白いウサギは人肌に溶ける~執筆中=彼氏持ちレフィーヤ光のNTRストーリー 作:37級犬築士
自制心はどこで買えるのか
「くちゅん」
可愛らしいくしゃみが出た。自分で拭こうとするより先に、後ろから僕の顔が優しく拭われる。
今も背中で、まるでぬいぐるみを抱き締めるように僕に身を寄せる彼女、最早いつものごとくアミッドさんなんだけど、とにかく今はアミッドさんに抱き締められて身動きはできない。
「………ベル、ベル」
愛らしそうに僕の名前が繰り返えされる。抱きつく体の密着感がより増していくが、決して苦しくはならない。たぶん、良質なクッションが二つもあるからだろう。
「…可愛い、ベル」
「…………」
消灯時間を過ぎても、僕はまだ寝ないでいる。暗い部屋、静かな夜更けをただじっとこのまま、共に裸で密着しながら添い寝し、その上
「…………ッ」
「ちっち…………しこ、しこ」
その上、アミッドさんが後ろから優しく竿をしごいてくれている。
トイレのくだりからしばらく。今は緩やかな手コキと背中に感じる乳房の感触、その二つに酔いしれながらおだやかな快楽を感じているのだ。
「……んッ」
「出る、白いちっち、出るんですね…………しこしこ、くちゅくちゅ」
わざとらしく、普段の彼女であれば絶対でないであろう言葉選び、しかしそれはまさに本人の言葉で、それらは望んでの意思だ。
アミッドさんは僕を喜ばしたい、気持ちよくしたい、だからするのだ。羞恥を感じさせ、興奮を煽る言葉を、二人ともに裸でいるのも同じことだ。
……寒い、気持ちいけど、ちょっと冷える。
夜は冷える。アミッドさんの体はとてもぬくぬくだけど、やはり寒いものは寒い。アミッドさんだって唯一はいているショーツを除けばほぼ裸だ。
「…………」
思えば、僕はまだそこだけは拝んでいない。素肌も、乳房も拝んだのだ。けど、そこだけは、アミッドさんの秘部だけはまだ見たことがない。
見たいか見たくないか、当然解答は前者だ。でも、そんなのわざわざ頼むのは、さすがに
……でも
「…………ッ」
…びゅっ
「!!」
「あら、うふふ」
突然の射精、不意にまったくもって意識の範囲外の絶頂、当然理由は
「……」
……あなたのあそこを想像したら出ちゃったなんて、絶対言えない弄られる!
「少し、早いですね…………ベル?」
「…………ッ」
……なんでも、なんでもないです。ほんとに!!
「…………ま、早いも遅いも、私は構いません。ほら、ふきふきしますから、ちょっと失礼」
「……ぁ」
「ふふ、可愛い…………んッ」
陰茎を絞られ、チリ紙の中に白濁が吸い取られる。快感で震え、力が抜けている僕にこの人は何度もキスを注ぐ。首の後ろ、うなじあたり、なんとも楽し気に笑みをこぼしながら舌を這わす。射精の後、体が敏感で、責めに体は悶え吐息は湿っていく。
「早いの、気にしないでください。ちゃんと、我慢できるまで、私が調教………教育してあげます。」
「え、今なんて」
「うふふ、可愛いベル」
「ちょ、誤魔化して……ぁアッ!」
吸い付くようなキスがうなじを襲う。甘やかしながらも、こうして責めるような行為を挟むのは、まいいつもの流れだ。
今日はずっと甘々で、つい忘れそうになるけどアミッドさんは基本意地悪な人だ。僕の恥じらい、泣き顔なんかは特に大好物なのだ。
でも、だから、こうして見せるこの人の甘さには心が溶けて仕方ない。アミッドさんは意地悪だけど、それと同じくらい甘く献身的だ。
「……ぁ」
「ちんちん、綺麗になりましたね。…………白いちっち、また出さるように、ちっこちこ、亀さんのマッサージ、気持ちいいね…………ふふ」
「ふぁ………あぁ」
