※この作品はR-18です。

捕食少女の闘争アカデミア 情   作:エターナルドーパント

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体育祭後。
拙いものですが、出来る限りは尽くしました。
あと、ちょっとヤオモモが不憫と言うか可哀想です。ご注意下さい。


第3話 化物は服従と支配の夢を見るか

「さーてと···ホントに、良いんだね?」

「ハイ!お願いしますわ!」

一応この後のプレイの為に、全員がトイレと水分補給を済ませて、バスローブを着た背納が八百万に問う。

対する八百万は、何と言うか、かなり興奮気味だ。何処と無く、遊びたがりな子犬を彷彿とさせる。

そんな彼女はベッドの上に手を翳し、何かを創造し始めた。

(ん?何してんだろ···)

(細長い紐と···犬用の首輪?)

クローゼットの中に隠れている芦戸と葉隠からは、その生成物がよく見える。

それは赤色の細長い紐と、犬用の首輪とリードだった。

「そんじゃ、やってみるか」

紐の束を拾い上げ、ピシッと音を鳴らす背納。八百万は頬を紅潮させつつ、ベッドに座った。

「···ねぇ、百ちゃんってさ」

「あっ···」

((ッ!?))

背納は八百万の肩に、ゆっくりと手を置く。そして、首元からバスローブの裾に、スルリと指を滑り込ませた。

「フフッ♪やっぱりぃ~♪こういうのも、興奮するんだよねぇ~?」

「あぅ···ひゃぁ···っ」

爪の先で肌を撫でるように、チリチリとフェザータッチしながら、バスローブをずらしていく。ウエストを絞っている蝶々結びされた帯は、押し倒しながら見せ付けるように緩慢な動きで顔を寄せ、歯で噛んでシュルリと解いた。

(こ、これは···まさかまさかの···)

(もしかしなくても、ホントにえっちなやつなのでは!?)

「はぁ~い御開帳~♪」

「っ~❤️」

脇腹に両手を添え、一気に押し広げる。程好く肉の付いた八百万の柔らかい裸体が、満を持して晒された。

「あれぇ?百ちゃん、まだ触ってないのに、こぉんなにしちゃって···そんなに期待してるの?あ、それとも···普通に気持ちよかったかな?」

「あっ、ひゃっ❤️み、耳元っ、だめぇ❤️」

既に濡れた、八百万の膣。僅かに溢れた愛液を指で掬い、耳元で維持悪く囁く背納。

だめと言いつつも、八百万の身体は甘い痺れに支配されつつあった。

「さぁてと、じゃあご希望通りにやってみよっか···き・ん・ば・く♪」

「はぁ、はいぃ···❤️」

(き、緊縛!?背納ちゃん今緊縛って言った!?)

(ま、まさかヤオモモにそんな趣味が···)

「っつっても、ボクは縛った事は無いから、適当にそれっぽく縛ってみるね。上半身だけソフトに」

そう言って、背納は八百万の首に紐を掛ける。そして鎖骨の高さで交差させて輪を作り、上に来た左紐の先を下から通した。

「こいつぁ結構長さが要るね。さて、まずは両脇から後ろに通そうか」

胸元に垂れた左右の紐の先は、其々が八百万の脇を通して背中へと回される。

「はっ、はぁ、はっ、はっ」

「ったぁく、そんなに息荒くして。まるで飼い犬だねぇ。ん~?ハァハァうるさい堪え性の無いメス犬は誰かな?」

「はっ❤️はいぃ❤️わ、わたくしですぅ❤️」

「ふぅ~ん、自覚は出来てるんだ。偉いねぇ?じゃ、そのうるさい口塞ぐもの、適当に作って。知ってるでしょ?」

「わ、わかりましたぁ❤️」

背納が手を動かす中、八百万は胸元から猿轡を創り出す。それを拾い上げ、背納はニヤリと笑った。

「うん、上出来」

「むぐっ!んむぅ···❤️」

その猿轡を、背納はすぐさま八百万に装着する。頭の後ろで留められたそれによって、八百万は明瞭な発音が不可能となった。

(す、すっげぇ···)

