※この作品はR-18です。

白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー   作:37級犬築士

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ティオナ√続編、これにて完結。


(終) ティオナ・ヒリュテは告白したい、誰にも負けないあたしの一途愛

 

 

 

 欲に身を任せ、ただ荒れ狂うように交じり合う。

 

 愛は告げ終わり、しかるべきものはすべて終えた。もう、甘やかしの姉弟ごっこじゃすまない。本気で愛し合って、未来が大きく変わってしまう関係が、今ここにはある。

 

 告白、付き合い、宣言、コンバート、婚姻、そんな言葉の羅列が脳裏で続く。

 

 大事なことだ、軽んじているわけじゃない。でも、それでも今は

 

 

 

……今は、もう

 

 

 

「!」

 

「……ぁ、ひあぁ……んぁ、あんッ」

 

 

 

……ぐぶ、ぬちゅちゅッ、ぱん、パンパンッ……ズポズポヌポヌポッ!!!

 

 

 

「……ッ」

 

 

 気持ちのいい行為、それから逃れられない。肉竿の高ぶりを沈めることしか、この苦しさを晴らす方法は無い。

 

 後のことは後になれば、今はこの最高な夜を、全力で楽しみたい。僕はティオナさんと、エッチがしたいんだ。

 

「はぁ……また、出て……あぁ、ティオナさん」

 

「ん、もう……どうする、あたし上になってもいいよ」

 

「……」

 

「あっ、また早くなった……そうだね、えっちしたいんだよね。うん、じゃあがんばれだ……がんばれ、がんばれ」

 

 濡れた吐息を乱雑に吐き、目の端には常に涙が浮かんでいる。快楽の悶え、息を詰まらせるようなピンク色の衝撃で身も心も仕上がってしまっている。

 

 ティオナさんの腰を掴み、膝立ちで何度も腰を叩く。体位を変え、出しては抜かずに続けてそしてまた出して。

 こちらが主導権のストローク、けどティオナさんもまた膣内をうごめかせ圧迫し、僕のモノを搾り取ろうとしてくる。絶妙な加減で、セックスの上級者とも思えるほどの巧みなテクニックで受け止めてくるのだ。

 

 

「……ッ!」

 

「あ、あぁ……出てる、また出ちゃったね。どう、まだ……うん、できるね」

 

 

……むく、ぐききッ

 

 

「……はいッ」

 

 膣壁の締め付けと腰を揺らしたグラインド、動かずにできるその二つだけで、イったばかりの竿がまた硬くそそり立たせられてしまった。

 

 ティオナさんのここちよい膣の中、でもこのままじゃだめだ。

 

 

 僕だけよくしてもらって、絶頂のタイミングもティオナさんに委ねてしまっている。

 

 これじゃあだめだ、もっと僕も

 

 

「……ッ、くは……あぐ」

 

「?……どう、したの……おちんちん、抜けちゃったよ」

 

……むぎゅ、ずぶぅ

 

「!」

 

 このままじゃだめなんだ。今度は、僕がティオナさんを気持ちよくさせる。

 

 僕の手で行為の主導権を握りたい。

 

 

……ずぶ、にゅつつ……ぐぎゅ

 

 

「はぁ、もっと中に……くっ」

 

 亀頭の先が入って、でもそこからがまた狭い。本当に入るのか、ティオナさんは挑発するみたいに軽くほぐしてみたりしたけど、でも初めて入れるそこはなんとも

 

 

「?」

 

 返事がない。ティオナさんの反応が妙に薄い。

 

 後背位で上から見おろすような態勢、けど注視して観察すれば

 

 

「…………たい」

 

「!」

 

 痛い、いま確かにそう言った

 

 抜かないと、これ以上は

 

「――――ッ!」

 

 

……ぶしゅ、ぴしゃしゃぁああああァァァァァァ!!!!!

