「ふぇ……で、でも……」
「今の仕事に未練が?」
「そ、それは……ないですけど……、その……、家族に、なんて言えば、いいか……」
「もちろん、あなたの意見を尊重する。でも、これだけは言わせてほしいの。あなたの才能を活かすのに、ここ以上の場所はないのよ。そしてあなた以上に、ここのスタッフに適した子はいない。ここはあなたの、あなただけの場所。あなたはここでは女王になれる。妖精の女王に」
「……この、あたしが――」
はじめて――、ようやく、あたしをみとめてくれた、場所。
それはぜったいにうそっぱちじゃない。まやかしじゃない。
それは、金額が証明してたから。みんながあたしとしたがってたのは、ほんとうのことだったから。
ことわる理由なんて、なかった。
「いたい、です……っ! ここに、あたしを……、おいてください……っ! ここの、妖精にしてください……っ!」
安堵し、ほんとうによろこんでくれている、まひるさんの微笑み。
「ふふっ、よかった……じゃあ、契約のくちづけ、してくれる?」
まひるさんが、インタポーザを鼻先に突きつけてくる。目が釘づけになる。
「ぁ――♥」
すごい――。
長くて――、太くて――、ごつごつしてて、脈打ってて――。
本能で、わかった。
こんなの……したがうしかない。さからえる……わけがない。
「気に入ってくれた?」
まひるさんが、あたしを追い詰めるように言う。
「これはね、サンが収集したデータから設計した特注品なの。メイにしか合わないし、そしてメイにとってはこれ以上に気持ちよくしてくれる相手なんていないのよ。これと契約するってこと――、どういう意味か、わかるよね?」
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
わからない、はずがない。
あたし――これからずっと……これで、かわいがってもらえるんだ――。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
「すん……っ♥ すん……っ♥」
獣っぽい臭気をおもいっきり吸いこんで、肺を満たす。
途端に、麻薬がどぱどぱ出て、脳が、ぐちゃぁ、って一気にゆるむのがわかる。
すごい――、あたし――。
おちんちんを見て、その匂いを嗅いでるだけでもうイキそうになってた。
おそるおそる、先っぽにくちづけた。そのまま、舌を伸ばす。
びりびりしびれる。あたまが真っ白になる。
これ――、だめ――。
エクスタシーにも匹敵する、突きあげられるみたいな、たかぶり。
こんなの、くちにいれたら――。
ゆっくり、くわえこむ。おちんちんの香りで、舌が麻痺した。
同時に、麻薬がどぱどぱ出て、脳細胞が、ぶちゅぅ、って死ぬのがわかる。
「ふーっ♥ ふーっ♥ んふーっ♥ じゅぶ……っ♥ ずずず……っ♥ んじゅ……っ♥」
なに、これ――、なにこれ――、なにこれなにこれ――!
じゅるじゅる音を立てて、唾液まみれにしながら、しゃぶってしまう。
おいしいおいしいおいしい――!
「あらあら、ちゅーするだけでよかったのに」
まひるさんがくすくすわらう。
「勝手に頬張っちゃうなんて、ほんとは叱るところだけど――、最初だしゆるしたげる……って、聞いてないか」
「じゅるる……っ♥ じゅず……っ♥ んぶ……っ♥」
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
「がっつきすぎ、とは言え……っく、とんでもない麻薬濃度、ね。一回出しとかないと、わたしでも危ない、かしら。……イク、ね?」
あたまを押さえられて、おちんちんを引きぬかれる。
おでこと鼻梁に、熱湯のような体液を、ぶっかけられる。
「っ!?♥ ~~~っ♥♥♥」
ずっしりした粘液が、顔にこびりつく。匂いと熱で、あたまのなかがちかちかする。
そして不意に、あまくて、ねばねばで、シロップみたいなそれを、手で顔に塗りたくられる。
「――っ♥ ――っ♥♥ ――っ♥♥♥」
直後に、麻薬がどぱどぱ出て、理性が、どろぉ、って溶けきったのがわかる。
「それが、わたしの匂い。しっかりおぼえててね?」
「ふぁ……い……♥」
まともに立てないぐらいイッちゃってたから、まひるさんに連れられて、お風呂に行く。からだを洗ってもらって、ふたりで湯船であったまる。
愛撫はしてくれなかったけど、ずっと屹立したものを背中とか、おしりとかに押しつけられてて、りんりんしっぱなし。次から次へと、愛液があふれた。
ベッドに倒れこむと、長いキスをしてくれた。
唇や粘膜や舌同士が溶けあい、くっつくような、あまいやつ。キスの間、ずーっと、甘イキしちゃってた。
キスだけでへとへとになりそうだったから、自分から、おずおずと、くちでしたいって、申しでた。
「そ、その……はじめてしてくれた、ときは……してもらって、ばっかりだった、から――」
