ちょっとお試しってわけじゃないんですが、本家FGOをプレイしているような感じにするために、ゲームブック風味のアンケートを取ってみたいと思います。
武蔵ちゃんの行動を決めるのはあなただ!
(別に不正解のルートを選んで詰みとかは考えてないんで、自分の趣味趣向にあった選択肢をお選びください)
「お、お疲れ様です! 囚人番号634番、刑務作業を終えてただいま戻りました!」
「うむ、ご苦労。担当刑務官から話は聞いている。初めての刑務作業であったが、熱心に仕事に打ち込んでいたそうじゃないか……お前たちも634番を見習うといい」
「は、い……っ♡♡♡」
「申し訳、ありま……ひぃっ♡♡♡」
刑務作業という名の刑務官とのセックスを終え、まんことけつまんこに大量の精液を溜めた状態で独房に戻った私は、それをまったく気に留めないジェームス所長と、彼に叱責される072、081両名の姿にゾクリとした震えを感じた。
彼女たちは全身精液塗れで、雌穴にぱんぱんになるまで射精された私の姿が可愛く見えるくらいの量のザーメンをぶっかけられている。
イキ過ぎたせいか軽くトランス状態に入っちゃってる彼女たちは、ただ会話するだけでも甘イキしてしまうくらいに興奮している様子だった。
(半信半疑だったけど、本当に所長は囚人の状態に気を払わないのね。彼にとって重要なのは、囚人が自分たちに従順かどうかってことのみなんだ……)
私は、アルカトラズ刑務所の規律を守っているようで、そうでもないような所長の考えに疑問を抱く。
確かに囚人が看守の言うことを素直に聞くというのは良いことなのだろうが、そのせいで看守が横暴になったり根幹のルールを守らなくなってしまっては意味がないはずだ。
二穴からぶぴぶぽ音を立ててザーメンを漏らしてる私の姿を見れば、刑務作業担当の看守が何をしていたかは誰にだって理解出来るはず。
そのことを咎めず、むしろ簡単な仕事をこなしただけの私を褒めるジェームス所長の行動には、些か一貫性が無いように思えた。
(もしかして、彼も性杯の影響を受けてる? ……ううん、違う気がするな。他の看守みたいにガツガツ女を襲おうともしないし、なんていうか、こう……
感じている違和感は、性杯による歪みによって生み出されたものなのだろうか?
そんな気がしなくもないが、どうにも納得出来る状況でもない。
1つ言えることがあるとすれば、ジェームス所長はこの特異点の中で完全に浮いている存在ということだ。
他の男たちのように性欲に支配されている様子はないが、言動に支離滅裂さが見え隠れしている彼には何かしらの秘密があるのではないか、と当たりをつけた私が、彼の横顔を見つめていると……
「囚人番号634番、作業ご苦労だった。シャワーを浴びて1日の疲れを取って来いと言いたいところだが、その前にこいつを渡しておこう」
「え……? なんです、これ?」
そう言って、私に近づいてきたジェームス所長が手渡してきたのは、白色の紙にラメで光沢を付与したチケットのようなものだった。
表面に大きくアルカトラズという刑務所の名前が記載され、隅にジェームス所長の捺印がされているそれをしげしげと見つめる私に向け、所長は説明をしてくれる。
「そいつはこのアルカトラズ刑務所内で使える引換券、『アルカトラズチケット』だ。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナムの4種類が存在し、お前たち囚人の働きによって看守が付与する決まりになっている」
「引換券ってことは、何かと交換出来るってことですよね? それぞれに等級が分けられてるってことは、上位のチケットの方が良いものと交換出来るとか?」
「そういうわけではないが……今、お前に渡したプラチナムだけは例外だ。そいつを使用することで、囚人は自身が与えられるべき特典を1つだけ好きに得ることが出来る。他のチケットは単純に得られる特典を区別化しているだけだ。ブロンズは食事のグレードアップ、シルバーはレクレーションの参加権、というようにな。チケットがどの特典に対応しているか詳しく知りたければ、自由時間の際に購買部に行け。……それと、今回は初めての刑務作業を恙なく終えた褒美としてプラチナムチケットをくれてやったが、本来はそう簡単に手に入る代物ではないということを覚えておけよ」
「は、はい! ……あの、そんな貴重なものをくださったことに、感謝します。ありがとうございました」
「……人に感謝の意を伝えられることは人間として大事なことだ。更生に一歩近づいたな、634番」
アルカトラズチケットに関する説明を終えたジェームス所長は、看守に命じて私たちをシャワー室へと向かわせた。
