※この作品はR-18です。

刀使ノ粋筋   作:刹撥丸

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刀使ノ巫女NLイチャラブSS 木寅ミルヤ編です
ミルヤの誕生日にPixivに投稿したものと同一のものになります
とじみこNLなSSもっと増えて欲しい……
注意点
※NL・ノンケものですので男のオリキャラ出てきます
※特に山も谷もありません、ひたすら甘いです


ミルヤ編
銀(しろがね)の愛


専用の装束に身を包んだ白髪を蓄えた中年の男性が金床の上に置かれた鋼の上を小槌でコンコンと軽く叩く。

もう一人、こちらも装束を纏った、長い銀髪を後ろで結った眼鏡をかけた女性が額に汗を滲ませ、小槌で叩かれた部分に一心に大槌を振う。

槌は金床の上に置かれた鋼に打ち付けられ、カーンカーンと独特の金属音を工房に響かせる。

男性は大槌が上げられると、再び大槌を打ち付ける場所を小槌で叩き指示しながら、鋼の様子をしげしげと黙って見つめる。

しばらくして、一通りの鍛錬が終わった鋼を男性は色々な角度から見つめると一度軽くうなずく。

 

「うむ……」

「どうでしょうか」

「まぁまぁ……といったところだが、この短期間にこれだけできりゃあ上出来だ、流石は元刀使ってところか」

「いえ、先生の教えがいいからです」

 

誉められたことを軽くはにかみながら謙遜する。

彼女の名前は木寅ミルヤ、元綾小路武芸学舎の刀使であった女性だ。

ミルヤは刀使を引退した後、刀剣鑑賞と刀を研ぐことという趣味を昇華させ、刀鍛冶を目指すべくとある刀匠に弟子入りしていた。

刀使を引退したものがその経験を活かせる職を目指すことはそう珍しいものではない。

だが、そのほとんどが警察官や伍箇伝・刀剣類管理局の職員、刀使に関連する技術系の企業への就職であり、実家が鍛冶屋でもなければ刀鍛冶を目指すものは稀有であった。

この刀匠に弟子入りする際もあまりの珍しさに訝しまれたが、祖父と父が鍛冶師であることに加え、刀使であった経験と趣味から来る含蓄は刀匠が舌を巻く程であった。

 

「謙遜しなさんな、わけぇのにここまでできるのはそう居ねぇ、さらに真面目で物も知ってるとなりゃあこっちも教え甲斐があるってもんよ」

「ありがとうございます」

「今日はここまでだ、上がっていいぞ」

「では、お先に失礼します先生」

 

今度の誉め言葉は素直に受け取とると、工房を後にし、隣接する家屋で帰り支度を整える。

 

「ふぅ……」

 

疲労感からため息を一つ吐きつつ、汗で濡れた装束を脱ぐとしっとりと湿った彼女に流れる北欧由来の血故の白い肌が露わになる。

刀鍛冶の仕事は現役の刀使時代と違い不定期に任務が来たり、そもそも命の危険にさらされる職ではないが別種の大変さがある。

更にいくら土台となるものがあっても所詮は入門者、刀鍛冶の仕事は集中力も筋力も必要でそのうえ一から物事を教わるとなればかなりの重労働だ。

鞄に入れてあったタオルで全身を軽く拭い、香水を付けると私服へ着替えて鍛冶屋を後にする。

 

「暑いですね……」

 

7月も中旬に入り、未だ梅雨の時期である。

今日は幸いにも雨は振らず気温もそこまで高くないが、夕方でも湿気が酷く、生暖かい空気が身体中に纏わりつく不快感故暑く感じる。

こんな状態から早く抜け出そうとミルヤは帰路を急いだ。

鍛冶屋の最寄駅から電車に乗り数駅で降り、駅前の繁華街を抜けた先、住宅街にあるマンションの一室が今の彼女の、いや彼女達の住居だ。

 

「ふぅ、ただいま帰りました」

 

玄関のドアを開け、帰宅を知らせる。

続く廊下の奥、ダイニングキッチンから男性が顔を出す。

 

