どうぞご自由に
お過ごしくださいませ
もしかして短かったかしら?
まあ確かに、一人目と比べて短かったような気がするけど
それでもまあ、楽しめたし いっかとは思うけど
今度は少し長くしようかしら
「あの、レミリアさん」
あ、さとりがいるの忘れてた
「何で忘れるんですか」
ついでに心読まれてることも忘れてた
「警戒心無くなってますね。ってそうじゃないです」
じゃあ一体何なのよ
私に何の用事なのよ
暇だけど暇じゃないのよ知らないけど
あ、今度何しようか 遊ぼうか 人間で
「私は一度地霊殿に帰っていいですか?着替えとか持ってきてないので」
あれ?無視?無視なの?
凄いね そんなことにも慣れてるのね
当たり前か、何年もそんな感じなんだし
それで何だっけ? 帰るんだっけ?
着替えないだけで?おかしいんじゃない?別に大丈夫なんじゃない?
必要かな?洋服なんて
「普通に必要ですよ、何言ってるんですか」
そうなんだ、必要なんだ
まあ、そうだよね 私も着てるわけだし
人に言うならまずは自分からってなるわね
人じゃないけど 妖怪だけど 私は吸血鬼だけどね
煽りじゃないわよ 事実だもの
「誰も聞いてないです。それで、帰っていいですか?」
ダメ、って言うか別に帰らなくていいわよ
あなたの妹にもう言っておいたから
一、二週間ばかり紅魔館で預かるからって
「・・・こいしは何て」
「どうぞどうぞ、預かってください」って言ってたわよ
そのついでにあなたの洋服もちゃんと預かってきたわよ
ほら、これ あなたの洋服でしょ?一週間分あるわ
ほんとは二着でいいって言ったんだけど
「お姉ちゃんにはもっとたくさんお洋服を着て欲しい」って押し切られちゃってね
私はあなたのいろんな洋服を着てるところを見てみたいと思ったから了承したわ
やっぱり正解ね あなたの裸姿が見れるなんて
「なんでそこから裸になるんですか?おかしくないですか?というかこいし、私に何の断りもなく勝手に。帰ったらきつく言っておかなくてわ」
あなたの妹は悪くないわ
基本的には私が言ったのだから
きつく叱らないであげて
叱るなら私も叱って
やり返すから 必ず 絶対に 100% 倍返しで
「恐怖に染まりましたから止めときます」
あら残念
楽しくなると思ったのに
ノリ悪いわね
でも、相性は良さそう 完璧そう
最&高?最&良?何か違うかしら?あれ?お菓子?
「何急に馬鹿になってるんですか」
あら酷い
私に暴言を吐くの?
いいわ、買ってあげる
外に出ましょ?
今夜は月が黄色いけど
すぐに紅く染まるわ
「私の血は月まで届きません」
あ、そうそう
あなたの部屋は咲夜に案内させるから
心配いらないわ 心配したらしたで困るけど
「急に変わらないでくれません?でもまあ、部屋を用意してくれるのはありがとうございます。そこは普通に良心的ですね、心があって良かったです」
あなたは私を何だと思ってるの?私は吸血鬼だけど化物じゃないわよ
全くひどいわ
人じゃないけど人を化物扱いするなんて
「それはすみませんでした」
あ、もうあなたとは話すことなくなったから咲夜に案内させるわね
もう目の前から消えて頂戴
また明日会いましょう おやすみなさい
「いや こっちはまだ話すことが・・・行ってしまった」
まだ色々と話すことがあったのに
より自分勝手になりましたね
彼女は本当にすべての人間と遊べば元に戻るのでしょうか
心を呼んだら本当に戻る気みたいですけど
まだ三人目ですし 途中で変わるかもしれませんし
今は、まだ祈るぐらいしかありませんか
「あの、さとり様」
「はい、何でしょうか」
そういえば咲夜さんに案内されてましたね
すっかり忘れてました
私の彼女のこと言えませんね
なんか苛つきます
「さとり様の部屋はここになります」
もう着いたんですか
「って、ここの部屋って」
「お嬢様がとても大切にされていたお部屋でございます」
ここが今日から一、二週間お世話になる私の部屋ですか
何故大切にしてる部屋を私に?
