※この作品はR-18です。

レミリアが遊ぶようですよ   作:魁勒犠

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ご来店いただいてありがとうございます
回し物はいかがでしょうか


五人目

一日に三人も遊ぶのって多いかしら

やっぱりさとりの心情を察しないといけないかな

そんなこと考えたくないけど

精一杯頑張ってもらわないと

もっともっと遊びたいから

人数決まってるけど

あの人数以外にやったって意味ないからね

あいつも許してくれそうにないから

今なら勝てる気がする

・・・

・・・

無理だわ

賢者に勝てるくらいに私は強くなってないわ

遊び心で強くなるんなら苦労しない

それなら誰だって強くなってるわ

子どもなんかもう最強じゃない?

なら私子供だ!

 

「自分の歳って分かります?」

 

誰ですか年増?

 

「それって答え言ってます?」

 

さぁ?

言ってるかもしれないし

言ってないかもしれない

まぁそれは良いとして

何ようかな?えっと

・・・

・・・

八頭久利(やずくり)江井土(えいづち)!

 

「一言もかすってすらいませんが、っというか、どこからその言葉出てきたんですか?」

 

勝手に頭の中から出てきたわ

面白い名前ね、あなたって

あれ?違うって言ってたっけ?

まぁ、どっちでもいいか

私にはどうにも関係ないし

関係あったらなんか怖いわ

賢者に喧嘩売ってるみたいね

あ、もう売ってるか

そもそもなんであなたはここにいるのかしら

何か言うことでもあったの?

私はないわよ

 

「デザート、とっても美味しかったですよ」

 

なるほどそれを言いに来るか

美味しかったのは当たり前よ

調理工夫から何でも私が最初から考えたのよ

何も知らない人間に食べさせて好評を貰ってるし

まぁ、食べさせたのはその人間の肉親だけど

とっても美味しいそうに食べてたから気分が良かったわ

ちょっと待って、なんで今それを言いに来たの

言う必要ってあるの?

 

「お礼は言うものでしょ?」

 

それはまあ言うものだけど

でも私には別に言わなくていいわよ

あなたから言われると何か寒気がするから

・・・

なんか気持ち悪い

 

「そんなに言います?流石に私も傷つきますよ?」

 

あなたがそんなので傷つくような妖怪じゃないでしょ

いい加減なことは控えた方がいいわよ

ますます気持ち悪い

 

「貶す言葉の種類少ないんですね、あなたって」

 

500年しか生きてないし

館の中にほとんどこもってたから

よくそういう言葉って分からないのよね

かと言って、誰かに教えを乞うのは嫌だし

ましてやあなたなんかには

 

「別に教えるつもりなんてさらさらありませんが」

 

なら安心ね

それより私はもう上に行きたいんだけど

他の何か用でもあるの?

あるなら短めにお願いね

 

「またあのデザートが欲しいと思いまして」

 

あら、気に入ったの?

なら今度からはちゃんと事前に言ってほしいわね

まぁ、また作ってもらうから安心しなさい

今度は分かってるから作り終えたら自由に持っていって構わないから

何個ぐらい欲しいのかしら?

 

「贅沢を言えば作れるほど、って言えるなら言いたんですけど、無理ですので、5、6個位がいいですね。あと出来ればメインで出してた料理も」

 

欲張りね、メインもだなんて

まぁ、いいわ

それほど気に入ったってことだし

私としてはうれしいことだからね

あ、こいつってメイン食べてないじゃん

まぁ、いっか

で 5、6個ね

それってどうすればいいかしら

臓器を丸々一個使うとしたら5、6人の人間が必要なんだけど

それとも部分的に使っていった方がいいかしら?

 

「そこはあなたの調達に任せます。全部使ってもいいし、部分的に使ってもいいし」

 

分かったわ

なら1,2個は全部使ってあとは部分的に使うことにしましょう

それならどっちも食べれて満足でしょう?

 

「・・・随分、私への優しさがありますね」

 

そうかしら?

