白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
最後悪ふざけが過ぎましたが、ご容赦を
〇
「あの……先ほどの件は、その」
「もういい、その話は何回も聞いた。こちらから何も言う気はない」
「………。」
場所は変わり、今二人は庭園を後にして大通り行く。時刻はすでに夕方、今二人が向かっているのは黄昏の館がある方向で、あと少しもすればそこでベルはリヴェリアとお別れだ。
「………あぁ」
…リヴェリアさん、きっと怒ってるだろうな。
ベルから見て、どこか目線を合わそうとしない彼女の後姿はやはり先の所業に思う所が大いにあるのだろう。だが
「………」
そんな予想と反してリヴェリアはと言うと
…どうしよう。本来は怒るべきなのだろうが、きっと寝ぼけていたのだろうし、そもそも膝やら密着を許したのも私で……なら、たとえ故意でも責任は……
そこには怒りと言うより、むしろ困惑の色が目立っている。
胸を触られたこと。それ自体に驚きはあったが、何故かそこに不快感はなかった。触られた、ただそれだけ。
「……チラ」
後ろを歩く件の原因に視線を飛ばす。少しうつむいて、いかにもな落ち込みようだ。
「……ベル」
「……!!」
急に立ち止まるやベルの体はリヴェリアにぶつかる。そして、謝罪の言葉が飛ぶ前にリヴェリアは近くの路地にベルを引き連れる。
「へっ…?リヴェリア…さん……」
「いや、すまない。誤解は解きたい故、少し無理やりになってみた。」
人込みの多い時間帯。周囲の目を避けるために入り込んだ場所はちょうど横にある重ねた荷物の箱が通行人の視界を遮ってくれている。
「……あの、ぼく」
「……はぁ」
無理やり連れ込まれ、不安になったのか、それとも罵詈雑言でもかけられると予想したのか、ベルの表情は影がかかり、どこか震えすら見れる。
「………。」
ぎゅっ……
「!」
「そう怯えるでない。私は怒っていないから」
優しく、安心させるように声をかける。腕を背中に回し、そっとベルを抱きしめ、安心を促すように背中を優しくたたき、さすってやっている。
「……本当に、怒って」
「ああ。怒ってないさ、怒っているなら……こんなことはしない。」
抱きしめた手の中で震えが少しずつ収まっていく。
「…よし、そろそろいいだろうか」
「はい。……でも、本当に許されていいのですか?ぼく、何も……むしろ迷惑じゃ」
「いや、そんなことはない。私も良い体験ができたのだからな。」
もちろん、この言葉に嘘はない。だが、それでもこの子は私に気持ちを一歩引いている。意識が緩い状態ならまだしも、デフォルトであるこの精神状態がどうにも行き過ぎるほどに謙虚さと謙遜を振りまいている。
であれば
「……ベルよ。」
「……っ!」
一歩後ろに引き、少しまじめに態度を向き直す。先ほどまでが甘やかす母親なら、今のリヴェリアは子を叱り矯正する母親の顔を見せている。
「…そなたのそれは根っこのモノ故、否定するつもりは無い。だが、謙遜も過ぎれば失礼にあたる。 繰り返すが、私は嫌ではないと言ったのだ。なら、別の言葉を聞かせてくれないか…?」
「……それは」
少し詰め寄った言い方をしたが、どうにも回答に困っているようだ。その困惑した顔もどこか愛おしいものがあるが、これ以上はまた酷になるかもしれない。
…まあ、今はこれでいい。
「ベル、そなたの課題だ。次に会うときにはもっとよい受け答えをしたまえ」
「…課題ですか?でも、次に会うのって……」
「……それもそうだな。私はしばらく休暇でな、正直時間は余り過ぎているほどだ。ベル、そなたは…」
「………」
「ベル?」
「……いえ、でも言ってくれれば僕はいつでも……予定は明けられます。」
「……そうか、なら」
少し、答える際に間があったが、そこに触れるのは今ではない。時間をかけて、この子と接していれば、きっとその答えもおのずと
「……ふふ」
「?」
「…では、明日の午後はどうだろうか。せっかくだし、君の面倒を見てやろう」
結局、今日したことと言えば世間話と昼寝だけだ。どうせなら、もう少し二人で何かを過ごしたい。
「私は後衛職だが、これでも先達で、深層にも踏み入っている者だ。聞きたいことがあれば答えられるし、他にも何か教えられることがあればなんでも構わない。そうだな……場所は図書館でも」
「…はい。じゃあ、その日に…また」
「ああ、では…そろそろ」
気づけば、大通りの町並みには明かりがともっている。すでに日は没しており、街は夜の顔を見せている。
……これは……!