「お嬢様から協力してもらってる方は豪勢に行きなさいと言われてますので」
たったそれだけで目に分かるほど豪華な部屋を?
協力と言ってもただ人間の心を呼んでるだけで?
何か裏があるのでは?
「今回からのことは誠にご協力ありがとうございます」
あぁ、何か、考えるのが少し嫌になりました
というより、普通にちょっと聞きすぎていたくなりました
もう、ご勘弁を
「では、何か御用がありましたら、お呼びください」
「ありがとうございます」
ああ、もう聞きたくない
咲夜さんから助けての声が多く聞こえる
これ以上人間を攫いたくないって言ってる 聞こえる
私も何とかしてあげたいけど、説得するのには無理な話だし
実力差も計り知れないほど間が空いてることですし
首を突っ込んだら首が無くなりそうですし
まだ私死にたくありませんよ
地底にこもって数百年しかたっていませんもの
人間からしたらもう死んでますけど
人間じゃありませんし 妖怪ですし
というかもう疲れたので寝ましょう
助けるのは難しいですよ咲夜さん
あと、十一人の辛抱です
私も頑張りますから あなたも頑張ってください
あと、おやすみなさい
さとり寝るの早くない?
もう緊張の心音聞こえなくなったわよ
もしかしてあの短さで疲れたの?
次はもっと長くしようと思ってるんだけど
耐えれるといいわね
それより私って咲夜にあの部屋に案内しろなんて言ったかしら?
もしかしてあいつの独断?何それ悪戯しようかしら
あの部屋はとても大切にしていて誰も使わせないつもりだったのに
どういうつもりなのかしら
「そのことなら私から言っておいたのよ」
へぇ、あなたが?私に内緒で?あの部屋の使用権を?与えたの?
どういうつもりなのかしら?私があの部屋をどれだけ大切にしていたか
昔から私のことを知ってるあなたなら分かってるはずよね?
ねぇ、パチュリー
「ねぇ、今すぐに答えてくれる?あの部屋を私なしで許したのかを」
相応の理由があるんでしょ?
まぁ、どんな理由でも私は納得する気はさらさらないけど
でも、説明はしてくれるんでしょ?
なら言ってみなさい? 聞いてあげるから
「あなたのお供をしてくれるのよ?それ相応の対価のようなものは必要でしょ?」
は?お供しているだけで?あの部屋を?使う許可を?
ふざけてる?ねぇ、そんなものに対価なんている?
私ちゃんとさとりの部屋を用意したのよ?
それをなしにしたのよ?ねぇ、せっかく私が用意したのに(厳密にいえば咲夜だけど)
「別にいいじゃない。それに今のあなたに用意される部屋は何が仕込まれてるか分からないわ。だから安全な部屋と言ったらそこしかなかったの」
何で?普通に安全な部屋位沢山あるわよ
防壁も張ってるし、そんじょそこらの攻撃で壁や窓が壊れることもないし
それのどこが安全じゃないって言うの?
いざとなればすぐにでも駆けつけるように監視カメラもあるんだから
安心でしょ?どこがダメなの?ふざけてるの?
「仕掛けてるからダメなのよ。一回あなたの言葉を見直してみたら?すぐに分かるから。分からないようなら、もう話はしないわ」
ならもう話はしたくないわ
何だか自分が分かってないみたいっで納得したくないけど
というか納得できないけど
何がダメなのよ 監視カメラがあるから?というか分かってるんだけど
カメラでしょ?それで見張ってるからでしょ?それの何が悪いの?
もういいわ、あなたの方が何もわかっていないようだから
私はもう寝るわね
あなたが私の大切にしてた部屋を無断でさとりに貸したことは永遠に忘れないから
「あ、そうそう。後ろに何かあるかもしれないわよ」
「・・・忠告どうもね」
んー、警告だけど
忠告を受け取るならそれでいいか
どっちも特に変わらないと思うし
地下に行くけどもしかしたらフランと会うかも
また何か言ってるかな 私の思いが分かっていればいいんだけど
あぁでも、ちょっと緩くなったから大丈夫そうかしら?
