白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
どこぞのタカキではありませんが、俺ももっと頑張らないと。
とまぁそんなかんじでリリルカ編の2話です。
ではどうぞ
オラリオ都市の中央、バベル前にある見通しのいい噴水広場、そこにベルはいた。
「………早すぎたかな」
人が行き交う往来の中、ベルは噴水近くに腰掛け、手持ちの時計で待ち合わせの時刻を確認する。
「………正午まで、あと20分」
……デートって言ってたけど、なんか実感がわかないや
本来、女の子とのデートとなれば、服の一枚一枚に髪の乱れや指先の爪の長さまで、相手に見せる自分の姿に気を払い、言いようのない緊張や不安感に包まれていたことだろう。
だが、今回のデートの相手は訳が違う。
先日、ベルに施されたあまりにも刺激的で苛烈な体験、エイナとの交わりとは全く異なる。
彼女は自分を徹底的に甘やかし、どこまでも受け入れてくれた。
だが、彼女は違う。
リリルカ・アーデは自分を徹底的に責めて、どこまでもとろかそうとしてきた。
リリは決して見た目通りの従順で幼い少女などではない。彼女は自分よりも年上で、度量もあり気転も効く。そして一人の異性としてもたいへん魅力的な人である。
だが、今のベルにとってその魅力ある人、リリルカ・アーデこそが、この言いようのない浮遊感の元凶でもある。
「……リリは、僕を」
……僕をいったい、どうしたいんだろう
「ベル様……おまたせしました。案外早いんですね」
「!!?」
後ろから呼びかける声に振り向き、自分より低い位置にいる声の主を視認する。
「……ベル様、どうしたんですか?もしかして見惚れていらっしゃいますでしょうか」
と、冗談めいて話すリリ
「リリ……」
「ベル様……こういう時、殿方はどういう言葉をかけてくれるのですかね」
「!えっ、えっと………」リリの姿はいつもの冒険者服とは違う、まだ見たことの無い、おそらく今日のために合わせた私服姿であろう。
「ん……ご感想、聞かせてもらえます?」
全体的に白を基調としたコーデ。下はショートパンツとカジュアルなサンダル、上はキャミソールとカーディガンで、見た目の幼さから反してどこか大人の落ち着いた色気を醸している。
ベルの目から見ても、リリの姿は一瞬言葉を忘れるほどにはお似合いの姿であった
「……うん、似合っている。ちょっと…見惚れてた」
「ふふ、素直な感想にリリは嬉しいです。ベル様の目線でわかりますよ……色気、感じてくれてるんですね」
「えっ、いやそんな」
リリの服装はその首と肩回りから大きくは肌色を晒している。パゥルムである故その体つきこそ小さいが、彼女のスタイルは十分に肉付きもくびれも整っている。現にベルの目線はリリの程よく実った谷間に吸い寄せられ、目が離せないでいる。
「………はぁ、そろそろにしますか。ベル様の反応が見れて、リリは十分に楽しみました。」
「り、リリ…」
「ふふ、そろそろ行きませんか。まずは食事にしましょう」
リリはベルの腕に抱き着き、体を寄せる
「前から行きたかったお店があるんですよ、さぁ行きますよ。リリをエスコートしてくださいね、ベル様」
〇
リリとのデートは何事もなく順調に進んでいる。
目当ての食事先で空腹を満たし。大通りで服や小物を目当てにウィンドウショッピングを楽しむ。
デート中にあったこと言えば、慣れてないベルの反応を楽しむリリのちょっかいぐらいのものだ。
そして今は買い物を終えて満足気にしているリリ、そして彼氏らしくというか両手いっぱいに荷物を持ったベルがリリの後ろについている。
「いやぁ、久々のお買い物は楽しいです。良い買い物もできましたし、ベル様のお可愛い顔もたくさん見れました。リリは満足ですよ」
「うぅ………、もうこっちは寿命が縮むかと思ったよ」
「あら、案外役得とは思わないのですか?普通、ランジェリーショップに入るなんてめったにできない体験ですよ。」
「………」
