※この作品はR-18です。

白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー   作:37級犬築士

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何とか上がりました。今回はばっちり濡れ場です。




(6) ティオナ・ヒリュテは大きくない。けれども、そこには夢と希望とエロスも詰まっている。 

 密閉された空間で、肺いっぱいにそれの匂いを吸い込んだ時、まず感じたのは酩酊したような浮遊感だった。

 

 酔いしれる、蒸れて鼻につくその芳香に、ティオナはその意識を溶かしてただただ惹かれていた。

 

 その手に握り、匂いの根源を確かめようと顔を近づけて深く息を吸った。初めて知ったその味はなんとも衝撃的で、しかしその芳香は知らぬものであるのにどこか引かれる、というより肉体と精神が無条件でそれを肯定した。股の奥がひくつく官能的で背徳感のある臭気、それがティオナにはたまらなく夢中にさせられるものだった。

 

「……ッ」

 

 目のまえに、皮も完全にめくれてギンギンに直立しているそれはよだれをたらし、今か今かとティオナに対してなにかを求め続けている。

 

 

…先っぽ、なにか出てる、匂いも

 

 

「……あの、そろそろ」

 

「………わかってるよ…でも」

 

 手で握り、適当に刺激を与えればいい、それだけのことを、何故かうまく踏ん切りがつかない。無論、そこにはやりたくないという感情はない、むしろその逆である。

 

 

「……ッ!」

 

 

…おちんちん、ちゃんとしたのって始めて見る。びくびくしてるし、匂いも、大きさも

 

 

 

 知識として、それがこう大きくなることは知っていた。書物で読んだ少し大人向けの展開、いわゆる濡れ場と言う奴で一応の知識は得ていた。

 

 興奮して大きくなる、俗にいうエッチな行為に用いるもの、しかし現実で拝むそれはあまりにも情報量に差がありすぎた。

 

 

……えっと、どうしよう

 

 

 精液を出させる。しかし交尾をするわけでもないそれはまさにティオナにとって未知の領域だ。おそるおそる陰茎を握り、そして確かめるように指の閉じ具合を変えてみる。熱く火傷しそうなほどに昂ぶったそれは敏感にティオナの指に反応してぴくぴくと震える。

 

「……これ、どれぐらいさ、強く握ってもいいの」

 

「ッ!…そ、その、軽く掴むぐらいで……その、あっ……」

 

「……これ、ぐらい?」

 

 ベルの反応をうかがいながら指の閉じ具合を探す。竿に密着してかつ痛くないポイント、カリ首と尿道の通る付近、そこを強く締めないようにティオナは竿の握りかたを覚えていく。

 

「…うん、これぐらいだね。じゃあ、次は」

 

「…そのまま、上下に動かしていただければ」

 

「うん、ごしごしだっけ、しこしこ?すればいいんだね。うん、やったげる」

 

 どこか楽しそうに、おそるおそる危うげだったのが少し要領を掴んだ気になったせいか調子がいつもの爛漫としたものに戻っている。

 

「…よし、じゃあ」

 

握った手を一気に上にあげる。薬指がカリ首に引っかかる位置まで、だが

 

「……いッ!!」

 

「…えっと、しこしこ……どう、気持ちい?」

 

「……す、ストップ!!……も、もっとゆっくり」

 

「……へ、ああごめん。…ええと、こう」

 

 しごくスピードを緩める。しかし位置が悪い。亀頭のあたりだけをピンポイントにごしごしと同じ速度でこする。

 

「――――ッ!!?」

 

「…え」

 

…びゅるる、ごぶ、どぷぷ……!!

 

 褐色の指の隙間から白濁が漏れ出る。どろっと個体じみたそれはてぃおんおてに納まりきらず、とっさに両手で制してなんとかシーツに漏らさずに済んだ。

 

「!?」

 

…せーえき、だよね。でも

 

 漏れ出るそれを受け止める竿にこびりついたそれを両手ですくい取り横にあるちり紙で手を拭く。

 

「……」

 

「……はぁ、ぁぁ……」

 

 射精した、だがその様子はいささか苦しそうであった。

 

「……ごめん、下手糞だった?」

 

「……い、いえ、そんな……こと、は」

 

「…ごめん」

 

「…い、いえ……僕も、ちゃんと説明できなかったですし」

 

「………」

 

 

 

…駄目だよね。こんなじゃ

 

 

 

 

 未だそそり立つそれにティオナは顔を近づける。刺激を強くさせすぎない、無い頭を捻り、ティオナの出した考えは

 

 

 