会えれば会って分かるわね
「お姉様・・・?」
マジで?もう?早くない?
どうしよっか、走り抜けようか
多分、ついてくることはないでしょう
ついてこないよね?
昔と違うものね?
おとなしくなってるもの
「フラン、もう寝てるはずじゃないかしら?」
「寝てた、けど、お姉様が通るのが分かったから起きたの」
五感鋭くない?
流石私の妹ね
吸血鬼ね
上出来ね でも
出来損ないね
もっと頑張ってほしいわ
もっと、一人で生きていけるように強くなってほしいわね
フラン、あなたなら出来るわ
私の妹なのだから 私ができるのだから
あなたにできないわけがないわ
話しずれちゃった
「そう、私はこの奥に行くから、何か用事があるのなら早めにしてくれるかしら?」
言われることと言えば
「元に戻って」 かしらね
「私は、ずっと、お姉様のことを待ってるから」
・・・あ?
今こいつなんつった?
待ってる?誰を?私を?何で?
そもそも待つって何を?私の何を待つの?
「お姉様に、ちゃんと、おかえりなさいって言うから」
え、怖っ
何こいつ
待ってるとか何とかいった後、おかえりなさい?え?何言ってるの?
ついに頭が壊れちゃったの?あなたは壊す方じゃないの?誤ったの?
どうすればいいの、これ
受け入れればいいの?絶対嫌だよ
妹だけど これだけは絶対嫌だ
何としてでも無視するよ
聞かないよ
言わせないよ
もし聞いたら私がおかしくなっちゃう
それは嫌だわ
「あなたが何のことを言ってるのか分からないけど、以前のあなたじゃないのね」
そこだけは良いことかしら
まあ、逆を言えばそこしかいいことがないんだけど
何でそんなに少ないの?大丈夫?頭?脳?
「私なりに考えて、お姉様の方が正しいって思ったの」
あら
いいことが増えたわね
嬉しいことね
宴会ごとね
後片付けとかめんどくさいからやりたくないけど
あ、じゃあ祝えないわね 悲しいわね 楽しくなるわね 何が?
まあいいわ
「頭が痛くなったから私はもう行くわ。もう一度言うけど、私はあなたが言ってることが何ひとつ分からないわ。だからもうおやすみなさい」
これでやっとフランと離れられる
やっぱり一番の敵は 血の繋がってる肉親かしら
恐怖すら覚えやすいわね
まぁ、妹に恐怖する姉の姿なんて滑稽で見てられないけどね
だから私はこいつより強くなくちゃいけないのよ
いざとなればすぐにでも悪戯できるように
覚悟なんてあなたが産まれてきた時から決まってるわ
普通じゃありえないんですって それがありえてるなんて 不思議ね
「大丈夫、私が理解してるから。お姉様の事を」
こういう時って耳がいいと嫌よね
聞きたくない声が聞こえるもの
流石、悪魔と言われるだけのことはあるわ
その姉として誇らしいことだわ
けど、今は汚らわしいけど
まぁ、いつか大丈夫の日が来るわよね
フランの言いたいことってそういうこと?違う?
まぁ、そんなことは良いか
もう寝ましょう
まぁ、布団も引いてない ベットもない硬い床に寝そべるんだけど
人間の血の匂いが残ってていい夢が見れそうなのよね
より、人間と遊べる夢が見れそうだわ 天国ね
私は地獄に落ちるだろうけど でもそれは人間も同じよね?
同じじゃなきゃ意味が分からないわ
なぜあんなことをしておいて地獄に落ちないなんて
落ちるわよね?落ちないなら私自身が落としてあげるから
そんな遊びも楽しみね 一回くらいしかできなさそうだけど
今日の考え事はこのくらいにしておきましょう
おやすみなさい
朝
やっぱりここで寝ると骨の位置がおかしくなるわね
まぁ、なったらなったで 自力で元に戻すけど
その時の痛覚がたまらないったらないわ
さとりにもやってみようかしら
きっといい歌声を上げてくれるに違いないわ
咲夜にさとりを呼んでもらわないとね
「咲夜ー、さとりを呼んでくれるかしら?」
「・・・かしこまりました」
うんうん、従順になったわね
いいことだわ
この調子で最後の人間まで保ってくれるといいわね
あ、そういえば咲夜とさとりって似てない? 似てない?