ベルの脳裏によみがえる。リリに半ば強引に連れて行かれ、ただでさえ周りに囲まれた下着の数々でメンタルを削られるのに加え、何着か試着したいとの、リリの申し出に付き合わされ、それはもうセクシーで魅惑的な下着姿の感想を求められ続けられていたのだ。
中には、いやそれどこを隠しているんですか!といわんばかりに、完全に夜の行為をほうふつさせるようなきわどいものもいくつかあった。
局部を隠す下着のはずなのに重要箇所だけ全く隠せていない代物、ベルの脳裏には今もリリの秘部が……
「……やっぱり、リリは意地悪だよ」
「ふふ、もう拗ねないでください。ベル様の反応が一々可愛くてリリにはどうすることもできませんでした。エイナ様も……きっと同じ心境だったとリリは察しますよ」
「………エイナさん、も」
「はい、だから安心してください。リリはちょっとベル様に意地悪かもしれませんが、それだけ心から愛おしく思っているんです。それも……エイナ様にも負けないぐらいにです。」
「……うぅ、……リリぃ」
「もう、そんなに照れないでください。ほら、それより次ですよ」
「?……次って、服も小物も買ったし、次はどこに行くの」
「どこって、まだ今日のデートには足りないものがありますよ。今からベル様はリリと一緒にそれをしに行きます」
……?質問の意図が分からない。いったい何を
「もう、昨日言ったことですよ。リリは言いましたからね、思い出してください」
リリが立ち止まり、ベルの方へ振り向く。両手を前に出して、片手で作った指のわっかにもう片方の指を抜きさしする
「……り、リリ?」
「言いましたよ、リリが……ベル様を気持ちよくしてあげますって。」
「!!?」
「デートの最後に……スッキリすること、しませんか」
〇
場所は変わって二人はコロシアム前の芝生広場に移動する。
周囲に人がいない静かな木陰の下、そこに二人は場所を決め、すでに目的の行為にいそしんでいた。
「あの……リリ」
「?…どうしたんですかベル様」
「いや、……その、スッキリすることって」
「はい、リリはベル様のことを気持ちよくさせると約束しました。だから、……ベル様はリリに身をゆだねてください……」
確かに気持ちい。それはもう……痛くもなく、くすぐったくもない。ちょうどいい力加減でしてくれる。こればっかしは一人ではできない、冗談抜きでお店でお金を稼げるレベルだ。……けど
「……………。ねぇ、リリ」
「はい、なんでしょうか」
「………」
「………?」
「何で………耳かき?」
そう、耳かきなのである。
心地のいい小春日和な昼頃。ちょうどよく涼し気な木陰の下で、ベルはリリに膝枕をされて耳掃除を受けているのであった。
⚪
「ええ、そうですよ。耳のかゆみをスッキリさせるにはこれが一番です。それに、こうしてベル様に膝枕もできて、リリもうれしいのですよ。それに、ベル様も、……膝枕、お好きですね」
「…………」
「否定はしないのですね。……はい、終わりました。もう片方もしちゃいますから、顔を反対に向けてください」
「……」
観念したのか。ベルは言われたまま、リリに言われた通り寝返りを打つ。
「はい、…じゃあこっちもしますよ。動かないでくださいね」
「……うん」
リリの膝枕と耳かきでベルもすっかり従順におとなしくなる。今のリリは完全にベルに対し、ただ優しく、さもエイナの時を連想させるような慈しみのある接し方である。
……膝枕、気持ちいい。エイナさんとは違う…リリの匂い
心地よい耳かきの音、膝の柔らかさ、そして密着して感じるリリの匂い
まるで先日の責めが嘘のようにリリは自分に優しく、どこまでも甘やかしてくる。
「…………」
……わからない
リリの本性はいったいどっちだろう。こうして甘やかしてくれるのはすごく嬉しい。でも、いつかまた昨日みたく
……僕をいじめて、それでも時には優しくして。
考えだすと急に気分が落ちつかない。なんだったら、今ベルの耳に入っている耳かきの感覚にすら言いようのない不安を感じてしまう。
