白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
今回は日常回です。
「外泊を怒られました。」
「……そうか」
「…………」
「ふふ、仕方ないな……ほら、こっちにきなさい」
「………………はい」
恥ずかしい事、無断の外泊を咎められてしっぽりと絞られて、ちょっと落ち込み気味になった僕は
「膝枕、してください」
「……来なさい」
怒られて、少しへこんだ気を取り戻すために、ふらふらと癒しを求めて、今、頭を膝枕に乗せた。
アルフィアさんは優しく受け止めて、そっと足の位置を微調整、僕が寝やすいように体を合わせてくれる。頬には、アルフィアさんの太ももの柔らかさが、熱が、直に伝わって気持ちいい。
暖かい部屋だから、今のアルフィアさんの装いは薄着、肌の隙間が多くてどきどきするもの。それでいて肌の柔らかさと温度を直に感じやすいから、とてもいい
正確に言うと、かなり際どいナイトウェアで、結構スケスケで、つまりセクシーだ
「……めくりたいのか?」
「ぇ……じゃあ」
許しを得たなら遠慮なく、今アルフィアさんの下はハーフパンツで、上は下着に近いキャミソールのナイトウェアだ。胸以外の部分は、うっすらと漉けていて肌が見える。
……おかあさんの、お腹
「……おかあさん、うぅ」
「まったく正直になったものだ。こらこら、くすぐったいぞ」
「……すぅ、はぁ……んっ」
「ベル、少し変態が過ぎないか?」
膝枕に加えて、おかあさんのお腹に顔をうずめる。程よく脂肪の付いた体。位置的に、埋めている場所の奥には、子宮がある所。
そう気づくと、不思議と落ち着いてしまう。お義母さんのお腹
そこは、女の人が子供を宿す場所。だから、一番暖かくて、居心地のいい場所、なのかもしれない
「……だめ?」
「おい、そんな声で……わかった。好きにしなさい」
「……頭、撫でてください」
「あぁ、撫でられていなさい……仕方ないな。君が甘えられるのは、私だけなのだな」
「……ッ」
柔らかくて気持ちい枕、顔いっぱいに感じる優しい熱、キャミソールに覆われたこの空間が心地い。黒の透けるレース生地は、程よく暗い空間を作ってくれる。
……ぽん…………ぽん
背中を優しく叩かれる。落ち着かせる音色、子守唄を口ずさむように叩き、奏でる。
もう一方の手は、僕の頭を。側頭部から後頭部にかけて撫でながら、指を立てて髪を漉く。
「……ここ、気持ちいか?」
「ぁ、はぃ……その、あぅ」
「ふふ、気持ち良いなら、このまま寝てしまいなさい。なにせ、昨日はずっと疲れることをしていたのだ。」
「……ッ、その、その話は」
エッチ、そうだ。昨日僕は、宿で
……お風呂で、部屋で、トイレで……いっぱいしごかれて、舐められて、挟まれて
「うぅ…………ッ」
思い出す。本番こそなかったが、僕はこの人によってたくさんの大人の快楽を与えられた。夕方から始まった時間は日を跨いで、夜中の3時ぐらいに僕らは同時に寝落ちした。だから
……ベル様、無断外泊で朝帰り、弁明はありますか?
……リリ、これはその……なんというか、その……って、命さん! 何ですかそのハリセンは!!
……ベル殿が不良の道を歩むなら、この命、実の母のごとく怒り狂って見せましょう、御免!
……ベル様、お尻……覚悟してくださいね
「……ひぐ、あぁ」
「よしよし、怖かったのだな……だが、皆君を想ういい娘じゃないか。ベル、良き年上の者に囲まれる境遇は贅沢の極みとも言える。嫉妬で後ろを刺されないよう注意して生きなさい」
「…………それは、はい、注意します。あぅ、お尻がまだひりひりする」
怨みはない。けど痛いのは別問題だ。痛さはもちろんだが、尻を叩かれるというのは精神的にダメージが残る。お説教は、身に染みました。はい、それはもう
けど、今回の沙汰はましと言うべき、だって外泊の理由を見抜かれることはなかったから。つまり、神様はリリ達の側にいなかった。神様もまた無断外泊でリリにお尻を叩かれる立場だったのだ。
……神様、いっぱい説教されてた。心なしか、リリ達も強く叩いていた気がするし
だからか、神様は僕に対して質問責めをする余裕は無くて、神様には悪いけど、ちょっとだけ感謝してしまった。
嘘を見ぬく神の審判をまぬかれただけ、これはまだ良い結果だったかもしれない。でも
「……おかあさん、僕、僕は
「わかった、あとで尻を撫でてやる。」
「……ありがとう、ございます」
なんとも間抜けなお願い、しかしもう恥ずかしさは感じない。いっぱい怒られたあとは、やっぱり癒しが欲しくなる。
アルフィアさんに甘えることに、僕は一切のためらいが無くなってしまった。本当に、この姿だけは皆には見せられない。
一緒いる日々、甘々なこの隠匿生活が無事続くように、今はただ願うだけだ。
〇
~ギルド受付所~
ダンジョンから帰投した夕刻、ギルドの受付所で恒例の換金を行う。
担当アドバイザーのエイナさんが魔石やドロップアイテムの監査をして、そして受け取るだけの作業。もはや当たり前の日常
なのに、どこかエイナさんは訝し気で、というか怪しんでいて、目線が痛い
「……ねえ、今日のベル君はソロなの?」
「え、はい……そうですけど」
「ふぅん、無茶してない? 大丈夫? 危ないことしているなら怒るよ?」
「……大丈夫です。はい、僕は無茶もなにも」
……というか、戦闘もしていないのですけど
「ん、何か言ったかしら?」
「!……その、失礼しますッ」
「あ、こら! やっぱり何か隠しているでしょ!」
遠くから響いてくるエイナさんの声、今度顔を合わすときにどうしようかと、中々にまずいことをしてしまった気がする。
でも、疑われたのは無理ない事。だって、今日の僕はソロで、なのに
……100万バリスは、稼ぎすぎですよ、アルフィアさんッ!!
