「こ、これ、どう見たって武蔵ちゃんのケツ……だよなぁ?」
「いったい何がどうなってるんだ? 武蔵ちゃんが消えたことと関係があるのか?」
唐突に刑務所内の壁に生えてきた武蔵の尻に対して、困惑を隠せない囚人たちが口々に仲間と話し合う。
壁尻というのは卑猥だし、それが極上の使い心地を誇る武蔵の尻であるのならば、普段の彼らならばこぞってその尻を抱え、己が欲望を叩き込んでいただろう。
だがしかし、今まさに脱獄計画を実行している真っ最中で、その主犯である女性の尻だけが馬鹿みたいな数を揃えて壁から生えてきたとあれば、興奮するよりも戸惑いが先に来るのも当然の話だった。
これはどういうことなのか? 何が起きているのか? 先にジェームス所長が取った行動と何か関係があるのか?
と、囚人たちが状況を把握出来ずに困惑していると――
『みんな、聞こえてる!? 聞こえてるって信じて話をするから、よく聞いてて!!』
「この声……武蔵ちゃん!?」
これまた唐突に刑務所全体に放送が入り、スピーカーを通した武蔵の声が響く。
彼女が無事であったことを喜ぶ囚人一同であったが、そんな彼らの反応を知る由もない武蔵は、自らが置かれている危機的状況を突破するための助力をアルカトラズ刑務所内の男たちへと呼びかけた。
『私の作戦が上手くいってたら、みんなの目の前には私のお尻があるはずよ! 詳しい事情を説明している暇がなくて申し訳ないんだけど、みんなにはそれを犯しまくってほしいの!!』
「は、はぁっ!?」
この状況下で何を言い出すんだと、武蔵の言葉に戸惑いと驚きを隠せない囚人たちが声を上げる。
だがしかし、そんな彼らも武蔵の声が真剣そのものであることを感じ取ると、黙って彼女の指示へと耳を傾けていく。
『普通のセックスでも、アナルセックスでも、方法は何でもいい! 食堂には私のミルクがあるはずだから、それもありったけ使って構わない! セックスが無理なら道具を使った愛撫でもスパンキングでも、本当になんだっていいから私のお尻を責めて! そうしないと、世界が終わる!!』
「せ、世界が!? どういうことなんだよ!?」
「もうわけわかんねえぞ!?」
『こんなことを急に言われて戸惑う気持ちもわかるわ! でも、これは本当のことなの! みんなのちんぽに世界の未来がかかってる!! だからお願い、今は私を信じて、私を犯して!!』
理解が及ばない状況に困惑しつつも、武蔵が伊達や酔狂でこんなことをしているわけではないと心で感じ取った囚人たちは顔を見合わせて頷き合った。
と、同時に、武蔵もまたこの場に居るまた別の男たちへと言葉を投げかける。
『看守のみんなも! お願いだから力を貸して! 裏切っちゃったことは申し訳ないと思ってるけど、全ては世界の終わりを防ぐために必要なことだったの! 今はもう、囚人とか看守とかそんな立場なんて関係ない! 迫っている世界の滅びを防げるのは、アルカトラズ刑務所の中にいるあなたたちだけ……この世界を救えるのは、あなたたちだけなのよ!』
「お、俺たちにも手助けを求めるのか……?」
「……どうやら、事態は思っているより深刻みたいだな」
状況は全く掴めないが、敵対している2つの勢力に協力してくれと要請する武蔵の言葉に事態の重大さを感じ取った看守たちもまた、各々の近くにある彼女の尻へと視線を向けた。
世界を救うために自分を犯せという武蔵からの指示を頭の中で反芻した男たちの耳に、彼女からの必死の叫びが響く。
『もうこれしか方法はない。お願い、みんな! 世界を救うために、私を犯して!!』
「へ、へへへ……! わけわかんねえけどよ、要するにこの壁尻を好きにしていいんだろ? 役得じゃあねえの!」
「言われた通りにしてやるよ。武蔵ちゃんのエロケツ独占して、玩具として色んなプレイで弄んでやる!」
