※この作品はR-18です。

白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー   作:37級犬築士

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久々のエロフ執筆が好評で浮かれている建築士です。

夕方投稿しましたが、調子がよくて連日投稿です。アンケート起きましたので、そちらもまたお願いします。






(3) リュー・リオンは我慢しない、素直になりたい妖精の本音

 

 

 最近のリュー・リオンはとかく評価が良い。

 

 元々、そのクールビューティーな美貌とエルフらしい淑やかさから客にはリュー目当てのリピーターも多くいたが、特に最近はそれが顕著だ。

 

 態度が優しくなった。無暗に手が出なくなった。あの振る舞いを見るとセクハラじみた絡みができない。等々、とにかく最近のリューは人当たりが優しい。

 

 けど、その理由までは誰にもわかりはしない。

 

 

 

⚪

 

 

 

「お客様、またのお越しを」

 

「あ、ああ……また来るぜ」

 

「ええ、道中お気をつけて……また千鳥足で怪我をしますと、お子さんも心配しますから」

 

「ははは、そうだな……いつも悪いね、気を遣わせて」

 

 常連の見送り、一言二言、相手に関心を向けた会話をしてやる、そんなことすら今では起こりうる。

 

 顔は覚えるが、積極的に気を払うまではしない。一線を引いて置くことが丁寧な接客と、勝手に思い込んでいたのは良くなかったと、今はそう思える。

 

 

……最近、皆さんが笑顔を向けてくれる。良いことだ、こんな私でも、皆のように明るく接客をできるのは

 

 

「……リュー、おミャア変わったニャ」

 

「アーニャ……別に何も変わっていませんよ」

 

「そうニャ? 絶対なにかあったのニャ。けど、わからない……不思議だニャ。変なものでも食ったニャ?」

 

「ハハ、そんなわけあるはずないでしょう……しっぽ、千切れますよ……なんて」

 

……ぎゅぅううう

 

「ギニャッ!!」

 

「リュー、床が汚れるから千切らないでよ」

 

「心配するところおかしいニャ!早く助け……ぐにゃぁああぁああッッ!!!?!?!」

 

 あやうく、ルノアが指摘しなければミケネコのしっぽがドロップするところだった。ほがらかになったとはいえ、ポンコツ素養は健在であった。

 

 

 

 

〇

 

 

「…………あぁ」

 

……困った。これはさすがに

 

 

 リューの悩み、それはある日を境に給仕達の制服が少し変わったことだ。

 

 きっかけはリューがタイツを脱いだこと。最近気温が熱いからと、皆も真似してタイツを履かず生足を晒していると、どこからか要望でもあったのか、給仕服にアレンジを加えることが決定した。

 

 半袖、膝上までのスカート、肌色が増えた健康的なウェイトレス美女に客たちもこぞって集まり、豊穣の女主人はたいそう稼ぎを増やした。

 

 

「ま、たまにはこういうのもいいさね」

 

「……」

 

「どうしたんだいリュー、あんたも接客行かないかね」

 

「…………も、もちろんです……はい」

 

「?」

 

 

 店は賑やか、装いが変わって従業員は皆気分も変わり労働に励みが出ている。だが一人、別件で困っているのはリュー・リオンただ一人

 

 

……こ、転びでもしない限りは

 

 

「リュー、あんた動きがぎこちないよ」

 

「なんニャ、もう疲れたかニャ」

 

「しっかりしなよ、じゃないとあんたの稼ぎ減っても知らないからね……おっ、あの冒険者……若くて健康的な尻……くっ、あと二年、出会うのが遅すぎたニャ!」

 

 

「……ッ」

 

 いつも通りの三人娘たちの姦しさ、けど今はそれが耳に届かない。

 

 リューは集中している。なぜなら

 

 

……すーすーします、それは悪くない……だが、もしッ!

