※この作品はR-18です。

白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー   作:37級犬築士

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合計三話同時投稿です。お間違いないように


エッチシーンの下準備はここで終わりです。次回からエッチパートに移ります。


(8) おっパブ行くなら拳に用心、ルノアさん暴力は止めましょう。

「えっとつまり」

 

 片手で頭を、もう片手で胸を隠したまま思考を整理する。

 

 事の発端はアーニャであり、そしてこの子は

 

「冒険者君がアーニャと遊んで、それで事情を知ってここにわざわざ」

 

「……はい、あぶく銭ならルノアさんもと。アーニャさんに言われて、それでお店も」

 

 

……ルノアの万年処女、ろくに働けてないみたいニャ。ニャからおミャーがお金貢ぐニャ。そうすればお堅いルノアのオメコだって

 

 

「……ッ」

 

「る、ルノアさん、色々漏れてます!」

 

 闘気、憎しみ、いろんなものが混じってゴゴゴってうなっている。周囲の部屋からも何事かみたいな感じで声が上がっている。

 

「……」

 

 しかし、そのことをあたしは言える立場ではない。

 

「……でも、はぁ」

 

「!」

 

「文句言えない、なぁ……実際、あたしが稼げていないのも事実だし」

 

 アーニャのことだ。アホっぽい言い方だけど、あれはあれで気を使っているのだ。そこ自体には感謝の念を送らざるを得ない。

 

 

……というか、それより

 

 

「あんた、アーニャのこと」

 

「!」

 

 びくっと、わかりやすく冷や汗をかいている。まさかとは思ったが、まさかこの子がとは、呆れるを通り越して感心する。

 

……シルがなんて思うかな。口が裂けても言えないけど

 

「まったく、あの冒険者君が大人の遊びだなんて、一体どういう風の吹き回し?」

 

「その……色々ありまして」

 

 ベルは語った。モルドと結託してアホみたいにバカ稼ぎして、その使い道もとい処分方法に困り、結果このような遊びで消費しているとか。

 

 使っている、そう言ってのけた。つまり

 

「……スケベ」

 

「言い訳、できないです。」

 

 項垂れて、あははと言いながらも冷や汗が絶えない。なんともわかりやすい少年だと感心する。

 

「はぁ、良くないよ。君、まだ14だよね。結婚も出来ない未成年じゃん」

 

「うっ」

 

「そっかぁ、覚えちゃったのか、女の味」

 

「ぬぐはっ」

 

「お姉さん悲しいなあ。冒険者君が、不良になっちゃうなんて」

 

「ぐべはあッ!!」

 

「あっ」

 

 3パンでノックアウト。口から煙を吐きベルは天を仰ぐ。なんともわかりやすい初心な反応に、思わずルノアも微笑する。

 

……なるほど、ね

 

 女を抱いた、童貞を卒業してもなお、この純朴ぶりは変わらないみたいだと。以前と変わらない姿に安心したりもする。というか、逆に今度はあやしくなる。

 

 

……この子、本当にシたのかな?

 

 

 長く、それなりに冒険者の街で人を見てきたのだ。ルノアから見て、ベルの感じにそんな予兆はない。

 

 女を抱いた男たちはやれ遠くを眺めたりと、どこか一線を引いた無駄な落ち着きよう。大人になったという自負が不格好な背伸びをさせるもの。

 

 しかし、そんな様子はかすりもなく。ただ誠実に、謙虚で控えめな振る舞い。

 

 自分の姿にさえもそうだ。隣に座って、間には拳一つは距離を取り、こっちにだって懸命に目を向けまいとさえしている。

 

 

……らしいっちゃ、らしいけど

 

 

「……エッチ」

 

「る、ルノアさん!」

 

 泣きついてこっちを振り向く。そしてまた顔を真っ赤にして目を背ける。少し可愛いとすら、その背中を見て思ってしまう。

 

 

……可愛い、かな

 

 

 自分より年下で、顔もかっこいいより可愛い容姿。

 

 ふさふさの白髪は小動物観を思わせて、思わず撫でてみたくなる。

 

「!」

 

「ごめん、言い過ぎた。」

 

 自然と、自分の手はこの子の頭を撫でていた。ぽふぽふと、くせっけの心地はどこか子犬を撫でている気分だ。

 

……違うか、この子はウサギだったよね。

 

 以前にこの子を囲む女の子たちがそんな言葉を言っていた。うん、やっぱりウサギだわ。ウサギは精力旺盛で、年中メスと交尾ができるようにすぐ発情できるとか、そんな話を聞いたことがある。

 

「……スケベ、エッチ、発情ウサギ」

 

「……ッ」

 

 頭を撫でながら、自然と口にした言葉がベルを襲う。頭を撫でられる安心感と、言葉の矢が絶妙に精神をかき乱す。

 

 困惑して、けど直視はできない。どこまで行っても童貞っぷりを丸出しなベルに、少しだけルノアは気を良くした。

 

「……ベル」

 

「!」

 

「なに驚いてるの、ここでは君お客さんでしょ。だったら名前で呼ばないと、ね」

 

「……はぁ」

 

「こっち、向いたら」

 

「……それは」

 

 

……グイッ

 

 

「!」

 

「ほら、手でちゃんと隠してるから。これなら、いいでしょ」

 

 手で無理やり振り向かせて、こっちを見させた。らしくないとはわかっている、けど、どうしてか

 

「る、ルノアさん」

 

「……アーニャには、負けられないから」

 

「いや、負けとかそんな……でも」

 

 目が泳ぐ。乳首が見えなくても、この姿はいつも以上に素肌をさらしている。先が見えないだけで、いつもより大きな乳房は彼の目を引き付けているのだろう。腕で押し付けて、潰した形がより肉感を感じさせる。

 

「ルノアさん、だって……その、無理は」

 

「!」

 

「ひっ!?」

 

 無理、その言葉が妙に癇に障る。

 

 別段無理なんてしていない。あたしはただ、ただ……

 

……あれ、何をしたいんだっけ。

 

 ベル・クラネル、アーニャを抱いた彼を、自分がどう思ったのか、この子はきっといい子だから、だからそんな子がアーニャと寝て、そして今は自分と向き合っている、そんな子が自分を見て照れていて、けれど何もしようとしない。

 

 だから今私が抱いているものは、きっとたった二文字で簡単に言い表せられる。その言葉は

 

……嫉妬

 

「……あの、僕今日はお話と、あとお酒だけで……だから」

 

「……ざけるな」

 

「へっ?」

 

「ああもう、ふざけるな! あたしは無理なんかしてないって! ほら、それよりお酒でも頼んだら?来たからにはガンガン使ってもらうから、覚悟しなよ!!」

 

「る、ルノア……さん?」

 

 あぁそうだ、嫉妬でもなんでもいい。こんなうじうじ悩ましく立ち止まるぐらいなら、せめて親友に勝つぐらいは成し遂げたい。

 

……決めた、どうせならじゃんじゃん使わせてやるから。あたしを指名したこと、いっそ後悔させてやるぐらいにね。 

 

「ほら、お金いくら……いちおう、予算ぐらいは」

 

「……えっと、だいたい」

 

「!?」

 

 ベルが出した指の本数に目が見開いた。

 

「……あんた、どんだけバカ稼ぎしたのよ」

 

「えぇ、本当ですよね。」

 

 

次回に続く 

 

 

 




今回はここまでです。

次回の投稿は未定です。ゴールデンウィークですが、二次創作の執筆はストップします。新人賞までの作品が優先なので。
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