 

 

 

「!?」

 

「はひぁ……だめ、これ……痛い、のにぃ」

 

 ビクンッ!と、ティオナさんは大きく達した。ほんの少し、お尻の穴にいれようとしただけで。まだ挿入も至っていないのに

 

 

……もしかして

 

 

「……敏感、なんですか?」

 

「――――ッ!??」

 

 図星、わかりやすく動揺している。余裕が消えかけて、なんとも可愛らしいというべきか

 

「……ティオナさん、もう、いいですか」

 

「え、その……あのやっぱりさ、お尻は、あぅ」

 

「上、仰向けに寝転がってください」

 

「仰向け、でもそれじゃあ」

 

「顔、見せてください……お尻、入れられて感じる顔。見たいです」

 

 

……ぬぷぷ、ぐりぐり、ずるる

 

 

「ひゃぁ!? お尻、こすらないで……おかしくなる、変なのぉ……恥ずかしいから、だから、キャッ!」

 

 

「……ッ!」

 

 強引に、僕はその手を取って翻した。

 

 興奮冷めぬ思考、理性は薄れているから僕もためらいはない。

 

「……今更、止まれません」

 

「だ、ダメ……絶対あたし、見られちゃう……恥ずかしい顔みせちゃうからぁ」

 

「……だから、止めて欲しいと」

 

「あ、えっと……うん、そうだよ、だから」

 

 

……くちゅ、ぬちゅる

 

 

「!」

 

「愛液、止まりませんね」

 

 見下ろす。開かせた股の中央、痴毛がびっちょりと張り付く割れ目、飽和した愛液のテカリがシーツにまで下りている。

 

 尻穴の手前で当てたままの亀頭にも、愛液の熱が染み入るようにまとわりつく。ぬめりが増えたおかげか、さっきよりも入りそうだ。

 

 

……ッ、もう、ダメだ 

 

 

「……したい、ティオナさんの、全部で」

 

 

 

……ずぶ、ずちゅちゅちゅ、ぬぷぷッ

 

 

 

「――ッ!!?」

 

 

 亀頭、陰茎を含めて半分ほど、手前の強い締めつけの門を通り抜けて、僕の竿は難なくティオナさんの中へと入っていった。

 

 膣とは違う締めつけと質感。背徳感を感じるおかげか、この挿入だけでもすでに気持ちが良くなってしまう。

 

 

「んひ!? 入ってるよぉ、お尻の穴なのに、おちんちんきたぁ……中で、また大きくなってるし」

 

「ご、ごめんなさい……その、気持ち良くて…………動きますね、くッ」

 

 

……ずぶぶ、どちゅん、ぐちゅぬちゅ、ずるるるるっ!!!

 

 

「!!……かはっ、はひぃ……やぁ」

 

 

 身もだえている。膣の挿入とはまた違う反応、シーツにしがみついて、腰を浮かせたままとにかく歯を食いしばっている。声を出すまいと、今まで見せたことの無い反応だ

 

 くずしたい、もっとありのままの反応を、僕は

 

「舐めます……隠さないで」

 

「!!」

 

 綺麗な褐色の肌、胸の中央に舌を這わせ、光沢を帯びる濡れた体表を舐めとる。

 

 深く密着したまま。揺らすように肉竿をうごめかし、ティオナさんのお尻を、いや……この最高に気持ちのいいアナルを堪能する。

 

 その状態で、僕の舌先は控えめな乳房の柔らかい肉感を滑り、次第に脂肪よりも骨と筋肉の多い部位へ

 

「いや、だめ! そこ、舐めたらッ」

 

「……」

 

 胸の付け根、次第に降りていくのはティオナさんの左脇。濃い雌のフェロモン臭と汗の混じった匂い、いやらしい臭気がこもったくぼみは呼気だけで体が反応してしまう。惜しむらくは、この場所を責めてる時、僕はティオナさんの顔を見られないことだ。

 

 

 

 

……ぴちゅ、ぬる……くちゅ、ぬちゅ

 

 

 

「――――ッ!!!?!?」

 

「んく……ティオナさん、すぅ……ん、んすぅ」

 

 

……ぐりゅ、ぬりゅ、ぬちゃ……ぬちゅずるぅ、ぐちゅっ、ずちゅんッ!!、ぐちゅぬちゅ、ズチュンズチュングチュ!!ズルルッドチュンン!!!