甘く、甘過ぎる関係、これもきっと性行為なのだろうけど、どうにもその前提が食い違いそうだ。
性行為は対等な男女の関係の先にあるもの、少なくとも僕はそう考えていた。けど、この関係はどこまでも一方的なのだ。僕からあげられるものなんてない、でも、それでもいいとこの人は甘やかすのだ。
僕も、本来なら何かを返すべきなのだろう。でも、僕にできる、この人が喜ぶことなんて
「…………」
「おや」
腕の中で寝返りをうつ。背中に触れていた乳房が今度は顔に触れる。暖かくて、彼女の体温が一番感じられる。顔を埋め、谷間の中で呼吸を繰り返す。
…これぐらいしか、ない
望むまま、彼女の施しを受ける。アミッドさんの甘やかしを求める。それが、僕にできるアミッドさんへのお返しだ。
「あん、息がくすぐったいです。この子は、もう」
両手で竿をつつむ。陰茎を擦るのではなく、先を回すように揉み、もう一つの手で陰嚢を転がす。
「…………ッ」
「出したくなったら、お好きなときに。…………全部、受け止めてあげます。」
優しく、どこまでも甘い奉仕。どちらの向きに寝ても幸せに満ちている。
快楽のさざなみに揺らされ、次第に睡魔がベルを襲う。あと少し、もう一押しで意識が暗転しそうな、その時
「…………くしゅん」
「!………こら、もう」
「ご、ごめんなさい」
急いで、そばにあるちり紙で胸を拭う。我ながら、なんと失礼なことをした。
「いえ、別にそこ待て…………んっ、強すぎです、ベル!」
「え、あっ! 僕、その……わざとじゃ」
「……っ……まったく」
軽くへきえきとした様子で、あみっどさんは僕から取り上げたチリ紙で胸のあたりを拭く。先まで続いたムードも壊れてしまった。
「別に、怒ってませんから……それより、体を冷やしたみたいですね。」
眺めるのは窓際、少し空いていて夜風がカーテンを波立たせている。いささか、裸でいすぎたのだろう、言われて初めてアミッドさんも肌の底冷えた感覚に気づいたようで、僕と同じく身を震わしている。
「ですね、このままだとクシュンッ……ぅ」
「あはは、僕たち二人とも風邪引いちゃいますね。」
風邪をひいてしまう。病院で入院しているのに風邪をひくだなんて、なんとも間抜けな話だ。
どうして裸でいたのか、その理由をたどられてしまえばもしかすると
…僕とアミッドさんの関係がバレル、そうなったら
脳裏に浮かぶのはツインテールの悪魔と小柄な小悪魔、
「……ベル」
「……」
きっと、ヘルハウンドもびっくりな地獄の炎をまとい、キラーアントもたじろぐような無慈悲さで折檻を下すのだろう。
「………ガクガクブルブルッ」
「……ベル」
確かにその可能性はあるが、少なくともこの時空にあってまず起きるはずの無いリスクにおびえ、脳内で一人パニックになっているベルをよそに、アミッドはというと
「……仕方ありませんね」
そう、短くつぶやくと、行動はすぐに始まる。ベルがそのつぶやきに振り向き何かと確認しようとするや、のどから出ようとした言葉はすぐに奥にしまわれてしまった。
「!」
わきから手を、物申す前にベルは抱えられ、言わるる態勢はお姫様抱っこだ。
「!?」
「さ、行きますよ。」
ベルを軽々と抱え、アミッドさんは僕を運びそのまま廊下に出る。互いに裸で、いったい何をしているのかと、誰かに聞かれればまず返答はできない。
というか、そもそも裸で出歩いていったい何をする気なんだこの人は
「あの、いったいどこに」
「…体を冷やしたのでしょう。あれだけ震えてましたもの、ならすることは一つです」
