※この作品はR-18です。

多産の宝玉   作:緋枝路 オシエ

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パイズリは得意です(今更)


前編

「ただいま~~…………って、オフクロも親父も居ねぇんだけど――」

 

「………………………………んっ? ……………………おかえり……………………」

 

 家族じゃ無いけど――家族よりも聞き馴染んだ声質、どんな時でも一定な波形、山にも谷にもならないから行動で感情を示す。

 

 夏休み中だけど俺は、1科目だけくだらないミスで追試になってしまった。…………折角コイツに勉強を教わったんだが…………非常に苦手な科目、かつマークシートの確認ミス、問題5つ分もズレて黒に塗りつぶしてしまった。…………それが無ければギリギリ合格点は取れていたのに。

 

 午前中は教室に監禁されていたので、昼飯前にやっと解放され、帰宅に到った。

 

 頭を使ってシャーペン走らせまくり、姿勢も数時間猫背だったから、くったくたな肩と前腕が「スポーツしてぇ!」、勉学による筋肉痛は外で汗を流す全身運動で解決する策を知るので、毎度そうやって教えてくれる。

 

「漫画……………………新しい、コレ、借りてる……………………お昼ご飯、出来てる……………………食べたら、遊ぼ…………?」

 

「あれ、またオフクロ逃げたのかな? ラップに包まれてる品々が、お前テイスト100%だったからさ」

 

「………………………………コクッ……………………」

 

「オッケ、作ってくれてありがとな、1文字書いただけで1㎉消費した、ブドウ糖も身体ん中に残ってないくらいに腹減ったあぁ~~! 一緒に食べようぜっ! 皿洗いしたらキャッチボールかバドミントンしよう!」

 

「……………………コクンッ」

 

 はぁ、オフクロって料理するの面倒くさがるから「お金勝手に使っていーよ!」って、千円札と小銭が程々に入った巾着袋を、コイツに手渡して逃げやがるんだよなぁ…………

 

親としていーのかって。まっ、コイツが作ってくれた料理のが断然上手いし見た目も綺麗だし。

 

 ――このやり取りも変わりの無い日常、二回に在る俺の部屋、窓の鍵はロックした事がない。

 

 同じく――コイツだって隣接する窓の鍵は一度だって閉めた事は無い。

 

 玄関だって鍵を開けた形跡も無ければ、コイツの靴も置かれていない。

 

 プライベートなスペース、だけどご自由に…………空中路はカーテン越しに会話が成立する。欠陥設計の住宅かもしれないけど、俺らにとっては都合が良い。建築士に感謝の意を伝えたいくらいには。

 

 一緒の病院で産声を上げ、家が隣同士なら幼稚園から高校まで、教育施設も全て同じところに通っている【萼籐 柘榴(がくとうざくろ)】は【御園萩 襲茗(みそはぎしゅうめい)】である俺の幼馴染み――

 

共働き世代に産まれた自分達は、家に両親が居ない事が普通。寂しいと思っていたのは小学生に上がるまで、柘榴の両親さんも――俺の両親よか収入はあるっぽいが、昔みたいに夫だけの給料では将来――子供が結婚した何十年もの未来や、老後に掛かるであろう費用まで見越して蓄えを増やすためには、家事だけに専念し夫の帰りを待つ…………そういう生活は裕福層でなければ、実現不可にまで経済衰退している………………って、社会科の授業で習った。

 

「よっ………………と、ご飯……………………温める…………行こ…………?」

 

 柘榴は俺が追試中にも、この部屋で漫画を読んでいたって事になる。

 

 彼女の髪型は少し変わっている。ショートボブがベースだけど、うなじの部分だけを鎖骨まで届くくらい、長く伸ばして〝おさげ〟みたいになっている。

 

 中2までは腰まであるロングだったのに、イメチェンのつもりだったのか、ガッツリ切っても口数が極度に少なく、俺以外の人と喋るのが苦手な性格はそのまんまだから、固定されている印象は動かないのかもしれない。

 

 …………俺は、イイと思うけどな…………ロングも変則ショートのスタイルも。

 

 バイトしてるけど高校生、脱色なんてすりゃ生活指導室でお説教から両親に電話のコンボされちまうので、主に女子の間で流行っているエクステ。

 

 しっとり、潤いを絶やさない質感は、暗闇の室内に潜んでも同化しない。画然たる日本女性を表す黒髪の頭頂部から、定められたパターンは無く、気分によって散りばめたり1箇所に集めたり、橙赤のメッシュは妙に写実的。最初から「そういう」髪色になるべくして、授けられた髪質なのかもしれない。

 

 ――なぜ俺が柘榴の髪の肌触りを知っているのかだって?

 

 …………子供の頃に撫でたことがあるからだっ、中学ん時には止めたぞ? 

 

 ぷる♪ ぷるっ、るんっ♪

 

 ネイビーのサマーニット、ノースリーブだから肩や脇の肌色に囚われる…………

 

 イカン! とボトムスへ視線を落とせば、今度はブライダルピンク(って名称どっかで知った)のフレアスカートが、土用東風に攫われてふわぁぁ~~…………されるまでもなく、パ、パンツ…………――今日はスカートと似ているが一段薄めのピンク、…………ローライズって奴じゃねぇの!? わざとな履き方なのかっ!? 半ケツ、尻がパンツに乗かってんじゃんっ!!

 

「…………? 襲茗? 行こ…………?」

 

「あっ――ああっ、勉強道具整理してから降りるよ…………温めておいてくれ」

 

「………………………………ん、りょかい…………」

 

 言葉数最小チャレンジャー? ホント、俺以外の奴なら唇縫われたみたいになってるからな。酷いときは筆談だし…………17年の付き合い、気張らずに接せられる俺は、柘榴にとっての清涼剤にはなっている。

 

(それは嬉しい事なんだが…………くっ、けしからない…………おっぱい…………)

 

 ぽんっ♪ ぽんにゅっ♪

 

 肌面積を著しく制限する、スリーラインの黒ニーソックス。学校の制服ではショートソックスしか認められないので、もっと自分テイストに彩りたくなるのは、男女共通だ。

 

 夏休み中なので、朝起きて寝るまでずぅ~~と、お気に入りコーデの柘榴はハッキリ言おう……………………――目の毒なんだ。

 

 高校男子なんて皆単純、ミニスカ+ニーソが嫌いな男子は村八分、実物――柘榴を目の前にすれば矯正されちまうだろう…………窓から侵入する幼馴染みの姿、写メる必要性が無いくらい視神経へ刻印されてんだ…………

 

(アイツ、パンチラ越えてケツチラしてんの…………分かってねぇのかな…………トイレし終わって上げ忘れた?)