「お帰りミルヤ、お疲れ様、お風呂沸いてるよ」

「ありがとうございます宗人さん、ではお先に頂きます」

 

彼の名前は相模 宗人(さがみ むねと)、ミルヤの恋人にして同棲相手である。

彼も刀剣の鑑賞が趣味であり、ミルヤとは彼女が刀剣鑑賞旅行に出かけた際、旅行先で出会ってからの縁だ。

そしてミルヤが刀使を引退後刀鍛冶を目指すと言ったとき、彼女を支えるため主夫の様に家庭のことを担当すること選んだのであった。

ミルヤが入浴中、宗人はキッチンに向かい夕飯の支度を進める。

一通りの準備が終わって、リビングのソファに座ってテレビを見ていると、ミルヤがお風呂から上がってくる。湯上りの肌はしっとりと湯気を纏っていた。

 

「お先に失礼しました」

「うん、じゃあ夕飯にしようか」

 

そういうと宗人はテレビを消して慣れた手つきでテキパキと夕飯の用意を進める。

 

「何か手伝いましょうか?」

「ううん、疲れてるでしょ?座ってていいよ」

 

手伝おうとするミルヤを宗人は優しく制して席に座らせると料理を器に盛りつけ、テーブルに並べていく。

目の前に並べられていく料理にミルヤはふと違和感を感じた。

サラダはともかく、スウェーデンの家庭料理等いつもはあまり食卓に並ばないものばかり、料理そのものに違和感はないがなんというか内容が豪勢であった。

 

「これは……、今日は何かありましたか?」

「うん……?あれ、もしかして忙しくて忘れちゃった?」

 

食卓が豪勢ということは何かあったのかと思案し、何か今日いいことがあったのだろうか?と感じた疑問を彼にぶつける。

それを受けた宗人は予想外の問いに一瞬手を止め、ミルヤを見るが、何かを察したように微笑むと夕飯の支度を続ける。

そして最後にワインと2人分のグラスをテーブルに置くと、ミルヤの向いに座り、懐から一つの小箱を取り出してミルヤの前に差し出す。

 

「誕生日おめでとう、ミルヤ」

「あ…………」

 

そう、今日は7月19日、ミルヤの誕生日である、そのことを彼女は連日の修行で完全に失念していた。

実はスマホに元調査隊や刀使時代の友人の面々から祝いの連絡が届いていたのだが、疲れ切っていた彼女はスマホの確認すらできていない状況であり、もし宗人がいなかったらそのことに気付くのは下手をすれば日が変わってからであった可能性すらあった。

 

「すみません……すっかり忘れてました。自分のことなのに、情けないですね……」

「それだけ今やってることに夢中ってことでしょ、それよりさ、ほら、開けてみて」

 

自嘲するミルヤを励ますように小箱を開けるように促す宗人。

促されるまま、小箱を開けると中には三日月型のペンダントトップの付いたシルバーのネックレスが入っていた。

 

「どうかな?」

「ありがとうございます、とても嬉しいです……!」

 

感動のあまり赤くなりネックレスを見つめるミルヤ。

プレゼントはもちろんのこと、誕生日を思い出させてくれたこと、誕生日を祝ってくれること、何よりそれらを与えてくれる彼の存在が嬉しかった。

 

「付けてみてもらってもいい?」

「ええ、わかりました」

 

ミルヤはその場でネックレスを手に取って留め具を外し、首の後ろで再び留める。

 

「どうでしょうか?」

「……うん、すごい似合ってるよ!」

 

ネックレスを付けた状態は自分では見えないため、少し不安そうに聞くミルヤに対して絶賛する宗人。

実際三日月のペンダントトップとネックレスの銀色は彼女の髪色と調和し、とても様になっていた。

 

「あ、ありがとうございます……」

 

恋人からの手放しの絶賛に思わず赤くなって照れるミルヤ。

その様子をニコニコ笑って見ながら宗人はワインの栓を開ける。

 

「ということで、さぁ」

「はい」

 