「これがどう世界を救うことに繋がるのかはわからんが……俺たちも秩序を守る刑務官だ! 自分たちに出来ることがあるのなら、それを全力で遂行する!!」
「ヤってやる! ヤってやるぞ!!」
最早、囚人も看守も関係なかった。
ある者は限界まで膨張させた肉棒をいきり立たせながら、またある者は精力増強の効果を持つ武蔵の母乳を一気飲みして性欲を回復させてから、また別の者は両手に数々の玩具を手にしながら……全員が手近な壁尻の前(後ろ?)に立ち、獣欲を漲らせる。
理由も、状況も、何もかもがわからない。
今の自分たちに理解出来ているのは、目の前にある尻の持ち主から精を求められているということと、彼女が雌であり、自分が雄であるということだけだ。
だが、それで十分。それだけ理解出来ていればなんの問題もない。
この魅力的な女の尻を蹂躙することだけ考え、腰を振り続けて、快楽を貪ること以外に考えることなど何もないのだから。
唸り、笑い、呻き、呟き……様々な反応を見せる男たちの欲望が、武蔵の2つの雌穴に集中する。
次の瞬間、多少のバラつきを見せながら……男たちの指が、用意した玩具が、雄々しい肉棒が、100は下らない数の壁尻の二穴へと叩き込まれた。
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
【ウグオオオオオオオオッッ!? オゴッ!? こ、これはぁぁぁっ!?】
「どう、かしら……? 100人近い男たちに、同時に犯される感覚はっ♡ あなたの体には存在していないまんことけつまんこを好き勝手に穿られるの、気持ちいいでしょうっ♡♡♡」
【ば、馬鹿なっ!? 貴様、こんな馬鹿な真似を――ッッ!!】
「んおおおっっ♡♡♡ んひぃいっっ♡♡♡ あ、あははははっ♡♡♡ 確かに馬鹿な真似、よねっ♡ でも、その馬鹿げた行動があなたに効果抜群なんだから、私の作戦は間違ってない、でしょっ♡♡♡」
【グァァァァァァァッッ!?】
……上手くいった。私の作戦は、これ以上なくオセにダメージを与えている。
魔神柱の魔力と能力を利用し、既に融合しているアルカトラズ刑務所内に大量の壁尻を生成して、それを男たちに犯させることで、私を通じて常識外れの莫大な快感をオセに味わわせる……これこそが、私の一発逆転の策だ。
私とアルカトラズ刑務所と同化してしまっているオセには、この攻撃を防ぐ手立てはない。
出現させているのは体の一部だけだから、これにはオセの意思を反映させることも出来ない。
そもそも、彼は初めて味わう女性の快感と絶頂によって正常な思考を失っており、防御も手段を考えることも出来ないようだ。
まあ、それも当然の話だろう。なにせこれは、私だって初めての感覚なのだから。
100を下らない男たちにまんことアナルを同時に穿られる快感……それはつまり、同時に100人の男たちとセックスしている快感を味わっているということだ。
100人の男たちに順番に犯されているのではなく、同時に犯されている。即ち、セックスorアナルセックスの快感が100倍になって襲い掛かってくるという、なんとも恐ろしい状況に私たちは身を置いているのである。
普通の人間……いや、仮にこれが精神攻撃に耐性がある英霊だったとしても、この快感を前にすれば正気を保つことは出来ないだろう。
下手をすれば精神と共に霊基が崩壊し、消滅してしまうことだって有り得たかもしれない。
この馬鹿げているようで実に効果的な作戦を思い付き、現実のものとすることが出来たのは、私が
その全てが今、私の道を切り開いてくれた。
二刀では切り開けなかった未来を、二穴を犯されることで開拓した私は、全身を熱くさせる快感に悶えながらオセへと叫ぶ。
「さあ、勝負といきましょうっ♡♡♡ 私がイキ狂うのが先かっ♡ あなたがこの快感に精神を崩壊させるのが先かっ♡ 世界を滅ぼさんとする魔神柱と淫霊宮本武蔵の大一番♡ 淫らに咲き狂ってみせましょうぞっ♡♡♡」