 

 コーデだけでも充分、童貞高校生のオカズ提供になっているけど――今か今かと、階段下で待ち構えては落胆の声を隠せない、パンチラに心血を注ぐクラスメイトに俺はマウント取れる、だって――ここ毎日必ず柘榴のパンツ…………ポジションや服装によってはブラまで…………覗けちゃっているから。

 

 特にスポーツする時だ、夏はタンクトップが多いから毎秒ヤバい…………シュートでカップ半分まで捲れて、ラリー打ち合うだけでストラップ見えて隠れて、このままじゃっ! 

 

 そう思い後ろへ回れば、吸汗しまくってホックまで透けて――逃げ場がない状況で勃起を悟られぬよう、立ち回るのに命懸け、膨張表現じゃ無いぞ、バレちまえば仲良し幼馴染みの関係がどうなるか…………壊したくないから、柘榴と空間を共有してる時は、注意力と警戒心が飛躍的に上昇しているから、今のところ悟られていない。チンポは膨張してるけど…………

 

…………さっきから「ぷるんっ♪」…………柔らかい擬音の出処は、柘榴がベッドから降りただけで弾み、揺れる乳の音だ。

 

 高校男子の平均よりもやや高め、170㎝の俺を見上げリビングに向かおうと促してくれた彼女は、143㎝。女子中学生の平均よりも低いらしく――もう少しでいいから成長してと、わりかし気にしているのはアクションゲームで対戦していたら打ち明けてくれた。操作ミスを誘う感じで無く、本当に唐突に…………

 

(はぁ、やっぱ見上げられると――ブラ、どうあっても谷間も一緒に見えるって…………背は小学校から変わってないのに――)

 

 歩行するだけで引力と斥力の仕組みを、教授してしまうJK。胸に伝わる衝撃は俺らが予測する以上だろう。

 

 サイズ自体は知らん、流石の俺もブラを直接手に取った事はないので。

 

 だが――目測でGカップ、そんぐらいは余裕でありそう。

 

 女子高生って…………身体の作りが完璧に『オンナ』になっていくから、プールとか体育をサボる奴が居る。ボディラインが判明したり、胸が揺れちゃうからね、そこを男子生徒達は楽しみにしている訳で。

 

 高校入学前までは、胸も小学生みたいだった柘榴。筋肉分だけ俺のが胸が大きいんじゃ? この先にも期待が持てない潔い極貧乳だから、髪をバッサリ切って余計に男のシルエットに近づいてしまっていた。

 

 だが――高校入学前にソレは目覚めた…………

 

 柘榴はドーピング剤でも用いたって程に、胸の部分だけ爆発的に大きくなっていく――その過程も幼馴染みで在る俺は全部、全部見てる、知っている。

 

 窓を飛び越えてくる度、想像すら放棄させる平滑タイルだったのが――ゆんっ、ぽよっ、ぐらんっ、たにゅっ♪

 

 柘榴は「……………………オハヨ」、「……………………バスケ、行こ?」って、態度も声色も変わること無く入り込んでくる。

 

 成長過程を見せつけられ一ヶ月、ジュニアブラを見たって鼻くそほじっていた俺が――付けたって右往左往しまくってるけど、巨乳を守る大人のブラジャーを見下ろした瞬間に、覗いてしまってから――柘榴を性対象として見るようになってしまっている。

 

(あぁ、今ヌキたい…………ミニスカなのに脚曲げてるんじゃねーよ…………っ! ブラは身長の都合でしょうがないけど、パンツは隠そうと思えば隠せるだろーがっ!)

 

 試験前の夜だってそう。

 

 アイツが帰ってからカーテンを閉めて、少しずつ服を脱ぐ――ストリップで下着姿となるシチュを妄想しながら――修学旅行の温泉で「襲茗のチンポデケーwww」ってそんなつもり無いのに、平均サイズを上回る巨大チンポってバレて、皆が俺を一目置くようになった――ガシガシ扱いて濃いのいっぱい…………三回も…………だからマークシートを、心の中ではそうやって言い訳してしまった。

 

 ロリ巨乳…………ってんだよな? 柘榴の体形。

 

 おっぱいデカいけど他は全部小さい。

 

「実はスゲぇ立場に居たんだなぁ俺。ロリ巨乳で家庭的で、頭も運動神経も良くて…………当然の権利のように可愛くて――そんな幼馴染みが窓から入って来て、俺も好きな時に出入り許可されてて…………クラスの奴らには家が隣同士なの知られてるけど、ここまで近いとは思わないだろうなぁ」

 

 あ、でも一度だけ……………………着替え中だった柘榴の部屋に突撃しちゃった事があって…………

 

 ノックや「入っていい?」とわざわざ聞かなくたっていい、実際柘榴も無言で侵入してくる。

 

 でも――大人ブラしてるの判明したその日の夜にしてしまった…………もしかしたら――俺は期待していたのかもしれない、成長した幼馴染みの裸体、事故を装うまでも無くいつも通りにしたら〝偶々〟着替え中でした~~で、済ませて貰えるかもしれないと。

 

 アイツが貧乳時代に同じ状況になっても、俺は絶対に――興奮しなかったし、アイツもスリーポイント決めるフォームで、俺の部屋までシュートする事は無かった…………と思う。

 

 追い出されたのはあれが初めてだった。無表情のままだったけど、腕をバツ印にしたり追い払うようなジェスチャーをカーテン越しで繰り返したり…………メールで謝ったらすぐ「怒ってない、驚いただけ。タイミング悪かっただけ、だから」…………返信来たけど――

 

 利き手じゃ無い左でチマチマ、スマホを落とさないように打ち込みながら――身を屈め大人下着を隠す、完熟し実が割れた〝ザクロ〟より鮮やかに、紅榴する姿を回想しながら――濃いのを射精していた。

 

 ※

 

「お、ハヨー…………………………11時だけど。……………………お邪魔、してる……………………」

 

 本日は正常な夏休み、つまり補習は無し!

 

 ……………………宿題? うん、まだだよ、まだその刻じゃないんだ…………

 

 宿題を4日間で片付けた柘榴と、2時過ぎまで世紀末アクションで殺して、殺されて。 窓から飛び移る間際の「…………偶には、夜更かし…………面白い…………じゃ、ね…………♪」に俺は、不覚にも――不覚にもっ、幼馴染みに萌えてしまってから『あの時』をまたしても回想、とっくに寝息を立てているであろう柘榴の数メートル隣で、三発オナニーし換気も忘れて…………あぶねっ! 

 

(バレてないっ、よなっ? 下着見られて隠すくらいの羞恥心は持ち合わせてるけど、チンポ扱く行為の意味は知ってるのかな? や、保健の授業で刺激与えたら精液出るくらい習うけど、不要になる精液を定期で取り除いた…………くらいにしか思ってなかったり?)