宗人がワインのボトルを持ち、ミルヤのグラスへ注ぎ口を向ける、そのままボトルを傾けるとトクトクと真っ赤な果実酒が透明なグラスを満たしていく。

風化を避けるため、グラスの3分の1ほどまで注ぐと注ぎ口を持ち上げ、その後自分のグラスへ同じようにワインを注ぐ。

注ぎ終わったボトルに栓をしてを脇に置くと二人でグラスを持って目線の辺りまで軽く持ち上げる。

 

「「乾杯」」

 

グラスを少し傾けて乾杯する。

食卓を囲み、特別な人と過ごす特別な日はミルヤにとってとても満ち足りたものであった。

食事が終わった後は二人並んでソファに座り、なんでもないよう会話を肴にワインを楽しんでいた。

 

「はぁ……」

 

ふとミルヤがため息を吐いて宗人の肩に頭を載せてくる、心なしかその瞳には憂いを帯びていた。

 

「どうしたの?もしかして飲みすぎたとか?」

「いえ……」

 

宗人の心配を否定するが、逡巡しているのか少し言いよどむ。

しばしの沈黙の後ゆっくりと心情を吐露する。

 

「今日の食事もプレゼントもとても嬉しかったです。あなたにここまでしてもらってるのに私ばかり好きなことをしてる、それがなんだか申し訳なくて……」

「…………」

 

それを黙って聞くと宗人はミルヤの肩に手を回し、抱き寄せる。

 

「あっ」

「申し訳なく思うことなんてないよ、好きなことだっていっても、修行は連日大変だろう?毎日クタクタになって帰ってくるじゃない」

「それは……そうですけど……」

「それにね、僕は君が趣味に一生懸命になって楽しそうにしてるのを見るのが好きなんだ、だから僕も好きなことをしてるんだよ」

「宗人さん……」

 

微笑む宗人を潤んだ瞳で見つめるミルヤ。

しばし見つめ合った二人は自然と身体を寄せ合い、口づけを交わす。

 

「ん……ちゅ……」

「んむぅ……」

 

ゆっくりと顔を左右に動かし、互いの唇の感触を確かめる。

舌を相手の口腔に滑り込ませ、絡ませて水音と共にワインの香りが残る唾液を交換する。

しばしの接吻の後、短い吐息と共に口を離すとお互いの顔しか見えないような至近距離で再び見つめ合う。

酒の影響もあってか二人の頬は紅潮し、吐息にも熱が籠る。

 

「ベッド、行こうか……」

「はい……」

 

 

 

 

 

・----------------------------------・

 

 

 

 

 

「んん……はぁ……♡」

 

ベッドの上に座り、開いた膝の間に座るミルヤの背後から手を回し、服の上から胸を揉む。

身体は宗人に預け、片手はベッドのシーツを掴み、もう片方の手で彼の手を抑えながらも愛撫にされるままにされるミルヤの口から艶っぽく湿った声が漏れる。

二人の吐息と共に、愛撫に身をよじることによって発せられる衣擦れの音が部屋に響く。

宗人は夢中になって胸への愛撫を続けながら目の前のミルヤのうなじ部分に顔を埋める、彼女の銀髪から発せられるシャンプーの香りが鼻腔一杯に広がり、更なる興奮を引きだす。

 

「あ、はぁ……そんな…胸、ばっかり…あぁ♡」

「ああごめん、夢中になっちゃって……」

 

愛撫で感じているミルヤが途切れ途切れながらに抗議すると一瞬我に返り、彼女の要望通り左手は胸を愛撫したまま、右手を胸から腹部、腰から太ももの内側へ撫でるように下ろすとミルヤの脚の間に滑り込ませる。

そのままスカートの内側、ショーツの中へ手を入れて秘部を弄る。胸への愛撫によるものかすでに軽く湿っていた

 

「んんっ!」

 

瞬間ピクンとミルヤの腰が跳ねるも、宗人は構わず秘部の突起を優しく円を描くように指先で撫でる。

 

「あっ!そこっ!♡」

 

明らかに強い反応を示し、短い喘ぎ声と共に小刻みにミルヤの身体が振える。

段々と秘部から愛液が出てショーツの中が湿り気を帯びてくる、その愛液を軽く指につけ、ローション代わりにして陰核の愛撫を続ける。

 