って言いつくろったけど、まひるさんの紅い瞳は、ぞくぞくするような、濃い色をしてた。
ぜったい、見抜かれてる。ほんとは、あたしが舐めたいだけだ、って――。
まひるさんは舐め方をおしえてくれた。
最初は、舌と唇だけでやさしくなぞるように。先端や竿、根元、陰唇をついばんで、唾液を塗りこむように。
くわえこむのは、その次。ただし、まったり、ほとんど触れるか触れないかの力加減が、いいんだとか。
舌だって、からめても、うごかしすぎないように。唾液たっぷりに、相手をあたためて、ねぎらうように。
言われたとおりにしてると、だんだん、ぼうっとしてくる。くちのなかの感度も、じりじり上がってきて、きもちよくなってくる。
まひるさんが、おおきく、硬くなってく。
なんだか、あたしのおくちで育ててるような、感じ。おちんちんのことが、いとおしくてたまんなくなってくる。
これから、あたしがおっきくしたこの子が、あたしをめちゃくちゃにしてくれるんだ――。
想像しただけで、むずむず、きゅんきゅん、りんりん。
おまんこをいじりたくなってくるけど、きっといけないことだとおもって、もじもじがまん。
「うふふっ♥ おしりと尻尾、ふりふりして、かわいい。もどかしくて、たまらない、といった感じね。そろそろ――ひとつになろっか♥」
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
鈴で、返事をするあたし。
まひるさんが、上体を起こして、あぐらをかいた。上に乗っかるように言われる。
まひるさんにまたがって、おちんちんをあそこに押しあてる。
あつっ、これ――。
どっどっどっどっどっ――。
ゆっくり、腰を下ろす。
「あっ♥ あっ♥ あっ♥」
声、出ちゃ――。
みちみち、掻きわけてくる、感覚。はずかしいところ、全部、ひらかれてく、感覚。
「~~~っ♥♥♥」
いちばんふかいとこまで、侵入される。抱きしめられて、自分もしがみついて、密着する。おたがいの体温が、いちばんつたわる体位。
粘膜同士が、とろとろにとろけて、混じりあっちゃいそうな、一体感。すこしの隙間もなく、細胞ひとつひとつではまりあってるみたいな、結合感。
たしかめなくてもわかる――まひるさんの言ったとおり、これ以上に、あたしのなかにぴったりなものは、ぜったいにありっこない――。
「んっ♥ ちゅむ……っ♥ ちゅ……っ♥」
顔がちかいから、自然と、唇がかさなる。舌が溶けあう。
上も……下も……とけそ――。
どろどろになる。からだも、おなかのなかも、あたまも、こころも。なにもかも。
かたときもキスをやめずに、腰を揺する。おたがいの、いちばん敏感で、はずかしいところ同士を、擦りあわせて、溶けあわせる。
だめ――これ――こんな――しあわせなの――、知っちゃったら――。
とろとろ、あまあま、どろどろ。
「~~~っ♥ ~~~っ♥ ~~~っ♥」
あ……、これ――イッてるの、かも……?
ゆっっっっっっっっっくり、イキつづけてる。途中まで、気づいてなかったぐらい、おだやかに。
まひるさんが、あたしのなかで、ぱんぱんになってくる。ぴくぴく跳ねて、おなかのふかいところで、ごびゅごびゅ出されまくる。
「はあぁぁぁああぁあ……♥♥♥」
うっとり、陶酔しないほうがおかしいぐらいの、とろあま、なかだし。
出しきったあと、体勢を変えられる。後ろからおおいかぶさられて、完全に固定されて寝バック。
「ぅんっ♥ っくうぅうんっ♥ んぅうううっ♥♥」
匂いを嗅がれ、首をかじられたり、耳に舌を入れられながら、性器をじっくり堪能されるみたいな、せっくす。
「さすがに、極上ね♥ 五百五十万の、天然薬漬け、おまんこは♥」
「~~~っ♥ ~~~っ♥♥ ~~~っ♥♥♥」
おまんこのつかい方も教えこまれた。
ごりごり入れられるときは、ふわって、やわらかく、やさしく、おちんちんを受けとめるみたいに。
ぐりぐり奥をいじめてくれてるときは、雁首と、竿と、根元を、きゅっきゅっ、って締めつける。
ずるずる引きぬかれたら、全体的に、べっとり粘膜を張りつかせて、おくちでしゃぶりつくのと、おなじ調子で。
さっきの対面座位と一転して、上下関係を脳と肉体に刷りこんでくるような、被虐的な悦楽。立てつづけに、激しくイク。
おちんちんのおそうじも、させてくれた。
自分をきもちよくしてくれるものの味、匂い、かたち、温度を、おくちでもおぼえられるように。
……こんな、おっきいの、入ってたんだ――。
もう、舐めてるだけで、条件反射で、鈴が鳴っちゃう。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
いっぱいイカせてくれて、愛してくれるものが、なんであるかをおしえこまれた。おちんちんに奉仕することと、感謝することを、教育してくれた。
このとき、喉奥もいっぱいつかってくれた。いつしか、おくちも性器並みに、感じてた。
