個性使ってヒーローのラブドール作ってみた(R-18) 作:マイティP
すんません二章はインタビュー形式何でマトモになりますのでお許しください。
Chapter1『敗北』
女性ヒーローの中でもトップの実力、ラビットヒーロー『ミルコ』。
身長159㎝と小柄な体躯ながらも、その褐色の肌の内に鍛え上げられた肉体を秘めた強気な性格の女性である。
「クッソ……」
そして今、薄暗い廃墟の中にそのミルコの姿はあった。
何人かの男に囲まれたミルコは、悪態を吐きながら正面の男を睨みつける。
男の腕の中には首筋にナイフを突きつけられた少女の姿があり、如何に俊敏性に自信のあるミルコと言えどここまで露骨に人質を取られた状態では身動きができないでいた。
「どうするヒーロー。見捨てるのか?」
「……見捨てるわけねぇだろうが!」
人質を取られ、電波すらジャックされた状態で呼び出された彼女に援軍は来ない。
居場所すら、ワープで移動させられた今ではわからない。
そんな状態でヴィランの言いなりになることが如何に危険かわかっていても、ヒーローが守るべき子供を見捨てるはずがない。
それでもヴィランは用心深く、保険をかけることを忘れない。
「人質が一人だけじゃすぐ助けりゃなんとかなるかもって思うかもしれない。だろ?」
「……テメェ、何を」
「じゃじゃーん。起爆スイッチ~♪」
「なっ……!」
男が懐から出したものに目を見張るミルコ。
その額につつっと汗が伝うのを見て、男は追い打ちをかけるかのように爆弾を仕掛けた場所について彼女に教えた。
「この時間帯でも人が大勢いるホテルに仕掛けてある」
「このっ!」
「お~っと奪おうとしても無駄だぞ? 予備のスイッチもちゃんと用意して部下に持たせてあるんだからなぁ」
スイッチをミルコに投げつけて、嘲笑いながら男は言う。
人質からナイフを僅かに離しているが、それを見てもミルコは動く事は出来ない。
多くの人が犠牲になるかもしれない状況では、下手に動くことなどできるはずがない。
つまり男はそれを見越して、ミルコに打つ手はもう無いのだとわからせるためにわざと隙を作ったのだ。
そうしてさっきまでの勢いはどこにいったのかとばかりに意気消沈するミルコの背後に、男たちの一人が忍び寄った。
そして――
「オラァッ!」
「がっ、は……」
廃墟内に落ちていた鉄パイプがミルコの後頭部に振り下ろされ、なすすべなく彼女はその場に倒れ伏した。
本来ならなんてことないチンピラの攻撃でも、悩み思案している状態ではどうしようもなかった。
「終わりだヒーロー。もうお前が表舞台に立つことはない」
「どうしますかボス」
「運び出せ。例の部屋だ」
ボスである男の指示に従い、男たちはミルコを担ぎ上げ、扉をくぐってその場を去っていく。
最後に一人その場に残った男が人質の少女と共に扉をくぐると、薄暗い廃墟の中は完全な闇に包まれていくのだった。
身長159㎝は恵まれた体躯が多いだろうヒーロー的に考えれば小柄だと思う。
撮影しているのはヴィランたちの一味、みたいな設定?
どういう描写にしようか散々悩んだ結果、いつもの第三者視点的な感じにしました。
テキストコメンタリー形式とか、一人称視点とか、やりたいんですけどね。
まだ修行が必要のようだな。