裏路地もすっかり暗く、そんな中人目を避けて二人だけのこの空間に、意識しだすとどこか恥ずかしい思いがこみ上げる。
「……っ!」
目が合う。どうやら互いに至った考えは同じらしく、思わず互いに目をそらしあうという結果に
「……あの、そろそろ出ませんか。ここ、暗いですし……」
「ああ、そうだな。……下手に、勘違いをする輩が出るかもしれん…しな」
〇
その後、どこか尻切れの悪い終わり方で、二人は帰路に着く。ホーム近くで別れを告げた後、リヴェリアはどこか気持ちが浮つき、足元が定まらない感覚が続く。
部屋に着くまで何度か団員に声をかけられたが、自分が何を答えたかはっきりと思いだせない。自室に入り、そのまま倒れるようにベッドの身を投じる。
「…………あぁ」
服も着替えず、手も足も投げ出しただらしない様、服がめくれて下腹が晒されているがそれを直す気すら起きない。
「……いかんな。これでは」
しかし、言うのは口だけ。そんな些事よりも今日という日の自らの行いを内省する。
たまたま出会っただけ、すでに知っている相手だとしても、それがここまでことが及ぶのもきっと
……いや、考えるのは止そう。私はただ、自らの良心に従ったまでだ
時間を無為に費やしたくない。だからこれは利害の一致だ。そこに、過度な私情は…
……おかあ…さん……。
「!?」
不意に記憶をよぎる木漏れ日のワンシーン。微かに聞こえた声が今になって脳裏をよぎり、私はその場で体を飛び起こした。
「ああ、ダメだな。…これでは、本当に毒ではないか」
甘く、香しい……しかし、はまってしまえばきっと抜け出せないかもしれない。
「……明日、また」
そして次も、自分は彼と出会い、共に時間を過ごす。想像の中で膨らむ思い、やり場のないこの強烈な衝動は…
「………っ!!」
ふと、胸に響く圧迫感。張り詰めるように内側で何かが沸き立つ感覚……
「嘘……また、こんなに」
乳房に溜まる母乳は特殊な生理現象故のモノだ。しかし、それはあくまで一時的で…少し絞り切ればいいだけで、そう一日に何度も起こることではない。
……彼に、関わったから…だろうか。
自らの体の変化が女性ホルモンの過剰分泌なら、それはきっと異性との関りに何か大きな影響を及ぼす。故に、去年同じ時期に発症した際、リヴェリアはできる限り異性との接触を控えた。別に男と見れば見境なく発情するとか…そう言う危険があるわけではないのだが
「……くっ」
上着を脱ぎ捨て、あっという間に上半身を裸にする。ブラが外れてなお形は崩れず、どこか張り詰めたように前に突き出る豊満な乳房。すでに先端の乳首からは乳白色の益が沸き立つようにしずくを漏らしている。
ベッド下に置いた水桶を取り出し、膝に乗せる。そこからは慣れた手つきで胸の母乳を中に絞りだしていく。
「……はぁ、んっ!」
ぶしゅぅう、と勢いを立てて噴き出す母乳はすぐに桶の底を埋め尽くす。絞るたびに感じる胸の快感には今でも慣れず、くいしばった歯を緩めればすぐに嬌声を漏らしてしまうだろう。
「んんっ! んぁ ひぅっ!!」
快感にあえぐ声を押し殺し、早く終わらせようと強く強く搾り取る。いつしか、快感は胸だけにとどまらず、関係ない股下の奥にまでキュンッとした感覚がたびたび起こってくる。
…駄目だ、早く終わらせねば…おかしく
水桶に溜まっていく母乳は既に半分にまで届く勢いで、しかしなおも母乳の出は止まらない。
「…まったく、どこから出ているのだ。こんなに……いったい」
「リヴェリアさま……!」
「!?」
扉を打つノックの音、聞き覚えのあるその高い声の持ち主は
「れ、レフィーヤ??」
「はい、レフィーヤです。さっき、団員から様子が変…と聞きまして、また調子が悪いのかなぁって……大丈夫、なんですか?」
「……」
興奮で上気に満ちた体がどんどん冷め切っていく。今、鍵は開いていない。もし開けられようモノなら…
…まずい!
レフィーヤにはエルフの生理現象について打ち明けたが、母乳が出る体質とまでは言っていない。
つまり、ここで私が母乳を出している姿を見られれば
「入っていいですか?…せめて、顔だけでも「ま、待て!!入るな!!!」……リヴェリア、さま?」
思わず、本気で声を荒げてしまった。とにかく、急いで上着を……!
