白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
筆者的に一番行きたいのは銀山温泉です。
綺麗な満月をつまみとり、それを水へ放ったかのような、水面に美しい月光が映えている様に思わず息をのむ。
大浴場の露天風呂、冷え切った足を湯につけ、落ちるように体を投じた。雪空の中ここまできたせいで、体は氷のように冷えきっていたから、ロービーや部屋の暖房程度では簡単に温まらない。だけど、湯につかってしまえば、芯の氷もすぐに溶ける
「…………ぁ」
敷居の岩に頭を預け、手足を伸ばし天を仰ぐ。湯の熱が心地よくて、このまま空へと引き込まれそうだ。
そうなってしまえば、月の兎と仲間入りするのだろうか
「はは……何考えているんだろ、ぼく」
温まる、そのおかげか気分もほだされて、そんなしょうもないことを口ずさんでしまった。
人もいない、聞く者もいない、誰も失笑などしない、そう思っていたら
……くす
「?」
「ぷふ……あなた、自分から兎だって言って、自覚合ったんですね」
笑い混じりの声、それは隣の、竹で編まれた壁の先、レフィーヤさんのいる女湯からだ
「……あぁ、あはは」
「ごめんなさい、でもあなたが悪いんですからね。ま、こっちも人はいません、そっちもですか?」
「はい、というか大浴場なのに僕らだけです。偶然でしょうけど、運が良かったと思うことにします」
「あ、やっぱり恥ずかしがってる」
「はい、恥ずかしがってます」
「あら、正直ですね……ふふ、良かったです」
「?」
少し間をおいて、ばしゃりとゆの跳ねる音が聞こえた。
ぎしっと、竹の壁がひずむ音がした。壁を隔てているけど、お風呂は一つに繋がっているから。僕から見て、右側の壁側に、今レフィーヤさんが持たれているんだろうか
「……」
理由はない、だけど近づいて見たくなった。壁越しに感じる気配で、なんとなくそこだと思えた。
背中を預ける。同じ湯につかって、今僕とレフィーヤさんは近くに
「……壁、壊さないでくださいね」
「あ、すみません」
壁を挟んで背中を預けている。触れることはできないけど、微かに感じる圧が生きた人の感触を意識させる。
「あ、聞こえますか……あまり、大声で話すのも」
「ですね、恥ずかしいですね」
声のトーンを合わせた、低くして、そして湯に反響するからだろう
『……ベル』
「あ、はい!」
艶のある、しっとりとした声が響いた。思わず背筋を伸ばして、素っ頓狂な声を漏らしてしまった。
「ふふ、そんなにかしこまらないでください。もう、本題に入りますからね」
「ほ、本題……?」
「部屋のこと、ですよ。その、色々あると思いますけど……えっと、とりあえずアッパーのことはすみません。」
「……あぁ」
良いパンチだった。チンをかすめリングにダウンさせる、あれはプロの切れ味だった
「えっと、そのことも含めて……その、これからのことです。この、私たちの旅行のこと」
「……はい」
語る。レフィーヤは静かに、感情を荒立てることなく、ベル・クラネルに対し誠実に向き合う。
壁一枚を隔ててか、それとも湯の熱にふやかされてか
いつも、オラリオで向けるようなやっかみも、嫉妬も、当たりの強さも今は潜めている。それが良くないと、一人でいるからこそそれを理解している。
打ち解ける、までは行かなくとも、せめてこの旅行期間の間ぐらいは
……ちゃんと、楽しく向き合いたい。友達ぐらいには、接しても、誰も何も言わないよね
自分の為にも、ベル・クラネルの為にも、それが最善だとレフィーヤは考え付いた。子供の理論で荒ぶることは、ここではきっとするべきではない。
「……休戦です」
「へ?」
「ライバルとか、そう言うのは無しで……だから、お風呂から上がったら、一緒に美味しいものも食べますし、その後に遊んだりもします。それで、いいですよね?」
最後の言葉は弱弱しく、すがるようにベルに告げた。ベルからは見えないが、今レフィーヤは湯に半分顔を付けて羞恥を隠している。