 

 分からない、柘榴の部屋を(流石にこっそりとだが)クローゼットからデスクの裏側まで、髪の毛一本逃さない捜索でも、それっぽいアイテム――官能小説やらディルドは発掘出来ず。

 

 …………本当に極太振動ディルドあったら、それはそれでショックだけど。

 

 JKにもなれば誰かと付き合う、エッチな話題に乗っかる、荒削りながら気炎万丈な思春期メインストリート。

 

 クラスの女子の半数はセックス経験した、そういう自慢や経験談が勝手に耳へ運び込まれる。 

 

 「…………………………………………」

 

 柘榴は――誰とも、俺とも…………付き合ってはない、処女、なのは間違いない。

 

 コイツの両親よりも俺は一緒の時間を過ごし、空間を共有しているんだ、言い切ってしまえる。でも――知識は何処まであるのだろう。

 

 寝起きで活発なのか、回想してしまってるからそうでないのか、判断出来ない脳みそでふと気になってしまったんだ。 

 

(…………言ってみるか、パンツ…………ピンクが見えてるって…………今日だけじゃねぇ、ここ一ヶ月は頻回に…………とな)

 

 しおりを挟んでいた昨日の漫画、起床と同時に読み終わったらしく本棚へ収めたら、んッ~~~!

 

 背中の筋肉をピンと張れば、胸が1カップ増量したかの迫力、そして縦揺れプリン胸。

 

 エッッッ…………ロォ゙ッ!! 色気が1㎜ミクロンも存在しなかったのに、高校生になってからの柘榴はおかしい。

 

 確かにおっぱいは腹や脚に付く予定だった脂肪が、胸部のみに誘導されたかAVモデルから奪い取ってきたデカさ、でもそれだけが『エロい』んじゃない!

 

「……………………なっ、なあ柘榴?」

 

「………………………………?」

 

 雰囲気――ガキから、俺も、柘榴も…………少しずつ――大人になっている最中だと、ガキだった柘榴はもう……………………ずっと見てきているのに――

 

「敢えて指摘しなかった、それは理解してくれ? ……………………パンツ、『今も』見えてる…………寝転がってんのに脚上げてんじゃねーよ…………っ! つ、つかよぉ! ケ、ケツ! トイレ行ってから直し忘れてるのかっ!? 連続でっ!?? 俺達大人になってるんだから――」

 

「ね…………? 私達、大人、身体…………なろうとしてる…………襲茗も、私…………も…………」

 

 殴りかかってくる訳でもなく――

 

 あの時みたいに羞恥で身を隠す事もせず――

 

 柘榴の台詞、心の中で思ったのと同じ…………?

 

 前髪のエクステを指間に挟んで、しゅっ、スッ――ぅ、彼女が突然繰り出す仕草、二人きりの部屋は変わってないのに――唾液線が故障しちまったか…………? 偉く妖艶で口内に溜め込んでしまった唾液を、ゴグンッ…………柘榴の息遣いをネジ曲げる音が鼓膜へ残り続けている。

 

「……………………わ・ざ・と…………」

 

「…………はぁ?」

 

「……………………わ、わざ…………と、パンツ、半分しか履いてないの…………後ろ向きで脚上げたり…………きゅっ、て…………おっぱい、強調ポーズ…………したり…………今も、してる…………全部、意図的に…………どう、思ったの? 襲茗は……………………?」

 

 きゅムぅ♡ もキュッ♡

 

 ………………おぉ゙!? 胸のバスケボールがラグビー形状にっ゙!? 

 

 根元から絞られて――まっこと、パイしてズリするアレがし易そうな…………て、ちょっと待てっ! 俺ってばゆ、誘惑…………されてたってコト??

 

「…………………………………………コク、ンッ…………♡」

 

 椅子に座ってる時、ミニスカなのに股開いたのも?

 

「ん……………………♡」

 

 無駄に手を上げてるなーって、あれは脇からブラを見せてるつもりだったの?

 

「……………………上からばかりだし、偶には…………趣向を……………………♡」

 

 あっ、見上げてると覗けてたのもバレ…………分かってたんだ…………

 

「……………………そりゃあ…………目が据わってるし……………………男の子は皆、ケモノになってたけど…………襲茗は別格に、ギラギラ…………い、けど…………ね♡」

 

 俺は――手のひらの腕で無様にダンスをしていた。

 

 よく考えたらそうだよな…………エロ知識が無くたっておっぱいは、ブラを次から次へと更新しなければホック付けられない、育乳力も悩みのタネだって…………これも突然一ヶ月くらい前――丁度パンチラ祭りが開催された日から…………あ、れ…………?

 

「今日のも…………イイ、でしょ…………? エメラルドの下着…………ちょっとだけ、シースルー素材…………♡ せくしー、学校には…………無理、二人きり…………だけ、限定下着…………だよ…………?♡」

 

 腹部がすり潰されるくらい、空腹を訴えグーグー鳴っていた虫――柘榴が両腕をクロスさせながら、ノースリーブを捲り上げたら沈黙した。

 

 上下半分のどっちだけ、チラってたブラジャー…………久しぶり、あの時以来の造形が、あの時よりもエッチに食い込んで――

 

「……………………ザクロの花が咲く葉を想い浮かべさせられた…………っ、デカくなったよな、黙ってたけど…………柘榴のおっ…………ぱぱっ…………!」

 

「…………………………♡ エッ、エッチな本みたいな言葉回し…………だねっ」

 

 聞き馴染んだクールボイスで、聞き慣れぬ名詞が飛んできた。

 

 で、でもエロ本くらいコンビニに置いてある、表紙くらいは…………早合点するな俺――

 

「……………………襲茗の、さ、本棚……………………んっ………………♡ コレ、隠さずに堂々と、逆に怪しまれないと…………思った? 苦手科目の文庫サイズ…………赤シート付き…………残念、だね…………へっ…………♡」

 

 あ゙………………~~っ゙!! あ゙っ゙あああああ゙あ゙あ゙ーー~~ッ゙ッ゙webで注目記事に「彼女や家族に絶対エロ本見つからない方法!」てあったから実践したのにィィ~~~~大嘘つきィ゙ーーッ゙!!

 

 柘榴の身長では取り辛いのに、家具の位置は眼を瞑っていても分かる――そう実証する形にスポーツ用具の収納された箱に乗って、ひょい、ひょいっ~~…………口角を釣り上げドヤる柘榴、超レアな表情だ。

 

「その本、何処まで読んだ………………? 全部とかは言わないよな?」

 

 内容…………ロリ巨乳の幼馴染み、いい雰囲気になってイチャラブの初体験――巨乳物だから苦労して手に入れた、当初柘榴はロリだけど巨乳では無かったから、柘榴を意識し購入した本では無い。

 

 ――急発育し始めたあの時からは、ヒロインを柘榴に置き換えて……………………お世話になりっぱなし、パイズリや膣内射精ページには、ぶっかけした痕まで…………そのページだけ印刷が薄まってるし、匂いも消えないから――

 

「………………………………熟読、特にこの…………お話…………♡ この子、小さい身体なのに、おっぱい…………大きい…………白修正されてるけどっ…………チ…………ぃ~~! チ、………………チン、ポ…………♡ はぅ、あっ、挟んでぇ、ぇ…………♡ 私、知ってる…………パイズリ…………♡ ねっ、ねぇ襲茗…………? しゅ、め…………も…………パ…………ズリ……………………された………………思…………っ?…………~…………♡♡」

 

 コイツは、なにを、言ってやがる?

