白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
導入なのでヘスティア様のHシーンはありませんがご容赦を
時はさかのぼって、リリがまだベルとイチャコラし始めていた頃
――――――――――――――――――――――
………最近ベル君の様子がおかしい。
騒動が起きてから以降、ベル君との関係は以前のように仲睦ましい、それはもう素晴らしい関係であることは疑いの余地のない事だと、僕は自負している。でも
「ほら、ベル様~かゆい所はございませんか~」
「うん、もうちょっと奥の……あっ、そこかな」
「ぐぬぬぬぬ!」
最近、ベル君とサポーター君の距離がやたらと近くなっている。それがどうしても解せないのだ
…その日は
「んんっ………、ねぇサポーター君。ちょっと君、最近近すぎないかい………ベル君にべたべたと」
「あら、ヘスティア様ったら何を言っているんですか、リリは、ただ耳掃除をしてあげているだけですよ。ねぇ、ベル様」
「うん……ん、………ぁぃ」
ベルはされるがままで、リリの耳掃除の心地よさで身も心もとろけきっていた。
「!!?!?………。んんっ!……ベル君、耳掃除ならほら、僕がしてあげるよ。ほらっここに、カモン!ヘイカモンベル君ナウ!!」
「………あの」
ほら、ほらほら、と……膝をぺちぺちと叩きベルに訴えかけるヘスティア
しかし
「…………お気持ちは嬉しいんですけど、その………また今度で」
「なっ!……なな、なぜだいっ!!こんなに太ももは柔らかいのに!おっぱいだって目の前にあるのに!!?」
どこか論点が違うが、そんな些細なことは気にせず、とにかく詰め寄るヘスティア。対し、ベルは
「あの………昔」
「………………」……じぃーー
「……昔、神様にやってもらった時……ちょっと痛かったので、その…………………すみません」
「!!!!??」
……そんな、馬鹿な!!女神である僕の耳掃除が、痛いだなんて!!!
「ぷぷぷ、ぷーくすくす」
「こら!そこのサポーター君、何をあからさまに笑っているんだい!!」
「いえいえ、だってですね。まぁ、確かにヘスティア様にはお無理かと存じます。だって……そんな大きな塊をつけてどこを見ながら掃除するんですか?ぷぷ」
「!!!!!?!??」
……まさか、この神である僕のパーフェクトなおっぱいに、そんな欠点が!!!
そんなこんなでヘスティアの空回りは今に始まったことではなく、当面のあいだこのような敗北イベントが絶え間なく続いていくのだった。
⚪
「ふぅ……んっ」
時刻は深夜、あまり寝付けないヘスティアは談話室にてワインを含みながら月明かりを眺めていた。
「はぁ……ベル君」
今日の夜は雲一つない快晴である。澄んだ空気は月あかりを遮ることなく広々と地上に伝える。明かりをつけずとも部屋を淡く照らしてくれるこのひと時、女が夜更けに酒をたしなんでいるなら、そこに意中の男性でもいればさぞ絵になる光景であっただろう。
だが、今は一人。こんな夜更けに自分以外起きてるわけでもなく、ヘスティアは寂しさを埋めるように月明かりに魅入られている。
「ベル君……僕は」
決して、自分と彼の距離が遠ざかっているわけではない。むしろ、何か自分だけ置いて行かれているような
「………」
今、ホームにはベル君はいない。ヴェルフ君は積もった鍛冶作業を終えて今日の夕方から鉛のように重く眠りに更けている。命くんと春姫君はタケのホームに
本当なら、今日はベル君とリリ君が帰ってくるはずが二人は夕飯時になっても帰らず。結局僕だけ一人ホームで過ごしている。
「………」
正直、最近のベル君とリリ君の距離の近さ、そこにはおそらく何か密な関係性があるのかもしれない、それは僕にだってわかる。
というかそれ以前にもベル君がやたらと外でエイナ君と歩いている姿をよく見かけるわで
「ベルくん………僕の見えないところで何してるのさ」
自分だけがおいてかれて、ベル君たちはもっと先の所に、そう考えると、どうしようもないぐらいにいたたまれなくなって
すると、ヘスティアの意識とは別に、頬をツツーと伝う、一滴の涙が
「!!!!」
とっさに手で涙をぬぐう。そして感情を上書きするように、残ったワインを一気に飲み干す。
「んん……ぷはっ、うううう!僕は負けない、絶対ベル君を振り向かせるんだ!!」
……だって、僕はずっと、ベル君のことを見てきたんだ!遅れなんか、認めない!!!
