※この作品はR-18です。

白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー   作:37級犬築士

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今日はちょっと少なめです。


(2) アドバイザーの彼女は少しエッチに、ウサギの彼を溺愛して甘やかす。

 時刻は既に夜更け

 

 モルド、ヘルメスとの会合を終え、ベルはホームへと帰宅する道中であった。

 

「……。」

 

 宴もたけなわで、会合は自然解散となり、ベルはモルドから受け取った例の物を抱え帰路についている。時刻は夜更け、街の彩と人込みはまさしく夜の雰囲気を醸している。行く先々で人々の談笑や、時には罵声が行き交う中、ベルはただ黙したまま歩みを続けている。

 

…ヘルメス様、それにモルドさんも

 

 先の会合でのやり取りにて、ヘルメスはいつものごとくベルを半ばからかうように吹っ掛けた。その時に言われた言葉が今もベルの頭から離れないのだ。

 

 

⚪

 

時間を少し戻す

 

「しかしベル君よ、以前の君から見れば今の君は少しは進展しているよ。だがね、やはり冒険者なら多少の火遊びぐらいはね、君だってそろそろ予定ぐらいたててるんだろ」

酒を片手に絡むヘルメス、この神も体外に飲みすぎだ。そろそろアスフィさんが現れて強制帰宅されてもおかしくない

 

「また同じようなことを、というか予定って何のことですか?」

うんざりとした感じで、ベルも返答する。この神を相手にまともに向き合うのは気疲れするだけだ。

 

「なあ、そんなに面倒くさがらないでくれよ、というか今の話の流れで察しないかい」

 

……?

 

「察したまえ。一人遊びを覚えたなら、当然次は決まりだ、卒業の予定。どの娘にするか決めたのかい?」

 

「だから、お店の方にはいかないと何度も「お店になんて行かなくても君の周りはより取り見取りじゃないか」……!!!」

 

 この神はあろうことか、親しい彼女たちとで一線を越えてはと提案してきたのだ。

この言動にはさすがのベルも

 

「いい加減にしてください!!僕はそんな無責任な輩になったつもりはありません!ヘルメス様とは言え言っていい事と悪い事が「まあ落ち着けって白兎の足、何もヘルメスの旦那も何の根拠もなしに言っているわけじゃねえ」モルドさん!」

 

 立ち上がり憤るベルを宥める、とりあえずベルをもう一度座らせ話を切りなおす。

 

「まあ、とにかく落ち着けよ。旦那の言い分だがよ、正直俺だけじゃなくてはたから見てもお前の周りの女どもは完全にホの字だ、それも重度のな。」

 

「…!?」

 

「まあお前のことだからよ、ようはすれ違いだ。お前が思ってるほどよ、このオラリオの女はおしとやかじゃねえ、表はそう見えてもよ、やるときはやる女共だ。遠慮することなんざ本当にあるのかっつうの」

 

「いや、…でも」

 

「じゃあベル君、君の周りにいる娘は君を絶対に異性として見てないなんて、本当に言いきれるのかい」

 

「……っ!」

 

 先ほどの調子とは変わって少し真面目な切り口で話すヘルメス神、ベルもさすがに感情に任せての否定はできない。かといって切り返す言葉も出てこず、ただ無言になるしかない。

 

「まあ、そういうこった。おめえはまだガキと大人の間みたいな年頃だけどよ、ふたを開けりゃただの野郎だ。考え事はシンプルでいいんだぞ、女を抱きたいなら抱きゃあいい」

 

………そんなことを言われたからって、いや…でも、やっぱりだめだ!そんなけだものみたいなこと

 

 以前のころであれば、良かった。多少こうしたことを言われたからって所詮外野からの軽口程度で終わっていた。だが今のベルには後ろめたさがある。自分の欲情を晴らすため異性の存在を強く認識しているからだ。

 

