白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
「……んにゅ」
「あの、レフィーヤさん」
「んっ……ぅん」
…起きない、どうしよう
舞台はすでに演目を終え、観客たちも次々と出口に向かっている。
…僕らも、早くでないと
しかし、動こうにも
「んん……」
「ああ、熟睡してる」
ベルの腕に抱かれ、このエルフ少女はなんともまあ間の抜けた寝顔をさらしている。今にも寝言で笑ったり、もう食べられないなどと言いそうな
「うへぇ……もう食べられません、リヴェリア様のおっぱいぷりん」
それみたことか。というかこのバカフは何を食べているのだろうか。
と、さすがにベルもそこまでは考えていないが、少なくともいい加減この態勢でいつづけることに焦燥感を感じている。
「もう、レフィーヤさん。いい加減起きてください」
抱き抱えたまま肩を揺らし、なんとか目覚めさせようと試みるが、むしろそれが心地いいのか逆に寝付きがよくなってくるようにも見える。日頃の疲れがどっと出たのか、なんとも寝付きのいい少女だ。
……どうしよう、でも無理矢理起こすのは
さっさと放り投げていいものを、ベルは生真面目にその眠れるアホフに介抱を続ける。
しかし、揺らすだけでは効果がなく。ベルは肩にやった手を手を、今度はその柔らかなほほに伸ばしぺちぺちと叩く。
……ぅ、柔らかい
しっとりと吸い付くようなそのさわり心地に、どこか罪悪感のようなものを抱いてしまう。
「んん」
「起きるかな?……レフィーヤさん」
「ン……あむ」
「!?」
「んっ……ちゅぅ」
突然のことにベルの思考が停止する。ほほにやった手が、というかベルの指がレフィーヤの小さな口にぱっくりと咥えられてしまった。
「……ッ!」
「んっ……ひゃう、れろ」
「……へっ!?」
……舐めてる。ていうか
「……んく、ちぅ……くちゅぅ」
「……何か、吸ってるのかな」
ちゅうちゅうと、まるで幼子のようにその小さな口でベルの人差し指を味わっている。
人の手は主要な感覚器官でもあり、その指から伝わる感触をベルは不思議と冷静に受け取っていた。
レフィーヤさんの口の中、暖かい。それに
……くちゅ、くちゃぬちゃ
「……あぁ」
指先を舐められ弄られる。それがなぜか不快ではなく、むしろ
「レフィーヤさん、あの」
「……くちゅ、れる」
「うっ、そんなに舐めても……なにも」
「んっ……ちゅう」
「なにも……あぁ」
指先を舐められる。そこには紛れもなく快感があった。
……舐めるの、なんだか
「なんで、こんなにねちっこいんですか。」
「くちゃ、んっ…チロチロ」
「んっ…!?」
時折走る電流のような感覚。レフィーヤのように容姿の麗しく可憐な顔が、僕の指を咥えて離さない。
「……っ!」
本人は文字通り無意識なのにだが、その舌の使い方はいじらしく、どこか攻撃的に責めてくる。
……んっ、れろ……れる
「んっ……!」
また、指先を舌で弄られるだけで何か快感の電流が体を巡る。ただの指なのに、舐められていくうちに皮膚が溶かされて敏感になってしまっているかのように。
「も、もう……止めませんか。こんなの、ダメですって」
「……」
「そろそろ行かないと、こんなの見られたら……レフィーヤさん誤解される……から」
「……はむ、んく」
「……もう、止めにしないと」
言葉では冷静に、しかしその体は全く正反対に
「あっ……はぁ……!」
レフィーヤに指を愛撫される。その感覚と、目の前の光景の背徳さも合わさり、それはベルの体の一部分に
「ダメですって……!このままじゃ、僕」
レフィーヤの体の下、ちょうど背中のあたりを押し上げるそれは
「……!」
……起ってる、それにもう……これは……!?