ヘスティアが一人決心を重ねた夜も過ぎ、また日はすぎていく。
そして、近頃のベルはと言うと
・午前中
場所はギルドの職員用トイレ、大便器の個室に二人、ベルとエイナは
「エイナさん、ここ……トイレですけど」
「うん、ごめんね。でも、我慢できなくて、ほら……脱がすね」
「あっ、エイナさん……」
「すっごい、今日熱かったから、匂いこもっちゃってるね。今、綺麗に…はんっ、んちゅ、じゅるじゅる、ずぞ、ずぞぞぞ……」
「はぅ、ぁああ……エイナ、さん」
仕事の合間に欲求不満なエイナに誘われ、こうして口で二回、そのままバックで三回ほど中出ししてようやくベルは解放される。
・正午
「はい、ベル様。あ~ん」
「う、うん。……あっ、あー」
リリに昼食に誘われ、二人レストランにて向かい合って恋人のように食べ差し合いをしている。だが、その下では
― ぐちゅ、ずりずり、ぐし、がし
「うぅ、リリ。こんなところでまずいよ。…はぅっ」
「どうしたんですか、リリはただ足を延ばして楽にしているだけですけど。あれ、でも何かびくびくと」
「あぁ、だからもう、ひっ………あぁ」
「あら、しょうがないですね。ちょっとそこのトイレにでもご一緒しませんか。節操のないベル様にリリがしつけをしてあげますね。」
異論も弁明も一切受け付けない柔和な笑み、言動とは全く正反対で、でも
「えっと、その……お手柔らかに」
・夕方
「もう、ベル君ったら。午前中に五回も出したのにまだ勃起してるなんて。ほんと、すごいね。」
「はぁ、エイナ様とすでにお手付き済みとは、感心しませんね、リリは嫉妬でこのまま玉をつぶしてしまいそうです」
「駄目、あまりベル君にひどいことは嫌、ねぇ…君はこうしていい子いい子って、ずっと甘やかされるのがいいんだよね」
「そんなことありません、Mのベル様にはこれぐらいがちょうどいいんです。ほらエイナ様がしごいてくれてますから、リリはお尻を慰めてあげます。…れお、んちゅ、れるれろ」
「あぁ、エイナさん、リリ、二つ同時なんて……もう」
夕方、二人は示し合わせたようにベルを流れるように誘導し、今三人は公園の公共トイレにて裸にしたベルに奉仕という名の蹂躙を続けている。
リリとの夜を終えて二人の関係はすぐにエイナも知り、というか前日にすでにこうなることを予想してか先にエイナから問いただし、聞かれたベルは当然隠すことはできず。結果、最近はこうしてひがな隙さえあればベルは二人に掴まって思うがままに搾り取られている。
「あぅ、そろそろ帰らないと……、神様が心配して、んあぁぁぁああああ!!!!」
「んん、んく、ふぅ……ほわ、ほんらいいっはい」
「んちゅ、ああ!ずるいですよエイナ様、リリにもお分けしてください!…んんっ」
「ふ、二人とも、何を」
リリは精液のたまったエイナの口に自分の口を這わせ、舌を絡ませて中身をすすり取る。
「んんっ!!」
突然の百合プレイにエイナも驚愕し、だが、思いのほか心地いのかそのまま身をゆだね、むしろ自分からも積極的に舌を絡めあいだした。
「んん、んく、れる、れお…」
「んちゅ、ちゅぴ、じゅびび、じゅる、じゅろぉぉ」
「んっ、んく……ん……ぷはぁ!……はぁ、はぁ」
「んん、結構やりますね。ふぅ、リリも侮ってました」
「ええ、びっくりしたけどこういうのも悪くないわね。でも」
「………。」
― ビクッ、ビキビキ、ギンッ!!