「………うぅ」
先ほどの安らいだ顔から変わってベルの表情は苦悶にもだえる。
「?ベル様、……もしかして、痛かったですか。すみませんリリが「リリ?」
「…………リリは……リリはどうして、僕に優しくするの?」
「!えっと…ベル様?」
「昨日のこと、リリは僕を気持ちよくしてくれたけど……でも、やっぱり………ちょっとイジワルだった」
リリに膝枕されたまま、ベルはそう口にする。体勢は変えないまま、甘えたままリリに自分の主張を伝える
「……昨日の件は、その………リリも反省してます。」
リリからは反省の言葉が出る。その手はベルの頭を優しくなで続ける。
「……」。
恨みごとのような訴えをするも、やさしく頭を撫でられる安心感には嫌でも心が落ち着かされてしまう。ますますわからなくなる。これがリリの本心なのか、それとも偽りなのか
「ベル様…横向きではなく、頭を上にしてくれますか」
「………うん、……こ、こう」
頭を上にすることでリリと目が合う。リリの膝に真っ直ぐに頭を預けているので、ベルの視界には逆さに自分を見下ろすリリの顔が目に映る。
「ベル様………リリは」
「………」
「リリは、……ベル様が大好きです。あの日助けられてからずっと……リリはベル様のことを愛おしく思っています。」
「!!?」
思わぬ告白発言にベル頬が赤く染まる
「昨日のことは本当に反省しています。でも信じてください。リリは……ベル様の望まないことはしません。」
リリの手が顔を包む。温もりを感じる、けどどこか震えを感じてしまう。
「リリは…ベル様の喜ぶこと、ベル様のしてほしい事をしてあげます。ベル様が甘やかしてほしいなら……リリはベル様をとろとろに溶けるまで甘やかしてあげます。だから………嫌ですか、ベル様?」
「!?……僕、……嫌じゃ、ない。リリに、僕も……………甘えたい」
「……そうですか!……よかったです、ベル様」
「うん、リリ……僕」
「はい」
「……もう少しだけ、……こうしてて、いいかな?」
「……はい、もう少しだけ、このままお昼寝……しましょう」
リリの顔が近づく。吐息交じりに優しくささやかれる。
……ベル様が安心してお眠りになられるよう、リリは頭を撫でてさしあげます。
「リリ………ん、……………。」
思考がとろける。
ベルという人間はやはり、女性の包容力に弱く、そして彼の周りの人物も、そんな彼の軟弱さを心から愛おしく思ってしまうのであろう。
次回に続く
〇
「すぅ……ん……」
リリの膝で心地よく眠るベル。ふんわりと柔らかいその白髪を指ですきながら、リリは一人誰に向けるでもなく言葉をつむぐ
「本当に、よくお眠りで。……まるでリリに弟が出来たみたいです」
「………んん」
何か夢を見ているのか、右手を上げて何かを掴もうとしている。
すると、伸ばした手の甲がリリの胸に
― ふにゅっ
「んっ、もう…ダメですよ。ベル様」
怒るでもなく、あくまで手を優しくつかみ胸から離す。掴んだ手をそっと握りなおすと、反応を返すように優しく握り返してくる。
「……リ…リ」
「……はい、リリはここにいます。だから安心してお眠りください。ベル様……」
手を握られて安心感を感じているのか、その表情にはより安らぎの感覚が見て取れる。
……リリはベル様の望まぬことはしません。そう、ベル様が望まない限り、絶対に……
「まだ……始まったばかりです。だから、もっとじっくり、じっくりと」
一瞬、リリの顔が変わる。甘く優しくて、どこか恐怖すら感じるような。けっして人前でめったにさらさないベルのためだけの顔
吐息混じりに官能的な声がベルだけに響く
……ベル様、あなたの全てを、わたしが
『骨の髄から爪先まで、わたしが溶かしてあげるわ………ベル』
「……」
リリ編二話はここまでです。
デートシーンはもう少し多目に書くつもりだったんですが、知識が無さ過ぎて性的なアクションなしの日常を描くのが逆に難しいです。
本番はもう少し先だと思うんで、まあ気長に読んでくだせぇ。