※この作品はR-18です。

白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー   作:37級犬築士

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最新話です。先読みは支援サイトにて





【7話】人妻リヴェリアは若いウサギに寝取られたい~母性と純愛が織り成す光のNTR幸福劇

~人妻リヴェリアIFストーリー PART7

 

・登場人物

 

 ブライ・ローガン

 

 エルフ、男、リヴェリアの夫

 

 

※ クズ男に名前を付けました。意味を込めて

 

 

【本文】

 

 

 酒場に男が一人、家に帰るも明かりも無く妻は料理を用意していなかった。酒の買い置きも増やしていない、そして妻は書置き一枚で出かけていると来た。男はムカつき、書置きを読まず破り捨て、そのまま酒場へと足を運んだ。

 

 豊穣の女主人。行きつけであるその店に数人とテーブルを囲む。肉に魚、酒、濃い塩味を酒の苦味で流し込む。

酒の味も料理の味にも文句はない。だが、ブライは物足りない顔をしている。

 

談笑に花を咲かせる皆を一瞥。面白くないと、酒を煽り内心で愚痴をこぼすが、口にしても皆は聞こえていないのか反応が無い。仕方なく、周りに話を合わせた。 

 

同じファミリアにおいて彼の居場所はほぼ無い。だから、外で作った人間関係で遊び飲み夜を明かす。賭博仲間であるギルドの職員と商人、三人で酒を飲みその場で知り合った女性と話を弾ませる。彼ら彼女らとは何度も飲み合った仲、女の内二人は夜を明かした仲でもある。気のいい連中であると知っていた、だがそれが今や勘違いと改めた。

 

 理解できない。ブライは貶める話題として、件の少年の話題を出したのだ。

 

 ある新人冒険者の話で盛り上がる皆が理解できなかった。

 

 

「なあ、知ってるだろブライ……リトル・ルーキーのことを」

 

「あぁ、知ってるよ。ベル、なんとかだったか……最近話題だよな」

 

「いいな、ああいう未来ある若者は見ていて気分が良い……商人としてはぜひとも先行投資したいものだ」

 

「ギルドとしては悩ましいですがね……あれにあこがれて無茶をする冒険者が増えないと良いが。まあ、それでも目まぐるしい活躍には素直に称賛する」

 

 商人、ギルド職員が賛辞する。出会った女たちにも信者がいるのか声高に好きだの可愛いだのとはしゃいでいる。

 面白くない。そう感じ、耐えられずブライは席を立ってしまった

 

「どうした?」

 

「悪い、妻が待ってんだ……俺の妻がな」

 

「珍しいな、お前が嫁さんを優先するなんて」

 

「……ッ」

 

……ガシャン!

 

 感情的な行動だった。ブライは仲の良い仲間であるその男の座る椅子に足払いをした。

 

倒れた男は商人で、恰幅が良かったため床に転がる音は大きく響いた。なので、当然周りが騒然とした。

 

「おい、どうしたんだよ……酔ってんのか?」

 

「ちょっとブライ、あんた……怖いよその顔」

 

 ブライの奇行ともいえる行動に、皆引いてそして視線を向ける。男は嗜めようとして、女は引いた顔を隠せず嫌悪感を示す。

 

 その反応がまた面白くない。ブライは強く唇を噛んだ。

 

 そして、ブライは声を張って皆に聞かせた。

 

 

「うるさい、俺はリヴェリアの夫だ……何か文句があるのかッ!」

 

 

 ベルの話題で盛り上がった皆へ、ブライは唾を吐きかけるようにそう告げた。踵を返し、不機嫌な〇〇のごとくあからさまな足音を立てて店を出る。

 誰もその背中を止めず、行く道を遮らず、ブライは一人暗い夜道を行く。

 

 飲む気分ではなくなってしまった。

 

 リヴェリアのいない、あのホームに帰るしかない。

 

 

「鬱陶しい、才能に恵まれただけのガキがいい気になって、クソ」

 

 

 人がいなくなった道で、独りブライは愚痴を吐いた。言いたいことを吐き出して捨てた。

 

 ガラクタを踏みつけ、空の木箱を蹴り飛ばし、ただ八つ当たりで足に痛みを重ねた。

 

 

「んだよ、何が称賛だ……未来なんて、どうせ無くなる。才能なんて、ただの勘違いだッ!!」

 