(えっちだ···すごく、えっちだ···)

「うーん、やっぱり谷間は通したいよねぇ。ヨシ!下から通して、首の輪っかを経由してから、おっぱいの外側に行って下で括ろう」

「んぅ❤️」

初めてな割には、テキパキと紐を操る背納。初めてから5分と経たず、簡易的な緊縛っぽい何かが完成する。

上半身を縛っただけで、紐の長さ不足で然して手足も縛れていない。拘束力は無いに等しいだろう。だが、絶妙な圧迫感痛みがお気に召したのか、八百万は心地良さそうに声を漏らした。

「うーん、流石に手ぐらい括りたいな···あ、そうだ」

背納は自分の制服を入れているカゴに駆け寄り、スカートに着けていた特徴的なストラップを外す。

「背納、何それ?」

「パラコードって言う、めちゃくちゃ頑丈な紐を編んだストラップウィップ。これを解いて···」

慣れた手付きで、短鞭を解体する背納。程無くして、鞭だった物は2m程の紐になった。

それを使って、八百万の両手を後ろ手に縛る。と言っても、最低限の拘束力で、緩く、鬱血しない程度にだが。

そして、身体が冷えないように毛布を掛ける。こう言ったSMプレイに限った事ではないが、信頼と思い遣りが何より大切なのだ。

「じゃ、響香。これお願い」

「ん」

そう言って背納は、八百万が創った首輪とリードを耳郎に渡した。

(え?待って、そのリードまで着けちゃうの!?)

(い、いよいよヤバイかも···!)

「はい」

「ん~♪ありがと♪やっぱしっくり来るねぇ」

((え、触出(背納ちゃん)に着けるの?))

芦戸と葉隠の予想に反し、耳郎は背納に首輪を着ける。そして、リードの先に付いたナスカンをカチリと繋いだ。

指が2本通る程度の隙間があるが、それぐらいが逆に背(・)納(・)ら(・)し(・)い(・)だろう。

「ボクは今、自分の意思で君の犬になった。今や一匹の、君の従僕だ。さぁ、何なりと命令(オーダー)を、ご主人サマ♪」

首輪を着けられた背納は、上目遣いに妖しく微笑みながら、耳郎を見上げる。

「···じゃ、ウチのワンコ。ウチを···そうだな。エ(・)ス(・)コ(・)ー(・)ト(・)して」

「フフッ···ウィ、マスター♪」

 

―ちゅっ―

 

了解し、舌舐りをする背納。そして耳郎の右手を取り、指にキスを落とした。

「えぁ~···❤️」

そのまま指を舐め、更に口に含んで舌を絡める。

「っ···それ、ちょっと良いかも···んっ❤️」

「ぷあっ···フフッ♪脇を通って、脊髄にビリビリ来るでしょ」

(あ、あわわわわ···)

(ゆ、指に、指に···)

唾液まみれでてらてらと光る指から、今度は胸元、そして顔へと移る背納の視線。そして今度は、耳郎の唇に狙いを定めた。

「んむっ···」「んっ···❤️」

 

―ちゅっ ちゅくっ くちゅっ ちゅぷっ―

 

「ん···んっ、ふ···❤️」

(き、キスだ···大人のキスだ···)

(耳郎、気持ちよさそ···)

唇をぬるりと通り抜け、口内をまさぐる背納の長い舌。歯をなぞり、歯茎を撫で、耳郎の舌と絡み合う。

同時に耳郎のバスローブの帯をスルリと解き、はだけさせながらその内側に手を滑り込ませる。

「んっ、んぅっ!?」

(フフッ···こう言うのも、好きだよね?ご・主・人・サ・マ?)