 

 

 

「!? かは、はひぁ……おしり、うごいてるのらめ……だめ、いじめないでぇ」

 

「……じゅる」

 

「んはぃいぃい!!?!??!」

 

 

 ひじの関節を掴んで、ティオナはその両手を上にあげられて固定される。

 

 ベルの下が乳房の付け根、脇のくぼみ、敏感な部位は舌になぞられ、そして吸い上げられる。赤子が母乳を求めるように、よりティオナ・ヒリュテの淫靡な姿を求めんと、ベルは己の行為を止めない。

 

 責める、そうは言葉にしていても、根幹にあるのは甘え。気持ちよくなるために、よりいやらしい口の為に、ベルはティオナに縋り付く。どこまでも都合の良いセックスを編めて求めているのだ。

 

 

「ひゃぅ……お尻なのに、腋もぉ……らめ、声出ちゃうぅ……あん、ああんッ!!いくいくいくいイクイクイクゥ!!??!!?」

 

  

「……ッ、出て、出ます!!」

 

 

……ぶびゅ、どびゅるるぅううう!!!

 

 

 

「!?」

 

「はぁ、くはっ……お尻、出しっちゃった……でも、まだ」

 

 

……ずぶぶ、ぐりゅりゅぅううッ

 

 

「んはひっ、くひぃいいぃいいいぁああぁああああッ!!!!??」 

 

「!」

 

 中出し、けど一向に収まらないから、だからまた腰を振る。いれる程に中がほぐれて、密着して張り付く心地は肉竿に心地いい。

 

 優しく口内で包まれるような、勝手にこの快感に対して母性を感じてしまう。

 

 

……甘えたい、もっと気持ちよくなりたい

 

 

「……てぃおな、さん……あむ、じゅるく」

 

「――――ッ!!??」

 

 無防備に晒した腋、もう一度舌を這わして味を飲み干す。

 

 声にならない艶やかな悲鳴が、より肉竿に響いて、それでもっと甘えたくなって

 

 

「く、はぁ……ティオナさん、出したい……お尻に、もっと」

 

「……あ、アルゴノゥトくん……あとで、怒るよ」

 

「?」

 

「な、なんで……首傾げるのさ。あたしだって、怒るときは」

 

「……てぃおな、さん」

 

「!!……もう、甘えた声出して……って、おちんちんうごかしながらじゃ……意味、んぎぃ!!」

 

 

 

……ごびゅ、どびゅるるるぅううう、びゅぴゅぴゅぴゅぴゅっ、どぴゅぅうう!!!

 

 

 

「あ、ひゃ……また、お腹の中、熱い……も、もう」

 

「……ちゅぅ、んくく」

 

「や、今度はおっぱい?……もう、甘えん坊なんだから……はぁ、仕方ないか。いいって、あたしが言っちゃったし。……でも、腋は」

 

「……だめ?」

 

「……」

 

 ため息を吐く。しかし、諦めたようにティオナはベッドに身を預けた。

 

「……また、大きくなってる」

 

「あ、うぅ……まだ、収まりそうにないです」

 

 ベルは甘えた声で、故意でも画策したわけでもなく、ただ本能のままに、そんな振る舞いを示す。

 

 深く挿入した肉竿、繰り返し抜いては挿して、スローペースからすぐに荒々しいストロークに変わる。

 

 

 

「もっと、ティオナさんとしたい……でも、今はこっちで、したいから」

 

「……もう、好きにしていいよ」

 

 

 

 半ばあきらめ、しかし気持ちいのも確か、己の恥じらいを意識したくない故に、ティオナはベルに対する母性を言い訳に、ただじっと静かに、抵抗することを止めた。

 

 したいようにさせる、それもまた甘やかしだと。

 

 肯定して、そして

 

 

 

 

  ×  ×  ×

 

 

 

 

 

……コンコン

 

 

 

「……どう、ぞ」

 

「はい、失礼しま……って、ええ!」

 

 

……ぐちゅずちゅッ、ずるるっ、ズパンズパンズパンズパンッ!!!!

 

 

 部屋に響くいやらしいピストン音。ルームサービスで食事を持ってきたホテルマンが、自分の姿を見て言葉を無くしている。

 

 

 

……もう、ダメだって言ったのに

 

 

「そ、そこ、置いておいて……ひゃっ、アルゴノゥトくん、ダメ!!」

 

「―――ッ!!」

 

 軽食、休憩を挟もうと中出しを終えたタイミングでティオナは中断を言い放った。

 

 肉竿を引き抜き、少し休憩と落ち着いた矢先、ベルはティオナを壁に追いやり、強引に立ちバックでアナルセックスを開始した。

 

