白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
有償でskebでも始めようかな(本末転倒)
直に感じ取れる体温、腕に抱いた背中はすごく細くて、華奢で、加減を間違えてしまえば簡単に手折れてしまいそうなぐらいだ
「……ッ」
抱きしめている。あの、いつも合えば反発してしまう関係の、僕に叫んだり怒ったりしていたあのレフィーヤさんを、今この腕の中に収めているのだ。こうして、肌に感じて薄々と気づく。レフィーヤさんと僕は、果たしてそこまで悪い中だったのかと、疑問を抱いてしまう。
……あの時も
初めてまともに接したのは、確かリヴィラで覗き騒ぎが起こった時。あの時も散々追い回されて怒られて、すごく印象を悪くしてしまった、だけども罠に落ちてから共闘して無我夢中とはいえ僕とレフィーヤさんは共に大きなことを成し遂げた。
一緒に協力した、あの時の達成感は嫌い合う相手からでは絶対に生じ得ないものだ。
……まだ、いっぱいある。僕とレフィーヤさんは、いっぱい重ねてきたんだ。悪い事以上に、良いことも
街で見かけて怒られたり難癖をつけられたり、でもそれ以上に協力して助け合って、最後は一緒に笑いあうこともあった。
そして、レフィーヤさんの方からも
「……言いたいこと、あります」
思い返せば随分と出てくるものだ。その中でも、あの時のことはどうしてすぐに気づけなかったのか
ゼノス騒動の終結、僕と彼の決闘の場で、確かに知った声の声援を覚えている。僕の姿を見て、背中を押さんとした少女の声、あれは
「レフィーヤさんは、僕を見て……気にかけて、応援もしてくれている。僕は、そんなレフィーヤさんと」
「……や、めて」
「もっと、親しくなりたい。今回の旅行みたいに、ほんの少しだけ近い所に居させて欲しい。」
「!」
「一杯謝ります。今も、今朝のことも……でも」
自然と腕に力がこもる。謝罪のはずがいつのまにか要求を通そうとしていて、そんな自分がまるで自分ではないように感じられるのだ。
しかし、たとえ自分が変わるとしても、この行為を無かったことにしたくない。それは、過去も同様に
……そうだ、僕はしたいからしたんだ。だから
「……何を、したいんですか、あなたは」
震える声、怯えてからに思えるがどこか違う。
とまどい、動揺、そんな色は見えない。今、レフィーヤさんは僕の背に腕を回している。微かな力で、縋るように爪を立てているのだ。
「謝るとか言って、真逆の行動じゃないですか……バカ、スケコマシ、変態、犯罪者」
「……うっ」
後半、中々に来る罵倒にベルの顔がしかむ。特に犯罪者という言葉には、つい腕の抱擁が緩むぐらいには
「ぁ……その、怒ってます?」
「……」
回答はない。先まで余裕のあったベルに冷や汗が沸き立つ。
「……もう」
——ぎゅぅ
「!」
「……何、勝手に止めているんですか。止めろなんて、言ってないのに」
「?」
プンスカ、擬音をつけるならそんな感じだろうか。少し、いやかなり空気が浮ついている。
でも、それは軽くなったという意味合いが大きい気がする。重苦しさは消えて、幾分か気持ちが楽になった。そんな楽な気持ちのまま
「……?」
僕の抱擁を抜けて、今度は逆にレフィーヤさんが僕の腋下に腕を通して、ぎゅ~っと強く抱きしめてきた。胸板に顔を預け、半ば押し倒さんとばかりに、自重を預けている。
「え、あぁ……っと」
たじろぐ足取り、レフィーヤさんを抱えたまま、僕は近くの椅子へと腰掛けた。シングルソファーがぼふっと腑抜けた音と共に沈み込み、僕の膝の上にレフィーヤさんが跨っている。
「な、何座ってるんですか……これじゃあ、抱きしめて」
「へ、抱きしめて……?」
「……ええ、そうですよ、欲しかったのに、もう」
……もう?