 

 ジジジジジジ、五月蠅かった蝉も黙りこくる、クーラーはオンにしてるが異様に…………汗が…………身体、左胸から徐々に熱くなる…………

 

「だから、さっ、この本…………お話通りの…………されてみたい…………?」

 

「俺、なんか柘榴の気に触ることしたかな? 悪い、頭そんな良くないから理解出来てない、口調は冷静ぶってるけど、血液循環が凍結してるだけで――」

 

「……………………! コッチ…………は、循環…………♡ りょーこー…………♡ ツンツンッ♡」

 

 Σ! Σ、!? Σ~~ッ゙!!

 

 カタツムリの触覚じゃねぇんだぞっ! 男のチンポはっ!! ツンツンされたら引っ込むどころか――ビッキビキに伸びるんだよお゙お゙っ!! 自分以外が触った事ないけどっ! 童貞だしっ!

 

「わ゙ひゃ゙ッ!? ………………………………~♡ へ、な、声……………出………………た…………ごめっ…………さい…………っ…………」

 

 恥ずかしかったら黙るが常の柘榴が、俺以外だったら聞き取れないボショボショした声で、謝罪後もすぐ視線を股間に向けてくる。

 

 …………完全にバレてしまった、知られてしまった、生理現象だけど…………勃起、女の子には生えてない陰茎、真の造形――幼馴染みに晒してしまっている。

 

 俺も着替えを覗かれた(柘榴にそのつもりはない)事は何回かある。上半身裸、それくらい全然恥ずかしいとは思ってない。柘榴にだって、誰にだって。

 

 だが――逆なら、下半身のみ衣服も下着も纏っていなければ…………そんな不可攻略変態的コーデを見られたら、男が相手でも恥ずかしい気持ちは発生する。女――柘榴が相手だったら…………怖い、想像するのだって、今の関係が捻れてしまいそうで…………

 

(オカズ、柘榴のおっぱいとか下着姿でオナっても、セックス……………………想像した事なかった…………だって――幼馴染みだし、永遠に友達だけど――)

 

「……………………しよっ? はぁ、この本と同じ事…………はぁ、はぁ…………♡ 触って、いいよ…………おっぱいも、ここ…………も…………♡ したい、よね? はぁ、はぁ、わ、たしも…………チン、ポ…………もっと触りたい、からぁ…………はぁ、はぁっ…………♡」

 

 表情筋がセメント詰めされてるんじゃ、第一印象は「美人」と共に抱かれるであろう柘榴――そんな表情、17年間一緒でも初めて見る…………

 

 斜め下から覗き込んでくる淡紅の瞳は、爆張チンポを交互に見つめてくる。

 

 鋭いハネを実現していた眉も、ハの字にオトされて口元もパクッ、パクッ…………減ったお腹を『ナニか』で満たしたい、強い意思を秘めていそうな親しみフェイスへ、戻ってくれよっ…………っ! 

 

 「……………………幼馴染み、だから…………こーいうこと、しちゃっても…………い、いんじゃない…………? れんしゅー…………そう捉えてもいいからっ、私は…………きょ、み、あ、る…………………………エッチ…………事…………♡♡」

 

「ッッ!? あるのかッ!? エッチッ!? デリカシー皆無なのは覚悟で聞き申すけど――柘榴、お前はどんくらい知識あるんだっ!? てかさっ……………………経験、あるのかよっ…………? 俺は言うまでも無いけど…………童貞…………」

 

「聞いちゃうんだ………………………………幼馴染みだし、いっか………………無い、私も…………♡ セッ……………………無い、処女…………だよっ…………同じ…………♡ 初めてど~し…………♡」

 

 心臓うるせぇ、ドクドク…………胸もチンポも止まる気配が無い、部屋中のカーテンを閉める柘榴も止められない、止めようとする気力…………湧かない、俺はしたい…………

 

 柘榴から――後半だけ聞こえてこなかったけど、口パクで『セックス』

 

 ……………………興味があると伝えられ、手を出しても『幼馴染み』だからいいよとも……………………

 

(エッチする幼馴染みって、エロ本だけの設定だと思ってたのに……………………一線越えちゃった気分)

 

 ――折れちゃった…………そういう目で柘榴を見てない、必死で隠してたけどバレバレで、怒るどころか両手をガッチリ…………――接触するのはしょっちゅうだけど…………ラブ、握りってやつ…………指全部絡ませて…………血色良すぎて甲が紅いのは同じ、んっ…………親指で手根撫でるの…………くすぐったい…………

 

「もぉ…………♡ 襲茗だって興味ある癖に……………………♡ 脱いでないのにっ…………が…………まんじる…………♡ くっついて…………カリ…………形…………♡ 浮かんじゃってる…………からぁ…………~♡」

 

「ゔォ゙ッ゙!? こっ、これはッ!! …………………………はぁ、観念するっ…………柘榴エロい、だから興奮して勃起した、エッチな事もしたいっ…………! 柘榴と…………ならっ」

 

「へぇ……………………っ♡ そっ、そか…………エロエロなんだ、私……………………♡♡ テレテレ…………♡ 良かった良かった…………」

 

 羞恥の感情を誤魔化そうと? しきりにエクステを指に巻き込んで引っ張って、巻き戻して…………不審者ムーヴ甚だしい、今日の柘榴は初めての姿ばっかりだ。

 

「まずは、さ……………………コレ♡ 大事なところ、触りあい…………♡ チン…………シュコシュコ…………するっ♡ 襲茗は…………私の…………コ、コ…………♡ 描いてあるみたいに♡ クリクリィ~~…………クチュクチュ~~…………♡ ねっ、ねっ…………? 『雰囲気と共に少しずつ性感が高まってる』……………………♡ だって♡ 実演、開始…………………………♡」

 

 ドシッ、エロ本片手に――これも普段の座り方と掛け離れている。

 

 パンチラも計画通りと判明したが、肩幅よりも両脚を開いて……………………ゴクッ! 

 

 エクステや瞳、名前からコイツと言ったら〝、ガーネットに近い紅がイメージカラー。

 

 ……………………エメラルドとの組み合わせ、限定下着ってたけど…………ハァ! ハァ! 癒やしの効能を持つのにチンポはイラ付いてッ!!