そのまま腹から、微かに浮いた肋をなぞり、慎ましい胸元までツツッと滑らせた。

耳郎の身体が、来るであろう刺激に期待して緊張する。しかし背納は、肌がピンクに色付く境界線で、ピタリと指を止めた。そして、焦らすように、サワサワと円を描く。

「ん、ふっ···ぅんっ、んっ···❤️」

(せ、せな···?なんで···)

テレパシーで呼び掛けられるが、それを無視して耳郎の腰に跨がる背納。更に、空いていた左手で耳郎の脇腹をフェザータッチする。

「じゅぷっ···ぷはぁ❤️」

ビクンと跳ねる、耳郎の身体。背納は涎の溢れた唇を離し、長い舌を耳郎の口腔から抜いた。

「ふふぅ~ん♪此方の具合も、結構良さそうだね?」

ぐっと身を引き、耳郎の両足を開く。彼女の股間、膣の口は艶かしくひくつき、透明な愛液を微かに溢していた。

「ぇろっ」

「ひゃうっ❤️」

(な、舐めた!)

(舐めちゃった!)

膣をその上のクリトリスごと、長い舌で舐め上げ、そして膣の中にまで挿入する。

「あっ!やっ❤️んぃいっ❤️」

じゅるじゅると音をたて、肉壺をまさぐる背納の舌。それと同時に、両手を胸に伸ばした。

「はぅっ!?❤️あっ、あぁ―――――っ~~❤️」

指を開いて、赤く膨らんだ乳首を撫で弾く。

それがとどめとなったのだろう。耳郎は身を強張らせ、絶頂に達した。膣は背納の舌を締め付け、ビクビクと震える。

「よし、もう良いかな···クロムウェル2号、封印」

 

―ぞりゅっ―

 

(え···あ、あれって···)

(男の、人の···!?)

貞操帯のように身体を覆っていた生体装甲が解除され、その下に封じられていた肉欲の権化が鎌首をもたげる。

真っ赤に怒張し脈打つ、通常の人のそれとは明らかに異なった異形の肉棒。バスローブのポケットから取り出したコンドームを着け、熱く蕩けた膣に挿入せんと狙いを定めた。

「あぁ、可愛らしいなぁ~❤️ご主人サマ❤️」

「っ···調子に、乗るな!」

「おぅっ!?」

丹田呼吸で体軸を定め、耳郎は左手に持ったリードを引っ張る。同時に右腕で背納の左肩を突き、両膝を腰に掛けて左肘を起点に上下を入れ換えた。

「う、ウチがご主人だから!ワンコは下!良い!?」

「ひゅぅ、近い···フフッ、御意のままに❤️」

(じ、耳郎って、結構ガツガツ行く所もあるんだ···)

(耳郎ちゃん、カッコいい···)