そんな語尾を可愛らしくするなんて、一瞬僕は夢を見ているかと疑った。
だって、それじゃあまるで
「……ん、もういいです。となり、詰めてください」
「え、でも狭いよ」
「いいです、狭い方が……良いこともあるんです」
「??」
おかしい言動、こっちが飲み込み切れないままにレフィーヤさんはグイグイと迫る。
それでは、まるでレフィーヤさんが、喜んでいるようではないか
「……ッ」
今朝のこと、それを繰り返しているのに何も反発しない。むしろ、それを今は求めているとすら見える。
今だって、服が若干乱れているのも気にしないで、僕の体を触りまくっているから
……気にならない、どうして
「……ちょっと、もう少し横に」
「えっ……あぁ、無理だよ、これ一人用だし。その、向かい側のソファに……って、ちょっと!」
言って聞かぬ、レフィーヤさんは強行に移った。
「ぁ……っと」
慌ててしまい声が上擦った。今、僕はレフィーヤさんの背中を抱いて、もう片方もその両足の裏に通っている。
座ったまま、お姫様抱っこなる態勢。僕の腕に抱かれているから、顔はすごく近いし、なんだかいい匂いだってする。
「……悪くない、ですね……落ち着きます」
「!」
肩に頭を置いた。頬にふわっとした髪が触れて鼻先に良い匂いが漂う。
体にかかる負担も、レフィーヤさんという存在をより強く感じさせるファクターとなっていて、この逃げ場のない態勢が不覚にも心地よい、とすら感じられる。
「……変、ですか?」
聞かれた。しかし、すぐに返せない。
今の行動、すごく大胆になったレフィーヤさんの行為、でも裏を返せばそれは意趣返しなのか、僕だって今しがた相応の行為を働いた。
僕も、レフィーヤさんも、大胆になっていて、だから
「……答えないなら、いいですよ。別に、どうおもわれても、いいんです」
「へ……ぁ」
「ん、もっと強く支えてください。あと、足の方は良いですから……ほら、手を」
そう言うなり、僕の手を手繰り寄せて奪うように、レフィーヤさんの右手は僕の左手をつかむ。
「!」
「……大きい、ですね……やっぱり、男の子なんだ」
指と指、がっちりと組み込むように結んだ手の平。時折握る感触を交えて、レフィーヤさんは静かに息を繰り返す。
「……ッ」
レフィーヤさんを抱きかかえて、その吐息を肌身に感じている。握り合った手は、生きた脈動を如実に伝えてくるのだ。
時間は、ゆるやかにすぎていく。レフィーヤさんはまるで飼い猫のように、目を閉じて気持ちよさそうに、眠っいるのかどうかわわからないけど、ただ甘えているのだと理解できた。
「……匂い」
「へ」
「男の人の匂い……ちょっと臭いですね」
「嘘、体はちゃんと洗って」
「ふふ、何うろたえているんですか」
「……レフィーヤさん」
「あはは……気になるなら、こんなことしませんよ」
くすくすと笑って返す。でも、もぞもぞと体を揺らすのは止めて欲しい。
……あまり、良くない……当たって、お尻の感触
一部分、ベルの敏感な部分に荷重を賭けながら、レフィーヤは続けて畳みかける
「ん……すぅ、んっ……ぁ…………あぁ」
吐息が、服の隙間を抜けて素肌をくすぐる。もどかしくて掻きむしりたくなるけど、今は両手を塞がれているから耐えるしかできない。
「うん、あなたの体臭……そんなに気にならない。風呂上がり、それともなよなよしてて男らしくないから」
「あの、その表現は心が痛むのですが」
「知りません。ほら、両手がおざなりですよ……ん、んッ」
訴える、突き動かすように、無言でうなって、意を汲み取れということか
「……え、えっと、こうですか」
考えて、悩んだ結果僕はレフィーヤさんの頭を撫でてみた。
「……ふふ、良い判断ですね」
「はあ……でも、この態勢辛いですね」
背中を抱きかかえる手で、何とか伸ばして後頭部を撫でてみる。左手はつないだままで使えないからだ、何故握った手を放してくれないのか
「レフィーヤさ「レフィーでいいです」……んって、ふぇ?」
遮るように言葉を置いた。黙したベルに、レフィーヤは視線を合わして満足そうに告げた
「前々から思っていたんです」。レフィーヤじゃなくて、レフィー……ほら、呼んでみてください」
「……ぁ、うん」
顔が近い、照れるのをいいことに、レフィーヤさんはもぞもぞと体を近づけて、より近づいてくる。
「うぅ……れ、レフィー」
「ぷふ、まあいいでしょう。頑張ってくださいね、ベル」
「!」
「あら、不思議ですか……ま、いい加減フルネームも疲れました」
「……いいんですか」
「構いませんよ、だって…………えぇ」
言葉が止まる。軽い調子から変わって、レフィーヤさんは少し表情を曇らした。顔を背け、表情を見られまいとするように顔を隠し
握り合う手を離して、そのまま僕の首へと両腕を回してきた
「!」
「ほんと、言いたいことばっか言ってくれて……なんだか、ずるいです」
耳元でゾゾっと、潤いに満ちた声が敏感な部分をなぞる。
吐息、湿った唇が開くことで起きる微細な音まで、とにかくレフィーヤさんの発する音が微細なまでにも感じられる。
しなだれかかり、その胸に収めた果実を押し付けてさえいるのに、レフィーヤさんは強行を止めない。
「……ひゃ、あのこの態勢はずいぶんとまずい気が」
「知らない、あなたが勝手に抱きしめるからこうなったんです……自業自得です」
……くちゅ
「!」
湿り気の在る感触、それは耳に感じた。少し離れ、顔一つ分の距離で向かい合う。仰ぎ見たレフィーヤさんは何かを舐めとった後のように舌なめずりをしていた。
「ふふ……どうかしましたか?」
「??」
「やり返し、覚悟できてますよね」
今回はここまで、次回からちょっと官能テイスト入ります。