結構暴言とか吐いてると思うけど

嫌ってると思うけど

何があったかは聞いてないけど

 

「なるほど、そこの同情のようものですか」

 

まぁ、知らないけど

そういうことじゃない?

同じ匂いがするってだけで

同情かどうかは知らないけど

あれ?なんで同情なの?

同情したら何だか負けな気がするのに

 

「本気で嫌ってるってことはまあ、分かってましたけど」

 

というか今更だけど

どうやって私に話しかけてるの?

姿形は全く見えないし

スキマが何処かにあるわけでもないし

まさか、直接脳内に!?

・・・

そんなことねぇや

流石にあなたはそんなことできやしないし

出来たらまたすごいことね

何とも思わないわ

だって私、心がないんだもの

あ、でも心臓はあるわ

だって私、生きてるんだもの

それに動いてるもいるわ

そういうところは良いか

で、なんでいないの?

どうやって私と会話してたの?

 

「まぁ、腕を上げまして。あなたの言った直接脳内と言うのが出来るようになりましたの」

 

あ、そういう話はもう別にいいから

私はもう行っていいわよね?

早くいって次のことにやりたいんだけど

あなたの話のどこに需要があるのかしら

耳が腐り落ちそうだわ

あ、今の言葉は作者が好きななんかの言葉よ

気にしないくていいわ

悪戯されてると思うし

するの私のはずなんだけど

待って、何の話?

 

「それは私の方なんですけど」

 

あ、じゃあね

さとりかフランか誰かが上で待ってるような気がするから

誰かって誰なんだろうね

他の人間って手を出してもいい?

ていうか妖怪って手を出していいの?

手を出していいならあの子たちに出したいんだけど

 

「そのあの子達って言うのが、あなたに何か酷いことをやらかしたら出していいけど、何もしてないからだしてはいけませんわ」

 

なーんだ

あいつの言ってた通り

ルールには本当に厳しいんだね

そんな生き方だとつまんないわよ

遊ばなきゃ

ストレス解消とかさ

すればスッキリするわよ

 

「そうですね。それと上に行くと言っておいて、まだここで話してますね」

 

おっと忘れてた

最近本当に物忘れが酷いわよね

記憶に何がされたのかしら

あ、記憶じゃねぇか

脳だわ

自分で久しぶりに食べようかしら

死なないわ

気を失うだけ

その分美味しい思いをするわ

あぁ、じゃあね

話す内容がもうなくなったから行くわ

まぁまぁ楽しかったわ

あ、今度王水をくれるかしら

次の遊びに使いたいから

 

「そういう薬的なものは、専門の方に言った方がいいのでは?」

 

そうか

じゃあ永遠亭に行かなきゃなのか

竹林で迷いそうね

まぁ、その時はそこの案内人に偶然出会う運命にすればいいか

問題解決ね 簡単だったわ

何回も言ってるけど

今度こそじゃあね

 

 

今回で五人目というのは早いものですね

そもそも話としてあの子が人間に遊ばれた時の人数って多いのよね

まだ半分もいってないわけだし

あとなんでそこまで遊びの内容が思い浮かぶのかが不思議ね

数を重ねるごとにもっとすごい遊びの内容になるのかしら

少しは薄くなるのかしら

私より濃いのかしら

濃い薄いの話じゃないか

そもそも楽しんでるのがすごいことね

普通は心が折れたりするのに

一歩も動けないと思うけど

やっぱり大きすぎるのも問題ね

対策は自分でしてるようだから何ら問題ないけど

もし、違った行動を取ろうものなら私自身か閻魔のどっちかが

止めを刺さないと

その時は暴れないでほしいわね

見た限りだと、その心配は無用だと思うけど

念には念を込めておかないと

一度ミスすれば後々大変なことになるから

あの子でも、ここでは強い部類に入ってるから

しかも今のあの子は前よりも非常に強くなってるから

止めるのもまた一苦労なのよね

本当に、ここでは

遊び心で強くなるのね

原理が分かっても

利用はできないかもしれないわね

・・・

・・・出来たらバランスが壊れてしまう、か

難しいことこの上ないわね

 

 

地下から地上の廊下に出たのは良いわ

そこはなにも問題なしよ

ただ、そこからが、よ

なぁんでだろうね

パチェの仕業かしらね

それとも咲夜の仕業かしら

何で廊下が二つに分かれたり上下に分かれたり回ったりしてるのよ

こんなんじゃ歩くのは愚か、飛んでたって通れるか分からないわよ

何でこんな現象が?私の館イカれた?