最初に さ しかあってない?それでも三文字よ?良くない?
「特に何も良くないと思いますよ、レミリアさん」
あらさとり、おはよう
良く眠れたかしら?
私の・・・いや、何でもないわ
「おかげさまで、それと何を言おうとしたのですか?」
いいえ、別に気にしなくいいわ
あなたが特に気にする必要はないもの
気楽に過ごしてもらえればいいわ
「そうですか。あの、私朝食をいただきたいんですけど」
あら?何を言ってるのかしら?
朝食なら今、咲夜が持ってきてくれるじゃない
「あ、あの、それってまさか」
そう、そのまさかよ
今咲夜にもってきてもらってるのは三人目の人間よ
これが私達の朝食よ 存分に味わいましょう
「あの、普通の朝食をいただきたいんですけど」
・・・そう、なら仕方ないわね
あとでちゃんとした朝食を用意させるわ
それでいいかしら?
「どう頑張っても、こっちの朝食の方が先なんですね」
当たり前よ
これが私にとっての朝食よ
とっても美味しい朝食よ
とっても楽しい朝食よ
「あなたにとっては、ですか」
そうなるわね
「それより、やっぱり気になるのですが、先ほど何を言おうとしたんです?」
あら、やっぱり聞きたいのね
それもそうか
途中まで行ってやっぱりなしだなんて
むず痒いものね
私も経験したわ
主にあの人間たちで だけど
まぁ、言おうとしたことは
あなたが今日使った部屋は私がとても大切にしていた部屋だってことは聞いたかしら?
「はい、それなら咲夜さんに聞きました」
あいつ
あいつの話を聞いて私に何の報告もなしに動いたのね
ちょっと罰を与えないとね
お前は私の物だ 他の奴の言うことを聞いても最終的には私に報告をしてこないといけないと ちゃんと言わなきゃ
それで、その大切にしてた部屋 前文で言った通り、私に何の確認もしてなかったの
私は本来、あなたにあの部屋を貸すつもりはなかったの
私はちゃんと自らあなたの部屋を用意してたの
それなのあいつはそれを無碍にした
酷いと思わない?ねぇ?
「さ、さぁ。私には それはなんとも」
ねぇ、次からちゃんと私が用意した部屋で寝てくれない?
他の奴らに何と言われようともそこで過ごしてくれない?
あの部屋は本当に誰にも使ってほしいくないの 私の
私の とても大切な部屋なの
だから私が用意した部屋で寝てくれない?
「あなたがそこまで言うなら、あなたが用意した部屋で寝ます」
ありがとうさとり
話が分かる妖怪で良かったわ
他の奴らとは大違いね
そういう子、ほんと好きよ
濡れることはないけど
「唐突にそういうこと言うのやめてくれませんか?」
でもここ、R-18だし
「なんですかそれ」
まぁ、別に知らないからいいわ
R-18Gで行くから
「だから何なんですか」
そんな事いいから
ほら、咲夜が戻ってきたわ
ちゃんと人間を連れて来てくれたのよ
ね?いい子でしょ?
「大丈夫ですか?咲夜さん」
「大丈夫です、ありがとうございます」
何人の従者労ってんだよ
首絞めるぞ 咲夜の
「すみません」
「申し訳ありませんでした」
チッ
そそくさと逃げやがって
まあいいか、あとで罰を与えるんだし
ついでにお前にも罰を与えようかしら?
面白そうじゃない?妖怪にはどんな罰がいいのかしら
楽しいみだわ
「勘弁してください」
まあ、今は良いわ
今はこっちが優先なんだから
さぁ 人間、(主に)私と遊びましょう?
