シュッシュッシュッシュッ
キモヲタの挑発に乗ってやった私は、ヤツのお粗末なモノを手コキしてやってるが、やっぱりなんてことはない。ドククラゲの毒は気になるが、今回は私を殺さないという約束もある。ならばそこまで強力なものは使えないだろう。ということはさっきのはやっぱりハッタリ……
ぴりっ
「んっ」
なんだ?今、手に痺れるような感覚が……
ぴりぴりっ
「んうっ!?」
まただ。勘違いなんかじゃない。間違いなく痺れるような感覚が、違和感がある。
シュッシュッシュッシュッ
「んっ、んんっ」
痺れはどんどん大きくなって、手のひら全体に広がってきた。なのにやつの粗チンの熱はしっかりと伝えてくる。
「……え?」
そこでやっと気づいた。キモヲタの粗チンがいつの間にか進化して、凶悪になっていたことに。
「なに、コレ……」
それは今まで見てきたどれよりも大きくて、硬くて、熱かった。ビキビキときこえてきそうなほど青筋をたてたそれは鍛え抜かれた肉体そのもの。雄という存在をこれでもかと私にアピールしているようだ。
「ブヒヒヒ。どーしたのキル様?僕ちゃんのオチンポ見つめちゃって。これが欲しくなっちゃったのかなぁ?」
「なっ!?ふ、ふざけ」
「おっとぉ?手が止まってるよぉキル様ぁ?これじゃいつまでたっても僕ちゃんはイかないよ?これ、返してほしくないのぉ?」
不覚にもドキドキしてしまったことが言い当てられたようで慌てて否定しうよとするが、私の言葉はキモヲタの言葉に被せられてかき消されてしまった。それだけにとどまらず、キモヲタは腰のボールを一つつかみ私の目の前でちらつかせて煽ってくる。
「貴様、ボールを取り返したら覚えてろよ」
「おお怖い怖い。ブヒヒヒ」
私はキモヲタを思いっきり睨む。
ヘラヘラ笑いやがって!本気で腹が立つ!使い道のないくせに無駄に立派なだけで宝の持ち腐れの童貞のくせに!
そして同時に私は自分にも腹が立った。一瞬の、気の迷いとはいえ、こんなやつの、こんなものに私はっ!
だが今の言葉は悪手だったな!おかげで怒りで手の痺れも血迷ったドキドキも吹き飛んだ。絶対にこいつに吠え面かかせてやる!無駄にでかいだけで使い道のないこいつのアレを潰して、泣かせて命乞いさせて、尊厳も何もかも奪って、無様に命乞いさせてからぶっ殺す!
私はキモヲタの粗チンのしごきを再開、今度はさっきより強く、早くしごく。
「あれれー?。キル様気合い入ってるけど、動きが単調すぎじゃない?ただ強く早くしごけば男は気持ちいいとか思ってる?実は処女?」
「は?処女じゃないが?キモヲタの貴様と一緒にするな童貞が!貴様処女厨か気持ち悪い!」
こいつ、とことん人の神経を逆なでてきやがる!