「……ねえ、これ……唾つけてもいい」

 

「……それは」

 

「…いやだったら、いいけど……でも」

 

そっと陰茎を握る。いとおしそうに、今度は間違いをしないように

 

 

…ちゃんと、しないと

 

 

自分を優しい姉と評してくれた、そんなベルの思いに報いたい。

 

 

「…あたし、アルゴノゥトくんよりお姉ちゃんだもん。だから、ちゃんとできるから」

 

 

 

 鼻先が触れそうになる。口を開き、唾液線からじわじわと液がたまるのを待つ。

 

 

「…あの、もういいですよ。出しましたし、これ以上は」

 

「………」

 

 言葉では否定の意を唱えているが、けどベルは逃げるわけでも隠すこともしない。むしろ、唾をかけると言われてからその視線は今もなお、自分のものと近づいた口許の間を行ったり来たりとしている。

 

 

…して欲しいんだ。素直じゃないね、アルゴノゥトくんは

 

「……ぇ」

 

「!」

 

 亀頭の先に熱い液体がかかる。思わずそれだけで竿がビクつきそうになるが陰茎をしっかりと固定されて、今度はその上からくちゅぐちゅとまぶした唾液が竿全体に塗りたくられる。

 

「…うッ!」

 

「……ごめん」

 

……もぞ。

 

「え?」

 

「……ごめんね、アルゴノゥトくん」

 

 気が付けば、その声は下の方向からではなく右のすぐそばから聞こえていた。

 

 ベルが快感で視線を逸らすうちにティオナは右腕に抱き着くように横でぴっちりと体を寄せている。竿を優しく握り、すぐ振り向けばティオナの顔が、唇がすぐそばにある。

 

「!!………あの、なにを」

 

「……なにって、そんなの決まってるじゃん」

 

……くちゅ、ずちゅり………ぢゅる、ぢゅり

 

 

「おちんちん、気持ちよくしてあげる。アルゴノゥトくんを気持ちよくさせて、ちゃんとせーえき出してあげるんだ。」

 

唾液のからむ指で陰茎をしごく。そこから次第に敏感なカリ首と亀頭をぬるぬると卑猥な音を響かせる。

 

「……ぅッ」

 

「………あたし、知らないことばかりだよね。お姉さんなのに、アルゴノゥトくんを気持ちよくしてあげられないのって、なんか嫌だ」

 

「…いや、でも…一応もう出ましたし、後は自分で」

 

 

ぐちゅ、ずちゅり……

 

 

「!」

 

「これ、あたしがちゃんと気持ちよくしてあげたい。アルゴノゥト君のおちんちん、いっぱい気持ちよくなってほしい、から」

 

「……ッ」

 

 

 

 吐息が触れる。少し顔を伸ばせばすぐに唇が触れ合いそうな距離。けれども、それより気にかかるのは彼女の視線だった。羞恥で頬を染めながら、ティオナは真剣にベルの顔を見つめていた。

 

 

 

「…こうすれば、痛いとか、気持ちいとか、ちゃんとわかるでしょ。」

 

 

くちゅ、ぬちゅ……さわさわ……ぬち、にち

 

 

「……ぅぁ」

 

 

「見てるから、アルゴノゥトくんの気持ちいい顔、ちゃんと見てるから」

 

 

「て、ティオナ……さん」

 

 

 

「……だから、信じて。あたし、こんなんだけど………………ちゃんと、お姉ちゃんだから……ね」

 

 

 

「!!」

 

 

 

…ぬち、しこしこ、くちゅ……ぬち、ぬちゅ、ずりゅ…!

 

「!?……うぅ」

 

 指の包む向きが変わり、加減を知ったティオナの手コキがカリ裏の敏感な部位を柔らかく刺激する。

 

 先ほど出した精液と我慢汁、垂らしたティオナの唾液と混ざり摩擦が減る。ぎこちない手加減ではあるが、滑りが良くなったことで刺激が程よく、他人の手でしごかれる心地がたまらなく快感を感じられる。

 

「……うぅ、て、ティオナさん…」

 

「ん……どうしたの、もしかして痛いの?」

 

「……」

 

「……あっ」

 

 ベルの顔が下に、首をかしげてティオナの鎖骨辺りに額をくっつける。

 

「……あぁ、なるほど」

 

……がばっ

 

「……ッ!!」

 

 チューブトップを刷り下す。間近で見てなお起伏の薄い丘であるが、そのわずかなふくらみの頂点にあるぽっちに目が離せない。

 

 当然、間近で見ているティオナにはその視線の先がわかる。恥じらいながらも、その目が向けられていることに不思議と充足感を感じてしまう。

 