「くぅ……ふぅ……」

 

明らかに感じているが声を我慢するミルヤに嗜虐心をそそられる、声をあげさせたくなった宗人は割れ目をなぞり、ゆっくりと中指を進入させていく。

 

「ゆびっ~~!?」

 

突然の侵入者にひと際強くミルヤの腰が跳ねる、そのままゆっくりと中指を半分ほど挿入すると、ゆっくり曲げ伸ばしを繰り返す。

 

「あっ♡あっ♡そこっ、ダメで、すっ!」

 

くちゅくちゅと水音と共に先ほどよりも強く声が漏れ、止めようとしてるのか右腕にしがみ付くが抵抗になっておらず、そのままなすがままになり喘ぎ声と荒い吐息を漏らす。

 

「ダメッ、ダメですぅ……イクッ!イッてしまいます!」

 

押し寄せる快楽の波に呑まれ、身体を完全に預け、宗人の腕にしがみ付くだけになったミルヤは最早快感を享受することしかできない。

その様子に宗人も興奮したのか右手の動きが徐々に早くなっていき、同時に左手の胸への愛撫も激しくなる。

その上下の責めは容赦なくミルヤを絶頂へといざなう。

 

「ああああ!!」

 

ひと際大きな声と腰の跳ね、そして右手を濡らす潮が彼女が絶頂したことを知らせる。

 

「はぁーっ、はぁーっ……」

 

大きく息を吐きながら、陸に打ち上げられた魚のように小刻みに痙攣するミルヤを落ち着くまで抱きしめる。

しばらくして息切れが収まり落ち着いてきたミルヤはおもむろに宗人の下半身へと手を伸ばす。

愛するものの痴態を目の前にした彼のモノは当然というべきか充血し、出してくれと言わんばかりに布の下から主張していた。

 

「あっ、ミルヤ……」

「大丈夫です、任せてください♡」

 

優しく微笑んでそう囁き、膨らんだ股間を優しく撫でると、ゆっくりと優しくズボンを下げて解放する。

衣服の抑圧から解放された竿は勢いよく姿を現す。

 

「あなたの御刀、相変わらず大きい……♡」

 

今まで何度も肌を重ね、そのたびに貫かれてきたソレを見て少しうっとりする。

 

「では、失礼します」

 

そう言うとゆっくりと優しく片手で竿の根本を包み上下していくと同時にもう片方の手で睾丸部分を手で押さえ軽く撫でる。

 

「うぅっ……」

 

絹のような肌、という表現があるが正に上等なシルクのような肌触りで行われる陰茎と睾丸への攻めに思わず声が漏れる。

攻めも単調なものでなく竿の根本をしごいたと思えば先端のカリ部分を優しく撫でたりと緩急を付けられ、思わず腰が浮いてくる

 

「ふふ、私の鑑刀眼を持ってすれば、あなたの弱点は…んちゅ、全部お見通しですよ♡」

「うおっ……凄い……」

 

先端から手を放したかと思うと今度は口づけし、鈴口を中心に舌を這わせる。

手を変え品を変え適格に攻め立てるミルヤのテクニックに今度は宗人がなすがままである。

一方のミルヤはそんな彼の様子を愛おしそうに見ながらも、その顔は男を手玉に取って得意げなようにも見える。

 

「はぁ……れろぉ……んちゅう…んん…♡」

「はぁ…ふぅ…」

「んむぅ…むちゅう♡じゅる……♡」

 

今度は竿の根本から先端へと舌でなぞり、亀頭を口へ含む。

そんな攻めに対し、宗人は荒い息を吐く。

あふれる先走りを味わいつつ、先端のふくらみを舌で丁寧にねぶる。

口腔を唾液で一杯にすると竿全体を飲み込みストロークを始める。

 

「じゅぷ、じゅるる……」

「くぅぅ…それ、ヤバイ…っ!」

 

