ、はぁ……。うん、凄かったよ、勇。すっごく気持ちよかった」
肉棒を挿入したまま、互いに一息つく。
シャルが俺の方に振り返る。その表情は、とても淫靡なものだった。
射精した直後でこそばゆい陰茎を、未だにビクビクと痙攣しているかのように震えるシャルの膣内から引き抜く。
「んっ……はぁんっ。んしょ。んー……ぷはっ! えへへ、ゆーう」
引き抜いたとほぼ同時。
立ち上がり振り返ったシャルに、不意に唇を奪われる。
キスを終えたと思ったら今度は俺の胸元に顔を埋め、猫撫で声で甘え始めた。
「ど、どうしたんだ?」
「えっ? そ、その……勇とのえっちが気持ち良くて、ね?」
セックス終わりにこんなあざといことをされて平気でいれる男がいるのだろうか。
そう思っていた矢先、遠くの方からドンッという大きな音が響いた。
「あれってもしかして、箱が出てきた音かな?」
「行ってみよう」
「うんっ!」
互いにもう局部を隠すための葉も布も探すことなく、全裸のまま洞窟の外へと出る。
ここから、俺とシャルを含む彼女たちのハーレム生活が幕を開けることとなる。
シャルロット・デュノア
一回目の受領物:このポストの下に今後受領される道具や小物が現れるようになる箱が出現
*****
今後もこのように、誰とどれだけして、何を貰ったかを記入していきます。
前書きにも書きましたが完全見切り発車作品です。
色々な原作のキャラを短編ではなくまとめて出したいという、作者の欲求が溢れた作品になるかと思います。
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