14の少年であるベルにとって、魅力的な異性に対し高ぶったその一部が、服越しとはいえ触れている。その事実がさらに高ぶった興奮を加速させる。
……これ以上は、もう
「だめ、ですから……レフィーヤ、さん」
「んっ……ぷふっ……んん」
「あ……」
体をよじったせいか、その口から指先が離れる。口からたどる唾液の糸がどこか淫猥に見えてまた気がおかしくなりそうになるが、とにかく最悪の事態は免れたようで
「はぁ……レフィーヤさん、起きてください。もう終わりですよ」
ここぞとばかりに両手で肩を揺すり起こしにかかる。これ以上のイレギュラーは勘弁だ
「んっ……あれ、私」
寝ぼけ眼をこすり、ようやく目を覚ましてくれる。
「はぁ、もたれたままずっと寝てたんです。あの、そろそろ離れないと」
「ふぇ……はん」
意識もまだ半覚醒なのか、状況を理解していないようで、言われるままに返事するだけで頭が回っていない。
……まあ、正直誤解して怒り狂うよりはマシだよね。
未だ興奮で高ぶった性器はそのままだが、ひとまずの難は去ったようで。ベルはほっとした様子で、全く警戒心を抱いてなかった。
故に、その無意識の魔の手が
「んん……あれ、私いつから」
横になっていたレフィーヤが目を覚ましたのなら、当然体勢を起こすわけで、体勢を起こす際、手をついて体を起こすわけなのだから
「もう、レフィーヤさんずっと寝てっ……!!??!?」
「んっ?」
あろうことか、レフィーヤの左手ががっつりと、ベルのその盛り上がった股ぐらにピンポイントでおかれ、さらに
「?」
「ぬがっ!?」
触れたものに違和感を持ったレフィーヤは、そのいきり立ったナニをがっしりと掴んでしまう
「…………ッ!!!?!?」
異性の手に捕まれる感触、それは噴火寸前だったベルのモノをついに
「んっ……寝ちゃってたんですね。まあ、気持ちよく眠れたし……あっ、なんかずっと持たれてたんですね。ごめんなさい」
「……」
「あの、どうしたんですか?」
「いえ、その……」
「?」
「……足が、しびれたので、お先に……行ってください……します。」
「はぁ」
どこか口調もおかしい、しかし特に気には止めず先にレフィーヤはその場を立つ
「………」
触れられてすぐに出さなかったのはまさしく幸運だった。
だが、すでにズボンの中は
「……トイレ、行かないと」
恥ずかしく、今にも羞恥で叫びたい感覚を殺して、なんとかベルはその場を立つ。
レフィーヤと1日過ごすことに緊張して、朝の処理もままならなかったベルである。
今感じる下着の中の感触は、まさに純情なベルにとって新たな黒歴史の一端である。
⚪
劇場を出て、そのすぐ横の喫茶店に二人はいた。
周りには劇を見終えた観客のカップルがひしめき合い、賑やかに劇の話で盛り上がっている。
そんな喧騒の絶えない空間の中で、二人はというと
「んっ……はぁ。よく寝ちゃぃましたね。なんだか、勿体ないです」
「……」
「まあでも、特典でもらったサインつきの原作本。あれはいい土産になりましたね。」
「……」
「…………あの、聞いてますか」
「……はい、僕もそう思います。」
「……」
不思議そうに首をかしげる。今ベルがこうなっている原因が自分にあると知らないで
「あの、もしかして……あまり楽しくなかったとか」
「……あっ、いや……そういうわけじゃぁ」
「んん……じゃあ、何が理由なんですか?先輩にちゃんと話なさい」
「いや、それは……」
「……それは?」
「……」
……言えるはずがない。あなたに興奮していたしてしまったから、気まずいなんて絶対言えない……!!
