白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
というのもアンケート以前まで、私はリーネが死ぬなんて知らなかったのです!オラトリア読んでなかったから!!ベートラブは知ってたけど、あんな最期まであるとか、重い、重いよリーネさん
そしてなによりベルとの関係性、自分的にネトリは苦手なので関係の築き方も難儀、難しいどうしよって感じでした。書ける書けないというよりかは、自分が納得できる官能ストーリーはいったい何か、そう思い続けた先に出来たのが今回のエピソードです。
がんばった!頑張って書き上げました!! というわけでどうぞ!!!
(1) 袖すりあって淫らな縁、奥手ですよアリシアさんbyリーネ&エルフィ
子供のころ、何の意味もない行動をとり、意味のない物事に意味を見出して夢中になる。つまり、大人になってしまえば、かつて自分が似たようなことをしていたというのにもそれが理解できない行動になる。そこには理が無いゆえに
大人からすれば、子供というのは理解の追い付かない生き物である。故に、育児とは難しき事
……にしても、これは
「キャッキャ……ッ」
「こらこら、そんなに走って……もう、いけない子ですね」
「あはは、ワンちゃんみたいだね。あ、手をたたいたら寄ってきちゃった……かっわい~」
理解の追い付かない生き物、故に接する場合思考を捨ててただ愛でればいい。だがいかんせん
「……あの、お二人とも本当に良いのですか?」
「「へ、なにが?」」
己と違い、順応しているのかあまり考えていないだけか、親しい二人は緩み切った笑顔が戻っていない。リーネ、エルフィ、二人を前にエルフの乙女アリシアは唯一まともな大人として意見を投げかける。
アリシアは提唱する。今この状況、流されてしまったとはいえ、自分たちが相対している彼がいったい誰であったか、それを思い出すべきだと
「そこな子供は、子供でないんですよッ……だって、その男は」
「……うぅ、ひぐ」
「男は、ベル・クラネルなのですよ!」
エルフィとリーネの間でもみくちゃにされ可愛がられている白髪の少年に対し。アリシアは堂々と事実を告げた。
「……あ」
「そういえば、そうでした」
「お二人とも」
素で忘れていた、そんな反応を前にアリシアはため息を吐いた。
ここはリヴィラのとある宿、ベッドの上に座るは短パンの似合うあどけない顔の少年、ただし小一時間前はその少年は決して少年ではなく、立派な青年であった。つまりは、幼児化である
第2級冒険者、ヘスティアファミリア団長のベル・クラネル。超有名人
「ひぐっ……あうぅ、ひっく……ぐす」
「!!」
だが、今見える姿は無垢な泣き顔を魅せるあどけないショタ、紛れもないかの人物はアリシアも知るベル・クラネル本人である。はずのに
「けんか、だめだよ……よくない、よぉ」
「……はぁ、まったくもうッ」
困り果てる、なぜ今このような状況なのか。
ベル・クラネル。その関係は知り合いの知り合い、親しいレフィーヤがよく喧嘩しているのを横目にしていた程度、直接の関係は薄い。そんな相手に対し、自分たちは今真正面から接しているのだ。だが
「どうして、親代わりなんて……はぁ」
「もう、ため息吐いても仕方ないと思いますよ。」
「そうですよね。あ、ベルさんは気にしなくていいからね……よしよし、気を使ってくれてありがとうだね、お姉さんはうれしいです」
「……あなたは順応しすぎですよ、リーネ」
〇
——ダンジョンで稼ぎに行こう、そう切り出したのはアリシアからだった
時は戻る。今日いう日、彼女たちは稼ぎと鍛錬の意味もかねて長くダンジョンに潜るべくまずリヴィラへと赴いた。
メンツは3人、だが彼女たちを知る者からすればいささかメンツが少ない。ロキファミリア中堅組、そして仲良し五人娘、とおまけで男一人、ラウルはそんな扱いであった。悲しきかな
アナキティ、レフィーヤを欠いた三人、このメンツなら加わってもおかしくないのだが、今回に限って二人はいないのだ。いない理由は、彼ら彼女らにはパートナーがいるゆえに、悲しきかな
「……見えた、相も変わらずローグタウンですわね。味のある門構えです事」
木々しげる小道を抜け、アリシアはようやく見えたセーフスポットに胸をなでおろす。大きい胸に触れてブルンと揺らしている。
慣れたものとはいえ、上層から休みなくここまでくればそれなりに疲労する。安堵から少し気のいいセリフをボヤいてみたり
余裕ぶってみているが、体はじっとりと汗ばんで、鎧を宿に預け軽装になりたくて仕方ない。願わくば、水場で体を清めることもできれば御の字だ