 見られていることも気にせず、しかも抱きしめる手は乳房とクリトリスを、アナルを犯しながらもティオナを感じさせる努力を惜しまない。

 

 

「……んぎッ、はぁ……あ、また出てる」

 

 

 

……びゅるるぅ、ごぶりゅりゅぅうう

 

 

 

「……ッ、てぃおなさん。しゃがんで……」

 

「!」

 

 ずりゅりゅと、肉竿が引き抜かれ白濁がこぼれ出る。

 

 腰が抜け、ふらつくようにティオナは膝をつき、そして不利開ける先には目線の位置にベルのいきり立つ肉竿が。

 

「……もう、仕方ないなぁ」

 

「くち、してほしい……から」

 

「うん、いいよ……じゅる、あむんく」

 

 

……ぐちゅ、じゅるるぅ、じゅるぷ、ぐちゅっ、ぬちゅずちゅっ

 

 

 

「んッ、じゅるぉ……んぎゅくく、ごきゅ……ぷはっ!  れろぉ、れろんちゅ、れろれら、くちゅ、れろぉ」

 

 

「!!」

 

 口を窄めたバキュームフェラ。口から離せば、舌が絡みつく艶めかしい口淫

 

 ベルの顔が悶えてか、歯を食いしばるように力がこもる。そんな姿を見てか、ティオナもまた興奮が募る。

 

 

 

……駄目だな、あたし

 

 

 強引に、貪るように犯されてなお、強引に初めてのアナルセックスを強いられようと、結局は許してしまえる。

 

 ベル・クラネルの求めに、自分は逆らえない。逆らう気は起きないのだ。

 

 

「どうする、このまま……じゅる、口で」

 

「……ッ」

 

「あはは、いいよ……イラマチオでも、アナルセックスも、おまんこの本番セックスも……全部、許すよ」

 

 

……くちゅ

 

 

「!」

 

「大好き、だよ……だから、来て」

 

 

 いきり立つ肉竿の先、白濁の出どころにそっとキスを、そして再度告白を

 

 ベルの肉竿が目に見えて膨れ、また陰嚢も音を立ててうねる。

 

 

「……いい子、えらいね」

 

 

 自分に向ける性的な欲求、そのすべてが愛おしい。

 

 ティオナ・ヒリュテの一途愛、それの前では多少のハードな性癖も容易に受け入れられてしまうのであった。

 

 

 

〇

 

 

 

 

 

「…………」

 

 目を覚ましたら、そこは見知らぬ天上だった。

 

 いや、覚えている。見知らないなんてあるはずがない。僕は何度も、この天井を、壁を、外の景色を、全部一緒に見ていたんだ。

 

 

……もう、お昼

 

 

 時計の針が示す時間、それは昼食を過ぎておやつの時間と言ったところだ。

 

 

 

「……ぼく、ずっと寝ていたんだ」

 

 昨日の夕方から始まった行為、日を跨ぎ夜が明けるまで体を重ね続けた。

 

 ベッドから起きようにも体が疲労でうまく動かない。首だけであの人を、隣に寝ているであろう人を

 

「?」

 

 誰もいない。でもそんなはずが

 

 

 

 

……くちゅ

 

 

 

「……」

 

 理解した、理解してしまえば視界にいないことも納得だった。

 

 

「……じゅ、んく……れろ、んッ」

 

「あの、なにして……ぁ」

 

 意識した、すると今まで感じていなかった快感がどっと押し寄せる。肉竿に絡みつく唾液の熱と舌先のざらつく表皮

 

 敏感な部分をなぞりくすぐるように、気づいた僕にいたずらめいた責めを与えてくる。さっきまではきっと、ずっと緩やかにしゃぶっていただろうに

 

 

「じゅる、れろぉ……おはよう、んっ……おちんちんのいただきます……あたしやっちゃったけど……んちゅ、くッ……ぷは」

 

「あの、喋りながらだと……くすぐったくて、はひ」

 

「……ん、今出たの?」

 

 でも薄い、そう付け加える。

 

 

……さすがに、出しすぎたよね

 

 

 二桁に入ってから回数は数えていない。でも我ながらものすごく絶倫だと感心するけど、よく考えるとなんであんなにできたのか

 

 

「あむ、れるちゅ……昨日は、あんなに出したのにね」

 

「……ティオナさん」

 

