白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
輝かしい光のNTRをお届けしたい。
メインストーリーの三話までをハーメルン及びpixivにも投稿予定。エッチシーンは支援サイトのみ公開予定です。
~IFストーリー PART-1
~sideベル・クラネル
ベル・クラネル、彼がオラリオに訪れまだ冒険者になったばかりの、駆け出した足が半歩も達しないぐらいの頃、彼は美しいエルフにとても失礼な粗相をしてしまった。
「も、申し訳ございませんッ……ごめんなさい、お召し物を汚してしまって、あぁ」
酒場の席でヘスティアとその友神ミアハが催したささやかな酒宴の場、なれない酒場の空気に耐え兼ね、外の空気を吸おうと席を立った。込み合う通路、人に押されたベルは耐性を崩し、二人席の机にドンとぶつかった。零れた酒が、座っている女性のスカートを汚してしまったのが今の状況だ。
「坊主、何しやがるッ……大丈夫かリヴェリア、あ~クソッ!なんてことだ、せっかくの一張羅が台無しじゃないかッ!!」
「す、すみませんッ」
「坊主、見た感じ冒険者だな……お前、何処のファミリアだ。責任とってもらうからッ」
「!」
リヴェリア、女性の名前を呼んだ男の人は、僕に対して怖い目を向ける。
同じヒューマン、でも高位の冒険者であることはすぐ理解できた。団員のエンブレム、僕に詰問する男の服には見覚えのある道化師が刻まれていた。
……ロキファミリアッ
「……駆け出しって感じだな、弁償できないならファミリアに借金だ。おい、何か言え……まさか、自分が被害者とでも思ってるんじゃないだろうな」
「ぁ、あの……それは」
どうしよう、神様に迷惑がかかる。出来ること、とにかくこの場で頭を下げないと。
「……うぅ……す、すみません、どうか」
膝を曲げて、頭を地に付けようとした。けど
「やめろ!……〇〇、私は怒っていない……だから、子供に強く当たるのは止めて欲しい」
「!?」
凛とした出で立ち、汚した服ばかりに目が行った。
でも、席を立ち僕の肩を掴んでしゃがむのを止めたこの方は、すごく綺麗なお姉さんで息を呑んでしまった。
ヒスイの瞳と髪、そして特徴的な耳の形。そうエルフだ、エルフの美に状況を忘れてしまった。
「……ッ」
「大丈夫だ、もう謝らなくていい……私は怒っていない、なに体勢を崩したのは君を押しのけた、あそこにいる男だろう……だから、君は悪くない」
「……は、はい」
怖く迫った男の人と違い、この人はすごく柔らかく接してくれた。
自分よりも一つ背が大きい大人の女性。指にはめた指輪、結婚している女性だ。
……ぁ、そうだ
思い出した。
有名な冒険者の話。既に現役は引退しつつも、未だにその名は広くオラリオ内外にも知れ渡っている。なにせ、この人の結婚騒動は僕が済んでいた村でも話題として聞こえたぐらい。
ハイエルフの王族、そんな彼女が普通のヒューマンと添い遂げてしまった。
エルフとしても、冒険者としても名高い彼女、名前は知っている。知らないわけがない。
……リヴェリア・リヨス・アールヴ
「ん……あぁ、名前を知っているとは、私の名もまだ捨てたものじゃないのだろうか」
「あ、ごめんなさいッ……口に、出してました?」
「ふふ、そうだな……付け加えれば、憧れの英雄を見て、眼を輝かせた少年の顔だったな」
「————ッ」
恥ずかしい、顔が赤くなる。一滴も飲んでいないのに僕は今周りの酒飲みと同じぐらい顔が赤い。
でも、無理もない。知っている有名人に会えたのはもちろんだけど、それ以上に外見への驚きがすごい。
……なんだろう、綺麗だから……だけじゃない?
