白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
付き合ってもいない、いつも一方的に追いかけられて罵倒されたりしている。そんな知り合いが僕にはいます。
その方はとても綺麗なエルフの女の子で、周りに優しくて一生懸命な、本当に素敵な方だとは、その周りにいる人達からの言葉で理解はしています。実際、僕自身彼女のことは心根の優しく元気と行動力もいっぱいな女性だと、ちゃんと理解しているつもりです。
だけど、どうしてか
……待ちなさーい!!
何故か僕にだけあたりが強くて、突然に追いかけられて魔法を撃たれたりして、正直苦手です。
つまるところ、レフィーヤさんはあたりが強い。
そして、この認識は少し前までのもので、今は、少し違う。
レフィーヤさんは僕ことベル・クラネルに嫌悪感を向けている、はずだったのに。ここまで語っていてひっくり返すことを言います。レフィーヤさんが僕に恋心を抱いているのではと疑ってしまう、そんなことが連日起こっています。
告白をされた?いや、そんなことはない。だけど、嫌悪感いっぱいで見つけたら怒られて追いかけられて魔法でアルクスレイなのに、なのになのに
いったい何故、これはそんな疑問符がいつまでたっても消えてくれない、そんな悩みの話。
……突然ですが、皆さんは自分を嫌う人から、いきなり性行為をされたことはありますか?
こんな質問をされて、首を縦に振る人はまずいないだろう。だけど、そんな人が実際にいるわけで、しかもその人は身近にいるわけで、というか僕なわけで、本当になんでなんだろう、わからないよ
何故に、レフィーヤさんは僕を嫌っているのにもかかわらず、あんなことをするのか、僕にはわからないッ
そう、例えば今日だって
〇
「ベル・クラネル! あなたってヒューマンはまたアイズさんと一緒に訓練だなんて、私の気も知らないでへらへらしっちゃって……ぐぬぬ、その上に一緒に手を繋げる距離で歩くなんて不敬です!不潔です!!不浄です!!!」
開口一番、沢山の言葉を並べて僕に怒りのセリフを投げつけるレフィーヤさん。もう何度目だと回数を数えるのも億劫になるやり取りだけど、毎回アイズさんは状況が読めていない顔をしてポカンとしている。
何かを言おうと思案して、ようやく口を開こうとすれば
「離れなさーいッ!」
「!?」
何かを言いだそうとするアイズさんを遮るように、向かってくるレフィーヤさんから僕は逃げて
逃走劇が始まる。
「ご、誤解です!何もしていません!!」
「まだ、何もしていない!?……あなたってヒューマンは、聞き捨てなりませんッ!!!」
「聞き捨ててください!それと言ってない二文字が混ざってますからッ!!」
突如として外で起こる妖精による兎の狩り、と書いておにごっこと読む。そんなことがいつもの如く、また今日も起きてしまった。
早朝にアイズさんと鍛錬をして、朝食を食べに帰宅する道中、隣り合って歩いている所でばったり遭遇した。不幸だ
ポカンとするアイズさん、悪鬼羅刹も身をすくめる凄みで追いかける怖い妖精さんと逃げる僕。
己の不運を嘆きながら走って、走って走って
「待ちなさぁあああいッ!!」
「!」
レフィーヤさんは執拗に僕を追いかける。時には魔法を使ってまで、逃げ上手な僕でさえ苦戦して追いつめられるぐらいに。
だけど、逃げ切れないのは果たして技術云々の話なのか、僕は自分が疑わしい。
「逃がしません……あなたのソレを見逃すわけにはいかないんですからッ」
「!?」
それ、たった二文字の代名詞に身がすくんだ。
思い返す連日の記憶、誰にも打ち明けられない、レフィーヤさんと僕だけの間で通じる意味。
逃げるために加速させる足がもつれてしまった。それほどに、言葉で食らう衝撃が強いのだ。
「ベル・クラネル……掴みましたッ」
人ごみの中、足が遅くなる隙を狙われて、僕の袖をレフィーヤさんは握っている。