白い肌に珠の汗をにじませながら頭を上下に動かし、男根をゆっくり根本まで加えたと思ったら口をすぼめて引くを繰り返す。

ストロークを繰り返すたび隙間から漏れる空気の音と水音が淫猥な音を響かせる。

さきほどよりも強く襲い掛かってくる快楽の波状攻撃に宗人の腰は完全に浮き、絶頂までもう少しというところでミルヤが口を離す。彼女の口先から竿の先端に半透明の橋ができる。

ちゅぽんとひと際大きな空気音をさせながらそそり立った剛直は反動で跳ね返る。

 

「はぁ、はぁ……ミルヤ……?」

「まだ果ててはダメですよ?」

 

突然の快楽の中断に切ない声を出してしまう宗人を横目にミルヤは上半身の服を脱ぐ。。

汗でしっとりとした白い肌が露わになり、続いてブラにを外すと抑えられていた豊満な胸が解放され、ひと際主張する。

その大きな二房は抑えるものが無くなり柔らかそうに左右に揺れるが、垂れることなくまとまった形を保っているのが印象的だ。

 

「今度はこちらで……」

 

そういうと未だいきり立ち唾液と先走りでヌラヌラと光沢する男の象徴に近づくと、そのおっぱいで挟む。

胸にすっぽりと覆われ、やわらかな肌の感触と肉の圧迫感をペニス全体で感じると更なる快楽を求めて自然と腰が上下に動く。

 

「あん♡もう……堪え性がないですね♡」

「そんなこと言ったって……これは何度やってもらってもヤバい……」

 

呆れてるような言い方だが、愛おしさに蕩けた瞳で宗人を見るミルヤ。

そのまま胸で挟んだ竿をしごき始める、さきほどのフェラで付けた唾液がローション代わりとなって摩擦を減らし動きを滑らかにする、たぱんたぱんと水音とともに肌と肌がぶつかる音が更なる情欲を掻き立てる。

ミルヤは両方の胸を揃えてゆっくりとズッってみたり、左右互い違いに動かしてみたりと変化を付けて攻める

宗人はベッドのシーツを掴み、快楽に身をよじりながらペニスに意識を集中する。

 

「あなたの御刀、熱ぅい♡ふぅ…んん…あ、ビクビクしてきましたね♡」

「あぁ、もうそろそろ…!」

「いいですよ……遠慮なく出してください……!」

「うう、ミルヤっ!ああっ─!!」

 

肌で絶頂の前兆を感じ取るとトドメを刺すかのように胸の動きを激しくすると、宗人は耐え切れず声を上げながら絶頂する。

ドクドクと火口から滾る白濁したマグマが胸の中へ向けて溢れ出し、肌を打ち付ける。

最後の一滴まで出せと言わんばかりにペニスを圧し潰すようにギュッっと胸で圧迫される。

その刺激に更なる射精感を促され、されるがまま吐き出す。

 

「ミルヤっ、くうぅ……!」

「まだドクドクいってます……」

 

宗人の射精を胸の中で感じながらうっとりしているミルヤ、その股の間は再びじっとりと湿り気を帯び始める。

動きが緩やかになり、長い射精が終わったのを感じるとゆっくりと圧迫し、擦るようにペニスから胸を離す。

胸を左右に開くとむわぁっとイカ臭い空気が立ち込め、唾液と先走りと精液の混ざった白濁が胸の間に粘っこいアーチを掛けていた。

 

「こんな一杯……本当にこれが好きですね♡」

「そりゃあ…そんなサイズの、胸を見せられればね……」

 

少し名残惜しいと思いながらも掛かった橋と胸にぶち撒かれた精をティッシュでふき取る。

そんな様子を見ながら

息も絶え絶えに宗人は答える。

立ち込める汗、精液、ボディソープの香りがない交ぜになった空気は極上の媚薬となり、出したばかりだというのにそのイチモツは硬さを失ってはいなかった。

それを見たミルヤはベッドのサイドテーブルの引き出しを開け、手のひらサイズ四角い袋を取り出す、避妊具であるコンドームだ。

そのままぴりりと袋の封を切ると、丁寧に宗人のそそり立つモノに装着していく。

その甲斐甲斐しさとこれから始まることを想像し、宗人は更に硬さを増す。

更にゴムを装着し終えると愛おしむかのようにすりすりと物を擦られ、ゴム越しの人肌の感触にピクンと跳ねた。

 