「俺は、俺は……俺はッ」

 

「惨めじゃない、劣っていないッ……おれは、俺は、ははッ……俺はリヴェリアの夫だッ」

 

 

 誰もいない、魔石灯の光すら届かない陰で、ブライは何度もそう唱えた。

 

 そうしなければ、自分の価値がなくなってしまうから。

 

 自分の重さが消えないように、何度も何度もそうつぶやいた。

 

 

「……そうだ、結婚記念日が近づいている……ホームパーティでも開こう。そうだ、俺はリヴェリアの夫なんだ……あの、あのリヴェリアの夫だッ」

 

 

 次第に震えが無くなる。冷静になり、落ち着きを取り戻す。路地を出て、ブライは再び町へ行く。

 

 足が覚えている、歓楽街の道順の辿りを進み、心満たされる世界に足を踏み入れた。

 

 先ほどまでの自分の発言を忘れたかのように、ブライは今日も夜を楽しみ歩く。

 

 

「あのガキの話ばかりだ。酒場でも娼館でも、あのガキの話ばかり……ムカつくぜ、さっさと痛い目でも見ればいい」

 

 

 悪態を吐くほど笑顔になる。

 

 リヴェリアの夫、ブライ・ローガンは今宵も家には帰らない。

 

 

 

 

〇

 

 

「行ってきます」

 

「行ってらっしゃいベル君、気を付けてね」

 

「はい、神さま」

 

 ヘスティアファミリアの新しくなったホームにて、飛び出すように少年が出かけその背を小さな女神が見送っている。寝ぼけ眼を擦りながら、特訓に出てくると告げたベルの行為に何も疑いを向けず、嘘を見抜ける女神は逢瀬に出かける少年を送り出してしまった。

 

 暢気に手を振る女神に、眷属は呆れ声をかける。

 

「……ヘスティア様、ベル様はどこに」

 

「あぁ、リリくん……ちょっとね、いつもの特訓だってさ」

 

「お休みの日なのに……ちょっとオーバーワークじゃないですか?本当に特訓ですか?」

 

「うん、教えてもらってるってさ……誰かは聞いてないね、他のファミリアだからって言いずらそうにしててさ。まあ、問題が無いなら無害な相手何だろうさ……ベル君も真剣だし、ちゃんとくたびれて帰ってきてるし、よほど鍛えられているんだろうね。……ふふ、頑張ってる男の子に野暮なことは言えないよ」

 

 いい女風に、ヘスティアは気取ってみせる。いやいや、何を言っているんですかとリリは呆れて顎を落とした。

 

「だ、誰かと会ってないか心配にならないのですか?」

 

「ん、あぁ……会う人はロキファミリアの眷属らしいね。まあ、たぶんヴァレンなにがし君だよ。そうじゃなかったら、オタク友達のアマゾネス君じゃないかな?ほら、妹の方。おっぱいがちょっと足りない方」

 

「どっちも女じゃないですか!」

 

「ん、まあそだね」

 

「……ヘスティア様、どうして落ち着いているんですか?」

 

 同じベルが大好きな者として、リリはヘスティアの発言を聞き逃せなかった。

 

 自分も大概だが、神ヘスティアのベル愛は大きいこと山のごとし。乳も大きければ愛も大きい、そんな女神が嫉妬に狂って泣きじゃくらないはずがない、みっともなく鼻水垂らして泣き叫んで

 

 

「ちょっと、失礼なこと考えていないかい?」

 

「な、泣いていいですよ……リリのおっぱいで良ければ」

 

「ちょっと、勝手に強がりと思ってくれるな!?……あと、その台詞はボクぐらい大きくなってから言うんだねッ!……って、話が違う。とにかく、ボクは心配してないってこと……誰に会っても、ベル君はちゃんとボクの元に戻ってくるんだから♡」

 

「ど、何処から出るんですかその自信は……根拠は」

 

「ふふ~ん、ボクも付きまとい……じゃなくて、色々リサーチして知ってるんだ。ヴァレンなにがし君は恋愛レベル幼児教育って感じだろ。アマゾネス君(小さい)はオタク友達だからそういう目で見てないし……他は、まあ山吹色のエルフくんはツンデレでベル君に当たりが強いし、後にも警戒するほどの子はいないよ」