 

 

 そう、リューは今下着を履いていない。あれからしばらく、もうリューはすっかりノーパンてないとまともに過ごせない程になっていた。本人は卑下していたが結局は重症になるという、そんなわかりやすいポンコツエロフなオチだったのだ。

 

 しかし、弁明するならばリューは己を律しようとしていた。していたが、露出を我慢してしまえば、その先には、

 

 

「……ッ」

 

……しかた、ない。こうしなければ、また性欲が

 

 あの日、妄想を現実と間違えるほどに昂ぶった興奮、つまるところリューの性欲は増している。それも日に日に

 

 発散させねばならない。だが、それは自慰行為数回だけで済むものではない。常日頃、酒場で働く身の上で、頻繁にトイレに駆け込んでは悪目立ちする。

 

 故に、リューがとった手段は

 

 

 

……じわ

 

 

「……ふぅ、んっ」

 

 盆を持って、料理を運ぶ。周囲には酒を飲み明かす冒険者や地域の住民若いものも年老いたモノも。もし彼らが、何かの間違いでこれを

 

 このスカートの中を、見てしまえば

 

 

「……」

 

「あの、料理を」

 

「!……はい、失礼しました。なにを、ご注文に」

 

「……はっ、えっと、そうだな……はは」

 

……なんだこのエルフ娘、やけに色っぽいぞ

 

 客たちは見る、少し頬を染めて、微かに柔和な笑みを浮かべる妖精の姿を。その理由がまさかノーパン露出のスリルから来てるものだとは露知らず。彼らはその笑顔を良い接客として受け取る。

 

 

……大丈夫、何も問題はない、はず

 

 

 幸いなのは、無理やり触るなどのセクハラをする客が自分にはいないということ。

 

 そして、これは最も避けたいケースで、それは

 

 

 

……カランカランッ

 

 

 

「!……ようこそ、いらっしゃいま「リューさん、お久しぶりです」

 

 

 

―思考停止ー

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、お久しぶりです。リューさん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―停止―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、今日は一人で……空いて、ますよね。あの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―止―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……カウンター、空いてますね……じゃあ、また」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―再起動―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?」

 

 ベルが通り過ぎて、ようやく思考が機能回復。

 

 しかし、今もリューはただ入り口の正面で突っ立ったまま。予期していないエンカウントで脳がエラー通知過多になり結果フリーズを起こしてしまった。

 

 高鳴る心臓の爆音で鼓膜を痛めながら、さらに後悔の言葉を脳内でシャウト、ポンコツエルフはバグっていた。

 

 だが、それを他に責めることはできない。

 

 フラグを拾ってしまったのはリュー本人、自ら用意したフラグで盛大につまずいたのだ。これはただそれだけの話。

 

 

 

「リュー、客が来たんなら接客だ!ボケっとしなさんな」

 

「……はい」

 

 ミア母さんの声でやっと重たい足が動く。

 

 だがどうする、今自分はノーパンでアソコをむき出しに、なんであれば少し濡らしているドの付く変態。ド変態だ。

 

 言い逃れは、果たしてできようか

 

 

「……ふぅ、ベル」

 

 話しかける、あくまで平常心。

 

 なに、普通にしていれば大丈夫。そう、何も問題はない

 

……落ち着きなさい、リュー・リオン。彼といつも通り、私は彼の知るいつもの

 

「えっと、今日はずいぶんと丈が短いですね。足、綺麗だから……つい、見てしまって」

 

「!!」

 

……こらえるのです。ここで動じては、いけないッ……7歳も離れているのですよ、私は言うなれば大人の女性、少年を前に、大人の威厳を

 

 

「おう、姉ちゃん……良いケツして……ん、こりゃ」

 

 

……グッシャァアアンンッッ

 

 

「ひっ!?」

 

「……ふぅ」

 

 一瞬、尻に触れた冒険者の頭がカウンターにめり込む。

 

 それはセクハラの制裁と見るには、あまりにも暴虐すぎる。

 

