白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
それではどうぞ
※リリ編の一話を分割しました。
特に更新と言うほどのものではありません。ので内容はそのまま、多少の誤字訂正と行間の調整のみです。
ベルの家出騒動が終わってから数日が立ち。
今ではベルも、以前のように後ろめたさや自責感に悩まされることなく、それなりに平凡な毎日を送り続けている。依然ダンジョンの恐怖症は癒えきってはいないが、最近はそれなりに安定した毎日の過ごし方の要領を得ているのだ。
朝は日々の日課となっている自己の鍛錬、日の出ている時間は春姫と共にハウスキーパーの手伝い、仕事が見つかれば接客や肉体労働など、それなりに目的を持った充実な毎日を送っている。
だが、やはり……最も変わったことと言えば彼女のことである。
「ベルく~ん!」
「エイナさん!」
広場の噴水前で待ち合わせをする二人、最近ではこうして時間があるとき積極的に合う時間を増やしている。
「ごめんね、待たせちゃって。」
「いえ、僕が早めに来ちゃっただけ何で」
「ふふ、ならありがとうだね、ベル君。じゃあ、そろそろ行こうか。」
「はい、まずは食事ですね」
と、そんなカップルのような定型文の会話をしている二人。だが二人の関係は厳密にいえば恋仲ではない。
というのも、それにはこの二人が考えている明確な目的が関係している。
「ねぇベル君」
「……はい」
「今日も楽しみにしててね、私三日も我慢してたんだから。…ごはん食べてから、いっぱいしようね。ベル君」
「はい、…僕も、楽しみです。エイナ…おねえ、ちゃん」
「うん、……いっぱい、甘やかしてあげるね」
とまぁ、こんな感じで二人はすっかり、セ・フ・レ、となっている。
多い時で週に2~3回。休日であれば泊りで一晩中交わり続ける、そんなピンク色真っ盛りな日常がもはや普通と感じるぐらいの日数が経ち
そして現在、ベルはというと
「…………はぁ」
「おいおい、いい加減ため息ばかりいやになるぜ、酒がまずくなる」
「ベル君、君からわざわざ誘ったんだ。そろそろやけ酒の理由ぐらい教えてくれたまえ」
「………ひくっ……お二人は口が軽そうだから言いません…グビッ」
昼間から二人を捕まえ当てつけの様に酒に浸っていた。
……エイナさん、会いたい…甘えたい
現在エイナは職業多忙中のためここ二週間まともに合う時間が取れない。
最近のベルはそれはもう欲求不満であった。
〇
― ホーム、ベルの部屋より
「はぁ、エイナさん」
時刻は夕方。今日は確か僕以外皆用事で帰宅は夜遅くか泊か、今ホームにはベルだけで、とくに用事のないベルは一人こうしてふてくされていた。
……エイナさんと最後にシテからもう二週間が経つ。気持ちが浮ついてどこか落ち着かない。人肌が恋しい。
先ほどまでベルはエロ本片手に一人プレイに興じていた。だが、いくら自分で慰めても思ったような結果は得られていない。
本物のセックスを体験した今のベルにとって。代用的に行う一人遊びでは何も晴らされたりはしないのである。
「はぁ……」……ほんとうにどうしよう。
ちょうど昨日エイナと会った際には、次にまとまった休みが取れるのは一週間後と聞かされた。彼女は気を使ってベルを誘おうとしてくれたが、その時の顔色はとても気楽に誘えるような様子ではなかった。
……どうしよう、というか僕の性欲っていったいどうなっているんだ。
最近は毎朝バキバキに起つ朝立ちの痛みで目を覚ますし、時々夜中に夢精することもしばしば
「はぁ……この性欲、ほんとどうにかしないと…」 「なら、ちゃんと定期的に処理すればいいじゃないですか」
「それが出来たら苦労しないよ。確かに、出したら楽だけど、これがすぐに復活しちゃうんだ…」
「なんと。はぁ、ベル様がそこまで絶倫とは、…ん、この本に出てくるの全部金髪細身ばっかじゃないですか。小人(パルゥム)が出てくる本はないのですか」
「あ、確か……そこの引き出しの下から二番目」
「へぇ………ペラ、……ペラ……むっ、なんですかこの女、私より胸が大きいのにこんなにくびれているんですか!同じパルゥムとして許せません」
「はは、創作だし…、、誇張されてるだけじゃあないかな。はは………」
自分が座る同じベッドの上で、隠していたエロ本を勝手に取り出し、しかもくつろいでいる女の子がいる。
というか知っている
「………………。なんでここにいるの、リリ?」