そして、更にその先への渇望も

 

「……いいよ」

 

「……っ」

 

 体を少し上に起こしてベルの顔の位置に胸が行くように近づく。右手が竿に触れているため少し覆いかぶさるような態勢になるが、そんなことは些細なことだ。

 

「……見てるね、乳首」

 

「……」

 

「……してあげるからさ、ここ、アルゴノゥトくんの好きにしていいよ。あんまり、食べるところ少ないけど、許してね」

 

「!!……はい」

 

 口を開く。それを確認するとティオナは少し体を倒す。胸のぽっちにベルの唇が、舌のぬめりとした質感が触れる。

 

「くぬぅ……!!」

 

「……んっ、ちぅ……んく」

 

 大きくはない。吸い心地としてはあまり良いものではないだろう。だが、ベルにとってはそれが何よりも好ましい。

 

 魅力ある女性の乳房、それを口に含み好きにする、それだけで精神は母性を求め、ベルの心理を甘く溶けやすいものに変えていく。

 

「ん、…これ、なんか変になる…!」

 

「……ッ」

 

…もっと、欲しい

 

「…んっ…しぅ…あぐっ」

 

「!!」

 

 乳首を舌で転がすだけでは飽き足らず、ベルは大口を開きティオナの乳房を乳輪ごとめいいっぱいに吸い付く。

 

「んぅ!!……あるご、んんぅうぅううッ!!!!?!?」

 

「……はむ、じゅるう……あが、ぐぅ」

 

 貧乳とはいえ、そこには確かに乳房のふくらみがある。舌でかき回し、押し込み、膨らみのすべてを堪能せんとベルはむさぼりつく。普段であれば考えられない積極さ、しかし風邪で心細い心境に二人だけの淫靡な空気、もともと母性に飢えやすい境遇であるからこそ目の前のそれに我慢が効かない。

 

 つついて舐めればティオナの甘い声が響く。緩やかに刺激する手淫は止まらず、快楽を与え、そして与えられる。

 

 次第に自分から体を寄せ、ベルはティオナの胸により顔をうずめる。

 

 

「……」

 

 一方でティオナはそんなベルを、次第に甘えて、より積極的になるベルを見ていくうちに、その心境はどこか穏やかに、そして

 

 

「…………あは」

 

……ぐちゅ、にちぬち、しっこしこ……ぐりゅりゅ、ずちゅり

 

乳房を吸われる快感のお礼と言わんばかりに、その手つきと見下ろす表情も深く淫靡なものに変わっていく。

 

 

「んんっ!」

 

「……ここ、赤い所のうらっかわ、痛いけど……でも気持ちいんだね。」

 

 

 人差し指と中指を交互に、優しく交互にしごきながらそこだけを小刻みにくすぐる。ベルの顔を伺いつつ、ティオナはその手つきをいじらしく、その表情も恥じらいではなく、どこか蠱惑的に上気に満ちた笑みを浮かべている。

 

「……しこしこ、気持ちいね。おっぱいも吸ってて……なんか」

 

「……ッ?」

 

「……なんだか、小っちゃい弟が出来たみたい。……あたしに、赤ちゃんの弟」

 

「……んっ」

 

……ちゅう、ぢゅるる………こく、こく

 

「えへへ、おっぱい吸ってる。……小さいのに、いっぱい吸ってるアルゴノゥトくん、なんだかかわいい」

 

 胸を吸われる。舌でつつかれ、今は甘噛みされている。歯の硬さが少し痛く、くすぐったい。

 

……でも、これいいな

 

 コンプレックスだった胸で、今まさに喜んでいる男の子がいる。その事実が、なんともティオナの中では誇らしい。

 

 

「……もっと、してあげるから」

 

 

……ぬち、ずちゅくちゅ、ずりゅり………くちゅ、にち

 

 

「…ッ!」

 

「…せーえき、いつでも出していいよ」

 

「……うぅ」

 

「……ねえ」

 

「……ぇ」

 

 少し体を浮かす。乳房が離れ口元から糸がツツーと繋がる。

 

 惜しげに見つめるベルのまなざしを見つめ、ティオナは優しげにそんな幼子を見つめ返す。

 

「……チュウ、しよっか」

 

「……」

 

 返事を待たず、ティオナはベルの唇を奪う。

 

「……ん、んちゅ、あむ」

 

「……ッ」

 

 隙間なく唇を合わせる。上から唾液が流れ落ちていき二本の舌が一つになった口内をかき回す。

 