喉奥にほとばしりを受けたときは、なかだしされたときとおなじように、わけがわかんなくなるぐらい、絶頂した。
精液の食べ方も、学んだ。
口内にだしてもらった直後は、ぜったいに口を開けないこと。酸素で、風味が変わってしまうから。
まず舌でころがして、ねばねばからみついてくる舌触りをあじわう。そしてよく噛んで、歯全体になじませながら、唾液と混ぜる。
歯茎に精液が染みこんできてじわじわきもちよくなってきたら、舌で口蓋や内頬に塗りつけ、全体に行きわたらせて、準備完了。
がぱって、はしたなく、ちゃんと喉まで見えるぐらい、おくちを開けて、まひるさんに確認してもらう。
まひるさんがいいよ、って言ってくれて、ようやく飲みこめる。
おくちを閉じて、匂いのきつくなったものをごっくんする。
唾液と混ぜてるから飲みやすくはなってるけど、ねとねと喉に張りついて、食道を下ってくのがわかる。
胃のなかにとろりと辿りついた瞬間――、臓器全体が、よろこびに打ちふるえて、からだの底の方から、肉体的な刺激によらない、純粋な感情だけの、オーガズムを迎える。
自分のからだのなかに、まひるさんが溶けこんでいく、あらがいようのない幸福に、魅了される。
最後にちゃんと飲みほせたかどうか、おくちを開けて見せて、おつとめ終了。
「飲みこみ、よすぎて、こわいぐらい、ね……」
気づけば、まひるさんも、息をあらげて、汗みずく。
「それに、この、濃度……もう、一般人だと、かなり、危険ね……経皮摂取だけでも、昏倒しちゃう、かしら……ちょっと、対処、考えない、と……」
身震いするまひるさん。おちんちんの先からは、白い精が、とめどなく、漏れてきちゃってる。
ふらつきながら、まひるさんが、あたしの肩に手をかける。
「わたしも、かなりまわってきちゃった、けど……もうちょっと、もうちょっと、だけ……」
うわ言のように、目をぎらつかせて。
正常位にうつる。でも、脚をひらいて、かかえさせられて、上からおもいきり体重をかけられる体勢。身動き、取れない。
種付けプレスっていうらしい。たしかに結合がふかくて、相手に種をそそぐのに、適した体位。
息苦しい。でもそれ以上に――。
「お゙っ♥ んお゙ぉ゙ぉ゙っ♥ こっ♥ これぇえっ♥♥」
ばこっ、ばこっ、ばこっ――。
容赦なく、ピストンされまくる。翻弄されまくる。なぶられつづけて、麻薬まみれの、完熟おまんこを、蹂躙される。
まひるさんもかなり感じてるみたい。余裕がなくなってきてる。好き勝手に、性処理道具としてつかわれてる。
それが――うれしい。
うれしくて、たまらない。
もっと、つかってほしい――。
まひるさんの、ものにしてほしい――。
どんなことでも、してあげたくなる――!
締めつけて、ゆるめて、あたしのなかを出入りするおちんちんを、かわいがりまくる。
「んうぅうううっ♥ ふっぅううぅうんっ♥♥ ――っ♥♥♥」
くちづけされると、イキまくるけど、やっぱりやめてもらえない。
まひるさんも達する。子宮口にじゃばじゃばって、精液をかけられる。
意識が飛び飛びになる。キスで、めろめろになる。
なかに塗りつけるように、ぐりゅぐりゅって、掻きまわされる。
これ……マーキング、されてるんだ――!
ぞくぞくする。どきどきする。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
塗りつけ終わると、休む間もなくピストン再開。
「んほぉおおっ♥♥ いぎっ♥ あがっ♥ っぐ♥ っぐうっ♥ も゙ ぎゅ゙ゔげい゙っ♥ ざぜでっ♥」
「もうっ、いっかいっ、あと、いっぱつ、だけっ」
「えひぃっ♥ んおごっ♥ あぐぅうっ♥ おぉお゙っ♥♥」
「はぁっ、はっ♥ は♥ すき♥ かのん♥ かのんっ♥」
「~~~♥♥♥」
名前を、呼ばわる――なにかが、決壊する。
なにかが成しとげられる。なにかが叶う。
どんな淫靡な行為の、どんな巨大な絶頂よりも、ふかく――、しあわせに、イク。
イッて、イッて、イキまくる。
頭のなかが、ばちばち、ぷちぷち、する――。
麻薬が――。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りん――。
腕枕で、まどろんでる。
まひるさんは、すやすや、眠ってる。
家族への弁明、どうしよう――。
気が滅入る。相談もせずに決めたことをおこられるし、お仕事の内容はぼかすつもりだけど、反対もされるはず。
帰ってこいって、ぜったい言われる。でも――。
いつもだったら顔色をうかがってたけど……一度ぐらいは、反抗しても、いいよね――?
――ナリアさん。
どうしてもやりたい仕事、見つけたよ。
まひるさんの、寝顔を撫でる。
明日は……、どんなこと、させてくれるんだろう――。
……りんっ♥
EX-Count:1090
砕けよわが妖精 了
終わりです。おつかれさまでしたー