「おや、換金は済んだのだな」
「!」
……むぎゅぅ
「まったく、慌ただしい子だ」
「……ッ、おかあ、さん……ふぎゅ」
受け止められて、そのまま抱擁されて、力が抜けて弛緩して、とにかく蕩け切ってしまった。
アルフィアさんのおっぱい、ダメになる。なりたい
「駄目になる前に店に行くか。ベル、しゃきっとしなさい」
柔らかさが惜しい。けど、人前であるからしっかりしないと
「……はい、あとこれ……おかあさんの、稼ぎ」
「あぁ、だがバックは持ち合わせていない。ベルが持ちなさい」
「……はぁ、なんだか責任が」
最高額のバリス硬貨がたくさん詰まった袋、あとは紙幣にして、それでもリュックいっぱいに納まったお金。今ほどスリが怖いと思ったことはない
……アルフィアさん、すごかったなぁ
ダンジョンに降りて、上層中層、更には下層、なんだかよくわからないままにポンポンとダンジョンに降下していって、そして知らない場所で知らない敵や知らない採取場所と、まるで勝手知ったる我が庭を駆けるようにアルフィアさんは奔走した。そうした結果、たった半日の日帰りだと言うのにたんまりと稼いでしまった。稼ぐことができてしまった。たった一日で、ほぼ一人で、それで百万バリス、加えて今日は換金しきれなかった希少ドロップアイテムなんかもお金に変えれば、それはもう、ね、目がお金になっちゃう。大金って簡単に手に入ると逆に怖いのだと言うことを、今日の僕は学んだ。
それに、戦いかただってすごかった。魔法を唱えて、時には僕からナイフを借りて、迫る敵達を一蹴して一蹴して、うん、今日ほどダンジョンで力を抜いたことはなかった。アルフィアさん何でも出来る
……良い所、見せたかったのに
アルフィアさんが言いだしたのだった。いい加減、僕からバリスを無心したくないと、でもふたを開ければこんなに稼げるなんて
もし、今日だけじゃなくて毎日一緒に潜ってしまえば、多分ファミリアの借金も跡形もなく消し飛ばしてしまえそうだ。
「……なんだか、今日の僕、冒険者としてすごくズルをした気分です」
「ふふ、私と潜ったからか? いいさ、子供を守る母は強いのだ。ベルがいたから、私も頑張れたのだ」
「……」
……ナデナデ
「……ふぁい、そのとおり、です、はふぅ」
頭を撫でられたら全てどうでもよくなった。お義母さんには敵わない。いろんな意味で
「まったく、謙虚なのだなベルは。でも、私は本当に構わないのだ。なんだったらその全額、ベルのお小遣いにしてもいいぞ」
「だ、ダメです……そんなもったいない」
「……しかし、使い道のないお金だ、私にはな。ベル、そうまで気にするなら、君が決めるといい」
「そう言われましても……ぁ」
撫でる手が止まった。何かと思えば、そこは飲食店並ぶ夜の繁華街だ。
漂う香ばしい香り、行事でにぎわう街は露店も並んでいて、目の前で焼かれて提供される肉がすぐ目に留まった。
「……まずは、夕食としよう」
「はい……その、お願いします」
子どもらしく、親にねだって美味しいものを頼む、思い返せば、僕の今までにはそんな経験はなかった。
「……ベル」
「!」
手を握られた。しっかりと握って、迷子にならないように、そんな意図を勝手にくみ取ってしまう。
……なんだろう、変な気分だな
「……嫌か?」
「いえ、決してそういうのじゃなくて……なんだか、その」
不安げに見つめるアルフィアさん。あぁ、ダメだ。僕の気が迷ったら、この人も迷ってしまう。
もう、ためらう必要なんてない。この人といる間ぐらいは、二人だけなら
「……ッ」
覚悟を決めて、ぎゅっとその手を握り返す。
離さないように、強くその手をとって
「……痛い」
「!」
「ふふ、冗談だ。だが、そこまで強くしないでもいい」
「……はい」
羞恥で赤くする僕を、なんどもその手で撫でてくる。
不器用に甘える僕を、恥ずかしながらもその手を恋しく思ってしまう僕を、この人はただ嬉しそうに見つめて、その手が僕の髪を優しく漉いてくる。
「……おかあ、さん」
「なんだ、ベル」
「……離さないで、ください」
「あぁ、離さないとも…………だから、そろそろ行くか」
……くぎゅるるぅ
「――――――ッ」
空腹の鐘が鳴る。腹は据わったけど、お腹は依然満たされていない。
ひとまず、今は
おかあさんに甘えて、美味しいものをねだろうと、僕は幼心に想うことにした
次回に続く
何気ない一日です。エチエチはまたしばらくして、感想・評価などあればよろしくおねがいします。