「……んちゅ、あむ……れる、はむ、んく」

 

「……ぁ…うぅ……んっ」

 

 

 口移しの時とは違う。女性から責められて自分は貪られる獲物でしかない。肉竿の刺激と相まって、ベルの体内で快感が濃縮されていき、今か今かとその発散先を求めだす。

 

 

「!………ん、んむ……はぷ、んちゅ」

 

 

 キスの加減をよりハードに、ベルの快感を察してティオナの手つきはより細かく早く、捻りながら上下にしごき上げる動作はまさしく搾り取る娼婦の手つきであった。

 

……わかる。せーえき、出るの…出させたい、アルゴノゥト君の……全部

 

「んんっ!……て、ティオナさん……もう」

 

「……んん、ぷはっ……もう、出るんだね。いいよ………でも」

 

「あぁ………え?」

 

 体にまとわりついた熱が離れる。ティオナは体を起こし、先ほどのようにベルのした方向へと戻る。器用に竿の刺激は止めず、正座でベルの正面に座して今にも噴火しそうなそれを見下ろす。

 

 

「………これ、いっぱい出るんでしょ、だったらさ」

 

「………ッ!?」

 

「こぼしたら、いけないよね」

 

 吐息が触れる。

 

 高揚して、深く多い呼吸の程度が体の一番大事な部分から伝わってくる。

 

 

「!………そんな、とこにいたら………かかって」

 

「うん、知ってる。………だから………んぁ」

 

「!?」

 

 

 小さな口をいっぱいに開かれる。舌を前に突き出して、その奥の深い穴まで全部

 

 

 

「ーーーーッ!?」

 

 

 

「………こほはらいほう、れんふのんれあへうえ(溢さないよう、全部飲んであげるね)」

 

 

 

 

 舌先から垂れる唾液が亀頭にそそぐ。くちゅぐちゅと音を立てて肉竿をしごきほぐす手の動き、さらに

 

「!?」

 

「……」

 

 右手で竿全体を、左手で陰嚢を包み込むように掴み、さわさわと射精を促すように捏ね回す。

 

 

「………うぅ、ぅあぁあああぁあッ!!!!!」

 

 

 陰嚢が脈動し、急激に溜まりたまった精を尿道へと押し出す。足腰が震え、肉竿を握る手でティオナは射精の予兆を察する。

 

「………んぉ、はむ」

 

「!!??!?」

 

 

 

 

………ごぶぶ、どぷびゅるる!!!………どびゅるるぅ、どぷ、どぷぷ……びゅるぅ!!

 

 

「おぶっ!?………んぷぅ、んぐぐ………おぐ、ごく、こくこく」

 

 

 舌に触れた鈴口から溢れるドロドロの白濁、糊のように重く粘りのあるそれが口内を満たし、さらにそこから、追い討ちのように勢いある精液の奔流がティオナの口内で飽和する。

 

 

「……んぐぅ、ぶふっ……ごきゅ、んく……んく」

 

 

 頬を膨らまし、涙目になりながらもティオナは必死に精を喉奥に流し込む。生臭さと熱気が頭蓋の中までも犯しつくすようで、思考することもままならずただただ精を胃の奥へと受け入れるのみ。

 

 

「くっ!!………かはっ」

 

……出してる、ティオナさんの口に、まだ、止まらない

 

 今もなお冴えた意識で絶頂の坩堝に震え続けている。尿道を駆け抜ける射精の刺激はすさまじく、快感の電流が足のつま先からてっぺんまでを何度も往復し続ける。

 

「……ふぅぅぅ、んっ、けふっ!……ぷふぅ……んぷ」

 

「……ッ!!」

 

「……ふぅ、ひぅ……んんっ、はあぁ……ぁ」

 

「………あの、口でなんて、僕」

 

「……ふふ、んあぁ」

 

「!!」

 

 少し笑って見せたとは思いきや、ティオナはめいいっぱいに口を開く。舌の根元までその歯の並びもしっかりと見えるように、その中は大量の射精の跡などいっさい見えない、綺麗なピンク色の口内だけがベルの目には映っていた。

 

「……全部、本当に」

 

「…けふ、うん…飲んだよ。アルゴノゥト君のせーえき、いっぱい出たね。えへへ」

 

「いや、そんな気軽に…言われ、まし……」

 

「……?」

 

「……あれ」

 

つっこみで起き上って物言いをしようとした。なのに体が一切動かない。というより、もう

 

「……ッ」

 

…これ、もう……だめかも

 