「あの……本当に、大丈夫なのですか?やっぱり、一度医者に」
「違う……んだ。…これは、そう今着替えでな、裸を見せるのが恥ずかしいからで…」
「…でも、やっぱり、おかしいです!…やせ我慢は駄目ですよ!…今から入り」
バタンっ!!
「!?」
「ほら、なんともない……だろ。ただ、着替えていただけだ」
「……はぁ」
息も荒げ、表情に余裕がない。しかし、なんとか衣類を纏い、乱れた髪も直した。
…ひとまずは…これで
内心で、ほっと溜息をつく。しかし、
「はぁ…。まぁ、そうならいいんですけど……ん?」
「れ、レフィーヤ?」
くんくんと、鼻先を突き出し、どこか子犬を連想させるようなしぐさをする。リヴェリアの脇を通り抜け、向かう先は
「…なんだか、甘い匂いがしますね。」
「ああ、そうだろうか……先週、芳香剤を変えたせいか………「これ、なんです?」………へっ?」
レフィーヤが見下ろす視線の先、そこにはさっきまで自分が使っていた水桶が…ベ・ッ・ド・の・う・え・で・そ・の・ま・ま……放置されているではなかろうか
「!!?!?!?!?!?」
「?……リヴェリアさま、これ」
終わった。控えめに言って終わってしまった。きっと、自分はこれからあらぬ隠し子や伴侶のうわさでひどく後ろ指をさされるに違いない。なにせ、言ってしまえばスキャンダルだ。
……はは、もう死のう。
バレてしまった。だが、肝心のレフィーヤはと言うと
「……これ、もしかして牛乳ですか?」
「はっ?」
「やっぱり、これ搾りたてのですよね!すごーい、新鮮だからとっても濃厚な色と香りなんですね!!」
「……」
一瞬この子は頭がどうかしてしまったのかと考えてしまった。しかし、考えようによってはこれはチャンスと言える。とにかく、このまま連れ出して、あれは後々に…
「でも、こんなにいっぱい、しかもまだ暖かくて新鮮だし……リヴェリア様、これどうするつもりなのです?」
「ああ……いや、貰い物でな。知り合いの知り合いとか…そんな感じでたまたま押し付けられたんだ。だから、後で適当に処理するつもりだったんだが……」
「はぁ、そうだったんですね。確かに、こんな貴重なもの持ってたら落ち着かなくもなりますよね。」
「ああ……それは後で処理するから、それより食堂にでも向かおう。そろそろ夕飯時だ」
今は少しでも早くこの場を離れたい。そんな思いから提案をするが、レフィーヤは
「……そうですか。じゃあ私が代わりに処理しておきます!」
「……。」
……余計なことをするな!!このアホエルフ娘が!!
言葉には出さないが、頭の中でそんな口ぎたない言葉が飛び交ってしまう。しかし、このまま続けて怪しまれては元の木阿弥、いっそ
「………では、代わりに処理してくれないだろうか。アホエ……ん“ん”!……レ、レフィーヤ……。」
「はい!じゃあ、またあとで」
元気な返事を残し、レフィーヤは部屋を後にする。とことこと立ち去っていく
「……はぁ」
良かった。もう、これで問題はない。改めて、自分の後輩の頭の弱さに感謝する。
「……夕時まではもう少しか、まあ、早めに行くとしようか」
無事難所は乗り越えた。どこか軽やかな足取りでリヴェリアは大食堂へと向かう。
廊下を行くとあたりに他の団員がちらほらと、夕飯時と言うこともあってあたりが騒がしくなる。
「……?」
廊下を抜け、食堂に着き、辺りを見渡してもあの子の姿が見えない。
…やけに遅いな。どこに?捨てに行っただけにしては
「リヴェリアさま!お待たせしました!!」
「…ああ。しかし、ずいぶんと時間がかかったのだな。」
「ええ、でもちゃんと言われた通り処理しましたから。安心してください…!」
「……なら、いいが」
その後、夕餉の定刻になり、給仕たちが豪壮な料理を机一面に配りだす。いつもどおり料理を楽しみ、相席になった仲間たちと共に談笑を交える。
楽しい時は早く尽きる物で、空になった皿が回収され、次に給仕たちは食後のデザートに甘い菓子を配りだす。
「……パンケーキか。」
「ええ、数が間に合って良かったですよね」
「ああ、確かに……今日はまだ来ていないメンツが多い。彼らには悪いが、これは役得と言う奴だな」