水浴び、したいですわねと、首元の紐をほどき、谷間を開け涼風を浴びる。後ろを見れば二人も同様に、ローブ姿のエルフィは特に汗ばんでいるように見える。リーネも等しく控えめながら少しスカートのすそをつかみ振るって風を送っている。
「……ふぅ、なんだかんだで時間がかかってしまいました。お二人とも、遅めですが昼食を」
「冷たい物、キンキンのお酒!」
「……恥ずかしながら、私も」
二人の言葉でアリシアの口内にも覚えのある味が広がる。
蒸留された魅惑の液体、そしてここリヴィラではとある洞窟に作られた酒場。皆の意思は一つになり、アリシア先頭に三人は迷いない足取りで目的地へと目指す。
リヴィラの街並み、ボロ家にボロ家を更につなぎ合わせ連ねた目抜き通り、昼時ゆえか人込みも多く、見知った顔も知らない顔も、冒険者の風体の者達が跋扈している。冒険者だけの街、荒くれ達が集う場所で、三人は嫌が応にも人目を集めかっさらっていく。
アリシア・フォレストライト。彼女は先頭を歩くためか、そんな目を一身に引き受けている。
口々につぶやく下賤な会話、遠い距離でヤジを飛ばす下卑た酔っ払い、エルフである故のわかりやすすぎる美貌は良くも悪くもそんな文言を寄せ付ける
だが、そのような些事を気に留めず、毅然たる態度で清廉な姿勢を変えたりしない。
アリシア・フォレストライト、エルフらしいエルフ、清廉な彼女はどこにいようと純潔の園に身を置く、ゆえにエルリーフなのだ。
「……って、おい!」
「ふん……行きましょう二人とも」
「アリシアさん、無視は良くないんじゃないかな?」
「いちおう、知り合いの同業者なんですし」
「……はぁ」
肩を降ろし、呆れから息を吐いた。深く長く、嫌味としか思えないあからさまなため息だ
「おい、エルリーフ! たく、まあいけどな」
「何の御用ですか、モルド……わたくしたちにいったい、何故お声をかけたのか」
「くそ、声をかけるだけでもこれかよ……拗らせエルフだな、まったく」
悪態を吐く。一切隠さず堂々と、悪しき醜態は彼の証。つけ回すように声をかけ続けたモルドは半ば強引に本題に移らんとする。世が世ならそれだけで犯罪と見なされたこと間違いなし。
「すまんが、ちっと難儀な用があってな……ぶっちゃけ、手を貸して欲しいんだ。ほかならぬ、ロキファミリアのあんたらに…………って、お三方さっそく嫌な顔とか、ちっと感じ悪くねえか」
しかめる三人にモルドもさすがにか、項垂れてしまった。
綺麗どころを前にして、ふざけた様子も無くどこか素で困っているあたり、もしかすると本当に困っているのか
「……」
後ろを見る、二人と目配せし、仕方ないと皆ため息が合わさってこぼれ落ちた。
……仕方ないですねと、その言葉でモルドは見たくもない笑顔を見せてきた。
意気揚々と、三人を招き目指す先は、偶然なのか目的地であった洞窟の酒場
もしや、建前だけ述べて無理やり酒の場に招いただけなのかと、三人はモルドの後ろ姿に疑惑の視線を送る。
「……いったい、なにがお困りなのか、いい加減お話になってくれませんか」
「いやぁ、悪いが今ここでは話せん。ややこしいし、他に漏らしたくないってのもある……それと、見た方が早い」
「?」
「ほら着いた、おい入るぞ」
モルドに続いて店内へ足を運ぶ、アリシア達は見る。洞窟故に荒々しく作られた店内の全貌。粗雑なテーブルが並ぶ中、客は一角に集まって何やらにぎやかだ
賭けで盛り上がっているのか、しかしそれにしては一同困り顔でどこか慌ただしい。
「モルド!どうなった!」
「あたぼうよ、助っ人は確保してきたぜ」
おおー!っと沸き立つ男達、そんな空気の中未だに状況が飲み込めない三人はかしげた首が未だに直らないでいる。
「……あの、いったいなんで」
呼び出したのかと、エルフィ―が訪ねた時
「ひっく、びえぇええええんッ!!」
「……え、子供?」
エルフィの疑問を応えるついでに塗り潰す清涼で、甲高い子供の泣き声が洞窟内に響き渡る。
角に集まった男達はばらけていき、ようやくそこに何がいたかアリシア達の目にも止まる。
「!」
「ひぐ、ぐす……おうち、かえしてよぉ」
ぐずり、泣きじゃくる白髪の子供。アリシアはすぐにかけより、その子の元へと
「まさか、あなた達……誘拐を」
「してねえよ! ただ、まあややこしいことは確かだし、お前らを頼ったのはあのガキが理由だ」
「……では、いったいなぜ」
近づいて、その尊顔を覗くように見てみる。幼い少年、泣いて不安げに見つめる瞳を前に、アリシアは自然と手を差し伸べその髪を撫でてやる。
続いてリーネもエルフィも、白髪の少年をあやすように優しい声をかけその手で落ち着かせる。
……よしよし、泣かなくてもいいからね。怖いおじさん達は近寄せないよ、安心してね