そう、私は処女じゃあない。そんなものはこの世界に片足突っ込んだばかりのころにとうに失われている。裏稼業なんて仕事だ、たとえ安全マージンを取っていても予想外なこともあれば、全て計画通りに成功してきたわじゃあない。身体を弄ばれたこともあれば、身体を使ってピンチを切り抜けたことだって少なくない。だが、だからこそ自ら望んでそういう行為をしたことがない。そっちの技術は素人だ。誰かに習ったり、工夫したりなんてしたことがない。
「なんだ処女じゃないのかぁ、残念。でもキル様もハーズレー。僕ちゃんは童貞どころかもう何人も喰っちゃってるもんねーブヒヒヒ」
ニチャア、と聞こえてきそうなくらい気持ちの悪い笑顔を浮かべるキモヲタ。
「僕ちゃんを見下してくる女を軽く捻ってプライドをへし折ってやって敗北宣言させてるのって、最高に気持ちいいんだよ。身体をいぢくられていいように弄ばれて、悔しいのに感じちゃう、ビクンビクン。とか、快楽に悶える姿が最高に興奮するよね」
「なっ」
まさかとは思ったがこいつ、この裏コロシアムの常連!?しかも今ここにいて、さらに何人も喰ってるってことは、そのすべてに勝っている証拠。弱いわけがない。……なるほど、多少の油断があったとはいえ、私があんなにあっさりと戦闘不能にされて、ほぼ詰みにまで追い込まれたのも頷ける。確かによく考えたら裏コロシアムの連中が中途半端な挑戦者なんか宛てくるくるわけがない。くそ、気づくのが遅すぎた。致命的すぎるミスだ。今更ながら無意識に近いとはいえほんの少しの油断と見た目に騙された自分に腹が立つ。
とりあえずこいつの強さと自らの過ちは認めよう。だが。
「変態め!」
だからといってこいつの気持ち悪さが変わるわけじゃない。
「そうそう、その態度。キル様分かってるねー。そういう女を僕ちゃんの前に跪かせて、最後に快楽堕ちさせてオチンポを欲しがる雌豚、おっと、キル様なら雌猫って言った方がしっくりくるなぁ。にするのが最高なんだよ。ブヒヒ、想像するだけで射精しちゃいそうだ。大丈夫、キル様は僕ちゃんのお気に入りだから立派な雌猫に、オチンポ依存症にしてあげるからね」
「誰が貴様みたいな気持ち悪い奴にに屈するか!生まれる前から出直してこい!」
「ブヒヒヒ。本当に最高だよキル様。その強気がいつまで保てるか楽しみだよ。あ、即オチだけはしないでよね。それはそれでいいんだけど、キル様には是非ギリギリまで快楽に抗って悶えてもらいたいからねぇブーヒヒヒ」
「ふん、そうやって笑っていられるのも今のうちだ」
そんな話をしている間にも、私の手はヤツの極太チンコを扱き続けて、そしてそろそろ射精しそうな反応を感じ取っている。ぽろっと口にしてた「射精しちゃいそう」というのは本当らしい。
「あのキル様が睨みつつ不器用に僕ちゃんのオチンポしごいてるってシチュヤバい。本気でもう精液せりあがってきたよ」
「ふん、大層なこと言ってた割にもう出そうなのか?この早漏が」
私はその反応を見逃さず、スパートをかける。
「ブヒヒ。キル様はそれだけ魅力的だからねぇ。あー出るっ、出るよ、キル様!」
「ほら出せ!見掛け倒しのクソザコ早漏チンコの敗北精液とっととぶちまけろ!」
「うっ!」
びゅっ!!
よし!勝った!自分から勝負を提案しておいて返り討ちされるとかこのキモヲタも屈辱だろう。ざまあみろ!
……しかし。
びゅっ。びゅっ。
なんて勢いと量だ。ここが小さな部屋だったら、天井まで届いてそうな勢いだ。それに……
びゅっ。びゅっ。
長い。どれだけ出す気だこのキモヲタ。どれをとっても気持ち悪い。
がしっ
「ひゃっ」
キモヲタは射精中にも拘らず急に私の手を掴むと、そのまま射精中のチンコの先端へと持っていき、強制的に握らせて、精子を受け止めさせる。
「んっ、熱っ」
何度も何度も手に打ち付けられる精液。まるで私の握った手を性器か何かと勘違いしてるんじゃないかと思えてくる。
「んっ、くっ」
くそ、さっきの痺れが戻ってきた。いや、さっき以上に痺れも強ければ、気持ちいいとさえ思える。それが精液が打ち付けられるたびに強く、甘く広がり、ムズムズするというかなんというか、疼く。
ようやく射精の勢いが弱まってくる頃には、私の手はキモヲタの精液でベトベトだった。その見た目はまるで私の手がキモヲタの逞しいチンコにさんざん嬲られ、精液で凌辱されたあとみたいで、ものすごく卑猥だ。それにこの匂いが、臭いはずなのに、癖になるような、どきどきしてくるような、妙な気分にさせてくる。
「ふぅ~。すごくよかったよキル様。その僕のチンポと精液を見つめる雌の顔も含めて、ねぇ」
「っ!?!?」
キモヲタに言われて初めてチンコを食い入るように見つめてた自分に気が付き、慌ててチンコを手放してヤツとの距離をとり、ヤツを睨む。
「ぶひひ。そんな目で見つめるなよ。興奮しちゃうじゃないか……」
悔しい!今更何を言っても言い訳にしかならない。しかも言ったら言ったでこのキモヲタは嬉々として私の上げ足を取りに来るだろう。何より、一度ならず二度もあんな屑のアレに目を奪われるとはっ!