今回は朝食にちなんだ遊びよ
「朝食にちなんだ遊び、ですか?」
そう
こいつはまだ私達と同じで朝食を食べてないの
だからこいつに食べさせてあげようってね
「いったい、何を出す気、ですか」
簡単よ
まずは、目隠しと布を外して
あら、今回はおとなしいわね
前回の人間とは違うわね
これは期待できる方かしらね
まぁ、いいわ
次にこいつの指をゆっくり切る
「えっ」
ほら、すぐに歌声を上げて
とっても綺麗でしょ?
この耳に残る声が好きなの
濡れるの 下と上が
つまり愛液と涎ね
「説明しないでください」
次にこの切った指を
こいつに食べさせるの
あ、顔が青くなった
ほんと可愛いわよね
これだから人間が好きなのよね
まぁ、妖怪にもこんな感じにできるけど
「でも、やっぱり抵抗してますよ。無理じゃないでしょうか」
もう、さとりは諦めが早いわよ
こういうのは私達特権の能力を使えばいいのよ
私の能力は運命を操る程度の能力だから
人間に自分の指を食べさせる運命にすればいいのよ
そうすると、ほら
勝手に口が開いたでしょ?
それでこの指を口の中に入れると
ほら
ちゃんと噛んで食べてくれる
素敵でしょ?自分の能力 それに従うこの人間
「そんな、使い方があったんですね」
少し考えれば分かることよ
この調子でどんどんこいつ自身を食べさせていきましょうね
前にも言った通り 私が直接心臓を破壊するか脳を破壊しない限り死なないわ
最高の体よね
死ねる不老不死よ
どっかの人間が喜ぶわ
「ゲホッ、ゲホッ・・・な、なぁ!あんた!」
「は、はい?私ですか?」
なーんだ
私じゃないのか
「俺を覚えてるか!俺を!」
ん?もしかして
昔に会ってるの?
凄い偶然じゃない?
感動の再開ってやつ?
あらやだ、涙がでてきそうだわ
じゃあちょっと涙腺消しましょうか
「何やってるんですか!?危ないでしょう!」
私は良いから
こいつの質問みたいなのに答えてやればいいじゃん
「そのことなんですか、あなたとどこかでお会いしましたか?」
うわっ
忘れてる忘れてる
ドンマ
「俺だよ!あの時人里で困ってたあんたを助けた!」
へぇ、この人間
優しいこともしてんの?意外
「・・・あぁー、思い出しました。あの時ですね、お世話になりました」
なーんだ
思い出したのか
思い出さない方が良かったのに
でも思い出したものは仕方ないか
さて、これからどうなるかな
「思い出してくれたか!良かった、頼む!今度は俺を助けてくれ!その恩返しってことで!」
・・・は?
・・・は?
何こいつ
何言ってんの?
こいつも頭逝かれてんの?
脳みそ腐ってんの?
ねぇ、さとりはこんなやつ助けないよね?
断るよね?断れよ?じゃなきゃ悪戯するよ?遊ぶよ?
笑わせるよ?永遠に、さ?
「確かに、あなたはあの時人里で困っていた私を助けてくれました。だから恩返しがしたいとずっと思っていました」
あ、これだめだね
もうだめだね
裏切られたね
悲しいなぁ
味方だと思ったのになぁ
「だ、だったら!」
「けど、その思いはあなたの心を読んで消え去りました」
「え」
ほーら
裏切られた
助けてくれると思ってたんでしょ?
味方だと思ってたんでしょ?
でも残念
裏切られちゃいましたー
敵でしたー
あっははは
「あなたの心を読んでみれば、軽いもので食い逃げ 重いもので放火や殺人 嫌なもので強姦 こんなものを見せられては 恩返しなんて思いは あっという間に消え去りましたよ。本当に残念です」
ほんと
裏切られた時の顔って最高に
興奮する素材よね
気持ちが高鳴るわ
心拍数が多くなるわ
心臓の鼓動が早いわ
脳裏にすべてが焼き尽くされるわ
「お、俺は!そんなことしてない!出鱈目だ!」
さとり妖怪に良く言えるわね
凄いわ、この人間
もういいかしら?