「ごめんねベル君、置いてけぼりにして。でも興奮しちゃったんだね。じゃあ、次は一緒に」
「ええ、女の子同士のキスで興奮するなんて、やはりベル様は変態です。調教のし甲斐がありますね」
「ふ、二人とも……もう、勘弁して」
……こうして
三人は日が暮れるギリギリまでそれは仲睦まじくしっぽりと、というよりは一方的な搾取に近い形でベルは絞りつくされたのであった。
〇
― ギィイ
「あっ、ベル君お帰り!夕飯はってベル君!?」
「はい、ただいま、です神様。でも…ちょっと今日は、食欲が」
「いや、食欲ってむしろ君何か食べないと」
「いえ、本当に今はよくて、あとで残ったじゃが丸君でも貰います。それでは……」
ベルは軽く会釈をしてその場を後にする。後に残されたヘスティアはとっさに名前を呼んで呼びかけるもベルはそのまま幽霊のような足取りですぅっと部屋の中にこもってしまった。
「ベル君………。」
〇
ヘスティアの日常は変わらず平凡に続く。
借金返済に励み、空いた時間を家族と過ごす。過度なぜいたくは無いが、皆と談笑しながら昔話や近況報告、濃いも浅いも等しく、皆と過ごす全てに当たり前のような幸せと安心を感じる、そんな平凡な日常
そんないつも通りの生活……だが
どこか…ヘスティアにはそれが味気無く、どうにもこうにも、物足りなさのようなものを感じてしまうのだった。
「………。」
月明かりの空、また眠れない夜を酒にふけながら茫然と過ごしている。
最近はずっとこうだ、ベルに対して思い悩んだ日、その日のベルの振る舞いや言動から他の女を感じてしまったことが、ずっと重く心を圧迫する。
それでも、皆といれば抱えたモノにも耐えられる。みんなの前で、普段の元気に満ちたヘスティアでいられればなんの問題もない。だが
夜も更け、皆が寝静まる時間になれば、嫌でも一人を実感する瞬間にその暗い痛みがヘスティアの安眠を妨げる。だからこうして、一人わびしく酒に浸る時間は増えていくばかりだ。
……明日、パートあるから。もう寝ないと
酒を飲み干そうとして、だが口をつけるまでもなくグラスの持つ手はテーブルにそっと下ろされる。
「………ベル、君」
……むなしい。
あの子が僕よりも他の女の子に夢中になっている事実、いやそんな単純な嫉妬じゃない……。たぶん、後れを取っているのにこうして踏み出せないでいる自分自身が、どうしようもなく、嫌になっているのかもしれない。
けど……僕はなんで動かないんだ。なんで、もう自分が負けてしまっているように感じているのか
「僕は……」
……ポツ……ポツ
うつむいたまま、ヘスティアの目からは涙が零れ落ちる。泣いている事実を否定するように、何度も何度も必死に拭うが、一度開いた押しとどめた感情はどこまでも際限なく溢れようとしてくる。
「えっ……なんでだい、止まっておくれよ。ひっ、ひぐっ……泣くなんて、本当に負けてるみたいじゃないか……。」
神として生まれた彼女も、こうして部屋で一人涙を流している姿はただの一人の少女でしかない。立ち行かない恋路にさいなまれ、深夜にひっそりと涙を流す。
「ひぐっ、……嫌だよぉ……ベル君、……僕を、見ておくれよ………」
もはや溢れる感情を抑えることはできず、吐き出すように彼の名を口にするしかできない。
「ベル君………ベル君………ベル、くん……」
「あれ、神様………」
「!!!」
月明かりが照らす淡い色の部屋、陰から音もなく現れた少年が一人。
その白髪は月明かりをそれは見事に写し取り、不覚にも、その姿がどうしようもなく、言葉にならないくらいに美しいと、ヘスティアは感じてしまった。
「……ベル、くん」
次回に続く
今回はここで終わりです。
次回もできるだけ早めに