イカれるのは館の住人でいいのに

特に私

じゃねぇや

どうでもいいや

咲夜ー。咲夜―

咲夜ーはいねぇかぁゴラァ

居ねぇと捨てるぞ

 

「います!いますから捨てないでください!」

 

誰が捨てるって言ってるの?

酷い主人がいることね

結構あなたは有能なんだから

いや違うわ、無能ということにしてるんだわ

残念ね 悲しくないわ 心無いもの

 

「これって、どういう状況?」

 

「パチュリー様の魔法で、少し手違いがありまして」

 

少しの手違いで私の館の廊下が変化するの?

それ一体どんな魔法?どんな手違い?

それと私に一言ぐらい言ってほしいわ

あいつも住んでるけど、主は私なわけだし

まぁ、いっか

 

「手違いね・・・まぁ、どうでもいいわ。これで直るから」

 

運命で過ぎ去ればいいんだから

でもこの後よね

あいつをどうするかよね

何か罰を作るってわけにはいけないかな

出来るような気がする していいような気がする

まぁ今は良いわ

それよりも

 

「咲夜、さとりはどこにいるの?」

 

「お嬢様の・・・真後ろに」

 

マジかよ気持ち悪

うわ待って気持ち悪

心臓潰れるかと思ったわよ潰そうか

 

「私のこと嫌いなんですか?」

 

好きでもなければ嫌いでもないわよ

別にどうだっていいし

別にどうなろうも何とも思わないし

事細かに説明する必要もないし

というかマジでいるのかよ

気持ち悪いな

いつからいたのさ

待ち伏せしてたのか?

そういう隠密スキルがあるなら今度から人間を遊びに連れてくることに協力してほしいわ というかしなさい

私のために働きなさい

 

「私は働きたくないです、だから地霊殿にこもってたんです」

 

つまりニートってことね

 

「その通りですけど、その言い方はなんか嫌です。というより咲夜さんってどこに行ったんですか?」

 

話を変える必要はあるか知らないけど

咲夜なら自分の仕事に向かったわ

あれでも結構忙しいからね

掃除したり掃除したり掃除したり

 

「今のところ掃除しかありませんが」

 

掃除って言っても人間の片付けよ?

料理とかなら妖精メイドがするし

部屋の掃除も妖精メイドがするし

妖精メイドって便利で有能よ

ちょっとやんちゃだけど

そこが可愛いところよね

前はほとんど咲夜が全部やってたんだけど

人間の片付けが入ったおかげで

何か知らないけど妖精メイドが同情しちゃって

それから手伝うようになったのよ

何でかしらね

 

「自覚してません?」

 

何の自覚?

それって美味しいの?

 

「何でもありません。それでなんですが、これからどうするんですか?」

 

どうするって、何が?

・・・

・・・

あぁ、人間との遊びか

そうねぇ

一日に三人もやるってのは別に構わないし

って言うかむしろ大歓迎だけど

けど、さとりのことがね

 

「私ですか?」

 

えぇ

あなた曰く、満腹なんでしょ?

そのままお腹にまた入れるとなると吐くんじゃないか

と思ってね

 

「・・・」

 

どうしたの?

鳩が豆鉄砲を食ったように落ちてきたらそのまま口に入ってしまったような顔をして

 

「それどんな顔ですか?・・・そうじゃないです、レミリアさんが他の人のことを気遣うなんて、と思いまして」

 

失礼ね

私だって他の人のことには心配するし、気遣うわよ

まぁ、最終的に気遣ったところでそれは無視すると思うけど

だって他の人なんかに人権とかってないんだもの

妖怪でもそうだし その場合は妖権?