鼻先が触れ合う距離で、リードを握り締めて言い放つ耳郎。そして左手を背納の肉棒に添えて膣口にあてがい、その上にゆっくりと、腰を下ろしてゆく。

「んっ···あっ、はぁっ···んあ゙っ❤️」

耳郎の中に沈んでゆく、背納の長く太い肉棒。花弁のような肉をかき分けられる度、耳郎の内側脳髄を甘い痺れが焦がす。

「くっ、んぎぃ···かぁッ!?」

「あぁ···届いたね。子宮まで」

15秒程掛けて、遂に背納の槍は、耳郎の最奥に触れた。

「んっ···んぅ❤️···ぎッ···あ゙っ···❤️」

膝で身体を支え、耳郎は身体をゆっくりと動かす。

腰骨をくねらせ、肩甲骨で上体を引き上げて、また腰を落とす。落とす度に、腟内を肉棒が突き、最奥を叩かれる。

左手にリードを、右手に背納の手を握り、耳郎は懸命に腰の浮沈を繰り返した。

貝殻繋ぎなどと巷で呼ばれる、その手の形。其処に伝わる耳郎の握力は、『背納の被支配欲を叶えたい』と振る舞う健気さを、背納が感じ取るには充分であった。

「ッ~❤️」

そんな愛おしいものに、つい意地悪をしたくなってしまうのが、背納である。

「んっ?せな?」

耳郎の腰に、右手を乗せる背納。そして指を背中側まで滑らせ、左右の骨盤と背骨を繋ぐ骨···仙骨に触れて、指で圧迫する。

「っ···な、なに?何か、ぞわぞわする···」

「ほら、気にしない気にしない」

決して小さくない、確実な違和感。全身に伝わるその感覚に、少しばかり困惑する耳郎。しかし背納に促され、上下運動を再開する。

「ん···んっ、はっあっ❤️んぁっ❤️あんっ❤️」

先程と比べて、明らかに艶やかになる耳郎の嬌声。腰を動かす度にゾワゾワと身体が痙攣し、鳩尾の奥で何かとんでもないモノが膨らんでいくような感じがする。

それを見て、ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべる背納。確実に確信犯である。

「ほら、どうしたの?ビクビクしてるけど、もうイきそ?」

「っ~···こ、こンの性悪ワンコ···だったらっ···ぇろっ❤️」

「ひゃっ!?❤️」

意地悪く笑う背納の首筋を、耳郎の舌が襲う。

小さな円い痣を舐められ、裏返った悲鳴を上げながらビクッと身を震わせた。

(背納ちゃん···首、弱いんだ···)

(おぉっ!形成逆転か!)

「ひぃっ❤️ちょっ、待ってっ❤️ごめんぁひゃっ❤️そこっ、はぅっ❤️やばいっ、からぁ❤️ゆっ、ゆるっしてぇ❤️」

先程までの余裕は何処へやら、涙目になって慈悲を乞う背納。右手はとうに仙骨から離れ、耳郎の腰を掴んでいた。

一方耳郎は、そんな降伏も何のその。背納の弱点を執拗に舐め、吸い、甘噛みしながら、肉棒を責め立てる。

しかし同時に、背納の親指に腹の上から子宮を圧迫され、いよいよ余裕が無くなって来てもいた。

「きょ、きょうかっ❤️もうっ、イきそっ❤️やばいぃ❤️」

「あっ、はぁっ❤️あっ!イくっ❤️イくぅ❤️」

お互いに限界が近い。耳郎は両手を背納の腹に着いて、蕩けるような嬌声を漏らす。

「い、イくっ❤️」

「あがっ―――――あっ」

絶頂に至った背納は、耳郎の腰を両手で掴んで押し付ける。すると、指の関節1つ分程収まりきっていなかった肉棒が、ボグッと押し込まれた。

「「···~ッッッッッ!?!?!?!?!?❤️❤️❤️❤️」」

先程までよりも、遥かに強く真下から圧迫される子宮。更に背納は今、刺激を継続していた指を耳郎の腹から離している。

指からの圧迫で蓄積していた快感は、その解放によって瞬時に爆発。脳髄を駆け巡った衝撃に脳電波が完全にジャックされ、快感が無理矢理受信者に流し込まれる。

結果、両者共に一拍の硬直の後に、高圧電流で感電でもしているかのような痙攣を引き起こした。耳郎の絶頂反応を背納の身体が拾って共鳴し、双方共に2人分の絶頂を中枢神経に叩き付けられたのだ。

耳郎は焦点の合わない眼で天井を見上げ、股間からはビチャビチャと潮を噴きまくっている。

「んぐぅぅがぅぅぅぅッッッ!?!?❤️❤️」

更に哀れな事に、増幅され撒き散らされた快感電波が、緊縛によってまともに身動ぎも出来ない八百万の脳にも直撃する。

ほぼ何の前触れも無く、いきなり2人分の絶頂の暴風雨に曝される八百万。身体が滅茶苦茶な痙攣を繰り返し、猿轡を噛んだ口から空気を吸おうにも、横隔膜が無理矢理に跳ね上げられるせいでそれも叶わない。酸欠と快感の火花で視界と脳内を塗り潰され、さながらネックブリッジのような状態になるまで身体を反らせ引き攣らせる。

