白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
ダンジョンに行く、そう言い残して僕はホームを後にする。
今年の聖夜はそれぞれ用事があって、皆一緒にいる時間は取りづらい。だから年末までは、各自私用を優先して日々を過ごそう、そんな了解があってか、僕も日々を自由に過ごすことにした。
……神様、アイドルの仕事始めたって、ジャガ丸君系アイドル?なんだかよくわからないけど
ふと、神さまが始めた、よくある神様らしい娯楽求むる奇抜な行動、今に始まったことじゃないし、神さまもなんだかんだで神なんだと、再認識するだけだ。でも、そんな活動もあってかファミリア全体で自由に過ごす気風が立っていたのだ
ヴェルフは、今年の聖夜は勝負だからとヘファイストス様のもとへ、命さんも似た理由でタケミカヅチ様の所
皆、それぞれ違った聖夜を過ごす。だから、春姫さんとリリ、それに神さまは今も
リリ・春姫・フィルヴィス「「「イル・ミリオーネ、きゃはッ!!」」」
謎のプロデューサーF「僕の親指が光って疼く、プロデューサー道を極めろと、轟き叫ぶッ!!」
神さま「ケータリングの弁当と飲み物、買ってきたよ! ねえ、いい加減にさ、神にパシり役させるのは止めないかい!!」
「…………うん」
端から覗く熱心な光景、開催予定のライブに向けて鋭意レッスンに励んでいる、アイドル活動いわゆるアイ活らしい。
なんでフィンさんやフィルヴィスさんがいるとか、聞くに聞ける雰囲気じゃなかったし何よりその場に入れる空気を感じなかったから、だから僕はその場をあとにした。
覗き見て、正直あまり関わらない方がいいかなって、何となく察してしまったのは決して言うまい
× × ×
バイトを休んでまで、神さまはプロデューサーF(どうあがいてもブレイバー)と共に、フィルヴィスさん含む三人と熱心に練習に励む日々。
なんだかんだで、色んな人のホームの出入りも増えた今、これ以上部屋でアルフィアさんを匿うのは無理だと、僕は察した。
既に、アルフィアさんは自力で大金を稼いでいる。だから、もう良い頃合いだったのだ。
「……で、ここに泊まればいいと」
「はい……だから、すみません」
「なに、謝る必要はないさ」
ここはメインストリートにあるかなり高めな貸家。アルフィアさんのことを思えば、下手な宿は選べないのだ。
思えば、ずっと拾った猫を隠すように、僕の部屋に閉じ込めていて、それはあまりにも良くない。アルフィアさんのような綺麗な人を、僕の都合で閉じ込めている気がして、思えば思う程罪悪感が募ってしまう。
一緒に居続けられなくなるのは寂しいけど、わがままは言ってられない
「……んっ」
「ベル、手が止まっているぞ」
不意に、頬をつつかれた。
ベッドの上で、今まで買いそろえたアルフィアさんの衣服、それをクローゼットに整理している。
オラリオで最新のトレンド服を買い集めて、ベッドの上は服でちょっとした山が出来ている。全部、アルフィアさんに着て欲しいと、つい僕がねだってしまったものだ
「……ベル、どうしたのだ。匂いでも嗅ぎたくなったのか?」
「うぅ……違います」
「なら手伝ってくれ、こういう家事は二人でやった方が早い」
「……はい」
服をたたむ。といっても、ここに在る服の中には下着もあるし、ブラや、ショーツ、下着、下着
「あの、僕その……いないほうが」
「駄目だ、君がここに住むように指示したのだぞ。なら、最後まで付き合いなさい……なに、難しいことは要求していないぞ。ほら、それを」
「……いや、だからこれは」
「気にしないさ。たたんだら、そこの棚にしまってくれ」
「……」
「……好きなのがあれば、いくつかポケットに忍ばせても」