 

「襲茗も座ろ…………♡ 心の準備、しても…………したりないけどっ…………下全部…………脱ぐかファスナー…………外して欲しい…………♡♡」

 

「ゔ……………………わぁ、分かった!!」

 

 悪あがきする必要は無い、俺はこのまま――幼馴染みとエッチな事をするっ!

 

 ドボンッ! ボルルンッ、ブンッ、ブンッ!

 

 すっげ、ファスナー開いただけで勝手に出て来やがった…………数度バウンドするソレが、縦横無尽に先走りを散布させ――柘榴が一緒に選んでくれた、夏用カーペットを汚したけどゴメン、汚すのは初めてじゃねぇんだ……………………下着姿オカズにオナったらもっと、濃いし勢いも…………窓の近くまで飛んで…………

 

「ーーー~~っ゙~!!? コレっ゙! こ…………れ、がぁぁ…………~~~♡♡♡ お、大まかな形…………授業で…………習うし…………それくらい知ってる…………想定の範囲内…………けどっ、ぜっ、絶対おっきい…………♡♡ あのっ、襲茗…………へーきんサイズ…………どれくらい? 差し支えなければ…………襲茗のチ……………………サイズも♡ 教えて欲しい…………♡」

 

 太ももまで飛んでしまったのか、反射的に距離を広げられ壁にぶつかるまであったが、傷は無くて良かった。

 

 本人的にはそれどころじゃない、初生チンポの衝撃が視覚を奪い去り――さっき俺を「ギラギラしてた」と表現してたけど、今の柘榴だってギラギラ…………瞳孔拡大して怖いくらいだよっ…………

 

「平均? 確か12~13だったような…………俺は19㎝…………定規で測ったんだよっ、笑うなって…………」

 

「へっ、へぇぇぇぇ~~~~……………………! ♡ そーなんだぁ…………凄い、んだ、ね…………♡ 長いだけじゃなくて、横にも…………太い♡ えっと、えっと…………ぉ♡ 皮…………ピンクの…………それ亀頭で…………えっと、えっと…………♡ 部位名称、分かってるけど…………襲茗の、迫力、がぁ…………~♡ うっ、らすじ、とかっ…………見たいな♡」

 

「ちょい待てっ! あとでいくらでも触ってイイし見せてやるけど次は柘榴の番でしょっ! ……………………おっぱい何㎝? カップは? 知りたかったんだ…………教えてくれっ」

 

 勢いに任せて押し切る! めったくそに恥ずかしかった!『手を触れないでください』って注意書きしてても、絶対に触れていただろう!

 

 仕返しと言う訳じゃ無いけど、以前からの疑問を解消及び、ちょっとだけ――コイツの恥ずかしい姿をもっと見たい、意地悪思考で正面セクハラ。

 

「……………………学校で一番、おっぱい…………大きい…………確実に…………♡ 97㎝、Jカップ………………♡♡ 中学から…………20㎝以上も♡ ビックリ…………?」

 

 現実味が湧いてこない。

 

 Jって何番目とか、それじゃ巨乳越えの爆乳じゃんとか、またしても興奮が360度して冷静な俺が戻ってきた――チンポ硬度はギギッ、チッ! 血管が皮を縛ってるみたい、ボンレスハム状態…………痛いっ。

 

「♡~~~♡♡ こーふん、もっとした、んだぁ…………♡ いーよ、いっぱい硬くしてね♡ 私も――ほらぁ…………♡ いっぱい、ヌラしてる♡♡」

 

 チョロ…………チョロッ…………

 

 素材はシースルーだけど、乳首とか縦筋とか、大事な部分を透けさせている訳じゃなかった。

 

 面積の上部のみ肌色を多少加えた控えめ表現。聞けば吸水と吸汗に優れた品らしく、万が一催してしまっても『多少は』事態を防いでくれる、便利なパンツらしい。

 

 …………横ズラした瞬間――外で運動しても日焼けを知らない純真肌を這うように、その大群がカーペットまで到達する様子を、俺はチンポを握りながら見守ってしまった。

 

「知ってる、よね?♡ あい、えき…………性的興奮で分泌…………襲茗のソレ、我慢汁と同じ仕組み…………♡ こんなになってました…………♡」

 

「……………………ハッ、ハッ、ハァッ…………ハァッ!」

 

「あっ♡ チン…………扱き過ぎないで? 私が代わりにしゃ………………させた…………い…………♡ 襲茗も…………私の手の代わりになって…………イカせ、て欲しいなっ…………♡♡」

 

「柘榴っ、お前…………何処まで知ってるんだ…………?」

 

 同じベッドに腰掛け、柘榴は利き手の右を伸ばし、俺は利き手じゃ無いけれど――そんくらい配慮させてくれ、相手は女の子だもん…………

 

「ひゃ゙…………ぁぁ、硬っ…………~♡ でも不思議な弾力も…………♡ (亀頭、敏感らしいから…………まだ取っておこう…………♡)はっ、はっ…………♡ う、え…………っ? 何処まで? ……………………わりと? 知ってる…………かも…………♡」

 

「ピンク…………あの下着よりも鮮やかで…………これが柘榴のおまんこ…………っ! 液が纏わり付く(幼馴染みがチンポ触って愛液流してるっ…………! エロ漫画の登場キャラになった気分だっ!)…………わりと? オ、オナニーとかして、動画とか…………見たり?」

 

 昨日までは必死に勃起隠してた自分が馬鹿みてぇだ…………

 

 シュコッ、シュコ♡ 

 

 自分でスルのと全然違うっ、女の子の手つき、細し指、綺麗な白肌。興奮材料に変換されていき、グングン硬度を増すばかり。

 

「や゙、くぅ゙……………………オナニ、してるっ…………♡ あぁ、言っちゃったあぁ…………~♡ はや…………ぁん♡ エッチな本見つけてから、だよ? オナニー…………♡ し始めちゃった♡ ひゃく!? ぅぅッ♡  やさし…………力、だねっ…………♡」

 

「ゔ…………ゔ…………! だって初めてなんだろ? グチャグチャにかき回す、そんなん出来っこねぇよ…………ゔ!? あっ゙~…………甘い感覚がチンポに…………っ! はぁ、はぁ、オカズってもしかして――」

 

「……………………襲茗♡ だよっ♡♡ はっ~~~~ふぅ、ゔぅ゙!?♡ 縦にこちょこちょ…………気持ちいいよ…………♡ えへっ! スン…………♡ チンポ、匂い凄いよ…………スンスンスンッ♡ もう取り返し付かない…………エッチムード♡ なぁぁ…………♡ ん゙ひぅ゙…………!?♡ んっ…………♡ うれしっ♡」

 

 口も動かし手も動かす。日常が非日常へと変化している。

 

 柘榴もオナニー、していたんだな。知識はあってもしている姿が想像……………………あぁ、エロくなったキッカケは、俺のエロ本見つけたら諸悪の根源、俺じゃん…………?