てっきりそこでも乱痴気騒ぎが起きると思ってたんだけど、囚人たちがシャワーを浴びられる時間はきっかり5分と決まっているようで、理由もなくそれを超過すると看守も怒られてしまうために手出しは出来ないということになっているらしい。
まあ、常に裸の女囚人が独房に入れられているんだし、別にシャワールームで襲う必要もないのだから、看守としてもジェームス所長に睨まれるような真似をする必要もないということか。
そんな風にせかせかとシャワーを浴びて体を綺麗にした私は、看守たちに連れられて独房へと戻っていく。
その帰り道に『購買部』と書かれたプレートとそこに立つ看守の姿を目にした私は、はっとすると大きく右手を上げて要望を口にした。
「願います! あの、購買部を見させてもらっていいですか?」
「ん? ……ああ、そうだな。この後は夕食まで自由時間だし、別に構わないぞ。もちろん、見張りはつけるがな」
「ありがとうございます! それじゃあ、失礼して……」
許可をくれた看守に頭を下げ、房に戻る072番と081番を見送ってから、私は監視員である看守と共に購買部にお邪魔した。
気のよさそうな店員からの挨拶に微笑みで応えた後、取り扱っている商品を確認させてもらう。
「ふむふむ、なるほど……ブロンズチケットが食事のグレードアップやシャワー時間の延長なんかの生活に関わる特典の購入で、シルバーはレクレーション参加や遊び道具の購入みたいな娯楽に関する特典を得るために使える。ゴールドは図書館、音楽室、映画室の解放みたいに、新しい場所に行く権利を買えるのか……」
ジェームス所長の言う通り、チケットによって得られる特典が違うみたいだ。
自分が何を得たいかによって、手にすべきチケットの種類が変わってくる。
私の場合は刑務所内を探索すべきだからゴールドチケットを集めるべきなんだろうけど、探索時間を延長するためのブロンズチケットも必要っちゃ必要だ。
それに、音楽室や映画室みたいな場所に行くとしても、そこで使用する楽器や映像フィルムが無いんじゃ意味がないし、看守たちにも睨まれてしまうかもしれない。
それに……ちらっと見えちゃったんだけど、なんか気になる品物が置いてあったんだよね~……
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概念礼装『ぷりぷりぷりずなー♡』
ブロンズ、シルバー、ゴールドを各種10枚で1つずつ交換。ゴールドチケットのみ2回交換可能。
この概念礼装を装備していると得られるチケットの枚数にボーナスがかかる。
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(うわ~……あれ、ちょっとほしいなぁ……! でも、チケット10枚って結構ハードル高い気がするんだけど、どうなんだろう? 交換する価値がある礼装なのかな……?)
特異点の攻略に役立ちそうな礼装が何故だかここで販売されているけど、あれを手に入れるまでに時間がかかってしまいそうな気がしなくもない。
だけど、今後の活動で礼装がどれだけの力を発揮してくれるかを判断するための指針にもなりそうだし、交換して損はない、のかも……?
「う~ん……どうしよっかな~……?」
ブロンズチケットを収集すれば自由時間が増える。
その時間で刑務所内の探索をしたり、看守たちとセックスをすることで取引を持ち掛けることが出来るかもしれない。
シルバーチケットを収集すれば刑務所内で活用出来る道具を貰える。
道具がなきゃ使用出来ない部屋もあるだろうし、楽器や映像フィルムがあればそういった趣味を持つ人間たちのコミュニティに所属して、何らかの情報を得られるかもしれない。
それに、その道具を欲している人間と何らかの特典や情報を交換することも可能だろう。
ゴールドチケットを集めることで刑務所内で探索出来る場所が増える。
私の目的は性杯を回収すること。このアルカトラズ刑務所の何処かに性杯があることは確実なのだから、まずはそれを見つけ出すことから始めなければならない。
少なくとも、今の私が動ける範囲には性杯の姿はない。ならば、探索範囲を広げる必要があるだろう。
そして、それらのチケットを集めやすくするために、まずは概念礼装を手にすることも考えなければならない。
あれがどれ程の効果を発揮するかはわからないが、私の活動の大きな手助けとなってくれたなら、ぐんと探索効率も上がるはずだ。
あれもこれもと手を出すより、まずは目標を絞って行動を起こそう。
性杯を見つけ出すことも目的だが、このアルカトラズ刑務所に隠された秘密や、ジェームス所長の思惑なんかも気になる。
それら全てが密接に関わったからこそ、この特異点が発生したのではないかという直感を得た私は、明日からの活動についての指針を固め、結論を出した。
(よし、決めた! 私は明日から――)