「し、しませんからッ!」
そう叫び、抗議の意を唱える僕
けど、手に掴んだショーツへの想い、見透かされていた。
アルフィアさんの下着、皆スケスケで、とっっっっってもどきどきしてしまうものばかりだった。
というか、その中には少し、いやかなり特殊そうなものも
「…………なんで、穴、開いて」
「どうした、やはり欲しいのか」
「!!」
ニマリ、と
いたずらめいた笑みを浮かべるアルフィアさんを、最近よく目にする気がする。なんだか、表情増えたよね、お義母さん
〇
「ベル兄ちゃんだ!」
「ほんとだ……でも」
「シル姉ちゃんじゃない人と一緒だ。すけこまし!」
「……ハハ」
出会いがしらから投げかけられる言葉の数々。日用品の買い出しに出かけた僕たちが遭遇したのは子供たち。
元気のいいヒューマンのライ、物静かなエルフのルゥ、それと少し弱気な犬人のフィナ
この子たちはシルさんの通う孤児院の子たち。エルフや獣人、色んな種族の子供たち、面識を得てからは街中でよく声をかけられるし、たまに遊び相手になってあげることもしばしば。シルさんが大好きで、とってもいい子なのは違いないけど
「……浮気?浮気なの?」
「あぁ、それは……」
うん、当然と言うべきか、隣に立つアルフィアさんと僕を見比べて、そんな疑問を言い放つ。この無垢で遠慮のない質問、子供らしくて憎めない。憎めないけど、とても困る
違うと否定しても意味はない。この子達が納得する回答を出さないと、収集はつかなくなる。
「シルお姉ちゃんがいるのに、こんな綺麗なお姉さんといるとか…………うん、浮気だ浮気」
「ベルお兄ちゃんは…………まおとこ、なの?」
「…………ッ!!」
無垢な言葉の槍で包囲されている、そんな時
助け船は、僕のとなりの人から
「童達よ、それは誤解だ。」
「「「?」」」
そっと静かな声で囁いた。元気に騒がしく声を上げていた子供達が、その静寂の音にすっと大人しく、そして聞き耳を立てた。
「この子と私の関係は浮気ではない。そもそも、浮気とはなんだか、君たちはわかるのか?」
冷静に問いかける。子供達は、首をかしげ答えられないままうなるだけ
「ふふ、浮気は悪いことだ。だから人に見つからない場所でするのだから、君たちの前にいる私たち二人は、どうなるかな?」
「おぉ」
「ほんとだ、見つかっちゃった」
「じゃあ浮気じゃないね」
「……」
屁理屈この上ない返答。しかし、こうも堂々と言われると子供達はなるほどと首を縦に振るしかない。
完全に言いくるめられて手玉にされている。そうは思っても決して言葉にはしない。
「そっか、じゃあお姉さんは?」
「冒険者だ。彼の仲間だよ……ちなみに、魔法使いだ」
おー、と子供達は口を揃えて驚きの声を上げる。
だんだん、話は僕ではなくアルフィアさんの方へと集中。子供達は皆冒険者が好きだから、この場は取り敢えず乗り切れたと、そう確信した。話が逸れているうちに、しれっとこの場を
「シルお姉ちゃんみたい、お姉さん綺麗」
「はは、そのシルという娘、私は知らないが……良い誉め言葉と受け止めておこう」
「……ッ」
下にかがんで、アルフィアさんはフィナの頭を撫でた。恥ずかしそうにしながらも、とても気持ちよさそうに喉を鳴らしている。犬というか、これでは猫だ
「くぅん……」
「ずるい、ボクも……ルゥも、ルゥも」
「あぁ、よしよし……可愛らしい子だ」
開いた手でルゥの頭を撫でる。残されたのは一人男の子のライ、なんというか言いだしづらそうで、もじもじとしている
この子は孤児院でも11歳の年長者だ。慣れたシルさんやマリアさんと違い、アルフィアさん相手に素直に甘えるには、他二人がいる手前