…………すごく、引き付けられる
「……○○、もういいだろう。子供に辛い思いをさせるべきじゃないと、私は思うが」
「そ、それは」
「私を心配して怒ったのはうれしいが、相手を見てくれ……まだ若い、可愛らしい少年だ。からかうにしても心は痛むだろう」
「……そう、だな」
悪かった、そう言って○○なる男の人は僕の前を過ぎていく。
店の外へと向かった」
「まったく、また拗ねたのか」
「?」
「すまない、優秀な男ではあるが……少々子供っぽいのだ、私の夫は」
「……は、はぁ」
「幼いころから面倒を見ていた。長く勤めているが、未だレベル3……君のように穢れを知らない者に対して意地悪に迫ることがある。良くないと躾はしているが……まったく、あの子は……ぁ、すまない……少し愚痴を言ってしまった」
「い、言え……僕は何も……そ、それより」
「ん、あぁ……これか、いや構わない。私が飲んでいたのは水だ……だから、気にしないでいい、帰ってから洗濯すれば済む話だ」
「……で、でも」
「いや、大丈夫だ……洗えば落ちる、だからそんなに頭を下げなくていい。まだ、そなたは子供だ」
「…………ぁ、あの」
「ん?」
優しい人だ、それもすごく
召し物を汚したのは、どう見てもお酒だ。清酒の香りがぷんぷん漂う。きっと、その上等なローブは着れなくなってしまう。
だけど、この人は僕の懐を気遣って、そんなことを言ってくれた。
すごく、すごく良い人だ。
大人で、年上で、見た目も心も綺麗な、すごく良い人
…………なんだろう
良くない、好印象を覚えるのは言い。でも、心が惹かれるのはよくない。
この人は、リヴェリア・リヨス・アールヴさんは旦那を持つ人だ。
そんな人に、これ以上関わるのはよくない。
「……すみません、庇ってくれてありがとうございます」
謝らなくていい、そう言ってくれた。だから、感謝のお礼。
踵を返す、神様のいる席に戻るため、でも、最後に
「あ、あの!」
「?」
「少年じゃ、ないです……僕は、ベル・クラネルです」
言った、名乗った。分不相応に、僕は名前を言った。覚えて欲しかったのか、少年と呼ばれるのがむず痒くて嫌だったからか
「……ベル、そうかベルというのか」
「で、では……これで、失礼します」
踵を返す。
熱が消えていくと、残るのは恥ずかしさだけ。
今だけは、酔いが欲しくてお酒が飲みたいとすら感じた。さあ、席に戻って、神さまたちと
「……がんばれ、ベル」
「!」
澄んだ声が、背後からした。
振り返るのは、抗えない衝動だった。
優しい声、穏やかな笑み、ヒスイの輝きを持つ美しいエルフの貴方は
「がんばりなさい。そなたの未来を、私は見守っている……だから、励みなさい」
「————……はいッ」
× × ×
あの時、どうして僕は名を名乗ったのかわからない。相手は遥か上の人、そしてすでにパートナーを持ってしまった女性。
憧れを抱く相手としては高望みしすぎているのはもちろん、関心を得るのも不敬だ。
なのに、どうしてかあの日以来、あの言葉をかけられて以来、僕はずっとリヴェリア・リヨス・アールヴのことを忘れられないでいる。
心が惹かれて、想いが消えない。感謝、そう応援の言葉が嬉しくて、僕はずっと感謝の思いを抱いている。
熱が消えない、まるで心が人灯す炉になったみたいで、すごく調子がいい。
「なんだこれはーーーーッ!??!」
「?」
あの日以来、僕はなぜかステータスの調子が良くなっている。
理由はわからないけど、神さまは成長期だって言ってくれた。何故かは知らないけど、すごく微妙な顔持ちで、どこか心配そうにしているのが気がかりだけど
PART-2に続く
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次回もお楽しみに、次の投稿は一週間後です。
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