着脱可能な相棒と共に、イキ抜け!女尊男卑世界 作:コメディ希望
翌朝、気怠げな体を無理して起こし窓から差し込む黄色い太陽に目を眩ませる。
欠伸を一つかき、まだ夢心地の頭を揺さぶった。
「昨日のシャラさん凄かったなぁ」
ふふふと思い出し笑いしてしまうのは仕方がないだろう。
自分の体が女になったとはいえ、あんな風にがっつかれるとは思いもよらなかったからだ。
「僕って地味な奴だった筈だけど。どうしてここではこんな風にモテるんだろうか?」
さっぱりわからない。
やっぱりメスレベルのせいだよなぁ。明らかに上昇してるもん。
最近肩こりの原因になりつつある片手で持ち上げるのも大変な乳房や。触り心地のいいお尻。そして思考を否定するような甘酸っぱい声。感じやすい体。
それは今まで僕が備えていないものだった。
女同士……美樹ちゃんはそう言ってくれるが、僕は厳密には女ではない。
おちんちんのついてるふたなりだ。
でも、おちんちんが行方不明になってから肉体が女によりつつあるのもまた事実だった。
やっぱりおちんちんつけっぱなしの方が良かったのかな?
助かって、愛されている身だからこそ、そんな余計なことを考える。
そう言えばクラスの男子はどうなっちゃったんだろう? やっぱり僕みたいに童貞を無理やり奪われちゃってから殺されたんだろうか? それとも腹上死かな? ルウィアさんとかもそうだけど、この世界の女性はみんな顔立ちが綺麗なんだよね。
鼻歌を歌いながらスキップして、足元に転がったバイブに足を取られてすってんころりん。
あぶないあぶない。
「デカ尻じゃなきゃ死んでたな」
そんな風に冗談を言えるくらい、この体に自分は慣れていた。
そこできゅう、と可愛く自己主張し始めるお腹の虫にそう言えばご飯食べてなかったなと思い出す。
気持ちよく(バイブ突っ込まれて)寝てる二人を起こすのは忍びない。
僕はショップの店員さんと挨拶して元気な秋葉達に会いに行った。
「おはよう、諸君」
「おはよう紫ちゃん」
「何が諸君だよ。すげー上からでイラッと来る。まあそれはともかく。飯できてるからこっちこい」
「なになに?」
全裸で気絶してる遠野さんの足元で座り込む秋葉と夏燈ちゃんが何やら作業していた。
ご飯と言われて何が出てくるのかと思ったら、それは卵だった。
しかも殻は取ってあり、柔らかくつるんとした喉越しらしい。
遠野さんのまん汁まみれのそれをなんともなさそうに食べる二人。
つまりそれって彼女の中に入れられてたものだよね?
やっぱりこいつら頭おかしいんじゃないのかな?
「どうした? 食べるんじゃなくて入れられたいだなんて顔して?」
「言ってないよ! 食べます、頂戴!」
「ほら、光里おまんこで温めた茹で卵だ。塩気があってうまいぞ」
「お、おう」
美樹ちゃんのおまんこをクンニしたことあるとは言え、実際に他人のそれを食べ物によって得ることって普通に暮らしてたらまずないと思うんだよね。
取り敢えず食べないことには始まらない。決意を胸に口の中に放り込む。
するとなんということだろうか、汚れを知らない女の壺のなんとも甘い塩気が最初に舌を打つ。そして噛んだ先からプチッと半熟の卵黄が口の中に広がっていく。
もぐもぐと堪能していたら、あっという間に口の中から消えてしまった。
こんな甘美な食べ物があっていいのか? 否、ない!