「おっと、すまない……少年の名前は」
「……ライ」
「ライ、しばし待つといい。順番は守る」
「……別に、いらないし」
「ふふ……」
意地を張ってるが、なんともそわそわとして、ちょっとかわいそうに思えてしまう。男の子だし、前にもシルさんのスカートをめくったりしたし、生殺しって言うのかな
今のアルフィアさんは、セーターの上にコートを羽織っていて、でも前を開いているから胸のふくらみは見えている。むしろ、開いたコートの中に在るたわわなふくらみ、冬の厚着に覆われてなお膨らみは凶悪的
綺麗なお姉さん、胸も大きくて、優しいお姉さん。うん、目の毒だ、毒が深すぎる
「ライ、意地はらないでもいいのに」
「そうだよ、このお姉さんいい人だよ。たぶん、シルお姉ちゃんよりおっぱいも大きいよ」
「!」
「……あはは、ぁ」
論争が始まる。やれシルさんのほうがと、ライとフィナが喧嘩を始めて、ルゥは特に騒ぎ立てず未だにナデナデに夢中
あまり、こんな路地でおっぱいと連呼するのは止めて欲しい。ほら、横を通り過ぎる女の人が、生暖かい目で見たりして、アルフィアさんもちょっと困っている。
「お姉さんのおっぱい、すごく大きいよ。シルお姉ちゃんよりも大きいって」
「いや、違うね、シル姉ちゃんのほうがすげえもん。前、一緒にお風呂入ったとき」
「え、一緒にお風呂入ったの?」
「ち、違う! そんなことしねえよ、あれは向こうが勝手に、は!?」
「ライ……えっち」
「ライのえっち!」
「ちがーーーうッ!!」
「……ハハ」
睦ましい光景、しかし同情はする。いつ助け舟を出すべきか、そう考えているうちに
「くそ、とにかく……俺の方が正しいんだ!」
「違うもん、絶対このお姉さんが」
「だったら…………だったら俺が、確かめてやる」
「へ?」
言うに聞いて、反応したころには遅く。
ライの特攻、とも言うべき愚行は、皆の不意を突いて成功してしまった。
「わ!」
「はわわ……」
「――――――ッ!!」
ライの手が、アルフィアさんのお胸を、正面からわしづかみ。
広げた五指が果実の中へ吸い込まれていく、豊満で張りもあって、弾力もある素晴らしい乳房。揉んだ本人のライは
「え、なにこれ……やわら、かい、おおきいッ……知らない、こんなの知らない!!……こ、怖い!?」
「ライ?」
「知らない、マリア母さんやシル姉ちゃん違う……怖い、おっぱい怖い、怖いよ!!」
「……ッ」
一目散に走りだすライ、慌てて追いかけるフィナとルゥを眺めて
「!……お、お義母さん」
我に返り、振り向くとアルフィアさんは困っていた。
「……怒る、暇も無かった」
「……」
「ベル、怖いのか……私の胸は」
声色が低い、どうやら思いのほか気にしているようで
子どもに怖がられることを、アルフィアさんは気に病んでしまっているのだった。
「……ライ君」
たぶん、初めて知るだろう、身内以外の大人の異性の、たまらない色香
うん、衝撃的だったんだね。アルフィアさんの、胸、理解するにはまだ早くて、受け止めきれない感動に怯えてしまったんだね
……トラウマ、ならないといいなぁ。いや、なるのかな、むしろ忘れられない良い思い出?変な性癖が芽生えるかも
「……それと、あぁ」
「ベル、私は……怖い顔でもしていたのか? うむ、表情が乏しい自覚はあるが、そこまでとは」
子どもの本気の怯えっぷりに、罪悪感から傷心気味なアルフィアさん。とりあえず、今僕がすべきはどうフォローするべきか、ということだろう。
次回に続く
ダンメモのイベント、エアプ勢ですが楽しんで拝聴しています。ダンメモやってる兄貴たちにも満足してもらいたい、そんな下心があったりなかったり。多分ある
今回は連日投稿です。次の話も続けてどうぞ