「私もあなたも、準備は万端みたいですね……♡」

「ああ……」

「では、キテください……♡」

「ごくり……」

 

ベッドの上に座り股を開いて、受け入れの体勢を取る。

指で押し広げられた秘部はヒクヒクともの欲しそうに痙攣し動き、愛するものを待つ。

空気と興奮に充てられつつもやはり恥ずかしいのかミルヤの顔は真っ赤に紅潮している。

その様子に生つばを飲み込むとほとにモノをあてがい、ゆっくりと侵入していく。

 

「んんぅ!入って、キたぁ♡」

「膣内、あっつ……」

 

腰を動かし、肉を掻き分け、根本まで侵入する。

熱を帯び、うごめく内壁に包まれ、思わず声が漏れる。

 

「動くよ……」

「どうぞ……♡」

 

たまらずお互い抱き合う。

吐息がかかる距離まで顔を近づけ、全身で互いの体温を感じ取り、雰囲気と情欲は最高潮に達する。

ミルヤの了承を得ると、腰を前後に動かしていく。

引き留めるように吸い付く膣肉を振り切るように肉棒を引き、再び掻き分けて中を一杯にする。

パンパンと肌と肌が打ち付け合う音と共に発せられる湿った注送の水音は二人の快楽を更に引き立てる。

 

「ああっ!いいですぅ!もっと激しくしてくださいぃ♡」

「はぁっ…はぁっ!」

 

その押し引きの応酬にミルヤは喘ぎ、更なる刺激を要求する。

それが聞こえてか聞こえずか宗人は腰の動きを加速させる。

 

「んん!あはぁ!おくぅ、まで来てますぅ♡」

「れろっ…んちゅう……」

「あん♡そこぉ、舐めちゃぁ……」

 

激しさを増すピストンにさらに声が大きくなるミルヤ、その様子を見てたまらず、宗人は首から鎖骨にかけてをねぶり始める。

ミルヤは艶声をあげ、繋がっているのに本当に一体になろうかという勢いで抱き着く。

今自分を侵している肉柱を先ほどまで挟んでいた胸を相手の胸部へ押し付ける。

柔らかく、しかし確かな弾力と共にゴム鞠のうな胸が歪に変形する。

宗人の腰の動きが更に激しさを増し、絶頂が近いことを知らせる。

同時にミルヤの痙攣も激しさを増しており、こちらも限界が近かった。

 

「はぁ……ミルヤぁ…そろそろイきそう……」

「はぁん♡私もです…一緒にイきましょう……♡」

 

お互いの絶頂が近いのを感じ取り、再び口づけを交わす。

しかし今度のは行為中というのもあって激しく唇から舌まで絡ませ、歯が衝突し、よだれが飛び散ることも厭わない、獣のように互いを貪るようなキスだ。

 

「んんぅ!んちゅう……」

(ミルヤッ!ミルヤッ!)

「んんふぅ!ぶちゅう……じゅる…♡」

(好き!好きです!愛してます!)

 

互いにキスに相手への愛を込めて貪り、腰を動かす。

宗人はベッドを掴んで縫い付けるように激しく腰を打ち付け、

ミルヤは宗人の首に手を回し、脚は腰に絡ませ、逃げぬよう逃がさぬよう密着している。

さらに激しくスパートをかけ、絶頂の時を迎える。

ことさら大きく痙攣すると腰を打ち付け、中で情欲を爆発させる。

絶頂に痙攣しながらミルヤは更に身体を強く密着し、ゴム越しに中に注がれる精の濁流を感じる。

何回かゆっくりピストンを繰り返し、竿の途中に残っている精液まで出し切ると、ずぽっっと空気の抜ける音と共にゆっくりペニスを抜く。

さきほどまで愛するものを迎えていた陰部は痙攣しながら名残惜しむかのようにひくひくと口を弱弱しくゆっくり開閉していた。

 

「はぁーー♡はぁーー♡」

「ふぅ……」

 