「ッがふっ···」「はっうっ···」「んぐぉぅ···」

数十秒に及ぶ長い絶頂の末、漸く3人の身体は弛緩する。

背納の腹には、快楽の無間地獄の最中に耳郎が噴いた潮で濡れ、臍に水溜まりが出来ていた。それは八百万の方も同様で、下半身の下のシーツはビチャビチャになっている。

「···ぉうっ!?はっ、はぁッ!?」

真っ白に塗り潰された世界から、早くも現実に覚醒する背納。大きく眼を見開き、必死に空気を吸い込み吐き出す。

「はっ、ハッ!はぁっはあぁっ···っスゥゥゥゥ···ホォォォゥ···」

余りに暴力的な快楽にトラウマを刺激され若干混乱はしたが、何とか深呼吸を繰り返して鎮静する。

「や、ヤッバぁ···何っだよ、今のぉ···」

若干クラクラする頭を掻きつつ、自分の上に倒れ掛かっている耳郎の背に手を当て、呼吸と脈を確認する。

「あっ❤️あっおっ❤️」

「っと、またイかせちゃったか···」

しかし、絶頂地獄に堕とされた耳郎は一時的に全身が感帯と化しており、背中を触られただけで軽く絶頂してしまう。

「うぅ···取り敢えず、降りて貰わなきゃ···よい、しょぉごっ!?❤️」

「ぁあっ❤️」

そっと両手で耳郎の身体を支え、自分の身体ごと左に転がす。ただそれだけでも、未だに感覚異常から抜けられない身体は勝手に反応する。転がった事で擦れてしまった首輪も、その反応に油を注いだ。

「おっ❤️んぉうっ❤️···うぅ、しんど···ゆっくり、ゆっくり···」

「ん、んっ❤️あんっ❤️」

 

―ごぼっ―

 

「っ~···はぁ···」

深呼吸しながら、ゆっくりと慎重に、己の肉棒を耳郎の肉壺から引き抜く。締め付けで若干危うかったものの、何とか引き抜く事が出来た。

「つか、何か今エグい音が···わぁお」

自分の股間に視線を向け、背納の口元が引き攣る。

硬さを失いつつあるソレに着けられたコンドームは、背納の握り拳と同程度の体積にまで膨らんでいた。

「うっわぁ~スッゴい量出たなぁ~。溜まってたの根刮ぎじゃんコレ多分···まんこも一緒にイッちゃったせいで、精嚢まで搾られちゃったのかな···?

もし生で出しちゃったら、妊娠確定でしょコレ」

溢さないようにコンドームを外し、その口を括る。そして何度か深呼吸しながら、ベッドから立ち上がった。

「んっ、とぉ···流石は、プレデリアンの足腰って所か。あんだけ激しくイき狂っても、ほぼ問題無く立てるって···どんだけ強靭なんだ?」

自分の身体の頑丈さに若干引きつつ、ベッドをぐるりと迂回して八百万の元に向かう。

「うっわ、ヤッバいなぁこれ」

シーツの巨大な染みと、涙でグチャグチャになった顔を見て、背納は軽く戦慄した。

直接の刺激をほぼ無しに、人は此処まで色々と噴き出してしまうものなのかと。

「取り敢えず、猿轡は外しとこう。冗談抜きに命に関わる」

カチャリと手早く猿轡の金具を外し、更に後ろ手に括っていたパラコードも解いて回収。念の為口元に手をやって呼吸を確かめたが、此方はどうやら問題無さそうだ。

「···よし。3人集まってセックスすんのは、止めとこう。少なくとも、テレパシーを完全にコントロール出来るまでは」

げっそりとした顔で口角を無理矢理吊り上げ、背納は呟いた。

「多分、脳同士がテレパシーで共鳴反応起こして、更に身体がそれに反応して快感を増幅しちゃったんだ。さながら音叉と増音機···

こんなん繰り返してたら、確実にニューロン死ぬわ。多分今回もちょっと焼き切れてるだろうし。何より···薬物(ヤク)の感覚にちょっと似てて、嫌だ」

 

――――おー、よくキマッてんな。生意気言ってても、所詮ガキはガキだな――――

――――おら、住ませてやってんだから家賃分ぐらい身体で払え!――――

 

「っ···チッ、やな事思い出したな。あんなのもう二度と御免だ」

ブルリと身震いし、2人を守る為にも封印を誓う背納。

「さぁてと···ちょっくら、微温湯でも浴びるか―ギシッ―な···っとぉ?」

((あ、やっば···))