聞きたい言葉はもう聞いたから
続けても
「すみません、お待たせしました」
いいわ
あなたは珍しく
私の欲望を満たしてくれたのだから
楽しい言葉を聞けたのだから
さぁ、人間
続きをしましょうね
まだ指は足も残ってるんだから
指が終わったら次は腕よ
そうそう
指は小さいから一口でいけるわね
指が終わったから
次、腕に行きましょうか
腕は一口じゃ入らないから
一口サイズに切ってあげるわね
サイコロステーキみたいなかんじね
食べたことないけど
食べる気ないけど
あ、でもこいつの肉なら食べたいわね
とっても美味しいそうだわ
どう?
指より歯ごたえがあるでしょ?
知ってる
私も昔に食べたことがあるから
自分の肉って結構おいしいのよ
妖怪だけかもしれないけど
捕食すればすれ程、強くなるの
それが本当かどうかは知らないけど
なんだかそんな気がするのは確かなのよね
あら、口元が血でベチャベチャね
汚い けどとっても美味しいそうだわ
舐めるのはお前が汚いから舐めないわね
どんなに綺麗にしても舐める気ないけど
腕が終われば足、なんだけど
足なんてほとんど腕と同じだから工程も同じなのよね
「ここまで、こんだけ喋ってきてそれですか」
悪いかしら?
私は別にこれでいいのよ
腕も足も特に変わりがないんだから
「まぁ、変わらないと言えば、そんなに変わりませんけど」
でしょ?
だからスムーズに進んで もう終わっちゃったわ 早いわね
次
一気にもう クライマックスに行きましょう
「クライマックス、ですか?」
そう
さっき、心臓か脳を破壊しないと死なないって言ったわよね?
「ええ、確かに言いましたね」
脳を破壊しなければ死なない
脳が完全になくならなければいい
つまり
脳を少しずつ取り出していけばいいのよ
そして
その脳を
こいつに食べさせる
脳はとっても貴重な食べ物なのよ
しかも
生きたまんまのなんて極稀にしか
手に入れることができないくらいよ
それを簡単に味わうことができるのはすごいことよ
「それ、大丈夫なんですか?神経とか感覚とか」
それなら心配無用よ
あいつの魔法でそういうのは永遠に続くようにしてるの
感覚麻痺とかにならないわ
前に言ってなかったかしら?
「すみません、私もよく覚えてないです」
まぁ、別にいいわ
今は脳を取り出すこと
脳に直接傷をつけないで頭を開けなきゃいけないんだから
頭蓋骨が意外に硬いのよね
でも、思いっきりやったら失敗しちゃうし
難しいところよ
この作業は
「そうなんですか?結構手馴れてるように感じますけど」
そりゃぁ昔に結構やってたし
手馴れてるでしょうね
ここに来る前は本当に結構な数人間がいたから
実験とかには困らなかったわ 食料にも
っと、話している間に脳が丸見えになったわ
これをスプーンですくって食べさせよう
はい、あーん
口開けて 脳を食べさせるから
はい、いい子
よく噛んで食べてね
どう?美味しい?自分の脳みその味は
柔らかくてグチャグチャする?
何か別の肉の味がする?しない?
飲み込んだ?美味しいかった?
満足した? 私は満足したわ
あなたは?
「もう満腹です」
そう?
これからあなたの朝食よ?
「無理です、入りません」
だから言ったじゃない
これが私達の朝食になるわよって
「こういう意味だと誰が分かるんですか?」
あなたならさとり妖怪だし
分かると思って
分からなかったらさとり妖怪の名が廃るし
「私はどうでもいいと思いますけど、その名は」
そう?
私達の吸血鬼の名が大切なように
あなた達の妖怪の名も大切なんじゃないかしら?
「そう言われると、大切な気がしてきますね」
でしょ?
「でも、今は良いです。目の前のことをどうにかしてください」
はいはい
まだまだ残ってるからこれを食べさせたあと
悪戯するわ
ちゃんと最後まで味わって食べてね
はい、あーん
はい、あーん
はい、あーん
はい、あーん
はい、あーん
いい子ねぇ
全部食べたわ
これでおきなく悪戯ができるわね
それじゃあ
ここまで
昔助けた妖怪に裏切られたけど
頑張ってきておめでとう
最後の朝食を食べれて幸せね
私も幸せよ
三回目の悪戯なんだから
さようなら 人間
いやぁー
楽しいかったわねー
さとり?