たんなる当て字ね 面白いわ

まぁ、ただただあなたの意見が聞きたいだけ

あなたは行きたいのか行きたくないのか

聞いてあげることは出来るわ

理解してあげることは無理だけど

だって私、脳がおかしくて記憶障害なの 記憶喪失になるの

理解不能なの あなたも私も他の人も

 

「とりあえず、言うだけ言いますと、私は嫌です。今日はもう勘弁願いたいです」

 

分かったわ

じゃあ今から地下に行きましょうか

咲夜にはもう人間を作れて来てって頼んであるから

あと、今回も簡単な遊びよ

妖怪であるなら誰だってできる遊び方よ

力強いなら人間にだって出来るわ

何も道具の準備はいらない

自分の手で遊ぶから

さぁ、行きましょう?

 

「その時点で嫌な予感がする私って、慣れてるんでしょうね」

 

良かったわ

慣れてきたのね

これなら今度とも何が来ても乗り越えられるわ

大事な人がすこーし、楽しく遊んだとしても

 

「・・・・・・は?」

 

おぉ、怖い怖い

そんなに睨まないでよ

寒気がするわよ

大丈夫よ大丈夫

私が強制的にするんじゃなくて相手自信で選んでもらうんだから

楽しく遊ぶかそれを知らずに遊ぶか

それとも拒否するか

 

「私が犠牲になるのでこいしには手を出さないでって言いましたよね」

 

そんなこと言ったかしら?

私はそんなことに見覚えがないわ

あったとしても今の私よ?

守るわけがないじゃない

そんなことは分かりきってることじゃなくて?

 

「心がないってことも否定してませんでしたか」

 

その時は否定してたけど

今は全然否定してないわ

誰しもが変わることは大切よ?

あなたも少しは変わったらどう?

中々に楽しいわよ

周りの反応もね

 

「一生、こいしに、いえ、地霊殿に近づかないでください」

 

分かったわ

約束しましょう

今度一生あなたの妹、地霊殿には近づかないと誓うわ

守るから安心して

 

「あなたの場合は、心を読んでも本心なのかが分からないので安心できません」

 

あら、そんな言って信頼が無くなったのね

悲しいわ

私達は親友だと思ってたのに

親友だろうと友情ってのはすぐになくなるのね

裏切られるのね あの人間みたい 凄いわ あなたが同じなんて

なんか吐きそう 黄色いのと赤いのと白いのが出そう

白いのが何だかはご自由に想像どうぞ

私は無視するから

 

「もういいです。人間の遊びにどうぞ、レミリアさん」

 

あ

やぁったー、やっと名前読んでくれたね

嬉しいわぁー

・・・

・・・

何が嬉しいだ?

まぁいいか

さっさと五人目の人間と遊びましょうか

大丈夫よ

今回も簡単な方法よ

最初の人間にもやった方法ともいえるわね

あれ?やったっけ?

本当に記憶が無くなるから覚えてないわ

でも多分そうだわ

仕方ないのよ

特に何にも思いつかないのよ

頑張って何か思いつこうとしてるけど

いかんせん記憶が

ここで悩ませるとは思わなかったわ

まぁ、とりあえず

ここにいる人間と遊びましょう

せっかく咲夜が椅子に結び付けてくれたけど

少し移動させて

足を広げての十字架みたいなやつに張り付けてっと

あ、ねぇさとり

この人間は何を考えてるの?

恐怖の感情はある?

絶望とかしてる?