 

「んあっ…………♡ ベッド、何時も私は寝転がる…………意味があって、しゅ゙みゅ゙~~みゅっ゙!? ……はぁ! はぁ! …………香り…………♡ いっぱい集められるから、だったの…………♡ 枕とかもうっ…………最高っ♡♡ えへへへ、へ、へ、へっ…………♡ ……………………はぁ♡ はっーー♡ あぁ…………~♡」

 

 そういう事、だったのかっ…………涼しい顔してオナに備えてスメル補充、とんでもなくエッチな発言だ。

 

 俺をオカズにオナニー? 手マンされながらカミングアウト、どういう…………絵面だ…………柘榴をオカズにして罪悪感抱いてたけど、一発デコピンしたいわ…………「お前もオナってんじゃん」…………て。

 

 チュクチュクチュクッ

 

 チュコッ、チュコ、チュコッ…………♡

 

 互いに遠慮した速度、激しさは無いが確実に性感は高まっている。

 

(ん゙ん゙…………っ、亀頭にっ゙! ヌルヌルを引き延ばして…………あぁ、あ、あ゙…………自分なんかの手より全然っ…………チンポ扱き、早くなくても気持ち良くなる方法…………誰か――大切な女の子にシテ貰う…………)

 

(あ゙ひうっ!? あ゙ぅゔ!?♡ そこっ、クリ…………♡♡ 自分でシタ時はそこまで、じゃ、無かった…………のにっ♡ 腰ぃ、ぞくぞくぅ~~♡ ベッド、軋ませちゃったぁ…………♡ こっ、これからもっと…………ギシギシ…………♡ 襲茗と襲茗と…………♡ えへっ、へへ、へぇ、……………………~♡♡)

 

 粘着質な水音が――二人分。

 

 俺だけのシコ音が響いてた自室で、俺が柘榴ってハイブランドの、オルガン…………奏でている…………素人手つきでも最高音質、「あんっ…………♡ いっ、よぉ…………♡」…………チンポマイク握ったヴォーカル、俺が、喘がせてしまっている――ッ゙~!!

 

 まだ俺達セックスしてない、陰部を愛撫してるだけでヤバ、ヤバイッ! 興奮で心臓ボクサーパンチされてるっ!

 

「しゅ、めいぃ…………~~♡ もっ、私、わたしぃ…………♡ はぁーーーっ! はぁぁぁーーーっ! あ゙あ゙♡ イッちゃ♡ からあぁあ♡ やめないでとめないで♡ つづけてつづけぇ♡ ~~~~♡ ~~~ッ゙!? ァ゙ァ゙!? ア゙はあぁ゙あ――」

 

「俺もッ゙! 柘榴の手コキで射精るっ、一緒にイこうなっ!? おまんこキュッキュッしてあ゙、あ゙…………ッ!? クる゙ゥ゙ゥッ~~!!」

 

ピシュッ♡ シュシュッ~~~~~♡

 

 ビュブッ! ググビュルルッ!

 

 視界は――ブラックアウト。目を開けば――ホワイトアウト。

 

「………………………………は♡ ~~~…………♡ はっ…………~~~♡ うふ、ぅ…………♡ イッ…………ちゃ…………た…………他でも無い…………襲茗、に…………♡ ……………………はっ、ふっ♡ 気持ち…………良かった、よぉ…………~~♡」

 

 柘榴のまんこも相当泡立っていたから、無残にも絶頂跡に蝕まれた夏用カーペット、パッと見では二人とも精液を飛ばした、そうとしか思えない雲を掴んできた写実、二人で描いてしまった――

 

「……………………………………………………」

 

「♡…………………………えへ、えへっ………………♡ 襲茗…………?」

 

「ああっ……………………」

 

「何だか、私より無口…………? なっちゃった?」

 

「察しろよ…………気持ち良すぎて、恥ずかしすぎて、嬉しすぎて…………色々な感情が激流みたいに押し寄せて…………情報処理に時間掛けてるんだよっ…………」

 

「……………………♪ そっかっ、嬉しかった…………かぁ♡ 私も、嬉し……………………だよっ…………♡」

 

「分かった、分かったから…………顔、覗いてくんなって…………」

 

「レア、いっぱい見ちゃおう…………♪」

 

 体液でベトベトになった手を、互いに見せ合いっこしながらここぞとばかりに、俺をからかってくる柘榴。

 

 …………レアなのはお前もだよっ、嬉し泣きしてんのか? 口が裂けちまうぞっ、ニッコニコ…………お前、本当に柘榴っ? 

 

 失礼な事聞きそうになったけど――俺が、この表情にした、そうだよな。

 

「うん……………………♡ 私、笑顔、得意じゃ無い…………あんまり、言葉と表情で、表すの…………難しい…………行動で示してきた…………えへっ♡ 初めて初めて…………~♡ 17年、ずぅぅと、やっと、ようやく…………襲茗に、笑顔…………♡ 見せる事、出来た……………………」

 

 ドグッ!

 

 殺人的にコイツが…………可愛い!

 

 グローブ外した手で、心臓を直接ブチブチィ! 千切って投げられた猛轟たる激震。

 

『嬉死』なんて病名があれば、俺はそれだろう。

 

「キス、していいか?」

 

「…………………………………………いい、よ……………………♡ 待って、ました……………………へ、へっ♡」

 

 クソ簡単、だけど自分から曖昧にしてしまっていた柘榴との関係。

 

 幼馴染み、永遠の友達。……………………聞かれても無いし、自分から言うつもり、無かったけどさ――

 

「――ちゅっ♡ ……………………~♡♡♡ ちゅー、した、襲茗と、ちゅっ、唇♡ 初めて♡ 今日だけで♡ 初めてどれくらい♡ 襲茗に♡ あげられるんだろっ♡♡ …………ね?」

 

「――んちゅっ……………………柘榴、俺はお前が好きだ。ずっと、好きだった」

 

「……………………コクコクッ♡~~~」

 

「ずっと望んでた、柘榴と恋人になりたいっ、幼馴染みだけどその枠も持続しながら、もっと仲良しになりたいって…………ゴメン、待たせちまった、柘榴メチャクチャ可愛いから、自信を持てなくて…………」

 

「……………………グシュッ、ふぁ…………♡ ぇぇ、ふぇっ…………♡」

 

「俺なんかよりカッコよくて、頭良くて、柘榴狙ってる奴が多いの知ってる、幼馴染みってだけで俺が選ばれる訳が無い…………だっせぇ言い訳、自分が傷つきたくないだけ、バーカって罵って欲しいくらい…………ホント、情けなくて…………」

 

「そんなこと、ない……………………ッ! 待ってる間も…………楽しかった…………♡ 私こそ、襲茗好きっ…………♡ その一言、どうしても言えなくて…………同じ、関係こじれるの、怖くって…………」

 

「でもお尻とか下着は見せちゃうし、エロ本こっそり読んでたんだよな…………」

 

「………………♡ それ、言っちゃダメ、なやつ…………♡ 行動で示す、それが私…………♡」

 

 怒濤の勢いで伝えたかった感情を、何時でも言葉を交わせられた関係であった柘榴へ――やぁっと、伝えられた…………っ!