 射精後の疲労、賢者タイムと言うにはあまりにもその脱力感がすさまじい。今目を数秒つぶってしまえばそれだけで意識が途絶えそうな、それほどに倦怠感と眠気に襲われている。

 

 

「……もう、無理そう、疲れちゃった?」

 

「……ごめん、なさい」

 

「うんうん、仕方ないよ。まだ、病人なんだし、それにここも」

 

「……ぁ」

 

 竿の付近が優しく何かに吹かれる。チリ紙で丁寧に、尿道に残る精液も絞り出して叮嚀に拭きとられる。

 

「……うぅ」

 

「…せーえき出して疲れちゃったみたいだよ。」

 

「……はい」

 

「うん。じゃあ、もう終わろっか。でも、その前に汗、拭かないと」

 

 横においてある濡らしタオルでまたベルの体を丁寧に拭いていく。ベルはされるがままに、腹を背中を、体中の汗をぬぐい少しでもきれいに直していく。

 

興奮で高ぶっていたせいか、拭われるたびに水のひんやりとした感触がちょうどよく、体の熱を程よく吸い出してくれる。

 

 熱が冷めるほどに、次第に疲労からの眠気は増していく。

 

「……………ナ、さん」

 

「……どうしたの、アルゴノゥトくん」

 

「…あり……う、………い……ます。」

 

「えへへ、どういいたしまして」

 

 あどけない、いつものような笑顔で彼女は返した。淫猥な行為のあとにもかかわらず、またティオナはベルの面倒をかいがいしく看ている。

 

 全身を拭き終わり、最後に竿付近の汗やら汚れを拭きとろうとした時、むず痒い様子で何度も体をよじらせていたが、それだけで祖はまた硬直を持つ様子はない。

 

「……もう、疲れたんだね」

 

「………すぅ」

 

「て、寝るの早すぎじゃん!」

 

しかし、よほど体力を使ったのかそれ以上ベルの反応はない。次第に勃起も途絶え肉竿は柔らかくしなびれて行く。

 

 

「……ッ」

 

…もう、終わりなんだ

 

 ぐにぐにと指先でしおれた肉竿に触れてみる。敏感故に反応はあるが、それだけでまた硬直を戻す気配はない。

 

「……」

 

 時計を見る。ちょうど時刻は深夜で、今からなら十分にホームに小一時間で帰宅できる頃合いだ。

 

……行かないと、ダメだよね

 

「………ッ」

 

 ベルの寝顔を見る。すでに熟睡しきっているその顔は年下の少年らしくなんともあどけない。先ほどまで露出していたあれとはまったくに正反対で、しかしそれは紛れもなく彼のものである。

 

 さっきまで自分がこの手で、そして最後は口に含んだものは、全て

 

 

 

「……ん」

 

…せーえき、まだひっかかってる

 

 

 

 喉奥に引っかかるネバついたモノ、嚥下したそれは未だしつこく残滓のように奥でへばりついていた。

 

「…せーえき、飲んじゃったんだ。…それも」

 

………アルゴノゥトくんの、すっごく濃くて、量も多くて

 

 

 飲み干し、胃に落としてなお感じる青い果実の風味、舌に絡む生々しい熱気と共に深く記憶のページに刻み込まれ、決して忘れることはない。忘れることなどできない。

 

 

「………」

 

…あたし、すごいことしちゃった

 

 ティオネですら成していない、実の姉ですらなし得なかったことを自分は達成した。

 

 いや、むしろやってしまったと言うべきか、性行為に手を出した自分をどこか俯瞰の目で見直す。改めて自分の行った所業のすさまじさに、ティオナはただ思考がまとまらずうち震えている。

 

 未知の体験への高揚感、初めての性的な営みに対する背徳感、それらの感情がごちゃ混ぜになってうまく言語かできない。

 

 

 

故に、ティオナそれが近づく音に、まったく気づくことができなかった。

 

 

 

「………」

 

 

 

コンコンッ……!

 

 

「……!?!?」

 

「ベルくん、もう寝てるのかい?………………って」

 

「………ッ!??」

 

 振り向き目が合う。ツインテールの童顔で、その体躯に不釣り合いな果実には見覚えがありすぎる。

 

「………君、えっと」

 

「………えっ、あ」

 

……へ、ヘスティア様!なんで!?

 

 

「姉妹の………えっと、ティオナ君、だよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く。




今回はここまでです。

ちょっと話の作り方に苦戦したりと、いささか時間がかかりました。もう少しさくさく進められるようにがんばります。

投票締め切りました。これ以上の変動もなさそうなので、ここで集計とします。皆さん協力ありがとうございました。
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