「……あの、リューさん」

 

「なんですか? 私はただ、ハエをつぶしただけですが」

 

「は、はぁ……まあ、取り合えず生きてるようですし、離しては」

 

 

……見えなかった、それにすごい音がした。人体から聞こえてはいけない破砕音がした。

 

 

 しかしベルは口をつぐむ。今のリューを見て、何も言えない。言うことを受け入れない凄みがあった。

 

 

 

 

〇

 

 

 

 

……まったく、店を壊したんなら自分で治しな。坊主、お前も止めなかった責任だ、手伝いな

 

 

「……はぁ」

 

 店主の言葉、とばっちりで完全に当てつけだたが、それを否定するほどの気概は自分にはない。

 

「すみません、私のせいで」

 

「あ、いえ……大丈夫ですよ。これぐらい、わけないです」

 

 時刻は遅く、深夜を少し過ぎたあたり。

 

 オーダーストップで店は閉まり。従業員が掃除を終えた後、ベルとリューの二人は壊れたカウンターの修理をしている。

 

 さすが、冒険者の訪れる酒場というべきか。修理用の木材は滞りない。カウンターの一部の、壊れて真っ赤な汚れの付いている木材を取り外し、新しい木材を取り付ける。

 

「……」

 

「あの、なんでしょうか」

 

「!……あ、いや」

 

 つい、顔を見続けていた。久々に見た顔、代わりないようで安心して、つい女性の顔をまじまじと見てしまっていた。

 

「……最近」

 

「?」

 

「最近、来られなかったようですが」

 

「……それはたまたまで……その、会ってないから、顔を見たくなった……からです」

 

「!!……そ、そうですか。それは、申し訳ない」

 

「……ッ」

 

 互いに赤面して顔を背ける。どこか、気まずい空気で、二人分の金槌の音がむなしく響く。

 

……そう言えば、こうして二人で話すのも、久しぶりかも

 

 多忙な事件、やっと平常な冒険者家業に戻れて、そして今は久しぶりのプライベート。そういう意味では、この人に会えたのはよかった。

 

 中層でのこと、そして深層での劇的な出来事。そこから少し浮足立って落ち着かない、どこか気まずくなった関係が落ち着いた矢先に、あの騒動だ。

 

 

……止めよう、もう終わったことだ

 

 

 今向き合うは、この人。

 

 そういえば、風の便りでリューさんの雰囲気が変わったと、なんでも前よりも明るくなったとの話を聞いた。

 

 今日会ったのは、その理由も知りたいから、だったのだが早々に見たのは妖精さんの顔面砕きだった。

 

 

……いや、むしろそれでいいのかも。

 

 

 変わっていない。リューさんはリューさんのまま

 

 

「あっ」

 

「!」

 

 釘が落ちた。けど、リューさんは垂直の壁に横板をもって支えている状態。つまりは手が離せない。

 

「すみません、拾っ……」

 

 言われるまでもなく。僕はしゃがんで、ちょうどリューサンの背後に

 

「違う、ダメだベル!」

 

「え、なんで……」

 

 突然の叫び、そのせいで僕は振り向いた。そして

 

「です、か……………」

 

「!」

 

 

 飛びのき、リューさんが離れた。組み立て途中の木材が床に落ちる音、けれど、今はそれよりも

 

「み、見ましたか!」

 

「……」

 

 見たか、それはいったい何を言っているのだろうか

 

 

……あれ、スカートの中には下着があって……それがない、下着を履いていない

 

 

 おかしいな。それじゃあまるで……まるで

 

 

「リュー、さん……」

 

「…………ッ」

 

 もしかしたら僕は、とんでもないものを見てしまったかもしれない。

 

 

 




今回はここまで、次回からエロエロな展開に

アンケート置きました。良ければご協力をお願いします。あと、明日明後日の投稿はお休みで、日曜日以降から続きを投稿します。
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