ペラペラと、まるで女性誌でも読むような気軽さでエロ本の単行本を読んでいる。
「ふぅ、これエロ本にしては意外とストーリあって面白いですね、参考になりました。ベル様、これの続きってあったりしませんか。」
「あ、えっと…確か続きじゃないけど同じ作者のならさっきの隠し場所に…」
「はい、えっと………、ああこれですか。あ、そこのお菓子良かったらベル様もどうぞ」
「…ああ、じゃあせっかく。サクッ……あっ、おいしい」
「あっ、申し訳ございません。…リリったら飲み物を用意するのをすっかり忘れていました。じゃあ、ちょっと入れてきますので、紅茶でよろしいですね」
そう言い部屋を後にしようとするリリ
「うん、ありがとうリリ……………」
「いや、おかしいよねこれ!!?」
〇
「ただいま戻りました………って、なんですか?そんな人を変人みたいに」
「いやだって……というか何時からリリは僕の部屋にいたの」
「何時から、ベル様がため息ついてたさっきですよ。こっちはノックも問いかけもしたんで,
お恨みになるなら空返事した自分を恨んでください。」
「いやだから、……というか、リリこそ平然とエロ本読んでくつろいで……」
「別に、女だからってエロ本を読んではいけない理由にはならないですよ。それに……こうしておけばベル様の好みも知れますし。
「僕はそれが恥ずかしいんだけど」
いつのまにか部屋に侵入したリリは、今僕の隣で片手にお菓子、もう片手にエロ本という、ちょっとした珍光景を作り出していたりする。
「はぁ、あれ?…そういえば何でリリがいるの、リリも用事で帰りは遅いって」
「?リリですか、受ける予定だったクエストが先に取られていましてね。お伴のヴェルフ様はその足で鍛治仲間と飲みに、特に行く当てのないリリはこうして帰ってきたわけです。」
「ああ、そういう…」
「む、なんだか納得いってない顔ですね。欲求不満で一人遊びを邪魔されて機嫌でも損ねましたか「ち、違うよ!そんなんじゃ」さっきつらつらと喋ってましたよ。それにあれ」
と言い、リリはゴミ箱を指さす
「出したモノの匂いがここからでも伝ってきます。女性はそうしたにおいに敏感なんですよ。ゴミ箱に捨てるのはちょっと考え直してください」
「………」恥ずかしい。
とりあえず、これから使ったチリ紙は全て便所に捨てることを内心誓ったベルであった。
「まったく、精力が有り余ってるのでしたら。いっそ発散すればいいじゃないですか。リリはベル様がいたしてしまったパンツを洗ったりはしませんよ」
「いや、さすがにそんなことはさせないから。夢精もしないから!……というか、何リリまでボールスさんやヘルメス様みたいなこと言っているのさ!」
「何って……ああ、すいません。今のはリリの言葉足らずでしたね。リリが言いたいのはこういうことですよ」
そう言うと、リリは体を起こしてベルの傍にへと近づく。
「えっ、リリ?」
ベルに密着するように横に並ぶ。そっとベルの手を取り、自分の内もも、あと数センチで触れるか触れないところまでのきわどい位置に手を押し付ける。
「リリ……なに、を」
「何って、ただのボディタッチです。リリはですね………ベル様の性処理を手伝う、と言っているんです」
「!!!?」
驚きを隠せない。あまりにも急展開すぎて気がどうにも落ち着かない。
「ねぇ、ベル様。ベル様が良ければ……リリはお望みどおりに」
いつもと同じく自分に対して従順な口調で、ただその声色はひどく色気と淫猥さが込められてるように感じる。
「………。」
「どうでしょう、ベル様」
「………いや、ダメだ。同じファミリアなのに、そんな」
「?……どうしてでしょうか。もしかして……リリには異性としての魅力はないですか?」
と、わざとらしくそんな不満を垂らすリリ。体を寄せ、次第に顔と顔の距離が狭まる
……!!?
「いや、そういうことじゃ……えっと………その「はぁ、リリは悲しいです。リリだって寂しいんですよ。なのに……」
「リリ?……あの、それってどういうってうわっ!?」
不意を突かれリリにそのままベッドに押し倒すように倒される。
……この展開、まさか
腰の上に跨りベルを見下ろすリリ。すると、何を思ってか、ベルのもとへと顔を近づけ、その距離を縮める
思わず目をそらすベル。そんなベルに対してリリは言葉を紡ぐ。
……ベル様、どうしてですか?
「エイナ様とはあんなにお盛んでしたのに」
!!!!?
次回に続く。
読了、ありがとうございます。