 である故、今のベルには生まれたばかりの本能と理性の矛盾で未だに答えが出ない。

 

 自分だって女性に対して関心がある健全な男である。ならいっそ今までの関係から少し思い切って踏み込んでも問題はないのではないのか

か。

 

でもそれは相手の意思を無視して、

 

そんなこと…できるはずが

 

 

…だが、仮にもしも

 

…もしも彼女たちの方から迫ってくるのなら、自分はどうすればいいのか。

 

…以前に歓楽街へ行った時のように、あのアマゾネスたちが僕に迫ってきたように

 

―ベル君、ベル様、ベル、ベルさん、クラネル氏

 

…もしそんな事態があり得るなら、僕はただ、自分の欲望に身を任せても良いのではないだろうか

 

 

………ッ!!

 

 そんな自分本位な欲望を考えてしまったベルは自分で自分を嫌悪した。

 

…だけど、でももしそうなら

 

 だが一度異性に対する性欲を心に抱いてしまえば「ベル君」いかに否定しようと取り払えない。否定することがより背徳感という起爆剤を注ぎ「ベル君!」込んでしまうのだ。一度火が付いた性欲は出口を求めさまよいだす。いまでこそ一人で慰めるだけで済んでるものをいずれは本当に誰かを

 

「こらああああ!いつまで無視してるの!!!!!」

 

「…!?エイナさん!」

 

 

「もうひどいんだよベル君、さっきから呼びかけてるのにさあ」

 

 気が付く後ろにエイナさんがいた。無視されたと思っているせいか、いかにもぷんすかといった擬音が見えそうな光景だ。じゃない、とにかく弁明を

 

「す、すみません…ちょっと考え事をしてて」

 

「ふうん、…まあいいけど。こんな夜更けに何してるの。暇なのは仕方ないけど、あまり夜遊びばかりだと感心しないよ」

 

「いえ、ちょうど今ホームに帰る道中で、エイナさんこそこんな時間に何を」

 

「私?こっちもちょうど仕事上がりだよ、家に帰る前にちょっと寄り道、そこの本屋に立ち寄った所」そう言い店の方向を指さし話すエイナはベルの持ち物に目が付く

 

「ベル君、それってもしかして本かな。」

 

……ッ!!!

 

 今ベルの中が音が鳴り響いているなら、きっとそれは真っ赤に回転するランプからの警戒警報であろう。今にも爆撃の寸前である

 

「へえ、空いた時間に読書とはちゃんとしてるんだね、えらいえらい。参考までに聞くけど何の本なのかな」

 

…まずいまずいまずい、この状況はまず過ぎる!!?

 

 完全に油断していた、まあこんな紙で覆われた程度の危険物、そのまま携帯しておいた自分の圧倒的な過失だ。言えるはずがない、ダンジョンに行けなくて欲求不満なんで、これ見ながらオナニーしてますなんて、口が裂けても言えない!!

 

「えっと、この本はですね…そんなたいした本じゃ「もしかして、いかがわしい本だったりして、最近多いのよね、無許可で作られたすっごく卑猥な本。本人の了承もなしにさ、ひどい話だよね」……はは、そうですよね」

 

 顔に動揺を出さなかった、ギリギリだった。今ベルは平常を装っているが今現在全力で頬の裏側を噛み、血の味を噛みしめている。

 

「まあベル君に限ってそんなことはないか、ごめんね変なこと聞いちゃって」

 

「…どうして、そう思うのですか」

 

「もう心外だな、からかったのは悪かったから、大丈夫だよ。私は君のこと信じてるから、君がそんな軽率なことをしない人だってちゃんとわかってるから」

 

………。

 

「じゃあ、私そろそろ行くよ。今は大変だと思うけど、何かあったらすぐに言ってね。じゃあ」

 

そう良い手を軽く振ってそのまま彼女は歩いて行った。

 

 

 