「どうだ?」
「ごめん、僕が間違ってた。美味いわ、これ」
「だろー? このションベン臭い塩っ気と、処女特有の甘さが極め付けなんだよ。特に片思い中でマンジル汁だくの子がいたら是非ってショップの店員さん一押しでさ」
「因みに私のお手製はこれだよ?」
「お手製つーか、こいつのまんこから出てきた奴だな」
秋葉に揶揄われつつ、夏燈ちゃんから手渡された卵はなぜか黒く変色していた。
つーか君もやってたんだ。そんなちいちゃい体で無理するねー。
「温泉卵?」
「ま、食ってみりゃわかるさ」
僕はそのままパクリと口の中に入れ、すぐに後悔した。
不味くはない。不味くはないんだ。ただなんというか、一言では語ることのできない複雑な味なのだ。キョトンとする夏燈ちゃんには悪いけど。
「私のおまんこ直送ゆで卵はどうー?」
「うーん、不味くはない。けど……」
「けど?」
「遠野さんの食べた後だと、余計に差が出ちゃうね。なんでだろう?」
「ひどーい」
「ちなみにアタシのは食えないくらい酷い味だった」
「そうか……なんでだ?」
「多分だけど精液が入ってたからじゃね? ほら、お前の借りてた時結構ビュービュー入れてたし」
「あー……」
そういえば飯も食わずにオナニーしてたもんなコイツ。
じゃあ僕も酷い味確定だな。秋葉からたっぷり注がれたし。
つーかそれ以前にスライム君が入ってるからおまんこに物入れられないだよね、今。
「そう言えば美樹ちゃんておちんちん嫌いだったよね?」
「おいおい、お前すげー悪い顔してるぜ?」
僕の思い出したような呟きに、秋葉がノリノリで話に乗ってきた。
「あ、でも今スライム入ってるからダメか」
「そういやそうだった。じゃあスライム産んだらチャレンジしてみっか」
「隊長さんはどうだ?」
「あの人もスライム使いなんだよね。でも聞くだけ聞いてみるよ」
「おう、楽しみにしてるぜー」
僕は全裸のままトテトテ歩きながらショップの店員さんにお話ししてみた。
例のゆで卵の在庫があるかを。
まだたくさんあるとのことで、そのうちの5つを頂き、僕たちの朝ごはんにすべく動き出す。
「あ、シャラさん。起きてたんですね?」
「ああ紫。昨夜は随分とはしゃいでしまったよ。どこか体の具合の悪いところはないか?」
「全然大丈夫です。たくさん愛して貰いましたので!」
「ふふふ。そう思ってくれたのなら良い。それで、その深皿に入っているのは?」
「朝ごはんにしようと思って。シャラさんに温めて貰えればなーって」
「ふふふ。我の手料理を所望するか。良いだろう、これでも少し自信があってな。挿入の仕方は心得ておるか?」
「いえ、全然です」
「ならば教えてやろう。これを覚えておけば遠征の際非常食にもなるでな」
「なるほどー。シャラさんくらいの偉い人でも手料理は必須と?」
「うむ。女である以上、それを知っておくのは務めであるからな」
「勉強になります」
僕は簡単に口の中で解けた卵を一つ一つ胎内に押し込むシャラさんの姿に神秘的なものを感じていた。プレイの一種としたって高度なプレイすぎるそれだが、後に食べる人たちのことも考える母親のような慈母の心がその作業で見て取れるのだから不思議だ。
「ふふふ。こんなにたくさん仕込むのは久しぶりだ。だが、お腹を空かした子がこれだけたくさんいるのなら仕方ない。私も腹を決めよう」
お腹を卵の形に膨らませたシャラさんが身悶えながら腰を浮かせた。
「ンヒィ、んおぉおおお♡ ぅあああああ♡ んっ♡ ようやく入ってくれたか。あとはこの状態で温める必要があるのだが、紫、今一度相手をしてくれぬか?」
「喜んで」
そりゃお腹の中で温める以上、軽い運動は必要だよね?