 

「そ、そうですか……言われてみれば」

 

 面識こそ少ないが、リリもロキファミリアのメンツを思い返してヘスティアの言うことに頷きを見せる。

 

 心配は、以外に無いかもしれない。そう思う、だが魅力的な女性は他にもいるのでは、そう思い

 

 

「えっと、本当に大丈夫なんでしょうか……ベル様をたぶらかす可能性のある女性は」

 

「いないはずだよ。強いて言えば、ロキの奴が変な粉かけないか心配なぐらいかな?……そのほかに有名な女の子となると、あ~あとあれだね。ナインヘル」

 

「え、でもそれって」

 

「……うん、やっぱり無い。自分で言っていてあれは無いね。一番安心だ……だって既婚者だしね。それに、なんてったってアールヴだろう、有名なエルフ様だ。……ベルくんがドギマギする姿は浮かぶけど、だからと言って関係が出来るなんてないよ。子ども扱いして可愛がってもらうパターンじゃないかな?」

 

「……ですよね、ではもう心配する要素が無い、のかな?」

 

「無いね、断言していいよ。ふふ、もしベル君が良からぬ関係を得ていたら、ボクはおっぱい丸出しで城壁の上を逆立ち歩きしたっていいね!だって、絶対大丈夫だから!!」

 

 

 

 

   ×   ×   ×

 

 

~メインストリート~

 

 

 人込みをかきわけ横断する。近道を選んで、道を何度も通り抜けてやっと目的の通りに入る。繁華街の小さな小道、メインストリートに対して裏通りのさらに小道、いわゆる穴場である。

 

 狭い道は市場になっていて、出店が表に商品を置いているからただでさえ狭い道がより密になる。立ち止まる人もいて、さらに道が狭い。

 

 まだ朝だけど休日だから人が多い。朝早くからデートを始めるカップルと、そのカップルの為に開いた店で通りはにぎやかだ。

 そんな道を一人歩くのは気が引けるけど、でもそれは今だけ。

 

 この寂しさはすぐに消える。

 

 ほら、目的の場所にたどり着いた。

 

「……ここだ」

 

 朝からにぎやかな街で、その店は朝食のパンとコーヒーの匂いを玄関からすでに漂わせる。

 

 知らない隠れた名店、ぼくの知らないオラリオのことをまだまだたくさん知っている。手をつなぐ前から、既にリードをされてしまっている気分だ。

 

 

……チリン

 

 ドアベルが鳴る。狭い、縦に狭い穴場の喫茶店。

 

 入ってすぐ細い階段を上がり、客席のある二階にて、待ち人は僕を見て微かに微笑む。朝早くだから他の客はいなくて、二人きり。一階にマスターがいるから、お店なんだけど僕らは二人きりだ。

 

 リヴェリアさんは、嬉しそうに手招きをする。ここにおいでと、窓際の、空いている向かいの席に僕を呼んだ。

 

 

「……おはようございます、リヴェリアさん」

 

 

「ベル、その呼び名は」

 

 

「あ……ごめんなさい、えっと……おねえさん」

 

 

 名前を呼ぶ際のルール、身分が知れ渡っているから僕らは人前では名前を呼び合わない。

 

 リヴェリアさんのことをおねえさんと呼ぶ。第三者から見れば、僕らは年の離れた姉妹か、もしくは僕が一方的に預かられている親戚の子に見られるかだ。

 

 髪の色を茶色にして、ウサギの耳の飾りを付けた僕は、リトル・ルーキーともベル・クラネルとも見られない。そして、リヴェリアさんも耳を隠して髪色を金髪にしているから、同じく周りから見られても、うん注目は集めちゃうよね。綺麗な、とてもきれいなエルフのお姉さん。

 

 金髪の綺麗なエルフのお姉さん。みていると、すごくドキッとして直視できない。

 

「ラビ」

 

「はい」

 

 互いに出で立ちを変えて、偽名で呼び合う。

 

 そうしないといけない理由があるから、僕らはこうして密会する。

 

「今日は、どんなデートをしようか……ベルは、何をしたい?」

 

「あの、名前……気を付けましょう。リヴェ、ぁ……あぁ、えっと……お、おねえさん」

 

「ふふ、すまない……だが、やはりそなたの名前を呼びたいのだ。そなたの、愛らしいそなたの名前を口にしたい」

 