 

「恐怖はありますが、絶望とかはしてないようです」

 

流石にまだ絶望はしないか

でも恐怖はやっぱりあるのね

そこはまぁ、あるならいいけど

ないならどうにか植え付けなきゃいけないから

簡単そうで難しいのよね

あ、違う。簡単だ、ねぇさとり

 

「なんですか?それって簡単なんですか?」

 

あなたの能力よ

それでこいつにトラウマを見せてやれば恐怖は付くわ

もっと簡単なら絶望だってするかもしれないし

どう?すごく簡単でしょ?あなたの能力なら

私も欲しいのよね

 

「あなたの運命の能力なら出来るのでは?」

 

・・・

・・・

考えたことなかった

もしかした出来るのかもしれない

こいつのトラウマの運命を見せることができるのかもしれない

そしたらこいつの隠し事なんかも知れるかもしれない

でもそういうことは一切しない

だってそれをしてしまったらあなたに会う口実が無くなるじゃない

そんなのは私嫌よ

あなたとは楽しく一緒に遊んでいたいのよ

もちろん普通の意味でもね

違う意味でもいいけど

 

「それは私が嫌ですけどね」

 

つれないわね

まぁ、それで何でもかんでもうんと頷いてくれたら

友達や親友とは言えないわよね

これでも私達って仲いいのかしら?

仲悪かったらなんか言ってね

出来るだけ改善するようにするから

出来るなら

 

「この遊びは改善できますか?」

 

うーん

難しい質問ね

私のされたことを考えればやり返されても何ら文句は言われないと思うけど

というかやり返してるからもう無理かと思うけど

それでも改善かぁー

頑張って治すつもりぃ、はあるかもしれないけど

でも、全員遊ばなきゃ私が晴れないのだけど

でも、まぁ、あなたがそう言うなら

何とか頑張って改善できるようになろうかしらねぇ

それであなたとの友情が少しでも戻ることができるのなら

改善するわ

 

「それは本当ですか?」

 

まぁ、完璧にできるってわけじゃないかもしれないけど

頑張ってみるわ

あなたのためにね

あなたの要望のために

あなたの願いのために

 

「・・・その真剣な目に応じて、今回は信じます。私の願いに対して善処してくださり、ありがとうございます」

 

そう

信じてくれたありがとう

まぁ、今はこの人間のことに集中しましょう

今回は我慢してくれる?

 

「まぁ、今回ぐらいならば、大丈夫ですけど」

 

ありがとう

あなたはやっぱり優しいわね

あなたの親友だあることが嬉しいわ

さて始めましょう

 

まずは、定番と言える手の指からね

指一本一本を掴んで、ゆっくりと回す

確かにこの方法は前の人間にやってたわね

骨が折れる音って言うのは一回ぐらいしかならないと思ってたけど

普通に何回かなるわね

小さい音でも見逃さないわ

音が鳴るごとに人間の歌声が上がるけど

それとは別に音がしっかりと聞こえるからいいわね

脳とかだめだけど、耳は良いみたい

他の部分って私ダメなのかしら

まぁいいわ

指の一本が終わったからってこれで終わりなんてありえないわよね

だらしなく涙を流してるその姿が愛おしいわ

図体とかはでかいのに

何だか小動物みたいね

可愛らしいことこの上ないわ

二本目の指を掴んで

ゆっくりと回して

骨が折れる以外の音が鳴るくらいゆっくりと回して

骨を折って

人間が歌声を上げて

よりもっと涙を流して

まただらしなく涎も流して

バタバタと掴んでない手足を動かして

あ、そうそう

この地下がありえないくらいに広いから

山彦というか木霊というか

歌声が跳ね返ってくるのよね

それを聞くのもまたいい満腹度ね

人間って歌声を上げるのに限度ってあるのかしら?

あったとしたら結構な量よね

上げられなくなっても

水とか、少し時間を置けば回復するのかしら

だとしたらそれはすごいことじゃない?

時間を置けばいくらでも聞こえるんだから

まぁでも、いつまでも残ってるのはちょっと鬱陶しく感じるわね

だからそうなると少し、いや、結構邪魔よね

なら、一日以内に消えればいいから

というか消えるように

そういう魔法をこの地下にかけてるのよね

だから、誰であろうとここに一日以上いるようなら即座に消えるのよね

それは私も同様のように

きっちり24時間経ったら跡形もなく消え去るわ

そこを見るのが何とも言えない満足感を得られるわ

あ、変な満足してる間になんかいつの間にか5本目が終わってる

どういうこと?私ってその間どういう顔してた?