要はその状態で相手をイカせる事が美味しくし上がるコツだと言う。
うん、普通に理解できないわ。
そのあとアヘりながら産み落とした卵をキャッチしながら秋葉達の元に戻る。
「お待たせー。産みたてホカホカだよー」
「よ、待ってました!」
「どうだった?」
「凄かったよ! もうすごく気持ちよさそうに生み落とすの。すごく神秘的で、エッチだった」
「だよなぁ」
「ワカル」
秋葉は僕の気持ちがわかってくれるらしい。ついでに頷く夏燈ちゃん。
ちょっと意地悪な奴らだけど、根は悪いやつではないんだよな、コイツら。
「ん、んー……」
「お、ウチの眠り姫がお目覚めだぜ?」
「光里ちゃんおはよー」
遠野さんが目を覚ます。もちろん拘束されたままだ。そこへ秋葉と夏燈ちゃんが挨拶をした。暴れるのが目に見えていたのでそのままにしたか、面倒でそのまま放置されたかは定かではない。
「え、きゃあ! なんでわたし裸なの!? それに手足も縛られて! そう、あれは夢じゃなかったのね……」
夢ならよかったのにと一人ごちる遠野さんはみるからに元気がない。
まああんな風に無理矢理されたら誰だって嫌だよね。
スルーしたお前が言うな?
いやいや、お楽しみなところをお邪魔する方が野暮ってもんだよ。
そんな彼女に朝一産みたて卵を手渡した。汁気はある程度拭って小皿の上に乗せている。
これで如何わしい物だと思われないだろう。
「おはよう遠野さん。これ、朝ごはん。隊長さんが体を張って作ってくれたんだよ」
「おはよう木城君。ゆで卵?」
「そ。お湯を張るのも命がけでさ。危なっかしくて見てられないから僕がお手伝いして一緒に作ったんだ。食べる?」
「そう。今は食欲ないわ」
そりゃ、あんなことされたらな。
「そう、残念。御手洗君の為にも体力は確保しておいた方がいいと思っての配慮だったんだけど、要らないならいいか。僕たちで食べちゃうね?」
「まって!」
御手洗君の話を出したら急に彼女は挙動不審になった。
おー、考えてる考えてる。
「食べるわ。せっかく隊長さんが私達のために作ってくださったのでしょう? 食べなきゃ悪いもの」
「分かった。じゃあお口開けて? はい、あーん」
ぱく、もぐもぐ。遠野さんは残念な味でも予想していたのだろう。
目を瞑り、考えるように口を動かしていたと思ったら、表情を綻ばせていた。
「なんていうか、すごく優しい味ね。美味しいわ」
「おお! あの味に煩い光里が高評価だぜ?」
「僕たちも食べちゃおうか」
「さんせーい」
まさか毒見役を任されたとは思いもしなかったのか、秋葉の言動に訝しむ遠野さん。
僕たちは白味がかった本気愛液で濡れた卵を手に取って食べた。
「あー、これは甲乙つけがたい」
口の中には宇宙が広がっていた。よもやこんなお下劣な料理で感動を味わえるなんて夢にも思わない。そのレベルで美味しいのだ。女体の神秘、ここに極めり。
ちなみに遠野さんのもまた美味であった。百合厨歓喜の瞬間である。
妄想が捗って仕方がない。だがしこり抜く相棒は何処かへと消え失せている。
カムバーック、マイサン!
「だね、これは両方とも高得点だわー」
「光里ちゃんのも美味しいけど、隊長さんのはまた熟練された味」
「「それだ!!」」
僕と秋葉は一斉に声をあげた。悔しいけど夏燈ちゃんの指摘は正しいと思えたからだ。
「まって、さっきからあなた達はなんの話をしてるの?」
当然の指摘である。よもや母体から生み出されたゆで卵の味比べをしていたなど彼女にわかるわけもない。
「さぁ、なんの話をしてるんでしょうかねー?」
「光里ちゃんも今にわかるよ」
話をはぐらかす二人はこのまま逃げ切る算段のようだ。エグイ。だがまた彼女のゆで卵も味わってみたいという僕もいる。
「それよりいい加減に男子達の心配をしてあげた方が良くない?」
心にも無いことを言いながら遠野さんの拘束を解く。
「うん、そうね。ありがとう木城君」
「そりゃこれだけ会えないとなるとやっぱり心配だし」
「そうね、今は誰よりも女の子してる木城君だけど、元男子だものね。私も諦めてやるもんですか」
「その調子その調子」
少しでも彼女に希望を取り戻してもらう為に嘘をついた。
僕はきっと、彼女とも肉体関係を持ちたいと、心の内でそう思っているのかもしれない。
※人によってはグロ注意