「……それは」

 

「わかっている、我慢する……夜になれば、何度でもそなたの名を呼べるのだから♡」

 

「!」

 

 

……もぞ、するる

 

 

「……ッ」

 

 

 テーブルの下、リヴェリアさんの足が僕の足と擦れる。

 

 偶然ではない。意図して、足を揺らしてふくらはぎ同士を擦り合わせた

 

 

……するる

 

 

「!」

 

 今日の服装、リヴェリアさんはベージュの縦セーターを着用して、下は足を隠すロングスカート。肌寒いから、きっとタイツを身に着けているはずだ。

 

 布を隔てている。そのはずなのに、柔らかくて足同士の接触なのに色気を感じてドキッとする。

 触れる足を起点に、今向かい合っているリヴェリアさんを感じ取ろうとしてしまう。

 今、目の前にいる美しい女性、自分を可愛がりたい思いを隠さない魅力的な異性の体に意識を向けてしまう。

 

「……ベル……いや、ラビだったな……どうした?視線が生々しいようだが」

 

「それは……誰のせいでしょうね」

 

 視線が落ち着かない。

 

 見たいけど、恥ずかしくて目線を下げてしまう。その先にはリヴェリアさんの手があった。僕は手を見た。

 

 綺麗な手、その手には指輪がある。だけど、その指輪は本来の既婚者のモノではない。

 

 

「付けてくれている……僕の買った、指輪」

 

 

 高くない。自分の小遣いで買える程度、きっとリヴェリアさんなら同じものが10も20も買えるだろう。

 だけど、リヴェリアさんは心の底から喜んでくれた。

 僕と一緒にいる時、ただのリヴェリアでいる為に身に着けてくれる。

 

 綺麗な貴金属の指輪には、小さいものだけど裏に刻印がある。名前や日付の代わりに、二人を意味する刻印を刻んだ。

 

 鐘と杖を重ねた刻印。

 

 ベルとリヴェリア

 

 互いに想う僕らの関係を証明する、とても小さな証明だ。

 

 

……チリン

 

 

「!」

 

 

 ドアベルが鳴る。他の客が入ってきたのだろう、もう二人だけの空間じゃない。

 

 一度、客に戻らないといけない。流石に、人目を気にしない逢瀬が出来るほど、僕らは無神経じゃない。

 

 

「……ここではあくまでも食事だけにしよう、店の者にも迷惑だ。ふふ、席に坐したのだから注文もしなくてはな。朝食は食べたのだろうか?」

 

「いえ、抜いてます……一緒に食べましょう。お腹減りました」

 

 今日はまだ始まったばかり。

 

 二人きりを楽しむ時間は十分にある。

 

「では頼もうか。ここのオニオンブレッドは中々の美味らしくてな、もう少し胃に溜まるものが良いならペンネグラタンがおすすめだ」

 

「あ、はい……でも、値段」

 

 今言った二つを、傍にある品書きから見た。どれもヴァリスの桁がおかしい、お洒落なお店のお洒落そうな食事は高い。

 指輪以外、ボクはこれまでろくにお金を払ったことはない。

 

「気にしなくてもよい。代金は全て私が持つ、ラビは気にしないでいい」

 

「は、はい」

 

 この時だけは、男女のモノではなく大人と〇〇の関係を意識せざるを得ない。

 

頬が赤くなるのを隠したくて水を飲む。冷たい水を飲んでも、感情の熱は簡単に冷めてくれない。

温められてしまうから、落ち着かない。

 

「今日は、たくさん美味しいものを食べ、楽しいことを重ねよう。良い日になる、今日はとてもいい日になるはずだ……そう思うだろう、なあ」

 

 

……ベル

 

 

「……」

 

 音はない。唇の動きだけで僕の名前を告げた。

 

 頬の熱は冷めない。作り物の髪を下ろして顔を隠したくなる。

 




以上、読了感謝です。次回、ベルくんと浮気イチャラブエッチ


※ 先読みしたい方は支援サイトにて、以下のリンクから飛べます。

 250円以上のプランに加入された方のみ公開中。

 

【ファンボックス】現在の所こちらでのみ先読み更新
https://kenchikushi37.fanbox.cc/

【ファンティア】制限終わりました。
https://fantia.jp/fanclubs/499477
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