……ぼく、だいじょうぶ? 安心して、私たちは怖くないよ、こわかったね、不安だったね
おい、なんか俺らを悪者扱いしてね?……と、誰かが項垂れながら一人ボヤく。
しかし、少年は見た所10になるかそれ以下か、しかし見た目に対して中身はずいぶんと幼げである。
「はぁ……いったいなんだというのです、こんなリヴィラみたいな町で小さな子供だなんて」
「だね、どこの子なのかな?」
「まさか孤児なんでしょうか、でも……なんでしょうか」
「うん、どこかで見覚えある?」
「エルフィ、何を適当に……適当、に…………ん?」
言葉が詰まる、不安の感情で熱く火照った頬を撫でる手、その手が読み取る少年の容姿、なぞって触れて、白髪とルベライトの瞳には、確かな既視感を感じた。
「お、気づいたか」
「……モルド、一体この子は」
「予感の通り、そいつはお前たちも知っている奴だ……というか、このオラリオで今そいつを知らない奴はモグリだな」
得意げに語る。余計に疑問をこじらせるだけの口出し、だが一人は気づく。
「あれ、この子なんだか似てるよね。ベル・クラネルに」
「「あっ!?」」
エルフィの言葉で二人はあっけにとられる。
「ま、そういうわけだ。そいつはベル・クラネルだよ。ま、クスリでガキにもどっちまってな」
「「――――ッ!!」」
開いた口が塞がらない。パキンとグラスが割れるような音が鳴ったような幻聴が聞こえる。
「ていうわけでよ、困ってんだ。俺らじゃ泣きじゃくってばっかでよ……で、そんな時に都合よくお前ら、無害そうな若い娘、それも綺麗どころ三人だ。俺は思ったね、こいつはチャンスだってな」
「……なにを、言って」
「あぁ、エルリーフよ……お前らに頼む。解決するまでよ、ベル・クラネルの親代わりになってくれねえか?」
「は?」
親代わり、その言葉を前にまたも背景でガラスがパキリと割れる。今度は三人ともだ
……よかった、これで一安心だぜ
……ガキの面倒なんてできるかっての
……お前らならできる、乳でもあげてやってくればいいんだ。簡単だろ?
「つぅわけだ……悪いが、これもリヴィラの為だ。任せたぞ」
「「「「「「任せたぞ」」」」」」by男達
「――――ハ?」
凍り付くアリシア、いよいよその 色も抜けて白黒になってしまった
「面倒、そんな……無責任な」
「セクハラだなぁ、燃やしていいかな」
リーネですら困り顔でうろたえる。エルフィに至っては杖に魔力を込めだしている。
心無い言葉をかけ汚らしく喜び跳ねまわる野郎たち、面倒ごとを押し付けられさすがに堪忍袋の緒がきれかけな一同、混沌として火が今にもつきかねないこの状況
一触即発、だがそんな状況で
「……めん、なさい」
ひとり、か細い声で、弱弱しい声色で
「ごめん、なさい……ぼく、いいこに、するから…………ひぐ、けんか、だめだよぉ」
ぐずりながら、この状況で場を沈めんとするベルの姿、バカ騒ぎの声は嘘のように消え去り、さすがにモルドの取り巻き達も申し訳なさげに静まりかえる。
「……いったい、本当になんですの、これ」
困り果てるアリシア、向ける視線をモルドに変え、静かに、しかしきつい視線で問い詰める。
「事情、お聞かせください……場合によっては、出るところ出ますから」
その手はベルの前髪に触れ、必死に涙を流す少年を優しく慈しんでいる。相対するモルドに対しては強く出て、先までトラブルに巻き込まれたくないと消極的であった姿はない。
アリシアという女性は清廉な人柄だ。エルフ故にではなく、エルフでなかろうとその個人の内面は素で清く正しい出で立ちを尊ぶ。そして、それはあとの二人も同様に
泣いた子供を前に、アリシアをはじめエルフィとリーネは見ない振りなど決してしない
たとえそれが、未だ深い関係にあると言えない、少しの距離感しかない間柄であったとしても。
……あぁ、私たちはいったい、ダンジョンで何をしているのやら
今日という日は平凡にあらず。意外な出会いで組み合わさった四人との、平凡ではない日々はどうしようもなく不可逆的に始まってしまったのだった。
次回に続く
今回はここまで、以上新章ミックス√、ロキファミリアの仲良し組から抜粋、アナキティはラウルの嫁にしたいんで手を出せませんでした。まあそれを言うならベートと関係のあるリーネもですけど
今回の話、ぶっちゃけ言うと秘蔵の万能カードを全部投入してます。物語を起こす役割のモルドに、行為にまで発展させやすいおねショタ、ワイルドカード全投入です。
目指すは重くないライトなエチエチ話、ミックス√と銘打っていますが若干アリシアが主役です。そっちのほうがラストを盛り上げやすいので
あと、最近また新人賞向けの方にも執筆を割いて言ってますので、少し二次創作のペース落ちる、かもです。