 

「完全に目がイッってましてね、口元も緩んでましたし、鼻歌はまぁ大丈夫だと思いますけど。いや大丈夫じゃないですね、目がイッってるのにそれで鼻歌を歌ってるって恐怖の対象でしかありません。あれって俗に言うアへ顔ってやつですかね」

 

わぁお

それだけで私アへ顔になってたんだ

今までアへ顔なったのってあの時の人間と遊んだ時だけなんだけど

まさか考えるだけでアへ顔になるなんて

私にもそういった行為以外でアへ顔になれるなんてね

もう凄い発見じゃない?

凄いの自分だけか

まぁそれは良いわ

次は足なんだし

こっちはまぁ、手袋を着けさせてもらうわね

手は何となく大丈夫だけど

足はやっぱり少し抵抗があるし

そう言ったものだから

まぁ、でもこいつには足でまさぐられたけど

というかそのまま突っ込まれたけど

多分その時に中にゴミが入ったんだと思うわ

だってなんか気持ち悪かったもの

お腹の中が

無理矢理自分で切り裂いてほぼ全部を取り除いたのよね

それでちゃんと洗って元に戻したのよね

今考えれば再生してくるから洗って元に戻さなくても良かったかも

でもやったことはもう戻れないし

今更悩んだって無駄ね

足の方が指の長さが短いから少し難しいわね

でも私の指が細いからすらすらと入るわね

握りやすいし、引っ張りやすいし、回しやすい

私の手って優しく握らされてこするだけだと思ってたんだけど

案外こういうのにも役に立つのね

良いわねぇ、好きになりそう

嫌いだけど、私自身が

足の指が終われば次は

また戻るけど、手首よね

指千切った断面が見える手首を掴んで回す

ここでもまた骨がボキッと折れるのがいいわ

何度聞いてもこの音には飽きないわね

これが終わったら自分の体で再現しようかしらね

自分の骨を沢山折って、治して折ってってね

痛さは痛覚なくせばいいから、楽よね

耳の中にある人体で一番小さいって言われてる骨が本当にいい仕事してるわよね

音を増幅してくれるなんてすごすぎるわ

そう言えばさとりはなんで喋らないの?

あら?大丈夫?

なんだか顔色が優れてないわよ?

それに口に手を抑えてどうしたの?

まさか妊娠した?それの影響で吐き気?

分かるわぁその感じ、私も妊娠して吐き気を催したのよね

それでお腹の中を探ってみたら見事に人間の赤ちゃんがいたのよね

何でって思ったけど、ちょっと前から体が少しおかしかったから少しは予想がついてたのよね

忌々しかったからへそのうを千切って、悪戯して料理にして食べたわ

やっぱり私自身が頑張ったから本当に美味しくできたわ

人間の味とは思えないほどにね

それでどうしたの?

 

「ただ単に、指の千切れた断面にはまだ慣れてなかったんですよ。決して妊娠ということではありませんよ」

 

フリ?

 

「どういうフリ何ですか、フッたところでレミリアさんにはどうすることだってできないでしょう」

 

村の人間に売るとか

 

「親友やっぱりやめようかな」

 

ごめんって!嘘!嘘だから親友やめないで!

 

「結構本気だったような気がしますが?」

 

ほ、ほらっ

私って普段から嘘が分かりずらいって言われてるから

多分今回もそれで

 

「はぁ、もういいですよ。あなたには本当にどうすることもできないので。あと、この話をしていても手首や足首を回し折るということは止まらないのですね」

 

だってそうしないと進まないし

人間はこういうことすると吐くから

そういう時はすぐに終わらせないといけないし

それと手首足首はもう終わったわ

今度は付け根ね

指ならば5本5本とかで合わせて20本だけど

手首と足首とその付け根は合わせても8本しかないのよね

12本も減ってるなんてなんか損な気分ね

 