「え?……いやさっきのは「病院で風邪をひくなんて、医の道にかかわるものとしては見過ごせません。それに、これを気にやってみるのもいいかもしれません。」
私もそろそろこうしたかったと、付け加えるようにつぶやく。理解が追い付かないままアミッドさんの足は階段を過ぎ、地下のランドリーの集中した区画に。
「……風呂」
アミッドさんが向かう先、どこでは病院で使う訪台やシーツの洗浄、そしてもう一つ、宿泊をする以上その設備は当然あるわけで、そこに連れて行って湯につからせてくれるのだろうか。
だが
「え、あの」
ベルが指さす先、そこは自分も使う公衆浴場の扉、介抱付きで湯あみをする場所だが、なぜかそこへは行かない。
「あの、浴場は通り過ぎましたけど」
「いえ、あちらは湯を張るのは時間がかかります。騒音も目立ちますから」
廊下を行く、大きな洗濯籠や台車の合間を抜け、アミッドさんが行くのはスタッフオンリーと書かれた扉
「どうせなら、私の浴場を使いましょう」
「わたし、の?」
「ええ、私のです。」
〇
…カポーン
「……」
頭の中でそんな効果音が鳴る。そんな気がする、というかそんな場所だ。
「…これが、自分の」
あたりを見渡す。公衆浴場とは違う狭い空間、しかし人一人が使うにはなんとお贅沢な仕上がりだ。安っぽい石造りじゃない、ヒノキの板をあしらった壁と浴槽。ところどころ黒々とした焼き模様があるのは確か極東の仕様なのだ。以前命さんから聞いたような仕様があたりに見えてとれる。
「お風呂、好きなのかな?」
自分のファミリアで、まあ看板みたいな人だし、これぐらいの役得は許されてるのだろうか、などと勝手に推測をたてる。椅子に座り、とうのアミッドさん本人の帰りを待つ。
「というか、アミッドさんも」
思い出すのは数分前の発言
…うかつでした。裸でいるのに慣れて服のことを失念していました。しばらく、ついでに湯を張るまでのひと時ですから、そこでお待ちください。
「…………」
…うん、気づけなかった僕もたいがいだから、何も言えない
というわけで、することもなくただ時間がたつのを待つというか、ずっと肌と肌が触れ合っていたせいか少し寂しい。
早く来てほしい、そしてまた、あの柔肌に、唇に、乳房に
「…欲しい」
もっと、与えられるものを受け入れていたい。もっとアミッドさんを感じていたい。そんなを求めて止まないでいる自分がいる。
…早く、早く
……ガチャッ
「!!」
…来た、来た!!
はやる気持ちを抑え、静かにその入室を待つ。出てすぐの脱衣所と、そのさらに外をつなぐ扉、開かれたのはそこだ。持ってきた着替えを置き、すぐに入るはずなのだ。
「……ベル」
「!…は、はい」
はやる気持ちを抑え、さも冷静であらんと返事を返す。
「湯のほうはどうですか、もうそろそろいっぱいのはずです」
「はい、もう十分に」
違う、湯のほうはどうでもいい。それよりも
…ぼくは、アミッドさんが
ほんの短い一時、それですらベルの心を乾かすのには十分で、はやくこの渇きをみたさんと心がわめいている。
見たい、触れたい、触りたい、そんな劣情ともいえる思いを胸に、ベルは待つ。
そして、その時はついに
…がちゃ
「!」
ちぎれんばかりの勢いで後ろを振り向く。背後に立つ、何も身に着けていない裸の
「アミッドさ「おまたせしました。何ぶん、これを探すのに時間が……って、どうしました、そんな顔して」
「……」
言葉が出なかった。文句はない、臨んだ彼女はそこにいるのだ。
ただ、その装いは
「あの、アミッドさん」
「はい」
「…どうして、水着?」
次回に続く
次回はなるべく早めに、しますたぶん。
ちなみに水着はブルーでフリルのついた、ダンメモ水着で調べると早いですね。