だが!
「……約束は忘れてないな?」
この勝負は私の勝ちだ!
「当然だよ。さっきも言ったけど僕ちゃんはちゃんと約束を守る男だからね。はいこれ」
キモヲタは何の躊躇もなく腰から一つボールを外すと、こちらへと放ってきた。
私はそれを微妙な気分でキャッチする。ヤツが言った通り、ちゃんと約束は守るらしい。破られる可能性も高いと思ってたから、正直すごくありがたい。が、それは裏を返せばこれを返したところで私に勝ち目はない、やつは負ける気がしないということだ。勝負に負けて悔しがるだろうと思ってたのに、悔しがるどころか余裕しゃくしゃくな態度がかなり気に障る。
「……早く残りのボールも返せ」
「んん?何言ってんの?キル様が僕ちゃんをイかせたのは一回だけでしょ?勝ったのは一回。だから返すのも一つ。残りも返してほしければそのぶん僕ちゃんをイかせて勝たないと」
チッ、確かにヤツは一度に全部返すとは言ってなかった。
とはいえボールを一つ返してもらったことで、状況はさっきに比べればはるかにましにはなった。が、あのキモヲタは見かけによらず強敵なうえに、ほぼ無傷でまだ三体残っている。ここからでは勝つどころか状況をひっくり返す、いや、対等に戦うことすらまだまだ厳しい。
「ものは考えようだよキル様?僕ちゃんをあとたった二回イかせるだけで残りのボールも取り返せるんだよぉ?ブヒヒヒ」
正直言えば、残りのボールはめちゃくちゃ欲しい。あるとないでは勝てる確率に雲泥の差がでる。それにヤツは最初に私を完封したことで油断してそういう提案をしてきているはずだ。もしボールをとりかえせたなら、勝算は悪くない。
だが不安材料もある。
ちらっと目線を移せば、精液がべっとり、いや、ねっとりとついた手。やつの極太チンコを離してもまだ熱が引かず、ぴりぴりと甘い痺れと快感を伝えてくる。それどころか、さっき握ったときに浴びた精液の勢いにやられてしまったのか、もう一度あの刺激を求めて疼いている。もう、手が意識に反して発情してるようだ。
今でもまだ信じられない、いや、信じたくないが、あのドククラゲの毒が媚薬、というか感度を上げてくるものだというのは理解した。
だから実は胸もヤバい。こいつに言われた通りだったら、さっき胸にもこの毒を打たれて、しかも散々嬲られて軽くイかされた後だ。すでにその気持ちよさを無理やり教え込まれた両方の胸は、全体が手と同じく発情し、快楽を知っている分手以上に疼く。特に乳首は固く尖ってこれでもかとはしたなく自己主張して、再びあの刺激を与えられるのを今か今かと待ちわびている。もしまた嬲られてしまえば、さっき以上にあっさりと、簡単に、しかも深くイかされてしまいそうだ。
私はいやらしくニヤニヤしているキモヲタを睨みながら思考を巡らせつつ、勝つための方法を必死で探り続けた。