すでにトイレで下着は洗い、ファイアボルトの熱で強引に乾かすという荒業で事なきを得たが、それでもなお残る先ほど感覚、他人に触れられ、快楽に達してしまったという事実は拭いされない。
「……その」
「?……なんですか」
「……」
密着して触れたせいか、今ほどこの人を意識することはない。
寝ている彼女を抱き抱えていたが、軽く柔らかいその感触は今でも鮮明だ。感情をそのままに伝える彼女のその口も、自分の指を舐めていたときの艶かしい描写が今も脳の記憶から消えてはくれない。
「……あの」
「……?」
「レフィーヤさんは、その」
自分の口からは到底言えない。そんな気持ちからベルは
「……さっきのこと、レフィーヤさんは覚えていないんですか?」
「へっ?」
「……その、僕だって…………いちおう」
「……はぁ」
ベルの言葉に対して、レフィーヤはその意味をよく考えてみる。
しかし、ベルのいに反して、レフィーヤが思い浮かべたのは
……さっき、それって……あれのことかな?
思い返すのは上映中の休憩時間、話の流れからベルがレフィーヤの手を揉みほぐすという流れになったことについて。
「あの、それってマッサージの……こと?」
「え?……あぁ、いや」
「えっ、ちがう?……じゃあ」
「!?……いえ、違わないですマッサージのことです!!」
とっさにレフィーヤの勘違いに乗っかる。間違っても指を愛撫されたことや、ナニに触れられたことを持ち出すのはアウトだ。
…ああ、何考えてるんだ僕は!
あやうく、露呈しなくてもいい痴情を漏らすところで、頭を抱えて自分の浅慮さを呪う。
「……」
急に様子をおかしくするベル。頭を抱えて悶える姿を見て一考し、そして
「ああ、そうですか。なるほど……」
「へっ?」
「あぁ……ふっふ~ん」
なんとも、悪そうな表情でベルを品定めするような目で見つめる。
「さては、あなた」
「……」
……この人、私を意識して緊張してるんですね。ろくに女の人と触れあった事もなさそうだし、うぶなヒューマンですね。
「ふふ……」
「?」
間違ってはいるが、おおまか正解である。
「……まったく、マッサージで触れたぐらいで何をそんなに緊張しているんですか」
「?……それ、どういう」
「ほらっ、手を」
「……あっ」
言われて差し出すよりも前に、レフィーヤはベルの手をとる。そして
「んっ、それ」
「?」
「んん……なかなか難しいですね。」
「あの、何を」
手をつかみ、やたらめったらに押し込む指は痛く、そしてこそばゆい。
「何って、マッサージですけど……効いてないんですね。」
「……もしかして」
レフィーヤの手を取り、その手の内側のスポットに
「あっ!」
「ここの、ことですか?……肩に効くツボの」
「……え、ええ。やっぱりうまいですね。…はぁ」
「まあ、特技ですから」
「……」
揉み揉みと、外でいったい何をしてるのやら。そんな疑問を、念頭に置きながら慣れた手つきでツボを刺激する。
「んっ、はぁ……効きますね」
「……まあ、でもレフィーヤさんが凝りすぎだからだと」
「やっぱり、そうですよね。……あの」
「?……なんです」
手に向けた視線を上にあげる。向かい合ったその距離は思いの外近く、視線があった二人はとっさに顔を背けあってしまう。
「……えっと、マッサージですけど。これって……その」
「……その、なんですか?」
「……あなた、他の部分も出来るんですか」
「他のって、足とか背中ですか?出来ますけど……でも。それは」
「……」
レフィーヤの言いたい意味、それはつまり、エルフの彼女の体に
「まあ、その」
「……」
恥ずかしそうに、いつもの尊大な態度はどこにいったのか、見た目にふさわしいしおらしく、どこか愛らしい小動物のように、彼女は
「……私は、あなたの先輩です。だから」
「……」
「だから、多少マッサージで触れられるぐらいは問題ない、です」
「!」
「お礼もしますから、その……ダメですか?」
「……!!?」
揺れ動く。レフィーヤの口からは触れることの許可が出る。それは、すなはち
……レフィーヤさんに、また
思い出す感覚、二人きりで触れあうその行為に、どうしてかベルは