「そうは言っても、ものすごく笑顔で楽しそうですけど」

 

何事も楽しくなくちゃいけないのよ

特に、自分の好きなことには、ね

 

「その言葉には同意しますが、これには同意しません。共感もしません」

 

やっぱりわかってくれないのね

まぁ別にいいわ

分かってもらおうだなんて思ってないわ

最初は思ってたけど

今となってはそれは無理だってことが分かったわ

私も成長したわね

感心よ

 

「それは普通他の人にするものでは」

 

死んでも嫌ね

そいつを殺してでも言わないわ

 

「プライドのようなものが高いようで」

 

実際高いからね

あの時にボロボロにされたけど

ものすごく泣いたわね

私の涙を見たのはあの人間が初めてよ

親は別ね 回数に入れないでね

それより、なんだけど

腕が終わって、足の一本目が終わって

今まさに二本目が終わろうとしてるのよね

こんなに簡単で、こんなに手間のいらない遊びでこんなに楽しめるなんてね

やっぱり

遊びって好きだわ

遊びってこういうものよね

一方的に鬼になって、相手を捕まえて

縛って、動けなくして、最初にちょっとした恐怖を与えて

そこから徐々に歌声を上げさせるために爪を剥いだり皮を剥いだり

指を一本ずつ折っていったり、回して折ったり、引きちぎっていったり

体を食べさせてあげたりと、そういうのがとても大切な遊びの基準よね

それを人間から学んだわ

だからそれを今、その学んだ人間に返しているのよね

それで、終わったのだけど

残る部分が首だけになったと思うの

だって回せるのって、指 手足首 付け根 それが終わったらあとに残ってるのって首だけじゃない?ほかにどこがあるのか知らないわ

もしかしたらあるかもしれないけど、もしかしたら昔に他の部分も回して折れることに気づいてるかもだけど、今となってはもう忘れてしまったから分からないのよね

だから、あとに残った首だけなんだよね

そうそう

私が近づくと怯えきったような声を出すのもいいわね

後ろに行けばそこに目が行くのもいいわよね

・・・

これも前に会ったわね

人間ってやっぱどれも同じような奴しかいないのかしらね

でもまぁ、いいわ

声とかは普通に違うから

歌声で楽しめるし

さぁ、最後よ

顔を横を挟むように優しく掴んで

そっと、ゆっくりと

左が好きだから左に回していく

人間の、普通までの回せるところまで来たら

止まらず、またゆっくりと、回す

回して、回して、回す

真横より、ちょっと後ろに顔が来た

歌声を大きく、多く、上げてるわね

大丈夫よ、しっかりと私の耳に届いているわ

あなたの、美しい歌声がね

さぁ、もう少しで

ボキッって言う、生々しい音が響くんじゃない?

さぁ、このとんでもない広さのある私が作り出した地下に

私の好きな音を、跳ね返ってくるぐらいに

鳴り響かせなさい。私は、とっても満足するわ

なった後でも、音はなるわ

一度だけでは鳴り終わらない

何度も楽しみることができる

人間って、最高じゃない

久しぶりにそのことを理解したわ

ここにいると、そう言ったことは禁止されているの

だから、こう言ったことは感動できるのよね

どう?分かる?

って聞いてないか

骨の折れる音は何回も聞いたし、白目向いてるし

首が変な方向に向いて落ちてるし

ホラーねぇ

怖いねぇ

でも、愛着湧くわねぇ

可愛らしいけど、ここに置いておいたら、一日で消え去るのよね

まぁ、いいか

数時間したら、こんな姿に飽きるわけだし

はぁ、今日はこのぐらいにしておきましょうか

さぁ、さとり

地上に行くわよ

 

「終わりですか、吐かずに済みました」

 

そう、良かったわね

別に吐いても、一日経てば消えるけど

そこが問題じゃないか

吐かないからいいのか

まぁそれは良いとして

さとりはもう、言い方悪いけど

用なしになったわね

 

「確かに言い方悪いけど、その通りですね」

 

それじゃあ、あなたの服よ

あなたに返すから

もう帰ってもいいわよ

ここまで、私の要望と我儘に付き合ってくれてありがとう

あなたのおかげで改善できそうだわ

 

「それなら良かったです。今一度言いますけど、妹のこいしと、地霊殿に近づかないでくださいね」

 

分かったわ

その約束は守るから、安心して

 

「まぁ、信頼します。では、私は帰ります。二日間ですがありがとうございました」

 

じゃあね

あ、咲夜に送ってもらおうかしら?