「なになに」

 

「盛りました?」

 

「……うん、したけど」

 

「……」

 

 えへへと、無垢な笑みで受け返す。それでは何も言えないではないか

 

 

 

……まあ、だからって何もできないんだけど

 

 

 

 

「……疲れた、もう少し寝ます」

 

「あぁ、もしかして出しすぎで……だよね、うん。じゃあ、もうやめて」

 

「……ッ」

 

「あぁ、フェラチオはして欲しいんだ……わかった、いいよ」

 

「……すみません」

 

 疲労感、けど昨日の反動かまだ体が気持ちいいを求めている。

 

 けだるく、体を起こすことも億劫で、でも他人の熱は求めてしまう。自分を受け止めてくれる、無償の母性満ちる甘やかしが欲しい。

 

「ティオナさん、僕……ずっと、あまえてばっかりで」

 

「え、そんなの気にしないよ……いいのいいの、好きでしてるもん。あたし、甘やかすの大好きだから」

 

 

……じゅぷ、じゅぽ……じゅるる、ぬる、くちゅちゅ

 

 

「……ッ」

 

「えへへ、ん、じゅるぅ……ほう、ひほひい?」

 

「!」

 

 口内に納まった肉竿。喋る呼気の熱と圧が肉竿に絡みついて、羽箒の先でくすぐられているような、そんなもどかしさたっぷりの快感に腰が浮きそうになる。

 

 

……これ、ダメ……我慢が

 

 

「……てぃおな、さん……ぁ」

 

「……ッ」

 

 音は静かに、びくびくと体が震えて、恐らく大した量ではないけど全部ティオナさんの中へと吸われている。

 

 力も意識も、どんどん抜かれていって文字通り溶けてしまいそうな

 

 

「……あぁ、くっ」

 

「ん、じゅるぅ……はぁ、ごちそうさま……朝のおしっこ、全部飲んだよ」

 

「……おしっこ? あぁ」

 

「あ、本当にトイレ行きたくなったんだ……うん、じゃあ行こっか」

 

「あ、はい……迷惑を…って、へぁ!?」

 

 急に視点が変わる。ベッドから持ち上げられ、俗にいうお姫様抱っこという奴だ。

 

「これならいけるでしょ、じゃあ行くよ……おトイレ、また手伝ってあげるね」

 

「……はい」

 

 

 甘やかされている。自覚はあるし、その上で受け入れている。

 

 女性の腕に、ティオナさんの腕に抱かれている。そう考えるだけで、心が安心で幼くなるような、とにかく落ち着いてしまう。腕のあたりに乳房が当たっているからか、それとも綺麗な顔が近くなるからか、でも理由は何だっていい。

 

 

「変わらないね、あたしたち」

 

「……ティオナさん」

 

「昨日さ、あたし一応告白したでしょ……でも、それでも変わらない。赤ちゃんができるセックスをしても、あたしはずっとアルゴノゥトくんのお姉ちゃんでいたい。友達でもいいけど、でもエッチなことがあるからさ、今はこっちのほうがいいんだ」

 

「……ッ」

 

「ふふ、赤いね……うん、かわいい」

 

「……あの」

 

「?」

 

「トイレ、はやく」

 

「!!……ああ、ごめんごめん。って言ってる場合じゃないや、急げ急げ」

 

 

 

 

……バタン

 

 

 

 

  ×  ×  ×

 

 

 

 

 

 かくして、無事ティオナ・ヒリュテは告白を済まし、ベル・クラネルとの関係を大きく進めた。

 

 ホテルを出て、元の日常に帰る頃には互いに多くの問題と向き合わなければならない。男女の仲、それぞれの物語、周囲を取り巻く環境も含めれば、これからの行動はとにかく壊して作り直すほどの労力だ。

 

 ティオナは告白した。だがその関係は未だセフレの領域を脱していない。

 

 一世一代のスキャンダル、そうした先には何が待つのか。想像力を膨らませど観測されない限り先は見えない。

 

 しかし、それでもあきらめず、二人はともに行動を起こすだろう。求めあい、そして与え合う相互的な関係の先に見る、正しく周囲からも望まれるエンド。その答えは模索するのは、まだもう少し先のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

fin

 




ひとまず完結。これにてティオナ編は終了し、そして次なるはリュー編の続編
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