「……はい、わかりましたッ」
「!」
色良い返事、少しトーンを置きくしてベルは返答を送る。もとより断る理由もないし、ベルもそう望んでいる
良い旅行にしたい。一人きりよりも、二人の方がずっと楽しい
「そうですよね、二人で楽しんだ方が、ずっとお得です……僕からも、お願いします」
「……は、はい」
頼む側が、転じて頼まれる側になってしまっている。
どこまでもまっすぐに、自分と違って素直な相手、その真っ直ぐさは自分には難しいものだから、だからきっと
……嫉妬、しちゃいます
「……これで、勝ったと思わないでください」
「?」
何を言ったか、湯のせせらぎ、夜風の音でタイミングよく声がかき消された。敗北をわざと告げさせるようなレフィーの独り言を、この少年は聞き流してしまえた。そんな主人公体質にレフィーヤは救われている。
そういうところだぞと、どこからか聞こえるヤジの声、それでも直らないのがベル・クラネルの性である。
〇
~サービスカット~
「んっ……ぁ、きもちいぃ」
吐息が、湯に熱されてより艶を帯びた吐息が漏れ出る。
手足をだらんと伸ばし、湯の熱を全身に染み渡らせる。土地の鉱物の成分が染み出た天然温泉、硫黄の匂いはさほど強くなく、夜風で空気の通りもいいから問題なし
「……お風呂、いいなぁ……だらしないけど、いいよねぇ」
温まるからだ、少し熱めの湯で火照ってきた。だからか、少し冷気が欲しいのか
レフィーヤは体の力を抜いた。脂肪の付いた柔らかい体は自然と浮き上がる。先に乳房が島のように浮き上がり、そしてお腹と続く。
明かりに照らされ、レフィーヤの体ははっきりと映っている。見る者はいないが、上に鏡でもあればまず蠱惑的な女体の姿が無防備になっていることだろう
「……月、綺麗」
ぷかぷかと、湯に浮かんでのんきに独り言つる。岩に頭を置いて、裸を水面に出したまま、少し夜風を浴びている。
火照った熱が抜けていくのは気持ちがいい。
「……ん」
しかし、そのせいか
……胸、くすぐったい
湿り気が渇く、血の巡りが急激に変わり、敏感な先が硬くなるのを感じた。
「……おっぱい、冷えたら硬くなる、わけないですね」
ぽちゃんと、肩まで湯に体を落とす。冷えた乳房を手の平に収め、ほぐすように湯を絡める。
お腹、胸、両手で揉み解すように湯の中で触れて、少しこそばゆく感じる。
「なんだか、いけないこと……してるみたい」
やっていること、それは自慰行為とさしてかわりはしない。胸を自分で揉む癖はないが、この場では少し違ってきた気がする。
湯の熱でほぐれた体、手の平に納まる乳房が、少し張ってきているようで、揉み解すたびにコリのようなものが解消される
気持ちが良い、だからか……すこし
「……だ、だめ……だよね、下は」
指先、微かに触れるのは痴毛の感触。意識してしまえば、ジンジンと痒みのようなせつなさを覚えてしまう。
……今、誰もいない
隣の露天にいたベルは既に上がっている。このばには、誰もいない
「……ゴク」
行動に移るのは早かった。レフィーヤは湯から上がり、縁の岩に腰掛け、湯に背を向けるようにした。
左手は乳房に、右の手は、秘部へと
月明かりから背くように、影に潜めて慰める行為を始めた
湯の流れる音、だが、耳をすませば微かに、艶のある液の滴る音も混じっている。
だが、それも短く、達するのは存外に速い。月の光に惑わされて、レフィーヤは少しの天国を経たのち、少し長く続く自己嫌悪へと浸る。
「……だめ、なのに……ぁ、でも、きもち、よかった」
別の熱に火照った体、夜風で抜けていく心地が悦の余韻をより明確に覚えさせる。
しかし、このままではいけない、そう思い、レフィーヤは証拠をお湯で流し、少し身を清めてから浴場を後にした。
次回に続く
旅行編のほのぼのもいいけど、まあ随所にエチエチも挟みたくて……本番はまだまだなんで、レフィーヤの隙だらけなエチチをお楽しみください。まだ彼女やらかす予定ですので
感想頂けて嬉しい限りです。次回の投稿も出来るだけ早めに