 

「別に大丈夫ですよ、一人で帰れますので」

 

それじゃあ、人間に気を付けなさいね

 

「あなたが言うと、絶対の説得力がありますね」

 

それなら大丈夫ね

さよなら

 

「はい、さようなら」

 

 

ふぅ

帰った、か

その約束の内容ってさ

妹さんのこいしちゃんに近づくな、でしょ?

近づくな、は私が

ってことはその本人が近づく場合は問題なし、よね?

今日の、いや、今回の出来事は終始見てたみたいよ

ねぇ?こいし

 

「こいし、今回のことって、どう思った?」

 

「そうだねぇ、お姉ちゃんが大変なことだけど面白いことをしてるってことが分かったよ!レミリアお姉ちゃん!」

 

あぁ、この目

私を浄化するようね曇りない目

凄いわね、無意識になってるのかしら?

これって、私は約束を破ってないわよ

だって、近づくなと言われた本人から近づいてきたんだから

 

「こいし、あなたも、やってみたいかしら?」

 

「いいの!?やる!やってみたい!」

 

この子は人間が嫌いってわけじゃないのよね

ただ無意識で返事してるだけよね

でもいいわ、本人から手伝うと言ってるんだし

私はその願いを叶えるだけよ

姉馬鹿として

あなたの大切な妹の願いを叶えるのよ

大切な、大好きな妹の願いを叶えるのは、あなたも本望よね

 

「でもこいし、それをやるのは、明日からね。それまでに準備をしてなさい」

 

「明日ね!分かった!準備する!」

 

あ、そうだ

これだけは伝えておかないと

 

「こいし、さとりにはこの手伝いのことは絶対に秘密よ。誰にも喋ったらいけないわ、いい?」

 

「お姉ちゃんに言ったらだめなの?」

 

「ええ、ダメよ。絶対にね、分かった?」

 

「うん!絶対言わない!」

 

あぁ、幼いころのフランを思い出すわ

フランもこんな感じで元気よく私についてきてたのよね

懐かしいわぁ

 

「それとこいしは、これから私の手伝いをするけど、どうするの?」

 

「どうするって?」

 

「ここに泊まるか、地霊殿から通いになるか、どっちかよ」

 

これでもし地霊殿から通うって言われたら

ばれそうでちょっと怖いわね

別にいいけど

ちょっとした友情が消えるだけだし

 

「ここに泊まりたい!フランちゃんとも遊びたい!」

 

良かったぁ

これでひとまずは安心ね

ばれることは滅多にないでしょうね

 

「そう、それじゃあ咲夜にあなたの部屋を案内させるわ。はぐれちゃだめよ、ちゃんとついて行ってね」

 

「うん!分かった!」

 

本当に元気が有り余ってる子ねぇ

癒されるわぁ

もうこの子は好きだわ

断言できる、この子が私にとって第二の妹よ

もちろん第一はフランよ

実際に血がつながってるし

あ、それと咲夜にはちゃんと部屋の場所をわからせないといけないわよね

そこんところをちゃんと説明しないと

そこから今日は少し休もうかしらね

次の人間と遊ぶためにも内容を考えよう

もっと楽しく出来るように

こいしにも楽しんでくれるように

しなきゃね

ほんと、今からが楽しみねぇ

こいしも頑張ってね?

私も頑張るから

期待してるわ




今回の音楽は楽しんでいただけましたか
楽しんでいただけたのなら私とて満足でございます
次のお相手でも楽しんでいただけると感極まります
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