「私ほんと、何やってるんでしょうね」
これから私と朝食でしょ?
一緒に食べましょう?
「たくさん食べれるほど私のお腹は空いてないですよ」
それじゃあ見せてみなさい
どれくらい空いてるか私が見てあげるから
「あぁー、なんだか急にお腹の中が空いてきましたよ。今なら沢山食べれる気が来ますよレミリアさん」
あら、そうなの?
そんな突然ってあるのね 凄いわぁ
沢山食べれるなら食べに行きましょうか
「そ、そうですね」
咲夜に案内してもらって
私は少し話したいことがあるから
「分かりました」
「それではこちらへどうぞ」
「ありがとうございます」
「咲夜、フランはもう行ってるのかしら?」
「はい、あとはお嬢様とパチュリー様だけでございます」
「そう、ならあいつは私が連れてくるわ」
「かしこまりました」
ついでに話したいこともあるしね
ちょうどいいわね
「さとり様」
「何でしょうか」
まぁ大方予想付きますけど
「大丈夫、でしたでしょうか」
まぁそうですよね 心配になりますよね
どっちを心配してるのかは知りませんが
読みませんが
「大丈夫でしたよ、特に(人間以外には)問題はありませんでした」
「そう、ですか」
「・・・レミリアさんのことが、心配ですよね」
「はい」
私も心配です
でも、きっと
大丈夫ですよ
「レミリアさん本人も全ての人間と遊び終えたら、元に戻ると言っていますし」
「今はそれを、信じるしか、ないんですよね」
「・・・はい。そうするしか、私達のできることはないかと」
神頼み
ですかね
なんか私らしくない
「元気かしら?パチェ」
さっさと死んでないかしら?
でも死ぬのは全部の人間と遊んでからがいいわね
それまで何としてでも持ちこたえなさい
「おかげさまで、すこぶる調子がいいわ」
何でいいのかしら
喘息持ちのくせに
貧弱のくせに
「何かひどいこと思ってる?」
「ぜーんぜん」
「そう」
妙に勘鋭いのよねぇー こいつ
そこが好きでもあり嫌いでもある
3:7かな
好きが少ないの
悲しいわね
「それで、何のようなの?」
「あぁ、そうそう。朝食よ、早く来なさい」
「・・・それだけ?」
それ以外に何があるって言うの?
え、まさか
被害妄想?
・・・なんか違うな
まあいいか
「それだけよ」
「なんだ、もっと重要なことかと思ったわ」
「そんな話すると思う?」
「そうだったわね」
まぁ、するときはするけど
滅多にしないわよ
それを忘れるほどって
一体何に集中してたってのよ
怖いわね
「朝食ぐらいなら、みんなで食べましょう?」
「・・・それぐらいなら。みんなが静かだし」
静かになっているかな?
少し騒がしいぐらいちょうどいいんじゃないかしらね
「レミィは、後悔してないのかしら?」
公開?あ、こっちか「後悔」
「全然、むしろ楽しんだまであるわよ」
今まで、ちっとも楽しくない人生だったもの
「もしかして、レミィあなた」
「はいそこまでー。これ以上は最後ら辺にフランか咲夜にでも言って。間違っても最後以外のところで言っちゃったらだめよ」
絶対に、ね?
「あ、あなた」
あぁ、震えてるパチェもかわいいことね
普段冷静にしてるやつのパニクってるところを見ると
よりゾクゾクするわ
ほんと珍しいものを見たわね
「さ、早くいきましょう」
強引に手を引っ張っていきましょうか
もたもたするとみんなを待たせて
お腹を空かせてしまうから
ほら、ちゃんと歩いてパチェ
動揺するのはまたあとでにして
今は朝食よ
お腹いっぱい食べましょうね
ご来店ありがとうございました
ご利用いただきありがとうございました