 

 好き、一度言えたら胸は痛いまんまだけど、重りを乗っけられたみたいに拘縮していた身体、跳躍すれば家一軒飛び越せるくらいに軽い…………っ!

 

 人間は最も多くのコミュニケーションを実現出来て、最もコミュニケーションがヘタクソな生き物。

 

 たった「好き」の二文字、1秒で終わるのにあぁ…………長かった…………

 

「恋人になった、んだよな? 俺と柘榴…………」

 

「自信持って♡ ………………………………ぎゅっ♡ したかったから、今からさせて…………~♡ ギュッ! うううううッ♡ ……………………はぁ、幸せ……………………♡♡」

 

 俺の膝に乗り上げて来た、柘榴とファーストキス…………

 

 リンゴに似てるけど、酸味と渋みがある…………マジかよっ、名前は柘榴だからって――果物のザクロと同じ味、するんだけど…………女の子の唇全部がこうじゃないだろっ、柘榴だから…………俺だけが、この味を…………!

 

「そんな味、したんだぁ…………♡ 自分じゃ、分からない…………んっ? 襲茗の唇…………? ♡♡……………………塩味? ……………………ウソ、味はしないけど、美味…………これ、ホント…………♡」

 

 どうしようもないくらい、柘榴――俺の恋人可愛すぎかよっ!!

 

 他人から見ると身長差で、歳の離れた兄妹と間違われる事もしょっちゅうだけど――恋人っ! 胸を張って訂正させてやれるっ!

 

「柘榴っ………………………………好き」

 

「♡ しゅ、めい…………大、す、き…………言えたっ…………! 大、好き、大…………好き、大――好き…………! 大好き大好きだぁーーーーい好きっ♡♡♡ んちゅっ♡ ちゅふんっ♡ ちぅっ♡」

 

 行動に加え、言動でも好意を示せるようになった柘榴。互いに歩を合わせながら進む事が出来た実感。

 

 こんないい子に手コキ…………されてたのかっ…………あっ、またっ――

 

 グイッ♡ 

 

「……………………うん、分かってた…………♡ 次のエッチ、しよっか…………チ、ン、ポ…………♡ 全然柔らかくない♡ おっ、おぉっ…………♡ 血管♡ 男らしー…………? ふふっ♡ おしゃぶり…………このページの女の子みたいに…………して、あげる、ねっ♡♡」

 

 チンポ挿入してないけど、対面座位のままキスしてハグして、身体が落ち着いていられる道理はない。

 

 ぎゅむむむっ♡ Jが俺の胸を圧迫する、内側から骨が壊されそうな重量感っ、遮蔽物がてんこ盛りな身体になった柘榴は、「キスだけで一日が終わりそうだから♡」と、名残惜しそうな顔をしながらも、パラッ…………思い出したようにエロ本のページを捲る。

 

「うーーーん……………………♡ お口、全部入るのかなぁ…………?♡」

 

「初めてだから無理はするな? ちょっとずつ、咥えれるようになればいいんじゃないか…………? これでエッチするの終わりじゃないんだし…………」

 

「……………………つまり? 明日も? 明後日も? 夏休み、終わっても?」

 

「…………そー、両親居ない事多いし、どっちかの部屋で毎日…………ど、どう?」

 

「……………………~♡ えへっ、へ♡ エッチ! かぷッ♡♡」

 

「フ!? オ゙オ゙ォ゙ーー~~グッ゙!?」

 

「んっーーー♡ ん…………ん゙、ぅ゙ぅ゙…………ガハッ゙!? ~~~っぷ、はっ♡ ひゃあぁ…………ごめん、襲茗…………全部、無理だった…………はっ、はっ…………ゲホッゲホッ…………♡ だ、からっ…………毎日お口エッチ…………して、咥えきれるように、したい…………♡」

 

 ついに粘膜接触を果たした俺のチンポ。

 

 柘榴の口内サイズで、19㎝の鞘代わりを務めるのは…………普通に考えれば不可能だ、普 通 は 。

 

「えホッ! エッチ本ではするするっ~~…………飲み込めてるのにっ、現実、厳しい…………でも、諦めない…………♡ 先端から少しずつ…………攻略…………♡ チュチュッ♡ プパッ、プチュッ♡ はみゅっ、はみゅはみゅっ…………♡ 減塩生活なら、台無し…………ミネラルたっぷり…………♡♡ ちっ、ププッ…………♡ はぁ、はぁ、ここまでっ、ならっ…………初心者の私でも…………♡ ピチャピチャッ♡」

 

 あ゙…………――ああ゙ッ゙づっ゙~~~うぅ!! 

 

 唾液が無くても食べ物は消化されそう!

 

 …………いやっ、唾液があるから口内温度が熱いのでっ…………はぁはぁ、分からない、また頭が動かなくなってる、チンポに血液全部取られてるっ!

 

 口内温度を温泉に形容させれば、クレーム言いながら水ノズルを捻りまくっていた!

 

「チュッ、チュッ、チュッ…………♡ 今までしたかった分、チン…………ポにも、いっぱい…………キス♡ チパチパッ♡ ヘロッ、ンレロッ♡ すっごい、動いてる…………♡ 襲茗が、動かしてる…………の?♡」

 

 クレームなんて入れる訳が無いっ!

 

 おまんこに次ぐ第二の穴、昨日も――俺の隣で飯を食っていたのと同じ口、亀頭までを健気にご奉仕してくれているーー~~っ゙!!