イチモツからコンドームを取り外し、一息吐いて口を縛ってごみ箱へ捨てるとベッドの上で大きく息を吐きながら快感に震えるミルヤの側に身体横たえ、やさしく抱きしめる。

 

「愛してるよ、ミルヤ」

「はい…私もです、宗人さん……」

 

愛の言葉を紡ぎ、しばし見つめあい満ち足りた気持ちのまま二人の意識は沈んでいった……

 

 

 

 

 

・----------------------------------・

 

 

 

 

 

「んんぅ……」

 

朝の気配を感じ、ベッドの中で目覚める。

部屋の時計を見るといつも起床する時間より少し早い時間であった。

 

「いつの間にか眠ってしまったようですね……」

 

昨日のことを思い出し、冷静に分析すると行為の疲れからか少し重い身体を持ち上げ、サイドテーブルの上に畳まれて置いてあった眼鏡をかける。

行為中は常に眼鏡をかけていたので、寝ている最中に宗人さんが破損しないようにそっと取り外して置いてくれたものだろう。

そんなことを思うとふとその彼を探す、一緒に寝ていたはずではあるが、ベッドどころか部屋にも気配はない。

ともかくいつまでも寝てるわけにはいかないのでベッドから出る。

乱雑に脱ぎ捨ててあった下着を付けるが、他の衣服は行為中に汚れてしまったので仕方なく掛けてあった彼のシャツを羽織る、六角清香から聞いたことがある、これが俗に言う"彼シャツ"というやつであろうか……

とガラにも無いことを考えながら汚れた服を持って寝室を出る。

 

「おはようございます」

「あっおはよう、流石だね、そろそろ起こしに行こうと思ってたのに」

 

洗面所のカゴに汚れた衣服を入れると、ダイニングキッチンへ向かう。

そこではいつもと同じように宗人さんが朝食の準備をしていたので朝の挨拶を投げながらテーブルの席に座る。

宗人さんは柔らかい笑顔を向けて挨拶を返すとマグカップを取り、沸かしてあったコーヒーを入れると私の前に置いてくれる。

 

「はい、飲んだらシャワーでも浴びてきたら?朝食の用意はしておくからさ」

「はい……ありがとうございます」

 

淹れたてコーヒーを一口すする、暑い時期だというのにコーヒーの暖かさと酸味、そしてカフェインが身に染みる。

一人であったならばこうはいかない、彼の優しさとありがたさを再認識する。

コーヒーを飲み干すと彼の言う通りにシャワーを浴びに洗面所へ向かった、ふと鏡に映る自分が目に入る。

彼からの贈り物、銀のペンダントネックレスが光を拾ってキラキラと主張していた。

 

『……うん、すごい似合ってるよ!』

 

昨晩の彼の言葉を反芻する、いつも自分を見てくれる彼が言うことであるならば疑う余地はなく、これは似合っているのだろう。

そんなことを考えると胸が暖かくなり、急に元気が沸いてくる。

シャワーを浴びて身支度を整えると計算していたかのようにテーブルに出来立ての朝食が並べられていた。

 

「「いただきます」」

 

昨日のように向い合せで座り、二人で朝食を頂く、これも毎日彼が用意してくれることだ。

朝食を食べ終わり、少しまったりと歓談しているとそろそろ家を出る時間になる。

それを察したのか、宗人さんはキッチンに向かいナフキンに包まれたお弁当を手渡してくれる。

 

「はい、じゃあ今日も頑張ってね!」

「何から何までありがとうございます」

 

鞄にお弁当を入れると感謝の意を込めて一つお辞儀をする。

彼は笑って一つ頷いた。

 

「では、いってまいります」

 

こちらも自然と笑顔になり、出立の挨拶をすると玄関の扉を開ける。

7月中旬だというのに空は見事な晴れ模様だ、カラッとした空気に照る太陽も今日は少し心地よい。

工房へ向かう足取りも気持ち軽やかになる。

これからも修行は続くし、辛いこと、悲しいことはきっと一杯あるだろう、しかしまったく不安にはならい。

何故なら最愛の人が居て、それ以上の幸せを私にくれるだろうから……




ご覧いただきありがとうございます。
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