ナイフで切り、一口サイズのそれを口に運ぶ。蜜がかかっていなそれはパサつく触感かと思ったが、中はしっとりとした触感で甘みも素朴で心地よく、鼻腔をくすぐる濃いミルクの風味には味の奥行きを感じさせる。
「…旨いな。これは相当に良い材料を使っているな」
「ええ!何せ、鮮度が違いますからね」
「はは、そうか鮮度か…!」
「ええ、鮮度が違います!!」
「なるほど、それはすばら………は?」
口に伸ばしたフォークが止まる。
「……鮮度、今鮮度と言ったのか?」
「ええ。そうですよ」
「……レフィーヤ、さっきの水桶……あれはどうした?」
「?……あれですか、ちゃんと処理しましたよ…丁寧に」
「……丁、寧」
「はい!ちゃんとしましたよ……煮沸処理」
「………」
「いやぁ、やっぱり新鮮なミルクを使うとこんなにおいしいんですね。私おかわりに…」
ザッ(音もなく一瞬で背後に回り込む音)
ガシッ(後ろからそっと両手で頭を掴む音)
ゴキッ(死なない加減で意識を卒倒させる程度に首をひねる音)
「おっと、レフィーヤ。満腹になって眠るとはいけない子だ」
「「「………」」」
周囲の団員たちが視線を向ける。いや、明らかに今あんたが暗殺しただろ!と、突っ込みたくなるが、有無を言わさないレベル6冒険者の眼光に誰もが口をつぐんでいる。
「すまないが、給仕達、そして皆……今日のデザートはなかったことにしてくれ」
「「「「「……」」」」」
「……さもなければ…次は」
「「「「「イエス、マム!!」」」」」
触らぬエルフに制裁なし。第二のレフィーヤになることを恐れ、皆々がリヴェリアの前にパンケーキのタワーを築いていく。数にして50から60はくだらない。山ほどのミルク(自己提供)パンケーキを前に、リヴェリアは覚悟を決める。
「………やるしか、ない!!」
フォークを握り、勢いよくパンケーキの塔に突き刺す。これもまた挑戦だ。自らの尊厳を、この秘匿物質をバレることなく処理するために……私は
「……挑もう。レベル六に昇りつめた…冒険者の胃袋を侮るな!!!!」
〇
「いやあ、お腹すいたねぇ。アイズ、隣座っていい?」
「ええ、アイズたんの隣はうちのもんや!なぁ、アイズたん」
「……私は、どっちでも」
「ふふ、隣は二つある。子供じゃないんだ、仲良くしたまえ」
「団長!団長には私の膝の上を」
仲睦ましいやり取りを続ける一向、ロキを筆頭に彼女らは食堂へ足を運んでいる。しかし、その先は
「……なんか、やけにうるさいわね」
なにやら、怒号のような叫び声が扉越しに聞こえてくる。談笑で騒がしいのはいつものことだが
「?」
おそるおそる、ティオネが先陣を切り覗き込むように扉を開く。その先には
「50枚目、パンケーキ50枚突破したぞ!!」
「調理場、さっきのケーキもっと追加だ!!」
「すげえ、もっといけるぜ!さすが俺たちの幹部だ!!!」
リッヴェリア!!
リッヴェリア!!
リッヴェリア!!
「………」
そっと隙間を空けた扉を閉じる。中の一部始終を覗いた数人たちは目配せをし、そのまま食堂から足を背ける。
「ねえ、ロキ…今日は外で食べましょう。」
「せやな。それがええわ」
「疲れてたのかな。老後のヒステリックとか……?」
「それ、言えばきっと殺されるから。皆、さっきの彼女はもう忘れよう、いいね」
「「「了解」」」
「……リヴェリア、変」
その後、ファミリアにおける暗黙の了解でリヴェリアの前でパンケーキの話を禁止する御触れが出たとか。
ちなみに、その御触れを知らずにリヴェリアがいる横でパンケーキを注文した某狼の首が90度回るはめになったとか……。
次回に続く
……まだだ、もっともってこい!!!!
…追加注文、50枚焼きあがりました!
……舐めるなよ、修羅の道などすでに往復済みだ!!かかってこい、小麦粉共がぁああ!!!?!?!?
…おおおおぉぉぉおおおおぉお!!!!!!(団員一同)
感想などで母乳がもったいないという意見がありましたので、なので捨てずに再利用しました。持続可能で環境にやさしい食生活です。
これで満足か、お前ら。
次回からはよりエロと母乳ドバドバでイきたいと思います。