クローゼットから、物音。

警戒をすっ飛ばしてクロムウェル3号と2号を解放し、背納は一気に攻撃モードに移行する。

「ゼノ、じゃないね。気配がしない。何処の誰だか知らねぇが、他人様の情事覗くなんざ良い趣味してんなぁオイ」

両手の爪と、テールスピアを向けて言い放つ。その声には濃密な殺意が籠っていながら、しかしテレパシーは切っていた。未だ意識が戻らない2人に配慮しての事だ。

「5秒だ。5···4···」

「「すいませんでしたっ!」」

唐突なカウントダウン。その意味を、クローゼットの芦戸と葉隠は理解していた。

故に2人はすぐに飛び出し、土下座を決める。

「えっ?三奈ちゃんに、葉隠さん?···あ」

一瞬呆け、しかし不自然なクローゼットの構造を見て、点が線で繋がる。

「成る程、まぁ概ね理解した。はぁぁぁ···さて、どうしてくれようか」

氷のように冷えきった眼で、2人を見下ろす背納。2人は涙眼になって抱き合い、その潤んだ瞳で慈悲を乞う。

「はぁ、全く···ほんのちょっとシャワー浴びて来るから、2人とも其処で待機。ドクとマックス共々、2人が起きたら問い詰める。

それまで正座。返事は?」

「「はいっ!」」

「宜しい···(モンティナ・マックス!グランドプロフェッツォル!命令だ!ボクのいる部屋に戻って来い!即刻ゥ!!)」

(了解だクイーン)(承知致しました)

「チッ、白々しい」

「「ひっ···」」

小さく舌打ちし、背納はシャワー室に入って行くのだった。

 

to be continued・・・




~キャラクター紹介~

触出背納
我らがふたなり従僕系舌長化物主人公。
自分の意思無く他人の犬になる輩は吐く程嫌いだが、自ら首輪を着け、自分の意思と思考を持ったまま人に隷属するのは(勿論愛がある事が前提だが)好き。結局は自我や自己意識を持っているかの問題。
と言うかそもそも、ゼノモーフ自体が生物兵器として創られた云わば奉仕種族としての側面がある為、その名残である。まぁそれ以上にアーカードの影響も強いけど。
幼少期のトラウマにより、首筋が敏感。首輪は緩めなので普通は当たらない。
普段はバリバリにタチだが、首筋を責められると一転してふにゃふにゃのネコになる。
以前と違い、耳郎達に精神感応能力が備わったせいで相手のオーガズムが脳に直通し地獄を見た。
普通はあんな目に遭ったらまず間違い無く腰が抜ける筈だが、其処はプレデリアン。殆んど問題無く歩行可能。
過去の闇については、まぁ皆さんのご想像通りだと思います。
シャワーの後はお説教タイムが待っている。

耳郎響香
健気ソフトSご主人様系ヒロイン。
基本ちょっと攻めたがり気質で、尚且つ健気に背納の願望に答えてくれる。背納と相性が良い。
趣味で歌ったりするので体幹も強い。
共鳴感応オーガズム地獄にて気絶。気付かない内にビシャビシャ潮噴いてた。

八百万百
むっつりドMワンコ箱入りお嬢様。
今回の被害者。背納との本番も無く、唯々緊縛放置プレイしてたら突然雷に打たれて気絶しちゃった子。背納の要望通り従僕セット創ってあげたのにあんまりな仕打ちである。
全体的に感度が良い上に、割と百合を眺める壁的な気質もあったので、一応不満は無かった。背納に抱いてさえ貰えてたら完璧だった。
因みに、何気にクローゼットに一番近い所にいたので、覗き魔2人に自分のえげつないイき様を間近でしっかり見られてしまった。またぐるぐるお目眼になりそう。

芦戸三奈&葉隠透
好奇心に釣られて絞首台に登ってしまった猫2人。
先程まで真っ赤になっていた顔は、今や蒼白である。芦戸に至ってはもはや一周回って目が据わり、これから切腹する武士のような表情になっている。
背納としては、またマックス達が原因である事は確信している為、一応手心を加えるつもりではある。

モンティナ・マックス&グロンド・ドク・プルフェッツォル
テロリスト2名。女王への謀反行為が常習化しつつある。ダメだこいつら、早く何とかしないと···
お仕置きが下るのは確定事項である。
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