「……っ!」
「あの、どうします……?」
「……僕は」
マッサージで触れた手の柔らかさ、口の中の生暖かさが、ベルの脳裏で……
「ああ、すみません。変なこと聞いて、やっぱり、それ「か、構いません!」
「!」
あせって、思わず動揺の色が声に出てしまった。とっさに口を押さえ、気分落ち着かせてから、もう一度
……伝え、ないと。
機会を逃したくない。たった数回の出来事、しかしその数回の機会がベルの中のレフィーヤの存在を大きくした。故に
……僕は、もっとこの人に
その感情が好意か、欲情か、それともその両方か
「……その」
「?」
「僕は、後輩ですから。だから、あと……それに」
「……それ、に?」
息を整え、口に出す言葉を選ぶ。
「……今日、その」
言葉にするのは本音。その台詞には、嘘偽りのない
レフィーヤの目を見つめ。触れた手を握り、今
「今日、レフィーヤさんと過ごして、すごく楽しくて、嬉しくて…………ドキドキしました。……だから、僕もまたレフィーヤさんに会いたい……!!」
「へっ?……あぁ、はへっ!?」
「……と、思います。たぶん」
完全に最後のは蛇足だったが、それでも濁せただけまだマシだ。いっておきながら顔を赤らめるベルだが
「…………!!」
そして、それは言われた方も同じく、二人の顔はその往来にいるどのカップルよりも熱くほてっていた。
「だめ、ですか?」
「……いえ、その」
握った手を払い、その手で表情を隠す。赤らめた顔のまま、直視は恥ずかしいのか少し顔を下げた上目遣いで、レフィーヤは
「……」
「いいです。私も、あなたのことは……嫌いじゃあなくなりました、から」
「!」
「でも、あ、あくまで上下はありますよ!先輩、後輩!!そ、そこのところはわすれないように!!!」
「……あっ、はい!」
見る人が、もしくは神が見ればツンデレ乙とでもそしられような光景だが、二人はそんなこと気に介する余地もなく。ただ互いが互いを意識しあっている。
「じゃあ、その……これから、でいいですかね?これから、よろしくお願いします。先輩」
「……あっ、いや」
「?」
「別に、関係は大事ですが、そんなに堅苦しくする必要はない、です。だから、あなたも気軽にレフィーでいいです。」
「えっと、じゃあレフィーさん、ですか?」
「……まあ、いいでしょう。私の方も……その」
「……?」
「私も……あなたのことは、ベル……と、そう呼びます。……よろしく、ベル」
「!!」
「………ベル?」
「あっ、いや……こちらこそ、よろしくおねがいし……します。……レフィーさん」
「……ええ、はい」
名前を呼び会う、たったそれだけの行為がやけに気恥ずかしい。さんをつけてしまったのは自分が控えめな性分だからだけではない。レフィーヤという異性を過度に意識してしまう故に
「……ふふ」
「?」
「なんだか、おかしいですね。ずっと前はあなたのことを敵視したり、まあ今でもアイズさんにへんなことをしないか、そこは要警戒ですが」
「あぁ……はは」
「まあ、こうしてちょっと近づいて、仲良くなれたのはとても良いことです。ね、ベル」
「!」
「……ベル?」
「ひゃ、ひゃい……」
「ふふ、なんですかその返事……。さて、そろそろ行きませんか?」
「あっ、はい……。」
催促するレフィー、僕はカップに残る紅茶を一息で飲み干し、急いでそのあとを追う。
「……」
意識して、僕は彼女の後ろ姿に目を背けることができない。
この手に触れて、この人の手の温もりを知って
……次、僕は
次に触れるのは手だけじゃない。スカートの下から除くそのスラッ細くしまった足、肩を揉めば今も覗かせるその無防備な首筋に指を這わすこともできるのだろう。
抱く欲望が劣情であることは理解している。けれど、それでも、僕のなかで芽生えたこの欲は紛れもなく真実で否定しようがない。
「……」
……ああ、そうだ。僕はこの人を
レフィーヤ・ウィリディスを……僕はこの手で彼女に触りたい。
そして、願わくば
今回はここまで、次回がいつかはわかりませんが、レフィーヤたんのあえぎ声をもっと響かせます。
健全な手段か、それともえちえちか、お楽しみにしてくだせぇ。