息を荒くして、汗も額に浮かべている。
「……今日も、あなたって人は、またアイズさんにデレデレして、許せないッ」
「————ッ」
「ここじゃあ人目があります、あそこに行きます……ついて来なさい、じゃないと歯を立てますから」
× × ×
置いていけぼりにしたアイズさんのことを想う。きっと、あの人は僕がレフィーヤさんにひどいことをされているかもと、思っているのだろう。
だけど、真実は違う。こうして、人気のない路地の物陰で、瓶や木箱のクズが放置される、埃っぽくて汚い場所で、わざわざやることは、僕が壁に背を持たれて、レフィーヤさんはしゃがんで股間の前に顔を置く。
妖精と形容までする異性の顔が、布越しとはいえ性器の前に存在る。
呼吸のリズムも、昂った温度と湿り気も、一番敏感な場所で感じられてしまうのだ。
「……ッ」
「ぁ、はあぁ……ぁ、はぁ……ぁ、はぁはぁはぁ……すぅぅ、はあぁ……ぁ、はぁぁああ……あぁ、ぁぁぁぁ………ん、すん……ぁ…………はぁ」
呼吸、ただそれだけ行為に魅入ってしまう。さっきまでの怒気は嘘のように消えて、僕はレフィーヤさんを苦手な相手としてではなく
意識してしまう相手として、別の意味で苦手意識を抱いてしまうのだ。
「……ッ」
「み、見て……変態、何見ているんです……ん、誰のせいで、こんなことを私が……ぁ、あぁ、すん……ぉぉ、すんすん……これ、この匂いが悪い、悪い匂いを出してるからッ」
否定の言葉を並べるが、説得力はあまり感じない。吐いている言葉はいつものそれだけど、でも行動があまりにも相反しすぎている。
だから、視線はそんなレフィーヤさんに集中して、つい細かく観察の目で見てしまう。一挙手一投足。顔の細部まで、見てしまう。気になってしまうのだ。
上下する唇、見え隠れする歯の白とピンクの口内。感情の機微に応じて揺れる長耳も、自分を睨みつけるクォーツのような瞳の光沢も。
全部、見てしまう。近づかれて、懐に入られて、また意識してしまう。意識するから、魅入ってしまう。
「すぅ、はあぁ……ぁ、汗臭い。酸っぱくてしょっぱい匂い……あなた、若いのに、ひどいですね。やっぱり、男の匂いだから……すん、すんすん……うぅ、鼻につく」
「……だ、だって……たくさん動いたわけだし。それに、そんな場所を嗅げば……匂うよ、誰だって」
「はぁ、なら私のも……あなたは匂うと言いたいみたいですね……変態、ベル・クラネル大変態ッ」
さらっと変な造語を作って罵倒する。しかし、その間もレフィーヤさんの鼻先はもうズボンの膨らみに触れていた。
「あの、どうしてこんなこと……もう、これで12回目です。いいかげん、理由を」
「……言いたくない」
「えぇ」
初めてされたのはもう一ヶ月も前から。
お店のトイレ、試着室、路地裏、公園の物陰。人の目が避けられれば堂々と通りで行うこともある。
怒り狂ったレフィーヤさんは、僕をこうして押し込んで、逃げられない状態を作って、また今日も行うのだ。
口を使った、行為を
「さあ、観念してくださいッ……ベル・クラネル」
レフィーヤさんは嫌な顔をしながら、僕の股間に語り掛ける。
「おちんぽ、大きくしなさい……ゃ、じゃないと、射精させられないでしょッ」
「————————————ッ!?!?」
嫌悪感と羞恥、赤みを帯びながら刺々しい感情を魅せつけて、その上で淫らな言葉を僕に吐きつける。
今日もまた、結局こうなってしまった。
レフィーヤさんは、嫌悪感マックスの顔で、僕の性器に口をつけるのだった。金具を歯で噛んで、そして首を下へ向ければズボンの封が開けられる。
社会の窓と呼ばれる隙間から、僕の性器が、下着の隙間を飛び越えて、剥き出しの肉竿が、レフィーヤさんの唇に不意のキスを見舞いした。
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