 

 本の真似してかなりの速度で、ズズズッ…………根元近くまで竿は飲み込まれたけど、カリ首が進行を阻んだのだろう。

 

 酷くムセ込んだ柘榴は――とても申し訳ない涙顔で、チンポを吐き出したらテカテカ、唾液が複雑な道筋を描きながら、口と亀頭を繋げ余計にエロくしてくれた…………

 

「明日もフェラしてくれるのかっ…………」

 

「毎日、エッチ…………♡ する、言ったよ…………♡ チュヂュッ、ルヂュヂュッ…………~♡ 経過すれば…………ヂュムッ♡ チチチゥゥ~~♡ するだけっ…………チムチムッ♡ 奥まで入るように…………ペチャァァ…………ッ♡ なると思うチパッ、チゥッ、プチュッ、ンパッ♡♡」

 

 柘榴が亀頭から口を離す息継ぎタイム、俺にとっても射精感が僅かばかり立ち止まってくれる。

 

 これから毎日チンポしゃぶってくれるっ…………っ! まだ信じられないけど、柘榴はすっかりその気――脚間に潜り込んでチウチウしてくれる彼女、淡紅の瞳には『絶対咥えられるようになるからっ!♡』…………頑強なまでの眼差しのまま、ハートを形作っている。

 

(んっ♡ 大丈夫だ、今は出来ないけど毎日、ちゅる、ちゅる…………♡ 必ず出来るようになる♡ 小学1年の時に見たのと全然っ…………♡ 違うに決まってる、けどっ、変わりすぎっ、だよっ♡♡ 私のおっぱいと、同じっ…………大人の…………チン、ポ…………♡♡~)

 

 ッン、パッ、チュリュ、ペチョンッ、ペチョッ、レリュッ、レリュッ…………♡

 

 う…………あ、ぁあ゙ああっ…………勉強も食事もそっちのけで…………幼馴染みがフェラしてるっ…………やっぱりまだ夢みたいと思ってる…………白昼夢、自己否定に到るまで時間は掛からなかった――

 

「口っ゙…………中で、い…………かっ…………?」

 

「ふぅ♡ むふっ♡ むもっ♡ コクッン♡」

 

 咥える範囲を拡大、カリ首をなぞられた瞬間――ビククン゙ッ゙!!??

 

 フェラ(され)慣れてないのは俺もだった! 初フェラだから多分上手くは無い――めっちゃ気持ちいいから全然そう思わないけどっ、俺も初めてなんだからもうっ…………快感に屈しても許してくれる、柘榴は…………っ!

 

 精液なんて飲ませるモンじゃないけど――流れで口走っただけなのに、おしゃぶり継続させながら、もむっ、もむっ、…………『いーよ♡』…………唇でチンポハグの力を少しだけっ…………強めてくれた――

 

 びゅるっ…………――びゅっ、びゅっ♡ ぶるるっ~~~♡ びくっ、びくっ…………~♡ 

 

「Σ~~~~~~♡!? ♡! ♡……………………♡ っぶ…………ングッ♡ ゴキュッ…………ングッ…………ングッ♡ ングッ、ングッ…………♡ リュプッ…………へ、へ、へっ…………飲んじゃった…………♡ ペロッ♡ 苦み…………良薬だから…………? タンパク質…………♡ 襲茗から…………摂取♡ しちゃった、あぁ…………~♡」

 

 精飲、してくれたっ、溢さず…………不味いに決まってんのにっ、蕩けた表情で「亀頭を吐き捨てるのは、愛する者を捨てるのと同じっ」…………柘榴の意気込みを証明したゴックン。

 

「はっーーはっーーはっーー…………♡ ふひゃっ…………♡ お口、いっぱい…………襲茗の味…………♡ 匂いもぉ、味もぉ…………♡♡ 全部欲しい、なっ…………♡ もっとぉ♡ ねぇ、ねぇねぇ♡ 襲茗、さ、ナニ…………されたいっ…………??♡ 私の、何処を、どう、使って欲しい…………?♡」

 

 疲れたからここで止め――る気配はゼロ。最後まで突っ走る、柘榴も俺も同じ。

 

 顎を天井に向けながら口内射精、誠に無防備かつ情けない姿でも…………柘榴だしっ、恋人だから全部を知って欲しい気持ちになってる。……………………それでも、ちょっとだけ、恥ずかしいけどっ。

 

 ありがとうの感謝を示そうと、エクステを避ける形で本来の黒髪を撫でたら、くちゅりっ♡ 

 

 …………反射的に右手でおまんこを弄った柘榴。慌てて元在った位置へ戻したけど――撫で撫でされながらオナニー、したかったんだろうなぁ…………

 

「あっ、今の…………忘れてねっ…………コホンッ、襲茗はさっ、ナニ、して欲しい、かな…………?」

 

「誘導尋問…………だぞっ、ナニをって…………決まってんじゃんっ…………」

 

 もにゅにゅぅム♡

 

 精液と魂が『持って行かれそう』

 

 二の腕を挟み込んでるだけで、そう思ってしまう最胸射精兵器――ロリ巨乳のアビリティを駆使して貰いたい!

 

「コレ♡ エッチ本の…………『パイズリ』♡♡ いーよ…………? 襲茗の、挟みたい…………♡ 私のならイケる、19㎝と…………97㎝…………♡ 勝つの、どっち、だろっ…………へっ、へ、へ♡」

 

 ボンッ♡ 乳ぅぅ~~ん♡

 

 …………勝てる訳ねーだろっ! どんなチンポも柘榴っぱいに挟まれた瞬間クソザコカスだよっ!!

 

「よっ…………♡ お口の時と同じ位置、だけど、襲茗のお膝を下に…………失礼…………♡ で、……………………はぁい♡ 襲茗が、いっつも、見て、触りたそうで、挟まれたかった…………おっぱい♡ ……………………まだ、上手くないけどっ、パイズリも…………♡ 毎日して♡ 上手になるって、約束♡」

 

 頭の中が『ロリ巨乳』『パイズリ』関連キーワードでジャックされてる、Jカップにぬぷぬぷ入り込んでっ、ズリズリ気持ち良くされてっ、どろっ…………濃いのを出したいっ! それしかもうっ…………考えられないっ!!

 

 チュクッ♡

 

 ――きゅムズ、ズニュニュッ~~~♡♡

 

「…………♡ やった…………! 全部! おっぱいで閉じ込めた…………! ギリギリ、だけどっ…………♡ ふぅん、19㎝…………私でもこうなんだぁ…………♡ おっき、おっき…………~♡ どぉ? 幼馴染みおっぱい…………♡」

 

 ぎゅむぎゅむプリンッ!!? 

 

 押しつけては反発するバネみたいな乳感だったのに、内側だけプリンプリンな崩れ物注意ッ!? 

 

「ア゙ あ゙ あっ゙ あ゙あ あ ァ゙~~~~~はっ゙ーーーっ!! あ゙あぁ゙ーーーーっ゙!!?」

 

 ミッチリ、先っぽが辛うじて露出しているだけっ、あと2㎝ばかりサイズが小さければ――おっぱいで窒息、瞬殺挟射で息の根を止められていた。

 

 19㎝でイキれる権利が与えられるって…………Jカップすげぇ…………! よくもまぁ、Jにまで1年と数ヶ月で登り詰めたなぁ、柘榴っ…………

 

 ――ぎゅちゅっ♡ みっ、ちゅちゅっん♡

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