 あとに残されたベルも先ほどまで帰路についていたことを思い出したかのように足を再び進めだす。だが、不意にその足は止まる。往来の中でベルは先ほどの、いや今日にあったこと含めて深く思いつめる。

 

 

 

 

 

 

―お前の周りの女どもは完全にホの字だ、それも重度のな

 

―君の周りにいる娘は君を絶対に異性として見てないなんて、本当に言いきれるのかい

 

 

―私は君のこと信じてるから、君がそんな軽率なことをしない人だってちゃんとわかってるから

 

僕は、本当は僕だって…

 

 持っている本を掴む手に力がこもる。包装の紙が破け表紙が目に付く

 

 ちがう、僕はそんな軽率じゃあない。自分のことは自分がよくわかっている。だから

 

「……。」

 

 近くのごみ箱に目が行く、いっそこんなもの捨ててしまった方が。半端なことをしてこんな悩みにふけるぐらいなら

 

 手に持った本を掲げ、ゴミ箱に捨て…手を振りあげた少し高い位置で止める。このまま捨ててしまえば、いっそこんな悩みとはオサラバできるかもしれない。なら、いっそ

 

 

 

 

 

「……何をしてるんだろう…僕」

 

 結局、ゴミ箱を跡目にベルはそのまま立ち去る。

 

 深く考えすぎだ、これはそんなに大したことじゃない。深く考えれば考えるだけ、坩堝にはまるだけだ。

 

 今いる自分の環境や関係性を変えたくない。築き上げたものに無理やりどうこうしてヒビを入れのなんてもってのほかだ。

 

「今日は疲れた、帰ったらすぐに寝よう」

 

そう自分に言い聞かせるように独り言つる、そしてまた歩みを続け、気が付くともう既に自分はホームの玄関に手を伸ばしていた。

 

 

⚪

 

 

「ただいま」

 

「よお、今日は遅かったんだな」

 

「お帰りなさい、ベル様。もう、あまり遊びすぎは感心しませんよ」

 

「ごめんよ、つい長びいちゃって」

 

 出迎えの暖かい言葉に、ベルの表情も自然と明るみを灯す。ずっと変わらない、平凡なやり取りであるからこそ、今はそれがなんとも嬉しい。

 

 

 これだ、帰る場所と迎えてくる仲間たち。今以上の何かを求めるなんてそれこそ危うい事だ。今あるモノを大事にしたい。そのためなら自分の心の少しぐらい覆い隠さっても問題なんてない。そう…だから、僕は皆に、ヴェルフと、リリと、そして…

 

 

 

…いるはずのあのひとがいない。

 

 

 

「あれ?リリ、ヴェルフ、神様がいないけど、今どこに」

 

「ヘスティア様ですか?あ~、あの神なら今」

 

「確か部屋の掃除とかって、いや止めたんだけどさぁ、あのひと言っても聞かなくてさ、今ちょうどお前の部y「って、ベル様!!」

 

!?……まずいっ!!

 

 聞くや否や急いで階段と廊下をかけ抜ける、頭の中で危険信号が鳴り響く

 

…バレる、それは駄目だ、神様だけにはそんなこと

 

 部屋の扉押し開ける、とそこには大変よく知る神物がベッドに座り、その目の前にはかねがねベルが集めてきたエロ本たちが一覧と並べられていた

 

 

「神様!!」

 

 

「………うん、ちょうどよかったよ。僕もベル君に話が合ったんだ」

 

 そう言い振り向く神様の顔は今まで見たことないようなほど笑顔に隠し切れないほどの赤い感情が込められていた。

 

 

……!!!

 

「ちょっと、大事な話をしようか。うん、ああ、場所はここで構わないよ、参考資料がこんなにも!たんまりと!あるからねぇ」

 

次回へ続く

 




エッチシーンに、たどり着けない

次回で少し喧嘩シーンみたいなものが入ります。アンチ・ヘイトにはならないはず
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